JP7207058B2 - ベーン型圧縮機 - Google Patents

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Description

本明細書は、ベーン型圧縮機に関する。
特開2015-178820号公報に開示されているように、ベーン型圧縮機においては、シリンダ室を区画している区画壁(サイドブロック)に、背圧溝および背圧供給路(高圧供給路)が形成される。背圧溝および背圧供給路は、区画壁のうちのシリンダ室側の端面に開口している。
ロータの回転に伴い、吸入行程、圧縮行程および吐出行程へと遷移する。この間、たとえば、ベーン背圧室が背圧溝に対向してこれらが連通する状態と、ベーン背圧室が背圧溝に対向しない状態と、ベーン背圧室が背圧供給路のシリンダ室側の開口に対向してこれらが連通する状態とが形成される。これらの状態を適切に形成することにより、吸入行程、圧縮行程および吐出行程へと遷移する間、ベーン型圧縮機はベーンをシリンダ室の内周面に常に押し付けた状態で一連の圧縮を行なう。
特開2015-178820号公報
吸入行程の後期から圧縮行程ないし吐出行程に近づくにつれて、圧縮室内の圧力は増加する。この際、圧縮室内の圧力によってベーンが内周方向に押し込まれるのに対抗して、ベーンをシリンダ室の内周面に向けて押し出すのに必要なベーン背圧室の背圧も高くなる。一方で、吸入行程の初期には、圧縮室内の圧力は比較的低くなり、必要な背圧も低くなる。この間、ベーンの躍動(チャタリング)を防止することが望まれる。
チャタリング防止という目的に主として着目して、必要なベーン背圧が得られるように背圧溝および背圧供給路の大きさおよび形状等を設定した場合、必要なベーン背圧が低い区間において必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されやすくなる。
本明細書は、必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されることを抑制することにより、動力消費量の低減を図ることが可能なベーン型圧縮機を開示することを目的とする。
本開示に基づくベーン型圧縮機は、ハウジングと、軸孔を有し、上記ハウジングとともにシリンダ室を区画する区画壁と、上記軸孔に少なくとも一部が挿入された回転軸と、複数のベーン溝が形成され、上記シリンダ室内で上記回転軸と一体回転するロータと、各々の上記ベーン溝に各々が出没可能に設けられた複数のベーンと、を備え、上記シリンダ室内に、上記区画壁、上記ロータおよび複数の上記ベーンによって複数の圧縮室が形成され、上記圧縮室内で圧縮された冷媒を外部に吐出する吐出領域が、上記区画壁に対して上記シリンダ室とは反対側に形成され、各々の上記ベーンの底面と各々の上記ベーン溝との間がベーン背圧室とされ、上記区画壁には、上記区画壁のうちの上記シリンダ室側の端面に開口し、上記吐出領域内の潤滑油を上記ベーン背圧室に供給する背圧供給路が設けられ、上記区画壁の上記シリンダ室側の上記端面には、上記ベーン背圧室と対向して連通する背圧溝が形成され、上記ベーン背圧室と上記背圧溝とは、所定の対向面積を有して連通し、上記ロータの回転角の増加に対して、上記対向面積が増加する区間を増加区間とし、上記対向面積が減少する区間を減少区間とした場合、上記減少区間における上記ロータの回転角に対する上記対向面積の平均変化率の絶対値は、上記増加区間における上記ロータの回転角に対する上記対向面積の平均変化率の絶対値よりも小さい。
上記構成によれば、吐出行程時に必要なベーン背圧を得るために背圧供給穴から供給されるべき高圧が小さくて済むため、背圧供給穴から供給される背圧の値を小さい値とすることにより、結果として、圧縮行程の初期またはその付近の行程等、必要なベーン背圧が低い区間において必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されることを効果的に抑制することが可能となる。
上記ベーン型圧縮機においては、上記背圧溝のうちの回転方向における先行側は、円周方向に沿って延びる第1外周縁部と、上記第1外周縁部の回転方向における先行側に連続し、上記第1外周縁部よりも小さな曲率半径を有して延びる第2外周縁部と、を含んでいてもよい。
上記構成によれば、上記減少区間における上記ロータの回転角に対する上記対向面積の平均変化率の絶対値は、上記増加区間における上記ロータの回転角に対する上記対向面積の平均変化率の絶対値よりも小さいという構成を容易に実現可能となる。
本明細書に開示されたベーン型圧縮機によれば、必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されることを抑制することにより、動力消費量の低減を図ることが可能となる。
実施の形態におけるベーン型圧縮機10を示す断面図である。 図1中のII-II線に沿った矢視断面図である。 図1中のIII-III線に沿った矢視断面図である。 実施の形態におけるベーン型圧縮機10に備えられる区画壁15をその表面15sの側から見た様子を示す図である。 実施の形態におけるベーン型圧縮機10に備えられる背圧溝15aとベーン背圧室41とを軸方向に沿って見た状態を示す図である。 比較例におけるベーン型圧縮機10に備えられる背圧溝15aとベーン背圧室41とを軸方向に沿って見た状態を示す図である。 ロータの回転角の変化に応じて、ベーン背圧室41が背圧溝15aおよび背圧供給穴15eに対向する面積がどのように推移するかを模式的に示したグラフである。
発明を実施するための形態について、以下、図面を参照しながら説明する。以下の説明において同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態]
(ベーン型圧縮機10)
図1~図5を参照して、実施の形態におけるベーン型圧縮機10について説明する。図1は、ベーン型圧縮機10を示す断面図である。図2は、図1中のII-II線に沿った矢視断面図であり、図3は、図1中のIII-III線に沿った矢視断面図である。
ベーン型圧縮機10はハウジング11、区画壁15(図1)、回転軸16、ロータ18および複数のベーン19を備える。ハウジング11は、リヤハウジング12およびフロントハウジング13を含む。リヤハウジング12は周壁12aを有し(図2,図3)、フロントハウジング13はシリンダ部14および底壁部13p(図1)を有する。フロントハウジング13は底壁部13pがリヤハウジング12の開口部を塞ぐようにリヤハウジング12に固定される。
区画壁15(リヤサイドプレートともいう)は略円盤状の形状を有し、リヤハウジング12の周壁12aの内側に配置される(図1)。区画壁15は軸方向(回転軸16の軸心Oが延びる方向)に対して直交する表面15sを有する。区画壁15はシリンダ部14の後端に固定され、シリンダ部14とともにシリンダ室14dを区画する。シリンダ室14dは、区画壁15の表面15sと底壁部13pの表面13s(図1)との間に位置する。
フロントハウジング13は軸孔13hを有し、区画壁15は軸孔15hを有し、回転軸16の少なくとも一部が軸孔13h,15hに挿入される。回転軸16とフロントハウジング13との間にはリップシール型の軸封装置17aが設けられる。ロータ18は、シリンダ室14d内で回転軸16と一体回転する。
図2および図3に示すように、シリンダ部14の内周面14cは楕円状の形状を有し、ロータ18の外周面18cは正円状の形状を有する。ロータ18の外周面18cには複数のベーン溝18aが形成される。各ベーン溝18aは、断面円形状の丸孔部と、断面矩形状を有し丸孔部から径方向外側に延在する径孔部とを含む。複数のベーン溝18aの各々には、複数のベーン19の各々が出没可能に設けられる。各々のベーン19の底面と各々のベーン溝18aとの間はベーン背圧室41とされる。複数のベーン溝18a(ベーン背圧室41)の各々には後述する吐出領域35(図1)内の潤滑油が供給される。
回転軸16およびロータ18が回転することに伴って、ベーン19の先端はシリンダ部14の内周面14cに接触する。シリンダ室14d内には複数の圧縮室21が形成される。ロータ18の外周面18c、シリンダ部14の内周面14c、複数のベーン19、底壁部13pの表面13s(図1)、および区画壁15の表面15s(図1)により、複数の圧縮室21が形成される。
図1および図2に示すように、リヤハウジング12には吸入ポート22が形成される。吸入ポート22の内側には逆止弁(図示せず)が設けられる。シリンダ部14には、凹部14aおよび一対の吸入孔23(図2)が形成される。凹部14aは、シリンダ部14の外周面の周方向における全周に亘って延在する。凹部14aおよびリヤハウジング12の内周面により吸入空間20が区画される。吸入行程の際、圧縮室21と吸入空間20とは吸入孔23を介して連通する。
図1および図3に示すように、シリンダ部14には、一対の凹部14b(図3)が形成される。一対の凹部14bおよびリヤハウジング12の内周面により、一対の吐出室30が区画される。シリンダ部14には一対の吐出口31(図3)が形成される。吐出口31は吐出弁32によって開閉する。圧縮室21で圧縮された冷媒ガスは、吐出弁32を押し退け吐出口31を経由して吐出室30へ吐出される。
リヤハウジング12には吐出ポート34が形成される。区画壁15に対してシリンダ室14dとは反対側に、吐出領域35が形成される。吐出領域35内には油分離器36が設けられる。区画壁15には連通路37が形成され、連通路37は、吐出室30と油分離器36とを連通させる。油分離器36は、冷媒ガス中に含まれる潤滑油を分離する。吐出室30内の冷媒は、連通路37および油分離器36を通して吐出領域35に吐出され、吐出ポート34から外部に送られる。
区画壁15には、油通路15d1、環状通路15d2、油通路15d3,15d4,15d5および一対の背圧供給穴15eが形成される。油通路15d1、環状通路15d2、および油通路15d3,15d4,15d5は「背圧供給路」に相当する。背圧供給穴15eは「背圧供給路のシリンダ室14d側の開口」に相当する。環状通路15d2は、軸孔15hを取り囲むように形成され、油通路15d1は、吐出領域35の底部と環状通路15d2とを連通させる。回転軸16の後端は油通路15d4の内側に位置している。油通路15d3は、環状通路15d2と油通路15d4とを連通させる。油通路15d5は、環状通路15d2と背圧供給穴15e(背圧供給路のシリンダ室14d側の開口)とを連通させる。
(ベーン背圧室41)
上述のとおり、各々のベーン19の底面と各々のベーン溝18aとの間はベーン背圧室41(図2,図3)とされる。ベーン19は、圧縮室21内の圧力、ベーン19に作用する遠心力、シリンダ室14dの内周面14cから受ける反力、およびベーン背圧室41内の圧力変化等により、ベーン溝18aに対して出没する。
(フロント側の背圧溝13a)
フロントハウジング13の底壁部13pの表面13sには、一対の背圧溝13a(図1,図2)が形成されている。一対の背圧溝13aは、フロントハウジング13のうちの軸孔13hが形成されている部分を介して互いに連通している。一対の背圧溝13aは、軸孔13hから離間した位置に形成されていてもよい。一対の背圧溝13aは、いずれもほぼ扇状の形状を有している。一対の背圧溝13aの間には非連続部分13ac(図2)が設けられる。周方向で見た場合、一対の背圧溝13aは非連続部分13acを介して相互に離間している。
図2は、図1中のII-II線に沿った矢視断面図である。図1に示されるII-II線の位置および矢視方向に基づけば軸孔13h、背圧溝13aおよび非連続部分13acは図2中には本来的には現れない。説明上の便宜のため、軸孔13h、背圧溝13aおよび非連続部分13acを図2中に図示している。
(リヤ側の背圧溝15a)
図4は、区画壁15をその表面15sの側から見た様子を示す図である。区画壁15のシリンダ室14dを形成している表面15s(区画壁15のシリンダ室14d側の端面)には、一対の背圧溝15a(15a1,15a2)が形成されている。一対の背圧溝15a(15a1,15a2)は、区画壁15のうちの軸孔15hが形成されている部分を介して互いに連通している。
一対の背圧溝15aは、軸孔15hから離間した位置に形成されていてもよい。一対の背圧溝15aは、いずれもほぼ扇状の形状を有している。背圧溝15aは、回転軸16を囲むように周方向に形成されている。一対の背圧溝15aの間には、非連続部分15ac(図3)が設けられる。周方向で見た場合、一対の背圧溝15aは、非連続部分15acを介して相互に離間している。非連続部分15acに、後述する背圧供給穴15eが設けられる。
(背圧供給穴15e)
図4を参照して、区画壁15には、一対の背圧供給穴15e(15e1,15e2)も設けられる。一対の背圧供給穴15eの各々が、「上記背圧供給路のシリンダ室14d側の開口」である。一対の背圧供給穴15eは、区画壁15のシリンダ室14d側の端面(表面15s)に開口しており、油通路15d5を介して環状通路15d2(図1)に連通している。背圧供給穴15eは、非連続部分15ac(図4)に設けられている。背圧供給穴15eは、フロントハウジング13の底壁部13pに設けてもよい。
ベーン背圧室41は、回転軸16の回転により、背圧供給穴15eと背圧溝15aに対して、各々、対向して連通する状態と対向せず非連通となる状態(もしくはほとんど連通しない状態)とを繰り返す。背圧供給穴15eと背圧溝15aとは、同一のベーン背圧室41に同時に対向しないように相互に離間して設けられていてもよいし、同一のベーン背圧室41に同時に対向可能なような距離を相互間に有して設けられていてもよい。
背圧溝13a,15aは、吸入行程および圧縮行程の初期から中期にかけてベーン背圧室41と対向して連通する。非連続部分13ac,15acは、吐出行程に相当する位置にある。ベーン背圧室41が非連続部分13ac,15acにのみ対向している状態ではベーン背圧室41は背圧溝13a,15aにほとんどあるいは全く連通しない。
(高圧ガス供給通路15f)
図1に示すように、区画壁15の上部には高圧ガス供給通路15fが形成されている。高圧ガス供給通路15fは、吐出領域35の上部(冷媒ガス雰囲気)と背圧溝15aとを連通する。高圧ガス供給通路15fは、吐出領域35側に位置する大径部15gと、背圧溝15a側に位置する小径部15jとを有する。大径部15gと小径部15jとの間には弁孔が形成される。大径部15g内には、球状の弁体33がこの弁孔を開閉可能なように収容される。弁体33は、バネ33sにより開弁方向に付勢されている。ベーン型圧縮機10が起動された後、吐出領域35の圧力が所定値以上になると弁体33が高圧ガス供給通路15f(弁孔)を閉鎖する。
(背圧溝15aの詳細構造)
図5は、実施の形態におけるベーン型圧縮機10に備えられる背圧溝15aとベーン背圧室41とを回転軸16の軸方向(回転軸16の軸心Oが延びる方向)に沿って見た状態を示す図である。図5は換言すると、軸方向に対して直交する平面上にベーン背圧室41、背圧溝15aおよび背圧供給穴15eを投影して当該平面上でこれらを重ねて視た様子を示すものである。
図5に示すように、回転軸16の回転に伴ってロータ18(図5に図示せず)が回転し、ベーン背圧室41も回転する。背圧溝15aとベーン背圧室41とを軸方向に沿って見た場合には、ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向し始める際には、図5に示すようにベーン背圧室41の外縁と背圧溝15aの外縁とが相互に接触した状態が形成される。この状態を形成しているベーン背圧室41の外縁と背圧溝15aの外縁との接点は、対向開始点P1とされる。対向開始点P1と回転軸16の中心位置(軸心Oの位置)とを結ぶ直線は第1直線L1とされる。
同様に、ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向し終える際にも、図5に示すようにベーン背圧室41の外縁と背圧溝15aの外縁とが相互に接触した状態が形成される。この状態を形成しているベーン背圧室41の外縁と背圧溝15aの外縁との接点は、対向終了点P2とされる。対向終了点P2と回転軸16の中心位置(軸心Oの位置)とを結ぶ直線は第2直線L2とされる。
ベーン型圧縮機10においては、第1直線L1と第2直線L2とがなす角度を二等分する直線を第3直線L3と規定した場合、背圧溝15aのうちの第3直線L3に対して回転軸16の回転方向における先行側FLの面積A1は、背圧溝15aのうちの第3直線L3に対して回転方向における後行側RRの面積A2よりも小さい。当該構成は、たとえば背圧溝15aの形状を以下のように設定することによって実現可能である。
ベーン型圧縮機10においては、背圧溝15aの外縁は、全体としてほぼ扇形状を有している。外縁のうちの周方向に沿って延びる部分(外縁のうちの径方向において比較的外側に位置する部分)は、回転方向における後行側の部分S2と、回転方向における先行側の部分S1とを有しており、後行側の部分S2は軸心Oを中心とする所定半径の円周方向に概ね沿って延在している。一方で先行側の部分S1は、上記所定半径に比べて小さい曲率半径を有して延在する部分(後述の第2外周縁部T2)を有している。当該先行側の部分S1(第2外周縁部T2)は、回転方向の後行側から先行側に向かうにつれて、軸心Oの位置に向かって接近するように比較的小さな曲率半径を有して延びている。
図5中の破線Dは、後述の比較例におけるベーン型圧縮機10Zで採用されている背圧溝15aの外縁形状を比較のために図示している。本実施の形態のベーン型圧縮機10においては、背圧溝15aの外縁の回転方向における先行側の部分S1(第2外周縁部T2)が、破線Dよりも径方向における内側で湾曲して延在している。背圧溝15aのうちの先行側FLの外縁は、円周方向に沿って延びる第1外周縁部T1と、第1外周縁部T1の回転方向における先行側に連続し、第1外周縁部T1よりも小さな曲率半径を有して延びる第2外周縁部T2とを含んでいる。ベーン型圧縮機10においては、当該構成によって面積A1が面積A2よりも小さいという関係が背圧溝15aに実現されている。
(ベーン型圧縮機10の作用)
図2を参照して、ロータ18がベーン19とともに回転されると、圧縮室21を形成している一対のベーン19のうちの先行するベーン19が、吸入孔23の始端を通過する。吸入空間20内の冷媒ガスは、吸入孔23を通して圧縮室21内に流入する。圧縮室21を形成している一対のベーン19のうちの後行するベーン19が吸入孔23を通過し終えると、この圧縮室21では圧縮行程が始まり冷媒ガスが圧縮される。本実施の形態では、圧縮室21を形成している一対のベーン19のうちの後行するベーン19が吸入孔23を通過し終えてから、先行するベーン19が吐出口31を通過し始めるまでの間の行程を、圧縮行程とする。
先行するベーン19が吐出口31(図3)を通過することで吐出行程が開始される。圧縮された冷媒ガスは吐出弁32を開き、吐出口31を通して吐出室30へ吐出される。吐出室30へ吐出された冷媒ガスは連通路37内を流れ、冷媒ガス中に含まれる油は油分離器36によって分離される。冷媒ガス中に含まれる油(潤滑油)は吐出領域35の底部に貯留され、冷媒ガスは吐出ポート34を通して外部回路に送られる。
吐出領域35(図1)の底部に貯留された吐出圧力(高圧)を有する潤滑油は、吐出領域35の底部から、油通路15d1、環状通路15d2、油通路15d3,15d4、および軸孔15hへと流れる。潤滑油はその後、軸孔15hから背圧溝15aに供給される。ベーン型圧縮機10の運転時には、このようにして潤滑油が、背圧溝15aを通してベーン背圧室41に供給され、ベーン19は突出する方向に付勢される。
また、吐出領域35(図1)の底部に貯留された吐出圧力(高圧)を有する潤滑油は、吐出領域35の底部から、油通路15d1、環状通路15d2および油通路15d5を通しても背圧供給穴15eに供給される。潤滑油はその後、区画壁15の表面15sのうちの背圧供給穴15eと背圧溝15aとの間のクリアランス(隙間)内を流れ、背圧溝15aを介してベーン背圧室41の背圧が供給される。ベーン背圧室41が背圧供給穴15eに対向している状態では、背圧供給穴15e内の圧力がベーン背圧室41に直接供給される。ベーン型圧縮機10の運転時には、このようにしても潤滑油がベーン背圧室41に供給され、ベーン19は突出する方向に付勢される。
さらに、圧縮行程においては、高圧の圧縮室を形成している一対のベーン19は、シリンダ部14の内周面14cからの応力を受けて径方向内側へ移動する。ベーン溝18a内で移動するベーン19の底面により、ベーン背圧室41内の潤滑油に圧力が作用する。潤滑油はベーン背圧室41から流出し、背圧溝15a(および背圧溝13a)を経由して、圧力の相対的に低いベーン背圧室41(圧縮室(低圧))へ流入する。背圧溝13a内の潤滑油は、軸孔13hを通して軸封装置17aに供給される。このようにして背圧溝13a,15aを介して、ベーン背圧室41内の圧力は調整される。
ベーン型圧縮機10が停止している状態では、吐出領域35の圧力とベーン背圧室41の圧力とが均衡している。弁体33はバネ33sにより付勢されており高圧ガス供給通路15fを閉鎖していない。この状態でベーン型圧縮機10が起動されると、吐出口31から連通路37を経て、吐出圧力相当の圧縮ガスが吐出領域35に供給される。吐出圧力相当の圧縮ガスは、高圧ガス供給通路15fおよび背圧溝15aを介してベーン背圧室41に供給される。ベーン19は、適正な背圧でシリンダ部14の内周面14cに圧接される。
これにより起動直後においてベーン19の躍動(チャタリング)が防止され、圧縮動作、およびロータ18とベーン19との摺動面などの潤滑動作が適正に行なわれる。ベーン型圧縮機10の起動後、所定時間が経過して吐出領域35内の圧力が上昇し、弁体33の前後に作用する差圧がバネ33sの付勢力を超えると、弁体33は高圧ガス供給通路15fを閉鎖する。以後、上述の吸入行程、圧縮行程および吐出行程が繰り返されることとなる。
ベーン型圧縮機10では、吸入行程、圧縮行程および吐出行程が繰り返される際、圧縮行程の初期またはその付近の行程において必要以上の背圧がベーン背圧室41に供給されることを抑制可能である。このこと関して、ベーン型圧縮機10と比較例におけるベーン型圧縮機10Z(図6)とを対比しながら説明する。
[比較例]
図6は、比較例におけるベーン型圧縮機10Zに備えられる背圧溝15aとベーン背圧室41とを回転軸16の軸方向(回転軸16の軸心Oが延びる方向)に沿って見た状態を示す図である。
比較例においては、面積A1と面積A2とは同一の値である。背圧溝15aとベーン背圧室41とを軸方向に沿って見た場合、ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向し始める際には、ベーン背圧室41の外縁と背圧溝15aの外縁との接点は対向開始点P1とされる。対向開始点P1と回転軸16の中心位置(軸心Oの位置)とを結ぶ直線は第1直線L1とされる。
同様に、背圧溝15aとベーン背圧室41とを軸方向に沿って見た場合、ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向し終える際には、ベーン背圧室41と背圧溝15aとの接点は対向終了点P2とされる。対向終了点P2と回転軸16の中心位置(軸心Oの位置)とを結ぶ直線は第2直線L2とされる。
第1直線L1と第2直線L2とがなす角度を二等分する直線を第3直線L3と規定した場合、背圧溝15aのうちの第3直線L3に対して回転軸16の回転方向における先行側FLの面積A1と、背圧溝15aのうちの第3直線L3に対して回転方向における後行側RRの面積A2と同一である。背圧溝15aは第3直線L3に対して左右対称の形状を有している。
図7は、ロータの回転角の変化に応じて、ベーン背圧室41が背圧溝15a対向する面積(線EX,CN)とベーン背圧室41が背圧供給穴15eに対向する面積(線HL)とがどのように推移するかを模式的に示したグラフである。線EXは、実施の形態に対応し、ロータの回転角に応じたベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積を示している。線CNは、比較例に対応し、ロータの回転角に応じたベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積を示している。ここでは、実施の形態および比較例の双方において、ロータの回転角に応じたベーン背圧室41の背圧供給穴15eに対向する面積(線HL)は同じ(共通)としている。ロータ18の回転角の増加に対して、ベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積が増加する区間を増加区間ATと定義し、ベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積が一定となる区間を一定区間CTと定義し、ベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積が減少する区間を減少区間DTと定義する。
線EXに示される本実施の形態においては、減少区間DTにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値は、増加区間ATにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値よりも小さい。ここで言う「減少区間DTにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値」とは、ロータ18の単位回転角ごとの対向面積(ベーン背圧室と背圧溝とが対向している面積)の変化率の絶対値を減少区間DTについて平均値化することで得られる値である。ここで言う「増加区間ATにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値」とは、ロータ18の単位回転角ごとの対向面積の変化率の絶対値を増加区間ATについて平均値化することで得られる値である。線CNに示される比較例の場合には、減少区間DTにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値と、増加区間ATにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値とは同一である。
線EXに示されるように、吸入行程の初期(回転角θa)の時点またはその付近の時点でベーン背圧室41は背圧溝15aに対向し始める。その後、増加区間ATにおいてベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積は増加し、ベーン背圧室41の全体が背圧溝15aに対向した時点で対向面積は増加しなくなり、吸入行程から圧縮行程へと遷移する(一定区間CT)。ベーン背圧室41は背圧溝15aに対向し始めてからベーン背圧室41の全体が背圧溝15aに対向するまでの間の区間が増加区間ATとして定義される。
ベーン背圧室41の先行側部分が背圧溝15aに対向しなくなり始めると(回転角θb)、ベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積は減少し(減少区間DT)、ベーン背圧室41の全体が背圧溝15aに対向しなくなった時点(回転角θc)で対向面積は減少しなくなる。ベーン背圧室41の先行側部分が背圧溝15aに対向しなくなり始めてからベーン背圧室41の全体が背圧溝15aに対向しなくなるまでの間の区間が減少区間DTとして定義される。回転角θcの付近において、ベーン背圧室41は背圧供給穴15eに対向し、ベーン背圧室41には高圧の背圧が供給され、これにより吐出行程における必要背圧を得ることが可能となる。
比較例の場合には、線CNに示されるように、回転角θdの時点でベーン背圧室41の先行側部分が背圧溝15aに対向しなくなり始め、その後、ベーン背圧室41の背圧溝15aに対向する面積は減少する。すなわち、線EXに示される本実施の形態においては、減少区間DTにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値は、増加区間ATにおけるロータ18の回転角に対する対向面積の平均変化率の絶対値よりも小さい。ベーン背圧室41の先行側部分が背圧溝15aに対向しなくなり始めるタイミングは、実施の形態の方が、比較例よりも早い。
ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向している状態では、ベーン背圧室41が背圧溝15aに連通している。一方で、ベーン背圧室41が背圧溝15aに対向していない状態では、ベーン背圧室41が背圧溝15aにほとんど連通していない。この状態でベーン背圧室41に向かって背圧供給穴15eから高圧が供給されると、高圧は背圧溝15aにほとんど供給されないため、ベーン背圧室41内の圧力は上昇しやすい。この状態は、背圧供給穴15eと背圧溝15aとが同一のベーン背圧室41に同時に対向しないように相互に離間して設けられている場合と、背圧供給穴15eと背圧溝15aとが同一のベーン背圧室41に同時に対向可能なような距離を相互間に有して設けられている場合との、双方の場合において形成され得る。
実施の形態においては、ベーン背圧室41の先行側部分が背圧溝15aに対向しなくなり始めるタイミングが、比較例の場合よりも早い。したがって、たとえば同一の高圧が背圧供給穴15eからベーン背圧室41に向かって供給された状態では、実施の形態の場合の方が、比較例の場合に比べてベーン背圧室41内の圧力を上昇させやすい。換言すると、吐出行程時に必要なベーン背圧を得るために背圧供給穴15eから供給されるべき高圧は、実施の形態の場合の方が比較例の場合に比べて小さくて済む。
冒頭で述べたとおり、チャタリング防止という目的に主として着目して背圧溝および背圧供給路の大きさおよび形状等を設定した場合、吐出行程とそれに続く吸入行程の初期との間で、必要なベーン背圧を得ることが可能になる。しかしながらこの場合、圧縮行程の初期またはその付近の行程等、必要なベーン背圧が低い区間において必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されやすくなる。
実施の形態の場合には、吐出行程とそれに続く吸入行程の初期との間で、背圧供給穴15eから供給されるべき高圧を比較例の場合に比べて小さくすることが可能である。背圧供給穴15eから供給される高圧(背圧)が比較的小さい値であっても、上述のとおり、ベーン背圧室41内の圧力を上昇させやすく必要背圧を得やすいためである。背圧供給穴15eから供給される高圧(背圧)の値を小さい値とすることにより、結果として、圧縮行程の初期またはその付近の行程等、必要なベーン背圧が低い区間において必要以上の背圧がベーン背圧室に供給されることを効果的に抑制することが可能となる。動力消費量を低減することが可能となり、ベーン19やシリンダ部14などの各部材の耐用寿命が短くなることも抑制される。再圧縮量を小さくすることにより、たとえば冷房能力の向上を図ることも可能となる。
[他の実施の形態]
上述の実施の形態は、背圧溝15a(特に背圧溝15a2)に着目して説明したが、上述の実施の形態で開示した思想は、背圧溝15a1にも適用可能であり、フロント側に設けられた一対の背圧溝13aの一方または双方にも適用可能である。
上述の実施の形態では、背圧溝15aに第2外周縁部T2を形成することにより、面積A1が面積A2よりも小さいという関係を実現している。このような構成に限定されず、背圧溝15aの先行側FLの外縁のうち、内周側(内径側)の部分の形状をたとえば比較例の場合と異ならせることで、同様に面積A1が面積A2よりも小さいという関係を実現してもよい。背圧溝15aの任意の構成を比較例の場合と異ならせることで、面積A1が面積A2よりも小さいという関係を実現可能である。
上述の実施の形態では、ベーン型圧縮機10が2つの背圧溝15aを有しており、回転軸16が一回回転する間に、圧縮作業が2回行なわれる。このような構成に限定されず、上述の実施の形態で開示した思想は、回転軸16が一回回転する間に、圧縮作業が1回行なわれる構成に適用可能であり、圧縮作業が2回以上行なわれる構成にも適用可能である。
フロントハウジング13においては、底壁部13pとシリンダ部14とが一体に形成されているが、この構成に代えて、底壁部13pをフロントサイドプレートとしてシリンダ部14と別体に形成し、軸方向において間隔を空けて配置されたフロントサイドプレートと区画壁15との間にシリンダ部14を配置する構成としてもよい。
上述の実施の形態では、ベーン19が吸入孔23または吐出口31を通過する位置関係によって各行程(吸入行程、圧縮行程および吐出行程)を区分けしているが、これに限らない。たとえば、吐出口31の開閉のタイミングによって吐出行程を区分けしてもよい。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10Z ベーン型圧縮機、11 ハウジング、12 リヤハウジング、12a 周壁、13 フロントハウジング、13a,15a,15a2,15a1 背圧溝、13h,15h 軸孔、13p 底壁部、13s,15s 表面、14 シリンダ部、14a,14b 凹部、14c 内周面、14d シリンダ室、15 区画壁、15d1,15d3,15d4,15d5 油通路、15d2 環状通路、15e 背圧供給穴、15f 高圧ガス供給通路、15g 大径部、15j 小径部、16 回転軸、17a 軸封装置、18 ロータ、18a ベーン溝、18c 外周面、19 ベーン、20 吸入空間、21 圧縮室、22 吸入ポート、23 吸入孔、30 吐出室、31 吐出口、32 吐出弁、33 弁体、33s バネ、34 吐出ポート、35 吐出領域、36 油分離器、37 連通路、41 ベーン背圧室、A1,A2 面積、AT 増加区間、CN,EX,HL 線、CT 一定区間、D 破線、DT 減少区間、FL 先行側、L1 第1直線、L2 第2直線、L3 第3直線、O 軸心、P1 対向開始点、P2 対向終了点、RR 後行側、S1,S2 部分、T1 第1外周縁部、T2 第2外周縁部。

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    軸孔を有し、前記ハウジングとともにシリンダ室を区画する区画壁と、
    前記軸孔に少なくとも一部が挿入された回転軸と、
    複数のベーン溝が形成され、前記シリンダ室内で前記回転軸と一体回転するロータと、
    各々の前記ベーン溝に各々が出没可能に設けられた複数のベーンと、を備え、
    前記シリンダ室内に、前記区画壁、前記ロータおよび複数の前記ベーンによって複数の圧縮室が形成され、
    前記圧縮室内で圧縮された冷媒を外部に吐出する吐出領域が、前記区画壁に対して前記シリンダ室とは反対側に形成され、
    各々の前記ベーンの底面と各々の前記ベーン溝との間がベーン背圧室とされ、
    前記区画壁には、前記区画壁のうちの前記シリンダ室側の端面に開口し、前記吐出領域内の潤滑油を前記ベーン背圧室に供給する背圧供給路が設けられ、
    前記区画壁の前記シリンダ室側の前記端面には、前記ベーン背圧室と対向して連通する背圧溝が形成され、
    前記区画壁の前記シリンダ室側の前記端面には、前記背圧供給路の前記シリンダ室側の開口である、背圧供給穴が形成されており、
    前記背圧供給穴と前記背圧溝とは、相互に離間して設けられており、
    前記ベーン背圧室と前記背圧溝とは、所定の対向面積を有して連通し、
    前記ロータの回転角の増加に対して、前記対向面積が増加する区間を増加区間とし、前記対向面積が減少する区間を減少区間とした場合、
    前記減少区間における前記ロータの回転角に対する前記対向面積の平均変化率の絶対値は、前記増加区間における前記ロータの回転角に対する前記対向面積の平均変化率の絶対値よりも小さく、
    前記ベーン背圧室が前記背圧溝に対向している状態では、前記ベーン背圧室が前記背圧溝に連通し、
    前記ベーン背圧室が前記背圧溝に対向していない状態では、前記ベーン背圧室が前記背圧溝に連通しておらず、この状態で前記背圧供給穴から前記ベーン背圧室に向かって高圧が供給された場合に当該高圧が前記背圧溝に供給されないように構成されている、
    ベーン型圧縮機。
  2. 前記背圧溝のうちの回転方向における先行側は、円周方向に沿って延びる第1外周縁部と、前記第1外周縁部の回転方向における先行側に連続し、前記第1外周縁部よりも小さな曲率半径を有して延びる第2外周縁部と、を含む、
    請求項1に記載のベーン型圧縮機。
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