JP7231263B2 - アンテナ固定装置及びアンテナ固定方法 - Google Patents

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本発明は、アンテナ固定装置及びアンテナ固定方法に関する。
アンテナを筐体等の被取付部品に固定するために、被取付部品にコネクタをネジ止めし、アンテナに固定されたナット部によってアンテナをコネクタに固定する構造が利用されている。
特許文献1には、アンテナ本体を任意の角度で通信機器に対して固定するために、雌側の同軸コネクタとアンテナとは別にナットを用意してアンテナを固定することが開示されている。
特開2007-088652号公報
関連するアンテナ固定装置では、ナットを用いてアンテナの固定を行うが、振動によってアンテナが回転する場合や、使用者がアンテナの向きを調節するためアンテナを持って動かした場合にナットが緩むことがあった。
ここで、筐体等の被取付部品にコネクタをネジ止めし、アンテナに固定されたナット部を締結することでアンテナをコネクタに固定した後、図14の状態から干渉用Oリングを内蔵する筒状のキャップをアンテナにかぶせてネジ止めすることが知られている。これにより、図15のように振動でアンテナが回転したり、使用者がアンテナを持って動かしたりしてナット部が緩んだ場合であっても、キャップからアンテナが抜けるのを防ぎ、アンテナが外れることを防止していた。
しかしこの場合、ナット部が緩んでアンテナが完全に外れなくても電気的接続が不安定になる場合や、アンテナが動いてコネクタやキャップに当たり異音が発生する問題があった。または、ナット部が締結後に回転して緩むことがないように適正の締結トルクで管理する必要があった。
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、被取付部品へのアンテナの固定を低コストで行うことにある。
本発明に係るアンテナ固定装置は、被取付部品に固定される板部と、前記板部から突出して形成された雄ネジと、を有するコネクタと、アンテナの端部に固定されているとともに、前記コネクタの前記雄ネジと締結するナット部と、前記ナット部の外周側面に当接する壁面を有する溝と、前記ナット部を中心とした軸周りの円弧状に形成されたネジ止め用長穴と、を有する回転防止具と、を備え、前記被取付部品には雌ネジが形成されており、前記ネジ止め用長穴を貫通させた雄ネジを前記被取付部品の雌ネジに締結し、前記回転防止具と前記被取付部品と、を固定するとともに、前記被取付部品に固定された前記回転防止具が、前記溝において当接する前記ナット部を固定する。
また、本発明にかかるアンテナ固定方法は、雄ネジを有するコネクタを、被取付部品に固定し、アンテナの端部に固定されているナット部を、前記コネクタの前記雄ネジと締結し、回転防止具が有する溝に前記ナット部の外周側面に当接させるとともに、前記ナット部を中心とした軸周りの円弧をなすネジ止め用長穴に雄ネジを貫通させ、前記被取付部品に形成されている雌ネジに締結して、前記回転防止具と前記被取付部品とを固定し、前記被取付部品に固定された前記回転防止具が、前記溝において当接する前記ナット部を固定する。
本開示の目的は、被取付部品へのアンテナの固定を低コストで行うことにある。
実施の形態1にかかるアンテナ固定装置を介してアンテナと筐体が固定された状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる筐体からアンテナが取り外された状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるナット部を利用してアンテナをコネクタに固定した状態を示した斜視図である。 実施の形態1にかかる回転防止具がアンテナ及び筐体に取り付けられる前の状態を示した斜視図である。 実施の形態1にかかる回転防止具がアンテナ及び筐体に取り付けられる前の状態を示した上面図である。 実施の形態1にかかる回転防止具がアンテナ及び筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる回転防止具がアンテナ及び筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるアンテナとコネクタが締結されたときのナット部の角度が様々な角度となるパターンを示した上面図である。 実施の形態1にかかるアンテナとコネクタが締結されたときのナット部の角度が様々な角度となるパターンを示した上面図である。 実施の形態2にかかる筐体上において複数の雌ネジが2ケ所に配置され、対応するネジ止め用長穴が設けられた状態を示した上面図である。 実施の形態2にかかる回転防止具を回転させた状態を上方から示した図である。 実施の形態2にかかる筐体上において複数の雌ネジが3ケ所に配置され、対応するネジ止め用長穴が設けられた状態を示した上面図である。 実施の形態2にかかる回転防止具を回転させた状態を上方から示した図である。 関連する干渉用Oリングを内蔵する筒状のキャップをアンテナにかぶせてネジ止めする前の状態を示す斜視図である。 関連する干渉用Oリングを内蔵する筒状のキャップをアンテナにかぶせてネジ止めした状態を示す断面図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、アンテナ2が被取付部品(以下、筐体)3に対して、アンテナ固定装置1を介して固定された状態を示した斜視図である。なお以下では、図1に示すように、筐体3が下方に配置され、アンテナ2が筐体3上においてZ方向における上方向に延在するように配されるものとして説明する。また筐体3は、上面視においてX方向及びY方向に辺を有する板状であるものとして説明する。
ここで、図2は、筐体3からアンテナ2が取り外された状態であって、筐体3にコネクタ11がネジ止めされた状態を示した斜視図である。図3は、ナット部12を利用して、アンテナ2をコネクタ11に固定した状態を示した斜視図である。
図1に示すように、アンテナ固定装置1は、筐体3に対してネジ固定されるコネクタ11と、アンテナ2の端部に固定され、アンテナ2とコネクタ11を接続させるナット部12と、ナット部12の回転を防止する回転防止具13と、を備える。なお図2に示すように、ナット部12は、アンテナ2におけるコネクタ11の近接する側、すなわち下方の端部に連結されている。また典型的には、ナット部12は、アンテナ2と一体となっている。
コネクタ11には、板部11aと、板部11aから突出する雄ネジ11bが形成されている。コネクタ11は、筐体3と、アンテナ2の下部に固定されたナット部12と、を接続する。
ナット部12は、アンテナ2の下方の端部において、回転できないように固定されている。また、ナット部12は、内側に雌ネジが形成されている。したがって、ナット部12は、コネクタ11に設けられた雄ネジ11bと螺合して締結することにより、アンテナ2をコネクタ11と固定させることができる。
回転防止具13は、ナット部12を筐体3に固定することにより、筐体3に対して相対的にナット部12が回転することを防止する。
具体的には、回転防止具13は、ナット部12の外周側の側面(以下、外周側面)に当接して、ナット部12を固定する壁面を有する溝13cが形成されている。
さらに、回転防止具13には、筐体3に形成されている雌ネジ3a(図2参照)に締結する雄ネジ21を上下方向に貫通させる穴であって、ナット部12を中心とした軸周りの円弧状に形成されたネジ止め用長穴13dが形成されている。
アンテナ固定装置1の各構成について、図1~図3を参照し、より具体的に説明する。
コネクタ11は、板部11aと、板部11aの上面から上方に突出して形成された雄ネジ11bと、を有する。
板部11aは、上下方向に面を有し、上面視において矩形状の板である。板部11aは、下面が筐体3の上面に当接するように配された状態で、筐体3に固定されている。なお、板部11aを貫通する孔が複数箇所に設けられており、ネジ止めにより筐体3に固定される。
雄ネジ11bは、板部11aの上面に一端部が連結された状態で、上方に延在するように立設されている。
ナット部12は、アンテナ2の下方の端部に固定されている。またナット部12は、雌ネジ形状を有しており、コネクタ11に設けられた雄ネジ11bに螺合する。これによりナット部12は、コネクタ11とアンテナ2を締結固定する。
図4は、回転防止具13が、アンテナ2及び筐体3に取り付けられる前の状態を示した斜視図である。回転防止具13は、ナット部12の回転を防止するナット回転防止部13aと、ナット回転防止部13aに連結されているとともに筐体3に固定される板部13bと、を有する。
典型的には、ナット回転防止部13aは、板部13bより上下方向に厚く形成されており、上面視において略U字型である。また、ナット回転防止部13aには溝13cが形成されており、この溝13cは、ナット部12の外周側の側面のうち相対する両面を、溝13cを形成している壁面で挟むことができる略U字型である。
なお溝13cは、ナット部12の大きさや形状に合致する形状である。例えば、ナット部12は、断面形状が多角形のナットであって六角柱状である。ここで六角柱状のナット部12は、軸方向からの視点において、外周に形成される各頂点が60°で形成された正六角形状である。また、溝13cの形状は、この六角形状のナットの大きさ、及び六角柱状のナットの外周に合致した形状である。
板部13bは、回転防止具13の溝13cにナット部12を挟むことを妨げない位置に形成されている。ここで図5は、回転防止具13が、アンテナ2及び筐体3に取り付けられる前の状態を示した上面図である。
図5に示すように、板部13bは、略U字型であるナット回転防止部13aにおいて、溝13cが形成されている側とは反対側に突出して形成されている。なお、板部13bの下面は、筐体3の上面に当接するように配されている。
また、板部13bには、ナット部12の中心を軸とする円弧状のネジ止め用長穴13dが形成されている。より具体的には、ネジ止め用長穴13dは、アンテナ2のナット部12の軸を中心として、60°の角度の円弧状に形成された、上下方向に貫通する長穴である。
なお、筐体3上には雌ネジ3aが設けられており、この雌ネジ3aは、ネジ止め用長穴13dの下方に配される。例えば、この雌ネジ3aは、アンテナ2が筐体3に設けられた状態で、アンテナ2の軸部とY方向に揃った位置となるように設けられている。
図6及び図7は、回転防止具13がアンテナ2及び筐体3に取り付けられた状態を示す斜視図である。典型的には、図7に示すように、雄ネジ21は、ネジ止め用長穴13dの上方から下方に貫通するように挿入され、筐体3に設けられた雌ネジ3aと螺合した状態となる。
ここで、雄ネジ21と、筐体3に設けられた雌ネジ3aと螺合して固定されることにより、回転防止具13は筐体3に固定される。
一方、雄ネジ21と雌ネジ3aが螺合していない状態では、回転防止具13は筐体3に固定されていないため、回転防止具13はナット部12の中心を軸として、一定の角度内で動作することが許容される。このとき回転防止具13では、溝13cを形成している壁面が、ナット部12の外周側面に当接した状態となるように、位置を調整することができる。
次に、アンテナ固定装置1を固定するフローについて説明する。
最初に、筐体3に対して、コネクタ11をネジ固定する。ここで図2のようにコネクタ11には、アンテナ2を固定するための雄ネジ11bが成形されており、アンテナ2の下端には6角柱型のナット部12が固定されている。
ナット部12の雌ネジと、コネクタ11の雄ネジ11bを締結する。これにより、アンテナ2とコネクタ11が固定される。
図6に示すように、ナット部12に対して回転防止具13を取り付ける。このとき図5に示すように、ナット部12の外周側面においてX方向側に配されている両面12a,12bは、回転防止具13の溝13cを形成している壁面と対向するとともに、この壁面に当接した状態となる。
その後、図7に示すように、回転防止具13の板部13bに設けられたネジ止め用長穴13dの上方から、雄ネジ21が挿入される。雄ネジ21は、筐体3に設けられた雌ネジ3aに固定される。
図8(a)~図8(c)及び図9(a)~図9(c)は、アンテナ2とコネクタ11が締結されたときのナット部12の角度が、様々な角度となるパターンを示した上面図である。
ここで、ナット回転防止部13aの溝13cを形成している壁面は、ナット部12の外周側面に当接するように配される。
より具体的には、図8(a)のように、ナット回転防止部13aの溝13cではナット部の相対する外周側面を挟み込んだ状態であるとともに、回転防止具13は、ナット部12に合わせて、ナット部12の軸を中心に回転することができる。
したがって、図8(a)に示すように、ネジ止め用長穴13dの下方に筐体3に設けられた雌ネジ3aが配された状態となるようにしながら、回転防止具13の角度を決定することができる。そして、図9(a)に示すように、上方からネジ止め用長穴13dに雄ネジ21が挿入され、この雄ネジ21が雌ネジ3aと締結されることにより、回転防止具13が固定される。
言い換えると、雄ネジ21が、ネジ止め用長穴13dを貫通して筐体3の雌ネジ3aに締結されることにより、回転防止具13と筐体3が固定される。そして、筐体3に固定された回転防止具13の溝13cの壁面が、ナット部12と当接していることにより、筐体3に対してナット部12を固定することができる。
ここで、ナット部12の角度は、コネクタ11の雄ネジとナット部の雌ネジの関係により決まるが、ナット部12の角度が異なる状態であっても、回転防止具13のネジ止め用長穴13dと筐体3の雌ネジ3aと雄ネジ21により、ネジ固定可能な位置関係を保持できる。そして回転防止具13が筐体3に固定されていることにより、アンテナ2に固定されているナット部12が筐体3に対して相対的に回転することを防止できる。
このようにして、アンテナ2や筐体3に与えられる振動や、使用者がアンテナ2を持って動かすことに起因して、ナット部12が緩むことを防止することができる。すなわち、筐体3からアンテナ2が外れることを防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、回転防止具13のネジ止め用長穴13dは、アンテナ2に固定されているナット部12の軸を中心として、60°の角度の円弧状に形成されるものとして記載したが、この円弧の長さを変更し、より短く形成することが可能である。
以下では、ネジ止め用長穴14dが短く形成された回転防止具14について説明するが、回転防止具14の構成は、ネジ止め用長穴14dの長さ以外は、回転防止具13と同様であり説明を省略する。
図10は、筐体3上に複数の雌ネジ3b,3cが形成されており、これらの雌ネジ3b,3cがアンテナ2のナット部12の軸を中心として、30°の角度で2ケ所に配置された状態を示した上面図である。すなわち、雌ネジ3b,3cは、ナット部を中心とした軸周りに、所定の間隔で連続して形成されている。
さらに図10では、回転防止具14のネジ止め用長穴14dを、ナット部12の軸を中心として30°の角度の円弧状に設けた状態を示している。
言い換えると、このネジ止め用長穴14dは短く形成された円弧状である。ここで、筐体3には複数の雌ネジ3b,3cが設けられているため、ナット部12の角度の変更に対応して回転防止具14を回転させた場合であっても、ネジ止め用長穴14dを貫通させた雄ネジ21と、筐体3の雌ネジ3b,3cの少なくとも一方が締結可能であるように配される。
図11(a)~図11(c)は、回転防止具14を回転させた状態を上方から示した図である。このように、ネジ止め用長穴14dを上方から貫通させた雄ネジ21を、雌ネジ3b,3cのうち、少なくとも一方と締結することにより、回転防止具14を固定することができる。
なお、図11(a)に示すように、回転防止具14の角度を所定の角度とした場合に、ネジ止め用長穴14dを上方から雌ネジ3b,3cの両方に、雄ネジ21を締結可能である配置となる場合がある。この場合には、2本の雄ネジ21を雌ネジ3b,3cのそれぞれに締結することで回転防止具14を固定することができる。
したがって、筐体3において雌ネジ3b,3cが互いに十分に離間して配されている状態で、かつ、ネジ止め用長穴14dが、ナット部12に用いられるナットの外周の各頂点の角度(60°)に対し、ナット部12を中心とした軸周りの円弧状に半分の角度(30°)で設けられる構造とすることができる。これにより、ナット部12の回転方向の配置にあわせて回転防止具14を回転させることができる範囲を、十分に確保することができる。
さらにこの配置とした場合には、実施の形態1に示したように、筐体3に雌ネジ3aが1つだけ配された状態で、ネジ止め用長穴13dが60°とした場合と同程度に、回転防止具14の回転可能範囲を確保できる。
また、さらに短い円弧状のネジ止め用長穴15dが形成されている回転防止具15を利用することも可能である。なお、回転防止具15の構成は、ネジ止め用長穴15dの長さ以外は、回転防止具13及び回転防止具14と同様であるため説明を省略する。
図12では、筐体3に形成された雌ネジ3d,3e,3fを、アンテナ2のナット部12の軸を中心として、それぞれ20°の角度の間隔で3ケ所に配置した状態を示している。さらに図12では、回転防止具15のネジ止め用長穴15dを、ナット部12の軸を中心として20度の角度の円弧状にすることで、長穴をより小さくした状態が示されている。
このような構成とした場合であっても、図13(a)~図13(c)に示すように、ネジ止め用長穴15dを上方から貫通させたネジを、雌ネジ3d,3e,3fのいずれか一方と締結することにより、回転防止具15を固定することができる。
さらに同様にして、ナット部12が8角柱の場合であっても、ナット部12の軸を中心として22.5°の角度で2ケ所に配置し、回転防止具のネジ止め用長穴をナット部12の軸を中心として22.5°の角度の円弧状にすることで、ナット部12による締結時の回転方向に対応しながら、ナット部12を固定することができる。
同様に、ナット部12が4角柱の場合でも、雌ネジとネジ止め用長穴を45°の円弧状にすれば満足できる。
このようにして、雄ネジ11bを有するコネクタ11を介してアンテナ2と筐体3とを固定する場合であって、雄ネジ11bにナット部12を締結する際に、締結時のナット部12の角度が異なっても、一種類の部品でナット部の回転防止を行うことができる。
さらに、締結後のナット部12が回転しないことから緩みが発生しないため、締結トルクの管理が不要になり、ナット部12の緩みを管理するためのコストを低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば実施の形態1において、筐体3に対してコネクタ11がネジ止めにより固定されているものとして説明したが、これに限られない。例えば、コネクタ11を他の方法で筐体3に固定することや、コネクタ11自体を用いない構造としてもよく、ナット部12を利用して筐体3とアンテナ2とを固定するものであれば良い。これにより、回転防止具13によりナット部12の緩みを防止でき、筐体3からアンテナ2が外れることを防止することができる。また、ナット部12が回転自在でかつ抜け防止された状態でアンテナ2に固定されていた場合、雄ねじ11bとナット部12が締結されることでアンテナ2がコネクタ11に引き込まれて固定されるような場合でも、ナット部12が回転しない限りアンテナ2の固定が緩んで回転することはない。
1 アンテナ固定装置
2 アンテナ
3 筐体
3a,3b,3c,3d,3e,3f 雌ネジ
11 コネクタ
11a 板部
11b 雄ネジ
12 ナット部
12a,12b 両面
13 回転防止具
13a ナット回転防止部
13b 板部
13c 溝
13d ネジ止め用長穴
14 回転防止具
15 回転防止具
21 雄ネジ

Claims (5)

  1. 被取付部品に固定される板部と、前記板部から突出して形成された雄ネジと、を有するコネクタと、
    アンテナの端部に固定されているとともに、前記コネクタの前記雄ネジと締結するナット部と、
    前記ナット部の外周側面に当接する壁面を有する溝と、前記ナット部を中心とした軸周りの円弧状に形成されたネジ止め用長穴と、を有する回転防止具と、を備え、
    前記被取付部品には、前記ナット部を中心とした軸周りに連続する複数の雌ネジが形成されており、
    前記ネジ止め用長穴は、
    前記回転防止具を、前記ナット部を中心とした軸周りに回転させ、前記溝と前記ナット部の外周側面が合致する位置とした際に、いずれの回転角度であっても、挿入されるネジが前記複数の雌ネジのうち少なくとも1つの雌ネジと締結可能である長さで形成されており、
    前記ネジ止め用長穴を貫通させた雄ネジを前記被取付部品の雌ネジに締結して、前記回転防止具と前記被取付部品と、を固定するとともに、
    前記被取付部品に固定された前記回転防止具が、前記溝において当接する前記ナット部を固定する、
    アンテナ固定装置。
  2. 前記溝が有する前記壁面が、前記ナット部の相対する両面にそれぞれ当接する形状で形成されている、
    請求項1に記載のアンテナ固定装置。
  3. 前記回転防止具は、
    前記溝が形成されているナット回転防止部と、
    前記ナット回転防止部において前記溝が形成されている側と反対側に突出して形成されているとともに、前記ナット回転防止部より薄く形成された板部と、を有し、
    前記ネジ止め用長穴は、前記板部に形成されている、
    請求項2に記載のアンテナ固定装置。
  4. 前記ネジ止め用長穴は、
    前記回転防止具を、前記ナット部を中心とした軸周りに回転させ、前記溝と前記ナット部の外周側面が合致する位置とした際に、所定の角度において、挿入されるネジが、前記複数の雌ネジのうち2つ以上の雌ネジと締結可能である長さで形成されている、
    請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のアンテナ固定装置。
  5. 被取付部品には、ナット部を中心とした軸周りに連続する複数の雌ネジが形成されており、
    ネジ止め用長穴は、回転防止具を、前記ナット部を中心とした軸周りに回転させ、溝とナット部の外周側面が合致する位置とした際に、いずれの回転角度であっても、挿入されるネジが複数の雌ネジのうち少なくとも1つの雌ネジと締結可能である長さで形成されており、
    雄ネジを有するコネクタを、前記被取付部品に固定し、
    アンテナの端部に固定されている前記ナット部を、前記コネクタの前記雄ネジと締結し、
    前記回転防止具が有する前記溝に前記ナット部の外周側面に当接させるとともに、前記ナット部を中心とした軸周りの円弧をなす前記ネジ止め用長穴に雄ネジを貫通させ前記被取付部品に形成されている雌ネジに締結して、前記回転防止具と前記被取付部品とを固定し、
    前記被取付部品に固定された前記回転防止具が、前記溝において当接する前記ナット部を固定する、
    アンテナ固定方法。
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