JP7226114B2 - 質量分析装置及び質量較正方法 - Google Patents
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Description
試料が載置される試料ステージと、
該試料ステージが収容されるイオン化室と、
前記イオン化室と開口を介して連通し、該開口を通したレーザ光の照射により前記試料から発生したイオンが該開口を介して前記イオン化室から導入される分析室と、
前記開口を開閉するためのゲートバルブと、
前記試料ステージが測定位置から退避した状態で、前記ゲートバルブを前記開口を閉塞する位置と該開口から離れた位置との間で移動させるゲートバルブ駆動部と、
前記レーザ照射部によるレーザ光が照射される位置で、且つ、レーザ光の照射により生成されたイオンが収集され得る位置として、前記ゲートバルブにあって前記開口を閉塞する際に前記分析室に向いた位置に設けられた、レーザ光の照射によりイオン化され得る物質から成るターゲットと、
前記ターゲットにレーザ光を照射し、それにより生成されたイオンを前記分析部で分析することで得られた結果に基づいて、質量較正情報を求める質量較正情報取得部と、
前記質量較正情報を利用して、目的試料を質量分析するときに質量較正を行う質量較正部と、
を備えるものである。
この質量分析装置は、MALDI化により試料中の成分をイオン化させて質量分析を行う質量分析装置であるが、MALDI法ではなく、LDI法、DIOS法、SALDI法などを利用したイオン化を行うものであってもよい。
サンプルプレート21を試料ステージ20上に装着する際やサンプルプレート21を交換する際に、制御部60の制御の下でステージ駆動部24は、試料ステージ20を内部開口12に対向する位置から退避させるようにX軸方向及び/又はY軸方向に移動させる。このときの試料ステージ20の退避位置は、ゲートバルブ25のバルブ本体部251の伸張に障害とならない位置であればよい。
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
前記レーザ照射部によるレーザ光が照射される位置で、且つ、レーザ光の照射により生成されたイオンが収集され得る位置に配置された、レーザ光の照射によりイオン化され得る物質から成るターゲットと、
前記ターゲットにレーザ光を照射し、それにより生成されたイオンを前記分析部で分析することで得られた結果に基づいて、質量較正情報を求める質量較正情報取得部と、
前記質量較正情報を利用して、目的試料を質量分析するときに質量較正を行う質量較正部と、
を備えるものである。
前記レーザ照射部によるレーザ光が照射される位置で、且つ、レーザ光の照射により生成されたイオンが収集され得る位置に配置された、レーザ光の照射によりイオン化され得る物質から成るターゲットと、
前記ターゲットにレーザ光を照射し、それにより生成されたイオンを前記分析部で分析することで得られた結果を表示部の画面上に表示する表示処理部と、
を備えるものである。
レーザ光の照射によりイオン化され得る既知の物質から成るターゲットにレーザ光を照射し、それにより生成されたイオンについての質量分析を実行する分析工程と、
前記分析工程により得られる分析結果と前記既知の物質の精密な質量とに基づいて、目的試料に対し質量分析を行った分析結果について質量較正を行う質量較正工程と、
を有するものである。
試料が形成されるプレートと、
該プレートを保持する試料ステージと、
をさらに備え、前記ターゲットは、前記プレート上又は前記試料ステージ上に設けられるものとすることができる。
試料が載置される試料ステージと、
該試料ステージが収容されるイオン化室と、
前記イオン化室と開口を介して連通し、該開口を通したレーザ光の照射により前記試料から発生したイオンが該開口を介して前記イオン化室から導入される分析室と、
前記開口を開閉するためのゲートバルブと、
前記試料ステージが測定位置から退避した状態で、前記ゲートバルブを前記開口を閉塞する位置と該開口から離れた位置との間で移動させるゲートバルブ駆動部と、
をさらに備え、前記ターゲットは、前記ゲートバルブにあって前記開口を閉塞する際に前記分析室に向いた位置に設けられるものとすることができる。
前記ターゲットにレーザ光を照射して該ターゲット由来のイオンを質量分析する際に、該ターゲットが、前記試料ステージに載置された試料にレーザ光を照射して該試料由来の質量分析を実行する際の該試料の位置に来るように、前記ゲートバルブ駆動部の動作を制御する制御部、をさらに備えることができる。
11…区画壁
12…内部開口
13…イオン化室
14…分析室
15…外部開口
16…ドア
20…試料ステージ
21…サンプルプレート
22…サンプル
23、253…ターゲット
24…ステージ駆動部
25…ゲートバルブ
251…バルブ本体部
252…シャフト
26…ゲートバルブ駆動部
30…窓
31…レーザ照射部
32…レンズ
33…ミラー
34…撮像部
40…イオン輸送光学系
41…質量分離部
42…検出部
50…データ処理部
51…質量較正データ作成部
52…質量較正データ記憶部
53…質量較正処理部
54…表示処理部
55…表示部
60…制御部
Claims (6)
- 試料にレーザ光を照射するレーザ照射部を含み、レーザ脱離イオン化法を用いて試料中の成分をイオン化するイオン源と、イオンを質量電荷比に応じて分離して検出する分析部と、を具備し、前記イオン源で生成されたイオン又は該イオンに由来する別のイオンを前記分析部まで輸送して分析を行う質量分析装置であって、
試料が載置される試料ステージと、
該試料ステージが収容されるイオン化室と、
前記イオン化室と開口を介して連通し、該開口を通したレーザ光の照射により前記試料から発生したイオンが該開口を介して前記イオン化室から導入される分析室と、
前記開口を開閉するためのゲートバルブと、
前記試料ステージが測定位置から退避した状態で、前記ゲートバルブを前記開口を閉塞する位置と該開口から離れた位置との間で移動させるゲートバルブ駆動部と、
前記レーザ照射部によるレーザ光が照射される位置で、且つ、レーザ光の照射により生成されたイオンが収集され得る位置として、前記ゲートバルブにあって前記開口を閉塞する際に前記分析室に向いた位置に設けられた、レーザ光の照射によりイオン化され得る物質から成るターゲットと、
前記ターゲットにレーザ光を照射し、それにより生成されたイオンを前記分析部で分析することで得られた結果に基づいて、質量較正情報を求める質量較正情報取得部と、
前記質量較正情報を利用して、目的試料を質量分析するときに質量較正を行う質量較正部と、
を備える質量分析装置。 - 前記ターゲットにレーザ光を照射して該ターゲット由来のイオンを質量分析する際に、該ターゲットが、前記試料ステージに載置された試料にレーザ光を照射して該試料由来の質量分析を実行する際の該試料の位置に来るように、前記ゲートバルブ駆動部の動作を制御する制御部、をさらに備える、請求項1に記載の質量分析装置。
- 前記レーザ光の照射によりイオン化され得る物質は所定のポリマーである、請求項1に記載の質量分析装置。
- 前記所定のポリマーはポリカーボネートである、請求項3に記載の質量分析装置。
- 前記レーザ光は紫外領域の光である、請求項4に記載の質量分析装置。
- 前記分析部は、イオンを質量電荷比に分離するためにイオントラップを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の質量分析装置。
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JP2019108809A JP7226114B2 (ja) | 2019-06-11 | 2019-06-11 | 質量分析装置及び質量較正方法 |
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