JP7240330B2 - 成長培地組成物 - Google Patents

成長培地組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7240330B2
JP7240330B2 JP2019561831A JP2019561831A JP7240330B2 JP 7240330 B2 JP7240330 B2 JP 7240330B2 JP 2019561831 A JP2019561831 A JP 2019561831A JP 2019561831 A JP2019561831 A JP 2019561831A JP 7240330 B2 JP7240330 B2 JP 7240330B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
growth medium
acrylic copolymer
aqueous composition
solids
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019561831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020521828A (ja
Inventor
ヴイ. ガナパティボテラ、ラリター
イズミト、アスリン
エー. ソーシー、ダニエル
ユー、ワンリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JP2020521828A publication Critical patent/JP2020521828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7240330B2 publication Critical patent/JP7240330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing liquids as carriers, diluents or solvents
    • A01N25/04Dispersions, emulsions, suspoemulsions, suspension concentrates or gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G24/00Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
    • A01G24/30Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing synthetic organic compounds
    • A01G24/35Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing synthetic organic compounds containing water-absorbing polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G3/00Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity
    • C05G3/70Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity for affecting wettability, e.g. drying agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K17/00Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials
    • C09K17/14Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials containing organic compounds only
    • C09K17/18Prepolymers; Macromolecular compounds
    • C09K17/20Vinyl polymers
    • C09K17/22Polyacrylates; Polymethacrylates

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

本開示の実施形態は、成長培地組成物および成長培地組成物を形成する方法に関し、より具体的には、実施形態は、成長培地と、アクリルコポリマーの分散体からの固形物と、を含む、成長培地組成物に関する。
成長培地は、植物が発芽、成長、および/または成育維持に利用され得る。当業界では、成長培地で利用され得る新規かつ改善された物質および/または方法を開発することに引き続き焦点が当てられている。
本開示は、農業用水と、アクリルコポリマーの分散体と、を含む、水性組成物を提供する。
本開示は、成長培地と、水性組成物からの固形物と、を含む、成長培地組成物を提供する。
本開示は、アクリルコポリマーの分散体および農業用水を組み合わせて、水性組成物を形成することと、水性組成物を成長培地に適用することとを含む、方法を提供する。
本開示の上記概要は、開示された各実施形態または本開示の全ての実施態様を説明することを意図するものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示するものである。本出願全体にわたるいくつかの場所では、例のリストを通じて指針が提供され、これらの例は、種々の組み合わせで使用することができる。各例において、列挙されたリストは、代表的なグループとしてのみ機能し、排他的なリストとして解釈されるべきではない。
成長培地組成物および成長培地組成物を形成する方法が本明細書に開示される。本明細書で使用される「成長培地組成物」は、成長培地と、アクリルコポリマーの分散体からの固形物と、を含む、組成物である。
本開示の実施形態は、他の組成物と比較して、有利に改善された、例えば、増加した保水性を提供することができる。本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体が成長培地と接触、例えば、組み合わされるおよび/または成長培地に適用され得ることを規定することができる。例えば、アクリルコポリマーの分散体は、農業用水と共に組み合わせて、成長培地に適用できる水性組成物を形成することができる。成長培地に適用されると、アクリルコポリマーの分散体からの個体は、成長培地内の水および/または栄養素の保持を助けることができる。成長培地内の水および/または栄養素を保持することは、植物の発芽、成長、および/または成育維持を助けることができる。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体からの固形物を含まない成長培地と比較して、改善された、例えば、低減された成長培地の硬度を有利に提供し得る。成長培地の硬度が低減されると、例えば、植物の根の成長により好適な条件が提供され得る。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体からの固形物を含まない成長培地と比較して、改善された、例えば、低減された成長培地の表面のクラスト形成を有利に提供し得る。表面のクラスト形成が低減されると、植物の発芽、成長、および/または成育により好適な条件が提供され得る。さらに、表面のクラスト形成が低減されると、成長培地の保持、例えば、耕耘の改善が提供され得る。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体からの固形物を含まない成長培地と比較して、改善された、例えば、増加した、成長培地の微粉体の保持を有利に提供し得る。成長培地の微粉体の保持が増加させることは、成長培地の粒子を固定することを指す場合があり、侵食の低減を助けることができる。
アクリルコポリマーの分散体は、コポリマーを含む。本開示の実施形態は、コポリマーが直鎖状コポリマー、分枝状コポリマー、架橋状コポリマー、またはそれらの組み合わせであり得ることを規定する。本開示の実施形態は、コポリマーがランダムコポリマーであり得ることを規定する。コポリマーはモノマーの構造単位を含む。本明細書で使用される、「構造単位」という用語は、示されたモノマーの残りを指し、したがって、アクリル酸エチルの構造単位は、
Figure 0007240330000001
で示され、式中、点線はコポリマーへの付着点を表す。
コポリマーは、アクリル酸モノマーおよびアクリル酸エステルモノマーから誘導される構造単位を含む。コポリマーは、高分子基に由来する構造単位を含むことができる。本明細書で使用される「アクリル」は、エチレン性不飽和を指し、例えば、アクリルは、メタクリルを含む。
言及されたように、コポリマーは、アクリル酸モノマーに由来する構造単位を含む。アクリル酸モノマーの例は、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、アクリロキシプロピオン酸、シトラコン酸、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。一実施形態において、モノエチレン性不飽和カルボン酸モノマーが利用され得る。
コポリマーは、コポリマーの総重量に基づいて30重量パーセント~75重量パーセントの、アクリル酸モノマーに由来する構造単を含むことができる。30重量パーセント~75重量パーセントの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、アクリル酸モノマーに由来する構造単位は、コポリマーの総重量に基づいて、30、32、または35重量パーセントの下限から、75、70、または65重量パーセントの上限であり得る。
コポリマーは、アクリル酸エステルモノマーに由来する構造単位を含む。アクリル酸エステルモノマーの例は、2-プロペン酸、2-メチルプロペン酸、およびそれらの組み合わせのエステルを含むが、これらに限定されない。本開示の実施形態は、C~Cアクリル酸アルキルおよび/またはC~Cメタクリル酸アルキル、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、およびそれらの組み合わせが利用され得ることを規定する。
コポリマーは、コポリマーの総重量に基づいて25重量パーセント~70重量パーセントの、アクリル酸エステルモノマーに由来する構造単を含むことができる。25重量パーセント~70重量パーセントの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、アクリル酸エステルモノマーに由来する構造単位は、コポリマーの総重量に基づいて、25、28、または30重量パーセントの下限から、70、60、または50重量パーセントの上限であり得る。
コポリマーは、ビニル性不飽和モノマーに由来する構造単位を含むことができる。ビニル性不飽和モノマーの例は、酢酸ビニル、スチレン、メチルスチレン、ジイソブチレン、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
ビニル性不飽和モノマーが利用される場合、コポリマーは、コポリマーの総重量に基づいて最大20重量パーセントの、ビニル性不飽和モノマーに由来する構造単位を含むことができる。例えば、ビニル性不飽和モノマーに由来する構造単位は、コポリマーの総重量に基づいて、0.5、1.0、または3.0重量パーセントの下限から、20、17、または15重量パーセントの上限であり得る。
コポリマーは、高分子基に由来する、例えば側鎖としての構造単位を含むことができる。高分子基は、例えば、アルコキシル化エステルおよび/またはウレタンであり得る。高分子基は、アルキルおよび/またはアラルキル基で修飾されたエチレン性不飽和アルキレンオキシドマクロモノマーの構造単位を含むことができる。
本開示のいくつかの実施形態は、高分子基が以下の構造のうちのいずれかによって表され得ることを規定し、
-(OR-(OR-OC(O)-CR=CH
または
-(OR-(OR-OC(O)-NH-C(CH-(Ph)-CR=CH
式中、Rは、C~C24アルキルまたはアラルキル基などの基であり、x+yは10~100であり、RおよびRは、それぞれ独立してCHCH、CHCH(CH)、またはCHCHCHCHであり、Rは、HもしくはC~C-アルキルであり、ならびにPhは、フェニレン基である。1つ以上の実施形態において、x+yは10~50である。1つ以上の実施形態において、x+yは10~100である。1つ以上の実施形態において、x+yは3~100である。1つ以上の実施形態において、RおよびRは両方ともCHCHである。1つ以上の実施形態において、Rはメチルである。
本開示のいくつかの実施形態は、高分子基が以下の構造のうちのいずれかによって表され得ることを規定し、
-(OCHCH(z)-OC(O)-C(CH)=CH
または
-(OCHCH(z)-OC(O)-NH-C(CH-(Ph)-C(CH)=CH
式中、Rは、C~C24アルキルまたはアラルキル基であり、zは3~50であり、Phはフェニレン基である。
本明細書で使用される「高分子」とは、200ダルトン~7,000ダルトンの分子量を有する基を指す。200ダルトン~7,000ダルトンの全ての個々の値と部分範囲が含まれ、例えば、高分子基は、200、225、または250ダルトンの下限から、7,000、6,750、または6,500ダルトンの上限の分子量を有し得る。
本開示のいくつかの実施形態は、高分子基、例えば、上で論じられたR-Oなどのその一部が疎水性であり得ることを規定する。本明細書で使用される、「疎水性」とは、3.5~20.0のcLogP値を有する高分子基を指す。cLogP値は、PerkinElmerから入手できるChemBioDraw Ultra 13.0を使用して決定され得、それは、化学的フラグメント化アルゴリズムを使用して、その構成部分に基づいて分子および/またはフラグメントのオクタノール/水分配係数を評価する。3.5~20.0の全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、高分子基は、3.5、3.7、または4.0の下限から、20.0、19.0、または18.0の上限のcLogP値を有し得る。
コポリマーは、コポリマーの総重量に基づいて0.1重量パーセント~15重量パーセントの、高分子基に由来する構造単を含むことができる。0.1重量パーセント~15重量パーセントの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、高分子基に由来する構造単位は、コポリマーの総重量に基づいて、0.1、0.5、または1重量パーセントの下限から、15、10、または5重量パーセントの上限であり得る。
本開示のいくつかの実施形態は、アクリルコポリマーの分散体の形成において利用され得る連鎖移動剤を規定する。連鎖移動剤の例は、ヒドロキシエチルメルカプタン、β-メルカプトプロピオン酸、C~C22-アルキルメルカプタン、例えばn-ドデシルメルカプタン、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。連鎖移動剤は、コポリマーの分子量の制御を助けるために利用され得る。連鎖移動剤は、コポリマーを形成するために利用される、アクリル酸モノマーおよびアクリル酸エステルモノマーの総重量に基づいて、0.05重量パーセント~5重量パーセントで利用され得る。0.05重量パーセント~5重量パーセントの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、連鎖移動剤は、コポリマーを形成するために利用されるアクリル酸モノマーおよびアクリル酸エステルモノマーの総重量に基づいて、0.05、0.1、または0.5重量パーセントの下限から、5、4.5、または4重量パーセントの上限で利用でき得る。
本開示の実施形態は、コポリマーが10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量(Mw)を有することを規定する。10,000~3,000,000ダルトンの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、コポリマーは、10,000、25,000、または50,000の下限から、3,000,000、2,500,000、または2,000,000ダルトンの上限のMwを有し得る。
本開示の実施形態は、コポリマーの分散体が30ナノメートル~10ミクロンの平均粒径を有することを規定する。30ナノメートル~10ミクロンの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、コポリマーは、30、40、または50ナノメートルの下限から、10、5、または2ミクロンの上限の平均粒径を有し得る。
本開示のいくつかの実施形態は、アクリルコポリマーの分散体の形成において利用され得る架橋剤を規定する。架橋剤は、ジエチレン性不飽和化合物であり得る。架橋剤の例は、ジビニルベンゼン、アリルメタクリレート、ジアリルフタレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。様々な量の架橋剤が、異なる用途に利用され得る。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体が、アクリルコポリマーの分散体の総重量に基づいて、10重量パーセント~65重量パーセントの固形分を有することができることを規定する。10重量パーセント~65重量パーセントの全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、アクリルコポリマーの分散体は、アクリルコポリマーの分散体の総重量に基づいて、10、12、または15重量パーセントの下限から、65、55、または45重量パーセントの上限の固形分を有することができる。1つ以上の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体が、水性分散体であることを規定する。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーの分散体が、6以下のpHを有することができることを規定する。例えば、アクリルコポリマーの分散体は、1.0、1.5、または2.0の下限から、6.0、5.7、または5.5の上限のpHを有することができる。
アクリルコポリマーの分散体は、商業的に入手され得、または例えば、乳化重合によって調製され得る。アクリルコポリマーの市販の分散体の例は、The Dow Chemical Companyから入手可能な商品名RHOPLEX(商標)、ACRYSOL(商標)、ACULYN(商標)のもとのこれらを含む。アクリルコポリマーが高分子基に由来する構造単位を含まない、市販のアクリルコポリマーの分散体の特定の例は、RHOPLEX(商標)ASE-108NP、RHOPLEX(商標)ASE-60、およびACRYSOL(商標)ASE-95NPである。アクリルコポリマーが高分子基に由来する構造単位を含む、市販のアクリルコポリマーの分散体の特定の例は、ACULYN(商標)28、ACRYSOL(商標)DR-110、ACRYSOL(商標)TT-615、およびACRYSOL(商標)DR-72である。
アクリルコポリマーの分散体は、例えば、従来の乳化重合により上述されるモノマーから調製することができる。乳化重合は、例えば、モノマーの総重量に基づいて、0.01パーセント~5パーセントの量で利用され得る、フリーラジカル生産性の開始剤を使用して、5.0以下のpHで実施することができる。
フリーラジカル生産性の開始剤は、過酸素化合物、2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、および高エネルギー放射線源を含むが、これらに限定されない。過酸素化合物の例は、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの無機過硫酸化合物;過酸化水素などの過酸化物;有機ヒドロペルオキシド、例えば、クメンヒドロペルオキシド、およびt-ブチルヒドロペルオキシド;有機過酸化物、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化アセチル、過酸化ラウロイル、過酢酸、および過安息香酸、を含み、第一鉄化合物または亜硫酸水素ナトリウムなどの水溶性還元剤によって活性化され得る。
乳化重合は、1つ以上の乳化剤を含むことができる。乳化剤の例は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、および両性イオン界面活性剤を含むが、これらに限定されない。アニオン性乳化剤の例は、とりわけ、アルカリ金属アルキルアリールスルホン酸、アルカリ金属アルキル硫酸、およびスルホン化アルキルエステルを含む。乳化剤の特定の例は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジ第二ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸二ナトリウム、n-オクタデシルスルホコハク酸二ナトリウム、およびジオクチルスルホコハク酸ナトリウムである。非イオン性乳化剤の例は、とりわけ、ポリエチレンオキシドまたはオリゴ糖親水性ヘッドに基づく構造を含む。様々な量または乳化剤は、異なる用途のために利用され得る。
任意に、乳化重合で知られる他の成分、とりわけ、キレート剤、緩衝剤、無機塩、およびpH調整剤などが利用され得る。様々な量の成分は、異なる用途のために利用され得る。
言及されるように、アクリルコポリマーの分散体、例えば、アクリルコポリマーの分散体からの固形物と共に農業用水と組み合わせて、成長培地に適用できる水性組成物を形成することができる。本明細書で使用される「農業用水」とは、植物の成長、例えば、食物および/または繊維を提供する植物のために利用される水を指す。アクリルコポリマーの分散体と、農業用水との組み合わせは、任意の好適な様式において実施され得、例えば、アクリルコポリマーと、農業用水との分散体は、容器に追加され、その中で攪拌され得る。
アクリルコポリマーの分散体と農業用水とを、アクリルコポリマーの分散体からの固形物の濃度が、水性組成物の総重量に基づいて、50百万分率~100,000百万分率になるように組み合わせられ得る。50百万分率~100,000百万分率の全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、アクリルコポリマーの分散体と農業用水とは、アクリルコポリマーの分散体からの固形物の濃度が、水性組成物の総重量に基づいて、50、100、250、500、1,000、2,000、5,000、または10,000百万分率の下限から、100,000、75,000、50,000、35,000、25,000、20,000、または15,000百万分率の上限になるように組み合わせられ得る。
本開示の実施形態は、アクリルコポリマーが、例えば、天然のpHで水性組成物に不溶性であり得ることを規定する。理論に拘束されることを望むものではないが、アクリルコポリマーは、水性組成物のpHに起因して、水性組成物に不溶性であると考えられている。本明細書で使用される「水性組成物に不溶性」は、アクリルコポリマーが水で感知できるほど膨潤しないこと、例えば、アクリルコポリマーが水とゲルを形成しないおよび/または分解しないことを示す。アクリルコポリマーは水性組成物に不溶性であるため、水性組成物は、いくつかの他のポリマー材料とは対照的に、有利に、好適な粘度で成長培地に保存されおよび/または適用されることができる。
水性組成物は、1.0~6.0のpHを有することができる。1.0~6.0の全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、水性組成物は、1.0、1.5、または2.0の下限から、6.0、5.7、または5.5の上限のpHを有することができる。
水性組成物は、補助物質を含むことができる。補助物質の例は、とりわけ、肥料、殺虫剤、除草剤、および/または安定剤を含むが、これらに限定されない。様々な量の補助物質は、異なる用途に利用され得る。水性組成物は、とりわけ、塩分、導電率、アルカリ度、鉄含有量、および/またはpHなどの1つ以上の特性を有することができ、食物および/または繊維を提供する植物のための成長培地での利用に適した水性組成物を作製する。
言及されるように、水性組成物は成長培地に適用され、例えば、成長培地組成物を形成することができる。本明細書に開示される成長培地組成物は、成長培地を含む。本明細書で使用する、「成長培地」とは、植物の成長に利用される材料、例えば食物および/または繊維を提供する植物を指す。成長培地は、例えば、農業用土壌であり得る。成長培地は、例えば、砂、シルト、粘土、および/または有機物質を含み得る。様々な量の砂、シルト、粘土、および/または有機物質は、異なる用途に利用され得る。
成長培地組成物は、成長培地の総重量に基づいて、10百万分率~50,000百万分率であるアクリルコポリマーの分散体からの固形物の濃度を有することができる。10百万分率~50,000百万分率の全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、成長培地組成物は、成長培地の総重量に基づいて、10、20、25、50、100、または200百万分率の下限から、50,000、45,500、40,000、35,500、25,000、15,000、または5,000百万分率の上限のアクリルコポリマーの分散体からの固形物を含むことができる。
成長培地組成物は、補助物質を含むことができる。補助物質の例は、とりわけ、肥料、殺虫剤、除草剤、pH調整剤、および/または安定剤が含まれるが、これらに限定されない。様々な量の補助物質は、異なる用途に利用され得る。
理論に拘束されることを望むものではないが、成長培地組成物の1つ以上の成分は、成長培地に適用されるアクリルコポリマーの分散体の成分を中和する、例えば、pHを増加すると考えられる。pHが増加すると、アクリルコポリマーは有利に水溶性になることができ、例えば、アクリルコポリマーは水で膨潤する。成長培地に適用されると、アクリルコポリマーの分散体からの固形物は、成長培地に対して水および/もしくは栄養素の保持を助け、改善された成長培地の硬度を提供、改善された成長培地の表面のクラスト形成を提供、ならびに/または改善された成長培地の微粉体の保持を提供できる。農業用土壌に適用される他のポリマー物質とは対照的に、アクリルコポリマーは、本明細書で論じられるように、pHに依存すると考えられている水不溶性状態および水溶性状態を有する。
成長培地組成物は、6.0~11.0のpHを有することができる。6.0~11.0の全ての個々の値および部分範囲が含まれ、例えば、成長培地組成物は、6.0、6.5、または7.0の下限から、11.0、10.0、9.0、または8.0の上限のpHを有することができる。本開示の1つ以上の実施形態は、成長培地組成物が5.5のような低いpHを有することができることを規定する。
本開示のいくつかの実施形態は、方法に関する。本明細書に開示される方法は、アクリルコポリマーの分散体と農業用水とを組み合わせて、水性組成物を形成することと、水性組成物を成長培地に適用することとを含むことができる。水性組成物を成長培地に適用すると、成長培地組成物、すなわち本明細書に開示される成長培地組成物を形成することができる。理論に拘束されることを望むものではないが、本明細書で論じられるように、アクリルコポリマーは水性組成物中で水不溶性状態であるため、アクリルコポリマーは感知できるほど膨潤しないであろう。この膨潤の欠如により、水性組成物は、有意な粘度の増加をほぼまたは全く持たないことを可能にでき、例えば、水性組成物の粘度は本質的に一定のままであり得る。有意な粘度の増加が無いため、水性組成物は、水中で膨潤するいくつかの他のポリマーで効果的に利用できないプロセス、例えば、噴霧により成長培地に適用され得る。
本開示のいくつかの実施形態は、成長培地へ水性組成物を適用することが、表面処理であり得ることを規定する。表面処理の例は、成長培地上への水性組成物の噴霧、散布、および/または注入を含むが、これらに限定されない。例えば、水性組成物は、農業場に噴霧するなど、成長培地の表面上に噴霧され得る。
本開示のいくつかの実施形態は、成長培地へ水性組成物を適用することが、バルク処理であり得ることを規定する。バルク処理の例は、水性組成物を成長培地と共に混合すること、および成長培地の表面下に水性組成物を注入することを含むが、これらに限定されない。
本明細書に開示される方法は、とりわけ、保水性の増加、成長培地の硬度の低減、成長培地の表面のクラスト形成の低減、および/または成長培地の微粉体の保持の増加に関し得る。
成長培地(AGVISE Laboratoriesから入手された、砂質ロームM-SL-PF;63重量%の砂、18重量%のシルト、および19重量%の粘土)。成長培地は、およそ2.8~3.2重量%の有機物、20.9~24.7の陽イオン交換容量(CEC)、22.7~30.1の圃場容水量、および6.6~8.0のpHを有した。
カルシウムストック(0.04M)は、塩化カルシウム(Acros Organicsから入手された、ACSに認定された、2.21グラム)、および脱イオン水(497.7グラム)を混合することで形成された。マグネシウムストック(0.04M)は、塩化マグネシウム六水和物の結晶(Fischer Chemicalから入手された、ACSに認定された、4.05グラム)、および脱イオン水(495.7グラム)を混合することで形成された。硬水は、カルシウムストック(68.5グラム)、マグネシウムストック(17.0グラム)、およびMILLI-Q(登録商標)水(910.6グラム)を混合することで形成された。
ポリプロピレンカートリッジ(Applied Separations、カタログ番号2446から入手された、60mL)を、54mmの高さにそれぞれ切断した。ポリプロピレン遠心管(Fisher Scientific、カタログ番号06-443-18から入手された、50mL)を、予め印刷された27.5mLのマークでそれぞれ切断した。
各切断したカートリッジを秤量し、成長培地を各切断したカートリッジに追加し、成長培地を切断したカートリッジのそれぞれの中で28.5mmの高さまで静かに押し付けた。
切断した遠心管を、ホルダー内に配置した。成長培地を含む切断したカートリッジを、切断した遠心管の上部にそれぞれ配置した。
1周期目の比較例Aは、以下のように調製された。硬水は、成長培地を含むカートリッジに追加され、比較例Aを形成した。比較例Aは、秤量され、初期重量を決定した。その後、比較例Aは、1200rpmで4時間遠心分離され、再度、秤量された。その後、比較例Aは、4200rpmで3時間遠心分離され、再度、秤量された。1周期目に続く2周期目は、MILLI-Q(登録商標)水(9mL)が、得られたカートリッジおよび1周期目からの内容物に追加された。その後、1周期目のように、2周期目のカートリッジおよび内容物は遠心分離され、秤量された。2周期目に続く3周期目は、MILLI-Q(登録商標)水(9mL)が、得られたカートリッジおよび2周期目からの内容物に追加された。その後、2周期目のように、3周期目のカートリッジおよび内容物は遠心分離され、秤量された。3周期目後の試料の秤量に続いて、それらは、105℃でおよそ24時間乾燥させ、次に再度、秤量され、乾燥重量を決定する。試料ごとに4回の複製が準備された。いずれかの追加物、カートリッジ、成長培地、および硬水の重量が、表1において報告される。
実施例1において、農業用水およびアクリルコポリマーの分散体を含む水性組成物は、以下のように調製された。硬水、例えば、農業用水とACULYN(商標)28(アクリルコポリマーの分散体;20重量%の固形物;The Dow Chemical Companyから入手された)とを容器内で組み合わせて、実施例1を形成した。実施例2~7において、農業用水およびアクリルコポリマーの分散体を含む水性組成物は、ACULYN(商標)28の代わりにRHOPLEX(商標)ASE-108NP(The Dow Chemical Companyから入手された、18重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)、RHOPLEX(商標)ASE-60(The Dow Chemical Companyから入手された、28重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)、ACRYSOL(商標)ASE-95NP(The Dow Chemical Companyから入手された、18重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)、ACRYSOL(商標)DR-110(The Dow Chemical Companyから入手された、30重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)、ACRYSOL(商標)TT-615(The Dow Chemical Companyから入手された、30重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)、ならびにACRYSOL(商標)DR-72(The Dow Chemical Companyから入手された、30重量%の固形物である、アクリルコポリマーの分散体)がそれぞれ使用された変更を伴う、実施例1のように調製された。各実施例の総重量およびpHに基づいて、アクリルコポリマーの分散体からの固形物が、表1において報告される。
Figure 0007240330000002
実施例8において、成長培地およびアクリルコポリマーの分散体からの固形物を含む組成物は、1周期目について以下のように調製された。実施例1は、成長培地を含むカートリッジに追加され、実施例8を形成した。実施例8は、秤量され、初期重量を決定した。その後、実施例8は、1200rpmで4時間遠心分離された。その後、実施例8は、4200rpmで3時間遠心分離された。1周期目に続く2周期目は、MILLI-Q(登録商標)水(9mL)が、得られたカートリッジおよび1周期目からの内容物に追加された。その後、1周期目のように、2周期目のカートリッジおよび内容物は遠心分離され、秤量された。2周期目に続く3周期目は、MILLI-Q(登録商標)水(9mL)が、得られたカートリッジおよび2周期目からの内容物に追加された。その後、2周期目のように、3周期目のカートリッジおよび内容物は遠心分離され、秤量された。その後に試料は、150℃でおよそ24時間乾燥させ、次に再度、固形物の重量を決定し、これを使用して各周期後にカートリッジ内に残った水の重量を決定する。試料ごとに4回の複製が実施され、実行1~4として標識化される。いずれかの追加物、カートリッジ、成長培地、および硬水の重量が、表2において報告される。
実施例9~14は、実施例1の代わりに実施例2~7がそれぞれ使用された変更を伴う、実施例8のように調製された。いずれかの追加物、カートリッジ、成長培地、および硬水の重量が、表2において報告される。実施例8~14および比較例AのそれぞれのpHは、7.0~7.5の範囲であった。
Figure 0007240330000003
Figure 0007240330000004
Figure 0007240330000005
実施された各周期の各複製について、遠心分離後に保持された水の量が、遠心分離、炉乾燥、および再秤量後に試料を秤量することにより決定された。あるいは、水の量は、水分計で土壌の水分を測定し、容器の重量、計算された乾燥土壌の重量、および遠心分離後の重量から追加された追加物の重量を差し引くことで決定できる。実施例8~14および比較例Aについて実施された各周期の各複製について、保持された水の量、および比較例Aに対して保持された水の割合における変化が計算された。結果は、表3において報告される。
Figure 0007240330000006
Figure 0007240330000007
表3のデータは、1~3周期目の複製1~4について、比較例Aと比較して実施例8~14が有利に改善された、すなわち増加した、保水性を有したことを例証する。
成長培地の硬度。比較例Bは以下のように調製された。上述される成長培地(50g)は、液体の排出を可能にする円筒形容器に追加された。脱イオン水(20mL)が成長培地に追加され、1週間後に、脱イオン水(100mL)が成長培地に追加され、過剰な水を容器から排出させ、収集容器に収集して、さらに24時間後に、脱イオン水(100mL)が成長培地に追加され、過剰な水を容器から排出させ、収集容器に収集して、さらに24時間後に、脱イオン水(100mL)が成長培地に追加され、過剰な水を容器から排出させ、収集容器に収集して、その後、成長培地を、周囲条件で1週間乾燥させた。1週間後に、成長培地の硬度は、Certified Material Testing Productsから入手したポケット土壌硬度計で測定された。結果は、表4において報告される。
比較例Cは、成長培地にさらに脱イオン水を任意に追加する1週間前に、RESERVOIR(登録商標)DG(土壌追加物;HELENA(登録商標)から入手された)が成長培地に追加された(成長培地および20mLの脱イオン水の総重量に基づいて500ppm;RESERVOIR(登録商標)DGが固形物として追加され、その後20mLの脱イオン水が追加された)という変更を伴って、比較例Bのように調製された。結果は、表4において報告される。
実施例15~16は、ポリアクリルアミドではなくACULYN(商標)28(実施例15は、ACULYN(商標)28および脱イオン水の総重量に基づいた500ppmのACULYN(商標)28、実施例16は、ACULYN(商標)28および脱イオン水の総重量に基づいた1000ppmのACULYN(商標)28が、ACULYN(商標)28および脱イオン水の20mLとして)が利用されたという変更を伴う、比較例Bのように調製された。結果は、表4において報告される。
Figure 0007240330000008
表4のデータは、比較例Bおよび比較例Cの両方と比較して、実施例15および実施例16のそれぞれが改善された、すなわち低減した、成長培地の硬度を提供することを例証する。
成長培地の微粉体の保持は、各収集容器に収集された排水の目視検査によって決定された。結果は、表5において報告される。
Figure 0007240330000009
表5のデータは、比較例Bおよび比較例Cの両方と比較して、実施例15および実施例16のそれぞれが、改善された、すなわち増加した、成長培地の微粉体の保持を提供することを例証する。比較例Bおよび比較例Cの収集された排水の濁った外観は、微粉体が、視覚的に知覚される濃度で各収集された排水において存在したことを示す。実施例15および実施例16の収集された排水の透明な外観は、微粉体が、視覚的に知覚される濃度で各収集された排水において存在しなかったことを示す。以下、本発明の態様を列挙する。
[態様1]
農業用水と、
アクリルコポリマーの分散体からの固形物と、を含む、水性組成物。
[態様2]
前記アクリルコポリマーが、アクリル酸モノマーに由来する構造単位と、アクリルエステルモノマーに由来する構造単位と、を含む、態様1に記載の水性組成物。
[態様3]
前記アクリルコポリマーが、高分子基に由来する構造単位を含む、態様2に記載の水性組成物。
[態様4]
前記アクリルコポリマーの分散体が、前記アクリルコポリマーの分散体の総重量に基づいて、10重量パーセント~55重量パーセントの固形物である、態様1~3のいずれか一項に記載の水性組成物。
[態様5]
前記アクリルコポリマーの分散体からの固形物が、前記水性組成物の総重量に基づいて、50百万分率~100,000百万分率である、態様1~4のいずれか一項に記載の水性組成物。
[態様6]
成長培地と、
態様1~5のいずれか一項に記載の水性組成物からの固形物と、を含む、成長培地組成物。
[態様7]
前記アクリルコポリマーの分散体からの個体の濃度が、前記成長培地の総重量に基づいて、10百万分率~50,000百万分率である、態様6に記載の成長培地組成物。
[態様8]
アクリルコポリマーの分散体からの固形物と農業用水とを組み合わせて、水性組成物を形成することと、
前記水性組成物を成長培地に適用することと、を含む、方法。
[態様9]
前記水性組成物を前記成長培地に適用することが、表面処理を含む、態様8に記載の方法。
[態様10]
前記水性組成物を前記成長培地に適用することが、バルク処理を含む、態様8に記載の方法。

Claims (7)

  1. 農業用水と、
    アクリルコポリマーの分散体からの固形物と、を含む、水性組成物であって、
    前記アクリルコポリマーが、アクリル酸モノマーに由来する構造単位と、アクリルエステルモノマーに由来する構造単位と、200ダルトン~7,000ダルトンの分子量を有する高分子基に由来する構造単位とを含み、ここで該高分子基は以下の構造のうちのいずれかによって表され、
    -(OR -(OR -OC(O)-CR =CH
    -(OR -(OR -OC(O)-NH-C(CH -(Ph)-CR =CH
    -(OCH CH (z) -OC(O)-C(CH )=CH ;または
    -(OCH CH (z) -OC(O)-NH-C(CH -(Ph)-C(CH )=CH
    (式中、R はC ~C 24 アルキル基またはアラルキル基であり、x+yは10~100であり、R およびR はそれぞれ独立してCH CH 、CH CH(CH )またはCH CH CH CH であり、R はHもしくはC ~C アルキルであり、Phはフェニレン基であり、zは3~50である。)、かつ、
    前記アクリルコポリマーの分散体からの固形物が、前記水性組成物の総重量に基づいて、50百万分率~100,000百万分率である、水性組成物。
  2. 前記アクリルコポリマーの分散体が、前記アクリルコポリマーの分散体の総重量に基づいて、10重量パーセント~55重量パーセントの固形物である、請求項1に記載の水性組成物。
  3. 農業用土壌である成長培地と、
    請求項1又は2に記載の水性組成物からの固形物と、を含む、成長培地組成物。
  4. 前記アクリルコポリマーの分散体からの固形物の濃度が、前記成長培地の総重量に基づいて、10百万分率~50,000百万分率である、請求項3に記載の成長培地組成物。
  5. アクリルコポリマーの分散体からの固形物と農業用水とを組み合わせて、水性組成物を形成することと、
    前記水性組成物を農業用土壌である成長培地に適用することと、を含む、方法であって、
    前記アクリルコポリマーが、アクリル酸モノマーに由来する構造単位と、アクリルエステルモノマーに由来する構造単位と、200ダルトン~7,000ダルトンの分子量を有する高分子基に由来する構造単位とを含み、ここで該高分子基は以下の構造のうちのいずれかによって表され、
    -(OR -(OR -OC(O)-CR =CH
    -(OR -(OR -OC(O)-NH-C(CH -(Ph)-CR =CH
    -(OCH CH (z) -OC(O)-C(CH )=CH ;または
    -(OCH CH (z) -OC(O)-NH-C(CH -(Ph)-C(CH )=CH
    (式中、R はC ~C 24 アルキル基またはアラルキル基であり、x+yは10~100であり、R およびR はそれぞれ独立してCH CH 、CH CH(CH )またはCH CH CH CH であり、R はHもしくはC ~C アルキルであり、Phはフェニレン基であり、zは3~50である。)、かつ、
    前記アクリルコポリマーの分散体からの固形物が、前記水性組成物の総重量に基づいて、50百万分率~100,000百万分率である、方法。
  6. 前記水性組成物を前記成長培地に適用することが、表面処理を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記水性組成物を前記成長培地に適用することが、バルク処理を含む、請求項5に記載の方法。
JP2019561831A 2017-05-24 2018-05-23 成長培地組成物 Active JP7240330B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762510531P 2017-05-24 2017-05-24
US62/510,531 2017-05-24
PCT/US2018/034044 WO2018217841A1 (en) 2017-05-24 2018-05-23 Growth media compositions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020521828A JP2020521828A (ja) 2020-07-27
JP7240330B2 true JP7240330B2 (ja) 2023-03-15

Family

ID=62567850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019561831A Active JP7240330B2 (ja) 2017-05-24 2018-05-23 成長培地組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20210144938A1 (ja)
EP (1) EP3629730A1 (ja)
JP (1) JP7240330B2 (ja)
CN (1) CN110612024A (ja)
BR (1) BR112019022881A2 (ja)
WO (1) WO2018217841A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115023211A (zh) * 2020-03-19 2022-09-06 株式会社漫丹 整发剂组合物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155866A (ja) 2010-04-28 2016-09-01 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 安定化された農薬組成物

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZM16875A1 (en) * 1974-12-30 1977-02-21 Revertex Ltd Soil treatment compositions
JPS51139115A (en) * 1975-05-27 1976-12-01 Japan Exlan Co Ltd Method of improving sand soil
CA1134981A (en) * 1976-08-24 1982-11-02 Robert H. Eikhof Amendment for modifying soil matrices
DE10130427A1 (de) * 2001-06-23 2003-03-27 Reinmar Peppmoeller Stabile, wasserquellbare und -saugende anionische Polymere mit Schwammstruktur sowie deren Herstellung und Verwendung
US4227911A (en) * 1978-10-10 1980-10-14 Conklin Company, Inc. Wetting agent and use thereof in agriculture
CH635126A5 (de) * 1979-07-31 1983-03-15 Isaflex Ag Verfahren zur verbesserung des wasserhaushaltes und zur auflockerung von wuestenboeden und von topfkulturboeden und mittel zu dessen ausfuehrung.
NZ201483A (en) * 1981-08-07 1985-08-30 Unilever Plc Particulate compositions useful as plant growing media additives
DE3372635D1 (en) * 1982-08-17 1987-08-27 Allied Colloids Ltd Water absorbing polymers
EP0122797B2 (en) * 1983-04-14 1994-05-18 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Process for producing granular, water-swellable crosslinked acrylic copolymer, and its use
JPH11323331A (ja) * 1998-03-13 1999-11-26 Showa Highpolymer Co Ltd 土壌処理剤及びそれを使用した植生緑化方法
DE10116442A1 (de) * 2001-04-02 2002-10-10 Degussa Verfahren zur Herstellung von Wein
WO2006026406A2 (en) * 2004-08-27 2006-03-09 Absorbent Technologies, Inc. Superabsorbent polymers in agricultural applications
KR101547306B1 (ko) * 2015-03-06 2015-08-25 김정호 식물 식재용 인공토양 및 이의 제조방법
CN105503477A (zh) * 2016-01-06 2016-04-20 中山市绿浪助剂有限公司 一种土壤调理改性剂

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155866A (ja) 2010-04-28 2016-09-01 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 安定化された農薬組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018217841A1 (en) 2018-11-29
JP2020521828A (ja) 2020-07-27
EP3629730A1 (en) 2020-04-08
BR112019022881A2 (pt) 2020-05-19
US20210144938A1 (en) 2021-05-20
CN110612024A (zh) 2019-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102369254B (zh) 阻塞地层的方法
US6114294A (en) Copolymeric scale inhibitors for (Poly)phosphate scale control
US5548047A (en) Process for the production of highly water absorptive polymers
US8106149B2 (en) Amino group-containing water-soluble copolymer
US5073612A (en) Hydrophilic polymer and method for production thereof
JP2004269848A (ja) 高界面活性剤レベルの水性系用増粘剤
MXPA98003623A (en) Incrustation inhibitors
US20080194753A1 (en) Aqueous Dispersions of Water-Soluble and/or Water/Swellable Anionic Polymers, Method for the Production Thereof and Use Thereof
WO2006131213A1 (en) Coated plant seeds and a method for coating seeds
BR112012031495B1 (pt) emulsões acrílicas intumescíveis alcalinas livres de tensoativo, seu uso em formulações aquosas e formulações contendo-as
MXPA01003439A (es) Dispersiones acuosas
JP7240330B2 (ja) 成長培地組成物
US8119585B2 (en) Liquid nonionic surfactants for emulsion polymerization and other applications
JP4408158B2 (ja) 特定機能を有する、スルホン酸基含有マレイン酸系水溶性共重合体と、その製造方法及びその用途
MXPA01002991A (es) Composicion hidrica para revestimiento de papel o carton.
ES2278166T3 (es) Copolimeros para prevenir sedimentaciones en sistemas de conduccion de agua, su preparacion y utilizacion.
JP2019500455A (ja) 再付着防止性ポリマーを含む濃縮液体洗剤
US6484441B1 (en) Method for increasing the pH value in acidic soil
JP2014064988A (ja) 高分子凝集剤
JP2011219552A (ja) 共重合体ラテックスの製造方法及び共重合体ラテックス
CN107427814A (zh) 耐久缔合的污垢吸附复合物、组合物及其使用方法
JP5467516B2 (ja) 製紙用表面サイズ剤および紙
JP2015218232A (ja) 水性塗料組成物用合成樹脂エマルション
BR112020023011A2 (pt) Método para preparar uma suspensão mineral aquosa e suspensão mineral aquosa
JP3428133B2 (ja) 細胞培養材料、製造および培養方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191211

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7240330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350