この出願は、情報を送信または受信するための方法および装置を提供して、複数の上りリンクキャリア上の端末デバイスの不均等な送信タイミングによって生じる上りリンクリソースの無駄を回避する。
第1の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスからの指示情報を受信することであって、指示情報はタイミング調整パラメータを示し、端末デバイスは、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用され、第1の上りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである、受信することと、端末デバイスによって、指示情報に基づいて、タイミング調整パラメータを決定することと、を含む。
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信される1つのタイミング調整パラメータに基づいて、複数の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定する。従って、端末デバイスは、複数の上りリンクキャリア上で同じ送信タイミングを維持し、上りリンクリソースを効果的に利用することができ、かつ、上りリンクリソースの無駄を回避することが保証される。
可能な設計では、第2の上りリンクキャリアは、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアを含み、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、同一セルに属し、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリアおよび少なくとも2つの第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用される。
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって1つのメッセージで送信される指示情報に基づいて、同一セル内の同一の無線アクセス技術の複数の上りリンクキャリアに対応するタイミングを送信し、上りリンクリソースを有効に利用できるようにする。
可能な設計では、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、少なくとも1つのTDDキャリアおよび少なくとも1つのSULキャリアを含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアであり、端末デバイスによって、ネットワークデバイスからの指示情報を受信することは、端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で指示情報を受信することを含み、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは、同一セルに属し、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは、同一の無線アクセス技術に属する。
端末デバイスは、一次セル内の下りリンクキャリアを使用することにより、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信する。従って、同一の無線アクセス技術に属する複数の上りリンクキャリア上での送信タイミングは、1つの指示情報に基づいて決定され得る。
可能な設計では、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアであり、本方法は、さらに、端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上の下りリンク基準信号を受信することであって、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは、同一セルに属する、受信することと、端末デバイスによって、下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを含む。
端末デバイスは、一次セル内の下りリンクキャリアを使用することによって、ネットワークデバイスによって送信された下りリンク基準信号を受信する。したがって、二次セル内の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力は、一次セルの下りリンク基準信号に基づいて決定することができ、端末デバイスが、二次セルの下りリンク基準信号に基づいて、二次セル内の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定できない場合が回避される。
可能な設計では、本方法は、さらに、端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信することであって、第1の下りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアが同一セルに属する、受信することと、端末デバイスによって、下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、を含む。
端末デバイスは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアを使用することによって、ネットワークデバイスによって送信された下りリンク基準信号を受信する。従って、第2の第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリア上で上りリンク信号を送信するための電力は、第1の無線アクセス技術の下りリンク基準信号に基づいて決定することができ、端末デバイスが、第2の無線アクセス技術の下りリンク基準信号に基づいて、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定できない場合が回避される。
可能な設計では、本方法は、さらに、端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信することであって、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが異なるセルに属する、受信することと、端末デバイスによって、下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、を含む。
第2の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスによって、指示情報を決定することであって、指示情報がタイミング調整パラメータを示し、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものであり、第1の上りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアが第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである、決定することと、
ネットワークデバイスによって、端末デバイスへ指示情報を送信することと、を含む。
可能な設計では、第2の上りリンクキャリアは、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアを含み、
少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、同一セルに属し、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび少なくとも2つの第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである。
可能な設計では、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、少なくとも1つのTDDキャリアおよび少なくとも1つのSULキャリアを含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであり、
第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアである。ネットワークデバイスによって、端末デバイスに指示情報を送信することは、
ネットワークデバイスによって、第1の下りリンクキャリア上の指示情報を端末デバイスに送信することであって、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、同一セルに属するか、または第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、同一の無線アクセス技術に属する、送信することを含む。
可能な設計では、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアであり、本方法は、さらに、
ネットワークデバイスによって、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信することであって、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは同一セルに属する、送信することと、を含む。
可能な設計では、本方法は、さらに、
ネットワークデバイスによって、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信することであって、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは同一セルに属する、送信することを含む。
可能な設計では、本方法は、さらに、
ネットワークデバイスによって、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号をネットワークデバイスに送信することであって、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは異なるセルに属する、送信することを含む。
第3の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスによって、下りリンク基準信号を決定することであって、下りリンク基準信号が、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定するために使用される、決定することと、
ネットワークデバイスによって、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信することであって、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは異なるセルに属する、送信することと、を含む。
可能な設計では、第1の下りリンクキャリアは、一次セル内の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリア、第2の上りリンクキャリア、および第2の下りリンクキャリアは、同一セルに属する。
可能な設計では、ネットワークデバイスは、端末デバイスに指示情報を送信し、指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示すか、指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定しないことを示す。
可能な設計では、ネットワークデバイスは、第2の指示情報を端末デバイスに送信し、第2の指示情報は、端末デバイスによって下りリンク基準信号を決定するために使用される。
可能な設計では、第2の指示情報は、下りリンク基準信号に対応するリソース情報、シーケンス情報、および電力情報のうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様によれば、この出願は、情報を受信するための方法を提供し、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信することであって、下りリンク基準信号は、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定するために使用される、受信することと、
端末デバイスによって、下りリンク基準信号に基づいて第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、を含む。
可能な設計では、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、異なるセルに属する。
可能な設計では、第1の下りリンクキャリアは、一次セル内の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリア、第2の上りリンクキャリア、および第2の下りリンクキャリアは、同一セルに属する。
可能な設計では、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第1の指示情報を受信し、第1の指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示すか、または第1の指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定しないことを示す。
可能な設計では、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第2の指示情報を受信し、第2の指示情報は、端末デバイスによって下りリンク基準信号を決定するために使用される。
可能な設計では、第2の指示情報は、下りリンク基準信号に対応するリソース情報、シーケンス情報、または電力情報のうちの少なくとも1つを含む。
第5の態様によれば、この出願は、情報を受信するための方法を提供し、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信することであって、指示情報は、タイミング調整パラメータを含み、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである、受信することと、
端末デバイスによって、指示情報に基づいてタイミング調整パラメータを決定することと、を含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、同一セル内の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであり、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアであり、
タイミング調整パラメータは、端末デバイスによってTDDキャリアおよびSULキャリア上での送信タイミングを決定するために使用される。
可能な設計では、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングは、端末デバイスによって、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと等しい。
可能な設計では、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングと、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための第3のタイミングとの間の第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための第3のタイミングとの間の第2のタイミングオフセットに等しく、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは関連付けられる。
可能な設計では、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングは、端末デバイスによって、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと等しくない。
可能な設計では、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングと、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための第3のタイミングとの間の第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための第3のタイミングとの間の第2のタイミングオフセットと等しくなく、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは関連付けられる。
可能な設計では、第1のオフセットは0より大きく、第2のオフセットは0に等しい。
第6の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスによって、指示情報を決定することであって、指示情報は、タイミング調整パラメータを含み、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである、決定することと、
ネットワークデバイスによって、端末デバイスに指示情報を送信することと、を含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、同一セル内の上りリンクキャリアである。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであり、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアであり、
タイミング調整パラメータは、端末デバイスが、TDDキャリアおよびSULキャリア上での送信タイミングを決定することを示すために使用される。
第7の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
端末デバイスによって、ターゲット上りリンクキャリアに対応する電力情報を決定することであって、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つである、決定することと、
端末デバイスによって、電力情報および指示情報をネットワークデバイスに送信することであって、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアを示す、送信することと、を含む。
可能な設計では、電力情報は、第1の電力と第2の電力との間の差を含み、第1の電力は、端末デバイスの最大送信電力を含み、第2の電力は、端末デバイスによって推定される上りリンク信号送信電力を含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアと第2の上りリンクキャリアは同一セルに属する。
可能な設計では、端末デバイスは、電力情報および指示情報を同一のメッセージに追加し、そのメッセージをネットワークデバイスに送信する。
可能な設計では、指示情報は、1ビットを含み、ビットが0である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアを示し、ビットが1である場合、指示情報は、第2の上りリンクキャリアを示す。
可能な設計では、指示情報は暗黙的に電力情報に含まれる。
第8の態様によれば、この出願は、情報を受信するための方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスによって、電力情報および指示情報を受信することであって、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアを示し、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアまたは第2上りリンクキャリアのうちの1つである、受信することと、
ネットワークデバイスによって、指示情報に基づいて、電力情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを決定することと、を含む。
可能な設計では、電力情報は、第1の電力と第2の電力との間の差を含み、第1の電力は、端末デバイスの最大送信電力を含み、第2の電力は、端末デバイスによって推定される上りリンク信号送信電力を含む。
可能な設計では、第1の電力は、ターゲット上りリンクキャリアに対応する端末デバイスの最大送信電力を含み、第2の電力は、ターゲット上りリンクキャリア上にあり、端末デバイスによって推定される信号送信電力を含む。
可能な設計では、第1の上りリンクキャリアと第2の上りリンクキャリアは同一セルに属する。
可能な設計では、ネットワークデバイスは、端末デバイスからの同一メッセージ内の電力情報および指示情報を受信する。
可能な設計では、指示情報は、1ビットを含み、ビットが0である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアを示し、ビットが1である場合、指示情報は、第2の上りリンクキャリアを示す。
可能な設計では、指示情報は暗黙的に電力情報に含まれる。
第9の態様によれば、この出願は、情報を送信するための方法を提供し、本方法は、
ネットワークデバイスによって、第1の端末デバイスに対応する電力制御情報および第1の端末デバイスに対応する指示情報を決定することであって、電力制御情報は、端末デバイスによって、上りリンク送信電力を決定するために使用され、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアを示し、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つである、決定することと、
ネットワークデバイスによって、電力制御情報および指示情報を下りリンク制御情報に追加することと、下りリンク制御情報を第1の端末デバイスに送信することと、を含む。
可能な設計では、下りリンク制御情報は、第2の端末デバイスに対応する電力制御情報をさらに含み、ネットワークデバイスは、下りリンク制御情報を第2の端末デバイスに送信する。
第10の態様によれば、この出願は、情報を受信するための方法を提供し、本方法は、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスから電力制御情報および指示情報を受信することであって、電力制御情報は、端末デバイスによって、ターゲット上りリンクキャリア上での送信電力を決定するために使用され、ターゲット上りリンクキャリアは、第1上りリンクキャリアまたは第2上りリンクキャリアのうちの1つであり、指示情報はターゲット上りリンクキャリアを示す、受信することと、
端末デバイスによって、指示情報に基づいて、電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを決定することと、を含む。
第11の態様によれば、この出願の実施形態は、情報を受信するための装置を提供し、本装置は、端末デバイスであってもよく、端末デバイス内のチップであってもよい。装置は、第1の態様、第4の態様、第5の態様、第7の態様、および第10の態様の各実施形態を実装するための機能を有する。この機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、ハードウェアによって実行される対応するソフトウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、装置が端末デバイスである場合、端末デバイスは、処理ユニットおよび通信ユニットを含み、処理ユニットは、例えば、プロセッサであってもよく、通信ユニットは、例えば、トランシーバであってもよく、トランシーバは、無線周波数回路を含む。任意に、端末デバイスは、記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、例えばメモリであってもよい。端末デバイスが記憶ユニットを有する場合、記憶ユニットは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、処理ユニットが記憶ユニットに接続され、処理ユニットは、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、端末デバイスが、第1の態様、第4の態様、第5の態様、第7の態様、および第10の態様のいずれか1つによる情報を受信するための方法を行うようにする。
別の可能な設計では、装置が端末デバイス内のチップである場合、チップは、処理ユニットおよび通信ユニットを含み、処理ユニットは、例えば、プロセッサであってもよく、通信ユニットは、例えば、入出力インターフェース、ピン、または回路であってもよい。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行することができ、第1の態様、第4の態様、第5の態様、第7の態様、および第10の態様のいずれか1つによる情報を受信するための方法が行われ得るようにする。任意に、記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット、例えば、レジスタもしくはキャッシュであるか、または記憶ユニットは、端末デバイス内のチップ外に配置された記憶ユニット、例えば、読み出し専用メモリ、もしくは静的情報および命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、もしくはランダムアクセスメモリであってもよい。
第12の態様によれば、この出願は、情報を送信するための装置を提供し、装置はネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイス内のチップであってもよい。装置は、第2の態様、第3の態様、第6の態様、第8の態様、および第9の態様の各実施形態を実装するための機能を有する。本機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアによって実行される対応するソフトウェアによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、装置がネットワークデバイスである場合、ネットワークデバイスは、処理ユニットおよび通信ユニットを含み、処理ユニットは、例えば、プロセッサであってもよく、通信ユニットは、例えば、トランシーバであってもよく、トランシーバは、無線周波数回路を含む。任意に、ネットワークデバイスは、記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、例えばメモリであってもよい。ネットワークデバイスが記憶ユニットを有する場合、記憶ユニットは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、処理ユニットが記憶ユニットに接続され、処理ユニットは、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、ネットワークデバイスが、第2の態様、第3の態様、第6の態様、第8の態様、および第9の態様のいずれかによる情報を送信するための方法を実行するようにする。
別の可能な設計では、装置がネットワークデバイス内のチップである場合、チップは、処理ユニットおよび通信ユニットを含み、処理ユニットは、例えばプロセッサであってもよく、通信ユニットは、例えば、入出力インターフェース、ピン、または回路であってもよい。処理ユニットは、記憶ユニットに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、第2の態様、第3の態様、第6の態様、第8の態様、および第9の態様のいずれか1つによる情報を送信するための方法が実行され得るようにする。任意に、記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット、例えば、レジスタもしくはキャッシュであるか、または記憶ユニットは、ネットワークデバイス内のチップ外に配置された記憶ユニット、例えば、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、もしくはランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよい。
前述のプロセッサのうちのいずれか1つは、第1の態様、第4の態様、第5の態様、第7の態様、および第10の態様における情報を受信するための方法の手順実行を制御するように構成されている汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路((application-specific integrated circuit、ASIC)、または1つ以上の集積回路であってもよい。
前述のプロセッサのうちのいずれか1つは、第2の態様、第3の態様、第6の態様、第8の態様、および第9の態様における情報を送信するための方法の手順実行を制御するように構成されている汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、または1つ以上の集積回路であってもよい。
第13の態様によれば、この出願の一実施形態は、さらに、コンピュータ読取可能記憶媒体を提供し、コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータが前述の態様の各々における方法を行うことを可能にされる。
第14の態様によれば、この出願の一実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータが前述の態様の各々における方法を行うことを可能にされる。
この出願は、情報を送新および受信するための方法を提供し、この方法は通信ネットワークシステムに適用され得る。図1は、この出願の実施形態による可能な通信ネットワークシステムの構造図である。図1に示すように、通信ネットワークシステムは、ネットワークデバイス101および複数の端末デバイス102を含む。ネットワークデバイス101は、エア・インターフェース・プロトコルを使用して複数の端末デバイス102と通信し得る。
この出願で言及されるネットワークデバイス101は、端末を無線ネットワークに接続する装置である。ネットワークデバイスは、発展型ノードB(evolved node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバステーション(base transceiver station、BTS)、ホームノードB(例えば、home evolved nodeB、またはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、gノードB(g nodeB、gNB)、送信ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)、および移動交換センタを含むが、これらに限定されない。さらに、ネットワークデバイスは、Wi-Fiアクセスポイント(access point、AP)などをさらに含み得る。
この出願で言及される端末デバイス102は、無線送受信機能を有するデバイスであり得る。端末デバイスは、陸上、例えば、屋内、屋外、ハンドヘルド、ウェアラブル、または車両搭載に配備されてもよく、水上(例えば、船上)に配備されてもよく、または空中(例えば、飛行機、風船、および衛星)に配備されてもよい。端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、モノのインターネット(IoT)端末デバイス、タブレットコンピュータ(Pad)、無線の送信および受信機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual Reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented Reality、AR)、産業用制御無線端末(industrial control)、自走(self driving)無線端末、遠隔医療無線端末(remote medical)、スマートグリッド(smart grid)無線端末、輸送安全(transportation safety)無線端末、スマートシティ(smart city)無線端末、スマートホーム(smart home)無線端末等であり得る。適用シナリオは、この出願のこの実施形態では限定されない。ときどき、端末デバイスはまた、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末デバイス、加入者ユニット、加入者ステーション、移動局、移動局、遠隔局、遠隔端末デバイス、移動デバイス、UE端末デバイス、端末デバイス、無線通信デバイス、UEエージェント、UE装置などと呼ばれることがある。言い換えると、ネットワークデバイスとのデータ通信を行うことができる任意のデバイスが、この出願における端末デバイスとして使用され得る。説明を容易にするために、UEが説明のために使用され得る。
この出願においては、図1に示すシステムアーキテクチャが主に説明のための例として使用されるが、本願はこれに限定されない。例えば、この出願はまた、マクロ基地局とマイクロ基地局が通信を行うシステムアーキテクチャにも適用可能であり得る。これは特に限定されない。
システムアーキテクチャが適用可能な通信システムは、ロング・ターム・エボリューション時分割複信(time division duplexing-long term evolution、TDD LTE)システム、ロング・ターム・エボリューション周波数複信(frequency division duplexing-long term evolution、FDD LTE)システム、ロング・ターム・エボリューション・アドバンスト(long term evolution-advanced、LTE-A)システム、および将来進化する様々な無線通信システム(例えば、ニューラジオ(new rat、NR)システム)を含むが、これらに限定されない。
例として、NRシステムを使用すると、端末デバイスは、補助上りリンク(supplementary uplink、SUL)キャリアを使用して、上りリンク信号をネットワークデバイスに送信し得る。SULキャリアは、現在の無線アクセス技術において、上りリンクリソースのみが送信に使用されるキャリアである。例えば、NRシステムでは、キャリアAはNR上りリンク送信のみに使用され、そのキャリアは下りリンク送信に使用されないか、キャリアAはLTE通信システムにおいて上りリンク送信に使用されてもよいが、NR下りリンク送信には使用されない。この場合、キャリアAはSULキャリアである。
可能なシナリオでは、図2aを参照すると、ネットワークデバイス101は、NRネットワークデバイスである。ネットワークデバイス101に信号を送信するために端末デバイス102によって使用される2つの上りリンクキャリア、すなわち、TDDキャリア(キャリアb1)およびSULキャリア(キャリアb2)が、ネットワークデバイス101のために配備される。2つのキャリアの両方とも、端末デバイスとネットワークデバイスとの間の上りリンク通信に使用され得る。この場合、TDDキャリアとSULキャリアは同一セルに属する。
別の可能なシナリオでは、図2bを参照すると、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、2つの異なる無線アクセス技術のネットワークデバイスであり、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、共存する。端末デバイス102は、2つのネットワークデバイスに同時にアクセスし得る。上りリンクキャリア(b1)は、ネットワークデバイス101に対して配備され、上りリンクキャリア(b2)は、ネットワークデバイス101bに対して配備される。例えば、NRネットワークデバイスとLTEネットワークデバイスが共存する。端末デバイス102は、NRネットワークデバイスとLTEネットワークデバイスに同時にアクセスすることができる。端末デバイス102は、NR上りリンクキャリアを使用して上りリンク信号をNRネットワークデバイスに送信し、LTE上りリンクキャリアを使用してLTEネットワークデバイスに上りリンク信号を送信する。可能な実装は、端末デバイスが時分割複信モードでNRネットワークデバイスにアクセスし、周波数分割複信モードでLTEネットワークデバイスにアクセスすることである。端末デバイスは、デュアル・コネクティビティDCモードでNRネットワークデバイスおよびLTEネットワークデバイスにアクセスしてもよく、キャリアアグリゲーションCAモードでNRネットワークデバイスおよびLTEネットワークデバイスにアクセスしてもよいことに留意されたい。従来技術におけるDCとCAの大きな違いは、端末デバイスがDCモードを使用するときには、端末デバイスがアクセスする複数のキャリアはそれぞれ独立したメディアアクセス制御MAC層プロトコルスタックを有しているが、端末デバイスがCAモードを使用するときには、端末デバイスの複数のキャリアは、固有のMAC層プロトコルスタックを共有することである。無線通信技術の進化に伴い、DCおよびCAの定義および相違は、従来技術のものと同じであってもよく、または異なってもよい。
別の可能なシナリオでは、図2cを参照すると、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、2つの異なる無線アクセス技術のネットワークデバイスであり、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、共存する。端末デバイス102は、2つのネットワークデバイスに同時にアクセスすることができる。1つの上りリンクキャリアがネットワークデバイス101aのために配備され、2つの上りリンクキャリアがネットワークデバイス101bのために配備される。例えば、ネットワークデバイス101aはLTEネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイス101bはNRネットワークデバイスであってもよい。LTE ULキャリア(c1)がLTEネットワークデバイスに配備され、TDDキャリア(c2)とSULキャリア(c3)がNRネットワークデバイスに配備される。このシナリオでは、NR SULキャリアおよびLTE ULキャリアは、同じ周波数の上りリンクキャリアであってもよいことに留意されたい。具体的には、NR SULキャリアとLTE ULキャリアは同じ周波数を共有する。例えば、NR ULキャリアとNR DLキャリアの周波数は3.5GHz、LTE ULキャリアの周波数は1.75GHz、LTE DLキャリアの周波数は1.85GHz、NR SULキャリアの周波数は1.75GHzである。確かに、NR SULキャリアおよびLTE ULキャリアは、異なる周波数の上りリンクキャリアであってもよい。例えば、NR SULキャリアの周波数は700MHzであり、LTE ULキャリアの周波数は1.8GHzである。
別の可能なシナリオでは、図2dを参照すると、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、異なる無線アクセス技術のネットワークデバイスであり、ネットワークデバイス101aおよびネットワークデバイス101bは、共存しない。具体的には、ネットワークデバイス101aはLTEネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイス101bはNRネットワークデバイスであってもよい。LTEネットワークデバイスとNRネットワークデバイスは、物理的位置の異なる2つのネットワークデバイスであり、NRネットワークデバイスは、上りリンク送信に使用されるNR ULキャリア(d2)とNR SULキャリア(d1)を配備しているが、LTE上りリンクキャリアとNR SULキャリアは共存しており、NR ULキャリアとNR SULキャリアまたはLTEは共存していない。このシナリオでは、NR SULキャリアおよびLTE ULキャリアは、同じ周波数の上りリンクキャリアであってもよいことに留意されたい。具体的には、NR SULキャリアとLTE ULキャリアは同じ周波数である。例えば、NR ULキャリアとNR DLキャリアの周波数は3.5GHz、LTE ULキャリアの周波数は1.75GHz、LTE DLキャリアの周波数は1.85GHz、NR SULキャリアの周波数は1.75GHzである。確かに、NR SULキャリアおよびLTE ULキャリアは、代替的には、異なる周波数の上りリンクキャリアであってもよい。例えば、NR SULキャリアの周波数は700MHzであり、LTE ULキャリアの周波数は1.75GHzである。
この出願におけるタイミングは、送信デバイスによって信号を送信するための開始モーメント(または終了モーメント)または受信デバイスによって信号を受信するための開始モーメント(または終了モーメント)として理解され得る。説明を簡単にするために、以下では例として無線フレームを使用する。確かに、スロットまたはシンボルのような別のタイプの時間単位を使用してもよい。
信号送信のために使用されるタイミングは、一般に絶対モーメントとして理解され得る。端末デバイスが上りリンク信号を送信する場合、端末デバイスは、受信した同期信号に基づいて、下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントを決定し、下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントを基準点としてもよいし、端末デバイスはさらに、上りリンク送信に使用される無線フレームの開始モーメントを無線フレームの開始モーメントに基づいて決定する。この場合、上りリンク送信に使用される無線フレームの開始モーメントは、タイミングと見なされてもよく、タイミングは絶対モーメントである。次いで、端末デバイスは、タイミングに基づいて上りリンク信号を送信する。
タイミングは、複数の時点として理解され得ると理解されたい。言い換えると、1つのタイミングは、複数の時点(複数のモーメント)を含み得る。複数のモーメントが少なくとも3つのモーメントを含む場合、少なくとも3つのモーメントは等間隔に配置される。例えば、端末デバイスによって下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントを基準モーメントとし、0ミリ秒(millisecond、ms)と示され、1つの無線フレームの継続時間が10ミリ秒と示されると仮定すると、端末デバイスによって下りリンク受信に使用される無線フレームのタイミングは、0ms、10ms、20ms、・・・などの複数のモーメントを含み得る。具体的には、端末デバイスは、0ms、10ms、20ms、・・・などの複数の時点のいくつかまたは全てにおいて下りリンク信号を受信することができる。端末デバイスによって上りリンク送信に使用される無線フレームの開始モーメントは、下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントと比較してx msだけ進み、端末デバイスによって上りリンク送信に使用されるタイミングは、(0-x)ms、(10-x)ms、(20-x)ms、・・・などの複数のモーメントを含み得る。確かに、複数のモーメントは、不均等な間隔で交互に配置されてもよい。これは、本明細書に限定されない。
タイミングアドバンスは、相対的モーメントの観点から理解され得る。通信プロトコルで特定される各タイミングは相対モーメントである。一般に、通信プロトコルでは時間基準点が定義されており、通信プロトコルのタイミングと時間基準点との間には、通常、特定のオフセットが存在する。図3は、下りリンク受信に使用される無線フレームと上りリンク送信に使用される無線フレームの概略図である。プロトコルでは、下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントが、一般的に時間基準点として使用される。図3に示すように、端末デバイスによって上りリンク送信に使用される無線フレームの開始モーメントは、下りリンク受信に使用される無線フレームの開始モーメントと比べてx msだけ進むことが特定されており、x msは、タイミングアドバンスとみなすことができる。2つの無線フレームの数は同じであってもよい。
従来技術では、ネットワークデバイスがタイミング調整指示情報を端末デバイスに送信し、タイミング調整指示情報はタイミング調整パラメータを搬送し、タイミング調整パラメータはTA値である。例えば、TA値は10に等しくてもよい。この場合、端末デバイスは、端末デバイスの上りリンク送信タイミングが下りリンク受信タイミングに比べて10×Ts秒進むことを理解すべきであり、Tsはタイミング調整粒度である。
NRシステムは、LTE-NRデュアル・コネクティビティ(dual connectivity、DC)モードで動作する端末をサポートする。具体的には、端末がLTEシステムとNRシステムで同時に動作することがある。図2cに示されたシナリオを参照すると、TDDキャリアおよびSULキャリアは、NRネットワークデバイスのために配備されてもよく、FDDキャリアは、LTEネットワークデバイスのために配備されてもよい。LTE-NR DCモードの端末デバイスの場合、LTE上りリンクキャリア、NR TDDキャリア、およびNR SULキャリアを含む少なくとも3つの上りリンクキャリアが端末デバイスのために構成される。端末デバイスの上りリンクスペクトル効率を最大限に確保するために、3つの上りリンクキャリア上の端末デバイスによる上りリンク信号を送信するためのタイミングが等しくなければならない。そうでなければ、上りリンクリソースの無駄が生じる。図4にタイミングが整列したシナリオで示されているように、端末デバイスが異なる上りリンクキャリア間でスイッチングすることにより上りリンク信号を送信する場合、各上りリンク時間において信号が送信される。
現在、LTEタイミング調整パラメータとNRタイミング調整パラメータは別々に送信されるため、異なる上りリンクキャリア上での端末デバイスのタイミングが等しくならないケースが発生している。3つの上りリンクキャリア上で端末デバイスによって上りリンク信号を送信するタイミングが等しくない場合、いくつかの時間セグメントにおいて、図5に示すように、端末デバイスは上りリンク信号を送信することができず、上りリンクリソースの無駄を生じる。
技術的問題を解決するために、例えば、図6は、本出願による情報を送信および受信するプロセスを示す。以下は、情報を送信および受信するプロセスを説明するために、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の対話の方法を使用する。
図6に示すように、このプロセスは以下のステップを含む。
ステップ601:ネットワークデバイスが、指示情報を決定する。
この出願では、指示情報はタイミング調整パラメータを示す。タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用され、第1の上りリンクキャリアは第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。
第1の無線アクセス技術はLTEであってもよく、第2の無線アクセス技術はNRであってもよいことに留意されたい。これに対応して、ネットワークデバイスは、LTEネットワークデバイスであってもよく、またはNRネットワークデバイスであってもよい。LTEネットワークデバイスとNRネットワークデバイスは、同じサイトに配備されてもよいことを理解されたい。この場合、LTEネットワークデバイスとNRネットワークデバイスは、物理的には同一のネットワークデバイスであるが、論理的には、1つのLTEネットワークデバイスと1つのNRネットワークデバイスの2つのネットワークデバイスが存在すると理解されてもよく、または、1つのLTEセルと1つのNRセルの2つのサービングセルが存在するものと理解され得る。LTEセルとNRセルは、同じタイミング調整グループに属すると理解されたい。
NR上りリンクキャリアは、SULキャリアをさらに含むことができるので、第2上りリンクキャリアは、少なくとも2つの上りリンクキャリアを含むことができ、少なくとも2つの上りリンクキャリアは、同一セルに属する。この場合、タイミング調整パラメータは、第1の上りリンクキャリアおよび少なくとも2つの第2の上りリンクキャリア上の送信タイミングを決定するために、端末デバイスによって使用されるものである。確かに、第2の上りリンクキャリアがNR上りリンクキャリアである場合、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、少なくとも1つのTDDキャリアおよび少なくとも1つのSULキャリアを含むことができ、TDDキャリアはまた、NR ULキャリアと呼ばれてもよく、または直接的にULキャリアと呼ばれてもよく、または確かに別の名称を有してもよい。これは、本明細書に限定されない。例えば、3つの第2の上りリンクキャリアが存在する場合、第2の上りリンクキャリアは、2つのTDDキャリアと1つのSULキャリアの組み合わせであってもよく、1つのTDDキャリアと2つのSULキャリアの組み合わせであってもよい。この場合、対応して、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア、少なくとも1つのTDDキャリア、および少なくとも1つのSULキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである。第1の上りリンクキャリア、少なくとも1つのTDDキャリア、および少なくとも1つのSULキャリアは、同じタイミング調整グループに属すると理解されたい。
ステップ602:ネットワークデバイスが、指示情報を端末デバイスに送信する。
ネットワークデバイスのカバー範囲内には、2つのサービングセルが存在し、一方はLTEセルであり、他方はNRセルであり、指示情報は、LTEセルによって端末デバイスに送信されてもよく、またはNRセルによって端末デバイスに送信されてもよい。1つのタイミング調整パラメータの指示情報を送信することによって、ネットワークデバイスは、端末デバイスが複数の上りリンクキャリア上で同じ送信タイミングを維持できることを保証するために、複数の上りリンクキャリアを決定するために使用されるタイミング調整パラメータを端末デバイスに指示することができる。
第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアであってもよいことに留意されたい。言い換えると、第1の上りリンクキャリアはLTEキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアはNRキャリアであってもよく、LTEセルは一次セルであって、NRセルは二次セルであってもよい。ネットワークデバイスは、第1の下りリンクキャリア上の指示情報を端末デバイスに送信することができ、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上の指示情報を受信することができる。第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、同一セルに属してもよい。例えば、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、同一のLTEセルに属する。
ステップ603:端末デバイスが、ネットワークデバイスからの指示情報を受信し、指示情報に基づいてタイミング調整パラメータを決定する。
端末デバイスは、指示情報を受信した後、指示情報に基づいてタイミング調整パラメータを決定してもよい。この場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータに基づいて、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上の送信タイミングを決定することができる。具体的には、同じタイミング調整パラメータを使用して端末デバイスにLTE ULキャリアおよびNR ULキャリア上でのタイミング調整を行うように指示する場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータに基づいてLTE ULキャリアおよびNR ULキャリア上での送信タイミングを決定する。ネットワークデバイスが、同じタイミング調整パラメータを使用して端末デバイスに、LTE ULキャリア、NR ULキャリア、NR SULキャリア上でのタイミング調整を行うように指示する場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータに基づいて、LTE ULキャリア、NR ULキャリア、NR SULキャリア上での送信タイミングを決定する。ネットワークデバイスが、同じタイミング調整パラメータを使用して端末デバイスに、LTE ULキャリアおよびNR SULキャリア上でのタイミング調整を行うように指示する場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータに基づいて、LTE ULキャリアおよびNR SULキャリア上での送信タイミングを決定する。
ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるタイミング調整パラメータは、正の数又は0でもよいし、負の数でもよいことに留意されたい。具体的には、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるタイミング調整パラメータが負の数である場合、端末デバイスは、端末デバイスの上りリンク送信タイミングが下りリンク受信タイミングより遅いと決定する。例えば、タイミング調整パラメータTAの値が-20である場合、端末デバイスは、上りリンク送信タイミングが下りリンク受信タイミングよりも20×Ts遅いと決定し、Tsはタイミング調整粒度である。別の例では、タイミング調整パラメータTAの値が10である場合、端末デバイスは、上りリンク送信タイミングが下りリンク受信タイミングより10×Ts早いと決定する。別の例では、タイミング調整パラメータTAの値が0である場合、端末デバイスは、上りリンク送信タイミングが下りリンク受信タイミングと比べて変化しないままであると決定する。この出願のこの実施態様は、単なる一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
この出願は、さらに、情報を送信および受信するプロセスを提供し、このプロセスは、図2aに示されたシナリオに適用され得る。
図7に示すように、このプロセスは以下のステップを含む。
ステップ701:ネットワークデバイスが、指示情報を決定する。
指示情報は、タイミング調整パラメータを含み、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用される。第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、同一セル内の上りリンクキャリアである。例えば、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは2つのNR上りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであり、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアである。タイミング調整パラメータは、TDDキャリアおよびSULキャリア上での送信タイミングを決定するために端末デバイスによって使用されるものである。
ステップ702:ネットワークデバイスが、指示情報を端末デバイスに送信する。
ステップ703:端末デバイスが、ネットワークデバイスから送信された指示情報を受信し、指示情報に基づいて、タイミング調整パラメータを決定する。
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信した後、指示情報に基づいてタイミング調整パラメータを決定してもよい。これに対応して、端末デバイスによってNR TDDキャリア上で上りリンク送信を行うための第1のサブキャリア間隔は、端末デバイスによってNR SULキャリア上で上りリンク送信を行うための第2のサブキャリア間隔と同じか、または異なっていてもよい。
第1のサブキャリア間隔が第2のサブキャリア間隔と異なる場合、タイミング調整パラメータに対応するタイミング調整粒度は、端末デバイスによる上りリンク送信を行うためのサブキャリア間隔に関連する。例えば、15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1は0.25Tsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2は0.5Tsである。具体的には、異なるサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度は異なる。したがって、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるタイミング調整パラメータがTAである場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータTAに対応するタイミング調整の粒度を決定する必要がある。
可能な方法で、端末デバイスは、タイミング調整粒度が、第1のサブキャリア間隔および第2のサブキャリア間隔ののうちのより大きなものに対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1が0.25Tsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.5Tsであると決定することができる。15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1がTsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度がTsであると決定することができる。
別の可能な方法では、端末デバイスは、タイミング調整粒度が、第1のサブキャリア間隔および第2のサブキャリア間隔のうちのより小さいものに対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1が0.25Tsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.25Tsであると決定することができる。15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1がTsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.5Tsであると決定することができる。
さらに別の可能な方法では、端末デバイスは、タイミング調整粒度がNR ULキャリアの第1サブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、NR ULキャリアの第1サブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度が0.4Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.4Tsであると決定する。
さらに、別の可能な方法では、ネットワークデバイスは、タイミング調整パラメータを搬送するメッセージにタイミング調整粒度を示す指示情報を追加し、端末デバイスは、その指示情報に基づいて対応するタイミング調整粒度を決定する。例えば、ネットワークデバイスは、明示的な指示方法、すなわち、指示情報が、タイミング調整粒度値またはインデックスを直接示すことを使用してもよい。例えば、指示情報は、状態0が調整粒度値Tsを示し、状態1が調整粒度値0.5Tsを示す1ビット情報であってもよく、詳細は表1に示される。代替的には、ネットワークデバイスは、暗黙的な指示方法、すなわち、指示情報は、上りリンクキャリアのインデックス、値、またはサブキャリア間隔のインデックスを示し得ることを使用してもよい。この場合、端末デバイスは、まず、指示情報に基づいて対応する上りリンクキャリアまたはサブキャリア間隔を決定し、次いで、上りリンクキャリアまたはサブキャリア間隔に基づいて対応するタイミング調整粒度値を決定する。本出願のこの実施態様は、単なる一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された指示情報を受信する前に、端末デバイスは、ネットワークデバイスにランダムアクセス信号を送信する必要があり、ネットワークデバイスがタイミング調整パラメータを決定するようにする。端末デバイスは、第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信してもよく、または、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信してもよく、ランダムアクセス信号はランダム・アクセス・プリアンブル(Preamble)であってもよい。
任意に、第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングと、端末デバイスによってネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための受信タイミングとの間に存在し、第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信する第2のタイミングと、端末デバイスによってネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信する第1のタイミングとの間にも存在する。例えば、第1のタイミングオフセットは、プロトコルにおいて予め決定されたパラメータであってもよい。例えば、第1のタイミングオフセットは、LTEまたはNRにおけるNTAoffsetであってもよい。具体的には、端末デバイスが第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号を送信するときに使用されるNTAoffsetの値と、端末デバイスが第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号を送信するときに使用されるNTAoffsetの値は、等しいか、または同じNTAoffsetが使用されると理解され得る。別の例では、第1のタイミングオフセットは、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されてもよい。具体的には、第1のタイミングオフセットは、第1の値または第2の値であってもよい。この場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、第1のタイミングオフセットが第1の値または第2の値であることを示すために使用される指示情報を送信する。第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアであってもよく、第1の下りリンクキャリアは第1の上りリンクキャリアに関連するTDDキャリアであってもよい。第1の下りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、それぞれTDDキャリアの上りリンクキャリアおよび下りリンクキャリアであると理解されたい。端末デバイスによって第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングは、第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと等しい。従って、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアのための1つのタイミングまたは1つのタイミングオフセットのみを決定する必要がある。これは、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアのための2つの異なるタイミングまたは2つの異なるタイミングオフセットを決定するよりも単純であり、端末デバイスの複雑さを低減することができる。
前述の実施形態では、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、同じ第1のタイミング調整グループに属する。第3の上りリンクキャリアおよび第4の上りリンクキャリアは、端末デバイスのためにさらに構成されてもよく、第3の上りリンクキャリアおよび第4の上りリンクキャリアは、第1のタイミング調整グループとは異なる第2のタイミング調整グループに属している。この場合、ネットワークデバイスは、2つの指示情報を端末デバイスに送信することができ、一方の指示情報は、第1のタイミング調整グループにおける端末デバイスの第1のタイミングオフセットを示し、他方の指示情報は、第2のタイミング調整グループにおける端末デバイスの第2のタイミングオフセットを示す。具体的には、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第1の指示情報を受信し、第1の指示情報は、第1のタイミング調整グループに対応する端末デバイスの第1のタイミングオフセットを示す。任意に、端末デバイスは、さらに、ネットワークデバイスから第2の指示情報を受信し、第2の指示情報は、第2のタイミング調整グループに対応する端末デバイスの第2のタイミングオフセットを示し、第1のタイミングオフセットと第2のタイミングオフセットは、同じであってもよく、または異なってもよい。具体的には、異なるタイミング調整グループに対して、ネットワークデバイスは、各タイミング調整グループに対して別々にタイミングオフセットを設定することができ、異なるタイミング調整グループに対応するタイミングオフセットは、同一であってもよく、または異なってもよい。例えば、異なるタイミング調整グループに対して例としてタイミングオフセットNTAoffsetを使用することにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスの各タイミング調整グループに対して別々にNTAoffsetを設定することができ、異なるタイミング調整グループに対応するNTAoffsetは、同一であってもよく、または異なってもよい。任意に、同じタイミング調整グループ内の上りリンクキャリアは、同じ周波数帯域に属していてもよく、または異なる周波数帯域に属していてもよい。例えば、第1のタイミング調整グループの第1の上りリンクキャリアは第1の周波数帯域に属し、第1のタイミング調整グループの第2の上りリンクキャリアは第2の周波数帯域に属する。任意に、第1の周波数帯域は6GHzより低い周波数帯域であり、第2の周波数帯域は6GHzより高い周波数帯域である。本方法は、前述の実施形態のものに限定されるものではなく、他のシナリオにも適用することができることに留意されたい。タイミング調整グループ内の上りリンクキャリアの数は、2つに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。追加的に、端末デバイスの複数の上りリンクキャリアが属することができるタイミング調整の数は、1つまたは2つのいずれかに限定されるものではなく、確かに3つ以上であってもよい。
任意に、第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングと、端末デバイスによってネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための受信タイミングとの間に存在し、第2のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと、端末デバイスによってネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための受信タイミングとの間にも存在し、第1のタイミングオフセットと第2のタイミングオフセットとは等しくない。具体的には、第1/第2タイミングオフセットは、プロトコルにおいて予め決定されたパラメータであってもよい。例えば、第1のタイミングオフセットは、LTEまたはNRにおけるNTAoffsetであってもよい。具体的には、端末デバイスが第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号を送信するときに使用されるNTAoffset1の値は、端末デバイスが第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号を送信するときに使用されるNTAoffset2の値と等しくない。第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアであってもよく、第1の下りリンクキャリアは第1の上りリンクキャリアに関連するTDDキャリアであってもよい。好ましくは、NTAoffset2は0に等しく、NTAoffset1は0より大きい。これは、SULキャリアがLTEおよびNRによって共有される場合、ネットワークデバイスによって端末デバイスからのランダムアクセス信号を受信する性能を向上させるのに役立ち、LTE端末デバイスおよびNR端末デバイスによって送信されるランダムアクセス信号間の干渉を回避することができる。
任意に、第1のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第1の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第1のタイミングと、端末デバイスによってネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク信号を受信するための受信タイミングとの間に存在し、第2のタイミングオフセットは、端末デバイスによって第2の上りリンクキャリア上でランダムアクセス信号をネットワークデバイスに送信するための第2のタイミングと、端末デバイスによって第1の下りリンクキャリア上でネットワークデバイスから下りリンク信号を受信するための第2のタイミングとの間にも存在し、第1のタイミングオフセットと第2のタイミングオフセットとは等しくてもよく、または等しくなくてもよい。具体的には、第1/第2タイミングオフセットは、プロトコルにおいて予め決定されたパラメータであってもよい。例えば、第1のタイミングオフセットは、LTEまたはNRにおけるNTAoffsetであってもよい。例えば、少なくとも2つの値、例えば、第1の値と第2の値が、プロトコルで事前に定義されている。この場合、端末デバイスは、第1のタイミングオフセットが第1の値に等しいと決定する。端末デバイスは、ネットワークデバイスから、第2のタイミングオフセットが第1の値または第2の値であることを示すために使用される指示情報を受信し、指示情報に基づいて、第2のタイミングオフセットが第1の値または第2の値と等しいと決定する。別の例では、少なくとも2つの値、例えば、第1の値および第2の値が、プロトコルで事前に定義されている。この場合、端末デバイスは、第1のタイミングオフセットが第1の値に等しいと決定し、端末デバイスは、事前に定義された規則に従って、第2のオフセットが第1の値または第2の値に等しいと決定する。第1の上りリンクキャリアはTDDキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアはSULキャリアであってもよく、第1の下りリンクキャリアは第1の上りリンクキャリアに関連するTDDキャリアであってもよい。好ましくは、第2の値は0に等しくてもよく、第1の値は0より大きい。端末デバイスによってランダムアクセス信号を送信するためのタイミングオフセットは、指示情報を用いて通知されるため、端末デバイスの送信タイミングが柔軟に調整され得る。
端末デバイスによってランダムアクセス信号を送信するためのタイミングおよびタイミングオフセットを決定するための上述の方法は、この出願のこの実施形態に限定されるものではなく、他の場合にも適用可能であり、確かに独立した方法としても使用され得ると留意されたい。これは、本明細書に限定されない。
任意に、図2bに示されたシナリオを参照すると、この出願では、端末デバイスによってNR ULキャリア上で上りリンク送信を行うための第1のサブキャリア間隔は、端末デバイスによってLTE ULキャリア上で上りリンク送信を行うための第2のサブキャリア間隔と同じか、または異なってもよい。第1のサブキャリア間隔が第2のサブキャリア間隔と異なり、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるタイミング調整パラメータがTAである場合、端末デバイスは、タイミング調整パラメータTAに対応するタイミング調整粒度を決定する必要がある。端末デバイスは、タイミング調整粒度が、第1のサブキャリア間隔および第2のサブキャリア間隔のうちのより大きなものに対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1が0.25Tsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.5Tsであると決定することができる。15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1がTsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度がTsであると決定することができる。
別の可能な方法では、端末デバイスは、タイミング調整粒度が、第1のサブキャリア間隔および第2のサブキャリア間隔のうちのより小さいものに対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1が0.25Tsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.25Tsであると決定することができる。15KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T1がTsであり、30KHzサブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度T2が0.5Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.5Tsであると決定することができる。
さらに別の可能な方法では、端末デバイスは、タイミング調整粒度がNR ULキャリアの第1サブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度であると決定する。例えば、NR ULキャリアの第1サブキャリア間隔に対応するタイミング調整粒度が0.4Tsである場合、端末デバイスは、タイミング調整粒度が0.4Tsであることを決定する。
さらに別の可能な方法では、ネットワークデバイスは、タイミング調整パラメータを搬送するメッセージにタイミング調整粒度を示す指示情報を追加し、端末デバイスは、その指示情報に基づいて対応するタイミング調整粒度を決定する。例えば、ネットワークデバイスは、明示的な指示方法、すなわち、指示情報が、タイミング調整粒度値またはインデックスを直接示すことを使用してもよい。例えば、指示情報は、状態0が調整粒度値Tsを示し、状態1が調整粒度値0.5Tsを示す1ビット情報であってもよく、詳細は表1に示される。代替的には、ネットワークデバイスは、暗黙的な指示方法、すなわち、指示情報が、上りリンクのインデックス、値、またはサブキャリア間隔のインデックスを示し得ることを使用してもよい。したがって、端末デバイスは、まず、指示情報に基づいて対応する上りリンクキャリアまたはサブキャリアの間隔を決定し、次いで、上りリンクキャリアまたはサブキャリア間隔に基づいて対応するタイミング調整粒度値を決定する。
別の実装では、端末デバイスがCAモードでLTEおよびNRにアクセスする場合、LTEセルは一次セルであり、NRセルは二次セルである。この場合、端末デバイスは、一次セル内のタイミング調整パラメータを受信し、端末デバイスは、タイミング調整粒度が一次セルに対応するタイミング調整粒度であると決定してもよい。この例の実装は、CAモードにおける2つの異なる無線アクセス技術のネットワークデバイスへの端末デバイスのアクセスに限定されるものではなく、CAモードにおける同一の無線アクセス技術の複数のネットワークデバイスへの端末デバイスのアクセスにも適用されると留意されたい。確かに、端末デバイスは、DCモードでアクセスを行うこともできる。これは、本明細書に限定されない。
この出願において、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってNR DLキャリア上で送信された下りリンク基準信号に基づいて測定を行い、測定結果を取得し、次いで、測定結果(パスロスを含む)に基づいて上りリンク送信中に電力制御を行うことができる。具体的には、端末デバイスは、パスロスに基づいて、NR ULキャリア上で信号を送信するための端末デバイスの電力を調整することができる。しかし、端末デバイスがNR SULキャリア上で上りリンク送信を行うときに行われる電力制御には、パスロスは適用されない。NR SULキャリア上での上りリンク送信中に端末デバイスが電力制御を行うことを可能にするために、この出願は上りリンク送信中の電力制御のための方法を提案する。図8に示すように、このプロセスは、具体的には以下のステップを含む。
ステップ801:ネットワークデバイスが、下りリンク基準信号を端末デバイスに送信する。
この出願では、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアであってもよい。言い換えると、第1の上りリンクキャリアはLTEキャリアであってもよく、第2の上りリンクキャリアはNRキャリアであってもよく、LTEセルは一次セルであって、NRセルは二次セルである。
この場合、ネットワークデバイスは、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信することができ、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、同一セルに属することができる。例えば、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは同じLTEセルに属し、第1の下りリンクキャリアはLTE下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアはLTE上りリンクキャリアである。任意に、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、代替的には別のセルに属してもよい。例えば、第1の下りリンクキャリアはLTE下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアはNR上りリンクキャリアであってもよい。
ステップ802:端末デバイスが、ネットワークデバイスから下りリンク基準信号を受信し、下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号を送信するための電力を決定する。
端末デバイスは、第1の下りリンクキャリアから下りリンク基準信号を受信することができ、第1の下りリンクキャリアはLTE下りリンクキャリアである。端末デバイスは、LTE下りリンクキャリアで受信した下りリンク基準信号に基づいて、NR SULキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することができる。
任意に、この出願は、電力制御のための別の方法をさらに提供する。図9に示すように、電力制御のプロセスは以下のステップを含む。
ステップ901:ネットワークデバイスが、下りリンク基準信号を決定する。
この出願では、下りリンク基準信号は、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定するために使用されてもよい。
ステップ902:ネットワークデバイスが、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信する。
第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは、異なるセルに属してもよい。第1の下りリンクキャリアは、一次セル内の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアである。代替的には、第1の下りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。第1の上りリンクキャリア、第2の上りリンクキャリア、および第2の下りリンクキャリアは、同一セルに属する。
任意に、ネットワークデバイスは、さらに、指示情報を端末デバイスに送信することができ、指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示してもよく、または、指示情報は、端末デバイスが、下りリンク基準信号を使用することによって、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定しないことを示す。指示情報は、ネットワークデバイスから端末デバイスへ明示的に送信されてもよいことに留意されたい。例えば、指示情報は2つの状態を含んでもよく、第1の状態は、端末デバイスが、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示し、第2の状態は、端末デバイスが、下りリンク基準信号を使用することによって、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定しないことを示す。確かに、指示情報は、代替的には他の情報において暗黙的に搬送されてもよい。例えば、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリアの周波数を示す情報を端末デバイスに送信し、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの周波数を示す情報内で搬送され得る。具体的には、ネットワークデバイスが、端末デバイスに対して、第1の上りリンクキャリアの周波数が第1の周波数であることを示す場合には、端末デバイスは、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを暗黙的に指示されるか、または、ネットワークデバイスが、端末デバイスに対して、第1の上りリンクキャリアの周波数が第2の周波数であることを示す場合には、端末デバイスは、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上の上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定しないことを暗黙的に指示される。第1の周波数および/または第2の周波数は、複数の周波数値を含み得る。
任意に、ネットワークデバイスは、さらに、第2の指示情報を端末デバイスに送信してもよく、第2の指示情報は、端末デバイスによって下りリンク基準信号を決定するために使用される。第2の指示情報は、下りリンク基準信号に対応するリソース情報、シーケンス情報、および電力情報のうちの少なくとも1つを含む。
ステップ903:端末デバイスが、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信し、下りリンク基準信号に基づいて、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定する。
端末デバイスは、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信し、第1の下りリンクキャリアは、LTE下りリンクキャリアであってもよい。端末デバイスは、LTE下りリンクキャリアで受信した下りリンク基準信号に基づいて、第1上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定する。第1の上りリンクキャリア、第2の上りリンクキャリア、および第2の下りリンクキャリアは、同一セルに属する。端末デバイスがLTEおよびNRに同時にアクセスすることができる場合には、端末デバイスは、下りリンク基準信号がLTE下りリンク基準信号であると決定してもよいと理解されたい。端末デバイスがNRのみにアクセスできる場合、端末デバイスは、LTE下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を代替的に受信することができる。この場合、端末デバイスは、下りリンク基準信号が受信されたことのみを決定することができ、下りリンク基準信号がLTE下りリンク基準信号であると決定する必要はない。具体的には、LTEは端末デバイスに対して透過的である。言い換えると、端末デバイスはLTEの存在を知らない。
任意に、この出願は、電力制御のための別の方法をさらに提供する。図10に示すように、電力制御のプロセスは以下のステップを含む。
ステップ1001:端末デバイスが、ターゲット上りリンクキャリアに対応する電力情報を決定する。
例えば、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの一方であってもよい。端末デバイスは、少なくともターゲット上りリンクキャリアの電力情報を決定すると理解されたい。端末デバイスは、ターゲット上りリンクキャリアよりも、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアのうちの他方の電力情報を決定してもよく、他方の上りリンクキャリアの電力情報を決定しなくてもよい。これは、本明細書に限定されない。
別の例では、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアと第2の上りリンクキャリアの両方を含むことができる。端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力情報と第2の上りリンクキャリアの電力情報の両方を決定すると理解されたい。
例えば、電力情報は、第1電力と第2電力との間の差を含み得る。第1の電力は、端末デバイスの最大送信電力であってもよく、最大送信電力は、端末デバイスの公称/定格最大送信電力であってもよく、公称/定格最大送信電力は、公称(nominal)最大送信電力とも呼ばれることがある。代替的には、第1の電力は、端末デバイスの実際の最大送信電力であってもよい。最大送信電力のタイプは、本明細書では限定されない。第2の電力は、端末デバイスによって推定された(estimated)上りリンク信号送信電力であってもよく、推定された上りリンク信号送信電力は、事前に定義された規則に従って端末デバイスによって決定されてもよく、または別の方法によって端末デバイスによって決定されてもよい。端末デバイスによって電力を決定するための方法は、本明細書では限定されない。具体的には、推定された上りリンク信号送信電力は、上りリンクデータ/共有チャネルの推定送信電力であってもよく、上りリンク制御チャネルの推定送信電力であってもよく、上りリンク測定信号の推定送信電力であってもよく、上りリンクデータ/共有チャネルおよび上りリンク制御チャネルの推定送信電力であってもよく、または、確かに、別の上りリンク信号の推定送信電力であってもよい。
別の例では、電力情報は、端末デバイスの最大送信電力をさらに含むことができる。最大送信電力は、端末デバイスの公称/定格最大送信電力であってもよく、公称/定格最大送信電力は、公称(nominal)最大送信電力とも呼ばれることがある。第1の電力は、代替的には端末デバイスの実際の最大送信電力であってもよい。最大送信電力のタイプは、本明細書では限定されない。
ステップ1002:端末デバイスは、電力情報および指示情報をネットワークデバイスに送信する。
指示情報は、電力情報に対応する上りリンクキャリアを示す。
例えば、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つである場合、ターゲット上りリンクキャリアは上りリンクキャリアであり、電力情報はターゲット上りリンクキャリアのみに対応し、指示情報はターゲット上りリンクキャリアを示す。
任意に、指示情報は明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、1ビットを含み、ビットが状態0である場合には、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアであることを示すか、またはビットが状態1である場合には、ターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアであることを示す。なお、指示情報と電力情報とは、同一のメッセージで搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されると理解されたい。
任意に、指示情報は、代替的には暗黙的な情報であってもよい。例えば、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアである場合、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリア上で、電力情報を搬送するメッセージをネットワークデバイスに送信するか、ターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアである場合、端末デバイスは、第2の上りリンクキャリア上で、電力情報を搬送するメッセージをネットワークデバイスに送信する。指示情報は、電力情報を搬送するメッセージを搬送し、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信される上りリンクキャリア内で暗黙的に搬送されると理解されたい。
別の例では、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアを含む場合、すなわち、ターゲット上りリンクキャリアが2つの上りリンクキャリアを含む場合、電力情報は、第1の上りリンクキャリアに対応する第1の電力情報および第2の上りリンクキャリアに対応する第2の電力情報を含む。第1の電力情報および第2の電力情報は、同一のメッセージ内で搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されてもよく、または異なるメッセージ内で搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されてもよい。
任意に、指示情報は明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は2ビットを含み、2ビットのうちの一方のビットは第1の電力情報を示し、他方のビットは第2の電力情報を示す。具体的には、一方のビットが0の場合、指示情報は、第1の電力情報を含まないか、一方のビットが1の場合、指示情報は、第1の電力情報を含む。なお、指示情報のビット数および状態とビットの意味との対応は、上記の例に限定されるものではない。
任意で、指示情報は暗黙的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、第1の電力情報および第2の電力情報が電力情報を搬送するメッセージ内で搬送される位置またはシーケンス内で搬送される。例えば、第1の電力情報はメッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の電力情報はメッセージ内の第2のフィールドで搬送され、第1のフィールドは第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、第2のフィールドは第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアに対応する。別の例では、第1の電力情報はメッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の電力情報はメッセージ内の第2のフィールドで搬送され、メッセージ内の第1のフィールドの番号はメッセージ内の第2のフィールドの番号より小さい。より小さい番号を有する第1のフィールドは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、より大きな番号を有する第2のフィールドは、第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアに対応すると理解されたい。上記の説明は全て特定の実装の例であり、本方法を限定するものではないことに留意されたい。
ステップ1003:ネットワークデバイスは、端末デバイスから電力情報および指示情報を受信し、指示情報に基づいて、電力情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを決定する。
ネットワークデバイスは、端末デバイスから電力情報および指示情報を受信することができる。ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、電力情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを決定する。
ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つである場合、ネットワークデバイスによって受信される電力情報は、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアの電力であってもよい。ネットワークデバイスによって受信される指示情報は、明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、1ビットを含み、ビットが状態0である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアであることを示し、ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、第1の上りリンクキャリアの第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。ビットが状態1である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアであることを示し、ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、第2の上りリンクキャリアの第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。
別の例では、指示情報が暗黙的な情報であり、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアである場合、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリア上で、電力情報を搬送し端末デバイスによって送信されるメッセージを受信し、ネットワークデバイスは、電力情報が第1の上りリンクキャリアの電力情報であると決定する、すなわち、第1の上りリンクキャリアがターゲット上りリンクキャリアであると決定することができるようにする。これに対応して、ネットワークデバイスが、第2の上りリンクキャリア上で、電力情報を搬送し端末デバイスによって送信されるメッセージを受信する場合、ネットワークデバイスは、受信した電力情報が第2の上りリンクキャリアの電力情報であると決定する、すなわち、第2の上りリンクキャリアがターゲット上りリンクキャリアであると決定することができる。
代替的には、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアを含んでもよく、すなわち、ターゲット上りリンクキャリアは、2つの上りリンクキャリアを含み、電力情報は、第1の上りリンクキャリアに対応する第1の電力情報および第2の上りリンクキャリアに対応する第2の電力情報を含む。
任意に、指示情報が明示的な情報である場合、例えば、指示情報が2ビットである場合、2ビットのうちの一方は第1の電力情報を示し、他方のビットは第2の電力情報を示す。一方のビットが0である場合、指示情報は、第1の電力情報を含まず、または、一方のビットが1である場合、指示情報は、第1の電力情報を含む。例えば、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が01である場合、受信された電力情報は第2の電力情報であり、第1の電力情報を含まないことを示す。従って、ネットワークデバイスは、第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が10である場合、受信された電力情報は第1の電力情報であり、第2の電力情報を含まないことを示す。従って、ネットワークデバイスは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が11である場合、受信された電力情報が第1の電力情報および第2の電力情報であることを示す。従って、ネットワークデバイスは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアと、第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアとを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
任意に、指示情報が暗黙的な情報である場合、例えば、第1の電力情報および第2の電力情報が、電力情報を搬送するメッセージ内で搬送される位置またはシーケンスで搬送される場合、例えば、第1の電力情報が、メッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の電力情報が、メッセージ内の第2のフィールドで搬送される場合、第1のフィールドは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、第2のフィールドは、第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアに対応する。例えば、ネットワークデバイスが受信されたメッセージ内の第1のフィールドで電力情報を受信した場合、ネットワークデバイスは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定するために、電力情報が第1の上りリンクキャリアの第1の電力情報であると決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスが受信されたメッセージ内の第2のフィールドで電力情報を受信した場合、ネットワークデバイスは、第2の電力情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定するために、電力情報が第2の上りリンクキャリアの第2の電力情報であると決定することができる。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
別の例では、第1の電力情報はメッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の電力情報はメッセージ内の第2のフィールドで搬送され、メッセージ内の第1のフィールドの番号はメッセージ内の第2のフィールドの番号より小さい。この場合、ネットワークデバイスがメッセージ内のより小さい番号を有する第1のフィールドで電力情報を受信する場合、電力情報が第1の上りリンクキャリアの第1の電力情報であることを示し、この場合、ネットワークデバイスは、第1の電力情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。上記の説明は全て特定の実装の例であり、本方法を限定するものではないことに留意されたい。
任意に、電力制御のプロセスが図11に示され、このプロセスは具体的に以下のステップを含む。
ステップ1101:端末デバイスは、電力ヘッドルームをネットワークデバイスに報告する。
電力ヘッドルーム(power headroom)は、端末デバイスの最大送信電力と、上りリンク信号を送信するために端末デバイスによって決定される電力との差であり、最大送信電力は、公称(nominal)最大送信電力であってもよく、または実際の最大送信電力であってもよい。上りリンク信号を送信するための端末デバイスによって決定される電力は、端末デバイスによって決定される電力の正確な値であってもよく、または端末デバイスによって推定される値であってもよい。
電力ヘッドルームは、端末デバイスの最大送信電力と、端末デバイスによって推定されたデータ信号またはデータチャネルの送信電力との差であってもよく、端末デバイスの最大送信電力と、端末デバイスによって推定された測定信号の送信電力との差であってもよく、端末デバイスの最大送信電力と、端末デバイスによって推定された制御信号または制御チャネルの送信電力との差であってもよく、端末デバイスの最大送信電力と、端末デバイスによって推定されたデータ信号またはデータチャネルおよび制御信号または制御チャネルの送信電力との差であってもよい。
端末デバイスが、第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号を送信することがあるか、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号を送信することがあり、および、第1の上りリンクキャリア上での端末デバイスの最大送信電力が、第2の上りリンクキャリア上での端末デバイスの最大送信電力と異なることがあることを考慮すると、第1の上りリンクキャリア上で端末デバイスの上りリンク信号を送信するために決定された電力は、第2の上りリンクキャリア上で端末デバイスの上りリンク信号を送信するために決定された電力と異なることがある。従って、端末デバイスに対して、第1の上りリンクキャリアに対応する電力ヘッドルームの値は、第2の上りリンクキャリアに対応する電力ヘッドルームの値とは異なることがある。従って、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームと第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームとを別々に報告する必要がある。
ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの一方であってもよい。端末デバイスは、少なくともターゲット上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを決定する。代替的には、ターゲット上りリンクキャリアよりも、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアのうちの他方の電力ヘッドルームを決定してもよく、他方の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを決定しなくてもよい。これは、本明細書に限定されない。
代替的には、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアの両方を含み得る。具体的には、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームだけでなく、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームも決定する。
ステップ1102:ネットワークデバイスは、端末デバイスから電力ヘッドルームを受信し、電力ヘッドルームに対応するターゲット上りリンクキャリアを決定する。
端末デバイスが電力ヘッドルームをネットワークデバイスに報告する場合、端末デバイスは、電力ヘッドルームを搬送するメッセージに、電力ヘッドルームに対応する上りリンクキャリアを示すために使用される指示情報を追加する必要があり、指示情報は、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つを示す。この場合、ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、受信した電力ヘッドルームに対応する上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアであるのか、第2の上りリンクキャリアであるのかを決定することができる。そうでなければ、ネットワークデバイスは、電力ヘッドルームに対応する上りリンクキャリアを決定できない。
指示情報は明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、1ビットを含み、ビットが状態0である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアであることを示し、ビットが状態0である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアであることを示す。指示情報および電力ヘッドルームは、同じメッセージで搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されてもよいと理解されたい。
任意に、指示情報は、代替的に、暗黙的な情報であってもよい。例えば、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアである場合、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリア上でネットワークデバイスに、電力ヘッドルームを搬送するメッセージを送信するか、またはターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアである場合、端末デバイスは、第2の上りリンクキャリア上でネットワークデバイスに、電力ヘッドルームを搬送するメッセージを送信する。指示情報は、電力ヘッドルームを搬送するメッセージを搬送し、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信される上りリンクキャリアで暗黙的に搬送されると理解されたい。
別の例として、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアを含む場合、すなわち、ターゲット上りリンクキャリアが2つの上りリンクキャリアを含む場合、電力ヘッドルームは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含む。第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームは、同一のメッセージ内で搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されてもよく、異なるメッセージ内で搬送され、端末デバイスによってネットワークデバイスに送信されてもよい。
任意に、指示情報は明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は2ビットを含み、2ビットうちの一方は第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを示し、他方のビットは第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを示す。具体的には、一方のビットが0である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含まず、一方のビットが1である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含む。指示情報のビット数および状態とビットの意味との対応は、上記の例に限定されない。
任意で、指示情報は暗黙的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームが電力ヘッドルームを搬送するメッセージ内で搬送される位置またはシーケンスで搬送される。例えば、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームは、メッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームは、メッセージ内の第2のフィールドで搬送され、第1のフィールドは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、第2のフィールドは、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアに対応する。別の例では、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームは、メッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームは、メッセージ内の第2のフィールドで搬送され、メッセージ内の第1のフィールドの番号は、メッセージ内の第2のフィールドの番号より小さい。より小さい番号を有する第1のフィールドは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、より大きな番号を有する第2のフィールドは、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアに対応すると理解されたい。上記の説明は全て特定の実装の例であり、本方法を限定するものではないことに留意されたい。
ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの一方である場合、ネットワークデバイスによって受信される電力ヘッドルームは、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであってもよい。ネットワークデバイスによって受信される指示情報は、明示的な情報であってもよい。例えば、指示情報は、1ビットを含み、ビットが状態0である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第1上りリンクキャリアであることを示し、ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、第1上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1上りリンクキャリアを決定することができる。ビットが状態1である場合、指示情報は、ターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアであることを示し、ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。
別の例では、指示情報が暗黙的な情報であり、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアである場合、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリア上で、電力ヘッドルームを搬送し、端末デバイスによって送信されるメッセージを受信する。この場合、ネットワークデバイスは、電力ヘッドルームが第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであると決定することができ、すなわち、第1の上りリンクキャリアがターゲット上りリンクキャリアであると決定することができる。従って、ネットワークデバイスが、第2の上りリンクキャリア上で、電力ヘッドルームを搬送し、端末デバイスによって送信されるメッセージを受信する場合、ネットワークデバイスは、受信した電力ヘッドルームが第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであると決定する、すなわち、第2の上りリンクキャリアがターゲット上りリンクキャリアであると決定することができる。
代替的には、ターゲット上りリンクキャリアは、第1の上りリンクキャリアと第2の上りリンクキャリアとを含んでもよく、すなわち、ターゲット上りリンクキャリアは、2つの上りリンクキャリアを含み、電力ヘッドルームは、第1の上りリンクキャリアに対応する電力ヘッドルームと、第2の上りリンクキャリアに対応する電力ヘッドルームとを含む。
任意に、指示情報が明示的な情報である場合、例えば、指示情報が2ビットである場合、2ビットの一方は第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを示し、他方のビットは第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを示す。一方のビットが0である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含まず、または、一方のビットが1である場合、指示情報は、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含む。例えば、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が01である場合、受信された電力ヘッドルームは第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであり、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含まないことを示す。この場合、ネットワークデバイスは、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が10の場合、受信された電力ヘッドルームは第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであり、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームを含まないことを示す。この場合、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスによって受信された指示情報が11の場合、受信された電力ヘッドルームは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであることを示す。この場合、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
任意に、指示情報が暗黙的な情報である場合、例えば、指示情報が、電力ヘッドルームを搬送するメッセージ内で第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームおよび第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームが搬送される位置またはシーケンスで搬送される場合、例えば、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームがメッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームがメッセージ内の第2のフィールドで搬送される場合、第1のフィールドは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアに対応し、第2のフィールドは、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアに対応する。例えば、ネットワークデバイスが受信されたメッセージ内の第1のフィールドで電力ヘッドルームを受信した場合、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアを決定するために、電力ヘッドルームが第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであると決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、ネットワークデバイスが受信されたメッセージ内の第2のフィールドで電力ヘッドルームを受信した場合、ネットワークデバイスは、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第2の上りリンクキャリアを決定するために、電力ヘッドルームが第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであると決定する。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
別の例では、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームはメッセージ内の第1のフィールドで搬送され、第2の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームはメッセージ内の第2のフィールドで搬送され、メッセージ内の第1のフィールドの番号はメッセージ内の第2のフィールドの番号よりも小さい。この場合、ネットワークデバイスが、メッセージ内のより小さい番号を有する第1のフィールドで電力ヘッドルームを受信した場合、電力ヘッドルームが第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームであることを示し、ネットワークデバイスは、第1の上りリンクキャリアの電力ヘッドルームに対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。上記の説明は全て特定の実装の例であり、本方法を限定するものではないことに留意されたい。
任意に、この出願は、電力制御の別のプロセスをさらに提供する。図12のように、このプロセスは以下のステップを含む。
ステップ1201:ネットワークデバイスが、電力制御情報および指示情報を決定し、電力制御情報は、第1の端末デバイスによって、ターゲット上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定するために使用され、指示情報は、電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを示す。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つを含む場合、電力制御情報は、第1の端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つで上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定するために使用され、指示情報は、電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つを示す。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアを含む場合、電力制御情報は、第1の端末デバイスが第1の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示すために使用される第1の電力制御情報を含み、また第1の端末デバイスが第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することを示すために使用される第2の電力制御情報を含み、指示情報は、第1の電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアを示すために使用される第1の指示情報と、第2の電力制御情報に対応する第2の上りリンクキャリアを示すために使用される第2の指示情報とを含む。
ステップ1202:ネットワークデバイスは、電力制御情報および指示情報を第1の端末デバイスに送信する。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つを含む場合、ネットワークデバイスは、電力制御情報および指示情報を、同一の下りリンク制御情報(downlink control information、DCI)に追加することができる。
例えば、電力制御情報はDCI内の第1のフィールドに含まれ、指示情報はDCI内の第2のフィールドに含まれる。例えば、第1のフィールドは2ビットであってもよく、1ビットであってもよく、第2のフィールドは1ビットであってもよい。具体的には、第2のフィールドは、SC_UL_Indexと呼ばれるキャリア・インジケータ・フィールドとして理解されてもよく、確かに、別の名前を有してもよい。これは本明細書では限定されない。第2のフィールドが0である場合、TDDキャリア(NR UL)を示し、第2のフィールドが1である場合、SULキャリアを示す。第2のフィールドの値と指示されたキャリアとの間の対応は、プロトコルにおいて事前に定義されてもよいことに留意されたい。具体的には、プロトコルにおいて、キャリア・インジケータ・フィールドが0である場合、TDDキャリア(NR UL)を示し、キャリア・インジケータ・フィールドが1である場合、SULキャリアを示すことが予め決められている。確かに、対応は、代替的に設定されてもよい。追加的に、第2フィールドの実装は、この出願のものに限定されず、特にSULキャリアが設定されているNRシステム、すなわち、1つのTDDキャリアと1つのSULキャリアがNRのために設定されているシナリオにおいて、2つのキャリアのうちの少なくとも1つが示される必要がある別の場合にも適用可能であり得る。例えば、上りリンクスケジューリングに使用されるDCIはまた、第2のフィールドを含んでもよく、上りリンクスケジューリングに使用されるDCIは、バックオフDCIであってもよく、端末デバイス専用のDCIであってもよく、または確かに、別のタイプのDCIであってもよい。
別の例では、電力制御情報および指示情報は両方ともDCI内の第3のフィールドに含まれる。電力制御情報および指示情報は、結合符号化モードにおいて第3のフィールドに含まれ、第3のフィールドは3ビットであってもよく、2ビットであってもよいと理解されたい。DCIは、さらに、複数の3ビットの第3のフィールド、例えば、フィールド1、フィールド2、フィールド3、...を含み得る。各フィールドは、1つの端末デバイスに対応する電力制御情報および指示情報を含む。
DCIは、第1の端末デバイスに対応する電力制御情報および指示情報に加えて、第2の端末デバイスに対応する電力制御情報および/または指示情報をさらに含んでもよく、第2の端末デバイスは複数の第2の端末デバイスであってもよい。例えば、DCIは、任意の第2の端末デバイスの電力制御情報および指示情報を含み得る。DCIは第1のタイプのフィールドのみを含んでもよいと理解されたい。具体的には、各フィールドは、電力制御情報と指示情報の両方を含む。別の例では、DCIは2つのタイプのフィールドを含んでもよく、第1のタイプのフィールドは電力制御情報および指示情報を含むフィールドであり、第2のタイプのフィールドは電力制御情報のみを含むフィールドである。この場合、第1のタイプのフィールドと第2のタイプのフィールドのビット長は同じであってもよく、異なっていてもよい。例えば、第1のタイプのフィールドは3ビットを含み、第2のタイプのフィールドも3ビットを含むが、第2のタイプのフィールドでは2ビットのみが電力制御情報に使用され、残りの1ビットは予約ビットまたはパディングビットである。代替的には、第1のタイプのフィールドは3ビットを含み、3ビットは電力制御情報および指示情報を含み、第2のタイプのフィールドは2ビットを含み、2ビットは電力制御情報のみを含む。
別の例では、DCIは、複数の電力制御情報を含み、各電力制御情報は、1つの端末デバイスに対応する。追加的に、DCIは、指示情報をさらに含み、指示情報は、複数の電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを示す。この場合、DCIを受信する複数の端末デバイスに対して、指示情報に基づいて端末デバイスによって決定されるターゲット上りリンクキャリアは、同一の上りリンクキャリアである。
別の例として、指示情報は、暗黙的にDCI内で搬送されてもよい。例えば、ネットワークデバイスは、2つの異なる識別子を使用することによってDCIをスクランブルすることができ、2つの異なる識別子の第1の識別子は第1の上りリンクキャリアに対応し、2つの異なる識別子の第2の識別子は第2の上りリンクキャリアに対応する。この場合、端末デバイスは、DCIのスクランブル識別子に基づいてターゲットキャリアを決定することができる。具体的には、識別子は、無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identity、RNTI)であってもよく、または別の識別子であってもよいが、これは本明細書では限定されない。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアのうちの1つを含む場合、ネットワークデバイスは、電力制御情報をDCIに追加し、DCIを端末デバイスに送信し、指示情報を他のシグナリングに追加し、他のシグナリングを端末デバイスに送信することができる。他のシグナリングは、例えば、無線リソース制御RRC層シグナリングである上位層シグナリングであってもよい。
例えば、ネットワークデバイスは、電力制御情報をDCI内の第1のビットと第2のビットに追加する。この場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスにDCIを送信するだけでなく、指示情報を端末デバイスに送信し、指示情報は、ターゲットキャリアに対応する電力制御情報がDCI内に位置するビット位置を示す。この例では、指示情報はDCI内の第1のビットと第2のビットを示す。具体的には、指示情報は、第1のビットおよび第2のビットを直接示すことができ、または、指示情報は、第1のビットを示すことができる。追加的に、ネットワークデバイスおよび端末デバイスの両方は、電力制御情報がDCI内の連続した2ビットで搬送されることを予め学習する。
例えば、DCI内の第1のビットは第1の上りリンクキャリアの電力制御情報に対応し、DCI内の第2のビットは第2の上りリンクキャリアの電力制御情報に対応する。指示情報がDCI内の第1ビットを示す場合、ネットワークデバイスは、DCI内の第1ビットに第1上りリンクキャリアの電力制御情報を追加し、端末デバイスは、指示情報に基づいて、第1ビットで搬送される電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアが第1上りリンクキャリアであると決定することができる。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリアを含む場合、ネットワークデバイスは、第1の電力制御情報および第2の電力制御情報を同じ部分のDCIに追加し、DCIを端末デバイスに送信する。ネットワークデバイスは、第1の指示情報および第2の指示情報を他のシグナリングに追加し、他のシグナリングを端末デバイスに送信する。他のシグナリングは、例えば、無線リソース制御RRC層シグナリングである上位層シグナリングであってもよい。
例えば、ネットワークデバイスは、DCI内の第1のビットおよび第2のビットに第1の電力制御情報を追加し、DCI内の第3のビットおよび第4のビットに第2の電力制御情報を追加する。この場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスにDCIを送信するだけでなく、端末デバイスに第1の指示情報および第2の指示情報を送信し、第1の指示情報および第2の指示情報はそれぞれ、端末デバイスに、第1の上りリンクキャリアに対応する第1の電力制御情報および第2の上りリンクキャリアに対応する第2の電力制御情報がDCI内に位置するビット位置を示す。この例では、第1の指示情報はDCI内の第1のビットおよび第2のビットを示す。具体的には、指示情報は、第1のビットおよび第2のビットを直接示してもよく、指示情報は、第1のビットを示してもよい。追加的に、ネットワークデバイスと端末デバイスは、電力制御情報がDCI内の連続した2ビットで搬送されることを予め学習する。第2の指示情報は、DCI内の第3のビットおよび第4のビットを示す。特定の指示方法は、第1の指示情報のものと同様であり、本明細書では再度説明しない。DCI内の第1の電力制御情報および/または第2の電力制御情報のビット位置およびビット長は、この例に限定されず、代替的には別の値であってもよいことに留意されたい。
例えば、指示情報が第1のビットおよび第2のビットを示す場合、DCIにネットワークデバイスによって追加された電力制御情報は、第1の上りリンクキャリアの第1の電力制御情報であり、端末デバイスは、指示情報に基づいて、第1の電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアであると決定することができる。別の例では、指示情報が第3のビットおよび第4のビットを示す場合、DCIにネットワークデバイスによって追加された電力制御情報は、第2の上りリンクキャリアの第2の電力制御情報であり、端末デバイスは、指示情報に基づいて、第2の電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアが第2の上りリンクキャリアであると決定することができる。
前述の実施形態において、ネットワークデバイスによって第1の端末デバイスに送信される下りリンク制御情報(downlink control information、DCI)は、複数の端末デバイスに対して送信されるDCI、すなわち、グループ共通(group common)DCIであってもよく、または、確かに、第1の端末デバイス専用のDCIであってもよい。
本明細書でのフィールドはDCI内の1つ以上のビットを説明するためにのみ使用され、DCIのいくつかのビットの名前を制限しないことに留意されたい。たとえば、DCIは合計30ビットを含む。30ビットは1つのフィールドとして理解されてもよく、確かに、30ビットのうちの1つ以上が1つのフィールドとして理解されてもよい。これは、本明細書に限定されない。DCIは、予約ビットまたはパディングビットを含んでもよいことにも留意されたい。
ステップ1203:端末デバイスは、ネットワークデバイスから電力制御情報および指示情報を受信する。端末デバイスは、指示情報に基づいて、電力制御情報に対応するターゲット上りリンクキャリアを決定することができる。
指示情報は、端末デバイスが電力パラメータを決定することを示すため使用される。例えば、指示情報は、端末デバイスが電力パラメータを調整することを示す情報である。例えば、指示情報が-1dB(dBはデシベルを示す)を示す場合、端末デバイスは、前の値に基づいて電力パラメータの値を1dBだけ減少させることを決定する。別の例では、指示情報は、端末デバイスが電力パラメータを決定することを示す。例えば、指示情報が4dBを示す場合、端末デバイスは電力パラメータの値が4dBであると決定する。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアが第1の上りリンクキャリアまたは第2の上りリンクキャリアうちの一方を含む場合、端末デバイスは、DCI内の電力制御情報および指示情報を受信する。指示情報は、暗黙的にDCI内で搬送されることがある。例えば、DCIは、2つの異なる識別子を使用することによってスクランブルされてもよく、第1の識別子は第1の上りリンクキャリアに対応し、第2の識別子は第2の上りリンクキャリアに対応する。例えば、端末デバイスが受信したDCI内の第1の識別子を取得した場合、端末デバイスは、受信した電力制御情報が第1の上りリンクキャリアの電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアの受信した電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、端末デバイスが、受信されたDCI内の第2の識別子を取得した場合、受信した電力制御情報が第2の上りリンクキャリアの電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、第2の上りリンクキャリアの受信した電力制御情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定することができる。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
任意に、指示情報は、代替的には他のシグナリングにおいて搬送され、端末デバイスに送信されてもよく、他のシグナリングは、上位層シグナリング、例えば、無線リソース制御RRC層シグナリングであってもよい。指示情報は、ターゲットキャリアに対応する電力制御情報がDCI内で位置するビット位置を端末デバイスに示すことができる。この場合、上位層シグナリングにおいて端末デバイスによって受信した指示情報がDCI内の第1のビットである場合、端末デバイスは、DCI内で搬送される電力制御情報が第1の上りリンクキャリアの電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、第1の上りリンクキャリアの受信した電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定してもよい。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、上位層シグナリングにおいて端末デバイスによって受信した指示情報がDCI内の第2のビットである場合、端末デバイスは、DCI内で搬送される電力制御情報が第2の上りリンクキャリアの電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、第2の上りリンクキャリアの受信した電力制御情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定してもよい。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
任意に、ターゲット上りリンクキャリアは、代替的には第1上りリンクキャリアと第2上りリンクキャリアの両方を含み得る。第1の上りリンクキャリアの第1の電力制御情報と、第2の上りリンクキャリアの第2の電力制御情報とは、同じDCI内で搬送されてもよい。例えば、第1の電力制御情報は、DCI内の第1のビットおよび第2のビットで搬送され、第2の電力制御情報は、DCI内の第3のビットおよび第4のビットで搬送される。指示情報は、上位層シグナリングで搬送されてもよい。指示情報は、第1の上りリンクキャリアに対応する第1の指示情報と、第2の上りリンクキャリアに対応する第2の指示情報とを含む。第1の指示情報および第2の指示情報は、それぞれ、端末デバイスに対して、第1の上りリンクキャリアに対応する第1の電力制御情報および第2の上りリンクキャリアに対応する第2の電力制御情報がDCI内で位置するビット位置を示す。
例えば、端末デバイスによって受信した指示情報が第1のビットである場合、端末デバイスは、DCI内で搬送される電力制御情報が第1の電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、受信した第1の電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定してもよい。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。別の例では、上位層の信号において端末デバイスが受信した指示情報がDCI内の第2のビットである場合、端末デバイスは、DCI内で搬送される電力制御情報が第1の電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、受信した第1の電力制御情報に対応する第1の上りリンクキャリアを決定してもよい。具体的には、第1の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。他の例では、上位層シグナリングにおいて端末デバイスが受信した指示情報がDCI内の第3のビットである場合、端末デバイスは、DCI内で搬送される電力制御情報が第2の電力制御情報であると決定してもよく、この場合、端末デバイスは、受信した第2の電力制御情報に対応する第2の上りリンクキャリアを決定してもよい。具体的には、第2の上りリンクキャリアは、ターゲット上りリンクキャリアである。
DCI内の第1の電力制御情報および/または第2の電力制御情報のビット位置およびビット量は、この例に限定されず、代替的には別の値であってもよいことに留意されたい。
図13は、同じ発明の概念に基づいた、この出願による装置の概略図である。装置は、端末デバイスであってもよく、上記実施形態のいずれかにおいて端末デバイスによって行われる方法を行うことができる。
端末デバイス1300は、少なくとも1つのプロセッサ1301およびトランシーバ1302を含み、任意に、メモリ1303をさらに含む。プロセッサ1301、トランシーバ1302、およびメモリ1303は相互接続される。
プロセッサ1301は、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、またはこの出願の実施形態においてプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路であってもよい。
トランシーバ1302は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成されている。トランシーバは、無線周波数回路を含む。
メモリ1303は、静的情報および命令を記憶することができる読取専用メモリもしくは別のタイプの静的記憶デバイス、もしくは情報および命令を記憶することができるランダムアクセスメモリもしくは別のタイプの動的記憶装置、もしくは電気的に消去可能な書込可能な読取専用メモリ、コンパクトディスク読取専用メモリもしくは別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態で予期されるプログラムコードを搬送または記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体であってもよい。ただし、制限はそれには設定されない。メモリ1303は、独立して存在してもよく、プロセッサ1301に接続される。メモリ1303は、代替的にはプロセッサと一体化されてもよい。メモリ1303は、この出願の実施形態を実行するために使用されるアプリケーション・プログラム・コードを記憶するように構成されており、アプリケーション・プログラム・コードはプロセッサ1301の制御下で実行される。プロセッサ1301は、メモリ1303に記憶されたアプリケーション・プログラム・コードを実行するように構成されている。
特定の実装では、実施形態においては、プロセッサ1301は、1つ以上のCPU、例えば、図13のCPU0およびCPU1を含み得る。
特定の実装では、一実施形態では、端末デバイス1300は、複数のプロセッサ、例えば、図13のプロセッサ1301およびプロセッサ1308を含み得る。各プロセッサは、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってもよく、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
端末デバイスは、この出願による情報を送信および受信するための方法において、端末デバイスによって行われるステップを実装するように構成され得ると理解されたい。関連する機能については、前述の説明を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
この出願では、前述の方法例に基づき、端末デバイスに対して機能モジュールが定義されてもよい。例えば、各関数モジュールは、各関数に対応して定義されてもよい。代替的には、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。この出願においては、モジュール分割は一例であり、単なる論理関数分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実装においては、別の分割方法が使用されてもよい。例えば、各機能モジュールが各機能に対応して定義される場合、図14は、装置の概略図である。装置は、前述の実施形態では端末デバイスであってもよい。装置は、処理ユニット1401および通信ユニット1402を含む。
通信ユニット1402は、ネットワークデバイスからの指示情報を受信するように構成されており、指示情報はタイミング調整パラメータを示し、タイミング調整パラメータは、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用され、第1の上りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。
処理ユニット1401は、通信ユニット1402によって受信した指示情報に基づいてタイミング調整パラメータを決定するように構成されている。
任意で、第2の上りリンクキャリアは、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアを含み、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、同一セルに属し、
タイミング調整パラメータは、処理ユニット1401によって、第1の上りリンクキャリアおよび少なくとも2つの第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである。
任意に、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、少なくとも1つのTDDキャリアおよび少なくとも1つのSULキャリアを含む。
任意に、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアであり、
通信ユニット1402は、ネットワークデバイスからの指示情報を受信する場合、具体的には、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で指示情報を受信するように構成されており、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは同一セルに属するか、または第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアは同一の無線アクセス技術に属する。
任意に、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
任意に、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアであり、
処理ユニット1401は、さらに、通信ユニット1402が、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが同一セルに属する、制御することと、
通信ユニット1402によって受信した下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、をするように構成されている。
任意に、処理ユニット1401は、さらに、
通信ユニット1402が、ネットワークデバイスから第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが同一セルに属する、制御することと、
通信ユニット1402によって受信した下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、をするように構成されている。
任意に、処理ユニット1401は、さらに、
通信ユニット1402が、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を受信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが異なるセルに属する、制御することと、
通信ユニット1402によって受信した下りリンク基準信号に基づいて、第2の上りリンクキャリア上で上りリンク信号をネットワークデバイスに送信するための電力を決定することと、をするように構成されている。
端末デバイスは、この出願により情報を送信および受信方法において、端末デバイスにより行われるステップを実装するように構成されてもよいと理解されたい。関連する機能については、前述の説明を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
同じ発明概念に基づいて、図15は、この出願の一実施形態による装置の概略図である。装置は、ネットワークデバイスであってもよく、前述の実施形態のいずれかにおいてネットワークデバイスによって行われる方法を実行してもよい。
ネットワークデバイス1500は、少なくとも1つのプロセッサ1501およびトランシーバ1502を含み、任意にメモリ1503をさらに含む。
プロセッサ1501、トランシーバ1502、およびメモリ1503は相互接続される。プロセッサ1501は、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、またはこの出願の実施形態におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路であってもよい。
トランシーバ1502は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。トランシーバは、無線周波数回路を含む。
メモリ1503は、静的情報および命令を記憶することができる読取専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは別のタイプの静的記憶デバイス、もしくは情報および命令を記憶することができるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは別のタイプの動的記憶装置、もしくは電気的に消去可能な書込可能な読取専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態で予期されるプログラムコードを搬送または記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体であってもよい。ただし、制限はそれには設定されない。メモリ1503は、独立して存在してもよく、プロセッサ1501に接続される。メモリ1503は、代替的にはプロセッサと一体化されてもよい。メモリ1503は、この出願の実施形態を実行するために使用されるアプリケーション・プログラム・コードを記憶するように構成されており、アプリケーション・プログラム・コードはプロセッサ1501の制御下で実行される。プロセッサ1501は、メモリ1503に記憶されたアプリケーション・プログラム・コードを実行するように構成されている。
特定の実装では、実施形態においては、プロセッサ1501は、1つ以上のCPU、例えば、図15のCPU0およびCPU1を含み得る。
特定の実装では、一実施形態では、ネットワークデバイス1500は、複数のプロセッサ、例えば、図15のプロセッサ1501およびプロセッサ1508を含み得る。各プロセッサは、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってもよく、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
ネットワークデバイスは、この出願による情報を送信および受信するための方法において、ネットワークデバイスによって行われるステップを実装するように構成され得ると理解されたい。関連する機能については、前述の説明を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
この出願では、前述の方法例に基づき、ネットワークデバイスに対して機能モジュールが定義されてもよい。例えば、各関数モジュールは、各関数に対応して定義されてもよい。代替的には、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。この出願においては、モジュール分割は一例であり、単なる論理関数分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実施においては、別の分割方法が使用されてもよい。例えば、各機能モジュールが各機能に対応して定義される場合、図16は、装置の概略図である。装置は、前述の実施形態ではネットワークデバイスであってもよい。装置は、処理ユニット1601および通信ユニット1602を含む。
処理ユニット1601は、指示情報を決定するように構成されており、指示情報は、タイミング調整パラメータを示し、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものであり、第1の上りリンクキャリアは、第1の無線アクセス技術の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、第2の無線アクセス技術の上りリンクキャリアである。
通信ユニット1602は、処理ユニット1601によって決定された指示情報を端末デバイスに送信するように構成されている。
任意で、第2の上りリンクキャリアは、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアを含み、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、同一セルに属し、タイミング調整パラメータは、端末デバイスによって、第1の上りリンクキャリアおよび少なくとも2つの第2の上りリンクキャリア上での送信タイミングを決定するために使用されるものである。
任意に、少なくとも2つの第2の上りリンクキャリアは、少なくとも1つのTDDキャリアおよび少なくとも1つのSULキャリアを含む。
任意に、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内のキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内のキャリアであり、
通信ユニット1602は、端末デバイスへの指示情報の送信する場合、具体的には、
第1の下りリンクキャリア上で指示情報を端末デバイスに送信するように構成されており、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが同一セルに属するか、または第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが同一の無線アクセス技術に属する。
任意に、第1の無線アクセス技術はLTEであり、第2の無線アクセス技術はNRである。
任意に、第1の上りリンクキャリアは、一次セル内の上りリンクキャリアであり、第2の上りリンクキャリアは、二次セル内の上りリンクキャリアであり、
処理ユニット1601は、さらに、
通信ユニット1602が、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアと第1の上りリンクキャリアは同一セルに属する、制御することとをするように構成されている。
任意に、処理ユニット1601は、さらに、
通信ユニット1602が、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが同一セルに属する、制御することをするようにさらに構成されている。
任意に、処理ユニット1601は、さらに、
通信ユニット1602が、第1の下りリンクキャリア上で下りリンク基準信号を端末デバイスに送信するように制御することであって、第1の下りリンクキャリアが第1の無線アクセス技術の下りリンクキャリアであり、第1の下りリンクキャリアおよび第1の上りリンクキャリアが異なるセルに属する、制御することをするように構成されている。
ネットワークデバイスは、この出願の実施形態により情報を送信および受信するための方法において、ネットワークデバイスによって行われるステップを実装するように構成されてもよいと理解されたい。関連する機能については、前述の説明を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
この出願の一実施形態は、さらに、ネットワークデバイスまたは端末デバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成されているコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータソフトウェア命令は、前述の方法の実施形態を行うために設計されたプログラムコードを含む。
当業者は、この出願が方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解すべきである。従って、この出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを有する実施形態の形態を使用することができる。さらに、この出願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む、1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクストレージ、CD-ROM、光学ストレージなどを含むが、これらに限定されない)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
この出願は、この出願による方法、デバイス(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の各プロセスおよび/または各ブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図のプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実施するために使用され得ると理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、またはマシンを生成するための他の任意のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに対して提供されてもよく、他の任意のプログラマブルデータ処理デバイスのコンピュータまたはプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおいて、特定の機能を実装するための装置を生成するようにする。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他の任意のプログラマブルデータ処理デバイスに特定の方法で動作するように命令することができるコンピュータ読取可能メモリに記憶されてもよく、コンピュータ読取可能メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート中の1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図中の1つ以上のブロック中の特定の機能を実装する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で行われ、それによって、コンピュータに実装された処理を生成する。従って、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装するためのステップを提供する。
明らかに、当業者は、この出願の精神および範囲から逸脱することなく、この出願に種々の修正および変更を加えることができる。したがって、この出願は、この出願の以下の特許請求の範囲およびそれらの同等の技術によって定義される保護の範囲内にあることを条件として、この出願のこれらの修正および変形をカバーすることを意図している。