JP7325117B2 - 自在管継手とそれを用いた液体散布杆 - Google Patents

自在管継手とそれを用いた液体散布杆 Download PDF

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Description

この発明は、クレビス管継手とI型管継手の接続角を、接続角0°の位置から相反する向きにそれぞれ90°変化させることを可能にした管継手とそれを用いた農薬、水などの液体を散布するための液体散布杆に関する。
なお、ここでは、クレビスの基端部の内部に液体通路を設けたものをクレビス管継手、I型ジョイントの内部に液体通路を設けたものをI型管継手、その両者を液体通路が連通するように接続したものを自在管継手と言う。
I型ジョイントをクレビスにピンで結合させる継手は一般に広く知られている。しかしながらI型ジョイントとクレビスを液体通路を接続するための自在管継手となした製品は見当たらない。
本出願人は、手で持つ操作杆の先端に液体噴射口を備えた噴霧ヘッドを接続し、その噴霧ヘッドの向きを変えることで農薬や水などの噴射方向を変更可能にした液体散布杆を下記特許文献1で提案している。
その液体散布杆は、操作杆と噴霧ヘッドを特殊な形状の管継手を介して接続することで操作杆に対する噴霧ヘッドの屈曲を可能にしている。
前記管継手は、一方向に回動可能な球状部を先端に備えた第1部材と、前記球状部を密着させる凹球面を備えた第2部材と、操作竿の先端に取り付ける前記第1部材に前記噴霧ヘッドを繋ぐ連結具を組み合わせたものになっており、第1部材に対して噴霧ヘッドの向き(接続角)を30°程度変化させることが可能になっている。
また、操作杆の先端に設ける噴口であって、操作竿とのなす角度を変更できる製品が市販されている。
その製品は、操作竿の先端に90°向きを変えたパイプジョイントを軸心を支点にして回動可能に取付け設け、そのパイプジョイントの一端側の外周に噴霧ノズルを固定しており、噴霧ノズルを前記パイプジョイントと一緒に回動させることによってその噴霧ノズルの向きが変化して液体の噴射方向が変わる。
なお、上記市販品と、特許文献1に記載された液体散布杆は、どちらも、噴射パターン(直進噴射と広角噴射)の切り替えが可能であり、この点が共通している。
特開2014-131790号公報
前記特許文献1の液体散布竿は、操作杆との接続角が0°のときに噴霧ヘッドが操作杆の先端に同軸配置になってつながる。そのため、噴霧ヘッドのサイズが無駄に大きくならず、噴霧ヘッドが軽量化されて液体散布杆の操作を楽に行うことができる。
しかしながら、特許文献1の液体散布竿は、第1部材に対する噴霧ヘッドの接続角の調整範囲が40°以下と小さいことから、操作竿の先端から真横に向けて液体を噴射することができず、散布効率のさらなる向上などが図り難いものになっていた。
また、前記パイプジョイントを用いた市販品は、噴霧ノズルの向きを特許文献1の液体散布杆よりも大きく変化させることが可能と思われるが、その噴霧ノズルの前記パイプジョイントに対する固定が、操作竿の軸心からパイプジョイントの一端側に偏った位置で行われているため製品の全体サイズが大きくなる。また、噴霧ノズルが操作杆に対して直線上に揃っておらず重心がずれているため、操作杆の操作もし辛くなる。
例えば、その製品を使用して一方向に移動しながら通路を間に挟んだ左列の栽培植物と右列の栽培植物に水などを散布する場合、噴霧ノズルを左に向けた状態で操作杆を軸心を中心にして180°回転させる方法で噴霧ノズルを右に向けると右列の栽培植物に対する散布を左列の栽培植物に対する散布に切り替えることができて散布効率の向上が図れる。しかしながら、その製品は上述した通り重心がずれているため、そのような方法は操作性が悪くて採用し辛い。
この発明は、上記の現状に鑑みてなされたものであって、その目的は、サイズ増を抑えた噴霧ヘッドを操作杆の先端に同軸配置にして接続することができ、さらに、接続対象の接続角を、0°の位置から相反する向きにそれぞれ90°変化させ得る自在管継手とそれを用いた液体散布杆を実現して提供することにある。
上記の課題を解決するため、この発明においては、下記の自在管継手を提供する。
その自在管継手は、接続相手との締結部と、その締結部の先端に一体に連なって締結部の前方に突出する軸穴の付いたアイ部と、前記接続相手の内部の液体通路に前記アイ部の軸穴を連通させる液体通路を備えたI型管継手と、
内部に液体通路を備えた接続相手との連結部を有し、その連結部の後端に前記アイ部を間に受け入れる軸穴の付いた二股部が連設されたクレビス管継手と、
前記クレビス管継手の二股部の軸穴と前記I型管継手のアイ部の軸穴に通して前記二股部とその二股部の間に差し込まれた前記アイ部を連結する、一端外周に鍔を有した中空軸と、
その中空軸の前記二股部の軸穴を貫通した他端外周の雄ねじに螺合させる袋ナットと、
前記中空軸の周りにおける前記アイ部と前記二股部の突合せ界面、前記鍔と前記二股部の突合せ界面、及び前記袋ナットと前記二股部の突合せ界面の各々に介在するシール部材を具備し、
前記中空軸は、前記I型管継手の液体通路に連通する第1環状溝と前記クレビス管継手の連結部の内部の液体通路に連通する第2環状溝を外周に有し、さらに、前記第1環状溝と前記第2環状溝を連通させる孔を軸心部に、前記第1環状溝と第2環状溝の各々を前記軸心部の孔に繋ぐ貫通孔を胴部にそれぞれ有し、
前記I型管継手に対して前記クレビス管継手が同軸上で接続され、さらに、I型管継手に対してクレビス管継手が、前記中空軸を支点にして接続角0°の位置から相反する向きにそれぞれ90°回動可能であり、その回動の全範囲において前記クレビス管継手の内部の液体通路が前記I型管継手の内部の液体通路に連通するように構成されたものである。
ここで言う接続相手は、接続すべき液体通路を備えた部材である。
この自在管継手は、前記I型管継手と前記クレビス管継手との間に、前記I型管継手とクレビス管継手の前記中空軸を支点にした相対回転に一定回転角毎に抵抗を加えるデテント機構を設けたものが好ましい形態として考えられる。
この発明は、この発明の自在管継手を介して操作竿と噴霧ヘッドを同軸上で連結した液体散布杆も併せて提供する。
その液体散布杆は、内部に液体通路を、後部に前記液体通路を開閉するバルブをそれぞれ有する操作杆と、前記自在管継手と、その自在管継手のクレビス管継手に接続する噴霧ヘッドとを具備し、
前記噴霧ヘッドは、前記クレビス管継手の連結部に液密に取り付けられ、先端側が小径で先端外周が先細りのテーパ面になっていてそのテーパ面に螺旋流を作り出すねじれ溝が設けられている筒状の本体部と、その本体部の胴部外周に回転による軸方向相対移動が許容されるように螺合させるノズルホルダと、そのノズルホルダの先端側外周に螺合させるユニオンナットと、そのユニオンナットと前記ノズルホルダの先端との間に挟み込まれる状態で前記本体部の前方に配置され、中心部に噴孔を備えたノズルチップとで構成され、
前記本体部は、軸心部に液体を通す通路穴を、先端中心部に前記通路穴に通じたオリフィス孔を、先端近くに前記通路穴から外周に抜ける分岐孔をそれぞれ有し、
前記ノズルホルダの前記本体部に対する軸方向相対移動により、前記ノズルチップの内面と前記本体部の先端外周のテーパ面との間に形成される、前記分岐孔に連通した液体通路の開き状態が変化して前記ノズルチップからの液体の噴射が直射散布から広角散布に又は広角散布から直射散布に切り替わるように構成されたものである。
また、液体散布杆の別の例として、内部に液体通路を、後部に前記液体通路を開閉するバルブをそれぞれ有する操作杆と、前記自在管継手と、その自在管継手のクレビス管継手に接続する噴霧ヘッドとを具備し、
前記噴霧ヘッドは、前記クレビス管継手の連結部に液密に取り付けられ、先端部の外周に螺旋流を作り出すねじれ溝が設けられている筒状の本体部と、その本体部の胴部外周に回転による軸方向相対移動が許容されるように螺合させるノズルホルダと、そのノズルホルダの先端側外周に螺合させるユニオンナットと、そのユニオンナットの内側で前記本体部の前方に配置され、中心部に噴孔を備えたノズルチップと、そのノズルチップとともに前記ユニオンナットと前記ノズルホルダの先端との間に挟み込まれた状態で前記本体部の先端面と接離し、中心部に通し孔を備えたストッパとで構成され、
前記本体部は、軸心部に液体を通す通路穴を、先端近くに前記通路穴から外周に抜ける分岐孔をそれぞれ有し、
前記ノズルホルダの前記本体部に対する軸方向相対移動により、前記ストッパと前記本体部の先端面とが接触して前記ノズルチップからの液体の噴射が停止した状態と、前記ストッパと前記本体部の先端面とが離れ、かつ前記ノズルホルダの内周面と前記本体部のねじれ溝が設けられている部位の外周面とが接触して前記ノズルチップからの液体の噴射が広角散布となる状態と、前記ストッパと前記本体部の先端面とが離れ、かつ前記ノズルホルダと前記本体部のねじれ溝が設けられている部位とが離れて前記ノズルチップからの液体の噴射が直射散布となる状態が切り替わるように構成されたものとすることもできる。
この発明の自在管継手は、アイ部の軸穴に連通させる液体通路を接続相手との締結部に備えたI型管継手と、接続相手に対する連結部の内部に液体通路を備えたクレビス管継手を、I型管継手のアイ部の軸穴とクレビス管継手の二股部の軸穴に通される中空軸を介して連結し、その中空軸に設けた第1、第2環状溝、軸心部の孔及び前記第1、第2環状溝を軸心部の孔に繋ぐ貫通孔を介してI型管継手の内部の液体通路とクレビス管継手の内部の液体通路を連通させたので、I型管継手に対してクレビス管継手が、接続角0°の位置で同軸配置となるように連結される。
また、I型管継手の内部の液体通路とクレビス管継手の内部の液体通路は、前記中空軸の外周に設けた環状溝とつながっているので、クレビス管継手を回動させてそのクレビス管継手とI型管継手の接続角を0°の位置から90°変化させても、I型管継手の内部の液体通路とクレビス管継手の内部の液体通路の連通状態が維持される。
これにより、90°屈曲が許容される剛体の自在管継手が実現され、その自在管継手を介して操作杆の先端に噴霧ヘッドが接続された液体散布杆は、ノズルの向きを真横に向けて効率のよい液体散布を行うことができる。
また、噴霧ヘッドが操作杆の先端に同軸配置になって接続されるため、噴霧ヘッドのサイズの増加や重心のずれが回避されて先端側の重量増、重量バランスの崩れなどによる操作性の悪化が防止される。
さらに、噴霧ヘッドと操作杆が同軸配置になっているため、噴霧ヘッドを操作杆の軸心に対して90°屈曲させた状態で操作杆を軸心を中心にして180°回転させても噴霧ヘッドの変更後の向きの維持は難しくならない。
これにより、通路を一方向に移動しながらその通路を間にした左列の栽培植物と右列の栽培植物に水などを交互に散布することができ、噴霧作業の効率化が図れる。
この発明の自在管継手の一例を示す断面図である。 図1のA-A線に沿った断面図である。 図1の自在管継手の分解斜視図である。 図1の自在管継手のクレビス管継手に設けられた液体通路を示す断面図である。 この発明の液体散布杆の一例を示す斜視図である。 図5の液体散布杆の平面図である。 図5の液体散布杆に設けた自在管継手と噴霧ヘッドの断面図である(噴霧ヘッドが広角散布の噴射パターンの状態)。 図7のB-B線に沿った断面図である。 図7の自在管継手と噴霧ヘッドの分解斜視図である。 図7の自在管継手と噴霧ヘッドの構成部品の一部を図9と同じ方向から見て示す拡大斜視図である。 図7の噴霧ヘッドが直射散布の噴射パターンに切り替わった状態を示す断面図である。 図7に対応して噴霧ヘッドの変形例を示す断面図である(噴射が停止した状態)。 図12の要部の分解斜視図である。 図12のC-C線に沿った断面において噴霧ヘッドが広角散布の噴射パターンに切り替わった状態を示す断面図である。 図12のC-C線に沿った断面において噴霧ヘッドが直射散布の噴射パターンに切り替わった状態を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1~図11に基づいて説明する。図1~図4に、この発明の自在管継手の一例を示す。図示の自在管継手1は、図5以降の図に示した噴霧ヘッド52の接続に利用するものである。
この自在管継手1は、I型管継手10、クレビス管継手20と、中空軸30と、袋ナット2、及び複数個のシール部材3を組み合わせて構成されている。例示の自在管継手のI型管継手10、クレビス管継手20は、樹脂で形成されている。また、中空軸30と袋ナット2は、金属で形成されているが、この2者も樹脂で形成されていてもよい。
I型管継手10は、接続相手との締結部11(図のそれはソケット)と、その締結部11の先端に一体に連なって締結部11の前方に突出するアイ部12と、締結部11の内側の後部開口のねじ穴13をアイ部12の軸穴14に連通させる液体通路15を備えた管継手である。ここでいう接続相手は、継手を介して接続する部材の一方を指す。
ねじ穴13を有する締結部11は、雄ねじの形成された通路穴付きのプラグに置き換えることができる。
クレビス管継手20は、先端側外周に雄ねじ22を設けた連結部21と、その連結部21の一端から他端に抜ける液体通路23を備え、連結部21の後端にI型管継手10のアイ部12を間に受け入れる二股部24が連設された管継手であり、二股部24には、アイ部12の軸穴14に対応させた軸穴25が設けられている。連結部21は、ねじ孔を有するソケットであってもよい。液体通路23の入口は、図4からわかるように、二股部24の根本において軸穴25に開口している。
中空軸30は、クレビス管継手20の二股部24とI型管継手10のアイ部12を連結する軸であって、一端外周に鍔31を有する。
その中空軸30は、他端側の外周に雄ねじ32を有している。この中空軸30をクレビス管継手20の二股部24の軸穴25と二股部24の内側に差し込まれたアイ部12の軸穴14に貫通させてアイ部12と二股部24の連結がなされる。その連結によってI型管継手10とクレビス管継手20が同軸上で繋がる。
中空軸30は、I型管継手10の液体通路15に連通する第1環状溝33と、クレビス管継手20の連結部21の内部の液体通路23に連通する第2環状溝34を外周に有する。
また、第1環状溝33と第2環状溝34を連通させる孔35を軸心部に有し、さらに、第1環状溝33と第2環状溝34の各々を孔35に繋ぐ貫通孔36を胴部に有する。
例示の自在管継手1は、第1環状溝33を間に挟んだ両側に第2環状溝34を設けており、2箇所の第2環状溝34の各々が、クレビス管継手20に2つに分岐して設けられた液体通路23にそれぞれつながるようになっている。
袋ナット2は、二股部24の外側において、中空軸30の雄ねじ32に螺合させるナットであり、その袋ナット2の取り付けによって中空軸30が装着位置に保持される。
図示のシール部材3は、いずれもOリングである。そのシール部材3は、中空軸30の外周において2箇所あるアイ部12と二股部24の突合せ部に介在され、さらに、中空軸30の鍔31と二股部24の突合せ部及び袋ナット2と二股部24の突合せ部にも介在される。
アイ部12と二股部24の突合せ部に介在されるシール部材3は、アイ部12の両面に形成された円形の溝に納められ、鍔31と袋ナット2が二股部24と突合される部位に介在されるシール部材3は、鍔31の内面と、袋ナット2の開口端の鍔の内面にそれぞれ溝を設けてその溝に納められる。
なお、例示の自在管継手1は、好ましい要素として、I型管継手10とクレビス管継手20の中空軸30を支点にした相対回転に一定回転角毎に抵抗を加えるデテント機構40を備えている。
そのデテント機構40は、アイ部12の半円の先端外周に周方向に定ピッチで設けたV溝41と、クレビス管継手20の連結部21の二股部24が連設された側に設けた突起42とで構成されている。
突起42は、弾性変形可能な支持アーム43の自由端に設けられており、この突起42がV溝41に離脱可能に係合し、その係合部に働く抵抗によって、I型管継手10とクレビス管継手20が接続角の調整された位置に保持される。
I型管継手10に対するクレビス管継手20の接続角は、例示の自在管継手については、約22°単位で調整できるようにしているが、その角度に限定されるものではない。
I型管継手10とクレビス管継手20の接続角の調整は、前記係合部に働く抵抗に勝る回転力をI型管継手10とクレビス管継手20のどちらかに加えることによってなされる。
なお、デテント機構40は、好ましいものであるが必須ではない。袋ナット2の締め付けをきつくするなどの方法でも、調整された接続角の保持が可能である。
以上の通りに構成された例示の自在管継手1は、I型管継手10に対してクレビス管継手20が同軸上で接続され、さらに、I型管継手10に対してクレビス管継手20が中空軸30を支点にして接続角0°の位置から相反する向きにそれぞれ90°回動可能であり、その回動の全範囲においてクレビス管継手20の内部の液体通路23がI型管継手10の内部の液体通路15に連通する。
これにより、この自在管継手1を用いて操作杆と噴霧ヘッドを接続した液体散布杆は、噴霧ヘッドの操作杆に対する同一平面内での90°の屈曲が実現され、液体散布杆の先端側の重量増や重量バランスの崩れも防止されるものになる。
例示の自在管継手を採用した液体散布杆の一例を図5および図6に示す。図示の液体散布杆50は、内部に液体通路を、後部に前記液体通路を開閉するバルブをそれぞれ有する操作杆51と、自在管継手1と、その自在管継手1のクレビス管継手20に接続する噴霧ヘッド52を具備する。
操作杆51は、内部に液体通路(図示せず)を設けた管であって、後部に前記液体通路を開閉するバルブ53を有する。また、杆の外周に作業者が手で掴むグリップ54を有する。
噴霧ヘッド52は、図7~図9に示した本体部52a(これも一種の管)、ノズルホルダ52b、ユニオンナット52c、ノズルチップ52d、フード52e、及び外れ止め具52f(図8と図9参照)の各要素によって構成されている。ノズルチップ52dの一部を除く要素は、すべて樹脂で作られている。
本体部52aは、先端側が小径で先端外周が先細りのテーパ面になっていてそのテーパ面の周方向に180°変位した位置に螺旋流を作り出すねじれ溝Tg(図8~図10参照)を設けた筒状の部材であって、軸心部に液体を通す通路穴52gを、先端中心部に通路穴52gに通じたオリフィス孔52hを、先端近くに通路穴52gから外周に抜ける分岐孔52iを、胴部の外周にノズルホルダ52bを軸方向移動が許容されるように螺合させる雄ねじ52jをそれぞれ有する。
この本体部52aは、クレビス管継手20の連結部21に取り付けられる。その取り付けは、連結部21の外周に設けた雄ねじ22に螺合させるユニオンナット52kを用いて行われ、連結部21との間、及びノズルホルダ52bとの間は、シール部材(図のそれはOリング)52lによって液密に封止される。
ノズルホルダ52bは、先端外周と胴部の外周に雄ねじMs1、Ms2を、胴部の外周に回転操作用のつまみnを、胴部の内周に雌ねじFsをそれぞれ備えた筒状の部材であって、本体部52aの胴部外周に回転による軸方向相対移動が許容されるように螺合される。
ユニオンナット52cは、ノズルホルダ52bの先端側外周に螺合され、そのユニオンナット52cとノズルホルダ52bの先端との間にノズルチップ52dが挟み込まれる状態で保持される。
ノズルチップ52dは、中心部に噴孔ihを備えており、ユニオンナット52cとノズルホルダ52bによって保持されて本体部52aの前方にシール部材52mを介して配置される。
フード52eは、ノズルチップ52dが設置された部位とその周辺の外周を取り囲むものであってノズルホルダ52bに保持される。
外れ止め具52fは、ノズルホルダ52bの過剰回転による本体部52aからの外れを防止する部材であって、ノズルホルダ52bの胴部に設けた外部開口の穴に外部から抜き差しできるように嵌め込まれる(図9参照)。
その外れ止め具52fは、図7に示すように、本体部52aの胴部の外周に設けられた環状凹部Arに入り込む。環状凹部Arは、噴射パターンの調整範囲内において本体部52aに対するノズルホルダ52bの軸方向移動と周回を許容する溝であり、その環状凹部Arの対向2側面のどちらかに外れ止め具52fが接した位置でノズルホルダ52bの軸方向移動が停止してノズルホルダ52bは回転不可となる。
このように構成された液体散布杆50は、ノズルホルダ52bを回転させると、雄ねじ52jと雌ねじFsの螺合部に働く推力によってノズルホルダ52bが本体部52a上で軸方向に進退し、ノズルチップ52dの内面と本体部52aの先端外周のテーパ面との間に形成される液体通路Lp(図7、図8及び図11参照)の開き度合いが変化する。
液体通路Lpが図7に示すようにほぼ閉鎖されると、分岐孔52iから本体部52aの外周に流れた液体がねじれ溝Tgを通って流れて螺旋流となり、その螺旋流が、オリフィス孔52hから流出する液体と合流して噴孔ihから充円錐の霧になって噴射される(広角散布)。
また、液体通路Lpが図11に示すように大きく開かれると、その液体通路Lpを通過する液体はねじれ溝Tgのねじれの影響を受けないため螺旋流とはならず、それがオリフィス孔52hから流出する液体と合流して噴孔ihから直射散布の噴射パターンとなって噴射される。
広角散布での充円錐の霧の広がり具合は、液体通路Lpの通路断面積の増減によって変化し、ノズルホルダ52bの回転操作による調整が可能である。
図12~図15は噴霧ヘッド52の変形例を示す。この変形例は、図7~図11に示した噴霧ヘッド52のノズルチップ52dに代えて、円板状のノズルチップ52nとカップ状のストッパ52pを用いるとともに、本体部52a、ノズルホルダ52bおよびユニオンナット52cの構造を一部変更したものである。
この変形例のノズルチップ52nおよびストッパ52pは、それぞれ中心部に噴孔ihおよび通し孔52oを備えており、ユニオンナット52cの内側で軸方向に重なり合い、ユニオンナット52cとノズルホルダ52bの先端との間に挟み込まれて保持される。これにより、ノズルチップ52nは本体部52aの前方に配置され、ストッパ52pは通し孔52oの内側縁部で本体部52aの先端面と接離するようになっている。
その本体部52aの先端部は、直円筒部分の外周の中心対称位置に2つのねじれ溝Tgが設けられており、その直円筒部分の先端側に直円筒部分よりも小径の当接部Cpが設けられている。そして、そのねじれ溝Tgが設けられている部位の外周面が、ノズルホルダ52bの先端部の内周面と軸方向に摺接、接離するようになっている。
また、図7~図11に示した例に比べて、本体部52aの雄ねじ52jとノズルホルダ52bの雌ねじFsが後端側へ延長され、ノズルホルダ52bの本体部52aに対する軸方向相対移動量が大きくとれるようになっている。
この噴霧ヘッド52を採用した液体散布杆50では、図12に示すようにストッパ52pの通し孔52oの内側縁部と本体部52aの当接部Cpの先端面とが接触すると、本体部52aの分岐孔52iから外周側に流れてねじれ溝Tgに流入した液体がノズルチップ52nの噴孔ihへ至る通路が遮断されるため、ノズルチップ52nからの液体の噴射が停止する。
また、図12の状態からノズルホルダ52bが本体部52aに対して先端側へ僅かに相対移動して、図14に示すようにストッパ52pと本体部52aの当接部Cpの先端面とは離れているが、ノズルホルダ52b先端部の内周面と本体部52aのねじれ溝Tgが設けられている部位の外周面とは接触しているという状態になると、本体部52aの分岐孔52iから外周側に流れた液体が、ねじれ溝Tgを通って螺旋流となり、ストッパ52pの通し孔52oを通ってノズルチップ52nの噴孔ihから空円錐の霧になって噴射されるようになる(広角散布)。
そして、図14の状態からさらにノズルホルダ52bが本体部52aに対して先端側へ相対移動して、図15に示すようにストッパ52pと本体部52aの当接部Cpの先端面とが離れ、ノズルホルダ52b先端部が本体部52aのねじれ溝Tgが設けられている部位から離れた状態となると、本体部52aの分岐孔52iからノズルチップ52nの噴孔ihに流れていく液体は、ねじれ溝Tgのねじれの影響を受けないため、螺旋流とはならずに噴孔ihから直射散布の噴射パターンとなって噴射されるようになる。
なお、この発明の自在管継手は、液体散布杆以外の製品(液体通路を内部に有する製品)の屈曲部にも採用することができる。例えば、2本の剛体のパイプをこの発明の自在管継手を介して接続すれば、2本のパイプの接続角を必要に応じて相反する方向に90°以内の範囲で変更できる管路を構成することができる。
1 自在管継手
2 袋ナット
3 シール部材
10 I型管継手
11 締結部
12 アイ部
13 ねじ穴
14 軸穴
15 液体通路
20 クレビス管継手
21 連結部
22 雄ねじ
23 液体通路
24 二股部
25 軸穴
30 中空軸
31 鍔
32 雄ねじ
33 第1環状溝
34 第2環状溝
35 孔
36 貫通孔
40 デテント機構
41 V溝
42 突起
43 支持アーム
50 液体散布杆
51 操作杆
52 噴霧ヘッド
52a 本体部
Ar 環状凹部
52b ノズルホルダ
Ms1、Ms2 雄ねじ
n つまみ
Fs 雌ねじ
52c ユニオンナット
52d ノズルチップ
ih 噴孔
52e フード
52f 外れ止め具
52g 通路穴
52h オリフィス孔
52i 分岐孔
52j 雄ねじ
52k ユニオンナット
52l、52m シール部材
52n ノズルチップ
52o 通し孔
52p ストッパ
Cp 当接部
Lp 液体通路
Tg ねじれ溝
53 バルブ
54 グリップ

Claims (2)

  1. 内部に液体通路を、後部に前記液体通路を開閉するバルブ(53)をそれぞれ有する操作杆(51)と、自在管継手(1)と、その自在管継手(1)のクレビス管継手(20)に接続する噴霧ヘッド(52)とを具備し、
    前記自在管継手(1)は、接続相手との締結部と、その締結部の先端に一体に連なって締結部の前方に突出する軸穴(14)の付いたアイ部(12)と、前記接続相手の内部の液体通路に前記アイ部(12)の軸穴(14)を連通させる液体通路(15)を備えたI型管継手(10)と、
    内部に液体通路(23)を備えた接続相手との連結部(21)を有し、その連結部(21)の後端に前記アイ部(12)を間に受け入れる軸穴(25)の付いた二股部(24)が連設された前記クレビス管継手(20)と、
    前記クレビス管継手(20)の二股部(24)の軸穴(25)と前記I型管継手(10)のアイ部(12)の軸穴(14)に通して前記二股部(24)とその二股部(24)の間に差し込まれた前記アイ部(12)を連結する、一端外周に鍔(31)を有した中空軸(30)と、
    その中空軸(30)の前記二股部(24)の軸穴(14)を貫通した他端外周の雄ねじ(32)に螺合させる袋ナット(2)と、
    前記中空軸(30)の周りにおける前記アイ部(12)と前記二股部(24)の突合せ界面、前記鍔(31)と前記二股部(24)の突合せ界面、及び前記袋ナット(2)と前記二股部(24)の突合せ界面の各々に介在するシール部材(3)を具備し、
    前記中空軸(30)は、前記I型管継手(10)の液体通路(15)に連通する第1環状溝(33)と前記クレビス管継手(20)の連結部(21)の内部の液体通路(23)に連通する第2環状溝(34)を外周に有し、さらに、前記第1環状溝(33)と前記第2環状溝(34)を連通させる孔(35)を軸心部に、前記第1環状溝(33)と第2環状溝(34)の各々を前記軸心部の孔(35)に繋ぐ貫通孔(36)を胴部にそれぞれ有し、
    前記I型管継手(10)に対して前記クレビス管継手(20)が、前記中空軸(30)の軸心を支点にして、その支点を通る前記I型管継手(10)の軸心と前記クレビス管継手(20)の軸心とのなす角度である接続角が0°の位置から相反する向きにそれぞれ90°回動可能であり、その回動の全範囲において前記クレビス管継手(20)の内部の液体通路(23)が前記I型管継手(10)の内部の液体通路(15)に連通するように構成されたものであり、
    前記噴霧ヘッド(52)は、前記クレビス管継手(20)の連結部(21)に液密に取り付けられ、先端部の外周に螺旋流を作り出すねじれ溝(Tg)が設けられている筒状の本体部(52a)と、その本体部(52a)の胴部外周に回転による軸方向相対移動が許容されるように螺合させるノズルホルダ(52b)と、そのノズルホルダ(52b)の先端側外周に螺合させるユニオンナット(52c)と、そのユニオンナット(52c)の内側で前記本体部(52a)の前方に配置され、中心部に噴孔(ih)を備えたノズルチップ(52n)と、そのノズルチップ(52n)とともに前記ユニオンナット(52c)と前記ノズルホルダ(52b)の先端との間に挟み込まれた状態で前記本体部(52a)の先端面と接離し、中心部に通し孔(52o)を備えたストッパ(52p)とで構成され、
    前記本体部(52a)は、軸心部に液体を通す通路穴(52g)を、先端近くに前記通路穴(52g)から外周に抜ける分岐孔(52i)をそれぞれ有し、
    前記ノズルホルダ(52b)の前記本体部(52a)に対する軸方向相対移動により、前記ストッパ(52p)と前記本体部(52a)の先端面とが接触して前記ノズルチップ(52n)からの液体の噴射が停止した状態と、前記ストッパ(52p)と前記本体部(52a)の先端面とが離れ、かつ前記ノズルホルダ(52b)の内周面と前記本体部(52a)のねじれ溝(Tg)が設けられている部位の外周面とが接触して前記ノズルチップ(52n)からの液体の噴射が広角散布となる状態と、前記ストッパ(52p)と前記本体部(52a)の先端面とが離れ、かつ前記ノズルホルダ(52b)と前記本体部(52a)のねじれ溝(Tg)が設けられている部位とが離れて前記ノズルチップ(52n)からの液体の噴射が直射散布となる状態が切り替わるように構成された液体散布杆。
  2. 前記自在管継手(1)は、前記I型管継手(10)と前記クレビス管継手(20)との間に、前記I型管継手(10)とクレビス管継手(20)の前記中空軸(30)を支点にした相対回転に一定回転角毎に抵抗を加えるデテント機構(40)を有するものである請求項1に記載の液体散布杆
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