JP7321432B2 - 水系二次電池 - Google Patents
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Description
[2]上記化合物(I)が、下記式(1)、(2)若しくは(3)で表される化合物であるか、又は下記式(4)、(5)若しくは(6)で表される構造単位を有するオリゴマー若しくは重合体である、[1]に記載の水系二次電池。
(式(1)~(6)中、R1~R4、R7~R14、R17、R18,R21~R24、R26~R33、R35,R36は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基又は炭化水素基である。
R5、R6、R15、R16、R19、R20は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基又は炭化水素基で表されるいずれかの基である。
R25、R34、R37は、単結合、アルキレン基、カルボニル基、エステル基、含窒素基、芳香族基、複素環基、フェニレン基、ジフェニルエーテル基、含酸素炭化水素鎖又は含窒素炭化水素鎖から誘導される基である。
R1~R37で表されるそれぞれの基は、置換基で置換されていてもよい。
l、m、nは、2以上の整数である。)
[3]上記化合物(I)が、上記式(4)から(6)のいずれかで表される構造単位を有するオリゴマーである、[2]に記載の水系二次電池。
[4]上記リン酸鉄化合物が、下記式(7)で表される、[1]から[3]のいずれかに記載の水系二次電池。
MFePO4・・・(7)
(式(7)中、Mは、リチウム又はナトリウムである。)
[5]アルカリ金属塩からなる群より選択される少なくとも一種の塩を含有する水系電解質を備える、[1]から[4]のいずれかに記載の水系二次電池。
[6]上記水系電解質が、リチウム塩又はナトリウム塩を含有する、[5]に記載の水系二次電池。
[7]上記水系電解質が、ゲル状の水系電解質である、[1]から[6]のいずれかに記載の水系二次電池。
[8]導電助剤、結着剤、ゲル状の水系電解質、及び、正極活物質又は負極活物質を含む電極シートを備える、[7]に記載の水系二次電池。
[9]導電助剤、結着剤、電解質吸着多孔質炭素、及び、正極活物質又は負極活物質を含む電極シートを備える、[1]から[7]のいずれかに記載の水系二次電池。
[10]導電助剤、結着剤、ゲル状の水系電解質、電解質吸着多孔質炭素、及び、正極活物質又は負極活物質を含む電極シートを備える、[7]に記載の水系二次電池。
[11]上記導電助剤が、多孔質炭素を含む、[8]から[10]のいずれかに記載の水系二次電池。
はじめに、本発明の水系二次電池の一実施形態の形状、構造について、図1及び図2を用いて説明する。
本発明の水系二次電池は、正極がリン酸鉄化合物を活物質として含み、負極がナフタレンテトラカルボン酸ジイミド構造、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド構造又はベンゼンテトラカルボン酸ジイミド構造を有する化合物(I)を活物質として含む。本発明においては、この正極と負極の電極活物質の組み合わせが重要であり、これによりサイクル特性により優れる二次電池を製造することが可能となる。
本発明の水系二次電池の正極は、リン酸鉄化合物を活物質として含む。上記リン酸鉄化合物としては、リン酸鉄リチウム又はリン酸鉄ナトリウムであることが好ましく、MFePO4(式中、Mは、リチウム又はナトリウムである)で表される化合物であることがより好ましく、LiFePO4がさらに好ましい。
化合物(I)は、下記式(1)、(2)若しくは(3)で表される化合物であるか、又は下記式(4)、(5)若しくは(6)で表される構造単位を有するオリゴマー若しくは重合体であることが好ましい。
R5、R6、R15、R16、R19、R20は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基又は炭化水素基で表されるいずれかの基である。
R25、R34、R37は、単結合、アルキレン基、カルボニル基、エステル基、含窒素基、芳香族基、複素環基、フェニレン基、ジフェニルエーテル基、含酸素炭化水素鎖又は含窒素炭化水素鎖から誘導される基である。
R1~R37で表されるそれぞれの基は、置換基で置換されていてもよい。
l、m、nは、2以上の整数である。)
PTCDI-Me(m=1)、PTCDI-Pr(m=3)、PTCDI-Hex(m=6)、PTCDI-Dec(m=10)等が好ましい化合物として挙げられる。
本発明における水系電解液は、水と少なくとも1種の水溶性塩とを含有する。水溶性塩はアルカリ金属元素の塩及びアルカリ土類金属元素の塩からなる群より選択される少なくとも1種の塩であることが好ましく、ナトリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、カリウム塩、ベリリウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の塩であることがより好ましく、ナトリウム塩、マグネシウム塩、リチウム塩、カリウム塩であることが更に好ましく、ナトリウム塩であることが特に好ましい。
水系二次電池は、セパレータを備えてもよい。セパレータは正極及び負極を隔てるように配置されるものであり、イオンを通し、かつ正負極間のショートを防止することが求められる。セパレータとしては、特に制限されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、ポリオレフィン繊維性の不織布やポリオレフィン製の微多孔膜、ガラスフィルター、セラミックの多孔質材料などを用いることができる。また、イオン交換膜を用いてもよい。
水系二次電池は、集電体(正極集電体及び負極集電体)を備えてもよい。正極集電体及び負極集電体の材料には、正極、負極それぞれの電位において副反応が発生しない材料が用いられる。より具体的には、正極集電体及び負極集電体には、正極及び負極の電位において溶解等の反応が発生しない耐食性を有する材料を用いればよい。正極集電体及び負極集電体の材料には、例えば、金属材料、合金、炭素材料、無機導電性酸化物材料等を用いることができる。金属材料は、例えば、銅、ニッケル、真鍮、亜鉛、アルミニウム、ステンレス、タングステン、金、白金等である。合金は、例えばSUS等である。炭素材料は、例えば、黒鉛、ハードカーボン、ガラス状炭素等である。
本発明の水系二次電池は、負極及び正極と、電解液とを、円筒型ケース、コイン型ケースなどの収容ケースに封入して製造する。具体的な製造手順は、以下の実施例にて詳細に説明する。
正極を、リン酸鉄化合物を活物質として含むものとし、負極を、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド構造、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド構造又はベンゼンテトラカルボン酸ジイミド構造を有する特定の化合物を活物質として含むものとし、電解質を水系電解質として備える蓄電デバイスも、本発明に含まれる。本発明の蓄電デバイスとしては、上記の電極の化学反応とその対極は導電助剤の電極界面でのイオンの電気二重層形成での吸脱着を利用してエネルギーを貯蔵、放出するデバイスある、ハイブリッドキャパシタなどが挙げられる。ハイブリッドキャパシタとした際に、導電助剤のみで形成されたキャパシタに比べ、高いエネルギー密度を実現できる。また、水系電解液を採用しているため、安全性にも優れる。なお、本発明の蓄電デバイスが備える電極及び水系電解液についての説明は、本発明の水系二次電池における説明を適用できる。
(電極シートの作製;ゲル電解質練り込みシート-方法1)
各種活物質を適量乳鉢に置き、乳棒を用いてよく混練した。各種カーボン材料(カーボンブラック等)を適量加え、乳棒でさらによく混練し、別途作製した各種ゲル電解質を適量加えて混練し、各種バインダを適量加えて混練した。なお、ゲル電解質等の量が多い場合はバインダがなくてもシート状態になる場合がある。この混合物をローラープレスで圧延成形してシート化した。
各種活物質を適量乳鉢に置き、乳棒を用いてよく混練した。各種カーボン材料(カーボンブラック等)を適量加え、乳棒でさらによく混練し、別途電解質を吸着した活性炭を適量加えて混練し、さらに各種バインダを適量加え混練した。この混合物をローラープレスで圧延成形してシート化した。
各種活物質を適量乳鉢に置き、乳棒を用いてよく混練した。各種カーボン材料(カーボンブラック等)を適量加え、乳棒でさらによく混練し、別途電解質を吸着した活性炭及び、別途作製した各種ゲル電解質を適量加えて混練し、各種バインダを適量加えて混練した。この混合物をローラープレスで圧延成形してシート化した。
得られた正極及び負極は、円形に切断し、白金線を取り付けた白金メッシュに張り付けた。そして、ガラス製サンプル瓶セルに、上記電極を取り付けた。ガラス製サンプル瓶セルに電極が張り付いた白金メッシュを電解液に浸して、真空雰囲気下にして電極に電解液を含浸した。
得られた正極及び負極は、円形に切断し集電体の上に電極を置いた。正極と負極の間にはセパレータが置かれた。場合によっては電極を電解液中に浸し、真空雰囲気下にして電極に電解液を含浸した。
上記方法1によって得られた電極シートは、白金線を取り付けた白金メッシュに張り付け、作用極とした。対極に活性炭とPTFEからなる電極を、白金線を取り付けた電極にプレス張り付けした。ガラス製サンプル瓶セルに電解液を加えた。サンプル瓶セルを蓋で密閉し、電極内に挿入管を設け、常時窒素ガスをバブリングさせた。
各活物質について、電池の正極、負極それぞれの電極を独立に試験し、稼働するか否かを確認した。
(試験例1:正極活物質LiFePO4についてのサイクリックボルタンメトリー)
LiFePO4:活性炭:電解液(3M LiCl aq.):KB(ケッチェンブラック):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:2.5:3.3:0.5:0.5割合で混練し、電極シートを作製した。参照電極としてはAg/AgClを使用し、サイクリックボルタンメトリーに供した。サイクリックボルタンメトリーの結果を図3に示す。
LiFePO4:KB(ケッチェンブラック):電解液(水10ml+LiCl 8g):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:0.2:1.5:0.05割合で混練し、電極シートを作製した。充放電試験の結果を図4に示す。
LiFePO4:KB(ケッチェンブラック):ゲル(水10ml+LiCl 8g+Agar 2g):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:0.2:1.5:0.05の割合で混練し、正極活物質LiFePO4にゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法1)。充放電試験の結果を図5に示す。
LiFePO4:KB(ケッチェンブラック):Silica (粒子径7nm):1.5M LiSO4 aq.:PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:2:0.2:5:0.2の割合で混練し、正極活物質LiFePO4にゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法1)。充放電試験の結果を図6に示す。
LiFePO4:KB:ゲル(3M LiCl aq.10ml、Agar 1g):PTFE=1:1:3:0.1の割合で混練し、正極活物質LiFePO4にゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法1)。充放電試験の結果を図7に示す。
KB(ケッチェンブラック)をコート材料にしてLiFePO4がカーボンコートされたLiNaFePO4/C=1/0.11を作製した。LiFePO4/C:KB:LiCl 8g+Agar 2g):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:0.09:1.5:0.05割合で混練し、正極活物質LiFePO4にゲル電解質を練り込んだシートを作製した。充放電試験の結果を図8に示す。
(試験例7:正極活物質NaFePO4をカーボンコートした試料についてのサイクリックボルタンメトリー)
KB(ケッチェンブラック)をコート材料にしてNaFePO4がカーボンコートされたNaFePO4/C=0.975/0.025を作製した。NaFePO4/C:KB(ケッチェンブラック):活性炭:電解液(3M NaCl aq.):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=2:1:1:6:0.05割合で混練し、電極シートを作製した。参照電極としてはAg/AgClを使用し、サイクリックボルタンメトリーに供した。サイクリックボルタンメトリーの結果を図9に示す。
KB(ケッチェンブラック)をコート材料にしてNaFePO4がカーボンコートされたNaFePO4/C=0.989/0.011を作製した。NaFePO4/C:KB(ケッチェンブラック):ゲル(3M NaCl aq.10ml+Agar 1g):PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)=1:0.189:3:0.05の割合で混練し正極活物質LiFePO4にゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法1)。充放電試験の結果を図10に示す。
試験例9~12は活物質:KB:ゲル(CMC(カルボキシメチルセルロース)1g+5M NaCl aq. 6ml):PTFE=1:1:3:0.1の割合で混練し、負極活物質にゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法1)。なお、試験例13については、活性炭:3M LiCl aq.:活物質:KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練した。さらに各種バインダを適量加え混練し、負極活物質に活性炭を練り込んだシートを作製した(上記方法2)。各試験例の負極活物質は下記に示すとおりである。充放電試験の結果をそれぞれ図11~15に示す。
試験例10:負極活物質NTCDI-Prについての片極測定
試験例11:負極活物質NTCDI-Hexについての片極測定
試験例12:負極活物質NTCDI-Decについての片極測定
試験例13:負極活物質NTCDI-Hexについての片極測定
活性炭:3M LiCl aq.:活物質:KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練し、シートを作製した(上記方法2)。各試験例の負極活物質は下記に示すとおりである。充放電試験の結果をそれぞれ図16~19に示す。
試験例15:負極活物質PTCDI-Meについての片極測定
試験例16:負極活物質PTCDI-Prについての片極測定
試験例17:負極活物質PTCDI-Hexについての片極測定
(ナフタレンジイミドオリゴマー)
ナフタレンジイミド化合物のオリゴマーを調製した。負極活物質として用いる際に、単分子である場合と比較して、オリゴマー化することによりサイクル特性等がどのように変化するかを検討した。なお、常法に従い、ヘキサメチレンジアミンによりナフタレンジイミド化合物の重合を行い、下記オリゴマーを調製した。
試験例19:負極活物質としてオリゴマー化したナフタレンジイミド化合物を用いかつ電極シート内にゲル電解質を備えた片極測定
ベンゼンジイミド化合物のオリゴマーを調製し、充放電試験を行った(試験例21)。ベンゼンジイミドオリゴマー:KB:ゲル電解質(3M LiCl aq. 10ml+Agar 1g):KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練し、負極活物質としてのベンゼンジイミドオリゴマーにゲル電解質を練り込んだシートを作製した(上記方法3)。充放電試験の結果を図23に示す。
次に、上記片極測定において電気化学的な活性を確認した活物質を用いて水系二次電池を作製し、充放電試験を行った。
正極については、活性炭:3M LiCl aq.:LiFePO4 :KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練し、シートを作製した(上記方法2)。また、負極については、活性炭:3M LiCl aq.:NTCDI-hex :KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練し、シートを作製した(上記方法2)。ポリアミド製のセパレータを用い、電池を組み立てた。充放電試験の結果を図24~26に示す。図24はCC 1.15V(試験例22)、図25はCC 1.30V(試験例23)、図26はCC/CV 1.15V(試験例24)での測定である。(CC:定電流法、CC/CV:定電流定電位法)
正極については、活性炭:3M LiCl:LiFePO4:KB:PTFE=0.2:1:1:0.1:0.03、負極については、活性炭:3M LiCl:NTCDIオリゴマー:KB:PTFE=0.2:1:1:0.1:0.03の割合で混練し、上記方法2により各電極シートを作製し、電池を組み立てた。充放電試験の結果を図27に.サイクル特性の結果を図28に示す(試験例25)。
正極については、活性炭:3M LiCl aq.:LiFePO4:KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05、負極については、活性炭:3M LiCl aq.:PTCDI-Pr:KB:PTFE=0.25:1.5:1:0.2:0.05の割合で混練し、上記方法3により各電極シートを作製し、電池を組み立てた。充放電試験の結果を図31に示す(試験例27)。
11 正極集電体
12 正極活物質層
13 正極シート
14 負極集電体
17 負極活物質層
18 負極シート
19 セパレータ
20 水系電解液
22 円筒ケース
24 正極端子
26 負極端子
30 リングワッシャー
31 スペーサー
32 正極活物質層
33 負極活物質層
34 セパレータ
35 正極側の集電体
36 ガスケット
37 負極側の集電体
38 負極ケース
39 正極ケース
40 水系二次電池
Claims (9)
- 導電助剤、結着剤、ゲル状の水系電解質、及び、正極活物質又は負極活物質を含む電極シートを備え、
正極が、リン酸鉄化合物を活物質として含み、
負極が、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド構造、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド構造又はベンゼンテトラカルボン酸ジイミド構造を有する化合物(I)を活物質として含む、
水系二次電池。 - 導電助剤、結着剤、電解質吸着多孔質炭素、及び、正極活物質又は負極活物質を含む電極シートを備え、
正極が、リン酸鉄化合物を活物質として含み、
負極が、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド構造、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド構造又はベンゼンテトラカルボン酸ジイミド構造を有する化合物(I)を活物質として含み、
電解質が、水系電解質である、水系二次電池。 - 上記水系電解質が、ゲル状の水系電解質である、請求項2に記載の水系二次電池。
- 上記化合物(I)が、下記式(1)、(2)若しくは(3)で表される化合物であるか、又は下記式(4)、(5)若しくは(6)で表される構造単位を有するオリゴマー若しくは重合体である、請求項1から3のいずれか一項に記載の水系二次電池。
(式(1)~(6)中、R1~R4、R7~R14、R17、R18,R21~R24、R26~R33、R35,R36は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基又は炭化水素基である。
R5、R6、R15、R16、R19、R20は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基又は炭化水素基で表されるいずれかの基である。
R25、R34、R37は、単結合、アルキレン基、カルボニル基、エステル基、含窒素基、芳香族基、複素環基、フェニレン基、ジフェニルエーテル基、含酸素炭化水素鎖又は含窒素炭化水素鎖から誘導される基である。
R1~R36で表されるそれぞれの基は、置換基で置換されていてもよい。
l、m、nは、2以上の整数である。) - 上記化合物(I)が、上記式(4)から(6)のいずれかで表される構造単位を有するオリゴマーである、請求項4に記載の水系二次電池。
- 上記リン酸鉄化合物が、下記式(7)で表される、請求項1から5のいずれか一項に記載の水系二次電池。
MFePO4・・・(7)
(式(7)中、Mは、リチウム又はナトリウムである。) - アルカリ金属塩からなる群より選択される少なくとも一種の塩を含有する水系電解質を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の水系二次電池。
- 上記水系電解質が、リチウム塩又はナトリウム塩を含有する、請求項7に記載の水系二次電池。
- 上記導電助剤が、多孔質炭素を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の水系二次電池。
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