JP7330848B2 - 気流制御システム及び航空機 - Google Patents

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Description

本開示は、気流制御システム及び航空機に関するものである。
従来、気流制御システムとして、機体の主翼の前方側に設けた吹出口から気流を噴射し、噴射した気流を主翼の上面に沿わせて流通させ、機体の主翼の後方側に設けた吸込口から気流を吸い込み、吸い込んだ気流を吹出口へ向けて流通させて、気流を循環させることで、揚力特性の向上を図るコーフロージェットシステム(co-flow jet system)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、機体の内部にコンプレッサを設け、このコンプレッサにより吸込口から吸い込んだ気流を吹出口へ向けて圧送している。
米国特許出願公開第2011/0210211号明細書
しかしながら、特許文献1では、機体の内部にコンプレッサを設けると共に、コンプレッサと吸込口とをつなぐ配管と、及びコンプレッサと吹出口とつなぐ配管とをそれぞれ設ける必要がある。このとき、吹出口と吸込口と間の距離が長いほど、配管経路が長くなることから、気流が配管を流通することによる圧損が大きくなってしまう。このため、配管経路の増長に伴う重量増、および圧損に抗して気流を圧送するコンプレッサの吐出容量の増大に伴う重量増となることから、航空機の燃費悪化を招いてしまう。
そこで、本開示は、重量増加を抑制しつつ、揚力特性の向上を図ることができる気流制御システム及び航空機を提供することを課題とする。
本開示の気流制御システムは、航空機の上面に流れる気流を制御する気流制御システムであって、前記航空機の上面の前方側に設けられ、前記気流を吹き出す吹出口と、前記吹出口よりも前方側に設けられ、外気を吸い込む吸込口と、前記吹出口の後方側に設けられ、前方側から吸気すると共に後方側に排気するファンと、前記吸込口から前記吹出口に至る流路に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ前記外気を昇圧して前記吹出口に圧送するコンプレッサと、を備える。
本開示の航空機は、上記の気流制御システムと、前記気流制御システムを搭載した航空機本体と、を備える。
本開示によれば、重量増加を抑制しつつ、揚力特性の向上を図ることができる。
図1は、実施形態1に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図2は、実施形態2に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図3は、実施形態3に係る気流制御システムを備えた航空機の胴体を模式的に表した断面図である。 図4は、実施形態4に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図5は、実施形態5に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図6は、実施形態6に係る気流制御システムを備えた航空機の胴体を模式的に表した断面図である。 図7は、実施形態7に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図8は、実施形態8に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図9は、実施形態9に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図10は、実施形態10に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図11は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。 図12は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機のエンジンを模式的に表した図である。 図13は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
実施形態1に係る航空機1は、機体の上面に沿って気流を流通させることで、揚力特性の向上を図る気流制御システム10を備えたものとなっている。図1は、実施形態1に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
航空機1は、航空機本体5と、気流制御システム10とを備えている。航空機本体5は、ロール方向に延在して形成される胴体6と、胴体6からピッチ方向(幅方向)に延在して設けられる主翼7と、を含んでいる。気流制御システム10は、主翼7、または胴体6及び主翼7に設けられている。なお、実施形態1では、気流制御システム10を主翼7に設ける場合について説明する。
図1に示すように、主翼7は、前縁側と後縁側とを結ぶ翼幅方向(ロール方向)の中央に、ボックスビームと呼ばれる構造体8が設けられている。なお、前縁側とは、航空機1のロール方向における前方側であり、後縁側とは、航空機1のロール方向における後方側である。
気流制御システム10は、吸込口11と、吹出口12と、コンプレッサ13と、ファン14と、を備えている。
吸込口11は、主翼7の前縁側に設けられており、構造体8よりも前縁側に位置している。吸込口11は、複数の吸込孔21を有する多孔構造となっている。複数の吸込孔21は、主翼7の前縁側において上面側から下面側に亘って設けられている。複数の吸込孔21は、主翼7の前縁側の表面に形成される境界層を吸い込むことが可能となっている。
吹出口12は、主翼7の前縁側の上面に設けられており、吸込口11の後縁側に設けられると共に、構造体8よりも前縁側に位置している。吹出口12は、吹き出される気流が主翼7の上面に沿って流れるように形成されている。吹出口12は、例えば、主翼7の前縁側に形成される段差部25に形成されている。段差部25は、主翼7の上面25aと、主翼7の上面25aに対して主翼7の内側に位置する内面25bと、前縁側の上面25aと後縁側の内面25bとの間の側面25cとによって階段状に形成されている。そして、吹出口12は、側面25cに形成されている。また、吹出口12は、主翼7のピッチ方向に亘って設けられている。
コンプレッサ13は、その吸気側が、吸込口11に接続される吸気側配管26に接続され、その排気側が、吹出口12に接続される排気側配管27に接続されている。コンプレッサ13は、吸込口11から吸い込んだ外気を取り込み、取り込んだ外気を昇圧し、昇圧した外気を吹出口12へ向けて圧送する。そして、圧送された外気は、吹出口12から吹き出されて気流となる。
ファン14は、主翼7の後縁側の上面に設けられており、吹出口12の後縁側に設けられると共に、構造体8よりも後縁側に位置している。ファン14は、例えば、プロペラファンである。また、ファン14は、主翼7と、主翼7の上面に対向して設けられるカウル30との間に設けられている。カウル30は、ピッチ方向に直交する面で切った断面において、翼形状となっており、主翼7の上面との間に気流が流通するファン流路31を形成している。
この気流制御システム10は、吸込口11から外気を吸い込む。このとき、吸込口11は、主翼7の前縁側において主翼7の上面及び下面に形成される境界層を吸い込む。そして、気流制御システム10は、吸い込んだ外気を、吸気側配管26を介してコンプレッサ13に導入する。気流制御システム10は、コンプレッサ13により外気を昇圧し、昇圧した外気を、排気側配管27を介して吹出口12から気流として吹き出す。吹き出された気流は、主翼7の上面に沿って前縁側から後縁側に向かって流通することで、主翼7の揚力特性の向上が図られる。つまり、気流は、流れ方向の上流側が前縁側となり、流れ方向の下流側が後縁側となる。このとき、気流は、主翼7の構造体8に亘って流通すると共に、少なくとも一部がファン流路31に流入する。気流制御システム10は、ファン流路31に流入した気流を、ファン14において吸気する。気流制御システム10は、吸気した気流を、ファン14によりファン流路31の排気側となる下流側から外部に排出する。
以上のように、実施形態1によれば、吸込口11及び吹出口12が主翼7の前縁側に形成されていることから、吸込口11と吹出口12との間の流路、すなわち、吸気側配管26及び排気側配管27の長さを短くすることができる。このため、配管における流路抵抗を小さくすることができ、配管における圧損の増大を抑制することができる。これにより、コンプレッサ13の吐出容量の増大を抑制することができる。以上により、配管の重量増加及びコンプレッサ13の重量増加を抑制できることから、航空機1の燃費悪化を抑制することができ、また、主翼7の上面に沿って気流が流通することから、揚力特性の向上を図ることができる。
また、実施形態1によれば、吸込口11を、複数の吸込孔21からなる多孔構造とし、複数の吸込孔21を、主翼7の上面側から下面側に亘って設けることができる。このため、主翼7の前縁側に形成される境界層を、複数の吸込孔21により吸い込むことができるため、主翼7への空力抵抗を低減することができる。
[実施形態2]
次に、図2を参照して、実施形態2に係る気流制御システム50について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図2は、実施形態2に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態2の気流制御システム50は、実施形態1の多孔構造となる吸込口11に代えて、図2に示す吸込口51としている。図2の吸込口51は、主翼7の前縁側に形成される開口形状(吸込開口)となっている。ここで、主翼7のピッチ方向に直交する面で切った断面において、吸込口51が設けられない場合、主翼7の前縁側に気流が吹き当ったときの、主翼7の上面側と下面側とに気流が分岐する点を仮想澱点Pとする。このとき、実施形態2の吸込口51は、仮想澱点Pに設けられている。つまり、吸込口51は、仮想澱点を含む領域が開口部分となるように形成されている。この吸込口51は、主翼7のピッチ方向に延在して形成されている。また、吸込口51は、コンプレッサ13の吸気側に連通して形成されていることから、実施形態1の吸気側配管26を省いた構成となっている。
この気流制御システム50は、吸込口51から外気を吸い込む。このとき、吸込口51は、主翼7の前縁側における仮想澱点Pに設けられることから、主翼7の前縁側に発生する澱点を形成することなく、主翼7の前縁側に吹き当たる外気を取り込むことができる。
なお、仮想澱点Pは、航空機1の飛行中における澱点であってもよいし、航空機1の離着陸時における澱点であってもよく、特に限定されない。
以上のように、実施形態2によれば、主翼7の前縁側に澱点を発生させることがないため、主翼7に吹き当たる外気の抵抗を低減することができる。
[実施形態3]
次に、図3を参照して、実施形態3に係る気流制御システム60について説明する。なお、実施形態3でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図3は、実施形態3に係る気流制御システムを備えた航空機の胴体を模式的に表した断面図である。
実施形態3の気流制御システム60は、実施形態1の主翼7に代えて、航空機本体5の胴体6に適用したものとなっている。
実施形態3の気流制御システム60は、吸込口61と、吹出口62と、コンプレッサ63と、ファン64と、を備えている。吸込口61は、実施形態1と同様に多孔構造となっており、胴体6の前方側となる機首側に設けられ、主翼7よりも前方側に設けられている。また、吹出口62は、胴体6の前方側となる機首側に設けられており、吸込口61よりも後方側に設けられ、主翼7よりも前方側に設けられている。吹出口62は、実施形態1と同様に段差部に形成されている。コンプレッサ63は、実施形態1と同様に、吸気側が吸気側配管26に接続され、排気側が排気側配管27に接続されている。ファン64は、実施形態1と同様にプロペラファンであり、胴体6の後方側となる機尾側に設けられ、主翼7よりも後方側に設けられる。なお、実施形態3の気流制御システム60は、実施形態1の気流制御システム10を航空機本体5の胴体6に適用した構成となっているため、その他の構成については、実施形態1とほぼ同様となっている。
この気流制御システム60は、吸込口61から外気を吸い込む。このとき、吸込口61は、胴体6の前方側において胴体6の上面及び下面に形成される境界層を吸い込む。そして、気流制御システム60は、吸い込んだ外気を、吸気側配管26を介してコンプレッサ63に導入する。気流制御システム60は、コンプレッサ63により外気を昇圧し、昇圧した外気を、排気側配管27を介して吹出口62から気流として吹き出す。吹き出された気流は、胴体6の上面に沿って前縁側から後縁側に向かって流通することで、胴体6の揚力特性の向上が図られる。つまり、気流は、流れ方向の上流側が前縁側となり、流れ方向の下流側が後縁側となる。胴体6の上面に沿って流通した気流は、少なくとも一部がファン流路31に流入する。気流制御システム60は、ファン流路31に流入した気流を、ファン64において吸気する。気流制御システム60は、吸気した気流を、ファン64によりファン流路31の排気側となる下流側から外部に排出する。
以上のように、実施形態3によれば、気流制御システム60を胴体6に適用する場合であっても、配管の重量増加及びコンプレッサ13の重量増加を抑制できることから、航空機1の燃費悪化を抑制することができ、また、胴体6の上面に沿って気流が流通することから、揚力特性の向上を図ることができる。
なお、実施形態3の気流制御システム60は、実施形態1の気流制御システム10と組み合わせてよいし、実施形態2の気流制御システム50と組み合わせてよい。
[実施形態4]
次に、図4を参照して、実施形態4に係る気流制御システム70について説明する。なお、実施形態4でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図4は、実施形態4に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態4の気流制御システム70は、実施形態1のプロペラファンとなるファン14に代えて、図4に示すファン71としている。図4のファン71は、クロスフローファンである。ファン71は、主翼7の後縁側の上面に設けられており、吹出口12の後縁側に設けられると共に、構造体8よりも後縁側に位置している。ファン71は、主翼7のピッチ方向に延在して設けられており、主翼7の前縁側から気流を取り込むと共に、主翼7の後縁側へ向けて気流を排出する。また、ファン71は、主翼7の内側に設けられると共に、ファン71を覆うカバー72が設けられている。カバー72は、主翼7に対向して設けられ、主翼7との間に気流が流通するファン流路73を形成している。また、カバー72は、開閉可能となっている。カバー72は、ファン71の使用時において、主翼7の外側に展開することで、ファン流路73を形成する。一方で、カバー72は、ファン71の不使用時において、主翼7の内側に収容されることで、ファン流路73を閉塞する。このとき、カバー72の外面は、カバー72の収容時において、主翼7の外面に倣った形状となっている。
以上のように、実施形態4によれば、ファン71をクロスフローファンとし、カバー72を設けることができる。このため、ファン71の使用状況に応じて、カバー72を開閉することができることから、ファン71の用途に応じた形態に変更することができる。
[実施形態5]
次に、図5を参照して、実施形態5に係る気流制御システム80について説明する。なお、実施形態5でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から4と異なる部分について説明し、実施形態1から4と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図5は、実施形態5に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態5の気流制御システム80は、実施形態2の気流制御システム50のファン14に代えて、実施形態4のファン71を適用したものである。このため、実施形態5の気流制御システム80は、実施形態2の気流制御システム50と、実施形態4のファン71とを組み合わせた構成と同様であることから、説明を省略する。
以上のように、実施形態5によれば、実施形態2の気流制御システム50に、実施形態4のファン71を適用する場合であっても、ファン71の使用状況に応じて、カバー72を開閉することができることから、ファン71の用途に応じた形態に変更することができる。
[実施形態6]
次に、図6を参照して、実施形態6に係る気流制御システム90について説明する。なお、実施形態6でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から5と異なる部分について説明し、実施形態1から5と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図6は、実施形態6に係る気流制御システムを備えた航空機の胴体を模式的に表した断面図である。
実施形態6の気流制御システム90は、実施形態3の気流制御システム60のファン64に代えて、実施形態4のファン71を適用したものである。このため、実施形態6の気流制御システム90は、実施形態3の気流制御システム60と、実施形態4のファン71とを組み合わせた構成と同様であることから、説明を省略する。
以上のように、実施形態6によれば、実施形態3の気流制御システム60に、実施形態4のファン71を適用する場合であっても、ファン71の使用状況に応じて、カバー72を開閉することができることから、ファン71の用途に応じた形態に変更することができる。
[実施形態7]
次に、図7を参照して、実施形態7に係る気流制御システム100について説明する。なお、実施形態7でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から6と異なる部分について説明し、実施形態1から6と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図7は、実施形態7に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態7の気流制御システム100は、実施形態1の気流制御システム10のファン14に代えて、主翼7の下面に設けたファン101と、主翼7の下面と上面とを連通するバイパスダクト102と、をさらに備えたものとなっている。
ファン101は、主翼7の後縁側の下面に設けられており、構造体8よりも後縁側に位置している。ファン101は、例えば、プロペラファンである。また、ファン101は、主翼7と、主翼7の下面に対向して設けられるカウル103との間に設けられている。カウル103は、ピッチ方向に直交する面で切った断面において、翼形状となっており、主翼7の下面との間に気流が流通するファン流路104を形成している。
バイパスダクト102は、ファン101の後縁側に設けられる取込口106と、吹出口12の後縁側に設けられる吐出口107と、を接続する流路となっている。取込口106は、ファン101から排出される気流を取り込んでいる。吐出口107は、主翼7の後縁側の上面に設けられており、構造体8よりも後縁側に位置している。吐出口107は、主翼7の前縁側から後縁側に気流を吹き出すように形成されている。バイパスダクト102は、取込口106から取り込んだ気流を吐出口107へ向けて案内している。また、取込口106及び吐出口107は、開閉可能となっており、ファン101の使用時において、取込口106及び吐出口107を開放する一方で、ファン101の不使用時において、取込口106及び吐出口107を閉塞する。このため、取込口106及び吐出口107は、ファン101の使用状況に応じて開閉することが可能となっている。
この気流制御システム100は、ファン流路104に流入した外気を、ファン101において吸気する。気流制御システム100は、吸気した外気を、ファン101によりファン流路104の排気側となる下流側から外部に排出する。気流制御システム100はファン流路104から排出された外気を、取込口106から取り込む。気流制御システム10は、取り込んだ外気を、バイパスダクト102を介して吐出口107から気流として吹き出す。気流制御システム100は、吹出口12から吹き出された気流と、吐出口107から吹き出された気流を合流させる。これにより、気流制御システム100は、エジェクタ効果によって、吹出口12から吹き出された気流を、吐出口107から吹き出された気流により引き込んで、主翼7の後縁から外部に向かって排気する。
以上のように、実施形態7によれば、主翼7の上面にファン101を設けることがないため、主翼7の上面における空力干渉を少なくすることができ、主翼7の空力性能の低下を抑制することができる。
なお、実施形態7では、ファン101の後縁側における主翼7の下面に段差部を形成し、この段差部に取込口106を形成してもよい。
[実施形態8]
次に、図8を参照して、実施形態8に係る気流制御システム110について説明する。なお、実施形態8でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から7と異なる部分について説明し、実施形態1から7と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図8は、実施形態8に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態8の気流制御システム110は、実施形態2の気流制御システム50のファン14に代えて、実施形態7のファン101及びバイパスダクト102を適用したものである。このため、実施形態8の気流制御システム110は、実施形態2の気流制御システム50と、実施形態7のファン101及びバイパスダクト102とを組み合わせた構成と同様であることから、説明を省略する。
以上のように、実施形態8によれば、実施形態2の気流制御システム50に、実施形態7のファン101及びバイパスダクト102を適用する場合であっても、主翼7の上面にファン101を設けることがないため、主翼7の上面における空力干渉を少なくすることができ、主翼7の空力性能の低下を抑制することができる。
[実施形態9]
次に、図9を参照して、実施形態9に係る気流制御システム120について説明する。なお、実施形態9でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から8と異なる部分について説明し、実施形態1から8と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図9は、実施形態9に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態9の気流制御システム120は、実施形態7の気流制御システム100のファン101に代えて、実施形態4のファン71を適用したものである。このため、実施形態9の気流制御システム120は、実施形態7の気流制御システム100と、実施形態4のファン71とを組み合わせた構成と同様であることから、説明を省略する。
以上のように、実施形態9によれば、実施形態7の気流制御システム100に、実施形態4のファン71を適用する場合であっても、主翼7の上面にファン71を設けることがないため、主翼7の上面における空力干渉を少なくすることができ、主翼7の空力性能の低下を抑制することができる。
[実施形態10]
次に、図10を参照して、実施形態10に係る気流制御システム130について説明する。なお、実施形態10でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から9と異なる部分について説明し、実施形態1から9と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図10は、実施形態10に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態10の気流制御システム130は、実施形態8の気流制御システム110のファン101に代えて、実施形態4のファン71を適用したものである。このため、実施形態10の気流制御システム130は、実施形態8の気流制御システム110と、実施形態4のファン71とを組み合わせた構成と同様であることから、説明を省略する。
以上のように、実施形態10によれば、実施形態8の気流制御システム110に、実施形態4のファン71を適用する場合であっても、主翼7の上面にファン71を設けることがないため、主翼7の上面における空力干渉を少なくすることができ、主翼7の空力性能の低下を抑制することができる。
[実施形態11]
次に、図11から図13を参照して、実施形態11に係る気流制御システム140について説明する。なお、実施形態11でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から10と異なる部分について説明し、実施形態1から10と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図11は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。図12は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機のエンジンを模式的に表した図である。図13は、実施形態11に係る気流制御システムを備えた航空機の主翼を模式的に表した断面図である。
実施形態11の気流制御システム140は、航空機1に設けられる既存のジェットエンジン141を用いたシステムとなっている。
航空機1は、推力を発生させるジェットエンジン141を有している。なお、ジェットエンジン141としては、ターボファンエンジンであってもよいし、ターボシャフトエンジンであってもよく、特に限定されない。図12に示すように、ジェットエンジン141は、吸気口142と、圧縮部141aと、燃焼部141bと、排気部141cとを含んで構成されている。吸気口142は、ジェットエンジン141の前方側に形成されており、外気を取り込んでいる。つまり、吸気口142は、外気を吸い込む吸込口として機能している。圧縮部141aは、吸気口142から取り込んだ外気を昇圧し、昇圧した圧縮空気を燃焼部141bへ圧送している。燃焼部141bは、圧縮空気と燃焼とを混合して燃焼させ、燃焼した燃焼ガスを排気部141cへ排出する。排気部141cは、燃焼部141bからの燃焼ガスを排気ガスとして排出することで、推力を発生させる。ここで、排気部141cから排出される排気ガスの一部は抽気され、気流制御システム140に用いられる。つまり、ジェットエンジン141は、外気を昇圧して圧送するコンプレッサとして機能している。
図13に示すように、実施形態11の気流制御システム140は、ジェットエンジン141と、チャンバ143と、吹出口12と、ファン71と、を備えている。なお、吹出口12は、実施形態1と同様の構成となっており、また、ファン71は、実施形態4と同様の構成となっているため、説明を省略する。
チャンバ143は、主翼7に設けられ、ピッチ方向に延在して設けられている。チャンバ143は、上記したジェットエンジン141から抽気された排気ガスが、抽気配管144を介して流入する。チャンバ143は、流入した排気ガスの温度を均一化する。そして、チャンバ143は、温度が均一化された排気ガスを、排気側配管27を介して吹出口12へ供給する。
この気流制御システム140は、ジェットエンジン141の吸気口142から外気を吸い込む。気流制御システム140は、ジェットエンジン141から排気される排気ガスの一部を抽気し、抽気配管144を介してチャンバ143に導入する。気流制御システム140は、チャンバ143に流入した排気ガスを、排気側配管27を介して吹出口12から気流として吹き出す。吹き出された気流は、主翼7の上面に沿って前縁側から後縁側に向かって流通することで、主翼7の揚力特性の向上が図られる。気流制御システム140は、ファン流路73に流入した気流を、ファン71において吸気する。気流制御システム140は、吸気した気流を、ファン71によりファン流路73の排気側となる下流側から外部に排出する。
以上のように、実施形態11によれば、既存のジェットエンジン141を用いることができるため、コンプレッサを省いた構成とすることができることから、システムの簡素化を図ることができる。
各実施形態に記載の気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140及び航空機1は、例えば、以下のように把握される。
第1の態様に係る気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140は、航空機1の上面に流れる気流を制御する気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140であって、前記航空機1の上面の前方側に設けられ、前記気流を吹き出す吹出口12,62と、前記吹出口12,62よりも前方側に設けられ、外気を吸い込む吸込口11,61,142と、前記吹出口12,62の後方側に設けられ、前方側から吸気すると共に後方側に排気するファン14,64,71,101と、前記吸込口11,61,142から前記吹出口12,62に至る流路に設けられ、前記吸込口11,61,142から吸い込んだ前記外気を昇圧して前記吹出口12,62圧送するコンプレッサ13,63,141と、を備える。
この構成によれば、吸込口11,61,142と吹出口12,62との間の流路配管(吸気側配管26及び排気側配管27)を短くすることができる。このため、流路抵抗を小さくすることができ、配管における圧損の増大を抑制することができる。これにより、コンプレッサ13,63,141の吐出容量の増大を抑制することができる。以上により、配管の重量増加及びコンプレッサ13,63,141の重量増加を抑制できることから、航空機1の燃費悪化を抑制することができ、また、航空機1の上面に沿って気流が流通することから、揚力特性の向上を図ることができる。
第2の態様として、前記吸込口11は、複数の吸込孔21を有する多孔構造となっており、複数の前記吸込孔21は、前記航空機1の前方側において上面側から下面側に亘って設けられる。
この構成によれば、航空機1の前方側に形成される境界層を、複数の吸込孔21により吸い込むことができるため、航空機1への空力抵抗を低減することができる。
第3の態様として、前記吸込口61は、前記航空機1の前方側に設けられる吸込開口であり、前記吸込開口が設けられない場合における、前記航空機1の前方側での上面側及び下面側に前記気流が分岐する点を仮想Pとすると、前記吸込開口は、前記仮想澱点Pに設けられる。
この構成によれば、航空機1の前方側に澱点を発生させることがないため、航空機1への空力抵抗を低減することができる。
第4の態様として、前記ファン14,64は、プロペラファンである。
この構成によれば、汎用的なファンを用いることができる。
第5の態様として、前記ファン71は、クロスフローファンである。
この構成によれば、ファン71をクロスフローファンとし、カバー72を設けることができる。このため、ファン71の使用状況に応じて、カバー72を開閉することができることから、ファン71の用途に応じた形態に変更することができる。
第6の態様として、前記ファン101は、前記航空機1の下面側に設けられており、前記航空機1の下面に設けられ、前記ファン101の後方側に設けられる取込口106と、前記航空機1の上面に設けられ、前記吹出口12,62の後方側に設けられる吐出口107と、前記取込口106と前記吐出口107とを接続する流路であるバイパスダクト102と、をさらに備える。
この構成によれば、航空機1の上面にファン101を設けることがないため、航空機1の上面における空力干渉を少なくすることができ、航空機1の空力性能の低下を抑制することができる。
第7の態様として、前記航空機1は、推力を発生させるジェットエンジン141を有し、前記吸込口は、前記ジェットエンジン141に設けられる吸気口142であり、前記コンプレッサは、前記ジェットエンジン141であり、前記吹出口12,62は、前記ジェットエンジン141から抽気された排気の一部を、前記気流として吹き出す。
この構成によれば、既存のジェットエンジン141を用いることができるため、コンプレッサを省いた構成とすることができることから、システムの簡素化を図ることができる。
第8の態様に係る航空機1は、上記の気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140と、前記気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140を搭載した航空機本体5と、を備える。
この構成によれば、航空機本体5に、気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140を搭載することができるため、航空機本体5の重量増加を抑制しつつ、航空機本体5の揚力特性の向上を図ることができる。
第9の態様として、前記航空機本体5は、胴体6と、前記胴体6に設けられる主翼7と、を有し、前記気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140は、前記主翼7に設けられる。
この構成によれば、主翼7に気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140を搭載することができるため、主翼7の重量増加を抑制しつつ、主翼7の揚力特性の向上を図ることができる。
第10の態様として、前記航空機本体5は、胴体6と、前記胴体6に設けられる主翼7と、を有し、前記気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140は、前記胴体6に設けられる。
この構成によれば、胴体6に気流制御システム10,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140を搭載することができるため、胴体6の重量増加を抑制しつつ、胴体6の揚力特性の向上を図ることができる。
1 航空機
5 航空機本体
6 胴体
7 主翼
8 構造体
10 気流制御システム
11 吸込口
12 吹出口
13 コンプレッサ
14 ファン
21 吸込孔
25 段差部
26 吸気側配管
27 排気側配管
30 カウル
31 ファン流路
50 気流制御システム(実施形態2)
51 吸込口
P 仮想澱点
60 気流制御システム(実施形態3)
61 吸込口
62 吹出口
63 コンプレッサ
64 ファン
70 気流制御システム(実施形態4)
71 ファン
72 カバー
73 ファン流路
80 気流制御システム(実施形態5)
90 気流制御システム(実施形態6)
100 気流制御システム(実施形態7)
101 ファン
102 バイパスダクト
103 カウル
104 ファン流路
106 取込口
107 吐出口
110 気流制御システム(実施形態8)
120 気流制御システム(実施形態9)
130 気流制御システム(実施形態10)
140 気流制御システム(実施形態11)
141 ジェットエンジン
142 吸気口
143 チャンバ
144 抽気配管

Claims (8)

  1. 航空機の上面に流れる気流を制御する気流制御システムであって、
    前記航空機の上面の前方側に設けられ、前記気流を吹き出す吹出口と、
    前記吹出口よりも前方側に設けられ、外気を吸い込む吸込口と、
    前記吹出口の後方側に設けられ、前方側から吸気すると共に後方側に排気するファンと、
    前記吸込口から前記吹出口に至る流路に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ前記外気を昇圧して前記吹出口に圧送するコンプレッサと、を備え
    前記吸込口は、複数の吸込孔を有する多孔構造となっており、
    複数の前記吸込孔は、前記航空機の前方側において上面側から下面側に亘って設けられる気流制御システム。
  2. 前記ファンは、プロペラファンである請求項1に記載の気流制御システム。
  3. 前記ファンは、クロスフローファンである請求項1に記載の気流制御システム。
  4. 前記ファンは、前記航空機の下面側に設けられており、
    前記航空機の下面に設けられ、前記ファンの後方側に設けられる取込口と、
    前記航空機の上面に設けられ、前記吹出口の後方側に設けられる吐出口と、
    前記取込口と前記吐出口とを接続する流路であるバイパスダクトと、をさらに備える請求項1からのいずれか1項に記載の気流制御システム。
  5. 航空機の上面に流れる気流を制御する気流制御システムであって、
    前記航空機の上面の前方側に設けられ、前記気流を吹き出す吹出口と、
    前記吹出口よりも前方側に設けられ、外気を吸い込む吸込口と、
    前記吹出口の後方側に設けられ、前方側から吸気すると共に後方側に排気するファンと、
    前記吸込口から前記吹出口に至る流路に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ前記外気を昇圧して前記吹出口に圧送するコンプレッサと、を備え、
    前記ファンは、前記航空機の下面側に設けられており、
    前記航空機の下面に設けられ、前記ファンの後方側に設けられる取込口と、
    前記航空機の上面に設けられ、前記吹出口の後方側に設けられる吐出口と、
    前記取込口と前記吐出口とを接続する流路であるバイパスダクトと、をさらに備える気流制御システム。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の気流制御システムと、
    前記気流制御システムを搭載した航空機本体と、を備える航空機。
  7. 前記航空機本体は、胴体と、前記胴体に設けられる主翼と、を有し、
    前記気流制御システムは、前記主翼に設けられる請求項に記載の航空機。
  8. 前記航空機本体は、胴体と、前記胴体に設けられる主翼と、を有し、
    前記気流制御システムは、前記胴体に設けられる請求項に記載の航空機。
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