JP7322448B2 - 文書情報評価装置、文書情報評価方法、プログラム - Google Patents

文書情報評価装置、文書情報評価方法、プログラム Download PDF

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本発明は、文書情報評価装置、文書情報評価方法、プログラムに関する。
コンピュータシステムや情報処理装置の仕様を定めた設計書や、その他の文書情報である説明書、運用手順書、契約書などの文書情報は、それら文書情報の作成に慣れた確認者によって修正の必要の有無がチェックされる場合が多い。特許文献1には、このような文書情報について複数の者によるレビューが終了したか否かを判定する技術が開示されている。
特開2006-171993号公報
確認者による文書情報の内容の確認後に、修正が収束したか否かを判定するためには、文書情報に含まれる文章の誤記の指摘箇所や、文章の意味が不適切な箇所の指摘箇所だけでなく、その文書情報に適した本質的な文書構成の重要な欠陥が減少したか否かを判定する必要がある。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する文書情報評価装置、文書情報評価方法、プログラムを提供することを目的としている。
発明の第1の態様によれば、文書情報評価装置は、文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出するレビュー結果解析部と、前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出する指摘個数密度算出部と、前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定する評価部と、を備えることを特徴とする。
発明の第2の態様によれば、文書情報評価方法は、文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出し、前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出し、前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定することを特徴とする。
発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出するレビュー結果解析手段、前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出する指摘個数密度算出手段、前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定する評価手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、確認者による文書情報の内容の指摘が収束したかの判定と、文書情報の本質的な文書構成の重要な欠陥が減少したか否かの判定を行うことができる。
本発明の一実施形態による文書情報評価装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による文書情報の概要を示す図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置の処理フローを示す第一の図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置の処理フローを示す第一の図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置の最小構成を示す図である。 本発明の一実施形態による文書情報評価装置の最小構成に対応するフローチャートを示す図である。
以下、本発明の一実施形態による文書情報評価装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による文書情報評価装置を備えた文書情報評価システムの構成を示す図である。
図1で示すように文書情報評価システム100は、一例としては、文書情報評価装置1、作成者端末2、確認者端末3を含んで構成される。
作成者端末2は文書情報の作成者の利用する端末である。
確認者端末3は文書情報の内容が適切かをチェックする確認者の利用する端末である。
作成者端末2と確認者端末3は、通信ネットワークを介して文書情報評価装置1に通信接続されている。
図2は文書情報評価装置のハードウェア構成を示す図である。
この図が示すように文書情報評価装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、データベース104、通信モジュール105等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。
図3は文書情報評価装置の機能ブロック図である。
文書情報評価装置1は文書情報評価プログラムを実行することにより、文書情報解析部11、レビュー結果解析部12、指摘個数密度算出部13、評価部14の各機能を発揮する。
文書情報解析部11は、作成者端末2から取得した文書情報を解析して文書情報の文書構成と、当該文書情報における本質的な文書構成の重要な意味を示す本質的箇所を特定する。本質的箇所は、一例としては見出しを示す文章や、修正の指摘において長い文字列が含まれる箇所等である。文書構成は、文章の章や節であるとする。
レビュー結果解析部12は、文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、文書情報において修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、文書情報における修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出する。
指摘個数密度算出部13は、レビュー結果のうち本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている本質的指摘箇所の数を、所要時間を合計した総所要時間で除することにより文書情報の本質的指摘個数密度を算出する。
評価部14は、文書情報の過去のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度と、文書情報の新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の本質的指摘箇所の減少の収束を判定する。
なお、評価部14は、過去のレビュー結果のうち前々回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度からのレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度を減じた値を、前々回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度で除することにより前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度の第一の減少率を算出する。また評価部14は、過去のレビュー結果のうち前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度から新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度を減じた値を、前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度で除することにより新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度の第二の減少率を算出する。そして評価部14は、第一の減少率よりも第二の減少率の値が小さく、かつ新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度が所定の閾値以下の場合に、文書情報において本質的指摘箇所の減少の収束が得られたと判定する。
図4は文書情報の概要を示す図である。
本実施形態による文書情報評価装置1は図4(A)で示すような文書情報のデータを作成者端末2から受信して記憶する。文書情報には節、章、項などの文書構成の単位に対応する見出し41,42の情報を持つ。また文書情報には節、章、項などの文書構成に含まれる文章の情報43,44を持つ。文章情報はそれ以外の情報が含まれるようにしてよい。当該文書情報は、確認者による確認者端末3の操作に基づいて、文書情報評価装置1が確認者端末3へ送信する。例えば文書情報評価装置1はウェブサーバの機能を有しており、確認者端末3からのアクセスに基づいて、文書情報をダウンロードできるウェブページを当該確認者端末3に送信する。また一例としては、確認者は確認者端末3に表示されたウェブページにおける所定のアイコンをクリックすることにより文書情報を確認者端末3にダウンロードすることができる。一つの文書情報を確認する確認者は複数存在するものとし、文書情報評価装置1は、それら確認者が確認者端末3を用いて文書情報に書き加えたレビュー結果情報を各確認者の利用する確認者端末3それぞれか受信して記憶する。レビュー結果情報には、図4(B)で示すように見出しを修正指摘箇所b1とする情報や、複数行の文章を修正指摘箇所b2とする情報を持つ。またレビュー結果情報は、確認者がレビュー結果情報の作成に要したレビュー所要時間の情報を持つ。当該レビュー所要時間は、一例としては、確認者端末3または文書情報評価装置1が、レビュー結果情報の作成日時と、最終更新日時との差を算出して、その差を、レビュー所要時間としてレビュー結果情報に格納する。
図5は文書情報評価装置の第一の処理フローを示す図である。
次に文書情報評価装置1の処理フローについて説明する。文書情報評価装置1には既に、作成者端末2から送信された文書情報を記憶し、またその文書情報について確認者端末3から送信されたレビュー結果情報を記憶しているものとする。
まずデータベース104には文書情報と文書IDとが紐づいて登録されている。またデータベース104には文書IDと、その文書IDが示す文書情報については複数のレビュー結果情報が登録されている。文書情報評価装置1の文書情報解析部11は、1つの文書情報をデータベース104から読み取る(ステップS101)。文書情報解析部11は文書情報を解析して、章および節のタイトルの位置を特定する(ステップS102)。例えば文書情報解析部11は、文書情報中のタイトルを示す文章の文字情報を取得し、この文字情報に「見出し」を示す識別子が含まれている場合には、その文章の位置をタイトルの位置と特定する。また文書情報解析部11は、文書情報中の2つのタイトルに挟まれる文書位置の文章情報を、その2つのタイトルのうち文書の先に位置するタイトルに関する文書構成単位を示す文章情報と特定する(ステップS103)。文書情報解析部11は文書情報の解析結果であるタイトル位置と、当該タイトルに関する文章構成単位の文章情報を示す識別子とを含む文書情報解析結果の情報をデータベース104に当該文章情報の文書IDに紐づけて記録する(ステップS104)。文書情報解析部11は複数の文書情報について同様の解析を行う。
図5は文書情報評価装置の第二の処理フローを示す図である。
レビュー結果解析部12は、文書情報解析結果の情報がデータベース104に記録されている場合、その文書情報解析結果に紐づく文書IDを特定し、当該文書IDに紐づいているレビュー結果情報の登録が完了したか否かを示す登録完了フラグを取得する(ステップS201)。登録完了フラグが、完了していることを示す場合、当該文書情報の内容を確認する複数の確認者の全員によってレビュー結果が登録されていることを示す。レビュー結果解析部12は、登録完了フラグに基づいて、文書IDに紐づくレビュー結果情報の登録が完了しているか否かを判定する(ステップS202)。レビュー結果解析部12は、文書IDに紐づくレビュー結果情報の登録が完了しているか否かを示すフラグが、完了していることを示す場合、当該文書IDが示す文書情報に関するレビュー結果の解析処理を開始する(ステップS203)。レビュー結果解析部12は、他の処理によりレビュー結果の解析処理を開始すると検知してよい。
レビュー結果解析部12は、レビュー結果の解析処理を行う対象の文書情報の文書IDを特定し、その文書IDに紐づいてデータベース104に登録されている全てのレビュー結果情報を取得する(ステップS204)。レビュー結果解析部12は、各レビュー結果情報に含まれるレビュー所要時間を合計し、レビュー所要総時間を算出する(ステップS205)。レビュー結果解析部12は、取得した各レビュー結果情報に含まれる修正指摘箇所を特定する(ステップS206)。またレビュー結果解析部12は、各レビュー結果情報のうちのいずれか複数において共通する共通修正指摘箇所と、各レビュー結果情報のうちのあるレビュー結果情報において個別に存在する個別修正指摘箇所を特定する。そして、レビュー結果解析部12は特定した共通修正指摘箇所や個別修正指摘箇所がタイトルを示すかを判定する(ステップS207)。またレビュー結果解析部12は特定した共通修正指摘箇所や個別修正指摘箇所がタイトルでない場合、それら共通修正指摘箇所や個別修正指摘箇所が示す文章の文字数を算出する(ステップS208)。以下、共通修正指摘箇所と個別修正指摘箇所とを総称して、共通・個別修正指摘箇所と呼ぶこととする。
レビュー結果解析部12はタイトルを示す共通・個別修正指摘箇所と、文章の文字数が所定の閾値以上の文字数の共通・個別修正指摘箇所の数(本質的指摘箇所の出現数)を算出する(ステップS209)。なお、タイトルや文字数が閾値以上の文字数の共通・個別修正指摘箇所は、文章情報に含まれる文章のうち重要度の高い主要で本質的な指摘箇所の一例である。またタイトルを示す共通・個別修正指摘箇所と、文章の文字数が所定の閾値以上の文字数の共通・個別修正指摘箇所の数は、本質的指摘箇所の出現度合を示す。つまり、このレビュー結果解析部12の処理は、各レビュー結果情報それぞれに基づいて、文書情報における共通・個別修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出する処理の一態様である。レビュー結果解析部12は、文書IDと、レビュー結果情報と、その解析結果であるレビュー所要総時間、本質的指摘箇所の出現数と、レビュー回数とを紐づけたレビュー解析結果情報をデータベース104に記録する(ステップS210)。なおレビュー結果解析部12は共通修正指摘箇所と個別修正指摘箇所とを区別せずに、各レビュー結果情報の全てに含まれるタイトルを示す修正指摘箇所と、文章の文字数が所定の閾値以上の文字数の修正指摘箇所の数を算出して、その修正指摘箇所の数を本質的指摘箇所の出現数として含むレビュー解析結果情報をデータベース104に記録してもよい。
なお一つの文書情報は複数の確認者によって複数回のレビューが行われる。従って文書情報評価装置1は過去のレビュー回数において各確認者によって作成されたレビュー結果情報やその解析結果情報を記憶している場合がある。レビュー結果解析部12は、当該文書情報について前回のレビュー結果の解析を行っている場合には、そのレビュー回数に1を加えて、文書IDと、レビュー結果情報と、その解析結果であるレビュー所要総時間、本質的指摘箇所の出現数と、文書IDが示す解析対象の文書情報のレビュー回数とを紐づけてデータベース104に記録される。文書情報評価装置1は、複数の確認者によるレビュー結果により文書情報の作成者が行った次の版の文書情報についても同様に、各確認者端末3からレビュー結果情報を受信して記録して、上述の処理を繰り返す。レビュー結果解析部12はある文書情報の版についてのレビュー結果情報の解析処理が終了すると、指摘個数密度算出部13に処理の開始を指示する。当該処理の開始の指示には解析対象の文書情報の文書IDが含まれるとする。
指摘個数密度算出部13は、取得した文書IDに紐づくレビュー回数が3以上であるかを判定する(ステップS211)。指摘個数密度算出部13は、レビュー回数が3以上である場合には、処理を進める。指摘個数密度算出部13は、レビュー回数が3以上である場合には、処理を中止し、次の文書IDについてステップS201からの処理を繰り返す。指摘個数密度算出部13は、レビュー回数が3以上である場合、取得した文書IDに紐づくレビュー回数のうち、最も数の多いレビュー回数(n)に紐づいてデータベース104に記録されているレビュー解析結果情報Nと、1つ前に行われたレビュー結果が示すレビュー回数(n-1)に紐づいてデータベース104に記録されているレビュー解析結果情報N1と、2つ前に行われたレビュー結果が示すレビュー回数(n-2)に紐づいてデータベース104に記録されているレビュー解析結果情報N2と、を取得する(ステップS212)。
指摘個数密度算出部13は、レビュー解析結果情報Nに含まれるレビュー所要総時間と本質的指摘箇所の出現数とを取得する。指摘個数密度算出部は、取得した本質的指摘箇所の出現数をレビュー所要総時間で除することにより、文書情報のレビュー解析結果情報Nについての本質的指摘個数密度Mを算出する(ステップS213)。指摘個数密度算出部は、同様に、指摘個数密度算出部13は、文書情報のレビュー解析結果情報N1についての本質的指摘個数密度M1を算出する(ステップS214)。また同様に、指摘個数密度算出部13は、レビュー解析結果情報N2についての本質的指摘個数密度M2を算出する(ステップS215)。なお本質的指摘個数密度M1、本質的指摘個数密度M2が過去の処理において算出されている場合には、それらをデータベース104等の記憶部から取得すればよい。指摘個数密度算出部13は、本質的指摘個数密度M、本質的指摘個数密度M1、本質的指摘個数密度M2を評価部14に出力する。
評価部14は、本質的指摘個数密度M2から本質的指摘個数密度M1を減じた値を、本質的指摘個数密度M2で除することにより、前回レビューにおける本質的指摘個数密度M1の減少率D1(第一の減少率)を算出する(ステップS216)。また評価部14は、本質的指摘個数密度M1から本質的指摘個数密度Mを減じた値を、本質的指摘個数密度M1で除することにより、今回レビューにおける本質的指摘個数密度Mの減少率D(第二の減少率)を算出する(ステップS217)。
そして評価部14は、減少率Dの値が減少率D1の値以上であるかを判定する(ステップS218)。評価部14は、減少率Dの値が減少率D1の値以上である場合、今回のレビュー結果による各確認者による指摘が収束していないことを示す評価結果を生成する(ステップS219)。評価部14は、減少率Dの値が減少率D1の値未満である場合、減少率Dが閾値未満であるかを判定する(ステップS220)。当該閾値は確認者による指摘が収束したことを判定するための閾値である。評価部14は、減少率Dの値が減少率D1の値未満である場合、今回のレビュー結果による各確認者による指摘が収束したことを示す評価結果を生成する(ステップS221)。この評価部の処理は、減少率D1(第一の減少率)よりも減少率D(第二の減少率)の値が小さく、かつ新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度Mが所定の閾値以下の場合に、文書情報において本質的指摘箇所の減少の収束が得られたと判定する処理を示す。評価部14は、評価結果の情報を所定の出力先に出力する(ステップS222)。出力先は、例えば文書情報を作成した作成者の利用する作成者端末2、その文書情報を確認した確認者の利用する確認者端末3、文書情報評価装置1のデータベース104、モニタ、他の通信接続されたサーバなどである。
設計書などの文書情報は一例としては開発者が作成する。それら文書情報の内容の品質を高めるために開発者以外の有識者等の確認者によるレビューを実施する必要がある。このような場合、設計書の文章に問題がある場合、レビューにおける指摘が誤字や脱字、助詞の使い方の誤りなど文章の質の問題の指摘に偏ることがある。このような場合、本来指摘すべき設計書などの文書情報の論理的な構造に関する抜けや間違いなどの問題や、システム開発における前工程の設計書と比較した際の抜けや漏れなどの観点での重要な欠陥を見落としている可能性がある。また設計書のレビューを確認者が複数回実施する場合、レビュー指摘数の収束状況により、これ以上レビューを実施しないでよいかを判断する。しかし、レビューにおける確認者の指摘には上述したように、文章の質の問題と重要な欠陥の両方が含まれている。このため、レビューの指摘数の収束状況のみで更なるレビューの実施可否を判断すると、レビューで摘出すべき重要な欠陥を見落としてしまう可能性がある。
ここでレビューにおいて誤字や脱字や助詞の使い方の誤りを指摘する場合、レビューの指摘箇所の長さは当該文節およびその前後の文節に限定される。このため、レビューにおける指摘箇所の文字数が小さくなる傾向がある。従って、本実施形態による文書情報評価装置1が、まず、指摘箇所が章または節のタイトルの場合、重要な欠陥(前工程の設計書と比較した際の抜け・漏れ)と判定している。そして次に文書情報評価装置1は、指摘箇所の文字数が特定のしきい値以上の文字数の場合や、重要な欠陥(設計書などの文書情報の論理的な構造の問題)があるかを判定する。また文書情報評価装置1は、指摘箇所の文字数がしきい値未満の文字数の場合、重要な欠陥ではない(誤字・脱字または助詞の使い方の誤り)と判定する。そして文書情報評価装置1は、重要な欠陥に相当するレビュー指摘(本質的指摘箇所)が収束した時点で、レビュー完了となる品質に達したと評価する。
文書情報の作成者以外の確認者が、文書情報のレビューを実施した際に、レビューの指摘が収束したかを判定するためには複数の確認者による複数のレビューにおける指摘を一つ一つ確認し、問題のある箇所があるかどうかを判定しなければならず、文書情報の作成者の確認の作業工数が増大するという問題があった。上述の処理によれば、文書情報評価装置1が本質的指摘箇所の数が収束したかを判定するので、文書情報の作成者の労力を軽減することができる。また文書情報に適した本質的な文書構成の重要な欠陥が減少したか否かを判定することができる。
図7は文書情報評価装置の最小構成を示す図である。
図8は文書情報評価装置の最小構成に対応するフローチャートを示す図である。
文書情報評価装置1は、少なくとも、レビュー結果解析部12、指摘個数密度算出部13、評価部14の機能を発揮する。
レビュー結果解析部12は、文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、文書情報において修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、文書情報における修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出する(ステップS301)。
指摘個数密度算出部13は、レビュー結果のうち本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている本質的指摘箇所の数を、所要時間を合計した総所要時間で除することにより文書情報の本質的指摘個数密度を算出する(ステップS302)。
評価部14は、文書情報の過去のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度と、文書情報の新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の本質的指摘箇所の減少の収束を判定する(ステップS303)。
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・文書情報評価装置
2・・・作成者端末
3・・・確認者端末
11・・・文書情報解析部
12・・・レビュー結果解析部
13・・・指摘個数密度算出部
14・・・評価部

Claims (6)

  1. 文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出するレビュー結果解析部と、
    前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出する指摘個数密度算出部と、
    前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定する評価部と、
    を備える文書情報評価装置。
  2. 前記評価部は、
    前記過去のレビュー結果のうち前々回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度から前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度を減じた値を、前記前々回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度で除することにより前記前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度の第一の減少率を算出し、
    前記過去のレビュー結果のうち前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度から新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度を減じた値を、前記前回のレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度で除することにより前記新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度の第二の減少率を算出し、
    前記第一の減少率よりも前記第二の減少率の値が小さく、かつ前記新たなレビュー結果について算出した本質的指摘個数密度が所定の閾値以下の場合に、前記文書情報において前記本質的指摘箇所の減少の収束が得られたと判定する
    請求項1に記載の文書情報評価装置。
  3. 前記レビュー結果解析部は、
    前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち、見出しを示す文章に対する前記修正指摘箇所を前記本質的指摘箇所と特定する
    請求項1または請求項2に記載の文書情報評価装置。
  4. 前記レビュー結果解析部は、
    前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち、文字数が閾値以上の前記修正指摘箇所を前記本質的指摘箇所と特定する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の文書情報評価装置。
  5. 文書情報評価装置が、
    文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出し、
    前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出し、
    前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定する
    ことを特徴とする文書情報評価方法。
  6. コンピュータを、
    文書情報において確認担当者が登録した修正指摘箇所と、前記文書情報において前記修正指摘箇所が検討された所要時間とを含むレビュー結果を、前記文書情報について複数取得し、それら各レビュー結果それぞれに基づいて、前記文書情報における前記修正指摘箇所のうち重要度の高い本質的指摘箇所の出現度合を算出するレビュー結果解析手段、
    前記レビュー結果のうち前記本質的指摘箇所の出現度合の多いレビュー結果に登録されている前記本質的指摘箇所の数を、前記所要時間を合計した総所要時間で除することにより前記文書情報の本質的指摘個数密度を算出する指摘個数密度算出手段、
    前記文書情報の過去のレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度と、前記文書情報の新たなレビュー結果について算出した前記本質的指摘個数密度との比較に基づいて、当該文書情報の前記本質的指摘箇所の減少の収束を判定する評価手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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久野倫義 他1名,ピアレビュー網羅率を用いた品質評価技法の提案,情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル[CD-ROM],日本,一般社団法人 情報処理学会,2012年02月15日,Vol.53 No.2,622-630頁,ISSN1882-7837

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