JP7245212B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、非水電解液二次電池に関する。
近年、リチウム二次電池等の非水電解液二次電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。
一般的な非水電解液二次電池は、正極と負極とがセパレータを介して積層された電極体を備える。この電極体は、捲回電極体と積層電極体とに大別される。積層電極体は、正極と負極とが、セパレータを間に介在させながら交互に積層された構成を有する。
積層電極体の製造方法の一つとして、第1電極、第1セパレータ、第2電極、および第2セパレータをこの順序で積層したモノセルを複数形成した後、当該複数のモノセルをさらに積層する方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。このような製造方法においては、電極およびセパレータの位置ずれを防止するために、セパレータと電極とを接着剤で接着することが行われている。例えば、特許文献1では、セパレータと電極とを接着剤で接着するために、第1セパレータの両面に接着剤をコーティングすると共に、第2セパレータの面であって第2電極と対向する面にのみ接着剤をコーティングすることが記載されている。
特許第6093369号明細書
しかしながら、従来技術においては、セパレータの接着剤でコーティングされた部分において、非水電解液(特に、電荷担体(例えば、リチウムイオン等))が移動しにくくなるため、抵抗特性の悪化の原因になり得る。加えて、セパレータの接着剤でコーティングされた部分において、非水電解液が流通しにくくなる。そのため、非水電解液二次電池の製造時において、非水電解液が電極体内へ浸透するのに必要な時間が増大し、生産性が大幅に低下するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、抵抗特性に優れ、かつ製造時における積層電極体への非水電解液の含浸性に優れる非水電解液二次電池を提供することにある。
ここに開示される非水電解液二次電池は、第1電極、第1セパレータ、第2電極、および第2セパレータがこの順に積層されたセル単位が2つ以上積層された積層電極体と、非水電解液と、を備える。前記第1電極は、第1集電体と、第1活物質層と、を有する。前記第2電極は、第2集電体と、第2活物質層と、を有する。前記第1電極の第1活物質層の主面の面積は、前記第2電極の第2活物質層の主面の面積よりも大きい。前記第1セパレータの主面の面積および前記第2セパレータの主面の面積は、前記第2電極の第2活物質層の主面の面積よりも大きい。前記第1活物質層の中央部に、前記第2活物質層と対向する対向領域が形成されている。前記第1活物質層の外周縁部に、前記第2活物質層と対向しない非対向領域が形成されている。前記第1セパレータと、前記第1電極と、が第1接着剤によって接着されている。前記第1電極と前記第1セパレータとを接着する前記第1接着剤が、前記第1活物質層の前記対向領域に配置されておらず、かつ、前記対向領域以外に配置されている。前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、前記第2電極の第2活物質層とは接着されていない。前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、前記第2電極外において、接合されている。このような構成によれば、抵抗特性に優れ、かつ製造時における積層電極体への非水電解液の含浸性に優れる非水電解液二次電池が提供される。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、前記第1電極が負極であり、前記第2電極が正極である。このような構成によれば、負極活物質層の主面の面積が、正極活物質層の主面の面積よりも大きくなるため、電荷担体として機能するイオン(例えば、リチウムイオン等)が金属となって析出することを高度に抑制することができる。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、前記第2集電体が、前記第1活物質層と前記第2活物質層の積層部分から突出した突出部を有し、当該突出部が、第1セパレータおよび第2セパレータの少なくともいずれかと接着されている。このような構成によれば、第2電極の位置ずれを高度に抑制することができる。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、前記第1活物質層の外周縁部の前記非対向領域の少なくとも一部に、前記第1接着剤が配置されておらず、前記非水電解液が流通する経路が形成されている。このような構成によれば、製造時における積層電極体への非水電解液の含浸性により優れる。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、前記第1接着剤の厚さが、前記第2電極の厚さよりも小さい。このような構成によれば、セル単位を積層した際に、第1接着剤の配置された部分への応力の集中を避けることができる。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、隣接する2つの前記セル単位において、一方のセル単位の第1電極と、他方のセル単位の第2セパレータとが接着されている。このような構成によれば、セル単位間での位置ずれを抑制することができる。
ここに開示される非水電解液二次電池のより好ましい一態様においては、前記一方のセル単位の第1電極の第1活物質層の中央部に、前記他方のセル単位の第2電極の第2活物質層と対向する対向領域が形成されている。前記一方のセル単位の第1電極の第1活物質層の外周縁部に、前記他方のセル単位の第2電極の第2活物質層と対向しない非対向領域が形成されている。前記一方のセル単位の第1電極と、前記他方のセル単位の第2セパレータとが、第3接着剤で接着されている。前記第3接着剤が、前記一方のセル単位の第1電極の前記第1活物質層の前記対向領域に配置されておらず、かつ、前記対向領域以外に配置されている。前記非対向領域の少なくとも一部に、第3接着剤が配置されておらず、非水電解液が流通する経路が形成されている。このような構成によれば、セル単位間での位置ずれを抑制しつつ、製造時における積層電極体への非水電解液の含浸性により優れる。
ここに開示される非水電解液二次電池の好ましい一態様においては、前記積層電極体が、前記セル単位が複数積層された積層体であって最外層が正極および負極である積層体と、単体の負極と、を含む。前記積層体の最外層の正極の上に、前記単体の負極が積層されている。このような構成によれば、最外層正極のリチウムを充放電に使うことができ、セル容量の向上が可能である。
本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の積層電極体に含まれるセル単位を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の積層電極体に含まれるセル単位を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の積層電極体に含まれるセル単位の負極の模式図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の積層電極体に含まれるセル単位における、正極およびセパレータの積層構造を模式的に示すための斜視図である。 本発明の一実施形態の一変形例のリチウムイオン二次電池の積層電極体に含まれるセル単位における、正極およびセパレータの積層構造を模式的に示すための斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、本明細書において言及していない事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
以下、リチウムイオン二次電池を例に挙げて、本実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイスをいい、いわゆる蓄電池、および電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。また、本明細書において「リチウム二次電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
図1に、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池100の内部構造を模式的に示す。図1に示すリチウムイオン二次電池100は、積層電極体20と、非水電解液(図示せず)と、これらを収容する角形の電池ケース30とを備える。電池ケース30は封止されており、よってリチウムイオン二次電池100は、密閉型電池である。
図1に示すように、電池ケース30には、外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36が設けられている。また、電池ケース30には、非水電解質を注入するための注液孔(図示せず)が設けられている。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。
電池ケース30の材質には、軽量で熱伝導性が高いことから、アルミニウム等の金属材料が用いられている。しかしながら、電池ケース30の材質はこれに限られず、樹脂製であってもよい。また、電池ケース30は、ラミネートフィルムを用いたラミネートケース等であってもよい。
図2に、積層電極体20を構成するセル単位10を模式的に示す。図2は、分解斜視図である。積層電極体20は、図示されるようなセル単位10を2つ以上有する。2つ以上のセル単位が積層されることによって、積層電極体20が構成されている。積層電極体20が有するセル単位10の数は特に限定されず、従来のリチウムイオン二次電池に用いられる積層電極体が有するセル単位の数と同様であってよく、例えば、2以上150以下であり、好ましくは20以上100以下である。
セル単位10は、図2に示すように、第1電極としての負極60と、第1セパレータとしてのセパレータ71と、第2電極としての正極50と、第2セパレータとしてのセパレータ72と、を有する。セル単位10においては、負極60、セパレータ71、正極50、およびセパレータ72が、この順に積層されている。
正極50は、正極集電体52と、正極集電体52上に設けられた正極活物質層54とを有する。図2に示すように、本実施形態では、正極集電体52上の両面に正極活物質層54が設けられている。しかしながら、正極集電体52上の片面のみに正極活物質層54が設けられていてもよい。正極50の一端部には、正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分である、正極活物質層非形成部分52aが設けられている。正極活物質層非形成部分52aの一部には絶縁のためのテープや、アルミナ、ベーマイト等を含む絶縁コート層が形成されていてもよい。
負極60は、負極集電体62と、負極集電体62上に設けられた負極活物質層64とを有する。図2に示すように、本実施形態では、負極集電体62上の両面に負極活物質層64が設けられている。しかしながら、負極集電体62上の片面のみに負極活物質層54が設けられていてもよい。負極60の一端部には、負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分である、負極活物質層非形成部分62aが設けられている。
図1および図2に示すように、正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aは、正極活物質層54および負極活物質層64の積層部分から、互いに反対方向に突出している。正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aはそれぞれ、集電タブとして機能する。正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aの形状は、図示されたものに限られず、裁断等によって所定の形状に加工されていてもよい。正極活物質層非形成部分52aと負極活物質層非形成部分62aの突出方向は、図示されたものに限られない。正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aは、互いに重ならないような位置および形状に設けられて、同じ方向に突出していてもよい。
積層電極体20において、複数のセル単位10の正極活物質層非形成部分52aは纏められて、図1に示すように、正極集電板42aと電気的に接合されている。複数のセル単位10の負極活物質層非形成部分62aは纏められて、図1に示すように、負極集電板44aと電気的に接合されている。これらの接合は、例えば、超音波溶接、抵抗溶接、レーザ溶接等によって行われている。
正極集電体52としては、導電性の良好な金属(例、アルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス鋼)からなるシート状または箔状部材を使用することができ、好適にはアルミニウム箔等が用いられる。正極集電体52の厚みは、特に限定されず、例えば5μm~35μm、好ましくは7μm~20μmである。
正極活物質層54は、少なくとも正極活物質を含む。正極活物質としては、例えば、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等)、リチウムニッケル複合酸化物(例、LiNiO等)、リチウムコバルト複合酸化物(例、LiCoO等)、リチウムニッケルマンガン複合酸化物(例、LiNi0.5Mn1.5等)などのリチウム遷移金属複合酸化物等が挙げられる。正極活物質層54は、導電材、バインダ等をさらに含み得る。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(グラファイト等)の炭素材料を使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。正極活物質層54の厚みは、特に限定されず、例えば20μm~300μmである。
負極集電体62としては、導電性の良好な金属(例えば、銅、ニッケル、チタン、ステンレス鋼等)からなるシート状または箔状部材を使用することができ、好適には銅箔が用いられる。負極集電体62の厚みは、例えば5μm~35μm、好ましくは7μm~20μmである。
負極活物質層64は、少なくとも負極活物質を含む。負極活物質としては、例えば、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料が挙げられる。負極活物質層64は、バインダ、増粘剤等をさらに含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。負極活物質層64の厚みは、特に限定されず、例えば20μm~300μmである。
セパレータ71およびセパレータ72としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられるものと同様の各種多孔質シートを用いることができ、その例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン製の多孔質樹脂シートが挙げられる。かかる多孔質樹脂シートは、単層構造であってもよく、二層以上の複層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。セパレータ71およびセパレータ72は、耐熱層(HRL)を備えていてもよい。セパレータ71およびセパレータ72の厚みは、特に限定されず、例えば10μm~40μmである。
本実施形態においては、負極60の負極活物質層64の主面の面積は、正極50の正極活物質層54の主面の面積よりも大きい。このとき、リチウムイオンが金属リチウムとして析出することを高度に抑制することができる。なお、活物質層の主面とは、活物質層を構成する面のうち、もっとも面積の大きい面のことを意味する。よって、本実施形態では、負極活物質層64の主面は、負極集電体62と接している面、およびこれと対向する面である。また、正極活物質層54の主面は、正極集電体52と接している面、およびこれと対向する面である。一方で、絶縁性の面から、セパレータ71およびセパレータ72の主面の面積はそれぞれ、負極60の負極活物質層64の主面の面積および正極50の正極活物質層54の主面の面積よりも大きい。なお、セパレータの主面とは、セパレータを構成する面のうち、もっとも面積の大きい面のことを意味する。
図3に、セル単位10の断面図を示す。図3は、セル単位10の幅方向(図2の左右方向)に沿い、かつ正極50と負極60の積層方向に沿った断面図である。図4に、セル単位10に含まれる負極60を示す。図4は、負極60の主面方向に沿った図である。図3および図4に示すように、負極活物質層64の中央部には、正極活物質層54と対向する対向領域64aが形成されている。また、負極活物質層64の外周縁部には、正極活物質層54と対向しない非対向領域64bが形成されている。
図3および図4に示すように、セパレータ71と、負極60とは、第1接着剤80によって接着されている。第1接着剤80は、負極活物質層64の対向領域64aの外側に配置されている。具体的には、第1接着剤80は、負極活物質層64の非対向領域64bに配置されている。一方で、第1接着剤80は、負極活物質層64の対向領域64aには配置されていない。なお、図2では第1接着剤80の図示を省略している。
第1接着剤80としては、例えば、ホットメルト接着剤、紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤等を用いることができる。
図4に示す例では、負極活物質層64の非対向領域64bの少なくとも一部には、第1接着剤80が配置されていない。しかしながら、第1接着剤80の配置はこれに限られない。負極活物質層64の非対向領域64bすべてに第1接着剤80を隙間なく配置してもよい。
図5に、正極50とセパレータ71および72との積層構造を示す。セパレータ71と負極60の負極活物質層64とが部分的に接着されるのに対し、セパレータ71およびセパレータ72は、正極50の正極活物質層54とは接着されていない。また、図3および図5に示すように、セパレータ71およびセパレータ72は、正極50の外側の領域において、接合されている。図示例では、接合は、熱溶着、超音波溶着、レーザ溶着等の溶着によって行われている。そのため、図示例では、セパレータ71およびセパレータ72の界面において接合部73が形成されている。セパレータ71およびセパレータ72は、正極50の位置ずれを防止できるように、正極50の外縁部の少なくとも1辺の外側に、少なくとも1箇所以上ずつ接合されることが好ましい。
ここで、セパレータ71およびセパレータ72の接合方法は、溶着に限られない。セパレータ71およびセパレータ72は、正極50の外側の領域において、第2接着剤によって接着されていてもよい。第2接着剤の例としては、第1接着剤80として例示されたものと同様のものが挙げられる。第2接着剤は、第1接着剤80として使用されたものと同じものであってよく、異なるものであってよい。
上記のように、セル単位10において、負極60、セパレータ71、正極50、およびセパレータ72を接着すれば、主な充放電の場となる正極活物質層54と、負極活物質層664の正極活物質層54との対向領域に、接着剤を配置することなく、負極60、セパレータ71、正極50、およびセパレータ72を接着して一体化することができる。よって、これにより、電極の充放電に大きく関与する領域において、電荷担体となるイオン(すなわち、本実施形態ではリチウムイオン)の移動が接着剤によって阻害されることを防止することができる。その結果、セパレータと活物質層とを全面で接着する従来技術と比べて、初期抵抗を小さくすることができる。加えて、電極の面方向における抵抗の均一性にも優れる。また、リチウムイオン二次電池100においては、従来技術に比べて必要な接着剤の量が少ないため、非水電解液の移動が接着剤によって阻害され難くなっている。よって、リチウムイオン二次電池100に充放電を繰り返した際に、活物質層の膨張によって非水電解液が積層電極体20から押し出されて流出するが、リチウムイオン二次電池100においては、流出した非水電解液が、接着剤によって積層電極体20に戻ることが阻害されることを防止することができる。その結果、セパレータと活物質層とを全面で接着する従来技術と比べて、充放電を繰り返した際の抵抗上昇を抑制することができる。加えて、非水電解液の移動が接着剤によって阻害され難くなっていることにより、リチウムイオン二次電池100の製造時において、非水電解液が電極体内へ浸透するのに必要な時間を短縮することができる。これ以外にも、必要な接着剤の量が少なくなることは、コスト面等において有利である。また、セル単位10の各層は接着・接合にて固定されており、電極ずれが抑制されているため、ハンドリング性がよく、高速積層が可能である。
ここで、接合部73は、正極50の位置ずれを防止できるように、配置されている。具体的には、接合部73は、正極50の外縁の対向する2辺の外側、(言い換えると正極50の幅方向の両外側部分)に配置されている。セパレータ71とセパレータ72とは、合計4か所接合されている。すなわち、接合部73の数は、4つである。しかしながら、接合部73の数は、これに限られず、例えば、2以上30以下であり、好ましくは4以上10以下である。また、図5に示す例では、接合部73の断面形状は長方形であるが、接合部73の形状には、特に制限はない。接合部73の断面形状は、正方形、円形、楕円形等であってよい。
また、接合部73の配置は、図示例に限られない。図示例では、正極50の外縁の対向する2辺の外側において、セパレータ71とセパレータ72とが接合されているため、正極50の2方向における位置ずれが抑制されている。しかしながら、接合部73は、正極50の長さ方向の端部であって、正極活物質層非形成部分52aが形成された端部とは反対側の端部の外側に、設けられていてもよい。例えば、正極50の幅方向の両外側部分のそれぞれに、1つ~3つの接合部73を設けると共に、正極50の長さ方向の端部に1つ~3つの接合部73を設けてもよい。正極50の外縁の3辺の外側に接合部73を設けた場合には、正極50の3方向における位置ずれを抑制することができる。
上述のように、セパレータ71とセパレータ72とは、正極50の外側の領域において、接合されている。よって、正極50は、セパレータ71およびセパレータ72によって挟まれているために、摩擦力によって固定されている。しかしながら、正極50に大きな力が加わった場合には、接合部73が存在しない方向に正極50の位置がずれる可能性がある。
一方で、図2に示すように、正極集電体52は、集電タブの機能を有する正極活物質層非形成部分52aを有している。正極活物質層非形成部分52aが集電タブとしての機能を有するために、正極活物質層非形成部分52aの少なくとも一部は、正極活物質層54と負極活物質層64との積層部分から突出する。このため、図5に示すように、正極集電体52は、正極活物質層54と負極活物質層64との積層部分から突出した突出部52bを有する。
そこで、この突出部52bと、セパレータ71およびセパレータ72の少なくともいずれかとが、接着されていてもよい。このようにすれば、第3接着剤84によって、正極50の移動が防止されるため、上述の正極50の位置ずれを抑制することができる。図示例では、第3接着剤84によって、突出部52bと、セパレータ72とが接着されている。突出部52bは、セパレータ71と接着されていてもよいし、セパレータ71およびセパレータ72の両方と接着されていてもよい。
本実施形態の変形例を図6に示す。ここで、図6では、正極集電体52’の正極活物質層非形成部分52a’の形状が、上述の例(図5参照)とは異なっている。具体的には、正極活物質層非形成部分52a’は、幅方向(すなわち、正極活物質層非形成部分52a’の正極活物質層54からの突出方向に垂直な方向)において、切り欠き部52c’を有している。この切り欠き部52c’の少なくとも一部は、セル単位10において、セパレータ71およびセパレータ72に覆われている。
図6に示す変形例では、正極活物質層非形成部分52a’が、切り欠きによって減じられた部分において、セパレータ71とセパレータ72との接合がさらに行われており、よって、この部分において、接合部73’がさらに形成されている。接合部73’によれば、正極50の位置ずれを制限することができる。したがって、図5に示す例では、第3接着剤84によって正極50の位置ずれを抑制しているが、図6に示す例では、第3接着剤84を用いることなく、接合部73’によって正極50の位置ずれを抑制することができる。また、正極活物質層非形成部分52a’にプレスやレーザ等で穴を開けて開口部を形成し、当該開口部においてセパレータ71とセパレータ72とを接合してもよい。
図4に示す例では、第1接着剤80は矩形の断面形状を有しているが、第1接着剤80の形状は、特に限定されない。第1接着剤80は、円形や楕円形の断面形状を有していてもよい。
なお、図示例では、第1接着剤80は、負極60の負極活物質層64の非対向領域64bに配置されている。しかしながら、本実施形態においては、第1接着剤80が負極60の負極活物質層64の対向領域64a以外の領域に配置され、かつ負極60とセパレータ71とが接着されている限り、第1接着剤80の配置には特に制限はない。例えば、第1接着剤80を負極集電体62上に配置して、負極集電体62とセパレータ71とを接着してもよい。第1接着剤80を負極活物質層64の側面に配置して、負極活物質層64とセパレータ71とを接着してもよい。
図4に示す例では、第1接着剤80と第1接着剤80との間には、第1接着剤80が配置されていない部分がある。この部分においては、非水電解液が流通することができる。よって、図示例では、第1接着剤80が配置されていない部分において、非水電解液が流通する経路(非水電解液流通経路)82が形成されている。このように、負極活物質層64の非対向領域64bに非水電解液流通経路82を設けることにより、非水電解液二次電池の製造時において、非水電解液が電極体内へ浸透するのに必要な時間を大幅に短縮することができる。
非水電解液流通経路82を設ける場合、負極活物質層64の非対向領域64bにおける第1接着剤80の配置、および負極活物質層64の非対向領域64bにおける非水電解液流通経路82の配置には特に制限はない。図4に示す例では、負極活物質層64の主面の形状は長方形である。よって、図4に示すように、非対向領域64bは、2つの短辺と2つの長辺とから構成される矩形の枠状の領域である。第1接着剤80は、矩形の枠状の非対向領域64bのいずれかの辺の部分において、配置されていればよい。
ここで、負極活物質層64の長辺側の部分から、負極活物質層64の中心までの距離は短い。よって、非対向領域64bの少なくとも長辺側の部分に非水電解液流通経路82が形成されている場合には、非水電解液を負極活物質層64の中心にまで浸透させることが容易であるという利点を有する。
非水電解液流通経路82は、矩形の枠状の非対向領域64bの2以上の辺の部分に配置されていることが好ましく、3以上の辺の部分に配置されていることが好ましく、4つのすべての辺の部分に配置されていることが好ましい。
図示例では、非対向領域64bの短辺側の部分に1つの非水電解液流通経路82が形成されており、非対向領域64bの長辺側の部分に2つの非水電解液流通経路82が形成されている。しかしながら、非対向領域64bの1つの辺に配置される非水電解液流通経路82の数は、特に限定されない。非水電解液流通経路82の数は、1つ以上であればよい。
図4に示すように、非対向領域64bは、矩形の枠状の領域であるため、第1接着剤80は、負極活物質層64の主面の辺に沿って配置される。非水電解液流通経路82の寸法は、非水電解液が流通できる限り特に制限はない。この負極活物質層64の主面の辺方向における非水電解液流通経路82の寸法の合計(例えば、図4の場合、長辺方向における長さW1と長さW2の合計)が、負極活物質層64の主面の辺の長さ(例えば、図4の場合、長辺の長さL)の10%以上である場合には、非水電解液が負極活物質層64の対向領域64aに、特に含浸し易くなるという利点を有する。好ましくは、負極活物質層64の主面の辺方向における非水電解液流通経路82の寸法の合計は、負極活物質層64の主面の辺の長さの30%以上であり、より好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは70%以上であり、最も好ましくは90%以上である。
また、図3に示すように、負極活物質層64の非対向領域64bに配置された第1接着剤80の厚み(すなわち、正極50と負極60の積層方向における第1接着剤80の寸法)を、正極50の厚み(すなわち、正極50と負極60の積層方向における正極50の寸法)よりも小さくしてもよい。
仮に、第1接着剤80の厚みが、正極50の厚みよりも大きい場合には、セル単位10において、第1接着剤80がある部分が突出する。そのため、このようなセル単位10が積層された積層電極体20において、その積層方向に圧力が印加された場合には、圧力が第1接着剤80に集中する。圧力が集中すると、負極60の変形や負極活物質層64の破損等の不具合が生じるおそれがある。したがって、第1接着剤80の厚みが、正極50の厚みよりも小さい場合には、セル単位10において、第1接着剤80がある部分が突出しないため、このような圧力の集中による不具合を抑制することができる。
セル単位10は、例えば、次のようにして作製することができる。まず。正極50と、負極60と、セパレータ71およびセパレータ72と、を用意する。次に、セパレータ71、正極50、およびセパレータ72を積層して、セパレータ71およびセパレータ72を接合する。次に、負極60の負極活物質層64の非対向領域64bへ第1接着剤80を塗布し、セパレータ71と接着する。
具体的には、正極集電体52の両面に正極活物質層54が設けられた正極50を、常法に従い作製する。一方で、負極集電体62の両面に負極活物質層64が設けられた負極60を、常法に従い作製する。なお、正極50には、正極集電体52が露出した正極活物質層非形成部52aを設け、負極60には、負極集電体62が露出した負極活物質層非形成部62aを設ける。接着剤層を有しない2枚のセパレータを、セパレータ71およびセパレータ72として2枚用意する。
正極50を、セパレータ71およびセパレータ72で挟み込むようにして積層する。このとき、正極50の位置ずれを防止するために、正極50の正極活物質層非形成部52aに第3の接着剤を塗布し、セパレータ71およびセパレータ72の少なくとも一方と、正極50とを接着してもよい。
セパレータ71の主面の面積およびセパレータ72の主面の面積は、正極活物質層54の主面の面積よりも大きいため、正極50外の部分において、セパレータ71とセパレータ72とが直接重なり合う。この正極50外の部分において、セパレータ71とセパレータ72とを、熱溶着、超音波溶着レーザ溶着等によって溶着する。あるいは、この正極50外の部分において、セパレータ71とセパレータ72とを、第2接着剤によって接着する。
負極60の一方の負極活物質層64の非対向領域64bへ、第1接着剤80を塗布する。塗布方法は特に限定されないが、負極活物質層64の非対向領域64bが非常に小さいため、第1接着剤80の塗布は、ピエゾ式のジェットディスペンサなどを用いて行うことが有利である。
セパレータ71と、第1接着剤80が塗布された負極活物質層64とを、正極活物質層54と、負極活物質層64の中央部とが対向するようにして重ね合わせ、接着を行う。接着は、第1接着剤80の種類に応じて適宜行う。例えば、第1接着剤80がホットメルト接着剤であった場合は、ホットメルト接着剤を冷却して固化させる。例えば、第1接着剤80が紫外線硬化型接着剤であった場合は、紫外線を照射して硬化させる。例えば、第1接着剤80が熱硬化型接着剤であった場合は、加熱して硬化させる。
本実施形態においては、上述のようなセル単位10が複数積層されて構成される。セル単位10においては、負極60がセパレータ71と接着されており、正極50がセパレータ71およびセパレータ72と接着されているため、一体化されている。このようなセル単位10を用いることにより、積層電極体20を作製する際の高速積層が可能となる。
隣接する2つのセル単位10は、接着されていても、接着されていなくてもよい。隣接する2つのセル単位10間で接着されている場合には、一方のセル単位10の負極60と、他方のセル単位10のセパレータ72とが接着される。この場合、セル単位10間でのずれが生じ難くなるという利点がある。
隣接する2つのセル単位10間で接着されている場合、一方のセル単位10の負極60と、他方のセル単位10の正極50とが対向する。すなわち、一方のセル単位10の負極60の負極活物質層64と、他方のセル単位10の正極活物質層54とが対向する。このとき、セル単位10における負極60とセパレータ71との接着形態と同じ形態で、一方のセル単位10の負極60と、他方のセル単位10のセパレータ72とを接着することが好ましい。
具体的には、一方のセル単位10の負極60の負極活物質層64は、その中央部に他方のセル単位10の正極活物質層54と対向する対向領域が形成され、その外周縁部に他方のセル単位10の正極活物質層54と対向しない非対向領域が形成されることが好ましい。加えて、上記と同様に、隣接する2つのセル単位10間を接着する第4接着剤が、負極活物質層64の対向領域64aには配置されておらず、かつ対向領域64a以外の領域(特に、非対向領域64b)に配置されており、非対向領域64bの少なくとも一部に、第4接着剤が配置されておらず、非水電解液が流通する経路が形成されていることが好ましい。このとき、セル単位間での位置ずれを抑制しつつ、製造時における積層電極体20への非水電解液の含浸性により優れたものとなる。また、電極の面方向における抵抗の均一性により優れる。
第4接着剤の例としては、第1接着剤として例示されたものと同様のものが挙げられる。第4接着剤は、第1接着剤として使用されたものと同じものであってよく、異なるものであってよい。
本実施形態では、積層電極体20は、複数のセル単位10の積層体から構成される。積層電極体20は、具体的には、隣接する2つのセル単位10において、一方のセル単位10の負極60と、他方のセル単位10の正極50とが対向するように、複数のセル単位10を積層した積層体から構成される。この積層体においては、一方の最外層が正極50となり、他方の最外層が負極60となる。積層電極体20は、当該積層体に加えて、さらに単体の負極を含み、当該積層体の最外層の正極50の上に、当該単体の負極が積層されていてもよい。このとき、最外層の正極50のリチウムを充放電に使うことができ、セル容量の向上が可能である。
非水電解液は、公知のリチウムイオン二次電池と同様のものを使用することができる。典型的には、非水電解液は、非水溶媒と、支持塩(すなわち、電解質塩)とを含有する。非水溶媒としては、公知のリチウムイオン二次電池の非水電解液に用いられる各種のカーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等の有機溶媒を、特に限定なく用いることができ、なかでも、カーボネート類が好ましい。カーボネート類の例としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F-DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)等が例示される。非水溶媒は、1種を単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO等のリチウム塩(好ましくはLiPF)を好適に用いることができる。支持塩の濃度は、0.7mol/L以上1.3mol/L以下が好ましい。
非水電解液は、本発明の効果を著しく損なわない限りにおいて、上述した成分以外の成分、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;増粘剤;等の各種添加剤を含んでいてもよい。
リチウムイオン二次電池100は、初期抵抗が小さく、充放電を繰り返した際の抵抗増加も抑制されている。すなわち、リチウムイオン二次電池100は、抵抗特性に優れている。また、リチウムイオン二次電池100は、製造時における積層電極体20への非水電解液の含浸性に優れている。
リチウムイオン二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。また、リチウムイオン二次電池100は、小型電力貯蔵装置等の蓄電池として使用することができる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
以上、本実施形態について、リチウムイオン二次電池を例に挙げて説明した。しかしながら、ここに開示される技術は、セル単位10内での接着および接合構造に関するものであるため、電荷担体としてリチウムイオン以外を利用する非水電解液二次電池にも適用可能であることが理解される。
本実施形態では、活物質層の主面の面積が大きい第1電極を負極とし、第2電極を正極とした。しかしながら、ここに開示される技術においては、第1電極を正極とし、第2電極を負極としてもよい。
以下、本発明に関する実施例を詳細に説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
<評価用リチウムイオン二次電池の作製>
〔実施例1〕
厚み13μmのアルミニウム箔の両面に、LiNi0.8Co0.1Mn0.1を含有する正極活物質層を備える正極を準備した。正極活物質層の主面の寸法は、300mm×100mmであり、正極活物質層の厚みは135μmであった。また、厚み8μmの銅箔の両面に、天然黒鉛を含有する負極活物質層を備える負極を準備した。負極活物質層の主面の寸法は、302mm×102mmであり、負極活物質層の厚みは170μmであった。正極には、アルミニウム箔が露出した正極活物質層非形成部を設け、負極には、銅箔が露出した負極活物質層非形成部を設けた。
単層のポリプロピレン多孔質膜をセパレータとして2枚準備した。セパレータの主面の寸法は306mm×104mmであり、セパレータの厚みは20μmであり、透気度は170秒/100mLであった。
正極活物質層非形成部(すなわち、露出したアルミニウム箔)に、ピエゾ式塗布ガンを用いて、ホットメルト接着剤「ハイボンZH234-1」(日立化成社製)を、φ0.5mmの微小ドットとして6箇所に塗布した。2枚のセパレータで正極を挟み込み、90℃で0.5MPaの圧力で1分間加圧して、接着を行った。さらに、正極の幅方向の端部の外側において、2枚のセパレータ同士を超音波溶着によって接合した。
負極の負極活物質層の主面の領域であって、正極活物質層と対向しない領域に、ホットメルト接着剤「ハイボンZH234-1」(日立化成社製)を塗布した。φ0.5mmの微小ドットとして6箇所に塗布した。塗布位置は、正極活物質層と対向しない領域の4つの角部と、当該領域の2つ長辺の中央部とした。
正極を挟み込んだセパレータと、負極とを重ね合わせ、90℃で0.5MPaの圧力で1分間加圧して、ホットメルト接着剤による接着を行い、セル単位を作製した。このセル単位を90個作製し、90個のセル単位を重ね合わせて、積層電極体を得た。
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジメチルカーボネート(DMC)とを3:4:3の体積比で含む混合溶媒に、支持塩としてのLiPFを1.1mol/Lの濃度で溶解させて、非水電解液を調製した。
積層電極体にタブリードを超音波接合により取り付け、アルミラミネートケースに収容した。ラミネートケースに上記の非水電解液を注液後、真空シールした。これを24時間放置した後、これに2MPaの圧力を印加し、0.2Cの電流値で2.75Vまで定電流充電(プレ充電)した。真空下でラミネートケースの一部をカットして、ガス抜きを行い、再度シールした。
これに1MPaの圧力を印加し、0.3Cの電流値で4.25Vまで定電流充電した後、4.25Vの電圧でカットオフ電流値を1.5Aとして定電圧充電し、SOC100%の評価用リチウムイオン二次電池を作製した。
〔参考例1〕
実施例1と同じ正極および負極を準備した。また実施例1と同じセパレータ(すなわち、単層のポリプロピレン多孔質膜;主面の寸法は306mm×104mm、厚み20μm、透気度170秒/100mL)を2枚準備した。
正極を2枚のセパレータで挟み込んだ。この正極を挟み込んだセパレータと、負極とを重ね合わせて、セル単位を作製した。このセル単位を90個作製し、90個のセル単位を重ね合わせて、積層電極体を得た。この積層電極体を用いて、実施例1と同様にして評価用リチウムイオン二次電池を作製した。
〔比較例1〕
実施例1と同じ正極および負極を準備した。また、アルミナとポリフッ化ビニリデンとを含有する接着層を両面に有するポリプロピレン多孔質膜をセパレータとして2枚準備した。セパレータの主面の寸法は306mm×104mmであり、セパレータの厚みは20μm(接着層2μm+基材16μm+接着層2μm)であり、透気度は170秒/100mLであった。
正極を2枚のセパレータで挟み込んだ。この正極を挟み込んだセパレータと、負極とを重ね合わせ、90℃で0.5MPaの圧力で1分間加圧して、2枚のセパレータと正極との接着、および1枚のセパレータと負極との接着を行い、セル単位を作製した。このセル単位を90個作製し、90個のセル単位を重ね合わせて、積層電極体を得た。この積層電極体を用いて、実施例1と同様にして評価用リチウムイオン二次電池を作製した。
〔比較例2〕
実施例1と同じ正極および負極を準備した。またアルミナとポリフッ化ビニリデンとを含有する接着層を片面に有するポリプロピレン多孔質膜をセパレータとして2枚準備した。セパレータの主面の寸法は306mm×104mmであり、セパレータの厚みは20μm(基材16μm+接着層2μm)であり、透気度は170秒/100mLであった。
セパレータの接着層が正極に対向するようにして、正極を2枚のセパレータで挟み込んだ。正極を挟み込んだセパレータと、負極とを重ね合わせ、90℃で0.5MPaの圧力で1分間加圧して、2枚のセパレータと正極との接着を行い、セル単位を作製した。このセル単位を90個作製し、90個のセル単位を重ね合わせて、積層電極体を得た。この積層電極体を用いて、実施例1と同様にして評価用リチウムイオン二次電池を作製した。
<初期抵抗特性評価>
25℃の温度環境下で、各評価用リチウムイオン二次電池に1MPaの圧力を印加し、SOC50%の状態に調整した。その後、2Cの電流値で10秒間定電流放電した。このときの電圧変化量を求め、電圧変化量と電流値から初期抵抗値を算出した。結果を表1に示す。
<充放電サイクル後抵抗特性評価>
25℃の温度環境下で、各評価用リチウムイオン二次電池に1MPaの圧力を印加した。この電池に対し、2.5Vから4.25Vまで1Cでの定電流充電と4.25Vから2.5Vまで1Cでの定電流放電を1サイクルとする充放電を100サイクル繰り返した。なお、充放電サイクル間の緩和時間を10分とした。その後、初期抵抗と同様にして、抵抗値を求めた。結果を表1に示す。
Figure 0007245212000001
参考例1と比較例1および比較例2の比較より、セパレータと電極とを接着することにより、抵抗特性が悪化することがわかる。特に、比較例1および比較例2の比較より、接着剤の使用部分が多くなると、抵抗特性がより悪くなることがわかる。
しかしながら、正極活物質層、および、負極活物質層の正極活物質層と対向する領域に接着剤を用いていない実施例1では、セル単位の一部に接着剤を用いているにも関わらず、接着剤を全く用いていない参考例1と同等の抵抗特性を示した。したがって、実施例1では、位置ずれ防止のために接着剤を用いているのにも関わらず、抵抗特性に優れるリチウムイオン二次電池が得られていることがわかる。
さらに、本発明者は、正極活物質層非形成部に接着剤を用いなかった以外は、実施例1と同様にして、リチウムイオン二次電池を作製した。このリチウムイオン二次電池においては、セパレータと正極間は接着されておらず、負極とセパレータとは、負極活物質層の非対向領域において接着されていた。セパレータと正極との摩擦力によって正極が固定されることによって、セパレータと正極間は接着されていなくても、通常の積層操作に関しては、正極が位置ずれせずに行えることが確認された。また、このリチウムイオン二次電池も参考例1と同様の抵抗特性を有することが確認された。
したがって、以上のことから、ここに開示される非水電解液二次電池によれば、抵抗特性に優れ、かつ製造時における積層電極体への非水電解液の含浸性に優れることがわかる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 セル単位
20 積層電極体
30 電池ケース
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
64a 対向領域
64b 非対向領域
71 第1セパレータ
72 第2セパレータ
73 接合部
80 第1接着剤
82 非水電解液流通経路
84 第3接着剤
100 リチウムイオン二次電池

Claims (7)

  1. 第1電極、第1セパレータ、第2電極、および第2セパレータがこの順に積層されたセル単位が2つ以上積層された積層電極体と、非水電解液と、を備える非水電解液二次電池であって、
    前記第1電極は、第1集電体と、第1活物質層と、を有し、
    前記第2電極は、第2集電体と、第2活物質層と、を有し、
    前記第1電極の第1活物質層の主面の面積は、前記第2電極の第2活物質層の主面の面積よりも大きく、
    前記第1セパレータの主面の面積および前記第2セパレータの主面の面積は、前記第2電極の第2活物質層の主面の面積よりも大きく、
    前記第1活物質層の中央部に、前記第2活物質層と対向する対向領域が形成されており、
    前記第1活物質層の外周縁部に、前記第2活物質層と対向しない非対向領域が形成されており、
    前記第1セパレータと、前記第1電極と、が第1接着剤によって接着されており、
    前記第1電極と前記第1セパレータとを接着する前記第1接着剤が、前記第1活物質層の前記対向領域に配置されておらず、かつ、前記対向領域以外に配置されており、
    前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、前記第2電極の第2活物質層とは接着されておらず、
    前記第1セパレータおよび前記第2セパレータは、前記第2電極外において、接合されており、
    前記第2集電体が、前記第1活物質層と前記第2活物質層の積層部分から突出した突出部を有し、当該突出部が、第1セパレータおよび第2セパレータの少なくともいずれかと接着されている、
    非水電解液二次電池。
  2. 前記第1電極が負極であり、前記第2電極が正極である、請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記第1活物質層の外周縁部の前記非対向領域の少なくとも一部に、前記第1接着剤が配置されておらず、前記非水電解液が流通する経路が形成されている、請求項1または2に記載の非水電解液二次電池。
  4. 前記第1接着剤の厚みが、前記第2電極の厚みよりも小さい、請求項1~のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
  5. 隣接する2つの前記セル単位において、一方のセル単位の第1電極と、他方のセル単位の第2セパレータとが接着されている、請求項1~のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
  6. 前記一方のセル単位の第1電極の第1活物質層の中央部に、前記他方のセル単位の第2電極の第2活物質層と対向する対向領域が形成されており、
    前記一方のセル単位の第1電極の第1活物質層の外周縁部に、前記他方のセル単位の第2電極の第2活物質層と対向しない非対向領域が形成されており、
    前記一方のセル単位の第1電極と、前記他方のセル単位の第2セパレータとが、第3接着剤で接着されており、
    前記第3接着剤が、前記一方のセル単位の第1電極の前記第1活物質層の前記対向領域に配置されておらず、かつ、前記対向領域以外に配置されており、
    前記非対向領域の少なくとも一部に、第3接着剤が配置されておらず、非水電解液が流通する経路が形成されている、請求項に記載の非水電解液二次電池。
  7. 前記積層電極体が、前記セル単位が複数積層された積層体であって最外層が正極および負極である積層体と、単体の負極と、を含み、
    前記積層体の最外層の正極の上に、前記単体の負極が積層されている、請求項1~のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
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