JP7227791B2 - 防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴム - Google Patents

防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴム Download PDF

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Description

本発明は防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴムに関する。
従来、自動車等の各種車両では、振動及び騒音の主たる発生源であるエンジンに対して、エンジンマウント、トーショナルダンパー等の構成部材に防振ゴムを用いることで、エンジン駆動時の振動を吸収し、室内への振動及び騒音の侵入を抑制している。
防振ゴム用ゴム組成物として、ゴム成分としてエチレン-α-オレフィン系共重合体ゴムを必須とし、有機過酸化物、ヒドラジン誘導体を含有する化合物を配合したゴム組成物(特許文献1)が提案されている。しかしながら、有機過酸化物を用いた場合、耐熱性は大幅に改善されるものの、耐疲労性が低下するため、防振ゴムとして求められる上記の防振性能に加えて、耐久性については必ずしも満足のいくものとはいえない。
特開2007-131806号公報
本発明の目的は、優れた耐久性を有する防振ゴム用ゴム組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、耐久性に優れた防振ゴムを提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ジエン系ゴム、ピラゾロン系化合物、カーボンブラック、及び特定の架橋剤を配合することにより、ゴム組成物の耐久性が維持されるとともに防振性能が得られることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づき、さらに検討を行い、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下に示す、防振ゴム用ゴム組成物及び防振ゴムを提供する。
項1.
下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を含有する防振ゴム用ゴム組成物。
成分(a) ジエン系ゴム
成分(b) 下記式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物
成分(c) カーボンブラック
成分(d) 架橋剤
Figure 0007227791000001
[式(1)中、R、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。RとRとは一緒になってアルキリデン基を形成してもよく、R、R及びRのいずれか2つが一緒になってアルキレン基を形成してもよい。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
Figure 0007227791000002
[式中、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アミノ基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示し、Rはアルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
項2.
前記成分(a)100質量部に対して、前記成分(b)を0.1~50質量部含む、項1に記載の組成物。
項3.
前記成分(a)100質量部に対して、前記成分(c)を2~100質量部含む、項1又は2に記載の組成物。
項4.
前記成分(d)は、硫黄架橋剤、硫黄化合物架橋剤、キノイド架橋剤、及びマレイミド架橋剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋剤である、項1~3の何れかに記載の組成物。
項5.
項1~4の何れかに記載の組成物を用いて作製された防振ゴム。
本発明の防振ゴム用ゴム組成物は、優れた耐久性を有する。
本発明は、防振ゴム用ゴム組成物を用いることで、耐久性に優れた防振ゴムを提供することができる。
以下に、本発明の詳細を説明する。
1.防振ゴム用ゴム組成物
本発明の防振ゴム用ゴム組成物(以下、単に「ゴム組成物」ということもある。)は、(a)ジエン系ゴム、(b)下記式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物(以下「ピラゾロン化合物(1)」又は「ピラゾロン化合物(2)」ということもある。)、(c)カーボンブラック、及び(d)架橋剤の各成分を含有する。
Figure 0007227791000003
[式(1)中、R、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。RとRとは一緒になってアルキリデン基を形成してもよく、R、R及びRのいずれか2つが一緒になってアルキレン基を形成してもよい。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
Figure 0007227791000004
[式中、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アミノ基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示し、Rはアルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
1.1.成分(a):ジエン系ゴム
本発明のゴム組成物に配合される成分(a)のジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、合成ジエン系ゴム、及び天然ゴムと合成ジエン系ゴムとの混合物等が挙げられる。ゴム成分としてジエン系ゴムを含まない場合、低発熱性に優れたゴム組成物を得ることができない。なお、本発明のゴム組成物は、ゴム成分としてジエン系ゴムのみを含むことが好ましいが、不純物としてジエン系ゴム以外のゴム、例えば、非ジエン系ゴムが不可避的に含まれることも許容される。
天然ゴムとしては、天然ゴムラテックス、技術的格付けゴム(TSR)、スモークドシート(RSS)、ガタパーチャ、杜仲由来天然ゴム、グアユール由来天然ゴム、ロシアンタンポポ由来天然ゴム、植物成分発酵ゴムなどの天然ゴムに加えて、エポキシ化天然ゴム、メタクリル酸変性天然ゴム、スチレン変性天然ゴムなどの変性天然ゴム等が挙げられる。
合成ジエン系ゴムとしては、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン-プロピレン-ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)、スチレン-イソプレン-スチレン三元ブロック共重合体(SIS)、スチレン-ブタジエン-スチレン三元ブロック共重合体(SBS)等、及びこれらの変性合成ジエン系ゴムが挙げられる。変性合成ジエン系ゴムとしては、主鎖変性、片末端変性、両末端変性などの変性手法によるジエン系ゴムが挙げられる。ここで、変性合成ジエン系ゴムの変性官能基としては、エポキシ基、アミノ基、アルコキシ基、水酸基、アルコキシシリル基、ポリエーテル基、カルボキシル基などのヘテロ原子を含有する官能基を1種類以上含むものが挙げられる。また、ジエン部分のシス/トランス/ビニルの比率については、特に制限はなく、いずれの比率においても好適に用いることができる。また、ジエン系ゴムの平均分子量および分子量分布は、特に制限はなく、平均分子量500~300万、分子量分布1.5~15が好ましい。また、合成ジエン系ゴムの製造方法についても、特に制限はなく、乳化重合、溶液重合、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合などで合成されたものが挙げられる。
ジエン系ゴムは、1種単独で、又は2種以上を混合(ブレンド)して用いることができる。中でも、好ましいジエン系ゴムとしては、天然ゴム、IR、SBR、BR、又はこれらから選ばれる2種以上の混合物である。また、これらのブレンド比率は、特に制限はなく、ジエン系ゴム100質量%中に、天然ゴム、SBR、BR又はこれらの混合物を70~100質量%の比率で配合することが好ましく、75~100質量%で配合することがより好ましい。天然ゴム、SBR及びBRの混合物を配合する場合には、天然ゴム、SBR及びBRの合計量が上記範囲であることが好ましい。
1.2.成分(b):ピラゾロン化合物
本発明のゴム組成物には、成分(b)として、下記式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物が配合される。
Figure 0007227791000005
[式(1)中、R、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。RとRとは一緒になってアルキリデン基を形成してもよく、R、R及びRのいずれか2つが一緒になってアルキレン基を形成してもよい。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
Figure 0007227791000006
[式中、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アミノ基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示し、Rはアルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
なお、式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物は、それらの塩の形態をとり得る。塩としては、特に限定はなく、あらゆる種類の塩が含まれるが、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の無機酸塩;酢酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩;ジメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム等のアンモニウム塩等が挙げられる。よって、本明細書において、式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物とは、それらの塩の形態も概念として包含する。
本明細書において、「アルキル基」としては、特に限定はなく、例えば、直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基が挙げられ、具体的には、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、t-ブチル、1-エチルプロピル等の炭素数1~4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、更に、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n-ヘキシル、イソヘキシル、3-メチルペンチル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル、n-ドデシル、5-プロピルノニル、n-トリデシル、n-テトラデシル、n-ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル等を加えた炭素数1~18の直鎖状又は分岐状アルキル基;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等の炭素数3~8の環状アルキル基等が挙げられる。
本明細書において、「アラルキル基」としては、特に限定はなく、例えば、ベンジル、フェネチル、トリチル、1-ナフチルメチル、2-(1-ナフチル)エチル、2-(2-ナフチル)エチル基等が挙げられる。
本明細書において、「アリール基」としては、特に限定はなく、例えば、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ジヒドロインデニル、9H-フルオレニル基等が挙げられる。
本明細書において、「アミノ基」としては、-NHで表されるアミノ基だけでなく、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n-ブチルアミノ、イソブチルアミノ、s-ブチルアミノ、t-ブチルアミノ、1-エチルプロピルアミノ、n-ペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、n-ヘキシルアミノ、イソヘキシルアミノ、3-メチルペンチルアミノ基等の直鎖状又は分岐状のモノアルキルアミノ基;ジメチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジエチルアミノ基等の直鎖状又は分岐状のアルキル基を2つ有するジアルキルアミノ基等の置換アミノ基も含まれる。
本明細書において、「複素環基」としては、特に限定はなく、例えば、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、2-ピラジニル、2-ピリミジル、4-ピリミジル、5-ピリミジル、3-ピリダジル、4-ピリダジル、4-(1,2,3-トリアジル)、5-(1,2,3-トリアジル)、2-(1,3,5-トリアジル)、3-(1,2,4-トリアジル)、5-(1,2,4-トリアジル)、6-(1,2,4-トリアジル)、2-キノリル、3-キノリル、4-キノリル、5-キノリル、6-キノリル、7-キノリル、8-キノリル、1-イソキノリル、3-イソキノリル、4-イソキノリル、5-イソキノリル、6-イソキノリル、7-イソキノリル、8-イソキノリル、2-キノキサリル、3-キノキサリル、5-キノキサリル、6-キノキサリル、7-キノキサリル、8-キノキサリル、3-シンノリル、4-シンノリル、5-シンノリル、6-シンノリル、7-シンノリル、8-シンノリル、2-キナゾリル、4-キナゾリル、5-キナゾリル、6-キナゾリル、7-キナゾリル、8-キナゾリル、1-フタラジル、4-フタラジル、5-フタラジル、6-フタラジル、7-フタラジル、8-フタラジル、1-テトラヒドロキノリル、2-テトラヒドロキノリル、3-テトラヒドロキノリル、4-テトラヒドロキノリル、5-テトラヒドロキノリル、6-テトラヒドロキノリル、7-テトラヒドロキノリル、8-テトラヒドロキノリル、1-ピロリル、2-ピロリル、3-ピロリル、2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、1-イミダゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、5-イミダゾリル、1-ピラゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、3-イソオキサゾリル、4-イソオキサゾリル、5-イソオキサゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、4-(1,2,3-チアジアゾリル)、5-(1,2,3-チアジアゾリル)、3-(1,2,5-チアジアゾリル)、2-(1,3,4-チアジアゾリル)、4-(1,2,3-オキサジアゾリル)、5-(1,2,3-オキサジアゾリル)、3-(1,2,4-オキサジアゾリル)、5-(1,2,4-オキサジアゾリル)、3-(1,2,5-オキサジアゾリル)、2-(1,3,4-オキサジアゾリル)、1-(1,2,3-トリアゾリル)、4-(1,2,3-トリアゾリル)、5-(1,2,3-トリアゾリル)、1-(1,2,4-トリアゾリル)、3-(1,2,4-トリアゾリル)、5-(1,2,4-トリアゾリル)、1-テトラゾリル、5-テトラゾリル、1-インドリル、2-インドリル、3-インドリル、4-インドリル、5-インドリル、6-インドリル、7-インドリル、1-イソインドリル、2-イソインドリル、3-イソインドリル、4-イソインドリル、5-イソインドリル、6-イソインドリル、7-イソインドリル、1-ベンゾイミダゾリル、2-ベンゾイミダゾリル、4-ベンゾイミダゾリル、5-ベンゾイミダゾリル、6-ベンゾイミダゾリル、7-ベンゾイミダゾリル、2-ベンゾフラニル、3-ベンゾフラニル、4-ベンゾフラニル、5-ベンゾフラニル、6-ベンゾフラニル、7-ベンゾフラニル、1-イソベンゾフラニル、3-イソベンゾフラニル、4-イソベンゾフラニル、5-イソベンゾフラニル、6-イソベンゾフラニル、7-イソベンゾフニル、2-ベンゾチエニル、3-ベンゾチエニル、4-ベンゾチエニル、5-ベンゾチエニル、6-ベンゾチエニル、7-ベンゾチエニル、2-ベンゾオキサゾリル、4-ベンゾオキサゾリル、5-ベンゾオキサゾリル、6-ベンゾオキサゾリル、7-ベンゾオキサゾリル、2-ベンゾチアゾリル、4-ベンゾチアゾリル、5-ベンゾチアゾリル、6-ベンゾチアゾリル、7-ベンゾチアゾリル、1-インダゾリル、3-インダゾリル、4-インダゾリル、5-インダゾリル、6-インダゾリル、7-インダゾリル、2-モルホリル、3-モルホリル、4-モルホリル、1-ピペラジル、2-ピペラジル、1-ピペリジル、2-ピペリジル、3-ピペリジル、4-ピペリジル、2-テトラヒドロピラニル、3-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチオピラニル、3-テトラヒドロチオピラニル、4-テトラヒドロチオピラニル、1-ピロリジル、2-ピロリジル、3-ピロリジル、フラニル、2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、5-メチル-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル基等が挙げられる。
本明細書において、「アルキリデン基」としては、特に限定はなく、例えば、メチリデン、エチリデン、プロピリデン、イソプロピリデン、ブチリデン基等が挙げられる。
本明細書において、「アルキレン基」としては、特に限定はなく、例えば、 エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基等を挙げることができる。これらアルキレン基は、窒素原子、酸素原子、硫黄原子を含んでいてもよく、フェニレン基を介していてもよい。このようなアルキレン基としては、例えば、-CHNHCH-、-CHNHCHCH-、-CHNHNHCH-、-CHCHNHCHCH-、-CHNHNHCHCH-、-CHNHCHNHCH-、-CHCHCHNHCHCHCH-、-CHOCHCH-、-CHCHOCHCH-、-CHSCHCH-、-CHCHSCHCH-、
Figure 0007227791000007
等が挙げられる。
これらアルキル基、アラルキル基、アリール基、複素環基、アルキリデン基、及びアルキレン基の各基は、置換可能な任意の位置にそれぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。該「置換基」としては、特に限定はなく、例えば、ハロゲン原子、アミノ基、アミノアルキル基、アルコキシカルボニル基、アシル基、アシルオキシ基、アミド基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、ホルミル基、ニトリル基、ニトロ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、水酸基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、複素環基、チオール基、アルキルチオ基、アリールチオ基等が挙げられる。該置換基は、好ましくは1~5個、より好ましくは1~3個有していてもよい。
本明細書において、「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子が挙げられ、好ましくは塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子である。
本明細書において、「アミノアルキル基」としては、特に限定はなく、例えば、アミノメチル、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、エチルメチルアミノメチル、ジエチルアミノメチル、2-アミノエチル、2-(メチルアミノ)エチル、2-(エチルアミノ)エチル、2-(ジメチルアミノ)エチル、2-(エチルメチルアミノ)エチル、2-(ジエチルアミノ)エチル、3-アミノプロピル、3-(メチルアミノ)プロピル、3-(エチルアミノ)プロピル、3-(ジメチルアミノ)プロピル、3-(エチルメチルアミノ)プロピル、3-(ジエチルアミノ)プロピル基等のアミノアルキル基、モノアルキル置換アミノアルキル基又はジアルキル置換アミノアルキル基等が挙げられる。
本明細書において、「アルコキシカルボニル基」としては、特に限定はなく、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル基等が挙げられる。
本明細書において、「アシル基」としては、特に限定はなく、例えば、アセチル、プロピオニル、ピバロイル基等の炭素数1~4の直鎖状又は分岐鎖状アルキルカルボニル基が挙げられる。
本明細書において、「アシルオキシ基」としては、特に限定はなく、例えば、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、n-ブチリルオキシ、ピバロイルオキシ基等が挙げられる。
本明細書において、「アミド基」としては、特に限定はなく、例えば、アセトアミド、ベンズアミド基等のカルボン酸アミド基;チオアセトアミド、チオベンズアミド基等のチオアミド基;N-メチルアセトアミド、N-ベンジルアセトアミド基等のN-置換アミド基;等が挙げられる。
本明細書において、「カルボキシアルキル基」としては、特に限定はなく、例えば、カルボキシメチル、カルボキシエチル、カルボキシ-n-プロピル、カルボキシ-n-ブチル、カルボキシ-n-ペンチル、カルボキシ-n-ヘキシル基等のカルボキシアルキル基が挙げられる。
本明細書において、「ヒドロキシアルキル基」としては、特に限定はなく、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ-n-プロピル、ヒドロキシ-n-ブチル基等のヒドロキシ-アルキル基が挙げられる。
本明細書において、「アルコキシ基」としては、特に限定はなく、例えば、直鎖状、分岐状又は環状のアルコキシ基が挙げられ、具体的には、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、t-ブトキシ、n-ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、n-ヘキシルオキシ基の直鎖状又は分岐状のアルコキシ基;シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシ、シクロオクチルオキシ基等の環状アルコキシ基等が挙げられる。
本明細書において、「アリールオキシ基」としては、特に限定はなく、例えば、フェノキシ、ビフェニルオキシ、ナフトキシ基等が挙げられる。
ピラゾロン化合物(1)の中でも、R、R及びRが、同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基である化合物が好ましい。
ピラゾロン化合物(1)の中でも、Rが水素原子である化合物が好ましい。
ピラゾロン化合物(1)の中でも、Rが、水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基である化合物が好ましく、水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、ベンジル基、フェニル基、ナフチル基、又はフリル基である化合物がより好ましく、水素原子、又は炭素数1~4の直鎖状アルキル基である化合物が特に好ましい。
ピラゾロン化合物(1)の中でも、R及びRの少なくとも一方が水素原子である化合物が好ましく、R及びRが共に水素原子である化合物がより好ましい。
ピラゾロン化合物(1)の中でも、Rが水素原子であり、Rが水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基であり、R及びRが共に水素原子である化合物、及び、Rが水素原子であり、Rが水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基であり、RとRとが一緒になってアルキリデン基を形成している化合物がさらに好ましく、Rが水素原子であり、Rが水素原子又は炭素数1~4の直鎖状アルキル基であり、R及びRが共に水素原子である化合物が特に好ましい。
ピラゾロン化合物(2)の中でも、Rは水素原子であり、Rは炭素数1~4の直鎖状及び分岐状アルキル基、アラルキル基、又はアリール基であり、R及びRは同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、アラルキル基、アリール基、アミノ基又は複素環基である化合物が好ましい。
ピラゾロン化合物(2)の中でも、Rが炭素数1~4の直鎖状アルキル基、アラルキル基、又はアリール基である化合物が好ましく、炭素数1~4の直鎖状アルキル基、又はアリール基である化合物がより好ましい。
ピラゾロン化合物(2)の中でも、R及びRが同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4の直鎖状アルキル基、又はアミノ基である化合物が好ましい。
ピラゾロン化合物(2)の中でも、Rは水素原子であり、Rが炭素数1~4の直鎖状アルキル基、又はアリール基であり、R及びRが同一又は異なって、水素原子、炭素数1~4の直鎖状アルキル基、又はアミノ基である化合物が好ましい。
ピラゾロン化合物(1)及びピラゾロン化合物(2)の中でも、ピラゾロン化合物(1)が特に好ましい。
具体的に、ピラゾロン化合物(1)又はピラゾロン化合物(2)としては、例えば、5-ピラゾロン、3-メチル-5-ピラゾロン、3-(ナフタレン-2-イル)-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-(フラン-2-イル)-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-フェニル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-プロピル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-ウンデシル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、4-(2-ヒドロキシエチル)-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、4-ベンジル-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)オン、4,4’-(フェニルメチレン)ビス(5-メチル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン)、4-[(ジメチルアミノ)メチリデン]-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、4-メチル-2,3-ジアゾスピロ[4.4]ノン-3エン-1-オン、5-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-1H-ピラゾール-3(2H)-オン、5-メチル-2-フェニル-2,4-ジヒドロ-3H-ピラゾール-3-オン、1,5-ジメチル-2-フェニル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン、4,5,6,7-テトラヒドロ-2H-インダゾール-3(3aH)-オン、4-{[4-ジメチルアミノ]フェニル}メチリデン}-3-メチル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、1-フェニル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン、4,4’-(4-ヒドロキシフェニルメチレン)ビス(5-メチル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン)、1,3-ジフェニル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、4,4’-(4-ニトロフェニルメチレン)ビス(5-メチル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン)、及び、4-アミノ-1,5-ジメチル-2-フェニル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン等が挙げられる。
中でも、好ましい化合物は、ピラゾロン化合物(1)であり、その中でも、5-ピラゾロン、3-メチル-5-ピラゾロン、3-(ナフタレン-2-イル)-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-(フラン-2-イル)-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、3-フェニル-1H-ピラゾール-5(4H)-オン、及び3-プロピル-1H-ピラゾール-5(4H)-オンがより好ましい。
本発明の防振ゴム組成物は、これら化合物を一種単独で、又は二種以上を混合して含んでもよい。
ピラゾロン化合物(1)又はピラゾロン化合物(2)の中には、互変異性体を生じるものがある。互変異性化が可能である(例えば、溶液中である)場合に、互変異性体の化学平衡に達し得る。ピラゾロン化合物(1)又はピラゾロン化合物(2)は、例えば、式(3)~(9)で表されるような互変異性体として存在することができる。
前記式(1)において、R及びRが水素原子であるピラゾロン化合物(化合物(1)-A)には、以下の式(3)~(5)で表される互変異性体が存在する。
Figure 0007227791000008
[式中、R及びRは、前記に同じ。]
前記式(1)において、Rが水素原子であるピラゾロン化合物(化合物(1)-B)には、以下の式(6)~(7)で表される互変異性体が存在する。
Figure 0007227791000009
[式中、R、R及びRは、前記に同じ。]
前記式(1)において、Rが水素原子である化合物(化合物(1)-C)には、以下の式(8)で表される互変異性体が存在する。
Figure 0007227791000010
[式中、R、R及びRは、前記に同じ。]
前記式(2)において、Rが水素原子である合物(化合物(2)-A)には、以下の式(9)で表される互変異性体が存在する。
Figure 0007227791000011
[式中、R、R及びRは、前記に同じ。]
上記式(3)~(9)で表されるような互変異性体と、ピラゾロン化合物(1)又はピラゾロン化合物(2)とは、どちらの異性体も共存する平衡状態に達している。よって、別段の記載がない限り、本明細書において、化合物(1)又は(2)のすべての互変異性体の形態は、本発明の範囲内である。
本発明のゴム組成物は、ピラゾロン化合物(1)及びピラゾロン化合物(2)が任意の割合で含まれる混合物を含んでもよい。
上記ピラゾロン化合物(1)及び/又はピラゾロン化合物(2)の配合量は、ゴム組成物中の成分(a)のジエン系ゴム100質量部に対して、0.1~50質量部であることが好ましく、0.1~20質量部であることがより好ましく、0.2~10質量部であることがさらに好ましい。
式(1)及び/又は(2)で表されるピラゾロン化合物が粉体である場合、その体積平均径は特に制限されない。粘度低減効果発現の観点から、体積平均径が300μm以下であることが好ましく、150μm以下であることがさらに好ましく、75μm以下であることが特に好ましい。
なお、体積平均径は、レーザー光回折法等による粒度分布測定装置を用いて、体積基準粒度分布から積算分布曲線の50%に相当する粒子径として求めることができる。
また、取り扱い時のハンドリング性及び着火性又は爆発性リスク低減の観点から、粉体をオイル、樹脂、ステアリン酸などで表面処理したものを使用してもよく、又は粉体を炭酸カルシウム、シリカ、カーボンブラックなどの充填剤などと混合して使用してもよい。
式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物をジエン系ゴムに添加することで、ゴム組成物の防振性能が得られるとともに、耐久性を向上させることができる。具体的には、ジエン系ゴムに式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物を配合することで、ゴム組成物の屈曲疲労性を維持しつつ、圧縮永久歪を向上させることができる。このようなピラゾロン化合物(1)又はピラゾロン化合物(2)を含むゴム組成物から作製(製造)された防振ゴムは、防振性能が得られるとともに、耐久性に優れている。
1.3.成分(c):カーボンブラック
本発明のゴム組成物に配合される成分(c)のカーボンブラックとしては、特に制限はなく、例えば、市販品のカーボンブラック、Carbon-Silica Dual phase filler等が挙げられる。ゴム成分にカーボンブラックを含有することにより、ゴムの電気抵抗を下げて、帯電を抑止する効果、さらにゴムの強度を向上させる効果を享受できる。
具体的に、カーボンブラックとしては、例えば、高、中又は低ストラクチャーのSAF、ISAF、IISAF、N110、N134、N220、N234、N330、N339、N375、N550、HAF、FEF、GPF、SRFグレードのカーボンブラック等が挙げられる。中でも、好ましいカーボンブラックとしては、SAF、ISAF、IISAF、N134、N234、N330、N339、N375、HAF、又はFEFグレードのカーボンブラックである。
カーボンブラックのDBP吸収量としては、特に制限はなく、好ましくは60~200cm/100g、より好ましくは70~180cm/100g以上、特に好ましくは80~160cm/100gである。
また、カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA、JIS K 6217-2:2001に準拠して測定する)は、好ましくは10~200m/g、より好ましくは20~180m/g、特に好ましくは30~160m/gである。
カーボンブラックを配合するゴム組成物において、式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物を配合することにより、カーボンブラックの分散性が大幅に向上し、ゴム組成物の耐久性が著しく改良できる。
カーボンブラックの配合量としては、成分(a)のジエン系ゴム100質量部に対して、2~100質量部であることが好ましく、10~80質量部であることがより好ましく、10~50質量部であることがさらに好ましい。
なお、カーボンブラックを配合するときは、予めジエン系ゴムと湿式または乾式で混合されたマスターバッチを用いてもよい。
カーボンブラックは、通常、ゴムの補強性を向上させるために用いられる。
1.4.成分(d):架橋剤
本発明防振ゴム用組成物に配合物する成分(d)の架橋剤としては、硫黄架橋剤、硫黄化合物架橋剤、キノイド架橋剤、及びマレイミド架橋剤が挙げられる。
硫黄架橋剤としては、例えば粉末硫黄、硫黄華、高分散性硫黄、不溶性硫黄、沈降硫黄、表面処理硫黄、コロイド硫黄、塩化硫黄、一塩化硫黄、二塩化硫黄等が挙げられる。これらの硫黄架橋剤は、単独でまたは2種以上を併用してもよい。これらの中でも、不溶性硫黄がブリード防止の観点から好ましい。
また、硫黄架橋剤を使用する場合には、架橋促進剤を併用することもできる。
架橋促進剤としては、例えばヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド・アンモニア等のアルデヒドアンモニア類;n-ブチルアルデヒド-アニリン縮合品、ブチルアルデヒド-モノブチルアミン縮合品、ヘプトアルデヒド-アニリン反応品、トリクロトニリデン・テトラミン等のアルデヒドアミン類;ジフェニルグアニジン、ジ-o-トリルグアニジン、1-(o-トリル)ビグアニド、ジカテコール・ホウ酸のジオルト・トリル・グアニジン塩等のグアニジン塩類;2-メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン類;2-メルカプトベンゾチアゾール、2-メルカプトチアゾリン、ジべンゾチアジル・ジスルフィド、2-メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、2-メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩、2-メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、2-(2,4-ジニトロフェニルチオ)ペンゾチアゾール、2-(N,N-ジエチルチオ・カルバモイルチオ)ペンゾチアゾール、2-(4’-モルホリノ・ジチオ)ベンゾチアゾール、4-モルホニル-2-ベンゾチアジル・ジスルフィド等のチアゾール類;N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド、N,N-ジシクロヘキシル-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド、N-オキシジエチレン-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド、N,N-ジイソプロピル-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド、N-tert-ブチル-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド等のスフェンアミド類;チオカルバニド、エチレン・チオ尿素(2-メルカプトイミダソリン)、ジエチル・チオ尿素、ジブチル・チオ尿素、混合アルキルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、ジラウリルチオ尿素等のチオ尿素類;ジメチル・ジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチル・ジチオカルバミン酸ナトリウム、ジ-n-ブチル・カルバミン酸ナトリウム、ジメチル・ジチオカルバミン酸鉛、ジアミル・ジチオカルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジアミル・ジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチル・ジチオカルバミン酸亜鉛、ジ-n-ブチル・ジチオカルバミン酸亜鉛、ジペンジル・ジチオカルバミン酸亜鉛、N-ペンタメチレン・ジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニル・ジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチル・ジチオカルバミン酸セレン、ジエチル・ジチオカルバミン酸セレン、ジエチル・ジチオカルバミン酸テルル、ジエチル・ジチオカルバミン酸カドミウム、ジメチル・ジチオカルバミン酸銅、ジメチル・ジチオカルバミン酸鉄、ジメチル・ジチオカルバミン酸ビスマス、ジメチル・ジチオカルバミン酸ピペリジン、メチルペンタメチレン・ジチオカルバミン酸ピペコリン、活性化ジチオカルバメート等のジチオカルバミン酸塩類;テトラメチルチウラム・モノスルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィド、活性テトラメチルチウラム・ジスルフィド、テトラエチルチウラム・ジスルフィド、テトラブチルチウラム・ジスルフィド、N,N’-ジメチル-N,N’-ジフェニルチウラム・ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラム・ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラム・テトラスルフィド、混合アルキル・チウラム・ジスルフィド等のチウラム類;イソプロピル・キサントゲン酸ナトリウム、イソプロピル・キサントゲン酸亜鉛、ブチル・キサントゲン酸亜鉛等のザンテート類;4、4’-ジチオジモルホリン、アミノジアルキルジチオホスフェート、亜鉛-o、o-n-ブチル・ホスホロジチオエート、3-メルカプトイミダソリン-チオン-2、チオグリコール酸エステル等が挙げられる。これらの加硫促進剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
硫黄化合物架橋剤としては、例えばテトラメチルチウラム・モノスルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィド、テトラエチルチウラム・ジスルフィド、テトラブチルチウラム・ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラム・ジスルフィド、ジペンタメチレンチウラム、テトラスルフィド、ジモルフォリル・ジスルフィド、2-(4’-モルホリノ・ジチオ)ベンゾチアゾール等を挙げることができる。これらの中でも、テトラメチルチウラム・モノスルフィドが加硫速度の観点から好ましい。これらの硫黄化合物架橋剤は、単独または2種以上を併用してもよい。
このような硫黄化合物架橋剤の架橋速度を向上させるために使用する架橋促進剤としては、N-(tert-ブチル)-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジル・スルフェンアミド、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン亜鉛、2-メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、チオ尿素系促進剤を例示することができる。これらは、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。
キノイド架橋剤としては、例えばp-キノンジオキシム、O,O’-ジペンソイル-p-キノンジオキシム、テトラクロロ-p-ベンゾキノン、ポリ-p-ジニトロベンゼン等が挙げられる。これらの中でも、O,O’-ジペンソイル-p-キノンジオキシムが加硫速度の観点から好ましい。これらのキノイド架橋剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
マレイミド架橋剤としては、例えば、N,N’-1,3-フェニレンビスマレイミド(別名:N,N’-m-フェニレンビスマレイミド)、1,3-ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン、N,N’-1,2-フェニレンビスマレイミド、N,N’-1,4-フェニレンビスマレイミド、N,N’-(4,4’-ジフェニルメタン)ビスマレイミド、2,2-ビス[4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3-エチル-5-メチル-4-マレイミドフェニル]メタン等が挙げられる。これらの中でも、N,N’-1,3-フェニレンビスマレイミドが耐熱性の観点から好ましい。また、1,3-ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼンが加硫戻り防止の観点から好ましい。これらのマレイミド架橋剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明のゴム組成物において、成分(d)の架橋剤としては、硫黄架橋剤及び硫黄化合物架橋剤が好ましく、硫黄架橋剤がより好ましい。
なお、本発明のゴム組成物においは、架橋剤として有機過酸化物を含まないことが好ましい。架橋剤として有機化酸化物を含有しないことにより、得られる防振ゴムの良好な耐久性を確保することが可能となる。
成分(d)の架橋剤の配合量は、ゴム組成物中の成分(a)のジエン系ゴム100質量部に対して、0.1~20質量部であることが好ましく、0.1~10質量部であることがより好ましく、0.1~5質量部であることがさらに好ましい。
1.5.その他の配合剤
本発明のゴム組成物には、成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物、成分(c)のカーボンブラック、成分(d)の架橋剤以外にも、ゴム工業界で通常使用される配合剤を配合することができる。本発明のゴム組成物には、さらに、別の配合剤、例えば、老化防止剤、オゾン防止剤、軟化剤、加工助剤、ワックス、樹脂、発泡剤、オイル、ステアリン酸、亜鉛華(ZnO)、架橋遅延剤等を配合してもよい。これら配合剤は、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合することができる。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。
なお、本発明のゴム組成物において、補強性向上の観点から、シリカは実質的に含まれないことが好ましく、成分(a)のジエン系ゴム100質量部に対して、5質量部未満であることが好ましく、3質量部未満であることがより好ましく、1質量部未満であることがさらに好ましい。また、シリカを特に必要としない本発明のゴム組成物において、コスト高となるカップリング剤についても実質的に含まれないことが好ましく、成分(a)のジエン系ゴム100質量部に対して、0.01質量部未満であることが好ましく、0.001質量部未満であることがより好ましい。
2.ゴム組成物の製造方法
本発明のゴム組成物の製造方法としては、特に制限されず、公知の方法により製造することができ、例えば、成分(a)のジエン系ゴム、成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物、及び成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分を混練する工程(A)、並びに工程(A)で得られる混合物、及び成分(d)の架橋剤を混練する工程(B)を含む方法が挙げられる。
2.1.工程(A)
工程(A)は、成分(a)のジエン系ゴム、成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物、及び成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分を混練する工程である。
工程(A)では、さらに必要に応じて、上記のその他の配合剤等を配合することができる。
工程(A)における混練方法としては、例えば、成分(a)のジエン系ゴム成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物、及び成分(c)のカーボンブラックを含む組成物を混練する方法が挙げられる。この混練方法においては、各成分の全量を一度に混練してもよく、粘度調整等の目的に応じて、各成分を分割投入して混練してもよい。また、成分(a)のジエン系ゴムと、成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分とを混練した後、成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物を投入して混練するか、成分(a)のジエン系ゴムと成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物とを混練した後、成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分を投入して混練してもよい。各成分を均一に分散させるために、混練操作を繰り返し行ってもよい。
工程(A)におけるゴム組成物を混合する際の温度としては、特に制限はなく、例えば、ゴム組成物の温度が60~190℃であることが好ましく、80~175℃であることがより好ましく、100~170℃であることがさらに好ましい。
工程(A)における混合時間としては、特に制限はなく、例えば、10秒間から20分間であることが好ましく、30秒間から10分間であることがより好ましく、2分間から7分間であることがさらに好ましい。
また、工程(A)における別の混練方法としては、成分(a)のジエン系ゴムと成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物とを混練する工程(A-1)、並びに工程(A-1)で得られた混合物と、成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分とを混練する工程(A-2)を含む二段階の混練方法を挙げることができる。
工程(A-1)における成分(a)のジエン系ゴムと成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物とを混合する際の温度としては、80~190℃であることが好ましく、90~160℃であることがより好ましく、100~150℃であることがさらに好ましい。混合温度を上記の範囲内にすることにより、より優れた耐久性の向上を得ることができる。
工程(A-1)における混合時間としては、10秒間~20分間が望ましく、30秒間~10分間であることがより好ましく、60秒間~7分間であることがさらに好ましい。混合時間を上記の範囲内にすることにより、生産性を低下させず優れた耐久性の向上を得ることができる。
工程(A-2)における工程(A-1)で得られた混合物と、成分(c)のカーボンブラックを含む原料成分とを混合する際の温度としては、特に制限はなく、混合物の温度が60~190℃であることが好ましく、80~175℃であることがより好ましく、100~170℃であることがさらに好ましい。混合温度を上記の範囲内にすることにより、より優れた耐久性の向上を得ることができる。
工程(A-2)における混合時間としては、特に制限はなく、例えば、10秒間から20分間であることが好ましく、30秒間から10分間であることがより好ましく、2分間から7分間であることがさらに好ましい。混合時間を上記の範囲内にすることにより、生産性を低下させずより優れた耐久性の向上を得ることが可能となる。
2.2.工程(B)
工程(B)は、工程(A)で得られる混合物と成分(d)の架橋剤とを混合する工程であり、混練の最終段階を意味している。
工程(B)では、さらに必要に応じて、架橋促進剤及び上記その他の配合剤を配合することができる。
工程(B)は、加熱条件下で行うことができる。該工程の加熱温度としては、特に制限はなく、例えば、60~140℃であることが好ましく、80~120℃であることがより好ましく、90~120℃であることがさらに好ましい。上記範囲とすることにより耐久性を向上させることができる。
混合(又は混練)時間としては、特に制限はなく、例えば、10秒間から20分間であることが好ましく、30秒間から10分間であることがより好ましく、60秒間から5分間であることがさらに好ましい。混合時間を上記の範囲内にすることにより、生産性を低下させず耐久性を向上させることができる。
工程(A)から工程(B)に進む際には、前段階の工程終了後の温度より、30℃以上低下させてから次の工程(B)へ進むことが好ましい。
上記の工程(A)及び工程(B)により、成分(a)のジエン系ゴム、及び成分(b)の式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物を混練した混合物(マスターバッチ)、並びに成分(c)のカーボンブラックを含有する混合物、更に成分(d)の架橋剤を含有するゴム組成物を製造することができる。
本発明におけるゴム組成物は、バンバリーミキサー、ロール、インテンシブミキサー、ニーダー、二軸押出機等を用いて混合又は混練される。
3.用途
このようにして得られたゴム組成物は、防振ゴム用、免震ゴム用等の各種ゴム部材に用いることができる。
本発明のゴム組成物を防振ゴムに用いる場合、本発明のゴム組成物を硬化させることにより防振ゴムを製造することができる。前記ゴム組成物の硬化は、例えば、ゴム組成物を加熱することにより、達成できる。ゴム組成物を硬化させる際の硬化条件(架橋条件)は、特に限定されるものはなく、温度条件は、140~180℃とすることが好ましく、150~170℃とすることがより好ましく、硬化時間を1~120分間とすることが好ましい。本発明のゴム組成物を硬化させてなる防振ゴムは、耐久性が要求される環境において使用される防振ゴム、例えば、自動車のエンジンマウント、ストラットマウント、ボディマウント、サスペンションブッシュ等に使用する防振ゴムとして用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
以下、実施例に基づき、本発明の実施形態をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
(実施例1及び比較例1:防振ゴム用組成物の製造)
下記表1の工程(A)に記載の各成分を、表1に記載される割合(質量部)で混合し、バンバリーミキサーで混合物の最高温度が160℃になるように回転数を調整しながら3分間混練した。混合物の温度が60℃以下になるまで養生させた後、表1の工程(B)に記載の各成分を、表1に記載される割合(質量部)で投入し、混合物の最高温度が110℃以下になるよう調整しながら混練して、各ゴム組成物を製造した。
(実施例1及び比較例1:耐久性(引裂強度指数)試験)
下記実施例1及び比較例1で得られたゴム組成物の各引裂強度指数は、JISK6252によりクレセント型試験片を用いて、室温下、引張速度500mm/minの条件で測定した。ここで得られた比較例1の値を100とした指数で表し、下記式に基づいて引裂強度指数を算出し、表1に示す。なお、引裂強度の数値が大きいほど耐久性に優れていることを示す。

式:引裂強度指数
={(実施例1のゴム組成物の引裂強度) / (比較例1の引裂強度))X100
(低発熱性(tanδ指数)試験)
下記実施例1及び比較例1のゴム組成物について、粘弾性測定装置(Metravib社製)を使用し、温度40℃、動歪5%、周波数15HzでTanδ値測定した。比較するために、化合物を添加しない以外は、実施例と同じ配合内容及び同じ製法でゴム組成物(比較例1)を作製し、そのTanδ値を100とした。下記式に基づいて、低発熱性指数を算出し、表1に示す。なお、低発熱性指数の値が小さい程、ヒステリシスロスが小さく、防振効果が優れることを示す。

式:低発熱性指数
= (実施例1のゴム組成物のTanδ値)/(比較例1のTanδ値)×100
Figure 0007227791000012
[表中の記号の説明]
表1において使用する原料を以下に示す。
※1: NR(天然ゴム);GUANGKEN RUBBER社製、SVR3L
※2: ピラゾロン化合物;大塚化学株式会社製、3-メチル-5-ピラゾロン
※3: CB(カーボンブラック);Cabot社製、N550
※4: 老化防止剤;Kemai Chemical Co.,Ltd社製、N-フェニル-N'-(1,3-ジメチルブチル)-p-フェニレンジアミン
※5: 老化防止剤;大内新興化学工業社製、2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン重合体
※6: ワックス;Rhein Chemie Rheinau社製、Antilux 111
※7: 酸化亜鉛;Dalian Zinc Oxide Co.,Ltd社製
※8: ステアリン酸;Sichuan Tianyu Grease社製
※9: 架橋促進剤;三新化学工業株式会社、N-(tert-ブチル)-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド
※10: 硫黄;Shanghai Jinghai Chemical Co.,Ltd社製
本発明のゴム組成物は優れた耐久性を有するので、該ゴム組成物を用いれば、耐久性に優れた防振ゴムを製造することができる。

Claims (5)

  1. 下記成分(a)、(b)、(c)及び(d)を含有する防振ゴム用ゴム組成物(但し、当該防振ゴム用ゴム組成物は、フェノール系熱硬化性樹脂を含まない。)
    成分(a) ジエン系ゴム
    成分(b) 下記式(1)又は(2)で表されるピラゾロン化合物
    成分(c) カーボンブラック
    成分(d) 架橋剤
    Figure 0007227791000013
    [式(1)中、R、R、R及びRは同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。RとRとは一緒になってアルキリデン基を形成してもよく、R、R及びRのいずれか2つが一緒になってアルキレン基を形成してもよい。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
    Figure 0007227791000014
    [式中、R 及びは同一又は異なって、水素原子、アミノ基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示し、Rはアルキル基、アラルキル基、アリール基、又は複素環基を示す。 は、水素原子、アミノ基、アルキル基、アラルキル基、又はアリール基を示す。これら各基は、それぞれ1個以上の置換基を有していてもよい。]
  2. 前記成分(a)100質量部に対して、前記成分(b)を0.1~50質量部含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記成分(a)100質量部に対して、前記成分(c)を2~100質量部含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記成分(d)は、硫黄架橋剤、硫黄化合物架橋剤、キノイド架橋剤、及びマレイミド架橋剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋剤である、請求項1~3の何れか1項に記載の組成物。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の組成物を用いて作製された防振ゴム。
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