JP7141619B2 - 多角形形状の加工方法及び加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多角形形状の周面を機械加工するための加工方法及び加工装置に関する。
従来、被削材に多角形形状の内周面を加工するためにブローチ加工が利用されている。ブローチ加工では、被削材に下孔をあけ、目的形状に合わせた多数の刃を備えたブローチ加工工具を下孔に挿入して加工している。
例えば下記特許文献1等には、角孔を加工するために角棒体からなるブローチ加工工具を用いることが記載されている。このブローチ加工工具は、角棒体の軸方向に沿って複数の粗加工用切刃が配設されるとともに、複数の粗加工用切刃よりも加工進行方向下流側に複数の仕上げ加工用切刃が配設されていた。
一方、被削材に4角形や6角形の外周面を加工するためにはポリゴン加工が利用されている。ポリゴン加工では被削材の外周面に切削刃を配置し、切削刃と被削材とを2:1の回転比で回転させることで外周面を平面に加工できることを利用し、2枚の切削刃を回転させて4角形の外周面を加工したり、3枚の切削刃を回転させて6角形の外周面を加工したりしていた。また、下記特許文献2等では複数回のポリゴン加工を行うことで4角形や6角形の外周面を加工していた。
特開2016-117120号公報 特開2008-264937号公報
しかしながら、ブローチ加工工具により多角形の内周面を加工する従来の方法では、ブローチ加工工具が高価で複雑な工具であり、著しく汎用性に欠けるという課題があった。またポリゴン加工により多角形の外周面加工する従来の方法では、作製できる角数に制約があり、十分な汎用性が得られないという課題があった。
そこで本発明では、汎用性の高い工具や装置を用いて任意の角数の多角形形状を加工可能な多角形形状の加工方法及び加工装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成する本発明の多角形形状の加工方法は、n角形形状の内周面を加工する多角形形状の加工方法であって、被削材の中心に下孔を設け該下孔の中心を第1軸として被削材を回転させると共に、下孔の範囲内における第1軸と偏心させた位置に、該第1軸と平行に設けられた第2軸を中心に切削刃を被削材と同じ向きに回転させ、切削刃と被削材との回転比をn:n-1にして、切削刃により被削材の内周面多角形孔形状に加工する加工方法である。
本発明で内周面を加工する場合、目的とするn角形形状の内周面における対向面間の距離に応じて、第1軸と第2軸との間の偏心量と第2軸に対する切削刃の刃先の距離との差を調整するのが好適である。
また本発明で内周面を加工する場合、目的とするn角形形状の内周面における対角間の距離に応じて、第1軸と第2軸との間の偏心量と第2軸に対する切削刃の刃先の距離との和を調整してもよい。
さらに本発明で内周面を加工する場合、第1軸に対する第2軸の偏心量と第2軸に対する切削刃の刃先の距離との差に応じて下孔の半径を調整するのが好適である。
本発明では、(被削材の回転速度)/(切削刃の回転速度)の値を(n-1)/nから前後にn/10000以内でずれた値にしてもよい。第1軸に対する第2軸の偏心量をεとし、第2軸に対する切削刃の刃先の回転半径をRTとしたとき、下孔の半径を(RT-ε)より小さくしてもよい。
上記目的を達成する本発明の多角形形状の加工装置は、n角形形状の内周面を加工するための多角形形状の加工装置であって、被削材を支持して第1軸を中心に回転駆動させる第1回転駆動部と、内周面を切削可能な切削刃を有する切削工具と、第1軸に沿う方向に離間して平行に並設された第2軸を中心にして切削工具を回転駆動させる第2回転駆動部と、を備え、被削材の中心に下孔を設け該下孔の中心を第1軸として被削材を回転させると共に、下孔の範囲内における第1軸と偏心させた位置に、該第1軸と平行に設けられた第2軸を中心に切削工具の切削刃を第2回転駆動部により被削材と同じ向きに回転させ、第1回転駆動部及び第2回転駆動部が、切削刃と被削材との回転比をn:n-1にして被削材と切削工具とを回転駆動して、被削材の内周面を多角形孔形状に加工する、加工装置である。
本発明によれば、第1軸を中心に被削材を回転させるとともに第1軸と離間して並設された第2軸を中心に切削刃を回転させる際、被削材と切削刃との回転比を特定の比にすることで、n角形形状の周面を加工する。そのため、多数の切削刃を有する加工工具を用いたり、特殊な工具や装置を用いたりすることなく、被削材や切削刃を支持して互いに離間して並設した位置で回転させることで、各面を切削して多角形形状の周面を形成することができ、簡易に多角形形状の周面を加工することが可能である。
特に切削刃と被削材との回転比をn:n-1にすることで、nに応じた数の面を周方向に均等に形成できるので、任意の角数の多角形を加工可能である。
本発明によれば、汎用性の高い工具や装置を用いて任意の角数の多角形形状の周面を加工可能な加工方法及び加工装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る加工装置を側面から見た模式図である。 第1実施形態において被削材と切削工具とを示す斜視図である。 第1実施形態置において被削材と切削工具とを正面から見た模式図である。 (a)~(g)は第1実施形態において6角形形状を加工する際の進行状態を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る加工装置を側面から見た模式図である。 (a)~(d)は第2実施形態において4角形形状を加工する際の進行状態を説明する図である。 実施例1の結果を示す写真である。 実施例2の結果を示す写真である。 実施例3の結果を示す写真である。 (a)(b)は実施例4の結果を示す写真である。 (a)(b)は実施例5の結果を示す写真である。 (a)(b)は実施例6の結果を示す写真である。 比較例1の結果を示す写真である。 比較例2の結果を示す写真である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。本実施形態では被削材に正多角形孔形状の内周面を加工する例である。被削材は特に限定されないが、本実施形態では金属材料からなり円板乃至円柱状の被削材を加工対象として用いている。
[第1実施形態]
本第1実施形態の加工装置10は、図1及び図2に示すように、被削材Wを支持して第1軸L1を中心に回転駆動させる第1回転駆動部11と、第1回転駆動部11とは第1軸L1に沿う方向に離間して配置されて、第1軸L1と離間して平行に並設された第2軸L2を中心に切削工具13を回転駆動可能であるとともに、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能な第2回転駆動部12と、を備えている。
第1回転駆動部11は、被削材Wの第1軸L1に沿う一方の端面及び一方側の外周面を第2回転駆動部12の切削工具13により切削可能に露出した状態で、他方の端面側で被削材Wを支持し、第1軸L1周りに回転駆動可能に構成されている。この第1回転駆動部11では精度よく被削材Wの回転速度が調整可能である。
切削工具13は、第2軸L2方向に延びて被削材Wの下孔14内に挿入可能なシャンク部15と、その先端に支持された切削刃Tと、を有している。この切削工具13は下孔14内に挿入された状態で切削刃Tの刃先で下孔14の周面を切削可能であればよい。
第2回転駆動部12は、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能に装着でき、装着状態で切削刃Tを第1軸L1と離間した位置に配置し、切削刃Tの刃先と第2軸L2との間の距離を精度よく調整可能である。本実施形態では、第1軸L1と第2軸L2とを同軸に配置できる位置から平行に離間させることが可能である。
第2回転駆動部12は、切削工具13を第2軸L2を中心に回転駆動可能である。第1回転駆動部11の被削材Wと同一方向及び反対方向に回転駆動可能であってよいが、本実施形態では、第1回転駆動部11の被削材Wと同一方向に回転駆動して使用される。さらに切削工具13の回転速度が精度よく調整可能に構成されている。この第2回転駆動部12は、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能に構成されている。
本実施形態は、このような加工装置10を用い、切削刃Tと被削材Wとの2軸の回転運動を同期制御してDBR法(Double Rotations Machining法)により多角形形状の周面を高速で加工する。具体的には、以下のように、切削工具13の回転運動と被削材Wの回転運動とを同期させ、被削材Wに多角形形状の周面を有する多角形孔部を形成する。
まず、第1回転駆動部11に被削材Wを支持させる。この被削材Wには予め一軸方向に下孔14が設けられていてもよいが、本実施形態では、下孔14が設けられていない被削材Wを用いる。
第2回転駆動部12に下孔14を穿設可能なドリル等の孔あけ工具を装着し、第2軸L2を第1回転駆動部11の第1軸L1に同軸に配置し、第1回転駆動部11により被削材Wを第1軸L1周りに回転駆動させつつ、孔明け工具により第1軸L1を中心にして下孔14を形成する。
次いで、第2回転駆動部12に切削工具13を装着し、切削刃Tの刃先と第2軸L2との距離を調整して配置する。第1回転駆動部11により第1軸L1を中心に被削材Wを回転駆動するとともに、第2回転駆動部12により第1軸L1と偏心した第2軸L2を中心にして、切削工具13及びその切削刃Tを回転駆動する。このとき被削材Wと切削工具13とを同じ向きに回転させるとともに、それぞれの回転速度を精度よく調整する。
被削材Wの回転速度及び切削工具13の回転速度は、加工しようとしている多角形孔部の角数に応じて精度よく調整する。具体的には、n角形形状の周面を加工する場合、切削刃Tと被削材Wとの回転比をn:n-1、即ち、(切削刃Tの回転数):(被削材Wの回転数)をn:n-1とする。ここで、回転数は単位時間当たりの回転数であって、回転速度或いは角速度としてもよい。
本実施形態において、切削刃Tと被削材Wとの回転比をn:n-1にするとは、(被削材Wの回転数)/(切削刃Tの回転数)を(n-2)/nより大きくするとともに、n/nより小さい範囲にすることとしてもよい。切削刃Tと被削材Wとの回転比が(n-1)/nの値から過剰にずれると加工が困難となるため、加工可能な範囲とするのがよい。特に(被削材Wの回転数)/(切削刃Tの回転数)の値を(n-1)/nとするのが最適である。これにより、第1軸L1方向に沿って一定断面形状を有する多角形形状の周面を、軸方向の全長にわたり同じ向きで形成することができる。
また、(被削材Wの回転数)/(切削刃Tの回転数)の値を、(n-1)/nから前後にn/10000以内でずらすこと、即ち、(n-1)/n±n/10000以内にすることで、第1軸L1方向に沿って一定形状の多角形形状の第1軸L1周りの向きが変化するねじれ形状の多角形周面を形成することができる。
被削材W及び切削工具13を互いに平行に偏心させた状態で、このような回転速度の比に精度よく調整して同じ方向に回転させつつ、切削刃Tを下孔4に挿入し、回転した切削刃Tを第2軸L2方向に所定の送り速度で送り込むことで、被削材Wの周面を順次切削する。このとき加工初期には、切削刃Tの刃先と第1軸L1との距離を小さく設定し、加工が進むにつれて距離を増加させ、加工終期に所望の距離となるように調整してもよい。
本第1実施形態のDBR法による加工形状は、以下のように被削材Wに対する切削刃Tの軌跡で示すことができる。
この実施形態の加工装置における被削材Wと切削刃Tとの位置関係を図3に模式的に示す。図3中、被削材Wの第1軸L1と直交するx-y座標系において、被削材Wの第1軸L1に沿う方向をz、被削材Wの下孔14の第1軸L1に対する半径をRW、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量をε、切削刃Tの回転半径、即ち、第2軸L2に対する切削刃Tの刃先の距離をRT、被削材Wの角速度をωW、切削刃Tの角速度をωT、切削刃Tの第2軸L2方向の送り速度をfT、時間をtとして示す。
図3において、回転する被削材Wを固定して考えると、切削刃Tの第2軸L2が反時計回りの回転方向にωWの速度で回転し、切削刃Tの刃先がωW-ωTの速度で時計回りに回転することになる。このとき切削刃Tの刃先の軌跡は、時間tに対して下記(1)式のように表せる。ここで、fは被削材Wの第1軸L1方向における送り速度である。
Figure 0007141619000001
式(1)では、予め穿設された下孔14の半径をRWとすると、下記(2)を満たすときに被削材Wが除去されることになる。従って、切削刃Tの刃先の軌跡により加工形状が得られる。
Figure 0007141619000002
本実施形態では、これらの式において、(切削刃Tの角速度ωT):(被削材Wの角速度ωW)の回転比を上述のような回転比に設定して切削加工を行うことで、切削刃Tの刃先の軌跡により正n角形形状の内周面を形成することができる。
この切削加工においては、下孔14の半径RW、工具回転半径RT、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを適切に調整することが望ましい。例えば、下孔14の半径RWは、回転する切削工具13の切削刃Tにより効率よく被削材Wを加工可能な大きさとし、切削工具13の切削刃Tにより下孔14の周面全体を加工することで目的の多角形形状の周面を形成できる大きさとすることが好ましい。
本実施形態では、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量ε及び第2軸L2に対する切削刃Tの刃先の回転半径RTに応じて、下孔14の半径RWが調整されており、特に限定されるものではないが、下孔14の半径RWは工具回転半径RTと切削刃Tの偏心量εとの差(RT-ε)より小さくしている。
また、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量ε及び第2軸L2に対する切削刃Tの刃先の回転半径RTは、目的とする多角形形状の周面を形成するのに適した大きさに設定されるのが好ましく、本実施形態では、特に限定されるものではないが、工具回転半径RTと偏心量εとの差の二倍の値、即ち、2(RT-ε)が、出来るだけ目的とする多角形形状の周面における対向面間の距離と同等となるように調整されている。
さらに本実施形態では、工具回転半径RTと第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εとの和の二倍の値、即ち、2(RT+ε)が、出来るだけ目的とする多角形形状の周面における対角間の距離と同等となるように調整されている。
また本実施形態では、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを適宜調整することで、多角形形状の各辺を構成する各面の形状を平坦な平面形状にしたり、湾曲した曲面形状したりすることが可能である。例えば、上記式(1)において切削刃Tの刃先の軌跡が、多角形形状における各辺を直線又は略直線形状に形成できるよう、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを設定することで、各面の形状を平坦な平面形状に形成することができる。
一方、各面が平坦に形成される場合の偏心量εの値に比べ、偏心量εの値を大きく設定することで、多角形形状の各辺を構成する各面を内側に凹んだ形状とすることができる。このような曲面形状にすることで、多角形形状の内周面をヘックスローブ形状(トルクス(登録商標)のレンチ形状)に形成することができる。
本実施形態では、以上のような各種の加工条件で被削材Wを全長にわたり継続して加工することで、被削材Wに所望の多角形形状の周面を形成することができる。
例えば6角形形状の内周面を形成する例を図4(a)~(g)に示す。ここでは(切削刃Tの角速度ωT):(被削材Wの角速度ωW)の回転比を、精度よく6:5に設定している。
図4(a)に示すように、切削刃Tが0度で円筒形状の被削材Wが0度の開始位置から加工を開始する。図中には、被削材Wの回転位置を把握容易のために回転位置表示Pを付している。
図4(a)の開始位置から、切削刃Tが120度で被削材Wが100度の状態(b)、切削刃Tが240度で被削材Wが200度の状態(c)、切削刃Tが360度で被削材Wが300度の状態(d)のように加工が進行することで、六角形の一つ目の角部に対応する軌跡が形成される。
次いで、図4(d)の位置から、切削刃Tが480度で被削材Wが400度の状態(e)、切削刃Tが600度で被削材Wが500度の状態(f)、切削刃Tが720度で被削材Wが600度の状態(g)のように加工が進行することで、六角形の二つ目の角部に対応する軌跡が形成される。
その後、このような6:5の回転比で加工が進行することで、6角形の三つ目から六つ目の角部に対応する軌跡が形成され、さらに所定の送り量でこのような回転比による加工を継続することで、6角形形状の内周面を形成することができる。
以上のように、本実施形態の加工方法及び加工装置によれば、被削材Wを第1軸L1を中心に回転させるとともに、第1軸L1と離間して並設した第2軸L2を中心に切削刃Tを回転させる際、切削刃Tと被削材Wとの回転比を特定の比にすることで、多角形形状を加工するという構成を採用している。そのため、被削材Wや切削刃Tを支持して互いに離間して並設した位置で回転させることで、多角形形状の各面を一度に連続して切削して多角形形状を形成することができる。ここではブローチ加工のような多数の切削刃を有する加工工具を用いる必要がない。
しかも切削刃Tの回転数と被削材Wの回転数との回転比をn:n-1にすることで、nに応じた数の面を周方向に均等に形成して任意の角数の多角形を加工できる。従って、汎用性の高い工具や装置により任意の角数の多角形形状の周面を容易に加工することができる。
さらに本実施形態では、第1軸L1と第2軸L2とが互いに平行に配設されているので、第1軸L1及び第2軸L2の方向に全長にわたり一定断面の多角形形状を連続して形成することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、被削材Wに正多角形形状の外周面を加工する一例として四角形形状の外周面を作製する。
加工装置10は、図5に示すように、被削材Wを支持して第1軸L1を中心に回転駆動させる第1回転駆動部11と、第1回転駆動部11とは第1軸L1に沿う方向に離間して配置されて、第1軸L1と離間して平行に並設された第2軸L2を中心に切削工具13を回転駆動可能であるとともに、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能な第2回転駆動部12と、を備えている。
第1回転駆動部11は、被削材Wの第1軸L1に沿う一方の端面及び外周面を第2回転駆動部12の切削工具13により切削可能に露出した状態で、被削材Wを支持し、第1軸L1周りに回転駆動可能に構成されており、精度よく被削材Wの回転速度が調整可能となっている。
切削工具13は、被削材Wの外周面に当接して加工可能に配置されて第2軸L2方向に移動可能なものであればよく、本実施形態では、第1実施形態と同様に第2軸L2方向に延びて下孔14内に挿入可能なシャンク部15と、その先端に支持された切削刃Tと、を有している。
第2回転駆動部12は、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能に装着され、切削刃Tの刃先と第2軸L2との間の距離を精度よく調整可能に構成されている。第2回転駆動部12は、第2軸L2を中心に切削工具13を被削材Wと同一方向及び反対方向に回転駆動可能であり、切削工具13を第2軸L2に沿って進退可能に構成されている。この第2回転駆動部12は切削工具13の回転速度を精度よく調整可能に構成されている。その他の各種の構成は第1実施形態と同様である。
このような加工装置10を用いて被削材Wの外周面を加工するには、第1実施形態と同様に各種の設定を行い、被削材Wの外周面に切削刃Tを接触させる他は同様にして加工する。例えば四角形形状の外周面を形成する例を図6(a)~(d)に示す。
ここでは(切削刃Tの角速度ωT):(被削材Wの角速度ωW)の回転比を、精度よく4:3に設定している。
図6(a)に示すように、切削刃Tが0度で円筒形状の被削材Wが0度の開始位置から加工を開始する。
図6(a)の開始位置から、切削刃Tが120度で被削材Wが90度の状態(b)、切削刃Tが240度で被削材Wが180度の状態(c)、切削刃Tが360度で被削材Wが270度の状態(d)のように加工が進行することで、四角形の一つの面及び一つ目の角部に対応する軌跡が形成される。
その後、このような4:3の回転比で加工が進行することで、四角形の2つ目から4つ目までの面及び角部に対応する軌跡が形成され、さらに所定の送り量でこのような回転比による加工を継続することで、四角形形状の内周面を形成することができる。
第2実施形態のように、被削材Wの外周面を加工することであっても、第1実施形態の内周面の加工と同様の作用効果が得られ、被削材Wや切削刃Tを支持して互いに離間して並設した位置で回転させることで、多角形形状の各面を一度に連続して切削して多角形形状を形成することが可能である。
しかも、切削刃Tの回転数と被削材Wの回転数との回転比をn:n-1にすることで、nに応じた数の面を周方向に均等に形成して任意の角数の多角形を加工でき、汎用性の高い工具や装置により任意の角数の多角形形状の周面を容易に加工することができ、第1軸L1及び第2軸L2の方向に全長にわたり一定断面の多角形形状を連続して形成することができる。
なお上記第1及び第2実施形態は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。
例えば上記実施形態では、n角形形状の周面における各面をそれぞれ平坦な面により形成した例を説明したが、各面が曲面からなるn角形形状の周面であっても目的に応じて適宜選択することが可能である。
さらに上記実施形態では、多角形形状を被削材Wの全長に形成した例について説明したが、多角形形状の有底穴や柱状突起などであっても加工可能である。
また上記第1及び第2実施形態では、一つの切削刃Tを装着した切削工具13を使用したが、複数の切削刃Tを装着した切削工具13であっても使用可能である。
上記第1実施形態では、下孔14が設けられていない被削材Wを用い、下孔14を加工して多角形孔部を加工する例について説明したが、下孔14が予め設けられた被削材Wを用いることも可能である。その場合、被削材Wを第1回転駆動部11に支持させる際、下孔14が第1軸L1に沿って配置されるように支持させればよい。その際、加工可能であれば、下孔14を正確に第1軸L1に沿わせなくてもよい。
上記第1実施形態では、被削材Wの多角形形状の内周面を切削刃Tにより切削して作製したが、切削刃Tにより切削した後で、ブローチ加工等、他の加工を実施することで、多角形形状の内周面の形状を仕上げることも可能であり、例えば各角部を精度良く屈曲させたり、各面をより平面にしてもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
図1及び図2に示すような加工装置10として、ターニングセンタ(OKUMA SPACE TURN LB3000EX、複合旋盤)を用い、被削材Wに正六角形形状の内周面加工を行った。
被削材Wは、炭素鋼SS400からなる円筒形状の材料を用いた。直径23mmの貫通した下孔14を有していた。被削材Wの下孔14が第1軸L1を中心に回転駆動可能となるように、加工装置10の第1回転駆動部11に装着し、第2軸L2を中心に回転駆動可能なボーリングバーからなる工具を第2回転駆動部12に装着して下孔14内に挿入した。ボーリングバーからなる工具には超鋼合金からなる切削刃Tを装着した。
第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを0.56mmとし、第2軸L2に対する切削刃Tの刃先の距離である工具回転半径RTを13.4mmとした。ここでは、下孔14の半径RWは工具回転半径RTと第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εとの差(RT-ε)より小さかった。
工具回転数を2400rpmとするとともに被削材Wの回転数を2000rpmとすることで、回転比を6:5とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を5/6で0.8333とした。直径方向の切り込み量を4.92mm、送り速度を0.01mm/revとして、6角形の内面形状を加工した。その結果、図7に示すような略正六角形を有する内面形状を形成できた。
[実施例2]
実施例1と同様の加工装置10を用い、被削材Wに正六角形形状の内周面加工を行った。被削材Wは、アルミニウム合金A5052からなる直径40mmの円柱を用いた。
被削材Wが第1軸L1を中心に回転駆動可能となるように、加工装置10の第1回転駆動部11に装着し、回転させつつ第1軸L1を中心に直径10mmの下孔14を貫通して設けた。
次に、下孔14内に挿入して第2軸L2を中心に回転駆動可能なボーリングバーからなる工具を第2回転駆動部12に装着した。ボーリングバーからなる工具には鋼用サーメットからなる切削刃Tを装着した。
第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを0.3mmとし、工具回転半径RTを5.95mmとした。下孔14の半径RWは工具回転半径RTと第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εとの差(RT-ε)より小さかった。
工具回転数を2400rpmとするとともに被削材Wの回転数を2000rpmとすることで、回転比を6:5とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を5/6で0.8333とした。直径方向の切り込み量を2.5mm、送り速度を0.01mm/revとして、6角形の内面形状を加工した。その結果、図8に示すような略正六角形を有する内面形状を形成できた。
[実施例3]
実施例1と同様の加工装置10を用い、被削材Wに正四角形形状の内周面加工を行った。実施例2と同様の被削材Wを用い、第1軸L1を中心に直径8.9mmの下孔14を貫通して設け、次に下孔14内に挿入して第2軸L2を中心に回転駆動可能な工具を第2回転駆動部12に装着し、第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを0.75mmとし、工具回転半径RTを5.95mmとした。下孔14の半径RWは、工具回転半径RTと第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εとの差(RT-ε)より小さかった。
工具回転数を2800rpmとするとともに被削材Wの回転数を2100rpmとすることで、回転比を4:3とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を3/4で0.75とした。送り速度を0.01mm/revとして、四角形の内面形状を加工した。その結果、図9に示すような略正四角形を有する内面形状を形成できた。
[実施例4]
切削刃Tの回転速度を2401rpmとするとともに被削材Wの回転速度を2001rpmとすることで回転速度比を6:5とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を0.8334とした。直径方向の切り込み量を4.92mmとした。その他は全て実施例1と同じにして加工を行った。
その結果、各回転回数における軌跡は第1実施形態と略同様の形状となった。さらに加工を継続したところ、図10(a)(b)の写真に示すように、全長にわたり6角形形状が滑らかに連続して一定割合で捻れた内周面形状が形成され、各角部に第1軸L1の軸方向1mmあたり3.0度のねじれを形成することができた。
[実施例5]
実施例1と同様の加工装置10を用い、被削材Wに正六角形形状の外周面加工を行った。被削材Wは、アルミニウム合金A5650からなる直径18mmの円柱を用いた。被削材Wが第1軸L1を中心に回転駆動可能となるように、加工装置10の第1回転駆動部11に装着した。また第2軸L2を中心に回転駆動可能な工具を第2回転駆動部12に装着した。工具には超硬からなる切削刃Tを装着した。
第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを0.3mmとし、工具回転半径RTを8.0mmとした。工具回転数を1800rpmとするとともに被削材Wの回転数を1500rpmとすることで、回転比を6:5とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を5/6で0.8333とした。送り速度を0.01mm/revとして、6角形の外面形状を加工した。その結果、図11(a)(b)の写真に示すように、略正六角形を有する外面形状を形成できた。
[実施例6]
実施例1と同様の加工装置10を用い、被削材Wに正四角形形状の外周面加工を行った。被削材Wは、アルミニウム合金A5650からなる直径18mmの円柱を用いた。被削材Wが第1軸L1を中心に回転駆動可能となるように、加工装置10の第1回転駆動部11に装着した。また第2軸L2を中心に回転駆動可能な工具を第2回転駆動部12に装着した。工具には超硬からなる切削刃Tを装着した。
第1軸L1に対する第2軸L2の偏心量εを0.9mmとし、工具回転半径RTを8.0mmとした。工具回転数を1800rpmとするとともに被削材Wの回転数を1350rpmとすることで、回転比を4:3とし、(被削材Wの回転速度)/(切削刃Tの回転速度)の値を3/4で0.75とした。送り速度を0.01mm/revとして、四角形の外面形状を加工した。その結果、図12(a)(b)の写真に示すように、各角部が曲面からなり、正四角形を有する外面形状を形成できた。
[比較例1]
切削刃Tの回転速度を2400rpmとするとともに被削材Wの回転速度を1600rpmとすることで、回転速度比を6:4とする他は、全て実施例2と同じにして内周面加工を行ったところ、図13に示すように、六角形等の安定した多角形形状に形成することができなかった。
[比較例2]
切削刃Tの回転速度を2400rpmとするとともに被削材Wの回転速度を1200rpmとすることで、回転速度比を6:3とする他は、全て実施例2と同じにして内周面加工を行ったところ、図14に示すように、六角形等の安定した多角形形状に形成することができなかった。
W 被削材
T 切削刃
L1 第1軸
L2 第2軸
10 加工装置
11 第1回転駆動部
12 第2回転駆動部
13 切削工具
14 下孔
15 シャンク部

Claims (7)

  1. n角形形状の内周面を加工する多角形形状の加工方法であって、
    被削材の中心に下孔を設け該下孔の中心を第1軸として被削材を回転させると共に、前記下孔の範囲内における前記第1軸と偏心させた位置に、該第1軸と平行に設けられた第2軸を中心に切削刃を 前記被削材と同じ向きに回転させ、
    前記切削刃と前記被削材との回転比をn:n-1にして、前記切削刃により前記被削材の前記内周面を多角形孔形状に加工する多角形形状の加工方法。
  2. 目的とする前記n角形形状の内周面における対向面間の距離に応じて、前記第1軸と前記第2軸との間の偏心量と前記第2軸に対する前記切削刃の刃先の距離との差を調整する、請求項1に記載の多角形形状の加工方法。
  3. 目的とする前記n角形形状の内周面における対角間の距離に応じて、前記第1軸と前記第2軸との間の偏心量と前記第2軸に対する前記切削刃の刃先の距離との和を調整する、請求項1又は2に記載の多角形形状の加工方法。
  4. 前記第1軸に対する前記第2軸の偏心量と前記第2軸に対する前記切削刃の刃先の距離との差に応じて前記下孔の半径を調整する、請求項1乃至3の何れかに記載の多角形形状の加工方法。
  5. 前記第1軸に対する前記第2軸の偏心量をεとし、前記第2軸に対する切削刃の刃先の回転半径をRTとしたとき、前記下孔の半径を(RT-ε)より小さくする、請求項4に記載の多角形形状の加工方法。
  6. (前記被削材の回転速度)/(前記切削刃の回転速度)の値を(n-1)/nから前後にn/10000以内でずれた値にする、請求項1乃至4の何れかに記載の多角形形状の加工方法。
  7. n角形形状の内周面を加工するための多角形形状の加工装置であって、
    被削材を支持して第1軸を中心に回転駆動させる第1回転駆動部と、
    前記内周面を切削可能な切削刃を有する切削工具と、
    前記第1軸に沿う方向に離間して平行に並設された第2軸を中心にして前記切削工具を回転駆動させる第2回転駆動部と、を備え、
    前記被削材の中心に下孔を設け該下孔の中心を第1軸として被削材を回転させると共に、前記下孔の範囲内における前記第1軸と偏心させた位置に、該第1軸と平行に設けられた第2軸を中心に前記切削工具の切削刃を前記第2回転駆動部により前記被削材と同じ向きに回転させ、 前記第1回転駆動部及び前記第2回転駆動部が、前記切削刃と前記被削材との回転比をn:n-1にして前記被削材と前記切削工具とを回転駆動して、前記被削材の前記内周面を多角形孔形状に加工する、多角形形状の加工装置。
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