JP7331629B2 - 移動体端末、半導体ic、及び制御方法 - Google Patents

移動体端末、半導体ic、及び制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、移動体端末、半導体IC、及び制御方法に関する。
近年、センサーネットワークにおける通信のように大量の通信機器が少量のデータを定期的に送信する通信向けの通信技術として、4G等の高速通信とは真逆の超低消費電力通信技術が種々提案されている。超低消費電力通信技術の一例としては特許文献1に開示のSigFox通信が挙げられる。
特表2015-534740号公報
SigFox通信では、データを受信してもACK等の確認応答は返信されない。このため、SigFox通信により送信されるデータが受信側で正しく受信されなかった場合でも、データの再送信は行われない。移動体端末から基地局へのデータの送信をSigFox通信で行う場合、通信が成功するか否かは、移動体端末と基地局との間の距離又は移動体端末が移動中であるか否か等、移動体端末の状況に依存する。移動体端末の状況が所定の条件を満たさない等、SigFox通信が成功しないような状況にも拘らず移動体端末から基地局へのデータの送信が行われると、移動体端末のバッテリーに充電済の電力が無駄に消費される、という問題がある。
以上の課題を解決するために、本開示の移動体端末は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信する通信モジュールを有する移動体端末において、前記移動体端末の移動速度と、前記移動体端末の所在が屋内であるか否かと、及び前記移動体端末からのデータの送信先と前記移動体端末との間の距離と、を特定する特定部と、前記移動速度が第1の閾値以下である第1の条件、または、前記所在が屋外であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である第2の条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記第1の条件または前記第2の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件および前記第2の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない通信制御部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本開示の半導体ICは、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールを制御する半導体ICにおいて、前記通信モジュールを備える通信機器の状況を特定する特定部と、前記特定部により特定される状況が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記所定の条件を満たすと前記判定部により判定されると、前記通信モジュールを用いて通信を開始する通信制御部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本開示の制御方法は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールの制御方法において、前記通信モジュールを備える通信機器の状況を特定し、特定済みの状況が所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たすと判定されると、前記通信モジュールを用いて通信を開始することを特徴とする。
本開示の一実施形態に係る移動体端末1の電気的な構成例を示すブロック図である。 SigFox通信の概略を示す図である。 SigFox通信の概略を示す図である。 移動体端末1の処理装置40がプログラムPに従って実行する制御方法の流れを示すフローチャートである。 移動体端末1の動作例を説明するための図である。 変形例(2)を説明するための図である。 変形例(4)の制御方法の流れを示すフローチャートである。 変形例(4)の条件テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。以下に述べる実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態はこれらの形態に限られるものではない。
1.実施形態
図1は、本開示の一実施形態に係る移動体端末1の電気的な構成を示すブロック図である。移動体端末1はGPS(Global Positioning System)衛星から送信される信号を受信し、受信した信号に基づいて移動体端末1の位置を特定する機能を有する。本実施形態では、GPS衛星から送信される信号に基づいて移動体端末1の位置を特定するが、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から送信される信号に基づいて移動体端末1の位置を特定してもよい。以下では、GPS衛星又はGNSS衛星から送信される信号に基づいて位置を特定することを測位と呼ぶ。
移動体端末1は、基地局との間で超低消費電力通信を行う機能を有する。より具体的には、移動体端末1は基地局との間でSigFox通信を行う機能を有する。なお、図1では、移動体端末1とSigFox通信を行う基地局の図示は省略されている。移動体端末1は、測位により特定される位置を示す位置情報をSigFox通信により基地局へ送信する処理を、例えば5分間隔等の所定の時間間隔Tで周期的に実行するように構成される。本実施形態の移動体端末1は、バッジ又はワッペンのように衣服に取り付け可能に構成される通信機器である。子供の衣服等に移動体端末1を取り付けることで、基地局側に設置されるサーバー装置に位置情報の履歴を蓄積することができ、衣服等に移動体端末1を取り付けられた子供についての位置見守りサービスを提供することが可能になる。本実施形態では、子供の衣服等に移動体端末1を取り付ける場合について説明するが、高齢者の衣服等に移動体端末1を取り付けてもよく、また、犬又は猫等のペットの首輪等に移動体端末1を取り付けてもよい。
図1は、移動体端末1の電気的な構成例を示すブロック図である。図1に示すように、移動体端末1は、第1通信装置10と、第2通信装置20と、記憶装置30と、処理装置40と、を有する。図1では詳細な図示を省略したが、移動体端末1は、第1通信装置10、第2通信装置20、記憶装置30、及び処理装置40の各々に動作電力を供給するバッテリーを有する。
図1では詳細な図示を省略したが、第1通信装置10及び第2通信装置20は、UART、SPI又はI2C等のインターフェイスを介して処理装置40に接続される。第1通信装置10は、処理装置40による制御の下、GPS衛星から送信される信号を受信し、受信した信号に基づいて測位を行う測位モジュールである。GPS衛星から送信される信号に基づく測位については既存技術を用いるようにすればよい。第1通信装置10には、GPS衛星から送信される信号を受信するアンテナ110が接続される。第1通信装置10は、測位により特定された位置を示す位置情報を、上記インターフェイスを介して処理装置40に与える。
第2通信装置20は、処理装置40による制御の下、基地局との間でSigFox通信を行う通信モジュールである。第2通信装置20には、SigFox通信によりデータを基地局へ送信する為のアンテナ210が接続される。第2通信装置20は、上記インターフェイスを介して処理装置40から与えられる位置情報をSigFox通信により基地局へ送信する。
図2及び図3は、SigFox通信の概略を示す図である。SigFox通信は、センサーネットワークにおける通信のように大量の通信機器が少量のデータを定期的に送信する通信に特化した通信である。日本においては、SigFox通信における1回の送信データ量の上限は12バイトであり、且つ1日における通信回数の上限は140回である。SigFox通信における通信方式は、100Hzの帯域幅の無線通信である。日本におけるSigFox通信では、920MHz帯が使用され、図2に示すように、200kHz幅の単位チャンネル内において、各SigFox通信機器が100Hz幅の信号をランダムに送信する。図2では、200kHz幅の単位チャンネルに含まれる多数の信号のうち、信号S1~S11が例示されている。図2における信号S6は、200kHz幅の単位チャンネルの中心周波数を有する信号である。100Hz幅という狭帯域の信号で通信を行うことでスペクトラム密度が高くなり、干渉に対する耐性が高くなる。
SigFox通信機器は、1つのデータを互いに異なる周波数の信号を用いて3回連続して送信する。図2及び図3では、移動体端末1が基地局への位置情報の送信に用いる信号がハッチングで示されている。図2及び図3に示す例では、移動体端末1は、まず、信号S4を用いて位置情報を基地局へ送信し、次いで信号S10を用いて位置情報を基地局へ送信し、次いで信号S8を用いて位置情報を基地局へ送信する。1つのデータを互いに異なる周波数の信号を用いて3回連続して送信する動作は、Time Diversity Frequency Diversityと呼ばれる。連続して3回送信されたデータの全ての受信に失敗しない限り、基地局にデータが到達する。更に、SigFox通信機器から送信されるデータは、受信可能な全ての基地局で受信される。これは、Space Diversityと呼ばれる。Space Diversityにより、何れかの基地局とSigFox通信機器との間に干渉源があり、当該基地局とSigFox通信機器との間の通信が当該干渉源によって阻害される場合であっても、他の基地局による受信で補完できる。
前述したように、SigFox通信では、基地局はデータを受信しても確認応答を返信しない。このため、データの送信元である移動体端末1はデータ送信の完了を検知できるが、基地局側でデータを正しく受信できたか否かを判断することはできない。また、SigFox通信では、通信モジュールはデータ送信に先立って基地局と信号同期を行わない。このため、基地局に到達する信号の周波数と、基地局が受信可能な信号の周波数とに大きな差があると通信ができない場合がある。従って、通信モジュールを搭載した移動体端末1が移動していると、基地局に到達する信号の周波数がドップラー効果の影響で変動し、基地局側で当該信号を受信できない場合がある。
以上がSigFox通信の概略である。
記憶装置30は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶装置30は、本開示の制御方法を処理装置40に実行させるためのプログラムPを予め記憶済である。また、記憶装置30は、移動体端末1の状況が基地局とのSigFox通信に成功する確率が高い状況であるか否かを処理装置40に判定させるための所定の条件を示す条件データDを予め記憶済である。前述したように、移動体端末1が移動している場合、移動体端末1の移動速度が速いほど、ドップラー効果の影響により、SigFox通信が成功する確率は低くなる。このため、本実施形態では、移動体端末1の移動速度に関する速度閾値を示す条件データDが記憶装置30に予め記憶済である。本実施形態では、上記速度閾値は時速30kmに設定されている。この速度閾値は本開示における第1の閾値の一例である。
処理装置40は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを含んで構成される。処理装置40は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理装置40は、記憶装置30を含んでもよく、また、処理装置40は、第1通信装置10と第2通信装置20のうちの何れか一方と一体であってもよい。処理装置40は、プログラムPを実行することにより、移動体端末1の各部の制御を行う制御中枢として機能する。プログラムPに従って作動中の処理装置40は、特定部410、判定部420、及び通信制御部430として機能する。本実施形態における特定部410、判定部420、及び通信制御部430は、処理装置40をプログラムPに従って動作させることで実現されるソフトウェアモジュールである。
特定部410は、移動体端末1の状況を特定する。本実施形態では、特定部410は、第1通信装置10から与えられる位置情報に基づいて、移動体端末1の状況として、移動体端末1の移動速度を特定する。より詳細に説明すると、特定部410は、所定の時間間隔で位置情報を第1通信装置10から取得し、連続して取得した2つの位置情報の示す位置の変動分を上記所定の時間間隔で除算して移動体端末1の移動速度を特定する。判定部420は、特定部410により特定される状況が所定の条件を満たすか否かを判定する。本実施形態では、判定部420は、特定部410により特定済みの移動速度が条件データDの示す速度閾値以下の速度であるか否かを判定する。判定部420は、特定部410により特定済みの移動速度が条件データDの示す速度閾値以下の速度である場合には所定の条件を満たすと判定し、当該移動速度が速度閾値を上回る場合には所定の条件を満たさないと判定する。通信制御部430は、所定の条件を満たすと判定部420により判定されると、第2通信装置20を用いて通信を開始する。本実施形態では、通信制御部430は、特定部410により特定済みの移動速度が速度閾値以下であると判定された場合に、第1通信装置10から与えられた位置情報を第2通信装置20に与え、当該位置情報をSigFox通信により基地局へ送信させる。
また、処理装置40は、プログラムPに従って作動することにより、本開示の特徴を顕著に示す制御方法を、所定の時間間隔Tで周期的に実行する。図4は、プログラムPに従って処理装置40が実行する制御方法の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、本実施形態における制御方法には、特定処理SA100,判定処理SA110、及び通信制御処理SA120が含まれる。
特定処理SA100では、処理装置40は特定部410として機能する。判定処理SA110では、処理装置40は、移動体端末1の状況を特定する。判定処理SA110では、処理装置40は判定部420として機能する。判定処理SA110では、処理装置40は、特定処理SA100にて特定済みの状況が所定の条件を満たすか否かを判定する。判定処理SA110の判定結果が“Yes”である場合、すなわち特定処理SA100にて特定された移動体端末1の状況が所定の条件を満たすと判定された場合には、処理装置40は、通信制御処理SA120を実行し、その後、本制御方法を終了する。これに対して、判定処理SA110の判定結果が“No”である場合、すなわち特定処理SA100にて特定された移動体端末1の状況が所定の条件を満たさないと判定された場合には、処理装置40は、通信制御処理SA120を実行することなく、特定処理SA100にて特定済みの位置情報を破棄して本制御方法を終了する。つまり、通信制御処理SA120は、移動体端末1の状況が所定の条件を満たすと判定された場合にのみ実行される。通信制御処理SA120では、処理装置40は通信制御部430として機能する。通信制御処理SA120では、処理装置40は、第2通信装置20を用いてSigFox通信を開始する。より詳細に説明すると、通信制御処理SA120では、処理装置40は、第1通信装置10により取得した位置情報を第2通信装置20に与え、基地局との間のSigFox通信を開始する。
図5は、移動体端末1の動作例を示す図である。移動体端末1の処理装置40が送信タイミングT1において実行する特定処理SA100では、速度閾値以下の移動速度が特定されたとする。この場合、判定処理SA110の判定結果は“Yes”となり、通信制御処理SA120が実行される。その結果、移動体端末1の位置を示す位置情報がSigFox通信により基地局へ送信される。これに対して、送信タイミングT1から所定の時間間隔Tだけ後の送信タイミングT2において実行される特定処理SA100では、速度閾値を上回る移動速度が特定されたとする。この場合、判定処理SA110の判定結果は“No”となり、通信制御処理SA120は実行されない。
このように、本実施形態の移動体端末1では、位置情報の送信タイミングにおいて移動体端末1の移動速度が速度閾値を上回る場合、すなわち移動体端末1の状況が所定の条件を満たさない場合には、SigFox通信は開始されない。前述したように、移動体端末1の移動速度が速度閾値を上回る場合には基地局との間のSigFox通信が失敗する可能性が高く、SigFox通信を開始しても無駄になる可能性が高い。このため、本実施形態によれば、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信する通信モジュールを有する移動体端末1が無駄な通信を行うことが回避され、移動体端末1のバッテリーに充電済の電力が無駄に消費されることを回避できる。
2.変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下の変形を適宜組み合わせてもよい。
(1)上記実施形態における第2通信装置20は、基地局との間でSigFox通信を行う通信モジュールであった。しかし、第2通信装置20は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信する通信モジュールであればよく、この無線通信規格はSigFox通信には限定されない。また、上記実施形態における移動体端末1は、バッジ又はワッペンのように衣服に取り付け可能に構成される通信機器であったが、スマートフォン、タブレット端末、又は車載通信機器等であってもよい。また、移動体端末1からの位置情報の送信先は基地局には限定されず、他の移動体端末であってもよい。
(2)上記実施形態では、判定処理SA110の判定結果が“No”である場合、特定処理SA100にて特定済みの位置情報は破棄された。このように位置情報が破棄されると、衣服に移動体端末1を取り付けられた子供等の見守り対象が辿った経路を把握できなくなる。そこで、判定処理SA110の判定結果が“No”である場合には、測位を実行した時刻を示す時刻情報と測位により得られた位置情報とを対応付けて記憶装置30に記憶させ、移動体端末1の状況が所定の条件を満たした時点で当該位置情報及び時刻情報を基地局へ送信する処理を通信制御部430に実行させてもよい。具体的には、判定処理SA110の判定結果が“No”であった送信タイミングの次の送信タイミングにおいて判定処理SA110の判定結果が“Yes”であれば、当該次の通信タイミングにおける測位結果に加えて記憶装置30に記憶済の位置情報及び時刻情報を基地局に送信する処理を通信制御部430に実行させればよい。
なお、記憶装置30に記憶させる時刻情報と位置情報の組は一組には限定されず、記憶装置30の記憶容量に応じて複数組であってよい。記憶装置30に時刻情報と位置情報との組が複数記憶されている場合には、通信制御部430には、記憶装置30に記憶済の時刻情報と位置情報との組を全て送信できると判断される場合に基地局への送信を実行させればよい。なお、時刻情報と位置情報との組を複数送信する際には、図6に示すように、複数の送信タイミングに亙って特定処理SA100を継続して実行し、複数の送信タイミングに亙って移動体端末1の移動速度の監視を常時行うようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、測位により得られた位置情報を移動体端末1から基地局へ送信した。しかし、移動体端末1から基地局へ送信するデータは、位置情報には限定されない。例えば、移動体端末1にマイクロフォン等の収音装置を設け、収音装置により収音された音を表す音データを移動体端末1から基地局へ送信してもよい。また、移動体端末1にカメラ等の撮像装置を設け、撮像装置により撮像される画像を表す画像データを移動体端末1から基地局へ送信してもよい。また、移動体端末1に温度センサーを設け、温度センサーにより計測される温度を表す温度データを移動体端末1から基地局へ送信してもよい。
また、上記実施形態では、移動体端末1の移動速度がGPS測位の測位結果に基づいて特定されたが、速度センサー又は加速度センサーを移動体端末1に設け、速度センサー又は加速度センサーの出力データに基づいて移動体端末1の移動速度が特定されてもよい。移動体端末1から基地局へ送信するデータが位置情報以外のデータであり、且つ移動体端末1の移動速度を速度センサー又は加速度センサーの出力データに基づいて特定する態様においては、移動体端末1は、第1通信装置10を有さなくてもよい。つまり、第1通信装置10は、本開示の移動体端末の必須構成要素ではなく、省略可能である。
(4)上記実施形態では、速度閾値は一種類であったが、移動速度以外の移動体端末1の状況に応じて異なる速度閾値を用いてもよい。移動速度以外の移動体端末1の状況としては、移動体端末1の所在場所が屋内であるか否か、移動体端末1と基地局との距離、又は移動体端末1の周囲にある基地局の数等が挙げられる。同じ移動速度であっても、移動体端末1の所在が屋外である場合の方が移動体端末1の所在が屋内である場合よりも通信が成功する確率が高くなる。移動体端末1の所在場所が屋内であるか否を移動体端末1の状況に含める場合の上記所定の条件の具体例としては、移動体端末1の所在が屋外であり、且つ移動速度が上記実施形態における速度閾値よりも大きい第2の閾値以下であることが考えられる。
基地局が移動体端末1の近くにある場合、基本的には、ドップラー効果に起因する周波数ずれに強くなり、移動体端末1の移動速度が上記実施形態における速度閾値を上回っていても、SigFox通信が成功する確率が高くなる。従って、移動体端末1と基地局との間の距離を移動体端末1の状況に含める場合には、移動体端末1と基地局との間の距離が長いときの速度閾値を、当該距離が短いときの速度閾値よりも小さく定めることが考えられる。また、移動体端末1と基地局との間の距離を移動体端末1の状況に含める場合には、移動体端末1と基地局との距離が第3の閾値以下であり、且つ移動速度が上記実施形態における速度閾値よりも大きい第4の閾値以下であることを所定の条件としてもよい。なお、基地局との距離又は移動体端末1の周囲にある基地局の数を移動体端末1の状況に含める場合には、移動体端末1とSigFox通信を行い得る各基地局の設置位置を示す基地局情報を記憶装置30に予め記憶させておく必要がある。
また、移動体端末1と基地局との間の距離を移動体端末1の状況に含める場合には、図4に示す制御方法に代えて図7に示す制御方法を処理装置40に実行させてもよい。図4と図7とを比較すれば明らかなように、本変形例における制御方法は、距離計算処理SA112と、判定処理SA114と、を含む点において図4の制御方法と異なる。図7に示すように、距離計算処理SA112及び判定処理SA114は、判定処理SA110の判定結果が“No”である場合に実行される処理である。距離計算処理SA112では、処理装置40は、記憶装置30に記憶されている基地局情報と第1通信装置10から取得した位置情報とに基づいて、移動体端末1に一番近い基地局と移動体端末1との間の距離を計算する。判定処理SA114では、処理装置40は、距離計算処理SA112にて算出済の距離が距離閾値以下であるか否かを判定する。
そして、処理装置40は、判定処理SA114の判定結果が“Yes”である場合には、通信制御処理SA120を実行し、判定処理SA114の判定結果が“No”である場合には、通信制御処理SA120を実行することなく、本制御方法を終了する。図7に示す制御方法によれば、移動体端末1の移動速度が第1の閾値を上回る場合であっても、移動体端末1に最も近い基地局と移動体端末1との間の距離が距離閾値以下であれば、基地局へのデータ送信が実行される。移動体端末1に最も近い基地局と移動体端末1との間の距離が距離閾値以下であれば、移動体端末1の移動速度が第1の閾値を上回っていても、基地局との通信が成功する確率が高くなるからである。なお、移動体端末1と基地局との間の距離のみを移動体端末1の状況としてもよい。具体的には、移動体端末1と基地局との間の距離があまりに遠い場合は、移動体端末1の移動速度に拘らず基地局との通信を行わないようにすることが考えられる。移動体端末1と基地局との間の距離が遠くなるほど、SigFox通信が成功する確率は低下するからである。
また、移動体端末1の周囲の基地局の数を移動体端末1の状況に含める態様においては、移動体端末1を中心とする一定の距離内の基地局の数が所定数以上であることを上記所定の条件とすればよい。具体的には、図8に示す条件テーブルを表す条件データDを記憶装置30に記憶させておき、処理装置40には、移動体端末1の状況が第1の条件を満たすか否かを判定し、第1の条件が満たされる場合にはSigFox通信を開始する一方、満たさない場合には第2の条件を満たすか否かを判定する処理を実行させればよい。なお、図8における第1の条件は、移動体端末1から500m以内の範囲に基地局が1個以上あり、且つ移動体端末1の移動速度が時速60km以下という条件である。また、図8における第2の条件は、移動体端末1から1km以内の範囲に基地局が2個以上あり、且つ移動体端末1の移動速度が時速30km以下という条件である。第2の条件が満たされる場合にはSigFox通信を開始する一方、満たさない場合には第3の条件を満たすか否かを判定する処理を処理装置40に実行させればよい。なお、図8における第3の条件は、移動体端末1から2km以内の範囲に基地局が3個以上あり、且つ移動体端末1の移動速度が時速10km以下という条件である。そして、第3の条件が満たされる場合にはSigFox通信を開始する一方、満たさない場合には第4の条件を満たすか否かを判定し、第4の条件が満たされる場合にはSigFox通信を開始する処理を処理装置40に実行させればよい。なお、図8における第4の条件は、移動体端末1から4km以内の範囲に基地局が5個以上あり、且つ移動体端末1の移動速度が時速5km以下という条件である。
(5)上記実施形態では、条件データDがプログラムPとは別個に記憶装置30に記憶されていた。しかし、条件データDはプログラムPに含まれていてもよい。また、上記実施形態では、処理装置40を特定部410、判定部420及び通信制御部430として機能させるプログラムPが記憶装置30に記憶済であったが、プログラムPを単体で製造又は配布してもよい。プログラムPの具体的な配布方法としては、フラッシュROM(Read Only Memory)等のコンピューター読み取り可能な記録媒体に上記プログラムを書き込んで配布する態様、又はインターネット等の電気通信回線経由のダウンロードにより配布する態様が考えられる。CPU等のコンピューターと第1通信装置10と第2通信装置20とを有する移動体端末に当該プログラムをインストールし、当該移動体端末のコンピューターを当該プログラムに従って作動させることで当該移動体端末を本開示の移動体端末として機能させることが可能になる。
(6)上記実施形態における特定部410、判定部420及び通信制御部430は、処理装置40をプログラムに従って作動させることで実現されるソフトウェアモジュールであった。しかし、特定部410、判定部420及び通信制御部430の一部又は全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現されてもよい。特定部410、判定部420及び通信制御部430の一部又は全部がハードウェアであっても、上記実施形態と同一の効果が奏される。
(7)上記実施形態では本開示の一実施形態の移動体端末1について説明した。しかし、図4に示す制御方法を実行する半導体IC、すなわち、特定部410と、判定部420と、通信制御部430とを備える半導体ICを単体で製造又は販売してもよい。この半導体ICを、第1通信装置10と第2通信装置20とを有する移動体端末に組み込むことで、当該移動体端末を本開示の移動体端末として機能させることが可能になる。
3.実施形態及び各変形例の少なくとも1つから把握される態様
本開示は、上述した実施形態及び変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実現することができる。例えば、本開示は、以下の態様によっても実現可能である。以下に記載した各態様中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、或いは本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上述した移動体端末の一態様は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信する通信モジュールを有する移動体端末において、以下の特定部と、判定部と、通信制御部とを備える。特定部は、前記移動体端末の状況を特定する。判定部は、前記特定部により特定される状況が所定の条件を満たすか否かを判定する。通信制御部は、前記所定の条件を満たすと前記判定部により判定されると、前記通信モジュールを用いて通信を開始する。本態様によれば、移動体端末の状況が所定の条件を満たすと判定される場合にのみ当該移動体端末に通信モジュールを用いた通信を開始させ、無駄な通信が行われることを回避できる。
上述した移動体端末の一態様として、前記移動体端末の状況には、前記移動体端末の移動速度、前記移動体端末の所在が屋内であるか否か、及び前記移動体端末からのデータの送信先と前記移動体端末との間の距離、が含まれることが好ましい。また、前記所定の条件は、前記移動体端末の移動速度、前記移動体端末の所在が屋内であるか否か、及び前記距離のうちの少なくとも一つについての条件を含む、ことが好ましい。無線通信が成功するか否かは、移動体端末の移動速度、移動体端末の所在が屋内であるか否か、及び移動体端末からのデータの送信先と移動体端末との間の距離に依存するからである。
上述した移動体端末の一態様として、前記移動速度が第1の閾値以下であることを前記所定の条件とすることが更に好ましい。本態様によれば、移動体端末の移動速度が第1の閾値以下である場合に、通信モジュールを用いた通信を当該移動体端末に行わせることができる。また、移動体端末と送信先との間の距離が長いときの第1の閾値は、移動体端末と送信先との間の距離が短いときの第1の閾値よりも小さく定められていることが好ましい。
上述した移動体端末の一態様として、前記所在が屋外であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下であることを前記所定の条件とすることが好ましい。本態様によれば、移動体端末の所在が屋外である場合には、当該移動体端末の移動速度が第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である場合に、通信モジュールを用いた通信を当該移動体端末に行わせることができる。
上述した移動体端末の一態様として、前記距離が第3の閾値以下であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第4の閾値以下であることを前記所定の条件とすることが好ましい。本態様によれば、移動体端末と送信先との距離が第3の閾値以下である場合には、移動体端末の移動速度が第1の閾値よりも大きい第4の閾値以下である場合に、通信モジュールを用いた通信を当該移動体端末に行わせることができる。
上述した移動体端末の一態様として、前記送信先は前記無線通信規格における基地局であり、前記所定の条件には前記基地局の数に関する条件が含まれることが好ましい。移動体端末から一定の距離の範囲内にある基地局が多いほど、通信モジュールを用いた通信が成功する確率が高くなるからである。
上述した移動体端末の一態様として、前記移動体端末の測位を行う測位モジュールを含み、前記特定部は、前記移動速度、前記所在、及び前記距離を、前記測位モジュールを用いた測位に基づいて特定することが好ましい。本態様によれば、測位モジュールによる測位結果に基づいて、移動体端末の移動速度、移動体端末の所在が屋外であるか屋内であるか、及び送信先と移動体端末との間の距離を特定することが可能になる。
上述した移動体端末の一態様として、記憶装置を含むことが好ましい。更に前記移動体端末からのデータの送信タイミングが予め定められており、前記送信タイミングにおいて前記所定の条件を満たさなかった場合、前記通信制御部は、前記データを前記記憶装置に記憶させ、前記所定の条件を満たした時点で、前記記憶装置に記憶させたデータを送信することが好ましい。本態様によれば、移動体端末の状況が所定の条件を満たさなかった送信タイミングにおける送信対象のデータの破棄を回避できる。
上述した半導体ICの一態様は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールを制御する半導体ICにおいて、特定部と、判定部と、通信制御部とを備える。特定部は、前記通信モジュールを備える通信機器の状況を特定する。判定部は、前記特定部により特定される状況が所定の条件を満たすか否かを判定する。通信制御部は、前記所定の条件を満たすと前記判定部により判定されると、前記通信モジュールを用いて通信を開始する。本態様によれば、通信モジュールを備える通信機器の状況が所定の条件を満たすと判定される場合に当該通信モジュールに通信を開始させ、無駄な通信が行われることを回避できる。
上述した制御方法の一態様は、データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールの制御方法において、特定処理と、判定処理と、通信制御処理とを含む。特定処理では、前記通信モジュールを備える通信機器の状況が特定される。判定処理では、特定処理にて特定済みの状況が所定の条件を満たすか否かが判定される。通信制御処理は、所定の条件を満たすと判定処理にて判定された場合に実行される。通信制御処理では、前記通信モジュールを用いた通信が開始される。本態様によっても、通信モジュールを備える通信機器の状況が所定の条件を満たすと判定される場合に当該通信モジュールが開始され、無駄な通信が行われることを回避できる。
1…移動体端末、10…第1通信装置、20…第2通信装置、30…記憶装置、40…処理装置、110…アンテナ、210…アンテナ、410…特定部、420…判定部、430…通信制御部、P…プログラム、D…条件データ。

Claims (8)

  1. データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信する通信モジュールを有する移動体端末において、
    前記移動体端末の移動速度と、前記移動体端末の所在が屋内であるか否かと、及び前記移動体端末からのデータの送信先と前記移動体端末との間の距離と、を特定する特定部と、
    前記移動速度が第1の閾値以下である第1の条件、または、前記所在が屋外であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である第2の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記第1の条件または前記第2の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件および前記第2の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない通信制御部と、を有する、移動体端末。
  2. 前記判定部は、前記距離が第3の閾値以下であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第4の閾値以下である第3の条件を満たすことを判定し、
    前記通信制御部は、前記第1の条件、前記第2の条件、または前記第3の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件、前記第2の条件および前記第3の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない請求項1に記載の移動体端末。
  3. 前記距離が長いときの前記第1の閾値が、前記距離が短いときの前記第1の閾値よりも小さく定められている、請求項1に記載の移動体端末。
  4. 前記送信先は前記無線通信規格における基地局であり、
    前記判定部は、前記移動体端末を中心とした所定の範囲内の前記基地局の数が所定の数以上である第4の条件を満たすことを判定し、
    前記通信制御部は、前記第1の条件、前記第2の条件、前記第3の条件、または前記第4の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件、前記第2の条件、前記第3の条件および前記第4の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない、請求項2に記載の移動体端末。
  5. 前記移動体端末の測位を行う測位モジュールを含み、
    前記特定部は、前記移動速度、前記所在、及び前記距離を、前記測位モジュールを用いた測位に基づいて特定する、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の移動体端末。
  6. 記憶装置を含み、
    前記移動体端末からのデータの送信タイミングが予め定められており、前記送信タイミングにおいて前記所定の条件を満たさなかった場合、前記通信制御部は、前記データを前記記憶装置に記憶させ、前記所定の条件を満たした時点で、前記記憶装置に記憶させたデータを送信する、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の移動体端末。
  7. データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールを制御する半導体ICにおいて、
    前記通信モジュールの移動速度と、前記通信モジュールの所在が屋内であるか否かと、及び前記通信モジュールからのデータの送信先と前記通信モジュールとの間の距離と、を特定する特定部と
    前記移動速度が第1の閾値以下である第1の条件、または、前記所在が屋外であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である第2の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記第1の条件または前記第2の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件および前記第2の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない通信制御部と、を有する、半導体IC。
  8. データを受信しても確認応答を返信しない無線通信規格に従って通信を行う通信モジュールの制御方法において、
    前記通信モジュールの移動速度と、前記通信モジュールの所在が屋内であるか否かと、及び前記通信モジュールからのデータの送信先と前記通信モジュールとの間の距離と、を特定し、
    前記移動速度が第1の閾値以下である第1の条件、または、前記所在が屋外であり、且つ前記移動速度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以下である第2の条件を満たすか否かを判定し、
    前記第1の条件または前記第2の条件のうち、いずれかの条件を満たす場合に、前記通信モジュールを用いて通信を開始し、前記第1の条件および前記第2の条件を満たさない場合に、前記通信モジュールを用いて通信を行わない、制御方法。
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