JP7169587B2 - 回転電機制御システム - Google Patents
回転電機制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7169587B2 JP7169587B2 JP2019063619A JP2019063619A JP7169587B2 JP 7169587 B2 JP7169587 B2 JP 7169587B2 JP 2019063619 A JP2019063619 A JP 2019063619A JP 2019063619 A JP2019063619 A JP 2019063619A JP 7169587 B2 JP7169587 B2 JP 7169587B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- excitation force
- phase
- axis
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
前記回転電機に流す電流の指令値である電流指令としてのd軸電流指令及びq軸電流指令を、前記回転電機の目標トルクに基づいて演算する電流指令演算部と、
前記回転電機の径方向の変動である径方向加振力及び前記回転電機の周方向のトルク変動である周方向加振力を低減するために前記電流指令に重畳される補正電流指令として、前記d軸電流指令に重畳させるd軸補正電流指令及び前記q軸電流指令に重畳させるq軸補正電流指令を演算する補正電流指令演算部と、を備え、
前記回転電機の実トルクから抽出される高調波トルク成分の内、前記周方向加振力の(2N)次高調波トルク成分の逆位相のトルクである加振力低減トルクを演算し、
前記加振力低減トルクの大きい側のピーク値を第1トルクとし、
前記加振力低減トルクの小さい側のピーク値を第2トルクとし、
前記直交ベクトル座標系において任意のトルクを出力するための基本的なd軸電流とq軸電流との組み合わせを表す曲線を規定の基本制御ラインとし、
前記直交ベクトル座標系において一定のトルクを出力可能な前記d軸電流と前記q軸電流との組み合わせを表す曲線を等トルクラインとし、
前記直交ベクトル座標系において前記基本制御ラインと前記目標トルクの前記等トルクラインとの交点を基準点とし、
前記直交ベクトル座標系において、前記基準点を通る直線を補正直線とし、
前記第1トルクの前記等トルクラインである第1等トルクラインと前記補正直線との交点を第1交点、前記第2トルクの前記等トルクラインである第2等トルクラインと前記補正直線との交点を第2交点とし、
前記回転電機のステータは、前記径方向に突出するティースを前記周方向に分散して複数備えると共に、前記周方向に隣接する一対の前記ティースの間に形成されてコイルが収容されるスロットを複数備え、
前記ステータは、前記コイルの毎極毎相当たりの前記スロットの数が2であり、
同じ相の一対の前記スロットである同相スロット対の間に位置する前記ティースを同相ティースとし、
異なる相の一対の前記スロットである異相スロット対の間に位置する前記ティースを異相ティースとして、
前記補正電流指令演算部は、複数本設定可能な前記補正直線の内、前記第1交点と前記第2交点との間で前記d軸電流と前記q軸電流とを前記加振力低減トルクの周波数で振動させた場合に、前記同相ティースに作用する前記径方向加振力である同相径方向加振力の波高値と、前記異相ティースに作用する前記径方向加振力である異相径方向加振力の波高値との差が最小となる前記補正直線を対象補正直線として、前記対象補正直線についての前記第1交点と前記第2交点とをピークとして前記加振力低減トルクの周波数で振動する前記d軸電流及び前記q軸電流を前記補正電流指令とする。
Idac=Bcos(6θ+φ6) ・・・(2)
Id**=Id*+Idac=Iddc+Bcos(6θ+φ6) ・・・(4)
α = arctan(b/a) ・・・(6)
以下、上記において説明した回転電機制御システム(10)の概要について簡単に説明する。
前記回転電機(80)に流す電流の指令値である電流指令(I*)としてのd軸電流指令(Id*)及びq軸電流指令(Iq*)を、前記回転電機(80)の目標トルク(T*)に基づいて演算する電流指令演算部(1)と、
前記回転電機(80)の径方向(R)の変動である径方向加振力(Fr)及び前記回転電機(80)の周方向(C)のトルク変動である周方向加振力(Fc)を低減するために前記電流指令(I*)に重畳される補正電流指令(Iac)として、前記d軸電流指令(Id*)に重畳させるd軸補正電流指令(Idac)及び前記q軸電流指令(Iq*)に重畳させるq軸補正電流指令(Iqac)を演算する補正電流指令演算部(7)と、を備え、
前記回転電機(80)の実トルク(T)から抽出される高調波トルク成分の内、前記周方向加振力(Fc)の(2N)次高調波トルク成分の逆位相のトルクを加振力低減トルクとし、
前記加振力低減トルクの大きい側のピーク値を第1トルク(T1)とし、
前記加振力低減トルクの小さい側のピーク値を第2トルク(T2)とし、
前記直交ベクトル座標系において任意のトルクを出力するための基本的なd軸電流とq軸電流との組み合わせを表す曲線を規定の基本制御ライン(60)とし、
前記直交ベクトル座標系において一定のトルクを出力可能な前記d軸電流と前記q軸電流との組み合わせを表す曲線を等トルクライン(30)とし、
前記直交ベクトル座標系において前記基本制御ライン(60)と前記目標トルク(T*)の前記等トルクライン(30(33))との交点を基準点(P0)とし、
前記直交ベクトル座標系において、前記基準点(P0)を通る直線を補正直線(K)とし、
前記第1トルク(T1)の前記等トルクライン(30)である第1等トルクライン(31)と前記補正直線(K)との交点を第1交点(P1)、前記第2トルク(T2)の前記等トルクラインで(30)ある第2等トルクライン(32)と前記補正直線(K)との交点を第2交点(P2)とし、
前記回転電機(80)のステータ(81)は、前記径方向(R)に突出するティース(87)を前記周方向(C)に分散して複数備えると共に、前記周方向(C)に隣接する一対の前記ティース(87)の間に形成されてコイル(83)が収容されるスロット(89)を複数備え、
前記ステータ(81)は、前記コイル(83)の毎極毎相当たりの前記スロット(89)の数が2であり、
同じ相の一対の前記スロット(89)である同相スロット対(89s)の間に位置する前記ティース(87)を同相ティース(87s)とし、
異なる相の一対の前記スロット(89)である異相スロット対(89d)の間に位置する前記ティース(87)を異相ティース(87d)として、
前記補正電流指令演算部(7)は、複数本設定可能な前記補正直線(K)の内、前記第1交点(P1)と前記第2交点(P2)との間で前記d軸電流と前記q軸電流とを前記加振力低減トルクの周波数で振動させた場合に、前記同相ティース(87s)に作用する前記径方向加振力(Fr)である同相径方向加振力(Frs)の波高値と、前記異相ティース(87d)に作用する前記径方向加振力(Fr)である異相径方向加振力(Frd)の波高値との差が最小となる前記補正直線(K)を対象補正直線(KT)として、前記対象補正直線(KT)についての前記第1交点(P1)と前記第2交点(P2)とをピークとして前記加振力低減トルクの周波数で振動する前記d軸電流及び前記q軸電流を前記補正電流指令(Iac)とする。
7 :補正電流指令演算部
10 :回転電機制御装置(回転電機制御システム)
30 :等トルクライン
31 :第1等トルクライン
32 :第2等トルクライン
33 :基準等トルクライン
60 :基本制御ライン
80 :回転電機
81 :ステータ
83 :ステータコイル(コイル)
84 :永久磁石
87 :ティース
87d :異相ティース
87s :同相ティース
89 :スロット
89d :異相スロット対
89s :同相スロット対
100 :回転電機駆動装置(回転電機制御システム)
C :周方向
Fr :径方向加振力
Frd :異相径方向加振力
Frs :同相径方向加振力
Iac :補正電流指令
I* :電流指令
Id* :d軸電流指令
Iq* :q軸電流指令
Idac :d軸補正電流指令
Iqac :q軸補正電流指令
K :補正直線
KT :対象補正直線
P0 :基準点
P1 :第1交点
P2 :第2交点
R :径方向
T :実トルク
T* :トルク指令(要求トルク)
T1 :第1トルク
T2 :第2トルク
α :偏位角
Claims (2)
- N相交流の永久磁石型(Nは任意の自然数)で駆動される回転電機を、永久磁石による界磁磁束の方向に沿ったd軸と前記d軸に直交するq軸との直交ベクトル座標系において電流フィードバック制御する回転電機制御システムであって、
前記回転電機に流す電流の指令値である電流指令としてのd軸電流指令及びq軸電流指令を、前記回転電機の目標トルクに基づいて演算する電流指令演算部と、
前記回転電機の径方向の変動である径方向加振力及び前記回転電機の周方向のトルク変動である周方向加振力を低減するために前記電流指令に重畳される補正電流指令として、前記d軸電流指令に重畳させるd軸補正電流指令及び前記q軸電流指令に重畳させるq軸補正電流指令を演算する補正電流指令演算部と、を備え、
前記回転電機の実トルクから抽出される高調波トルク成分の内、前記周方向加振力の(2N)次高調波トルク成分の逆位相のトルクである加振力低減トルクを演算し、
前記加振力低減トルクの大きい側のピーク値を第1トルクとし、
前記加振力低減トルクの小さい側のピーク値を第2トルクとし、
前記直交ベクトル座標系において任意のトルクを出力するための基本的なd軸電流とq軸電流との組み合わせを表す曲線を規定の基本制御ラインとし、
前記直交ベクトル座標系において一定のトルクを出力可能な前記d軸電流と前記q軸電流との組み合わせを表す曲線を等トルクラインとし、
前記直交ベクトル座標系において前記基本制御ラインと前記目標トルクの前記等トルクラインとの交点を基準点とし、
前記直交ベクトル座標系において、前記基準点を通る直線を補正直線とし、
前記第1トルクの前記等トルクラインである第1等トルクラインと前記補正直線との交点を第1交点、前記第2トルクの前記等トルクラインである第2等トルクラインと前記補正直線との交点を第2交点とし、
前記回転電機のステータは、前記径方向に突出するティースを前記周方向に分散して複数備えると共に、前記周方向に隣接する一対の前記ティースの間に形成されてコイルが収容されるスロットを複数備え、
前記ステータは、前記コイルの毎極毎相当たりの前記スロットの数が2であり、
同じ相の一対の前記スロットである同相スロット対の間に位置する前記ティースを同相ティースとし、
異なる相の一対の前記スロットである異相スロット対の間に位置する前記ティースを異相ティースとして、
前記補正電流指令演算部は、複数本設定可能な前記補正直線の内、前記第1交点と前記第2交点との間で前記d軸電流と前記q軸電流とを前記加振力低減トルクの周波数で振動させた場合に、前記同相ティースに作用する前記径方向加振力である同相径方向加振力の波高値と、前記異相ティースに作用する前記径方向加振力である異相径方向加振力の波高値との差が最小となる前記補正直線を対象補正直線として、前記対象補正直線についての前記第1交点と前記第2交点とをピークとして前記加振力低減トルクの周波数で振動する前記d軸電流及び前記q軸電流を前記補正電流指令とする、回転電機制御システム。 - 前記補正電流指令演算部は、前記補正直線の傾きに対する前記同相径方向加振力の波高値を示す同相相関ラインと、前記補正直線の傾きに対する前記異相径方向加振力の波高値を示す異相相関ラインとの交点に対応する傾きを有する前記補正直線を前記対象補正直線とする、請求項1に記載の回転電機制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019063619A JP7169587B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 回転電機制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019063619A JP7169587B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 回転電機制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020167765A JP2020167765A (ja) | 2020-10-08 |
JP7169587B2 true JP7169587B2 (ja) | 2022-11-11 |
Family
ID=72714927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019063619A Active JP7169587B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 回転電機制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7169587B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4210215A4 (en) * | 2020-09-02 | 2024-02-07 | Aisin Corporation | ROTARY ELECTRIC MACHINE CONTROL SYSTEM |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304238A (ja) | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Denso Corp | 交流回転電機の磁気音制御方法 |
JP2007166710A (ja) | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Toyota Motor Corp | 回転電機 |
JP2011151883A (ja) | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Kokusan Denki Co Ltd | 永久磁石モータのトルクリプル抑制制御装置、電動パワーステアリングシステム |
JP2013027134A (ja) | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Aisin Aw Co Ltd | 制御装置 |
JP2014064400A (ja) | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Univ Of Tokyo | モーター制御装置 |
-
2019
- 2019-03-28 JP JP2019063619A patent/JP7169587B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304238A (ja) | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Denso Corp | 交流回転電機の磁気音制御方法 |
JP2007166710A (ja) | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Toyota Motor Corp | 回転電機 |
JP2011151883A (ja) | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Kokusan Denki Co Ltd | 永久磁石モータのトルクリプル抑制制御装置、電動パワーステアリングシステム |
JP2013027134A (ja) | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Aisin Aw Co Ltd | 制御装置 |
JP2014064400A (ja) | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Univ Of Tokyo | モーター制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020167765A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Nakao et al. | Vector control specialized for switched reluctance motor drives | |
JP4909797B2 (ja) | モータ制御装置 | |
US11705850B2 (en) | Rotating electrical machine control system | |
JP5435292B2 (ja) | 制御装置 | |
JP2008005671A (ja) | 永久磁石型回転電機の制御装置 | |
WO2012110879A2 (en) | Rotary electric machine driving system | |
JP7169587B2 (ja) | 回転電機制御システム | |
JP3353781B2 (ja) | モータ制御装置 | |
US11955907B2 (en) | Rotating electrical machine control system | |
JP6075161B2 (ja) | スイッチトリラクタンスモータの制御装置 | |
Shen et al. | Flux sliding-mode observer design for sensorless control of dual three-phase interior permanent magnet synchronous motor | |
EP4210215A1 (en) | Rotary electrical machine control system | |
JP2007330074A (ja) | モータ制御装置およびモータ制御方法 | |
JP7393763B2 (ja) | 回転電機制御システム | |
JP2013034315A (ja) | インバータの制御装置 | |
JP7377083B2 (ja) | 制御装置、プログラム | |
Lee et al. | Model-based MTPA control of permanent magnet synchronous machine drives under one-phase open-circuit fault | |
JP6839896B2 (ja) | モータ制御装置および電動車両 | |
JP7423480B2 (ja) | 回転電機制御システム | |
JP7446185B2 (ja) | 回転電機制御システム | |
JP6590457B2 (ja) | 車両駆動制御装置及び車両駆動制御方法 | |
WO2022054232A1 (ja) | 回転機の制御装置 | |
JP7099226B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2022154706A (ja) | 回転電機制御システム | |
JP2005102385A (ja) | モーター制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210423 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7169587 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |