JP7213764B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
このことから、刈り始めの微小区画に割り当てられる収量がより正確となる収量補正技術を採用したコンバインが要望されている。
前記指定部は、前記補正点を含む走行経路上の前記計測点と、前記補正点を含む走行経路と隣り合う走行経路上における前記計測点と、から、前記複数の計測点を前記指定計測点として指定する。
さらに、本発明による他のコンバインは、圃場から植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀部と、前記脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀部から前記穀粒タンクに送られる穀粒の穀粒量を計測収量として計測する収量計測部と、衛星測位を用いて算出される計測点に、この計測点における前記計測収量を割り当てる収量割り当て部と、刈り始め領域に位置する前記計測点を補正点として指定するとともに、前記補正点の周辺に位置する複数の前記計測点を指定計測点として指定する指定部と、前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量に基づいて補正する収量補正部と、を備え、
前記収量補正部は、前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量の加重平均によって求め、前記加重平均では前記補正点からの距離が小さいほど大きな重みが与えられる。
この発明は、複数の指定計測点の計測収量に基づいて補正点の計測収量を算出する場合には、指定計測点の計測収量の統計学的代表値を用いるのが好適であることに基づいている。その際、指定計測点が点在している領域における各指定計測点の収量のばらつきが少ない場合には、統計学的代表値として算術平均値を用いることができる。しかしながら、圃場における収量のばらつきは、補正点からの距離に依存して大きくなる傾向を示すので、統計学的代表値として、補正点からの距離に基づいて決定される重みを用いた加重平均値を用いることが好ましい。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記収量補正部は、前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量の加重平均によって求め、前記加重平均では前記補正点からの距離が小さいほど大きな重みが与えられる。
これにより、補正点に新たに割り当てられる計測収量は、(Q15・w15+…+Q36・w36)/(w15+…+w36)となる。
このようにして、刈り始め領域に位置する計測点に最初に割り当てられていた全ての計測収量は、収量補正部73によって補正される(書き換えられる)。
(a)補正点:P24に重み「w24=1.0」を与え、指定計測点群のうち補正点より一番遠い計測点(仮にP36としておく)に重み「w36=0.0」を与える。残りの指定計測点群の重みは、補正点:P24から各計測点までの距離と、補正点:P24から計測点:P36までの距離の比率:ρを「1.0」から引いた値(1.0>1.0-ρ>0.0)とする。
(b)補正点:P24に重み「w24=1.0」を与え、指定計測点群のうち補正点より一番遠い計測点(仮にP36としておく)に重み「w36=0.5」を与える。残りの指定計測点群の重みは、補正点:P24から各計測点までの距離と、補正点:P24から計測点:P36までの距離の比率:ρを「1.0」から引いた値:(1.0-ρ)を用いて比例配分する。つまり、残りの各計測点の重みは、「0.5+0.5×(1.0-ρ)=0.5×(2.0-ρ)」となる。
(c)重みを求めるためのより汎用的方法として、上述の比率:(1.0-ρ)を変数として残りの各計測点の重みを導出する関数:Gを用いることができる。この関数は線形関数でもよいが、二次関数や階段関数などの非線形関数でもよい。
(1)指定計測点の対象を、まず、圃場全体の計測点群とし、補正点からの距離が短い計測点を所定個数だけ選び、さらに無効計測点の判定でふるいにかけたのち、無効計測点の数だけ指定計測点を追加してもよい。
(2)走行軌跡管理部63によって回向領域と当該回向領域の内部領域の境界線、つまり刈り終わり境界線または刈り始め境界線が検知されている場合、最初から、回向領域の内部領域に位置する計測点だけを、指定計測点の対象としてもよい。
(3)指定計測点のための対象領域が小さい場合(指定計測点を指定するための補正点からの距離を小さく設定している場合)、加重平均に代えて、算術平均を用いてもよい。
(1)上述した実施形態では、収量計測部50は、回転板の回転毎に拡散放出された穀粒の衝突力によって歪むロードセルの信号から穀粒の流量を算出するように構成されていた。これに代えて、拡散放出された穀粒を一時貯留する一時貯留室を設け、一時貯留された穀粒が所定容積に達する時間から、単位時間当たりの穀粒量ないしは、単位走行距離当たりの穀粒量を測定する収量計測部50が採用されてもよい。また、脱穀装置6から穀粒タンク7までの穀粒搬送経路中に、粒状物流量測定器を設置して、単位時間当たりの穀粒量ないしは、単位走行距離当たりの穀粒量が測定されてもよい。
6A :脱穀部
7 :穀粒タンク
11 :刈取部
19 :GNSSユニット
50 :収量計測部
61 :自車位置算出部
62 :走行マップ設定部
63 :走行軌跡管理部
71 :収量割り当て部
72 :指定部
73 :収量補正部
74 :収量マップ生成部
81 :食味値割り当て部
82 :品質マップ生成部
100 :制御装置
FU :食味値マップ生成ユニット
SU :収量マップ生成ユニット
Claims (8)
- 圃場から植立穀稈を刈り取る刈取部と、
前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀部と、
前記脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記脱穀部から前記穀粒タンクに送られる穀粒の穀粒量を計測収量として計測する収量計測部と、
衛星測位を用いて算出される計測点に、この計測点における前記計測収量を割り当てる収量割り当て部と、
刈り始め領域に位置する前記計測点を補正点として指定するとともに、前記補正点の周辺に位置する複数の前記計測点を指定計測点として指定する指定部と、
前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量に基づいて補正する収量補正部と、を備え、
前記指定部は、前記補正点を含む走行経路上の前記計測点と、前記補正点を含む走行経路と隣り合う走行経路上における前記計測点と、から、前記複数の計測点を前記指定計測点として指定するコンバイン。 - 前記指定部は、前記補正点から所定距離内に位置する前記計測点を前記指定計測点として選択する請求項1に記載のコンバイン。
- 前記指定部は、前記補正点からの距離が短い順に選んだ所定個数の前記計測点を前記指定計測点として選択する請求項1に記載のコンバイン。
- 前記指定部は、刈り終わり領域に位置する前記計測点を無効計測点とし、前記指定計測点から除外する請求項1から3のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記指定部は、前記収量補正部で補正された前記計測収量が割り当てられている前記計測点を無効計測点とし、前記指定計測点から除外する請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記圃場を区分けする微小区画は、当該微小区画に少なくとも1つの前記計測点が含まれるように設定される請求項1から5のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記計測点に割り当てられている前記計測収量に基づいて、前記圃場の収量分布マップを生成する収量マップ生成部が備えられている請求項1から6のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 圃場から植立穀稈を刈り取る刈取部と、
前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀部と、
前記脱穀部によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記脱穀部から前記穀粒タンクに送られる穀粒の穀粒量を計測収量として計測する収量計測部と、
衛星測位を用いて算出される計測点に、この計測点における前記計測収量を割り当てる収量割り当て部と、
刈り始め領域に位置する前記計測点を補正点として指定するとともに、前記補正点の周辺に位置する複数の前記計測点を指定計測点として指定する指定部と、
前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量に基づいて補正する収量補正部と、
を備え、
前記収量補正部は、前記補正点に割り当てられる前記計測収量を、前記指定計測点に割り当てられている前記計測収量の加重平均によって求め、前記加重平均では前記補正点からの距離が小さいほど大きな重みが与えられるコンバイン。
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JP2017055735A (ja) | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP2017060443A (ja) | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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WO2018092719A1 (ja) | 2016-11-15 | 2018-05-24 | ヤンマー株式会社 | 収量分布算出装置及び収量分布算出方法 |
JP2019004797A (ja) | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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2019
- 2019-06-28 JP JP2019121787A patent/JP7213764B2/ja active Active
Patent Citations (6)
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