JP7268516B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
共有データ記憶部は、複数のプロセッサコアのそれぞれが読出可能にアクセスすることができる共有データ(31,71)を記憶するように構成される。
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の電子制御装置1(以下、ECU1)は、図1に示すように、マイクロコンピュータ2(以下、マイコン2)を備える。ECUは、Electronic Control Unitの略である。
MPU15は、RAM21,22,23に対するデータの書き込みと読み込みとを制御する。
RAM21,22,23は、揮発性メモリである。RAM21,22,23はそれぞれ、プロセッサコア11,12,13の演算結果等を一時的に記憶する。
初期設定処理が実行されると、プロセッサコア11は、図3に示すように、S10にて、RAM21に設けられたブロック指示値TestBlockに1を格納し、初期設定処理を終了する。
そしてプロセッサコア11は、S150にて、ハンドシェーク用データ41,51に「読出要求あり」が設定されているか否かを判断する。ここで、ハンドシェーク用データ41,51に「読出要求なし」が設定されている場合には、プロセッサコア11は、S160にて、ブロック指示値TestBlockに格納されている値が予め設定されているテーブルブロック数MaxBlockより大きいか否かを判断する。本実施形態では、テーブルブロック数MaxBlockは、5に設定されている。
そして、S180に移行すると、プロセッサコア11は、プロセッサコア12,13に対する読出許可設定を行う。具体的には、プロセッサコア11は、RAM21の更新データ31に対するプロセッサコア12,13からの読出アクセスを許可するための許可設定要求をMPU15へ出力する。この許可設定要求がMPU15に入力されると、MPU15は、MPU15に設けられたメモリ保護設定レジスタに、RAM21の更新データ31に対するプロセッサコア12,13からの読出アクセスを許可する旨(以下、読出アクセス許可)を設定する。
次に、プロセッサコア12が実行するアクセスエラー処理の手順を説明する。アクセスエラー処理は、MPU15から読出アクセス禁止通知が入力された場合に開始される処理である。
そしてプロセッサコア12は、S320にて、ハンドシェーク用データ41に「読出要求あり」が設定されているか否かを判断する。ここで、「読出要求あり」が設定されている場合には、プロセッサコア12は、S320の処理を繰り返すことにより、ハンドシェーク用データ41に「読出要求なし」が設定されるまで待機する。
プロセッサコア12の初期設定処理およびRAMテスト処理は、RAM21の更新データ31およびハンドシェーク用データ41,51の代わりにRAM22の更新データ32およびハンドシェーク用データ42,52を対象とする点がプロセッサコア11の初期設定処理およびRAMテスト処理と異なる。
図6に示すように、プロセッサコア11は、まず、更新データ31に対するプロセッサコア12,13からの読出アクセスを禁止する読出アクセス禁止を設定する。矢印L1は、プロセッサコア11が禁止設定要求をMPU15へ出力することを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L5は、プロセッサコア12が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
プロセッサコア13は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L7は、プロセッサコア13が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
図7に示すように、プロセッサコア11は、まず、更新データ31に対するプロセッサコア12,13からの読出アクセスを禁止する読出アクセス禁止を設定する。矢印L11は、プロセッサコア11が禁止設定要求をMPU15へ出力することを示す。
RAMテスト処理が開始された後に、プロセッサコア12が、更新データ31への読出アクセス要求をMPU15へ出力する。矢印L12は、プロセッサコア12が更新データ31への読出アクセスを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から読出アクセス禁止通知を取得すると、アクセスエラー処理の実行を開始し、まず、矢印L14で示すように、ハンドシェーク用データ41に「読出要求あり」を設定する。
ハンドシェーク用データ41に「読出要求なし」が設定されると、プロセッサコア12は、アクセスエラー処理を終了し、更新データ31への読出アクセス要求をMPU15へ出力する。矢印L20は、プロセッサコア12が更新データ31への読出アクセスを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L21は、プロセッサコア12が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
プロセッサコア13は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L23は、プロセッサコア13が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
そして時刻t1に、プロセッサコア11がセマフォを獲得し、プロセッサコア11は、時刻t1から時刻t2までの間に、ID番号が1であるテストブロックに対してRAMテストを実行する。ブロックB2は、セマフォがプロセッサコア11により獲得されている期間を示す。ブロックB3は、ID番号が1であるテストブロックに対してRAMテストが行われている期間を示す。
プロセッサコア12は、時刻t1から時刻t6までの間に、セマフォを獲得しようとして、失敗する。ブロックB8は、プロセッサコア12がセマフォを獲得するまで待機している期間を示す。
次に、本実施形態のマイコン2による排他制御を説明する。
そして時刻t21に、プロセッサコア11が禁止設定要求をMPU15へ出力する。これにより、MPU15は、読出アクセス禁止を設定する。そしてプロセッサコア11は、時刻t22まで、ID番号が1であるテストブロックに対してRAMテストを実行する。
RAM21は、プロセッサコア11,12,13のそれぞれが読出可能にアクセスすることができる更新データ31を記憶する。
また、更新データ31は共有データに相当し、プロセッサコア11は特定プロセッサコアに相当し、プロセッサコア12,13は他プロセッサコアに相当する。
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
ROM14は、優先度テーブルTB2を記憶する。優先度テーブルTB2は、図10に示すように、プロセッサコア11,12,13を識別するためのプロセッサコア番号と、プロセッサコア番号に対応する優先度とを記憶するテーブルである。プロセッサコア番号「1」,「2」,「3」はそれぞれ、プロセッサコア11,12,13に対応する。図10に示す優先度テーブルTB2では、プロセッサコア11の優先度が「高」、プロセッサコア12の優先度が「中」、プロセッサコア13の優先度が「低」に設定されている。
そしてプロセッサコア11は、S430にて、i番目の分割処理を実行する。さらにプロセッサコア11は、S440にて、処理指示値iに格納されている値に1を加算した加算値を処理指示値iに格納する。
そしてプロセッサコア11は、S460にて、ハンドシェーク用データ41,51の少なくとも一方に「読出要求あり」が設定されているか否かを判断する。ここで、ハンドシェーク用データ41,51に「読出要求なし」が設定されている場合には、プロセッサコア11は、S470にて、処理指示値iに格納されている値が予め設定されている分割処理数Nより大きいか否かを判断する。
そしてプロセッサコア12は、S640にて、ハンドシェーク用データ41に「読出要求あり」が設定されているか否かを判断する。ここで、「読出要求あり」が設定されている場合には、プロセッサコア12は、S640の処理を繰り返すことにより、ハンドシェーク用データ41に「読出要求なし」が設定されるまで待機する。
またS620にて、アクセスエラーがない場合には、S650に移行する。
そしてプロセッサコア12は、S660にて、ハンドシェーク用データ51を確認する。
そしてプロセッサコア12は、S700にて、「読出要求あり」が設定されているハンドシェーク用データに対応するプロセッサコアのうち、優先度が最も高いプロセッサコアに対する読出許可設定を行う。例えば、「読出要求あり」が設定されているハンドシェーク用データに対応するプロセッサコアが、プロセッサコア13である場合には、プロセッサコア12は、プロセッサコア13に対する読出許可設定を行う。
図13に示すように、プロセッサコア11は、まず、更新データ31に対するプロセッサコア12,13からの読出アクセスを禁止する読出アクセス禁止を設定する。矢印L31は、プロセッサコア11が禁止設定要求をMPU15へ出力することを示す。
N個の分割処理の順次実行が開始された後に、プロセッサコア12が、更新データ31への読出アクセス要求をMPU15へ出力する。矢印L32は、プロセッサコア12が更新データ31への読出アクセスを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から読出アクセス禁止通知を取得すると、矢印L34で示すように、ハンドシェーク用データ41に「読出要求あり」を設定する。
プロセッサコア13は、MPU15から読出アクセス禁止通知を取得すると、矢印L38で示すように、ハンドシェーク用データ51に「読出要求あり」を設定する。
ハンドシェーク用データ41に「読出要求なし」が設定されると、プロセッサコア12は、更新データ31への読出アクセス要求をMPU15へ出力する。矢印L45は、プロセッサコア12が更新データ31への読出アクセスを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L46は、プロセッサコア12が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
ハンドシェーク用データ51に「読出要求なし」が設定されると、プロセッサコア13は、更新データ31への読出アクセス要求をMPU15へ出力する。矢印L50は、プロセッサコア13が更新データ31への読出アクセスを要求していることを示す。
プロセッサコア13は、MPU15から読出アクセス許可通知を取得すると、更新データ31へアクセスして、更新データ31からデータを読み出す。矢印L51は、プロセッサコア13が更新データ31からデータを読み出すことを示す。
そしてプロセッサコア11は、優先度テーブルTB2に基づいて、MPU15を、読出アクセス要求をMPU15へ出力したプロセッサコア12,13の中で優先度が最も高いプロセッサコア12について読出アクセス許可に設定する。
これにより、ECU1は、優先度が高いプロセッサコア12が、優先度が低いプロセッサコア13よりも優先して、更新データ31へアクセスするようにすることができる。これにより、ECU1は、優先度が高い処理の実行が、優先度が低い処理の実行のために遅れてしまう事態の発生を抑制することができ、ECU1の応答性を向上させることができる。
また、S630は有設定部としての処理に相当し、S640は再アクセス部としての処理に相当する。
「1つの分割処理が終了すること」は確認条件に相当し、分割処理はアクセス処理に相当する。
以下に本開示の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
周辺装置17は、プロセッサコア11,12,13からの指示に従って、アクチュエータ4へPWM信号を出力する。PWMは、Pulse Width Modulationの略である。本実施形態では、アクチュエータ4は電子スロットルである。
第1相違点は、プロセッサコア11,12,13が、RAM21の更新データ31へアクセスする代わりに、ROM14の周辺装置制御プログラム71へアクセスすることである。第2相違点は、プロセッサコア12,13が、RAM21のハンドシェーク用データ41,51にアクセスする代わりに、RAM26のハンドシェーク用データ62,63にアクセスする点である。
次に、MPU15による実行アクセス調停の第1の具体例を説明する。
プロセッサコア12は、MPU15から実行アクセス許可通知を取得すると、ROM14へアクセスして、周辺装置制御プログラム71をフェッチし、矢印L66で示すように、アクチュエータ4へPWM信号を出力する制御を実行する。
プロセッサコア13は、MPU15から実行アクセス許可通知を取得すると、ROM14へアクセスして、周辺装置制御プログラム71をフェッチし、矢印L68で示すように、アクチュエータ4へPWM信号を出力する制御を実行する。
図16に示すように、プロセッサコア11は、まず、周辺装置制御プログラム71に対するプロセッサコア12,13からの実行アクセスを禁止する実行アクセス禁止を設定する。矢印L71は、プロセッサコア11が禁止設定要求をMPU15へ出力することを示す。
アクチュエータ制御処理が開始された後に、プロセッサコア12が、周辺装置制御プログラム71へのフェッチ要求をMPU15へ出力する。矢印L72は、プロセッサコア12が周辺装置制御プログラム71へのフェッチを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から実行アクセス禁止通知を取得すると、矢印L74で示すように、ハンドシェーク用データ62に「実行アクセス要求あり」を設定する。
そして、ハンドシェーク用データ62に「実行アクセス要求あり」が設定されると、プロセッサコア11は、周辺装置制御プログラム71に対するプロセッサコア12,13からの実行アクセスを許可する実行アクセス許可を設定する。矢印L81は、プロセッサコア11が許可設定要求をMPU15へ出力することを示す。
ハンドシェーク用データ62に「実行アクセス要求なし」が設定されると、プロセッサコア12は、周辺装置制御プログラム71へのフェッチ要求をMPU15へ出力する。矢印L83は、プロセッサコア12が周辺装置制御プログラム71へのフェッチを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から実行アクセス許可通知を取得すると、ROM14へアクセスして、周辺装置制御プログラム71をフェッチし、矢印L84で示すように、周辺装置17へ出力指示値を出力する。
このように構成されたECU1は、プロセッサコア11,12,13と、ROM14と、MPU15とを備える。
MPU15は、プロセッサコア11が周辺装置制御プログラム71へアクセスしている場合にはプロセッサコア12,13が周辺装置制御プログラム71へアクセスすることができないようにプロセッサコア11,12,13を制御する。
また、実行アクセス禁止はアクセス禁止に相当し、実行アクセス許可はアクセス許可に相当する。
以下に本開示の第4実施形態を図面とともに説明する。なお第4実施形態では、第3実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
次に、第4実施形態のMPU15による実行アクセス調停の具体例を説明する。
アクチュエータ制御処理が開始された後に、プロセッサコア12が、周辺装置制御プログラム71へのフェッチ要求をMPU15へ出力する。矢印L92は、プロセッサコア12が周辺装置制御プログラム71へのフェッチを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から実行アクセス禁止通知を取得すると、矢印L94で示すように、ハンドシェーク用データ62に「実行アクセス要求あり」を設定する。
プロセッサコア13は、MPU15から実行アクセス禁止通知を取得すると、矢印L98で示すように、ハンドシェーク用データ63に「実行アクセス要求あり」を設定する。
ハンドシェーク用データ62に「実行アクセス要求なし」が設定されると、プロセッサコア12は、周辺装置制御プログラム71へのフェッチ要求をMPU15へ出力する。矢印L106は、プロセッサコア12が周辺装置制御プログラム71へのフェッチを要求していることを示す。
プロセッサコア12は、MPU15から実行アクセス許可通知を取得すると、ROM14へアクセスして、周辺装置制御プログラム71をフェッチし、矢印L107で示すように、アクチュエータ4へPWM信号を出力する。
次にプロセッサコア12は、周辺装置制御プログラム71に対するプロセッサコア13からの実行アクセスを許可する実行アクセス許可を設定する。矢印L109は、プロセッサコア11が許可設定要求をMPU15へ出力することを示す。
ハンドシェーク用データ63に「実行アクセス要求なし」が設定されると、プロセッサコア13は、周辺装置制御プログラム71へのフェッチ要求をMPU15へ出力する。矢印L111は、プロセッサコア13が周辺装置制御プログラム71へのフェッチを要求していることを示す。
プロセッサコア13は、MPU15から実行アクセス許可通知を取得すると、ROM14へアクセスして、周辺装置制御プログラム71をフェッチし、矢印L112で示すように、アクチュエータ4へPWM信号を出力する。
そしてプロセッサコア11は、優先度テーブルTB2に基づいて、MPU15を、フェッチ要求をMPU15へ出力したプロセッサコア12,13の中で優先度が最も高いプロセッサコア12につい実行アクセス許可に設定する。
本開示に記載のECU1およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載のECU1およびその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載のECU1およびその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。ECU1に含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
Claims (5)
- 複数のプロセッサコア(11,12,13)と、
複数の前記プロセッサコアのそれぞれが読出可能にアクセスすることができる共有データを記憶するように構成された共有データ記憶部(21,14)と、
複数の前記プロセッサコアのうちの一つの前記プロセッサコアを特定プロセッサコア(11)とし、前記特定プロセッサコア以外の前記プロセッサコアを他プロセッサコア(12,13)として、前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスして前記共有データにデータを書き込んだり記共有データからデータを読み出したりする場合には前記他プロセッサコアが前記共有データへアクセスして前記共有データからデータを読み出すことができないように複数の前記プロセッサコアを制御するように構成されたメモリ保護部(15)と
を備え、
前記メモリ保護部は、
前記共有データに対する前記他プロセッサコアからの読出アクセスを禁止するための禁止設定要求が前記特定プロセッサコアから入力されると、前記読出アクセスを禁止する読出アクセス禁止を設定し、
前記読出アクセスを許可するための許可設定要求が前記特定プロセッサコアから入力されると、前記読出アクセスを許可する読出アクセス許可を設定し、
前記読出アクセス禁止が設定されている場合において、前記読出アクセスを要求する読出アクセス要求が前記他プロセッサコアから入力されると、前記読出アクセスを禁止する旨を通知する読出アクセス禁止通知を前記他プロセッサコアへ出力し、
前記読出アクセス許可が設定されている場合において、前記読出アクセス要求が前記他プロセッサコアから入力されると、前記読出アクセスを許可する旨を通知する読出アクセス許可通知を前記他プロセッサコアへ出力する電子制御装置(1)。 - 請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記特定プロセッサコアは、
前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスする期間内に、前記メモリ保護部を、前記他プロセッサコアからの前記共有データへのアクセスを禁止するアクセス禁止に設定するように構成された禁止設定部(S110,S410)と、
前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスしない期間内に、前記メモリ保護部を、前記他プロセッサコアからの前記共有データへのアクセスを許可するアクセス許可に設定するように構成された許可設定部(S180,S480)と
を備える電子制御装置。 - 請求項2に記載の電子制御装置であって、
複数の前記プロセッサコア間のハンドシェークに用いられ、且つ、複数の前記プロセッサコアのそれぞれが読出可能および更新可能にアクセスすることができるハンドシェーク用データ(41,51,62,63)を記憶するように構成されたハンドシェーク記憶部(21,26)を備え、
前記メモリ保護部は、前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスする期間内に前記他プロセッサコアが前記共有データへのアクセスを試みた場合には、前記他プロセッサコアに対してメモリアクセス違反処理を実行し、
前記他プロセッサコアは、
前記メモリアクセス違反処理の対象となった場合に、前記特定プロセッサコアと当該他プロセッサコアとの間のハンドシェークに用いられる前記ハンドシェーク用データである違反対象ハンドシェーク用データに、アクセス要求が有ることを示すアクセス要求有を設定するように構成された有設定部(S310,S630)と、
前記違反対象ハンドシェーク用データが、前記アクセス要求有が設定されている状態から、アクセス要求が無いことを示すアクセス要求無が設定されている状態に変化した場合に、前記共有データへのアクセスを再度試みるように構成された再アクセス部(S320,S330,S640)とを備え、
前記特定プロセッサコアは、
前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスしている期間内において、予め設定された確認条件が成立する毎に繰り返し前記違反対象ハンドシェーク用データを確認し、前記違反対象ハンドシェーク用データに前記アクセス要求有が設定されているか否かを判断するように構成された要求判断部(S150,S460)と、
前記違反対象ハンドシェーク用データに前記アクセス要求有が設定されていると前記要求判断部が判断した場合に、前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスするアクセス処理を中断して、前記許可設定部に、前記メモリ保護部を前記アクセス許可に設定させるように構成された中断部(S150,S460,S490,S500)と、
前記違反対象ハンドシェーク用データに前記アクセス要求有が設定されていると前記要求判断部が判断した場合に、前記違反対象ハンドシェーク用データに、前記アクセス要求無を設定するように構成された無設定部(S190,S510)と
を備える電子制御装置。 - 請求項1~請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置であって、
前記特定プロセッサコアが前記共有データへアクセスする処理は、前記共有データからデータを読み出し、更に前記共有データにデータを書き込むテストである電子制御装置。 - 請求項3に記載の電子制御装置であって、
複数の前記プロセッサコアのそれぞれに対する優先度が設定された優先度テーブル(TB2)を備え、
前記中断部(S460,S490,S500)は、前記優先度テーブルに基づいて、前記許可設定部に、前記メモリ保護部を、前記共有データへのアクセスを試みた複数の前記他プロセッサコアの中で前記優先度が最も高い前記他プロセッサコアである高優先度プロセッサコアについて前記アクセス許可に設定させ、
前記無設定部(S510)は、前記特定プロセッサコアと前記高優先度プロセッサコアとの間のハンドシェークに用いられる前記違反対象ハンドシェーク用データに前記アクセス要求無を設定する電子制御装置。
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