JP7297994B1 - コネクタユニット、及び車載用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時の姿勢の制限を緩和する。【解決手段】コネクタユニット100は、第1の領域30a、第2の領域30bを有する平板状のプリント配線板30と、非水密構造を有し、第1の領域30a上に実装されたインタフェースコネクタ40と、境界30c上を覆う防水シール部材60と、開口部73を有し、プリント配線板30、インタフェースコネクタ40、、防水シール部材60を収容するケースとを備える。防水シール部材60は、ケース70内を第1の領域30a側と第2の領域30b側とに隔離する。ケース70内の第2の領域30b側は防水領域とされる。【選択図】図3

Description

本発明は車両などの他の機器に取り付けて使用することが可能なコネクタユニットに関する。
防水コネクタの従来技術として、コネクタを構成する部品間の隙間から毛細管現象により水などが侵入するのを確実に阻止するものがある(例えば、特許文献1参照)。図9は、従来技術の防水コネクタを説明するための図である。この防水コネクタは、図9に示したように、良導電性のコンタクト2と、このコンタクトを内部に配設する金属製管状体からなる金属シェル3と、コンタクト2を固定する電気絶縁性のハウジング4と、ハウジング4の外周囲に装着する大きさの開口を有する環状シールパッキンからなる外装防水シール部材8とを備え、ハウジング4は、金属シェル3の内部に、コンタクト2を内壁から離し電気的に絶縁した状態で配設すると共に電気絶縁性合成樹脂を注入して、一体にモールド成形した樹脂成型体4a~4e及び4eで形成されている。
特開2012―59540号
しかしながら、上記特許文献1の防水コネクタ1は、前方開口3を上向きの状態で機器に実装してしまうと、防水コネクタ1のコネクタ挿抜側が上向きの状態で使用され続けることとなる。防水コネクタ1は、排水構造を有していないことから、何らかの原因でハウジング4内に水が浸入した場合に、ハウジング4の内部に水が滞留してしまうこととなる。たとえ少量の被水であっても水の滞留が続いてしまうと、ハウジング4内に露出している防水コネクタ1の複数のコンタクト2の前端部が錆びてしまうおそれがあった。上記特許文献1の防水コネクタ1は、コネクタ挿抜側が上向きの状態で使用され続けないようにするため、例えば、前方開口3を下向きの状態で機器に実装する必要があるなど、機器への実装の姿勢が制限されてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、使用時の姿勢の制限を緩和することができるコネクタユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本実施形態に係るコネクタユニットは、プリント配線板と、インタフェースコネクタと、防水シール部材と、ケースとを備える。平板状のプリント配線板は、第1の領域と、第1の領域と隣接する第2の領域とを有する。インタフェースコネクタは、プリント配線板の第1の領域上に実装され、非水密構造のシェルを有する。防水シール部材は、プリント配線板の第1の領域と第2の領域との境界上を覆う。ケースは、インタフェースコネクタの相手側コネクタが挿抜可能な開口部を有し、プリント配線板と、インタフェースコネクタと、防水シール部材とを収容する。防水シール部材は、プリント配線板上の境界の外周と、境界の外周と対向するケースの内周とを密着するように覆い、防水シール部材を境にケース内を第1の領域側と第2の領域側とに隔離して形成される。ケース内の第2の領域側は、防水領域とされている。
本実施形態によれば、ケース内の第1の領域側は、非水密構造を有するインタフェースコネクタが実装されている。したがって、たとえ開口部が、上方向を向いて装着され、第1の領域内に被水が滞留したとしても、少量の被水である限りにおいては、被水はインタフェースコネクタ内には滞留し続けることはなく、インタフェースコネクタの外側に排水されることとなる。一方、ケース内の第2の領域側は防水領域となっており、防水機能が発揮される。したがって、本実施形態のコネクタユニットは、使用時の姿勢の制限を緩和することができる。特に、本実施形態のコネクタユニットを自動二輪車のハンドルバーに装着するための保持具を備えた車載用コネクタ装置として使用する場合には、ハンドルバーへの取り付け角度の自由度を確保することができ、開口部が上向きとなる姿勢での取り付けも可能になる。
図1Aは、本実施形態におけるコネクタユニットの一実施例を示す斜視図であり、図1Bは、その側面図である。 図2Aは図1Aに示したコネクタユニットの背面図であり、図2Bは図2AにおけるC-C線断面図である。 図3は、図1Aに示したコネクタユニットの分解斜視図である。 図4Aは図1Aに示したコネクタユニットにおいて、プリント回路板35を示した斜視図であり、図4Bは図4Aに示したプリント配線板30の側面図である。 図5Aは、防水シール部材60が一体形成されたプリント回路板35の斜視図である。図5Bは、コネクタユニット100を境界30cを含む面で切断した場合のインタフェースコネクタ40側から見た断面図である。 図6Aは、プリント回路板35上に防水シール部材61が搭載される場合において、防水シール部材61を分解した場合の斜視図である。図6Bは、防水シール部材61を搭載したコネクタユニット100において、境界30cを含む面で切断した場合のインタフェースコネクタ40側から見た断面図である。 図7Aは後面カバー80を有する場合のコネクタユニットの一実施例を示す背面図であり、図7Bは図7AにおけるC-C線断面図である。 図8Aは、コネクタユニット100の車両などの他の機器への装着の一例として、自動二輪車のハンドルに対し、保持具を利用して装着した状態を示した図である。図8Bは図8Aの側面図であり、図8Cは、図8Aの背面図であって、ケース保持部210とハーネスコネクタ400の一部を示した図である。 図9は、従来技術の防水コネクタを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態にについて図面を参照して説明する。なお、以降の説明において、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
<コネクタユニット>
図1Aは、本実施形態におけるコネクタユニットの一実施例を示す斜視図であり、図1Bは、その側面図である。図2Aは図1Aに示したコネクタユニットの背面図であり、図2Bは図2AにおけるC-C線断面図である。図3は、図1Aに示したコネクタユニットの分解斜視図である。図2Aでは、後述するポッティング樹脂130を不図示としており、図2Bでは、電子部品50を不図示としている。
本実施形態におけるコネクタユニット100は、図3に示すように、プリント配線板30と、インタフェースコネクタ40と、電子部品50と、防水シール部材60と、ケース70と、後面コネクタ90とを主たる要素として構成されている。
(プリント配線板30)
プリント配線板30は、例えばガラスエポキシ樹脂を主材料とした単層あるいは多層からなる配線板である。図4Aは図1Aに示したコネクタユニットにおいて、プリント回路板35を示した斜視図であり、図4Bは図4Aに示したプリント配線板30の側面図である。
本実施形態におけるプリント配線板30は、図4に示すように、略長方形の上面30A、及び下面30Bからなる平板状の形状を有し、長さ方向の一端に当たる端面を有した端部32と、端部32と反対側の端面を有した端部33とを有する。プリント配線板30は、端部32を起点として端部33の方向に延伸する第1の領域30aと、この第1の領域30aと隣接し、端部33まで延伸する第2の領域30bとを有する。第1の領域30aと第2の領域30bとの境の面を境界30cと定義すると、第1の領域30aは、プリント配線板30において、端部32から境界30cまでの領域であり、第2の領域30bは、プリント配線板30において、境界30cから端部33までの領域である。
プリント配線板30の上面30Aには、インタフェースコネクタ40と、電子部品50と、後面コネクタ90が実装されている。本実施形態では、インタフェースコネクタ40と、電子部品50と、後面コネクタ90とが実装されたプリント配線板30を「プリント回路板35」ということとする。図2に示すように、プリント回路板35は、ケース70に収容されている。
(インタフェースコネクタ40)
プリント配線板30の上面30Aには、第1の領域30aの端部32側に、例えばスマートフォン等のコネクタと接続されるインタフェースコネクタ40が実装されている。図2から図4に示すように、インタフェースコネクタ40は、端子42が金属製の非水密構造からなるシェル41で覆われており、ケース70の前面板部74に設けられている開口部73を介してケース70の外側に臨むように位置されている。本実施形態におけるインタフェースコネクタ40は、USB Type-Cコネクタである。但し、非水密構造を有するインタフェースコネクタであれば、インタフェースコネクタ40の種類は特に限定されない。例えば、USB Type-Aコネクタや、HDMI(登録商標)コネクタ等の他のインタフェースコネクタを用いてもよい。インタフェースコネクタ40は非水密構造を有していることから、開口部73を介してインタフェースコネクタ40が被水を受けたとしても、少量の被水である限りにおいては、被水はインタフェースコネクタ40内には滞留せず、インタフェースコネクタの外側に排水されることとなる。
(電子部品50)
プリント配線板30の上面30Aには、第2の領域30b側に、例えばICチップやコンデンサなどの表面実装部品である電子部品50が実装されている。本実施形態における電子部品50は、図4に示すように複数の電子部品50が実装されている。但し、本実施形態におけるコネクタユニット100は、プリント配線板30上の電子部品50の点数は複数に限定されるものではない。また、後述するように、本実施形態では、ケース70内の第1の領域30a側を非防水領域とし、第2の領域30b側を防水領域とする。したがって、本実施形態における電子部品50の中には、インタフェースコネクタ40よりも高い防水対策が求められる電子部品が含まれていてもよい。なお、本実施形態のコネクタユニット100が、電子部品50が無くても実現できるような場合であれば、必ずしも電子部品50が実装されていなくても良い。
(防水シール部材60)
プリント配線板30には、境界30cの外周30c1上に、ホットメルト材からなる防水シール部材60が形成されている。図5Aは、防水シール部材60が一体形成されたプリント回路板35の斜視図である。図5Bは、コネクタユニット100を境界30cを含む面で切断した場合のインタフェースコネクタ40側から見た断面図である。図5Bでは境界30cより後方側(背面側)のプリント配線板30や後面コネクタ90は不図示としている。
図9に示すような環状シールパッキンからなる外装防水シール部材8では平板状のプリント配線板30には装着することができないが、本実施形態の防水シール部材60は、図5に示すように、プリント配線板30における境界30cの外周30c1を沿うように覆いながらプリント配線板30に密着してプリント配線板30と一体として形成されている。プリント配線板30上に形成された防水シール部材60は、図5Bに示すように、ケース70内に挿入された場合に筒状部72の内面を押圧する、押圧面60A、60B、60C、60Dを有する。押圧面60Aと押圧面60B、押圧面60Bと押圧面60C、押圧面60Cと押圧面60D、押圧面60Dと押圧面60Aとは連続しており、全体として連続した面を構成する。押圧面60A、60B、60C、60Dは、ケース70の筒状部72の内周であって、外周30c1と対向する内周72cを押圧することにより、筒状部72の内面に密着するように配置されている。防水シール部材60を上述のように構成することにより、防水シール部材60は、ケース70内を第1の領域30a側と第2の領域30b側とに隔離する。
また、本実施形態におけるケース70内の第2の領域30b側は防水領域とする。防水領域を実現する具体例としては、ポッティング樹脂130の注入や、後面コネクタ90を設けることが挙げられるが、これらの詳細は後述する。
防水シール部材60を設け、かつケース70内の第2の領域30b側を防水領域とすることで、ケース70の開口部73からの被水はもちろんのこと、ケース70の後端側(ケース70において前面板部74とは反対側)から被水を受けたとしても、第2の領域30b側は防水機能が発揮される。したがって、コネクタユニット100が、搭載する車両などの他の機器に対してどのような向きに装着されたとしても、ケース70内の第2の領域30b側のプリント配線板30や電子部品50が被水の影響を受ける事態にはならない。
本実施形態の防水シール部材60は、例えばインサート成形によってプリント配線板30と一体になるように形成される。防水シール部材60の形成にあたっては、事前にプリント回路板35を準備する。プリント回路板35は、プリント配線板30上の部品実装位置にペースト状のクリームはんだを印刷し、インタフェースコネクタ40、電子部品50、後面コネクタ90をプリント配線板30上に搭載し、リフロー炉で熱を加えてはんだ付け工程を施すことにより得られる。
プリント回路板35の準備後は、予め用意しておいた、防水シール部材60用の金型にプリント回路板35を搭載して金型を閉じ、型締め後にホットメルト材を注入してインサート成形を実施する。これにより防水シール部材60が、プリント配線板30(プリント回路板35)上に一体的に形成される。インサート成形時の温度としては、上述のリフロー炉でのはんだ付け工程の温度(「印加温度」ともいう。)よりも低温(例えば180℃から200℃)で成形できるように、インサート成形の材質やリフロー処理の工程を調整しておくことが好ましい。ホットメルト材の主成分としては、EVA、オレフィン、合成ゴム、ポリアミド、ポリエステルなどの低融点の熱可塑性樹脂が挙げられる。但し、上述のインサート成形手法が実現でき、かつ防水の観点でケース70内を第1の領域30a側と第2の領域30b側とに隔離できるものであれば、これらの材料には限定されない。
防水シール部材60をインサート成形により実現することにより、接合強度や耐久性の向上、組立工数の削減、位置精度の向上などの効果が得られる。
(防水シール部材60の変形例)
上述した防水シール部材60は、1つの部材としてプリント回路板35と一体に形成する手法を採用している。しかし、本実施形態の防水シール部材60は、必ずしも1つの部材として形成することには限定されず、例えば図6で示したように非環状の複数部材により構成された防水シール部材61であってもよい。
図6Aは、プリント回路板35上に防水シール部材61が搭載される場合において、防水シール部材61を分解した場合の斜視図である。図6Bは、防水シール部材61を搭載したコネクタユニット100において、境界30cを含む面で切断した場合のインタフェースコネクタ40側から見た断面図である。図6Bでは境界30cより後方側(背面側)のプリント配線板30や後面コネクタ90は不図示としている。図6Aに示すように、本変形例の防水シール部材61は、第1防水シール部材610と、第2防水シール部材620との2つの防水シール部材の組み合わせから構成されている。防水シール部材61の材質の例としては、防水シール部材60と同様に、EVA、オレフィン、合成ゴム、ポリアミド、ポリエステルなどの低融点の熱可塑性樹脂が挙げられるが、これらの材質に限定されない点は、防水シール部材60と同様である。
第1防水シール部材610は、図6Aに示すように、1対の隔離部611、612と、この隔離部611、612を略U字状になるように連結する連結部613とから構成される。第1防水シール部材610は、図6Bに示すように、プリント配線板30の上面30A及び下面30Bを挟み込むための挟持面610a、610b、610cと、筒状部72の内面を押圧するための押圧面610A、610B、610Cとを有する。第2防水シール部材620は、図6Aに示すように、1対の隔離部621、622と、隔離部621、622を略U字状になるように連結する連結部623とから構成される。第2防水シール部材620は、図6Bに示すように、プリント配線板30の上面30A及び下面30Bを挟み込むための挟持面620a、620b、620cと、筒状部72の内面を押圧するための押圧面620A、620B、620Cとを有する。第1防水シール部材610と第2防水シール部材620は、図6に示すように、互いが非対象の形状であるものの、互いを組み合わせることで、防水シール部材60と略同一の形状をなすように構成されている。
防水シール部材61をプリント回路板35に搭載するに当たっては、第1防水シール部材610の挟持面610a、610b、610c及び、第2防水シール部材620の挟持面620a、620b、620cを、プリント配線板30の外周30c1に沿うように当接する。また、第1防水シール部材610の端部611aと第2防水シール部材620の端部621a、及び第1防水シール部材610の端部611bと第2防水シール部材620の端部621b、とを対向させて当接する。同様に、第1防水シール部材610の端部612aと第2防水シール部材620の端部622a、及び第1防水シール部材610の端部612bと第2防水シール部材620の端部622bとを対向させて当接する。これらの当接は、その状態を維持するように、即ち、互いが位置ずれしないように、接着剤等を用いて固着し、防水シール部材61がプリント回路板35と一体となるように配置する。第1防水シール部材610と第2防水シール部材620の大きさは、防水シール部材61全体として、防水シール部材60と同程度の大きさになるように構成しておく。なお、本変形例の防水シール部材61は、第1防水シール部材610と第2防水シール部材620との当接部分の形状として、第1防水シール部材610側を凹形状、第2防水シール部材620側を凸形状として構成しているが、当接部分の形状はこれに限定されず、例えば組木構造などの更に複雑な形状を採用することにより、上述した防水シール部材61で接合するよりも強固な接合を実現できるようにしてもよい。
防水シール部材を防水シール部材61のように複数部材とする場合には、インサート成形用の金型の作成は不要になり、予め必要な数の防水シール部材61を準備しておくことにより、接合のみのプロセスでプリント配線板30(プリント回路板35)と一体の防水シール部材の形成が可能となる。
(ケース70)
防水シール部材60が一体形成されたプリント回路板35、あるいはプリント配線板30上に防水シール部材61が一体となるように接合したプリント回路板35は、ケース70内に収容されている。ケース70は、例えばABS等の熱可塑性樹脂で形成された成型品である。
ケース70は、図1から図3に示すように、角筒状をなす筒状部71、72と、筒状部72の前端に位置する前面板部74とを有している。筒状部71は筒状部72よりもひと回り大きな筒状を有している。筒状部72の前面板部74には、インタフェースコネクタ40の相手側コネクタが挿抜可能な開口部73が形成されている。筒状部72、即ち、ケース70の第1の領域30a側には、前面板部74を挟んで左右両側の下方に排水穴76がそれぞれ2つ形成されている。これら開口部73、排水穴76はいずれも筒状部72の内部空間に通じている。排水穴76を設けることにより、仮に開口部73側から被水を受けたとしても、被水はケース70内の第1の領域30a側に滞留し続けることはなく、排水穴76を通じてケース70の外側に排水されることとなる。既述のように、インタフェースコネクタ40が受けた被水は、インタフェースコネクタ40が非水密構造を有することから、インタフェースコネクタ40の外側に排水される。その結果、被水は、一旦はケース70内の第1の領域30a側に滞留する。しかし、インタフェースコネクタ40から排水された被水も最終的には排水穴76を通じてケース70の外側に排水されることとなる。したがって、仮に開口部73側から多量の被水を受けたとしても、被水は、ケース70内の第1の領域30a側に滞留し続けることはない。したがって、コネクタユニット100が、搭載する車両などの他の機器に対してどのような向きに装着されたとしても、インタフェースコネクタ40の端子42が被水の影響でさびてしまうような事態にはならない。
防水シール部材60が一体形成されたプリント回路板35、あるいはプリント配線板30上に防水シール部材61が接合されたプリント回路板35は、筒状部71の後端側(ケース70において、前面板部74とは反対側)から押し込み挿入(圧入)され、ケース70内に収容される。筒状部71の内面には、図2Aに示すように、左右両側の側面領域にスライダ71a、71b、71c、71dが形成されている。ケース70に防水シール部材60(あるいは防水シール部材61)が一体成型されたプリント回路板35を押し込み挿入する場合には、プリント配線板30の幅方向の一端部を、スライダ71aと71bとの間に挿入し、他端部をスライダ71cと71dとの間に挿入しながら押し込む。これにより、図2Bに示すように、プリント配線板30上にある、インタフェースコネクタ40と、電子部品50と、防水シール部材60(あるいは防水シール部材61)と、嵌合部91aを除く後面コネクタ90は、プリント配線板30と共にケース70内の所定の位置でかつ所定の高さで収容される。
ケース70は、防水シール部材60(あるは防水シール部材61)により、ケース70内を第1の領域30a側と、第2の領域30b側とに隔離される。即ち、防水シール部材として防水シール部材60が用いられた場合には、図5Bに示したように、防水シール部材60の押圧面60A、60B、60C、60Dは、筒状部72の内面を押圧する。これにより防水シール部材60は、ケース70内を第1の領域30a側と、第2の領域30b側とに隔離する。また、防水シール部材として防水シール部材61が用いられた場合には、図6Bに示したように、第1防水シール部材610の押圧面610A、610B、610C及び、第2防水シール部材620の押圧面620A、620B、620Cは、筒状部72の内面を押圧する。これにより防水シール部材61は、ケース70内を第1の領域30a側と、第2の領域30b側とに隔離する。
(後面コネクタ90)
プリント配線板30の上面30Aには、第2の領域30bの端部33側に、後述するハーネスコネクタ400と接続される後面コネクタ90が実装されている。後面コネクタ90は、図3に示すように、ハウジング91と、端子92とから構成されている。ハウジング91は筒状をなし、ハーネスコネクタ400と嵌合される嵌合部91aと、嵌合部91aの基端を蓋する基部91bよりなる。基部91bには、図2Aに示すように、端子圧入穴91cが2つ形成されている。本実施形態における後面コネクタ90は、2本の端子92を有している。端子92はL字状に折り曲げられた形状を有し、L字の一辺には幅方向両側に突出する一対の突起92aが形成されている。図2及び図3に示したように、端子92はL字の一辺が端子圧入穴91cに圧入されてハウジング91に取り付けられている。圧入された端子92の一辺は、ハーネスコネクタ400と接続できるように、嵌合部91a内で露出した状態になっている。一方、端子92のL字の他辺はプリント配線板30の端部33側に設けられたスルーホール31aに挿入されてはんだ付け接続されている。
(防水領域を実現するための具体例1:ポッティング樹脂130)
防水シール部材60(あるいは防水シール部材61)とプリント回路板35とがケース70内に収容された後に、ケース70内の第2の領域30b側にポッティング樹脂130を注入する。ポッティング樹脂130の材質としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂が挙げられるがこれに限定されるものではない。図2Bには注入されたポッティング樹脂130を符号を用いて示しているが、筒状部71やプリント配線板30と見分けることができるように、斜線等を用いずに模様を付さないで示している。ポッティング樹脂130の注入は、図2Bに示すように、ケース70内の第2の領域30b側がポッティング樹脂130により充填されるまで行う。このポッティング樹脂130の充填により、ケース70内の第1の領域30a側を非防水領域とし、第2の領域30b側を防水領域とすることができる。
(防水領域を実現するための具体例2:後面カバー80)
ケース70内の第2の領域30b側を、ポッティング樹脂130を注入することなく中空状態とし、これに代わり筒状部71に後面カバー80を設けて防水化を図るように構成してもよい。
図7Aは後面カバー80を有する場合のコネクタユニットの一実施例を示す背面図であり、図7Bは図7AにおけるC-C線断面図である。図7に示したコネクタユニット100では、図2と異なり、ケース70内の第2の領域30b側には、ポッティング樹脂130は充填されていない。代わりに、ケース70の筒状部71の後端、即ちケース70内の第2の領域30b側の端部は、後面カバー80によって蓋されている。後面カバー80は、筒状部71の内径と同形状の円形状の平板を有する。後面カバー80とケース70との当接部分、即ち、筒状部71の後端の内周面と後面カバー80の外周面との間は接着剤等で強固に接合されている。筒状部71の後端を後面カバー80によって蓋することで、ケース70内の第2の領域30b側は防水機能が発揮される。
後面カバー80を設ける場合には、嵌合部91aと基部91bとの間に後面カバー80が一体となるように形成してもよい。これにより、基部91bは後面カバー80の一部をなし、嵌合部91aは後面カバー80より後方に突出されることとなる。一方、後面カバー80は、後面コネクタ90とは別体として形成してもよい。例えば、後面カバー80は後面コネクタ90を保持する構造としてもよい。後面カバー80は、防水シール部材60と同質の部材で形成することが考えられるが、これに限定されるものではない。
後面カバー80は、その外周面に環状溝を形成して、この環状溝に環状をなすゴムシールを取り付け、筒状部71の後端の内周面と後面カバー80の外周面との間にゴムシールが挟み込まれるように構成してもよい。これによりケース70内の第2の領域30b側の防水機能がより完全なものとなる。
後面カバー80を設けることにより、ケース70内の第2の領域30b側を防水領域とした場合であっても、この防水機能を更に高めるために、ケース70内の第2の領域30b側に、ポッティング樹脂130を充填させるように構成してもよい。なお、ポッティング樹脂130の注入をしない場合には、後面カバー80を設けた場合であっても、耐水性の点からプリント配線板30に防湿コートを施すようにしてもよい。コーティング剤としては例えば常温型フッ素コーティング剤を用いることができ、またウレタン系、アクリル系、シリコン系などの樹脂を皮膜成分とするコーティング剤を用いることもできる。
後面カバー80は、ポッティング樹脂130と同様に、ケース70内の第2の領域30b側の防水機能を発揮できることに加え、ポッティング樹脂130よりも安価で防水機能を実現できる。
以上、本実施形態におけるコネクタユニット100について説明した。本実施形態におけるコネクタユニット100の防水シール部材(防水シール部材60、防水シール部材61)は、ケース70内を第1の領域30a側と、第2の領域30b側とに隔離する。また、ケース70内の第2の領域30b側は防水領域とされる。
非防水領域であるケース70内の第1の領域30a側には、インタフェースコネクタ40が収容されているが、本実施形態におけるインタフェースコネクタ40は非水密構造を有する。したがって、たとえコネクタユニット100の開口部73が、上方向を向いて車両などの他の機器に装着されて被水したとしても、即ち、インタフェースコネクタ40が上方向を向いて使用され続けた結果として、ケース70内の第1の領域30a側の空間内に被水が滞留してしまったとしても、少量の被水である限りにおいては、被水はインタフェースコネクタ40内には滞留し続けることはなく、インタフェースコネクタ40の外側に排水されることとなる。したがって、インタフェースコネクタ40の端子42が被水の影響で錆びてしまうような事態にはならない。
一方、本実施形態において、ケース70内の第2の領域30b側は防水領域となっており、防水機能が発揮される。コネクタユニット100は、ケース70の開口部73側からの被水があった場合に、防水シール部材60があることから、当該被水がケース内の第2の領域30b側に入り込むことがない。万一、被水が、防水シール部材60を通過したとしても、第2の領域30b側は防水領域となっており、当該被水がケース内の第2の領域30b側に入り込むことがない。ケース70の後端側からの被水があった場合であっても、ケース70内の第2の領域30b側は防水領域となっており、当該被水がケース70内の第2の領域30b側に入り込むことがない。したがって、コネクタユニット100が、搭載する車両などの他の機器に対してどのような向きに装着されたとしても、ケース70内の第2の領域30b側に収容されているプリント配線板30や電子部品50が被水の影響を受ける事態にはならない。
以上のように、本実施形態のコネクタユニット100は、使用時の姿勢の制限を緩和することができるが、本発明のコネクタユニットは上述の実施形態には限定されない。たとえば、後面コネクタ90に代えてプリント配線板30に直接ケーブルを接続して引き出すピグテール型のコネクタユニットとすることも可能である。さらには、インタフェースコネクタ40以外の外部接続を備えないコネクタユニットとすることも可能である。。
<車載用コネクタ装置>
以下、本実施形態における車載用コネクタ装置について説明する。図8Aは、コネクタユニット100の車両などの他の機器への装着の一例として、自動二輪車のハンドルに対し、保持具を利用して装着した状態を示した図である。図8Bは図8Aの側面図であり、図8Cは、図8Aの背面図であって、ケース保持部210とハーネスコネクタ400の一部を示した図である。本実施形態における車載用コネクタ装置500は、コネクタユニット100と、保持具200とを有する。車載用コネクタ装置500は、図8に示すように、保持具200を介して自動二輪車のハンドルバー300にコネクタユニット100を装着するための装置である。図8Bに点線で示したコネクタユニット100は、開口部73が、運転席側に向き、かつ、開口部73が後面コネクタ90に対して水平になるように(地面と平行になるように)取り付けられている。
本実施形態では、ハンドルバー300は、運転者が運転座席(不図示)に座った状態で、運転者に対して水平横方向に延伸している。図8には図示しないが、ハンドルバー300は他の支持部材等を介して自動二輪車の本体と一体となっている。
保持具200は、ケース保持部210と、ハンドル保持部220とを主たる構成要素としている。
(ケース保持部210)
ケース保持部210は、コネクタユニット100のケース70の外周を保持するためのものである。ケース保持部210は、1対で箱状の外観をなす第1保持部211、第2保持部212と、キャップ216と、保持基台215とを有する。
図8Aに示すように、カバーに相当する第1保持部211と、ベースに相当する第2保持部212が互いに嵌合されることにより、ケース保持部210の外側形状は、箱状になるように形成されている。また、210の内側形状は、円筒形状を有するコネクタユニット100全体がケース保持部210の内側形状に密着して収容されるように形成されている。第1保持部211の前面211aと、第2保持部212の前面212aは、ケース保持部210の前面210aを形成し、前面210aには、コネクタユニット100のインタフェースコネクタ40及び開口部73が臨め、かつ、インタフェースコネクタ40との間で、例えばスマートフォン等の電子機器のコネクタが挿抜できるように開口部213が形成されている。図8Cに示すように、第1保持部211の後面211bと、第2保持部212の後面212bは、ケース保持部210の後面210bを形成し、後面210bには、コネクタユニット100の後面コネクタ90と接続されたハーネスコネクタ400のケーブル部分が挿通できるように開口部214が形成されている。なお、第2保持部212の側面または底面には、コネクタユニット100の排水穴76から排出された被水を排出できるように図示せぬ排水穴を設けておいてもよい。
ケース保持部210の第1保持部211には、キャップ216が回動可能に支持されている。キャップ216は、前面210aの開口部213を蓋する蓋部216aと、蓋した状態を基準として、蓋部216aの背面側に蓋部216aと一体として形成された一対のアーム部216b、216cとを有している。アーム部216b、216cの各端部には内側に向けて図示せぬ凸部が設けられており、各凸部と第1保持部211の側面とが回動可能に支持されている。これにより、コネクタユニット100の非使用時には蓋部216aを用いて開口部213を蓋することができる。また、コネクタユニット100の使用時、即ち運転席側から電子機器のコネクタをインタフェースコネクタ40に接続する際には蓋部216aを持ち上げて、インタフェースコネクタ40を外側に臨めるようにすることにより、コネクタの接続を行うことができる。図8Bには、キャップ216が回動する方向を矢印を用いて示しており、蓋した状態のキャップ216を一点鎖線で示している。
ケース保持部210の第2保持部212には、底面に保持基台215が第2保持部212と一体的に形成されている。保持基台215はケース保持部210をハンドル保持部220と固着する役割を担う。
(ハンドル保持部220)
ハンドル保持部220は、自動二輪車のハンドルバー300を保持するためのものである。ハンドル保持部220は、基部221と、ベルト222と、固定部223とを有する。
基部221は、ケース保持部210とハンドル保持部220とを固着する役割を担う。即ち、ハンドル保持部220の基部221と、ケース保持部210の保持基台215は接着剤等で強固に固定されるなど、両者が一体結合されるように処理が施されている。図8では、基部221と保持基台215とが完全に固定されて相対的な動きができないように形成されているが、基部221と保持基台215との間に両者を回動可能に支持する回動機構部を設けるような構成としてもよい。その場合には、保持具200を介してハンドルバー300上に搭載されたコネクタユニット100を、回動機構部を用いて所望の向きになるように設定できる。
基部221にはハンドルバー300の外周を環状に把持できるように、弾性部材からなるベルト222が一体形成されている。ベルト222は、円形断面を有するハンドルバー300の外周を環状に把持できる長さを有し、固定部223を利用して、ベルト222によるハンドルバー300への締め付け強度を調節する。締め付け強度を調整することにより、ハンドル保持部220は、自動二輪車のハンドルバー300を保持する。 以上が車載用コネクタ装置500の構成であるが、保持具200を用いてコネクタユニット100を自動二輪車のハンドルバー300へ装着する方法としては以下のようになる。まず、ハンドルバー300をハンドル保持部220を用いて保持する(ステップS1)。具体的には、図8に示すように、円形断面を有するハンドルバー300を周方向にベルト222を用いて把持し、固定部223を利用して、ベルト222によるハンドルバー300への締め付け強度を調節する。ベルト222によるハンドルバー300への保持の際には、ハンドル保持部220と一体となって形成されているケース保持部210の開口部213が運転者から見て所望の方向に向くようにベルト222の取り付け角度を固定部223を用いて調整する。したがって、例えばコネクタユニット100の開口部73が上向きとなる姿勢で、ハンドルバー300に装着するようにしてもよい。
次に、コネクタユニット100をケース保持部210で保持する(ステップS2)。具体的には、第1保持部211と第2保持部212との嵌合を解除してカバーである第1保持部211を開いた状態とし、第2保持部212の中にコネクタユニット100を搭載する。この際、コネクタユニット100の開口部73が、ケース保持部210の開口部213側に向くようにし、かつ、コネクタユニット100の後面コネクタ90に装着したハーネスコネクタ400のケーブル部分がケース保持部210の開口部214を挿通するように、コネクタユニット100を第2保持部212に搭載する。第2保持部212へのコネクタユニット100の搭載後は、第1保持部211を蓋して、第1保持部211と第2保持部212とを嵌合させてコネクタユニット100をケース保持部210に収容する。なお、上述の回動機構部が設けられた保持具200の場合には、ステップS2の後に、回動機構部による回動支持機能を用いてコネクタユニット100を所望の向きになるように調整してもよい。したがって、例えばコネクタユニット100の開口部73が上向きとなる姿勢で、ハンドルバー300に装着するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態における車載用コネクタ装置500は、コネクタユニット100を有することから、上述したコネクタユニット100と同様の効果が得られる。また、車載用コネクタ装置500は、保持具200を有することから、実際にコネクタユニット100をユーザの所望の方向に向くように、自動二輪車等の車両に装着することができる。特に、本実施形態のコネクタユニット100を自動二輪車のハンドルバーに装着するための保持具を備えた車載用コネクタ装置500として使用する場合には、ハンドルバーへの取り付け角度の自由度を確保することができ、開口部73が上向きとなる姿勢での取り付けも可能になる。
なお、車載用コネクタ装置500の車両への装着方法は、上述した方法に限定されず、例えばステップS1とステップS2との順番を入れ替えて、あるいは並行して実施するようにしてもよい。その他、本実施の形態で説明した、コネクタユニット100及び車載用コネクタ装置500は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
30 プリント配線板
30A 上面
30B 下面
30c 境界
30c1 外周
31a スルーホール
32、33 端部
35 プリント回路板
40 インタフェースコネクタ
41 シェル
42 端子
50 電子部品
60、61 防水シール部材
60A、60B、60C、60D 押圧面
70 ケース
71、72 筒状部
71a、71b、71c、71d スライダ
72c 内周
73 開口部
74 前面板部
76 排水穴
80 後面カバー
90 後面コネクタ
91 ハウジング
91a 嵌合部
91b 基部
91c 端子圧入穴
92 端子
92a 突起
100 コネクタユニット
200 保持具
210 ケース保持部
210a 211a 212a 前面
210b 211b 212b 後面
211 第1保持部
212 第2保持部
213、214 開口部
215 保持基台
216 キャップ
216a 蓋部
216b、216c アーム部
220 ハンドル保持部
221 基部
222 ベルト
223 固定部
300 (自動二輪車の)ハンドルバー
400 ハーネスコネクタ
500 車載用コネクタ装置
610 第1防水シール部材
610a、610b、610c 挟持面
610A、610B、610C 押圧面
611、612、621、622 隔離部
611a、612a、621a、622a 端部
611b、612b、621b、622b 端部
613、623 連結部
620 第2防水シール部材
620a、620b、620c 挟持面
620A、620B、620C 押圧面

Claims (8)

  1. 第1の領域と、前記第1の領域と隣接する第2の領域とを有する平板状のプリント配線板と、
    前記プリント配線板の前記第1の領域上に実装された非水密構造のシェルを有するインタフェースコネクタと、
    前記プリント配線板の前記第1の領域と前記第2の領域との境界上を覆う防水シール部材と、
    前記インタフェースコネクタの相手側コネクタが挿抜可能な開口部を有し、前記プリント配線板と、前記インタフェースコネクタと、前記防水シール部材とを収容するケースと、
    を備え、
    前記防水シール部材は、前記プリント配線板上の前記境界の外周と、前記境界の外周と対向する前記ケースの内周とを密着するように覆い、前記防水シール部材を境に前記ケース内を前記第1の領域側と前記第2の領域側とに隔離して形成され、
    前記ケース内の前記第2の領域側は、防水領域とされている、
    コネクタユニット。
  2. 前記防水シール部材は、インサート成形によって前記プリント配線板と一体に形成されている、請求項1に記載のコネクタユニット。
  3. 前記防水シール部材は、非環状の複数部材により構成されている、請求項1に記載のコネクタユニット。
  4. 前記ケースは、前記第1の領域側に、排水穴が設けられている請求項1~3に記載のコネクタユニット。
  5. 前記ケース内の前記第2の領域側は、ポッティング樹脂を充填することにより防水領域とされている、請求項1~3に記載のコネクタユニット。
  6. 前記ケース内の前記第2の領域側は、前記第2の領域側の端部を蓋する後面カバーを設けることにより防水領域とされている、請求項1~3に記載のコネクタユニット。
  7. 請求項1~3に記載のコネクタユニットと、前記コネクタユニットを自動二輪車のハンドルバーに装着するための保持具とを備えた車載用コネクタ装置であって、
    前記保持具は、
    前記自動二輪車のハンドルバーを保持するためのハンドル保持部と、
    前記コネクタユニットの前記ケースの外周を保持するためのケース保持部と、を有する、
    車載用コネクタ装置。
  8. 前記コネクタユニットの前記開口部が上向きとなる姿勢で、
    前記自動二輪車のハンドルバーに装着されている、請求項7に記載の車載用コネクタ装置。
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