JP7321586B1 - 農作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圃場の上から圃場に、風の影響を受けにくく、農作業を安定して行うことができる農作業装置を提供する。【解決手段】農作業装置は、圃場1の上に互いに平行に架設されたロープ30と、ロープ30のそれぞれに複数の滑車で懸下する作業機100と、作業機100に配置されて、ロープ30の架設方向に風力を発生する風力発生器と、作業機100に配置されて、作業機100に搭載された薬剤又は種を噴射する噴射装置と、を有し、圃場1の上を移動しながら圃場1に対して薬剤又は種の噴射を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、農作業装置に関する。
水田や畑などの圃場において、ドローンと称される無人飛行体によって農作業が行われることがある。ドローンによって行われる農作業としては、圃場の上空から行われる農薬散布や、播種などがある。
例えば、特許文献1には、ドローンによる薬剤散布方法が開示されている。
特開2017-144811号公報
しかしながら、ドローンは、飛行するときに風の影響を受けやすく、農作業を安定して行うことが困難であるという問題がある。さらに、ドローンは、高度な制御装置を有するため、高価であるという問題がある。また、ドローンは、自身が発生する風力によって、装置自身と、それに積載した散布物等を浮上させるので、ドローンの大きさ等によって、積載するものの重量に制限があるという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、圃場の上から圃場に、風の影響を受けにくく、農作業を安定して行うことができる農作業装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る農作業装置は、
圃場の上を移動しながら圃場に対して薬剤又は種の噴射を行う農作業装置であって、
圃場の上に互いに平行に架設されたロープと、
前記ロープのそれぞれに複数の滑車で懸下する作業機と、
前記作業機に配置されて、前記ロープの架設方向に風力を発生する風力発生器と、
前記作業機に配置されて、前記作業機に搭載された薬剤又は種を噴射する噴射装置と、
圃場の1辺と対向する1辺に沿ってそれぞれ架設された線状体と、を有し、
前記ロープは環状に形成され、前記線状体に保持された複滑車の一方の溝に掛けられ、前記ロープ環状路に沿って前記ロープが移動することで、前記複滑車の他方の溝に掛けられている前記線状体に対して、前記ロープが直交する方向へ平行移動することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る農作業装置は、
圃場の上を移動しながら圃場に対して薬剤又は種の噴射を行う農作業装置であって、
非平行に対向する圃場の2辺に沿ってそれぞれ架設された線状体と、
圃場の上であって前記線状体の間に平行に架設されたロープ平行部を有するロープと、
前記ロープ平行部のそれぞれに複数の滑車で懸下する作業機と、
前記作業機に配置されて、前記ロープ平行部の架設方向に風力を発生する風力発生器と、
前記作業機に配置されて、前記作業機に搭載された薬剤又は種を噴射する噴射装置と、
前記ロープが掛けられている第1溝、及び前記線状体が掛けられている第2溝を有し、前記線状体に保持される複滑車と、を備え、
前記ロープは1本で、前記ロープの一方の端部は前記線状体の端部を固定する部分に引き込まれ、前記ロープの他方の端部は前記ロープ平行部と共に移動し、
前記ロープ平行部は、前記ロープ経路に沿って前記ロープが移動することで、前記線状体が延びる方向に移動することを特徴とする。
本発明によれば、農作業装置は、自力で空中に浮揚するのではなく、圃場の上に架設したロープを伝って移動するので、圃場の上から圃場に、風の影響を受けにくく、農作業を安定して行うことができる農作業装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る農作業装置の斜視図 本発明の第1の実施の形態に係る農作業装置の作業機の斜視図 本発明の第2の実施の形態に係る農作業装置の斜視図 本発明の第2の実施の形態に係る農作業装置の移動部であって、(A)は図3のC部拡大図であり、(B)は図3のD部拡大図 本発明の第3の実施の形態に係る農作業装置の斜視図 本発明の第3の実施の形態に係る農作業装置の移動部であって、(A)は図5のE部拡大図であり、(B)は図5のF部拡大図 本発明の第4の実施の形態に係る農作業装置の斜視図 本発明の第4の実施の形態に係る農作業装置の図7のG部拡大図
本発明は、水田や畑などの圃場において、圃場の上から圃場に対して作業をする農作業装置に関するものである。この農作業装置が行う農作業としては、播種、除草剤散布、肥料散布、農薬散布等がある。この農作業装置は、圃場の上に架設されたロープを伝って移動しながら農作業をする。以下に、本発明に係る農作業装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
まず、圃場1の上に架設されているロープ30について説明する。
図1に示すように、農作業の対象である、略矩形の圃場1の上に、2本1組のロープ30が、3組配置されている。まず最初に、矢印6の位置に配置されている1組のロープ30を説明する。
圃場1の領域外の地面に、圃場1を挟んで対となる2本の支柱20が立設されている。支柱20が立設されている位置は、辺3及び辺5の、辺2に近い端部の近傍である。支柱20を地面に立設するために、支柱20の下部を直接地面に突き刺す方法や、コンクリートで固めた支柱20の根元を地面に埋め込む方法などが用いられる。支柱20には、支えも付設されている。
1対の支柱20に、2本のロープ30が、所定の間隔を有して平行に固定されている。圃場1の上の2本1組のロープ30が、辺2と平行な方向に架設されるように、支柱20を立設する位置は調整されている。この方向をロープ30の架設方向と呼ぶ。ロープ30は、支柱20にフック等によって容易に脱着出来る。それぞれの支柱20を立設する位置をロープ30の架設方向に調整することで、2本のロープ30の張力が調整されている。あるいは、ロープ30を支柱20に固定する位置を調整して、ロープ30の張力が調整されている。また、それぞれの支柱20の根元を地面に埋め込む量などを調整して、ロープ30が、圃場1の表面と平行に架設されている。
これらの2本で1対の支柱20と2本のロープ30からなるセットが、3セット、圃場1の矢印6の位置、矢印7の位置、及び矢印8の位置に配置されている。それぞれのロープ30は、圃場1の表面からの距離が略同一であり、所定の間隔で互いに平行になるように、配置されている。ロープ30の材質は、金属、化学繊維、天然繊維などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。支柱20の材質は、金属、合成樹脂、木材などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。
なお、支柱20及びロープ30は、撤去が容易である。すなわち、圃場1で行われる他の農作業、例えば、トラクターによる耕起作業やコンバインによる刈取作業等の邪魔にならないように、支柱20から容易にロープ30を取り外すことができ、さらに、地面から容易に支柱20を撤去できる。
次に、圃場1の上に架設されたロープ30を伝って移動する、作業機100について説明する。
圃場1の上から圃場1に対して農作業を行う作業機100は、2本1組のロープ30に懸下される。
図2に示すように、作業機100は、機体110と、2つの腕木130と、プロペラ140と、を有する。機体110は、上面116と、底面115と、ロープ30の架設方向に面した側面111及び113と、ロープ30の架設方向と平行な側面112及び114と、を有する。2つの腕木130は、側面112及び114から、それぞれの面に垂直な方向に延在している。腕木130に、腕木130の延在する方向に移動可能で任意の位置に固定可能な噴射装置120が、それぞれの腕木130に2個ずつ、図示しないネジや固定ピン等で保持されている。噴射装置120の下部に、噴射口が圃場1の表面に向いている噴射部125が配置されている。側面111に、ロープ30の架設方向に風力を発生する風力発生器としてプロペラ140が配置されている。
機体110は、その内部に、図示しないモータと、蓄電池と、制御器と、を有する。モータは、プロペラ140を正回転又は逆回転させる。蓄電池はモータ及び制御器に電力を供給する。制御器は、モータのオン又はオフ、正回転又は逆回転、そして後述する噴射装置120の作動を制御する。
作業機100の移動機構について説明する。
機体110の表面に、制御器に接続されて人が操作できる複数の図示しないスイッチが配置されている。スイッチの1つは、モータの回転をオン又はオフに切り替える。他のスイッチの1つは、モータの回転方向を、正回転又は逆回転に切り替える。また、機体110からロープ30の架設方向の両側に、図示しない、制御器に接続されたレバーが突き出ている。当該レバーは、ロープ30を伝って移動した作業機100が、圃場1の端に到達したときに、支柱20に当接するように配置されている。当該レバーが支柱20に当接すると、モータの回転がオフになるように構成されている。
作業機100による農作業として、薬剤を散布する、又は播種する機構について説明する。
機体110の下部に図示しない密閉容器が設置され、当該容器に薬剤、又は種を含む液体が充填されている。薬剤、又は種は液体中に均一に分散されている。当該容器に図示しないポンプが接続され、容器を加圧している。当該ポンプによって加圧された液体は、容器からそれぞれの噴射装置120へ配置されている配管を通って、噴射部125から圃場1に噴射される。噴射装置120は、図示しない電磁弁等を有しており、液体を噴射するタイミング等が制御器によって制御される。薬剤を散布する場合は、圃場1に連続的に噴射する。播種する場合は、圃場1に間欠的に噴射する。
次に、作業機100がロープ30に懸下する機構について説明する。
機体110の上面116に、滑車支持体160が2個配置されている。それぞれの滑車支持体160に、2個の滑車150が、ロープ30の架設方向に所定の間隔を有して、回転自在に配置されている。1つの滑車支持体160に配置された2個の滑車150は、同一のロープ30に載っている。
このように、同一のロープ30に、2個の滑車150が所定の間隔で載っているので、作業機100がロープ30の架設方向と直交し圃場1の表面と平行である仮想軸を回転軸として回動することを防止している。また、平行に架設されているロープ30のそれぞれに滑車150が載っているので、作業機100がロープ30の架設方向と平行である仮想軸を回転軸として回動することを防止している。これらにより、作業機100は風の影響を受けにくい。
つまり、作業機100は、風を受けたとしても、姿勢が安定しており、それぞれの噴射部125から圃場1の上部表面までの距離が一定の値を維持し、圃場1の表面に向いている噴射部125の噴射口の方向を維持するので、安定した農作業を行うことができる。
ここで、腕木130に保持されている噴射装置120の位置調整について説明する。
腕木130に保持されている噴射装置120同士の間隔は、農作業の内容によって調整される。例えば、播種の場合は、播いた種が生育し、刈り取る作業を行うときに使用される刈取装置の刈取間隔と同じ間隔に調整される。また、例えば、農薬や肥料などの薬剤を散布する場合は、噴射部125から噴射される薬剤の拡散状態を考慮して、圃場1の表面に均一に薬剤が噴射されるように適切な間隔に調整される。
次に、作業機100の高さ調整について説明する。
作業機100の高さ、すなわち、噴射部125と圃場1の表面との距離は、農作業の内容に応じて調整される。例えば、播種の場合は、噴射部125から噴射する種の噴射速度や、圃場1の柔らかさなどから、種が圃場1の適切な深さに配置されるように、噴射部125の高さが調整される。また、例えば、薬剤散布の場合は、噴射部125から噴射される薬剤の拡散状態から、適切な範囲に薬剤が散布される高さに調整される。高さの調整は前述のように、支柱20の高さを調整することで行われる。
次に、圃場1に配置する2本1組のロープ30の、組同士の間隔と、その組数について説明する。
作業機100は圃場1に対して、一般的に、くまなく農作業を行う。そのため、作業機100は圃場1の上をくまなく移動する必要がある。そのときに行われる農作業に適した間隔と組数で、ロープ30が配置される。これは作業機100が一度にどの程度の範囲に対して作業するかによっても変わってくる。本実施の形態では、作業機100は噴射部125を4個有しているが、例えば噴射部125が2個であれば、圃場1に配置するロープ30の組同士の間隔は狭くなり、配置する組数は多くなる。また例えば噴射部125が6個であれば、圃場1に配置するロープ30の組同士の間隔は広くなり、配置する組数は少なくなる。
次に、作業機100の作業内容について説明する。
作業機100は、移動しながら圃場1に対して農作業を行うが、作業機100を移動させるのは、プロペラ140を回転させることによって発生する風力である。プロペラ140を正回転することで、作業機100をロープ30の一方の端から他方の端まで移動させる。また、プロペラ140を逆回転することで、前述の方向とは逆の方向に作業機100を移動させることになる。例えば、播種の場合では、プロペラ140を回転させて作業機100を移動させながら、噴射装置120から所定の時間間隔で種を噴射する。また、例えば、薬剤散布の場合では、作業機100を移動させながら、噴射装置120から連続して薬剤を噴射する。
図1に示すように、例えば矢印6の位置に架設されたロープ30に懸下された作業機100で、辺5から辺3の方向への農作業が終了したら、作業機100を、矢印6の位置に架設されたロープ30から取り外し、矢印7の位置に架設されたロープ30に懸下する。この作業を繰り返して農作業を続行し、圃場1の全体に対して農作業を完了させる。
このように、ロープ30に懸下された作業機100を、その作業機100が有するプロペラ140による風力で、ロープ30に沿って移動させながら農作業を行うと、作業機100は風の影響を受けにくく、安定して農作業を行うことができる。
さらには、作業機100の制御部は、作業機100の移動に関しては、一つのプロペラ140を正回転または逆回転させるという極めて単純な制御しか行わないので、高度な制御装置が不要となり、低コストとなる。しかも、作業機100を圃場1の上で支えるのは、圃場1の上に架設したロープ30であるので、作業機100に積載するもの、すなわち播種する種や散布する薬剤の重量はロープ30によって保持される。そのため、作業機100と同程度の大きさのドローンよりも多い量を積載することが可能となり、種や薬剤を作業機100に補充する作業等にかかる時間を削減でき、総作業時間を短縮できる。
また、プロペラ140から発生する風は、噴射部125よりも上で発生し、発生する風の方向はロープ30の架設方向であるため、その風が噴射部125から噴射する種や薬剤の噴射方向を乱すことはない。
なお、作業機100で、圃場1の全体では無く、必要な箇所のみに対して農作業を行うこともできる。例えば、圃場1に栽培されている農作物の生育状況を分析して、農薬や肥料等の薬剤が必要な箇所を特定する。特定された箇所の上に作業機100が到達するようにロープ30を架設し、そのロープ30に懸下した作業機100を移動させる。そして、作業機100が特定した箇所に達したときに噴射装置120から、薬剤を噴射する。そうすることで、より効率的に農作業を行うことが可能である。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態とはロープの架設方法が異なる。作業機100は第1の実施の形態と同じである。
第2の実施の形態に係る農作業装置についての概略を説明する。
図3に示すように、圃場1にロープ31が架設されており、そのロープ31が、圃場1の上を、矢印9の位置から矢印11の位置に平行移動する。ロープ31に、作業機100が懸下されている。
まず、圃場1の上に架設されているロープ31について説明する。
圃場1の領域外の地面に、圃場1を挟んで対となる4本の支柱21が立設されている。支柱21が立設されている位置は、辺3及び辺5のそれぞれの端部の近傍である。支柱21を地面に立設するために、支柱21の下部を直接地面に突き刺す方法や、コンクリートで固めた支柱21の根元を地面に埋め込む方法などが用いられる。支柱21には、支えも付設されている。
辺3の近傍に立設されている2本の支柱21の上部に、断面が矩形の線状体32の両端が固定されて、線状体32が辺3と平行な方向に架設されている。辺5の近傍に立設されている2本の支柱21の上部に、断面が矩形の線状体33の両端が固定されて、線状体33が辺5と平行な方向に架設されている。線状体32と線状体33は、お互いが平行で、同じ高さである。
線状体32と線状体33との間に、ロープ31が、圃場1の辺2と平行な方向に架設されている。この方向をロープ31の架設方向と呼ぶ。ロープ31に、作業機100が懸下されている。
ロープ31は、環状に形成された1本のロープである。ロープ31は、図4の(A)に示すように、移動部40Aを介して線状体32に保持され、図4(B)に示すように、移動部40Bを介して線状体33に保持されている。ロープ31が掛けられている環状の経路を、ロープ31の環状路とする。
移動部40Aは、複滑車41、滑車42、複滑車43及び支持金具44を有する。複滑車41、滑車42及び複滑車43は、それぞれの回転軸が上下方向でお互いに平行であるように支持金具44に回転自在に配置されている。複滑車41と複滑車43は、線状体32の圃場1側に、線状体32に沿って所定の間隔を有して配置されている。滑車42は、線状体32を挟んで複滑車41及び43の反対側に配置されている。複滑車41及び複滑車43の下段の線状体32に嵌合する溝と、滑車42の線状体32に嵌合する溝とで、線状体32を挟み込むように保持している。滑車42は、支持金具44に形成された図示しない長穴に取り付けられている。当該長穴の長軸はロープ31の架設方向と平行である。そのため、滑車42の取り付け位置はロープ31の架設方向に調整可能なので、複滑車41及び43と滑車42とで線状体32を挟み込む力を調整可能である。複滑車41の上段の溝と、複滑車43の上段の溝に、図4(A)に示すように、ロープ31が掛けられている。
移動部40Bは、複滑車45、滑車46、複滑車47及び支持金具48を有する。複滑車45、滑車46及び複滑車47は、それぞれの回転軸が上下方向でお互いに平行であるように支持金具48に回転自在に配置されている。滑車46は、線状体33の圃場1側に配置されている。複滑車45と複滑車47は、線状体33を挟んで滑車46の反対側に、線状体33に沿って所定の間隔を有して配置されている。複滑車45及び複滑車47の下段の線状体33に嵌合する溝と、滑車46の線状体33に嵌合する溝とで、線状体33を挟み込むように保持している。滑車46は、支持金具48に形成された図示しない長穴に取り付けられている。当該長穴の長軸はロープ31の架設方向と平行である。従って、滑車46の取り付け位置をロープ31の架設方向に調整できるので、複滑車45及び47と滑車46とで線状体33を挟み込む力を調整可能である。複滑車45の上段の溝と、複滑車47の上段の溝に、図4(B)に示すように、ロープ31が掛けられている。
ロープ31の張力は、支柱21を立設する位置を移動して調整される。例えば支柱21を立設する位置を圃場1から離すことで、ロープ31は強く張られる。あるいは、ロープ31の長さを調整することで、ロープ31の張力を調整する。
ロープ31の材質は、金属、化学繊維、天然繊維などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。線状体33の材質は、金属、合成樹脂、木材、又は化学繊維、天然繊維などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。支柱21の材質は、金属、合成樹脂、木材などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。
次に、圃場1の上でロープ31を移動する方法について説明する。
当初、ロープ31は図3の矢印9の位置にあるとする。この状態で、図4(A)及び(B)に示すロープ31内に記されている矢印の方向へ、ロープ31を手動で移動させる。そうすると、ロープ31が上段の溝に掛かっている4つの複滑車41、43、45及び47は、ロープ31の移動に伴って、それぞれ図4(A)及び(B)に矢印で示した方向に回転する。それぞれの複滑車41、43、45及び47の回転に伴って、それぞれの下段の溝に掛かっている線状体32及び33に対して、移動部40Aと移動部40Bは矢印9の位置から矢印10の位置へ移動する。この結果、ロープ31は移動部40A及び移動部40Bと共に圃場1の上で矢印9の位置から矢印10の位置へ平行移動する。
ロープ31を、適切な位置に移動させたら、作業機100のプロペラ140を回転して、作業機100をロープ31に沿って移動させ、農作業を行う。ロープ31の移動を必要な回数繰り返して、圃場1の全体にくまなく農作業を行う。
(第3の実施の形態)
本実施の形態で説明する圃場12は、図5に示すように、辺14に対して、辺13及び辺15が直交し、辺13よりも辺15が短く、辺16が傾斜している。なお、作業機100は第1及び第2の実施の形態と同じである。
第3の実施の形態に係る農作業装置についての概略を説明する。
図5に示すように、圃場12にロープ36が架設されており、そのロープ36が、圃場12の上を、矢印17の位置から矢印19の位置に平行移動する。このとき、ロープ36が左上方向に移動するにつれて、圃場12の上に架設された部分のロープが短くなる必要がある。そして、このロープ36に、作業機100が懸下されている。
まず、圃場12の上に架設されているロープ36について説明する。
圃場12の領域外の地面に、圃場12を挟んで対となる4本の支柱22が立設されている。支柱22が立設されている位置は、辺16、及び辺14のそれぞれの端部の近傍である。支柱22を立設するために、支柱22の下部を直接地面に突き刺す方法や、コンクリートで固めた支柱22の根元を地面に埋め込む方法などが用いられる。支柱22には、支えも付設されている。
辺14の近傍に立設されている2本の支柱22の上部に、断面が矩形の線状体34の両端が固定されて、線状体34が辺14と平行な方向に架設されている。辺16の端部近傍に立設されている2本の支柱22の上部に、断面が矩形の線状体35の両端が固定されて、線状体35が辺16と平行な方向に線状体35が架設されている。線状体34と線状体35とは同じ高さである。
線状体34と線状体35との間に、ロープ36が、圃場12の辺13と平行な方向に架設されている。この方向をロープ36の架設方向と呼ぶ。ロープ36に、作業機100が懸下されている。
ロープ36は、1本のロープである。ロープ36は、図6(A)示すように、移動部50Aを介して、線状体34に保持され、図6(B)に示すように、移動部50Bを介して、線状体35に保持されている。そして、ロープ36の一方の端部は、図示しないが、支柱22の内部に引き込まれるように、巻き取られる構造である。ロープ36の他方の端部は、移動部50Bの支持金具54に固定されている。
移動部50Aは、複滑車55、滑車56、複滑車57及び支持金具58を有する。複滑車55、滑車56及び複滑車57は、それぞれの回転軸が上下方向でお互いに平行であるように、支持金具58に回転自在に配置されている。滑車56は、線状体34の圃場12側に配置されている。複滑車55と複滑車57は、線状体34を挟んで滑車56の反対側に、線状体34に沿って、所定の間隔を有して配置されている。複滑車55及び複滑車57の下段の線状体34に嵌合する溝と、滑車56の線状体34に嵌合する溝とで、線状体34を挟み込むように保持している。滑車56は、支持金具58に形成された長穴に取り付けられている。当該長穴の長軸は、ロープ36の架設方向と平行である。そのため、滑車56の取り付け位置はロープ36の架設方向に調整可能なので、複滑車55及び57と滑車56とで線状体34を挟み込む力を調整可能である。複滑車55、滑車56、及び複滑車57は、図示しないストッパーを有し、任意の位置で回転を停止する機構を有する。複滑車55の上段の溝と、複滑車57の上段の溝にロープ36が掛けられている。
移動部50Bは、複滑車51、複滑車52、複滑車53及び支持金具54を有する。複滑車51、複滑車52及び複滑車53は、それぞれの回転軸が上下方向でお互いに平行であるように支持金具54に回転自在に配置されている。複滑車51と複滑車53は、線状体35の圃場12側に線状体35に沿って、所定の間隔を有して配置されている。複滑車52は、線状体35を挟んで複滑車51及び53の反対側に配置されている。複滑車51、52及び53の下段の線状体35に嵌合する溝で線状体35を挟み込むように保持し、複滑車51、52及び53の上段の溝でロープ36を挟み込むように保持している。複滑車52は、支持金具54に形成された長穴に取り付けられている。当該長穴の長軸はロープ36の架設方向と平行である。そのため、複滑車52の取り付け位置はロープ36の架設方向に調整可能なので、複滑車51、52及び53で線状体35及びロープ36を挟み込む力を調整可能である。複滑車51、複滑車52、及び複滑車53は、図示しないストッパーを有し、任意の位置で回転を停止する機構を有する。
ロープ36の張力は、支柱22を立設する位置を移動して調整される。例えば支柱22を立設する位置を圃場12から離すことで、ロープ36は強く張られる。
ロープ36の材質は、金属、化学繊維、天然繊維などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。線状体34及び35の材質は、金属、合成樹脂、木材など、又は、化学繊維、天然繊維などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。支柱22の材質は、金属、合成樹脂、木材などから、強度、重量、コストなどを考慮して選択される。
次に、圃場12の上でロープ36を移動する方法について説明する。
当初、ロープ36は図5の矢印17の位置にあるとする。この状態で、複滑車51、複滑車52、複滑車53、複滑車55、滑車56、及び複滑車57が有するストッパーを解除し、ロープ36を図6(A)及び(B)に示すロープ36内に記されている矢印の方向へ手動で移動させる。そうすると、ロープ36が上段の溝に掛かっている5つの複滑車51,52,53、55及び57は、ロープ36の移動に伴って、それぞれ図6(A)及び(B)に矢印で示した方向に回転する。それぞれの複滑車51,52,53、55及び57の回転に伴って、それぞれの下段の溝に掛かっている線状体34及び35に対して、移動部50Aと移動部50Bは矢印17の位置から矢印18の位置に移動する。このとき、移動部50Bと、ロープ36の端部が巻き取られている支柱22との間にあるロープ36の長さが長くなり、線状体34と線状体35の間にあるロープ36の長さが短くなる。両者の増減する量が一致しない場合に、ロープ36の端部が巻き取られている支柱22から、ロープ36が出入りして自動的に長さが調整され、ロープ36にかかる張力が所定の範囲に収まるようになっている。
なお、ロープ36が圃場12の上で平行に移動するには、圃場12の傾斜している辺である辺16側に架設された線状体35に対する移動部50Bの移動量に対して、辺14側に架設された線状体34に対する移動部50Aの移動量が小さくなければならない。これは、図6(A)に示す、複滑車55及び57の下段の溝の半径が、上段の溝の半径よりも小さいことで適応している。
ロープ36を、適切な位置に移動させたら、複滑車51、複滑車52、複滑車53、複滑車55、滑車56、及び複滑車57が有するストッパーを作動させて、それぞれの複滑車及び滑車の回転を停止して、作業機100のプロペラ140を回転して、作業機100をロープ36に沿って移動させ、農作業を行う。ロープ36の移動を必要な回数繰り返して、圃場12の全体にくまなく農作業を行う。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態の概略を説明する。図7に示すように、圃場1に架設されたロープ37及び38の端部同士をU字形状のレールで接続する転回部29を設ける。この転回部29に沿って、作業機100は転回する。これにより、作業者は、作業中断をすることなく、圃場1にくまなく連続的に農作業を行うことができる。なお、作業機100は、第1、第2及び第3の実施の形態と同じである。
まず、圃場1に架設されるロープ37及び38と、転回部29について説明する。
圃場1の領域外の地面に、圃場1を挟んで、支柱23及び支柱24が立設されている。支柱23が立設されている位置は、辺3の辺2側の端部近傍と、辺5の辺4側の端部近傍である。支柱24が立設されている位置は、辺3の辺4側の端部近傍と、辺5の辺2側の端部近傍である。支柱23及び24を立設するために、支柱23及び24の下部を地面に突き刺す方法や、コンクリートで固めた支柱23及び24の根元を地面に埋め込む方法などが用いられる。支柱23及び24には、支えも付設されている。
転回部29は、図8に示すように、支柱23と、3つの腕木25と、3つの保持具26と、内レール27と、外レール28とを有する。支柱23は鉛直方向に立設されており、支柱23の上部から、上面視で、お互いの角度間隔が直角であるように、3方向に腕木25が延出されている。3つの腕木25の先端部のそれぞれに、保持具26が吊り下げられている。3つの保持具26は、内レール27と外レール28を下から保持している。内レール27と外レール28は、半円形状に形成されたレールであり、保持具26に保持されたときに、内レール27と外レール28の間隔が、ロープ37とロープ38の間隔と同じであるように、各々曲率が設定されている。
内レール27と外レール28は、それぞれの端部とロープ37または38の端部とが、段差の無いように接続されている。このように、2つの支柱24と、2つの転回部29との間に、ロープ37と38が接続されて、図7に示すように、圃場1の上では平行で、全体としては蛇行する、作業機100の移動ルートが形成されている。
本実施の形態によれば、作業機100の移動ルートの1端部を始端として、ロープ37及び38に作業機100を懸下し、プロペラ140を回転させると、作業機100を停止させること無く、終端まで農作業を行うことができるので効率的である。なお、作業機100が転回している間は、制御器によって、噴射装置120からの噴射は停止されている。噴射を停止する方法として、例えば、内レール27及び外レール28が導電性を有し、ロープ37及び38が導電性を有さないとして、作業機100の1つの滑車支持体160に保持されている2つの滑車の近辺それぞれに、ロープ37又は38、若しくは内レール27又は外レール28に接触する導電性バネ等を配置し、それらのバネの間に導通があるか否かで、噴射装置120から噴射するか否かを制御するという方法がある。
第1の実施の形態から第4の実施の形態で説明したように、支柱やロープの設置及び撤収は、地面に突き刺したり根元を埋めたりした支柱を撤去するだけなので容易であり、作業に必要なときにのみ支柱及びロープを設置することにしておけば、圃場に対する他の作業、例えばトラクターを使った農作業等の邪魔になることはない。
また、設置した支柱及びロープは、作業機による農作業を行わないときに、虫除けや日除けのネットを張ることに転用することも可能である。
ほかにも、作業機による農作業は、圃場の上から圃場に対して下向きに行われる作業を説明したが、他の向きで作業することも可能である。例えば果樹園において、ロープを果樹が生育する高さより低く架設して、当該ロープに懸下した作業機の噴射部を上向きにして、果樹が生育する箇所へ下から上向きに農薬散布などの農作業を行うこともできる。この場合、作業機は安定して移動するので、作業機が地面に近かったり樹木に近かったりしても衝突等の危険性が少ない。
また、本実施の形態では作業機の機体内部に、蓄電池及び制御器を内蔵し、蓄えた電力でプロペラ等を駆動するものを説明したが、蓄電池及び/または制御器を外部に配置して、蓄電池及び/または制御器から作業機に有線で電力を供給または制御する構成とすることもできる。これによって、作業機を軽くして、種や薬剤等の積載重量を増加させることができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
1、12 圃場
2、3、4、5、13、14、15、16 辺
20、21、22、23、24 支柱
25、130 腕木
26 保持具
27 内レール
28 外レール
29 転回部
30、31、36、37、38 ロープ
32、33、34、35 線状体
40A、40B、50A、50B 移動部
41、43、45、47、51、52、53、55、57 複滑車
42、46、56、150 滑車
44、48、54、58 支持金具
100 作業機
110 機体
120 噴射装置
125 噴射部
140 プロペラ
160 滑車支持体

Claims (2)

  1. 圃場の上を移動しながら圃場に対して薬剤又は種の噴射を行う農作業装置であって、
    圃場の上に互いに平行に架設されたロープと、
    前記ロープのそれぞれに複数の滑車で懸下する作業機と、
    前記作業機に配置されて、前記ロープの架設方向に風力を発生する風力発生器と、
    前記作業機に配置されて、前記作業機に搭載された薬剤又は種を噴射する噴射装置と、
    圃場の1辺と対向する1辺に沿ってそれぞれ架設された線状体と、を有し、
    前記ロープは環状に形成され、前記線状体に保持された複滑車の一方の溝に掛けられ、前記ロープ環状路に沿って前記ロープが移動することで、前記複滑車の他方の溝に掛けられている前記線状体に対して、前記ロープが直交する方向へ平行移動することを特徴とする、
    作業装置。
  2. 圃場の上を移動しながら圃場に対して薬剤又は種の噴射を行う農作業装置であって、
    非平行に対向する圃場の2辺に沿ってそれぞれ架設された線状体と、
    圃場の上であって前記線状体の間に平行に架設されたロープ平行部を有するロープと、
    前記ロープ平行部のそれぞれに複数の滑車で懸下する作業機と、
    前記作業機に配置されて、前記ロープ平行部の架設方向に風力を発生する風力発生器と、
    前記作業機に配置されて、前記作業機に搭載された薬剤又は種を噴射する噴射装置と、
    前記ロープが掛けられている第1溝、及び前記線状体が掛けられている第2溝を有し、前記線状体に保持される複滑車と、を備え、
    前記ロープは1本で、前記ロープの一方の端部は前記線状体の端部を固定する部分に引き込まれ、前記ロープの他方の端部は前記ロープ平行部と共に移動し、
    前記ロープ平行部は、前記ロープ経路に沿って前記ロープが移動することで、前記線状体が延びる方向に移動することを特徴とする、
    作業装置。
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