JP7208059B2 - 棒材切断機 - Google Patents

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Description

本発明は、棒材切断機に関する。
床面又は壁面等から突出する鉄筋などの棒材を切断する場合に、棒材切断機が用いられる。このような棒材切断機として、例えば円盤形状の刃物に対して接地面側に接地部材が配置される構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、アウタフランジを刃物に埋設させて刃物を接地面側に変形させる構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2018-043305号公報 特開2002-219613号公報
特許文献1及び特許文献2に記載のような棒材切断機においては、接地面に刃物をより近接させた状態で棒材を切断することが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、接地面に刃物をより近接させた状態で棒材を切断可能な棒材切断機を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、電動モータと、前記電動モータの動力を伝達する伝達機構と、前記伝達機構で回転される回転軸と、前記回転軸に接続され、前記回転軸を中心として回転し、外周側部分が棒材と接することで前記棒材を切断する刃物と、前記刃物の前記棒材側に配置され、接地面に接触し、前記棒材に対する前記刃物の位置決めが可能な平面状の底面を有する接地部材と、を備え、前記接地部材は、前記底面に垂直な方向について前記刃物の少なくとも一部と、オーバーラップして配置され、前記刃物は、円形状の外周部を含む外周側部分が前記回転軸に垂直な平面に対して傾いた状態で配置され、前記回転軸は、前記刃物の前記外周側部分のうち、前記接地部材とオーバーラップする部分が、前記底面に平行になる向きに配置される棒材切断機が提供される。
本発明の第2態様に従えば、電動モータと、前記電動モータの動力を伝達する伝達機構と、前記伝達機構で回転される回転軸と、前記回転軸に接続され、前記回転軸を中心として回転し、外周側部分が棒材と接することで前記棒材を切断する刃物と、前記刃物の前記棒材側に配置され、接地面に接触し、前記棒材に対する前記刃物の位置決めが可能な平面状の底面を有する接地部材と、を備え、前記接地部材は、前記底面に垂直な方向について前記刃物の少なくとも一部と、オーバーラップして配置され、前記刃物は、前記外周側部分の少なくともオーバーラップしている部分が前記底面に平行になるように配置される棒材切断機が提供される。
本発明の態様によれば、接地面に刃物をより近接させた状態で棒材を切断可能な棒材切断機を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る棒材切断機の一例を示す図である。 図2は、本体部の一例を示す平面図である。 図3は、本体部の一例を示す底面図である。 図4は、本体部の一例を示す断面図である。 図5は、本体部の一部を模式的に示す図である。 図6は、第2実施形態に係る棒材切断機の一例を示す断面図である。 図7は、本体部の一例を示す平面図である。 図8は、本体部の一例を示す底面図である。 図9は、本体部の一部を模式的に示す図である。 図10は、第3実施形態に係る棒材切断機の一例を示す断面図である。 図11は、本体部の一例を示す平面図である。 図12は、本体部の一例を示す底面図である。 図13は、本体部の一部を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る棒材切断機の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る棒材切断機の一例を示す図である。図1に示すように、棒材切断機100は、本体部10と、駆動部20と、バッテリ装着部30とを備える。棒材切断機100は、例えば床面又は壁面等の接地面から突出する鉄筋などの棒材を切断する場合に用いられる。
棒材切断機100は、例えばバッテリ40を電源として作動する。バッテリ40としては、例えば電動工具用バッテリが用いられる。バッテリ40は、充電式であってもよい。バッテリ40は、バッテリ装着部30に装着される。棒材切断機100は、バッテリ40以外の電源によって作動する構成であってもよい。
図2は、本体部10の一例を示す平面図である。図3は、本体部10の一例を示す底面図である。図4は、本体部10の一例を示す断面図である。なお、図4における本体部10の断面については、図2のA-A線に沿った断面形状を示している。当該A-A線は、本体部10の基端側から先端側に向けて、後述する第1軸部24の中心軸、第2軸部25の中心軸、及び回転軸13の中心軸と交わるように設定される。
図2から図4に示すように、本体部10は、接地部材11と、刃物12と、回転軸13と、アウタフランジ14と、ハウジング15とを有する。以下、本体部10の構成を説明するにあたり、駆動部20に接続される側を基端側、駆動部20とは反対側を先端側と表記する場合がある。
接地部材11は、板状であり、底面11aと、上面11bと、切り欠き部11cとを有する。底面11aは、例えば平面状であり、棒材切断機100の使用時に接地面に接触させる。底面11aを接地面に接触させることにより、本体部10の姿勢が安定した状態で棒材Mを切断可能となる。上面11bは、例えば底面11aと平行に設けられるが、これに限定されない。
切り欠き部11cは、図3に示すように、接地部材11のうち本体部10の先端側の端辺から基端側に向けて切り欠かれた形状を有する。切り欠き部11cの基端側の端部は、底面視において、後述する刃物12の中心部C1に重なる位置よりも基端側に配置される。接地部材11のうち切り欠き部11cによって形成されるスペースには、後述する刃物12の一部が配置される。
刃物12は、円形状であり、駆動部20の駆動力により中心軸AX1を中心に回転して棒材Mを切断可能である。中心軸AX1は、上記の底面視における刃物12の中心部C1を含む。本実施形態において、中心軸AX1は、底面11aに対して傾いた姿勢で配置される。刃物12は、中心軸AX1を含む平面による断面視において、曲折部12cで曲折された形状を有する。すなわち、刃物12は、外周側部分12aと、中心側部分12bと、曲折部12cとを有する。
外周側部分12aは、円形状の外周部12eを含む部分であり、刃物12のうち曲折部12cよりも外周側に配置される部分である。外周側部分12aは、例えば円錐面に沿った形状である。つまり、外周側部分12aは、中心軸AX1に垂直な平面に対して傾いた状態で配置される。外周側部分12aの外周部12eには、例えばチップソーなどの丸鋸刃であれば複数の歯が形成され、ダイヤモンドホイールであればダイヤモンド粉を凝固させた部材が形成される。本実施形態において、外周側部分12aは、例えば最も底面11a側の端部12dにおいて、当該底面11aに平行である。当該端部12dは、底面11aに平行な平面と接する接線に沿って配置される。
中心側部分12bは、例えば平板状である。中心側部分12bは、底面11aに対して傾いている。中心側部分12bは、回転軸13の一端13bに固定される。中心側部分12bは、回転軸13と反対側の面にアウタフランジ14が固定される。アウタフランジ14は、回転軸13との間で中心側部分12bを固定する。
曲折部12cは、中心側部分12bから外周側部分12aにかけて曲折した部分である。本実施形態において、曲折部12cは、接地部材11の底面11aから離れる方向に向けて曲折している。このため、刃物12は、中心軸AX1に平行な方向であって回転軸13の他端13c側から一端13b側に向けた方向について見た場合、外周側部分12aの径が小さくなるように形成される。このため、外周側部分12aの湾曲部分と接地部材11の底面11aとの角度を小さくできる。したがって、刃物12による切断面が平面に近くなるように切断できる。
回転軸13は、アウタフランジ14を介して刃物12に固定される。回転軸13は、中心軸AX1を中心に刃物12と一体で回転する。中心軸AX1は、接地部材11の底面11aに対して傾いている。つまり、中心軸AX1は、刃物12の外周側部分12aの端部12dが底面11aに平行になるように、当該底面11aに対して傾いて配置される。このため、刃物12が回転する場合であっても、端部12dに位置する部分が底面11aに平行となる状態が維持される。
ハウジング15は、平面視において接地部材11に重なる領域に、刃物12の上面を覆う上面カバー部材16を有する。上面カバー部材16は、ガイド部16gを有する。ガイド部16gは、例えば棒材Mの径に対応する幅で本体部10の先端から基端側に向けて形成される。ガイド部16gは、棒材Mを切断する際に、当該棒材Mを案内する。
図4に示すように、駆動部20は、例えば電動モータ21等の駆動源を有する。電動モータ21は、ステータ22と、ロータ23とを有する。ロータ23は、出力軸側にベベルギア23aを有する。ベベルギア23aは、本体部10の第1軸部24に固定されるクラウンギア24aと噛み合っている。
第1軸部24は、本体部10の基端側に配置され、ハウジング15に収容される。第1軸部24は、クラウンギア24aに加えて、シュプールギア24bを有する。シュプールギア24bは、第2軸部25に固定されるシュプールギア25aと噛み合っている。
第2軸部25は、ハウジング15に収容され、第1軸部24の中心軸と回転軸13の中心軸AX1とにそれぞれ交差する直線上から側方(図2では下側)に外れた位置に配置される。このため、本体部10の基端側から先端側までの寸法を抑えることができる。第2軸部25は、シュプールギア25aに加えて、ベベルギア25bを有する。ベベルギア25bは、回転軸13に固定されるベベルギア13aと噛み合っている。
電動モータ21のロータ23が回転することにより、第1軸部24、第2軸部25が連動して回転する。第2軸部25の回転により、回転軸13が中心軸AX1を中心に回転する。これにより、刃物12が中心軸AX1を中心に回転する。第1軸部24、第2軸部25及び回転軸13は、電動モータ21の駆動力を刃物12に伝達する伝達機構を構成する。なお、第1軸部24、第2軸部25及び回転軸13は、ベアリングを介してハウジング15に取り付けられる。駆動部20の電動モータ21の回転力を回転軸13に伝達する、第1軸部24と第2軸部25との組み合わせが伝達機構となる。伝達機構の構成はこれに限定されず駆動部20の回転力を回転軸13に伝達する機構であればよい。
図5は、本体部10の一部を模式的に示す図である。図5に示すように、刃物12は、例えば外周側部分12aのうち接地部材11の切り欠き部11c内の部分が、接地部材11の底面11aに垂直な方向D1について接地部材11とオーバーラップして配置される。この場合、刃物12は、底面11aに垂直な方向D1について、上記の外周側部分12aの端部12dの位置h1が、接地部材11の底面11aの位置h2と上面11bの位置h3との間に配置される。
以上のように、第1実施形態に係る棒材切断機100は、電動モータ21と、電動モータ21の動力を伝達する伝達機構と、伝達機構で回転される回転軸13と、回転軸13に接続され、回転軸13を中心として回転し、外周側部分12aが棒材と接することで棒材を切断する刃物12と、刃物12の棒材M側に配置され、接地面Gに接触し、棒材Mに対する刃物12の位置決めが可能な平面状の底面Gを有する接地部材11と、を備え、接地部材11は、底面に垂直な方向について刃物12の少なくとも一部と、オーバーラップして配置され、刃物12は、円形状の外周部を含む外周側部分12aが回転軸AXに垂直な平面に対して傾いた状態で配置され、回転軸13は、刃物12の外周側部分12aのうち、接地部材21とオーバーラップする部分が、底面11aに平行になる向きに配置される。オーバーラップするとは、底面11aに垂直な方向において、接地部材11の少なくとも一部と、刃物12の少なくとも一部が重なっている状態である。刃物12は、棒材を切断する加工位置の刃物12の少なくとも一部が、接地部材11とオーバーラップしている。
この構成によれば、刃物12を底面11aに垂直な方向について接地部材11とオーバーラップさせることで、より接地面Gに刃物12を近づけることが可能となる。このため、棒材Mにおいてより接地面Gに近い箇所を切断することができる。
本実施形態に係る棒材切断機100において、刃物12は、回転軸13を通る平面による断面視において回転軸13側の部分である中心側部分12bと、外周側部分12aとの間で曲折部12cを有し、中心側部分12bは、底面11aに対して傾いている。この構成により、刃物12のうち底面11aに平行な部分において接地面Gに近接させつつ、中心側部分12bにおいては接地部材11との干渉を防ぐことができる。
本実施形態に係る棒材切断機100において、外周側部分12aは、円錐面に沿った形状であり、底面11a側の端部12dが底面11aに平行である。この構成によれば、外周側部分12aを円錐形状とすることにより、外周側部分12aの端部12dを接地部材11の底面11aと平行にさせることができ、他の部分を接地部材11から逃がすことが可能になる。
本実施形態に係る棒材切断機100において、刃物12は、回転軸13の一端13bに中心側部分12bが固定され、中心軸AX1に平行な方向であって回転軸13の他端13c側から一端13b側に向けた方向について外周側部分12aの径が小さくなるように形成される。この構成により、外周側部分12aの湾曲部分と接地部材11の底面11aとの角度を小さくできる。したがって、刃物12による切断面が平面に近くなるように切断できる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態に係る棒材切断機100の一例を示す断面図である。図7は、本体部の一例を示す平面図である。図8は、本体部の一例を示す底面図である。本実施形態に係る棒材切断機100は、本体部110の構成が上記実施形態とは異なる。以下、当該本体部110の構成を中心に説明する。
図6から図8に示すように、本体部110は、接地部材111と、刃物112と、回転軸113と、アウタフランジ114と、ハウジング115とを有する。以下、本体部110の構成を説明するにあたり、駆動部120に接続される側を基端側、駆動部120とは反対側を先端側と表記する場合がある。
接地部材111は、板状であり、底面111aと、上面111bと、切り欠き部111cとを有する。底面111aは、例えば平面状であり、棒材切断機200の使用時に接地面に接触させる。上面111bは、例えば底面111aと平行に設けられるが、これに限定されない。
切り欠き部111cは、図7に示すように、接地部材111のうち本体部10の先端側の端辺から基端側に向けて切り欠かれた形状を有する。切り欠き部111cは、棒材Mを収容可能な寸法となるように形成される。接地部材11のうち切り欠き部111cによって形成されるスペースには、後述する刃物112の一部が配置される。
刃物112は、円形状であり、駆動部120の駆動力により中心軸AX2を中心に回転して棒材Mを切断可能である。本実施形態において、中心軸AX2は、底面111aに対して傾いた姿勢で配置される。刃物112は、外周側部分112aと、中心側部分112bと、曲折部112cとを有する。
外周側部分112aは、円形状の外周部112eを含む部分であり、刃物112のうち曲折部112cよりも外周側に配置される部分である。外周側部分112aは、例えば円錐面に沿った形状である。つまり、外周側部分112aは、中心軸AX2に垂直な平面に対して傾いた状態で配置される。外周側部分112aの外周部112eには、例えばカッター刃等の刃部が形成される。外周側部分112aは、例えば最も底面111a側の端部112dにおいて、当該底面111aに平行である。当該端部112dは、底面111aに平行な平面と接する接線に沿って配置される。
中心側部分112bは、例えば平板状である。中心側部分112bは、底面111aに対して傾いている。中心側部分112bは、回転軸113の一端113bに固定される。中心側部分112bは、回転軸113と反対側の面にアウタフランジ114が固定される。アウタフランジ114は、回転軸113との間で中心側部分112bを挟むように固定する。
曲折部112cは、中心側部分112bから外周側部分112aにかけて曲折した部分である。本実施形態において、曲折部112cは、接地部材111の底面111aから離れる方向に向けて曲折している。このため、刃物112は、中心軸AX2に平行な方向であって回転軸113の他端113c側から一端113b側に向けた方向について見た場合、外周側部分112aの径が大きくなるように形成される。この構成により、中心側部分112bのうち回転軸113とは反対側の空間が外周側部分112aで囲まれた状態となる。このため、当該空間を利用して、厚みのあるアウタフランジ114を取り付けることができる。これにより、刃物112と回転軸113とを確実に連結することができる。
回転軸113は、アウタフランジ114を介して刃物112に固定される。回転軸113は、中心軸AX2を中心に刃物112と一体で回転する。中心軸AX2は、接地部材111の底面111aに対して傾いている。つまり、中心軸AX2は、刃物112の外周側部分112aの端部112dが底面111aに平行になるように、当該底面111aに対して傾いて配置される。このため、刃物112が回転する場合であっても、端部112dに位置する部分が底面111aに平行となる状態が維持される。回転軸113は、刃物112に固定される一端113b側の方が、他端113c側よりも、底面111aから離れた位置に配置される。
ハウジング115は、平面視において接地部材111に重なる領域に、刃物12の上面を覆う開閉カバー部材116を有する。開閉カバー部材116は、ハウジング115に対して回転可能に設けられる。カバー部材116を回転させることにより、刃物12の上部が開閉可能となる。開閉カバー部材116は、接地部材111よりも先端側に突出したガイド部116gを有する。ガイド部116gは、例えば上記した切り欠き部111cと同様の幅で本体部110の先端から基端側に向けて形成される。ガイド部116gは、棒材Mを切断する際に、当該棒材Mを案内する。
図7に示すように、駆動部120は、例えば電動モータ121等の駆動源を有する。電動モータ121は、ステータ122と、ロータ123とを有する。ロータ123は、出力軸側にベベルギア123aを有する。ベベルギア123aは、本体部110の第1軸部124に固定されるベベルギア124aと噛み合っている。
第1軸部124は、本体部10の基端側に配置され、ハウジング115に収容される。第1軸部124は、ベベルギア124aに加えて、シュプールギア124bを有する。シュプールギア124bは、第2軸部125に固定されるシュプールギア125aと噛み合っている。
第2軸部125は、ハウジング115に収容され、第1軸部124と回転軸113との間に配置される。第2軸部125は、シュプールギア125aに加えて、ベベルギア125bを有する。ベベルギア125bは、回転軸113に固定されるベベルギア113aと噛み合っている。
電動モータ121のロータ123が回転することにより、第1軸部124、第2軸部125が連動して回転する。第2軸部125の回転により、回転軸113が中心軸AX2を中心に回転する。これにより、刃物112が中心軸AX2を中心に回転する。第1軸部124、第2軸部125及び回転軸113は、電動モータ121の駆動力を刃物112に伝達する伝達機構を構成する。本実施形態において、第1軸部124、第2軸部125及び回転軸113は、本体部110の基端側から先端側にかけて直線方向上に配置される。このため、本体部110の幅方向(基端側から先端側に向けた方向に対して底面111aに沿って直交する方向)の寸法を抑えることができる。第1軸部124、第2軸部125及び回転軸113は、ベアリングを介してハウジング115に取り付けられる。
図9は、本体部110の一例を模式的に示す断面図である。図9に示すように、刃物112は、例えば外周側部分112aのうち接地部材111の切り欠き部111c内の部分が、接地部材111の底面111aに垂直な方向D2について接地部材111とオーバーラップして配置される。つまり、刃物112は、底面111aに垂直な方向D2について、上記の外周側部分112aの端部112dの位置h4が、接地部材111の底面111aの位置h5と上面111bの位置h6との間に配置される。
以上のように、第2実施形態に係る棒材切断機200において、刃物112は、回転軸113の一端に中心側部分112bが固定され、中心軸AX2に平行な方向であって回転軸113の他端113c側から一端113b側に向けた方向について外周側部分112aの径が大きくなるように形成される。
本実施形態によれば、中心側部分112bのうち回転軸113とは反対側の空間が外周側部分112aで囲まれた状態となる。このため、当該空間を利用して、厚みのあるアウタフランジ114を取り付けることができる。これにより、刃物112と回転軸113とを確実に連結することができる。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態に係る棒材切断機200の一例を示す断面図である。図11は、本体部の一例を示す平面図である。図12は、本体部の一例を示す底面図である。なお、図10における本体部の断面については、図11のB-B線に沿った断面形状を示している。当該B-B線は、本体部210の基端側から先端側に向けて、後述する第1軸部224の中心軸、第2軸部225の中心軸、及び回転軸213の中心軸と交わるように設定される。本実施形態に係る棒材切断機200は、本体部210の構成が上記実施形態とは異なる。以下、当該本体部210の構成を中心に説明する。
図10から図12に示すように、本体部210は、接地部材211と、刃物212と、回転軸213と、ハウジング215とを有する。以下、本体部210の構成を説明するにあたり、駆動部220に接続される側を基端側、駆動部220とは反対側を先端側と表記する場合がある。
接地部材211は、円板状であり、底面211aと、上面211bとを有する。底面211aは、例えば平面状であり、棒材切断機300の使用時に接地面に接触させる。上面211bは、例えば底面211aと平行に設けられるが、これに限定されない。接地部材211は、上面211bの中心部が支持軸211sに固定される。支持軸211sは、後述する回転軸213の中空部213sを貫通して設けられ、ハウジング215に固定される。また、接地部材211は、図示しない調整機構によって上下方向に微調整することができる。例えば、接地部材211は、ノブ211cを回転させることにより、上下方向に移動可能である。接地部材211の高さを微調整することによって、例えば接地面Gに凹凸が存在する場合に、適宜刃物212と接地面Gの距離を調整できる。
刃物212は、円形状であり、駆動部220の駆動力により中心軸AX3を中心に回転して棒材Mを切断可能である。本実施形態において、中心軸AX3は、底面211aに垂直な姿勢で配置される。刃物212は、中心軸AX3を含む平面による断面視において、曲折部212cで曲折された形状を有する。すなわち、刃物212は、外周側部分212aと、中心側部分212bと、曲折部212cとを有する。
外周側部分212aは、円形状の外周部212eを含む部分であり、刃物212のうち曲折部212cよりも外周側に配置される部分である。外周側部分212aは、例えば環状かつ円板状の形状を有する。外周側部分212aの外周部212eには、例えばチップソーなどの丸鋸刃であれば複数の歯が形成され、ダイヤモンドホイールであればダイヤモンド粉を凝固させた部材が形成される。本実施形態において、外周側部分212aは、底面211a側の端面212dの全面が、当該底面211aに平行である。
中心側部分212bは、外周側部分212aで囲まれた領域に空間部Kが形成されるように、外周側部分212aに対して底面211aに垂直な方向について底面211aとは反対側にオフセットされた形状を有する。当該空間部Kには、上記の接地部材211が配置される。本実施形態において、中心側部分212bは、例えば平板状の部分と円錐面に沿った形状を有する部分とを有する。つまり、中心側部分212bは、中心軸AX3に垂直な平面に対して傾いた状態で配置される。中心側部分212bは、ボルト等の固定部材214を介して、回転軸213の一端213bに固定される。
ハウジング215は、平面視において接地部材211に重なる領域に、刃物212の上面を覆う上面カバー部材216を有する。上面カバー部材216は、ガイド部216gを有する。ガイド部216gは、例えば棒材Mの径に対応する幅で本体部10の先端から基端側に向けて形成される。ガイド部216gは、棒材Mを切断する際に、当該棒材Mを案内する。
駆動部220は、例えば電動モータ221等の駆動源を有する。電動モータ221は、ステータ222と、ロータ223とを有する。ロータ223は、出力軸側にベベルギア223aを有する。ベベルギア223aは、本体部210の第1軸部224に固定されるベベルギア224aと噛み合っている。
第1軸部224は、ハウジング215に収容され、本体部210の基端側に配置される。第1軸部224は、ベベルギア224aに加えて、シュプールギア224bを有する。シュプールギア224bは、第2軸部225に固定される第1シュプールギア225aと噛み合っている。第2軸部225は、第1シュプールギア225aに加えて、第2シュプールギア225bを有する。第2シュプールギア225bは、回転軸113に固定されるシュプールギア213aと噛み合っている。
電動モータ221のロータ223が回転することにより、第1軸部224、第2軸部225が連動して回転する。第2軸部225の回転により、回転軸213が中心軸AX3を中心に回転する。これにより、刃物212が中心軸AX3を中心に回転する。第1軸部224、第2軸部225及び回転軸213は、電動モータ221の駆動力を刃物212に伝達する伝達機構を構成する。なお、第1軸部224、第2軸部225及び回転軸213は、ベアリングを介してハウジング215に取り付けられる。本実施形態において、第2軸部225は、第1軸部224の中心軸と回転軸213の中心軸AX3とにそれぞれ交差する直線上から側方(図10では下側)に外れた位置に配置される。
図13は、本体部10の一部を模式的に示す図である。図13に示すように、刃物212は、例えば外周側部分212aが、接地部材211の底面211aに垂直な方向D3について接地部材211とオーバーラップして配置される。つまり、刃物212は、底面211aに垂直な方向D3について、上記の端面212dの位置h7が、接地部材211の底面211aの位置h8と上面211bの位置h9との間に配置される。
以上のように、第3実施形態に係る棒材切断機300において、刃物212は、外周側部分212aで囲まれた領域に空間部Kが形成されるように、中心側部分212bが外周側部分212aに対して底面211aに垂直な方向について底面211aとは反対側にオフセットされた形状であり、接地部材211は、空間部Kに配置される。
本実施形態によれば、接地部材211の底面211aと刃物212の外周側部分212aとの角度をゼロまたは小さくすることができる。これにより、刃物212により、切断面が平面に近くなるように棒材Mを切断できる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態において、刃物12、112、212が例えばカッター刃等の刃部を有する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。刃物12、112、212は、チップソー又はダイヤモンドホイール等の他の種類の刃部を有する構成であってもよい。
C1…中心部、D1,D2,D3…方向、G…接地面、M…棒材、K…空間部、AX1,AX2,AX3…中心軸、10,110,210…本体部、11,111,211…接地部材、11a,111a,211a…底面、11b,111b,211b…上面、11c,111c…切り欠き部、12,112,212…刃物、12a,112a,212a…外周側部分、12b,112b,212b…中心側部分、12c,112c,212c…曲折部、12d,112d…端部、13,113,213…回転軸、14,114…アウタフランジ、15,115,215…ハウジング、16,216…上面カバー部材、116…開閉カバー部材、16g,116g,216g…ガイド部、20,120,220…駆動部、21,121,221…電動モータ、30…バッテリ装着部、40…バッテリ、100,200,300…棒材切断機、211s…支持軸、212d…端面、213s…中空部、214…固定部材

Claims (6)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータの動力を伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構で回転される回転軸と、
    前記回転軸に接続され、前記回転軸を中心として回転し、外周側部分が棒材と接することで前記棒材を切断する刃物と、
    前記刃物よりも接地面側一部が配置され、接地面に接触し、前記棒材に対する前記刃物の位置決めが可能な平面状の底面を有する接地部材と、を備え、
    前記接地部材は、前記底面に垂直な方向について前記刃物の少なくとも一部と、オーバーラップして配置され、
    前記刃物は、円形状の外周部を含む外周側部分が前記回転軸に垂直な平面に対して傾いた状態で配置され、
    前記回転軸は、前記刃物の前記外周側部分のうち、前記接地部材とオーバーラップする部分が、前記底面に平行になる向きに配置される
    棒材切断機。
  2. 前記刃物は、前記回転軸を通る平面による断面視において、前記回転軸側の部分である中心側部分と、前記外周側部分との間に曲折部を有し、
    前記中心側部分は、前記底面に対して傾いている
    請求項1に記載の棒材切断機。
  3. 前記外周側部分は、円錐面に沿った形状であり、前記底面側の端部が前記底面に平行である
    請求項1又は請求項2に記載の棒材切断機。
  4. 前記回転軸は、一端に前記刃物が固定され、他端側に前記伝達機構と接続され、
    前記刃物は、前記回転軸に平行な方向において、前記回転軸の前記他端側から前記一端側に向けて外径が大きくなる
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の棒材切断機。
  5. 前記回転軸は、一端に前記刃物が固定され、他端側に前記伝達機構と接続され、
    前記刃物は、前記回転軸に平行な方向において、回転軸の前記他端側から前記一端側に向けて、前記外径が小さくなる
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の棒材切断機。
  6. 電動モータと、
    前記電動モータの動力を伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構で回転される回転軸と、
    前記回転軸に接続され、前記回転軸を中心として回転し、外周側部分が棒材と接することで前記棒材を切断する刃物と、
    前記刃物よりも接地面側一部が配置され、接地面に接触し、前記棒材に対する前記刃物の位置決めが可能な平面状の底面を有する接地部材と、を備え、
    前記接地部材は、前記底面に垂直な方向について前記刃物の少なくとも一部と、オーバーラップして配置され、かつ、前記底面が前記刃物よりも接地面側に突出し、
    前記刃物は、前記外周側部分の少なくともオーバーラップしている部分が前記底面に平行になるように配置され、
    前記刃物は、前記回転軸側に配置される中心側部分が前記外周側部分に対して前記底面に垂直な方向について前記底面とは反対側にオフセットされ、前記外周側部分で囲まれた中心側部分かつ接地面側の領域に空間部が形成された形状であり、
    前記接地部材は、前記電動モータの固定側の部材に連結し、前記空間部に配置される
    棒材切断機。
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