JP7161477B2 - 透析液濃度測定センサ診断 - Google Patents

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Description

本発明は、水、A流体およびB流体をそれぞれ所定の比率で混合して透析液を作製するとともに濃度測定手段によって作製された透析液の濃度を測定する透析液作製装置および個人用透析装置のための診断方法に関する。
従来、透析液作製装置が水を供給する水供給通路、水供給通路に連結されていて主要成分として塩化ナトリウムを含むA流体を供給するA流体通路、および透析装置で用いられるべき透析液を作製するために水供給通路に連結されていて炭酸水素ナトリウム水溶液で構成されたB流体を送るB流体通路を有することが知られている。
かかる透析液作製装置は、作製された透析液が期待される組成物に一致しているかどうかを判断するために、水供給通路へのA流体通路およびB流体通路の連結位置の下流側に導電率測定のための検出ユニットを備えた濃度測定手段を有する。
欧州特許出願公開第2767296(A1)号明細書は、炭酸水素ナトリウム水溶液濃縮物を水供給通路に供給して導電率の値をあらかじめ設定された値と比較することによって導電率の値を測定することによって、導電率センサの精度を評価する透析液作製装置、個人用透析装置、および方法を記載している。
欧州特許出願公開第2767296(A1)号明細書
欧州特許出願公開第2767296(A1)号明細書は、重炭酸塩溶液が同一の濃度を常時有しているので診断のために重炭酸塩溶液を用いた場合の利点を記載しており、これに対して、透析液を生じさせるよう重炭酸塩流体と混合されるべき他の流体は、その濃度が変化する場合がある。
しかしながら、本発明者は、これが特定の環境下においてしか当てはまらないことを認識し、したがって、使用中におけるかつ広く利用できるシステムから別個独立に導電性センサの精度を評価することができる方法および装置を開発することを意図した。
血液透析またはその何らかの変形例、例えば血液透析濾過、多量(ハイボリューム)血液透析濾過、または透析物を用いる任意他の慢性もしくは急性体外血液処置のための装置を調製する場合、A濃縮物とB濃縮物が、例えばキャニスタ内に入れられる溶液として、または例えば、透析物を生じさせるよう水供給通路に投与される液体濃縮物を生じさせるために水が供給される柔軟性袋または形状安定性カートリッジ内に入れられる乾燥濃縮物として提供される場合がある。
できあいの溶液が用いられる場合、両方の濃縮物は、通常は完全に溶解され、溶解イオンの濃度およびかくして導電率は、器械をセットアップする前に知られている。
この状況は、濃縮物が乾燥濃縮物として提供される場合においては異なっている。通常は炭酸水素ナトリウムである単一の塩からなるB濃縮物の場合、飽和溶液が作られ、この溶液を生じさせる容器内には固形炭酸水素ナトリウムが維持される。
しかしながら、重炭酸塩の溶解度は、温度依存性であり、したがって、この溶液の温度は、導電性センサの精度を診断するためにこの溶液の予想導電率を判断するために知られる必要がある。
したがって、容器内の温度を測定するための温度センサおよび測定された温度について導電率を計算するための処理手段の提供である飽和重炭酸塩溶液の予想導電率を算定するための追加の技術的努力が必要とされる。
上述の問題を解決する導電率センサ診断方法および装置を提供することが本発明の目的である。
上述の問題は、独立形式の請求項の方法および装置によって解決される。従属形式の請求項は、独立形式の請求項の方法および装置の実施形態を記載している。
本発明者は、A濃縮物が通常、少なくとも2種類の互いに異なる成分、例えば塩を含むことを認識しており、したがって、濃縮物は、使用の際、溶液中の成分の濃度および特に相対濃度が求められるようにするために完全に溶解した仕方で提供されなければならない。これは、より多くのまたはより少ない液体がA濃縮物の成分を収容している容器内に存在するとともに温度とは無関係である場合、濃度、特に相対濃度が変化しないことを意味している。これは、両方の場合、すなわち溶液としての提供または器械で溶解されるべき乾燥濃縮物としての提供の両方に当てはまる。
診断方法は、透析液作製装置に利用されるのが良く、この透析液作製装置は、水を供給する水供給通路と、主成分としての塩化ナトリウムを少なくとも1つの他の成分と一緒に含むA流体を供給するA流体通路とを有し、A流体通路は、水供給通路に連結され、この透析液作製装置は、炭酸水素ナトリウム水溶液で構成されたB流体を供給するB流体通路をさらに有し、B流体通路は、水供給通路に連結され、この透析液作製装置は、水供給通路へのA流体通路およびB流体通路の連結部分の下流側に位置する検出ユニットを備えた濃度測定手段をさらに有する。診断方法は、水、A流体およびB流体をそれぞれ所定の比率で混合して透析液を作製するステップと、作製された透析液の濃度を濃度測定手段によって測定するステップと、透析液を作製する前に、A流体をA流体通路から水供給通路に供給してA流体だけを水供給通路に流すステップと、未希釈状態または希釈(済み)状態のA流体の導電率を濃度測定手段によって測定することによって濃度測定手段の精度を診断するステップと、A流体または希釈A流体の測定された導電率をそれぞれあらかじめ設定された値と比較するステップとを含む。
この診断方法は、未希釈形態または希釈形態のA流体に対して実施できる。このことは、A流体だけが濃度測定手段に送られるか、A流体が例えば水供給通路からの既知の量の水で希釈されるかのいずれかを意味している。両方の場合において、あらかじめ設定された値は、希釈形態または未希釈形態のA流体のそれぞれの組成について予想される導電率値である。しかしながら、この測定導電率が測定されない場合、濃度測定手段のコンポーネントのうちの1つが適正に機能していないということが分かる。
透析液作製装置用診断方法は、A流体の導電率を測定する場合、A流体ポンプがA流体の流体送りを開始させた後であってかつ濃度測定手段がA流体の濃度を測定する前の時間を測定するステップをさらに含むのが良く、A流体ポンプは、A流体通路に設けられ、透析液作製装置用診断方法は、A流体を水供給通路に供給し、それによりA流体ポンプの流体送り精度を診断するステップをさらに含むのが良い。
この試験は、あらかじめ設定された値からの測定導電率の偏差を招く場合のあるA流体ポンプの誤作動である1つの潜在的なエラーの排除を可能にし、したがって、偏差が濃度測定手段のセンサの誤作動に由来しているという蓋然性を高めることができる。
希釈A流体を生じさせるため、透析液作製装置用診断方法は、水を水供給通路に流すことによって水とA流体を混合してA流体の調合流体を作製するステップをさらに含むのが良い。
透析液作製装置用診断方法は、あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類がA流体のA流体種類に一致しているかどうかをユーザがチェックすべきであるというメッセージを透析液作製装置のディスプレイ上に表示するステップをさらに含むのが良い。このメッセージは、特に測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、A流体または希釈A流体の測定導電率とあらかじめ設定された値の比較の結果に基づいて表示されるのが良い。
この試験は、あらかじめ設定された値からの測定導電率の偏差をもたらす場合のある、透析液作製装置に連結されたA流体と器械中の設定された値の不一致である1つの別の潜在的なエラーの排除を可能にし、したがって、偏差が濃度測定手段のセンサの誤作動に由来しているという蓋然性を高めることができる。
透析液作製装置用診断方法は、あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類がA流体のA流体種類に一致している場合、透析液作製装置の誤動作を指示するエラーメッセージを透析液作製装置のディスプレイ上に表示するステップをさらに含むのが良い。このメッセージは、特に測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、A流体または希釈A流体の測定導電率とあらかじめ設定された値の比較の結果に基づいて表示されるのが良い。
透析液作製装置用診断方法は、タッチスクリーンまたは操作パネルまたはボタンまたは任意他の公知形式のユーザ対話装置であるのが良いユーザ対話手段を提供して、あらかじめ設定された値を定めるために入力パラメータとして用いられるA流体種類がA流体通路に連結されたA流体のA流体種類に一致していることを確認するステップと、ユーザ対話手段がユーザによって起動された場合、透析液作製装置のディスプレイ上に、例えばユーザが点検整備部門に知らせるべきであるという警告メッセージを表示するステップとをさらに含むのが良い。この対話手段は、特に測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、A流体または希釈A流体の測定導電率とあらかじめ設定された値の比較の結果に基づいてのみ表示される起動ボタンであるのが良い。
透析液作製装置用診断方法は、あらかじめ設定された値が水供給通路へのA流体通路の連結部の下流側でA流体通路または水供給通路内に位置決めされた別の濃度測定手段によって別の検出手段によって測定された別の導電率に基づく値であるかどうかを確認するステップをさらに含むのが良い。
あらかじめ設定された値をこのようにして識別することによって、これは、オペレータによるエントリまたは任意他のデータ伝送から独立することが可能である。さらに、同一の液体が両方の濃度測定手段としてのセンサを通過しているとき、ポンプ輸送上のエラーに基づくエラーの蓋然性を軽減することができる。
本発明の透析液作製装置は、水を流す水供給通路と、水供給通路に設けられた水供給ポンプと、主成分としての塩化ナトリウムを少なくとも1つの他の成分と一緒に含むA流体を供給するA流体通路とを有し、A流体通路は、水供給通路に連結され、本発明の透析液作製装置は、A流体通路に設けられたA流体ポンプと、炭酸水素ナトリウム水溶液で構成されたB流体を供給するB流体通路とをさらに有し、B流体通路は、水供給通路に連結され、本発明の透析液作製装置は、B流体通路に設けられたB流体ポンプと、水供給通路へのA流体通路およびB流体通路の連結部分の下流側に位置する検出ユニットを備えた濃度測定手段と、ポンプの作動を制御する制御手段とをさらに有する。透析液作製装置の制御手段は、水とA流体とB流体の所定の比率での混合を制御して透析液を作製するよう構成されている。さらに、制御手段は、特にB流体ポンプによる流体送りを実施せずに、A流体ポンプを作動させて水供給通路へのA流体のみの流体送りを実施することによって濃度測定手段の精度を診断する診断ユニットを備え、診断ユニットは、濃度測定手段の検出ユニットによって測定された未希釈状態または希釈状態のA流体の導電率をあらかじめ設定された値と比較することによって濃度測定手段の精度を診断するよう構成されている。
透析液作製装置は、さらに、A流体の導電率を測定する際、A流体ポンプがA流体の送りを開始させた後であってかつ濃度測定手段がA流体の濃度を測定する前の時間を測定し、それによりB流体ポンプの流体送り精度を診断するよう構成されているのが良い。
透析液作製装置は、さらに、希釈A流体を生じさせるため、水を水供給通路に流すことによって水とA流体を混合してA流体の調合流体を作製するよう構成されているのが良い。
透析液作製装置は、さらに、ディスプレイを有するのが良い。ディスプレイは、スクリーン、タッチスクリーン、信号灯または情報をユーザに提供する任意他の装置であって良い。
透析液作製装置は、さらに、あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類がA流体通路に連結されたA流体のA流体種類に一致しているかどうかをユーザがチェックすべきであるというメッセージをディスプレイ上に表示するよう構成されているのが良い。このメッセージは、特に測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、A流体または希釈A流体の測定導電率とあらかじめ設定された値の比較の結果に基づいて表示されるのが良い。
透析液作製装置は、さらに、あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類がA流体のA流体種類に一致している場合、透析液作製装置の誤動作を指示するエラーメッセージを透析液作製装置のディスプレイ上に表示するよう構成されているのが良い。このメッセージは、特に測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、A流体または希釈A流体の測定導電率とあらかじめ設定された値の比較の結果に基づいて表示されるのが良い。
透析液作製装置は、さらに、ユーザ対話手段を有するのが良い。
透析液作製装置は、さらに、ユーザ対話手段の起動時、あらかじめ設定された値を定めるために入力パラメータとして用いられるA流体種類がA流体通路に連結されたA流体のA流体種類に一致していることを確認して透析液作製装置の誤作動を指示するエラーメッセージを透析液作製装置のディスプレイ上に表示するよう構成されているのが良い。
透析液作製装置は、さらに、水供給通路へのA流体通路の連結部の下流側でA流体通路または水供給通路内に位置決めされた別の濃度測定手段の別の検出ユニットをさらに有するのが良い。透析液作製装置は、さらに、別の検出手段によって測定された別の導電率に基づく値をあらかじめ設定された値として用いるよう構成されているのが良い。
本明細書における実施形態の全てに関し、「~であるのが良い」または「~を有するのが良い」という表現などを用いていることは、本発明の例示の実施形態を例証することを意図している。本発明の実施形態は、上述のまたは以下の特徴のうちの1つまたは幾つかを含むことができる。それにより、本明細書において説明した特徴は、任意の恣意的な組み合わせにおいて、当業者がこれらの組み合わせを技術的に不可能であると認識しない限り、本発明の実施形態の内容であると言える。本発明の実施形態は、従属形式の請求項の内容でもある。数値が本明細書において言及されている場合にはいつでも、当業者であれば、これらを数値の下限の指示として認識または理解すべきである。それにより当業者に明白な矛盾をもたらさない限り、当業者は、例えば「1つ」の記載が「少なくとも1つ」を含むことを理解すべきである。この理解はまた、数値、例えば「1つ」が変形例として「正確に1つ」であることを意味する場合があるという解釈として本発明によって均等に含まれ、このことは、これが当業者にとって明らかに技術的に可能である場合にはいつでもそうである。両方のことは、本発明によって含まれ、本明細書において用いられる全ての数値に当てはまる。
図を参照して、透析液作製方法および透析液作製装置の実施形態について説明する。
第1の実施形態としての透析液作製装置の概略構成図である。 第2の実施形態としての個人用透析装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態としての診断方法の概略流れ図である。
以下において、図示の実施形態について説明する。図1は、病院などに設置できる透析液作製装置1を示している。この透析液作製装置1は、作製済みの透析液をいわゆる多くの人にとっての透析液供給装置としての図示されていない複数の透析監視装置に供給することができる。
第2の実施形態を示している図2は、いわゆる個人用透析装置101の構成図である。この個人用透析装置101はまた、図1に示されている透析液作製装置1としての機能を含み、透析液を作製することができる。したがって、以下に説明する透析液作製装置1は、個人用透析装置101の一体部分であっても良い。
したがって、以下に説明する透析液作製装置1の実施形態は、個人用透析装置101内に組み込まれる場合には個人用透析装置101の実施形態でもある。
類似性の概要を説明するため、透析液作製装置1および個人用透析装置101のそれぞれの要素は、以下の参照符号を備えている。
1:透析液作製装置‐101:個人用透析装置
2:水供給通路‐102
3:A流体通路‐103
4:B流体通路‐104
5:廃棄流体通路‐105
6:制御手段‐106
6a:診断ユニット‐106a
12:調節弁‐112
13:水ポンプ‐113
14:流量計‐114
15:A流体タンク‐115
16:A流体ポンプ‐116
17:B流体タンク‐117
18:B流体ポンプ‐118
19:第1のバッファータンク‐119
20:第1の濃度測定手段‐120
20a:第1の検出ユニット‐120a
21:温度センサ‐121
22:第2のバッファータンク‐122
23:第2の濃度測定手段‐123
23a:第2の検出ユニット‐123a
24:温度センサ‐124
25:第1のフィルタ‐125
26:第2のフィルタ‐126
27:第3の濃度測定手段‐127
27a:第3の検出ユニット‐127a
28:温度センサ‐128
29:連結ポート
30:流体供給通路‐108
31:流体送りポンプ‐131と組み合わされたC
32:ドリップチャンバ
33:オンオフ弁‐132
透析液作製装置1は、水を供給するための水供給手段(図1には示されていない)に連結されている水供給通路2を有する。水供給通路2に連結されていてA流体を透析液の未希釈流体成分として供給するA流体通路3、および水供給通路2に連結されていてB流体を供給するB流体通路4を有する。透析液作製装置は、水供給通路2から導かれていて低品質透析液を排出する廃棄流体通路をさらに有するのが良い。透析液作製装置1の1つまたは2つ以上のポンプ13,18,16が制御手段6(それぞれの制御ラインは示されていない)によって制御されるのが良い。ソレノイドオンオフ弁の作動もまた、制御手段6によって制御されるのが良い。水は、水供給通路2を通って供給されるのが良い。透析液作製装置1が個人用透析装置101の一部である場合、水供給通路2または水供給通路102はそれにしたがって、透析液作製装置1の別の要素、例えば脱ガスチャンバ、加熱チャンバ、空気分離チャンバ(これら要素は図示されていない)を通って案内されるのが良い。
「未希釈(状態)」という用語は、処理中に用いられる透析溶液中の濃度よりも高い濃度の少なくとも1つの成分を含むという意味を有している。基本的に、「未希釈」という用語は、水供給通路2からの水と混合された場合にその物質と比較したときの容器15,17内の物質を意味している。
水供給通路2は、入口側が浄化された水を生じさせる水浄化手段(図示せず)に連結されるのが良い。水浄化手段は、RO水発生器であるのが良い。RO水発生器は、水に極めて低くかつ/あるいは安定したかつ/あるいは所定の導電率を与えるための脱イオン化手段を含むのが良い。
透析液の未希釈流体としてのA流体は、一成分としての塩化ナトリウムを含み、さらに、塩化ナトリウムとは別に、少なくとも1つの他の成分を含む。他の成分は、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化カリウム、クエン酸、グルコース、デキストロースを含む群のうちの少なくとも1つもしくは2つ以上または全ての物質であって良い。比は、その使用が意図されている患者に応じて様々であって良く、したがって、A流体それ自体の濃度は、透析液を作製するために様々であって良い。
他方、透析液の未希釈流体成分としてのB流体は、炭酸水素ナトリウムのみを含む水溶液で構成されている。
以下に詳細に説明するように、透析液作製装置1は、透析液を作製する前に透析液作製装置1を含む装置をあらかじめ診断するためのセルフチェック機能を有し、そしてセルフチェックを実行するための診断モードと透析液の作製を実施するための作製モードとの間で切り替わるのが良い。
B流体通路4は、A流体通路3よりも上流側で水供給通路2に連結されるのが良い。B流体通路4の連結位置の上流側には、水供給通路2を開閉する第1のオンオフ弁11、水を送るための水ポンプ13が設けられるのが良い。さらに、水供給通路2中の浄化水の流量を調節するための調節弁12および/または水の流量を測定するための流量計14が水供給通路2へのB流体通路4および/またはA流体通路3の連結箇所よりも上流側に設けられるのが良い。
ニードル弁であるのが良い調節弁12は、制御手段6の制御によって水ポンプ13が送る水の流量を調節するよう制御されるのが良い。代替的にまたは追加的に、制御手段は、ポンプ13のポンプ速度を調節することによって水の流量を制御することができる。この場合、調節弁12を省いても良い。流量計14は、流量を測定することができ、そして調節弁12の流量調節のためのフィードバックを行う。A流体通路3は、A流体をためるA流体タンク15に連結された一端部を有し、A流体を送るためのA流体ポンプ16がA流体通路3に設けられている。これと同様に、B流体通路4は、B流体をためるB流体タンク17に連結され、B流体を送るためのB流体ポンプ18がB流体通路4に設けられている。
A流体タンク15および/またはB流体タンク17は、形状安定性カートリッジまたは柔軟性袋であるのが良い。A流体およびB流体の固形成分が固相で、例えば粉末、顆粒またはその混合物としてタンク15,17内に設けられるのが良く、透析液作製装置1は、水を供給するための水供給通路2からA流体タンク15およびB流体タンク17のうちの少なくとも一方またはこれら両方への流体連結部を有するのが良い。かくして、未希釈流体としてのA流体およびB流体を固形物質収容容器17,15が透析液作製装置1に連結された後に生じさせることができる。固体と完全溶液との間のスラリまたは組成物を用いることができることは言うまでもない。
A流体ポンプ16およびB流体ポンプ18は、それぞれ容量ポンプであるのが良く、これらポンプは、図示していないモータを有する。これらモータを所定の回転速度で作動させることによって、A流体およびB流体を制御手段6で設定された所定の流量で水供給通路2に供給することが可能である。
水供給通路2上のB流体通路4とA流体通路3との間には、液体を一時的にためる第1のバッファータンク19、液体の濃度を測定するための第1の濃度測定手段20の検出ユニット20a、および液体の温度を測定するための第1の温度測定手段21のうちの少なくとも1つが設けられるのが良い。
水供給通路2上のA流体通路3の下流側には、液体の濃度を測定するための第2の濃度測定手段23の検出ユニット23aが設けられている。さらに、A流体通路3の下流側には、以下の要素、すなわち、液体を一時的にためる第2のバッファータンク22、液体の温度を測定するための第2の温度測定手段24、透析液を浄化するための第1のフィルタ25、液体の濃度を測定するための第3の濃度測定手段27の検出ユニット27a、および液体の温度を測定するための第3の温度測定手段28のうちの少なくとも1つまたは2つ以上が設けられるのが良い。好ましくは、温度センサ21,24,28が検出ユニット20a,23a,27aに密接して配置され、と言うのは、濃度測定手段の出力が温度測定手段の出力に基づいて補償される温度である場合があるからである。これは、測定された導電率とあらかじめ設定された値のより適正な比較結果をもたらすことができる。
透析液を浄化するための第2のフィルタ26が第1のフィルタ25の下流側に設けられるのが良い。
作動時、透析液作製装置1で生じた透析物が流れる水流路2の延長部としての透析液経路は、連結ポート29を介して廃棄流体通路5に連結されるのが良い。連結ポート29は、上述の検出ユニット20a,23a,27aのうちの少なくとも1つの下流側に位置決めされるのが良い。オンオフ弁33が連結ポート29の後の廃棄流体通路5に設けられるのが良い。
透析液作製装置1のスタンドアロン型実施形態に関し、透析液を送るための流体送りポンプ31およびドリップチャンバ32が透析液経路に連結された流体供給通路30上にさらに設けられるのが良い。このポンプを起動することによって、透析物が1つまたは2つ以上の透析モニタ装置に提供されるのが良い。流体ドリップチャンバ32もまた存在しなくても良い。
個人用透析装置101の実施形態に関し、例えば釣り合いチャンバC1,C2およびポンプ131を含む釣り合いシステムを構成する流体送りポンプが透析液を透析器Fに送るよう設けられるのが良く、この場合、釣り合いシステムは、フィルタ125よりも上流側に設けられるのが良い。この種の釣り合いチャンバシステムは、釣り合いチャンバシステムには限定されない。変形例として、個人用透析装置101は、供給ポンプおよび廃棄物ポンプを有するのが良く、釣り合いは、2つのポンプにより生じる流れを制御することによって行われる。
第1および第2のバッファータンク19,22は、水供給通路2の一部の直径が拡大されて液体が混合される空間を形成し、混合は、攪拌によって起こるのが良い。第1のバッファータンク19内において、B流体と浄化水が混合され、その結果、B流体の調合流体が作製されるようになる。第2のバッファータンク22内では、A流体がB流体の調合流体と混合され、その結果、透析液が作製されるようになる。B流体の調合流体中のB流体と水との比は、透析液作製装置1によって作製された透析液中のB流体と水との比と同一であるのが良い。B流体の濃度を測定することができ、そして制御手段6内に記録するのが良い。同じことは、A流体について当てはまる。
また、透析液に関して、濃度をあらかじめ測定しても良く、そして制御手段6に記録しても良い。この濃度に関して、多数の種類が用いられるべきA流体に応じて記録される。また、互いに異なるA流体とB流体に関する別の導電率および互いに異なる混合比を記録することができる。記録は、成分、例えば、水、A流体、およびB流体ならびにこれらの比に基づいて導電率を計算するためのアルゴリズムを提供することをさらに含み、この場合、記録は、A流体の種類およびさらにB流体の種類に関する成分およびこれらの濃度とともに透析物作製装置1または個人用透析装置101内にあらかじめ記憶されている計算方法をさらに含むのが良い。
もし設けられていれば、第1および第2のフィルタ25,26は、作製された透析液中の内生毒素を除去することができる。内生毒素は、2つのフィルタによって確実に除去される。
第1~第3の濃度測定手段20,23,27は、電極を含む第1~第3の検出ユニット20a,23a,27aによってそれぞれ測定される液体の導電率を液体の濃度に変換する濃度計器であり、これら濃度計器は、制御手段6中に組み込まれる。しかしながら、「濃度測定手段」という表現を用いる場合、導電率から濃度を算定するステップは、濃度を算定するためのオプションとしてのステップである。導電率の値それ自体を評価するだけで十分である。
第1~第3の温度測定手段21,24,28は、それぞれ、第1~第3の検出ユニット20a,23a,27aに隣接して配置され、第1~第3の濃度測定手段20,23,27は、測定された液体の温度によって変換された濃度値を補正することができる。
透析液作製装置1が透析液作製モードにある場合、第1の濃度測定手段20は、もし設けられていれば第1のバッファータンク19内で潜在的に作製されたB流体の調合流体の導電率を測定することができ、第2および第3の濃度測定手段23,27は、もし設けられていれば第2のバッファータンク22内で潜在的に作製された透析液の導電率を測定することができる。
制御手段6は、第1~第3の濃度測定手段20,23,27によって測定されたB流体の調合流体および透析液のこれら導電率をB流体の調合流体および透析液のあらかじめ記録された導電率と比較することができ、そしてこれら導電率が異常であるかどうかを判断する。
透析液作製装置1は、さらに、セルフチェックを実施するための診断モードで作動するよう構成されているのが良い。この診断モードは、透析液を作製する前に時間的に配されるのが良い。診断モードは、装置、特に個人用透析装置101の種々の機能が実行される初期試験段階の一部であるのが良い。
それにより、制御手段6は、セルフチェックを実施する診断ユニット6aを含むのが良く、そして、この診断ユニット6aで、第1~第3の濃度測定手段20,23,27のうちの少なくとも1つの精度を診断する。
注目されることとして、本発明に関し、一般に、「精度」または「正確さ」という表現が用いられる場合、これはまた、基本的機能試験を含む。精度または正確さが定量化されることは、必要ではない。
第2の実施形態を示す図2は、いわゆる個人用透析装置101の構成図である。上記において概要を説明したように、この個人用透析装置101もまた、図1に示されるとともに図1を参照することによって説明された透析液作製装置1と同じ機能を有し、透析液を作製することができる。
以下の実施形態において、上述の第1の実施形態と共通の構成要素に関し、第1の実施形態で用いられた参照符号に100を追加して得られる参照符号が用いられ、したがって、詳細な説明を省く。
個人用透析装置101は、例えば透析液のためのそれぞれの連結ポートの提供によって、血液と透析液との間の透析を実施するための透析器F、透析器Fと患者との間に連結されるべき血液回路107、ならびに新鮮な透析液を透析器Fに供給し、そして使用済み透析液を回収するための第1および第2のチャンバC1,C2を含むのが良く、またはこれらを含むよう構成されるのが良い。第1および第2のチャンバC1,C2は、それぞれ、新鮮な透析液が可撓性を有するダイヤフラムC1a,C2aによってためられる供給チャンバと、使用済み透析液がためられる回収チャンバに分割されるのが良い。供給チャンバは、水供給通路102および新鮮な透析液を透析器Fに供給する流体供給通路108に連結されるのが良く、回収チャンバは、廃棄流体通路105および使用済み透析液を透析器Fから回収する回収通路109に連結されるのが良い。これらの通路上にはそれぞれ種々のソレノイドオンオフ弁が設けられるのが良い。
第1の実施形態の水供給通路2は、第2の実施形態における水供給通路102および流体供給通路108に相当しており、第3の濃度測定手段127の検出ユニット127a、第3の温度測定手段128および第1のフィルタ125は各々、流体供給通路108に設けられるのが良い。第3の濃度測定手段127および第3の温度測定手段128は、流体供給通路108に設けられた第1のフィルタ125よりも上流側に設けられるのが良く、第1の実施形態の第2のフィルタ26を省くことができる。さらに、流体送りポンプ131が回収通路109に設けられるのが良い。
バイパス通路110が第1のフィルタ125と回収通路109との間に形成されるのが良く、バイパス通路110に設けられた第2のオンオフ弁132を開くことによって、濃度不足と判断された透析液を排出するのが良い。
上述の形態を有する個人用透析装置101は、それ自体、従来知られており、したがってその挙動についての詳細な説明を省く。上述の第1の実施形態と同様、個人用透析装置101は、制御手段106内に設けられた診断ユニット106aによって第1~第3の濃度測定手段120,123,127の精度を診断することができ、そしてB流体ポンプ118およびA流体ポンプ116の流体送り量もまた診断することができる。
別の実施形態では、B流体通路は、A流体通路の下流側に連結されるのが良く、図2に示された実施形態の逆の連結方式と比較して、この実施形態における第1~第3の濃度測定手段120,123,127の精度を診断することが可能である。
以下において、上述の形態を有する透析液作製装置1の挙動について説明する。第1~第3の濃度測定手段20,23,27のうちの少なくとも1つの精度を診断する診断方法300について説明する。これは、図3に概略的に示されている。図3を参照することによって、この方法の他のステップもまた説明するが、この説明から明らかなように、ステップのうちの幾つかはオプションである。上記において概要を説明したように、透析液作製装置1を参照することによって説明した実施形態の特徴に基づく説明は、個人用透析装置101の実施形態についての説明でもある。
当初、A流体通路3およびB流体通路4を透析液の作製にあたって使用されるべきA流体およびB流体が入れられているA流体タンク15およびB流体タンク17にそれぞれ連結し、そして水供給通路2を水源に連結する。この状態で、オペレータは、図示されていないユーザ対話手段を作動(302)させて診断モードを開始させ、それによりセルフチェック機能を作動させるのが良く、そして制御手段6の診断ユニット6aは、濃度測定手段の精度を診断する。上述したように、例えばソレノイドオンオフ弁、ポンプおよび測定手段の各々についてのさらなるチェックを診断ユニットで開始させるのが良い。
ステップ304では、A流体通路3のA流体ポンプ16を作動させる。この時点で、B流体ポンプ18は作動停止状態にある。オプションとして、水供給ポンプ13を作動させて並行して水を供給し(306)、A流体の希釈溶液を生じさせるのが良い。それにより、A流体タンク15から供給されたA流体は、A流体通路3を通って水供給通路2中に流れ、そして水供給通路2内にあらかじめ満たされている水を廃棄流体通路5に押し出す。最終的には、水供給通路2は、A流体通路3の連結位置の下流側にA流体または希釈A流体だけを満たす状態になる。
A流体ポンプ16の作動後、A流体が第1~第3の濃度測定手段20,23,27の検出ユニット20a,23a,27aのうちの少なくとも1つにやって来るのに十分な時間が経過すると、制御手段6は、ステップ307において、第1~第3の濃度測定手段20,23,27の第1~第3の検出ユニット20a,23a,27aのうちの少なくとも1つで導電率を測定するのが良い。
次に、ステップ308において、診断ユニット6aは、測定された導電率をあらかじめ設定された値と比較する。あらかじめ設定された値は、メモリ310に記憶されている値であるのが良い。あらかじめ設定された値は、A流体種類を識別するオペレータの入力312に基づいて識別されているのが良く、この場合、A流体種類は、その成分の識別、A流体種類の自動識別または任意他の手段の自動識別を可能にする。これは、メモリ310内に提供されているデータベースに基づいて起こるのが良い。あらかじめ設定された値を求めるための他のパラメータは、A流体と水との投与比であるのが良く、もし希釈されていれば、A流体が測定されるべきである。それぞれの情報は、プロセッサ、例えば診断ユニット6aまたは装置内の別のプロセッサに提供されるのが良い。代替的にまたは追加的に、あらかじめ設定された値は、診断されるべき濃度測定手段20,23,27とは異なる第1~第3の濃度測定手段20,23,27の検出ユニット20a,23a,27aのうちの1つで測定された(313)値であるのが良い。
この時点で測定された未希釈状態または希釈状態のA流体の測定値があらかじめ設定された値に関する所定の誤差範囲内にある場合、異常ではないという診断が診断ユニット6aにおいてなされ(314)、誤差範囲から外れている場合には、異常であるという診断がなされる(316)。
濃度測定手段20,23,27のうちの診断済みのうちの1つが異常である場合、制御手段6は、適切な濃度測定手段に関して警告を与えることができる。警告322は、点検整備部門に知らせるための情報であるのが良い。少なくとも1つのまたは全ての診断済み濃度測定手段20,23,27が異常ではない場合、制御手段6は、以下に記載する作動で進むことができる。
診断方法は、測定された導電率とあらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体種類がA流体のA流体種類に一致しているかどうかをユーザがチェックすべきであるというメッセージをディスプレイ上に表示するステップ(324)、ユーザ対話手段の起動時、あらかじめ設定された値を求めるための入力パラメータとして用いられるA流体種類がA流体のA流体種類に一致していることを確認するステップ(326)、透析液作製のディスプレイ上に透析液作製の誤動作を指示するエラーメッセージを表示するステップ(322)をさらに含むのが良い。
少なくとも1つの診断済み濃度測定手段20,23,27に関して異常な状態が存在しないことが判定された(314)場合、透析液作製装置1は、続行してA流体、B流体および水の混合を含む透析液作製モードまたは処置モード(318)に入って透析液を作製するのが良い。
追加的にまたは代替的に、制御手段6は、検出ユニット20a,23a,27aのうちの少なくとも1つで導電率を連続的に測定することができる。A流体ポンプ16が始動してA流体を送った後、制御手段6は、導電率が上述の所定の値に達する前の時間、すなわち、A流体がそれぞれの検出ユニット20a,23a,27aに達するまでの時間を測定することができる。次に、診断ユニット6aは、A流体の測定された到達時刻をあらかじめ設定された標準時刻と比較することができ、そしてA流体ポンプ16が異常であるであるかどうかを判断(320)する。到達時刻が標準時刻よりも遅い場合、A流体ポンプ16の流体送り量が不十分であり、早い場合、流体送り量が仕様よりも高い。
導電率の測定が第1~第3の濃度測定手段20,23,27のそれぞれの検出ユニット20a,23a,27aでA流体のみの測定である場合、制御手段6は、水供給通路2に設けられている第1のオンオフ弁11を開くのが良く、そしてさらに水ポンプ13を作動させて水を所定の流量で水供給通路2に流すのが良い。この場合、A流体ポンプ16は、流体の送りを指定された流量で実施するのが良く、そして、それにより、水供給通路2上の第2のバッファータンク22(設けられている場合)内において、A流体と水を混合し、その結果、A流体の調合流体が所定の濃度で作製されるようにする。A流体のこの調合流体は、廃棄流体通路5に流れることができる。
A流体だけを送る場合と同様、制御手段6は、第1~第3の検出ユニット20a,23a,27aのうちの少なくとも1つで導電率を測定し、診断ユニット6aは、測定された値をA流体の調合流体の濃度に対応したあらかじめ設定されている値と比較する。
A流体およびA流体の調合流体、すなわち、導電率が互いに異なる液体の濃度をこのようにして測定することによって、第1~第3の濃度測定手段20,23,27をより正確に診断することが可能である。
希釈されたA流体に関するこの第2の測定は、希釈されたA流体による上述の診断プロセスに対応しており、したがって、単独でまたは純粋な流体を用いる診断方法と組み合わせて実施できる。
A流体の調合流体の導電率を第1~第3の濃度測定手段20,23,27の検出ユニット20a,23a,27aでこのようにして測定した後、制御手段6は、A流体通路3に設けられているA流体ポンプ16を作動させてA流体を水供給通路2に供給することができ、そしてさらに、B流体ポンプ18を作動させ、それにより、A流体通路3の連結位置の下流側に位置決めされた第2のバッファータンク22(設けられている場合)内において、B流体をA流体の調合流体と混合し、その結果、透析液が作製されるようにする。透析液は、水供給通路2を通って廃棄流体通路5に流れることができる。制御手段6は、第2の濃度測定手段23の第2の検出ユニット23aおよび第3の濃度測定手段27の第3の検出ユニット27aにより透析液の導電率を測定し、これを透析液の導電率としてあらかじめ設定された値と比較し、そして透析液の濃度が良好であるか不良であるかを判断する。
さらに、B流体ポンプ18が始動してB流体を供給した後であって第2の検出ユニット23aが透析液の所定の濃度に対応した導電率を測定することができる前の時間を測定することによって、B流体ポンプ16の流体送り量を診断することが可能である。
かくして、第1~第3の濃度測定手段20,23,27の精度の診断を完了し、そして他の装置もまた異常であるとは認識されない場合、制御手段6は、透析液作製装置1の診断を終了させる。透析液作製装置1は、診断モードから作製モードに切り替わり、次に、透析液を作製する(318)。この切り替えは、オペレータによって開始されても良い。
かくして、上述の実施形態としての透析液作製装置1内において、制御手段6内に設けられた診断ユニット6aによって、第1~第3の濃度測定手段20,23,27のうちの少なくとも1つの精度を自動的に診断することが可能である。
上述の実施形態では、B流体通路4がA流体通路3よりも上流側で水供給通路2に連結されているが、B流体通路は、A流体通路3よりも下流側で連結されても良い。すなわち、図1において、参照符号3がB流体通路を示し、参照符号4がA流体通路を示し、参照符号15,16がそれぞれB流体タンクおよびB流体ポンプを示し、そして参照符号17,18がそれぞれA流体タンクおよびA流体ポンプを示すような構成が可能である。
全ての実施形態は、検出ユニットをそれぞれ備えた2つ以上の濃度測定手段を有するのが良い。個人用透析装置は、透析器の上流側に対応の検出ユニットを備えた正確に1つの濃度測定手段を有しても良いことは、強調されるべきである。個人用透析装置に関し、これは、個人用透析装置が器械のコストを一層減少させるので、有益である。

Claims (14)

  1. 透析液作製装置(1,101)用の診断方法であって、前記透析液作製装置は、
    水を供給する水供給通路(2,102)を有し、
    主成分としての塩化ナトリウムを少なくとも1つの他の成分と一緒に含むA流体を、前記塩化ナトリウム及び前記少なくとも1つの他の成分が完全に溶解しているA流体タンク(15,115)から供給するA流体通路(3,103)を有し、前記A流体通路(3,103)は、前記水供給通路(2,102)に連結され、
    炭酸水素ナトリウム水溶液で構成されたB流体を、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液と固形炭酸水素ナトリウムを収容するB流体タンク(17,117)から供給するB流体通路(4,104)を有し、前記B流体通路(4,104)は、前記水供給通路(2,102)に連結され、
    前記水供給通路(2,102)への前記A流体通路(3,103)の連結部分の下流側に位置する検出ユニット(20a,23a,27a,120a,123a,127a)を備えた濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)を有し、
    前記診断方法が、
    前記水、前記A流体および前記B流体をそれぞれ所定の比率で混合して透析液を作製するステップと、
    前記作製された透析液の濃度を前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)によって測定するステップとを含む、診断方法において、
    前記透析液を作製する前に、前記A流体を前記A流体通路(3,103)から前記水供給通路(2,102)に供給して前記A流体だけを前記水供給通路(2,102)に流すステップと、未希釈状態または希釈状態の前記A流体の導電率を前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)によって測定することによって前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の精度を診断するステップと、次に前記A流体の前記測定された導電率をあらかじめ設定された値と比較するステップとを含む、透析液作製装置(1,101)用診断方法。
  2. A流体ポンプ(16,116)が前記A流体の流体送りを開始させた後であってかつ前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)が前記A流体の濃度を測定する前の時間を測定するステップをさらに含み、前記A流体ポンプ(16,116)は、前記A流体通路(3,103)に設けられ、前記A流体を前記水供給通路(2,102)に供給し、それにより前記A流体ポンプ(16,116)の流体送り精度を診断するステップを更に含む、請求項1記載の透析液作製装置(1,101)用診断方法。
  3. 前記希釈A流体を生じさせるため、前記水を前記水供給通路(2,102)に流すことによって前記水と前記A流体を混合して前記A流体の調合流体を作製するステップをさらに含む、請求項1または2記載の透析液作製装置(1,101)用診断方法。
  4. 前記測定された導電率と前記あらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、前記あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体のA流体種類に一致しているかどうかをユーザがチェックすべきであるというメッセージを前記透析液作製装置のディスプレイ上に表示するステップ(324)をさらに含む、請求項1~3のうちいずれか一に記載の透析液作製装置(1,101)用の診断方法。
  5. 前記あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体のA流体種類に一致している場合、前記透析液作製装置の誤動作を指示するエラーメッセージを前記透析液作製装置の前記ディスプレイ上に表示するステップ(322)をさらに含む、請求項4記載の透析液作製装置(1,101)用の診断方法。
  6. ユーザ対話手段を提供して、前記あらかじめ設定された値を定めるために前記入力パラメータとして用いられる前記A流体種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体の前記A流体種類に一致していることを確認するステップ(326)と、前記ユーザ対話手段が前記ユーザによって起動された場合、前記透析液作製装置(1,101)の前記ディスプレイ上に前記エラーメッセージを表示するステップ(322)とをさらに含む、請求項5記載の透析液作製装置(1,101)用の診断方法。
  7. 前記あらかじめ設定された値が前記水供給通路(2,102)への前記A流体通路(3,103)の連結部の下流側で前記A流体通路(3,103)または前記水供給通路(2,102)内に位置決めされた別の前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の別の検出手段によって測定された別の導電率に基づく値であるかどうかを確認するステップをさらに含む、請求項1~6のうちいずれか一に記載の透析液作製装置(1,101)用の診断方法。
  8. 透析液作製装置(1,101)であって、
    水を流す水供給通路(2,102)を有し、
    前記水供給通路(2,102)に設けられた水供給ポンプを有し、
    主成分としての塩化ナトリウムを少なくとも1つの他の成分と一緒に含むA流体を供給するA流体通路(3,103)を有し、前記A流体通路(3,103)は、前記水供給通路(2,102)に連結され、
    前記A流体通路(3,103)に設けられたA流体ポンプ(16,116)を有し、
    前記塩化ナトリウム及び前記少なくとも1つの他の成分が完全に溶解しているA流体タンク(15,115)を有し、前記A流体タンク(15,115)は前記A流体通路(3,103)に連結されており、
    炭酸水素ナトリウム水溶液で構成されたB流体を供給するB流体通路(4,104)を有し、前記B流体通路(4,104)は、前記水供給通路(2,102)に連結され、
    前記B流体通路(4,104)に設けられたB流体ポンプ(18,118)を有し、
    前記炭酸水素ナトリウムの飽和溶液と固形炭酸水素ナトリウムを収容するB流体タンク(17,117)を有し、前記B流体タンク(17,117)は前記B流体通路(4,104)に連結されており、
    前記水供給通路(2,102)への前記A流体通路(3,103)の連結部分の下流側に位置する検出ユニット(20a,23a,27a,120a,123a,127a)を備えた濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)を有し、
    前記水供給ポンプ、前記A流体ポンプ、および前記B流体ポンプの1つまたは2つ以上の作動を制御する制御手段(6,106)を有し、
    前記透析液作製装置(1,101)の前記制御手段(6,106)は、前記水と前記A流体と前記B流体の所定の比率での混合を制御して透析液を作製するよう構成され、前記制御手段(6,106)は、診断ユニット(6a,106a)を備えている、透析液作製装置(1,101)において、
    前記診断ユニット(6a,106a)は、前記B流体ポンプ(18,118)による流体送りを実施せずに前記A流体ポンプ(16,116)を作動させて前記水供給通路(2,102)への前記A流体のみの流体送りを実施することによって濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の精度を診断するよう構成され、前記診断ユニット(6a,106a)は、前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の前記検出ユニット(20a,23a,27a,120a,123a,127a)によって測定された未希釈状態または希釈状態の前記A流体の導電率をあらかじめ設定された値と比較することによって前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の精度を診断するよう構成されている、透析液作製装置(1,101)。
  9. 前記透析液作製装置(1,101)は、さらに、前記A流体ポンプ(16,116)が前記A流体の送りを開始させた後であってかつ前記濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)が前記A流体の濃度を測定する前の時間を測定し、それにより前記A流体ポンプ(16,116)の流体送り精度を診断するよう構成されている、請求項8記載の透析液作製装置(1,101)。
  10. 前記透析液作製装置(1,101)は、さらに、前記希釈A流体を生じさせるため、前記水を前記水供給通路(2,102)に流すことによって前記水と前記A流体を混合して前記A流体の調合流体を作製するよう構成されている、請求項8または9記載の透析液作製装置(1,101)。
  11. 前記透析液作製装置(1,101)は、ディスプレイを有し、
    前記透析液作製装置(1,101)は、さらに、前記測定された導電率と前記あらかじめ設定された値との偏差が所定のしきい値を超えている場合、前記あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体のA流体種類に一致しているかどうかをユーザがチェックすべきであるというメッセージを前記ディスプレイ上に表示(324)するよう構成されている、請求項8~10のうちいずれか一に記載の透析液作製装置(1,101)。
  12. 前記透析液作製装置(1,101)は、さらに、前記あらかじめ設定された値を定めるための入力パラメータとして用いられるA流体の種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体のA流体種類に一致している場合、前記透析液作製装置(1,101)の誤動作を指示するエラーメッセージを前記透析液作製装置の前記ディスプレイ上に表示(322)するよう構成されている、請求項11記載の透析液作製装置(1,101)。
  13. 前記透析液作製装置(1,101)は、ユーザ対話手段を有し、
    前記透析液作製装置(1,101)は、さらに、前記ユーザ対話手段の起動時、前記あらかじめ設定された値を定めるために前記入力パラメータとして用いられる前記A流体種類が前記A流体通路(3,103)に連結された前記A流体の前記A流体種類に一致していることを確認(326)して、前記透析液作製装置の誤作動を指示する前記エラーメッセージを前記透析液作製装置の前記ディスプレイ上に表示(322)するよう構成されている、請求項12記載の透析液作製装置(1,101)。
  14. 前記透析液作製装置(1,101)は、前記水供給通路(2,102)への前記A流体通路(3,103)の連結部の下流側で前記A流体通路(3,103)または前記水供給通路(2,102)内に位置決めされた別の濃度測定手段(20,23,27,120,123,127)の別の検出ユニットをさらに有し、
    前記透析液作製装置(1,101)は、前記別の検出手段によって測定された前記別の導電率に基づく値を前記あらかじめ設定された値として用いるよう構成されている、請求項8~13のうちいずれか一に記載の透析液作製装置(1,101)。
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