JP7128590B2 - プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法 - Google Patents

プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7128590B2
JP7128590B2 JP2019159483A JP2019159483A JP7128590B2 JP 7128590 B2 JP7128590 B2 JP 7128590B2 JP 2019159483 A JP2019159483 A JP 2019159483A JP 2019159483 A JP2019159483 A JP 2019159483A JP 7128590 B2 JP7128590 B2 JP 7128590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
equipment
facility
plant
hmi screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019159483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021039479A (ja
Inventor
哲也 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp filed Critical Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
Priority to JP2019159483A priority Critical patent/JP7128590B2/ja
Publication of JP2021039479A publication Critical patent/JP2021039479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7128590B2 publication Critical patent/JP7128590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Description

本発明の実施形態は、プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法に関する。
鉄鋼プラント等のプラントエンジニアリング業務では、当該プラントで製品を生産するために必要な設備や機器(以下、設備等という)の構成、配置ならびにこれら設備等を制御するための制御機器に関する情報がプラント設計依頼者やプラント設備を製造する機械メーカ(以下、機械メーカ等という)からシステム制御の電気設計を担当する電気メーカに提示される。
プラントを構成する設備等は、同種で異なる複数のプラントに共通的に設置される設備等と、対象のプラントで生産する製品により特化されたものとがある。機械メーカ等からは、これらの設備等の情報が混在して電気メーカに提示されることが多い。
これらの設備等に関する機器情報は、機械メーカ等によりプラントの設計ごとに毎回作成される。そのため、対象プラントの制御システムを設計する電気メーカは、プラントエンジニアリング業務を遂行するにあたり、機械メーカ等から提示された設備等のための制御機器に関する情報の内容を毎回吟味し、必要な機器の過不足の検討、制御方法を毎回検証する必要がある。
プラント運用においては、人的事故や設備や機械の破損防止のために必要な安全機構を考慮する必要がある。電気メーカは、このような安全機構についても、機械メーカ等から提示された制御機器に関する情報に漏れがないか否かを毎回検討する必要がある。
たとえば、特許文献1には、HMI画面とPLCとの間の通信インタフェースの試験を自動化するインタフェース試験装置についての技術が開示されている。HMI(Human Machine Interface)とは、人間が機械に対して操作を行い、その機械が現在の状態や処理の結果を人間に知らせる手段のことを指し、そのための装置やソフトウェア等を含む。たとえば人間が機械に対して操作を行うための手段としては、スイッチやボタン、キーボード、マウスなどがある。また、機械が人間に対して情報を伝える手段としては、ディスプレイの液晶画面やメータ等の表示機器、ランプ、スピーカなどがある。
製鉄所等のプラントでは、各種機械を制御するために、制御機器であるプログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller、以下、PLCという。)が用いられる。PLCは、センサー等からの信号を入力し、ラダープログラムにしたがって、アクチュエータ等に対して信号を出力することにより、これら各種機械に対する制御を自動的に行う。PLCは、通信ネットワークを介して、コンピュータに接続することができるので、このコンピュータとPLCとの通信インタフェースを行うことにより、HMIを、コンピュータのディスプレイ画面上で行うようにすることができる。制御対象の機械の状態等の情報の取得や機械の操作等を行うときのディスプレイ画面をHMI画面という。
特許文献1では、自動的に擬似出力信号を生成することによって、HMI画面とPLCとの間の通信インタフェースの試験を自動化し、生産性を向上させ、人為的なミスを低減するインタフェース試験装置を提供支援するシステムについて述べられている。本支援システムでは、HMIにて準備されたメニューに対応した部品テーブルを予め用意しておき、そのメニューの中から顧客にライン構成を選択させることにより効率よく実施するとしている。
しかしながら、鉄鋼プラント等のプラントエンジニアリング業務は、いわゆる受注業務であり、全く同一のプラントを対象にすることは殆どない。さらに機械メーカによっても、製品を生産するための機械構成や配置される機器が異なり、予め選択メニューを用意することは困難である。
一方、プラントエンジニアリング業務における一連の設計業務は、プロセスなどの基本仕様を決定することから始まり、基本仕様データにもとづいてプロセスフロー設計、プロセス制御設計およびプロセス設備配置設計等の初期設計セクションが先行する。次いで、初期設計データにもとづいてプロセス機器設計、制御システム設計などの複数の機能設計セクションに移行する手順で進められる。また、各機能設計セクションにおいても相互で設計項目が関連し合うものがある。したがって、関連する設計項目については、その設計項目について決定権を有するセクションにおいてできるだけ早く決定して、他の関連する設計セクション等に伝達する必要がある。しかも、プラントの設計から立上げに至るまでの工期を短縮したいと考える機械メーカ等の要望に応じるため、一連の設計業務の各設計段階を、ほぼ同時並行的に遂行する必要がある。同時並行的に設計業務を遂行するには、設計手順における上流側の設計データが確定しなくても、下流側の設計をある程度進める必要がある。
特開2017-129957号公報
鉄鋼プラント等のプラントエンジニアリング業務では、機械メーカ等は、対象プラントにおいて製品を生産するプロセスに応じ、配置する設備の機械的設計、およびこれらを制御するために必要な機器配置の設計を行う。その上で、機械メーカ等は、機械的設計および機器配置の情報を設備配置情報として、制御システム設計を行う電気メーカに提示する。
これらの設備に関する設計作業は、プロジェクトごとに毎回機械メーカ等で実施され、情報量が膨大であるため、設計誤りや設計漏れ等の問題を発生させるおそれがある。
一方、電気メーカのプラント制御システム設計者は、機械メーカ等が作成した設備配置情報から、各設備・機器に求められている制御内容を確認するとともに、制御システム構築時に必要な機器の過不足の確認を行うために多大の時間を要している。またこれらの確認を行うためには、確認者の知識が要求され、確認者によっては、検討不足により、プラントエンジニアリング業務の作業が進捗したあとで問題が検出され、作業の後戻りが発生するおそれがある。
機械メーカ等の有する制御機器に関する情報は、対象としているプラント用に作成されるため、他のプラントを含む複数のプラントで共通に必要となる制御機器と、対象プラントに特化した機器として配置されるものが混在していることがある。そのため、プラント制御システム設計者は、これらの情報から制御機器の過不足を検出するには多大の時間を要することが多い。
プラントを構成する設備の安全機構についての情報については、機械メーカ等から提示される情報に、他の目的で配置された機器と混在していることもある。そのため、プラント制御システム設計者は、これらの制御機器の情報の中に安全機構に関する情報の漏れや不足がないかを検証しなければならず、見落としを起こすおそれがある。
プラントエンジニアリング業務を行う際、これらの検討を行うにはプラント制御システム設計者を含むエンジニアの経験と知識が必要であり、経験の浅いエンジニアが実施した場合には、検討不足からプラント運用時に問題を起こす可能性がある。
複数のプラントでの共通部分と対象プラントでの特有部分を混在して行うため、対象プラントに特化して検討しなければならない部分が不明瞭になることがある。そのため、十分な検討が行われず、結果として、プラント運用に問題が発生するおそれがある。
本発明に係る実施の形態は、上述のような課題を解決するためになされたもので、プラント制御システム設計者の経験によらず、制御機器に関する情報等を漏れなく効率的にプラントシステム設計に反映させるプラントエンジニアリング支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係る実施の形態のプラントエンジニアリング支援装置は、対象のプラントにおける設備の配置を表す設備配置情報にもとづいて、前記設備に割り付けられた識別子および前記識別子に紐づけられた設備名称を含む設備条件情報を抽出する設備条件抽出部と、過去からの経験にもとづいて選定された情報であって、複数のプラントに設置された設備を制御する複数の制御機器に関する前記情報を含む設備マスター情報から、前記設備条件情報にもとづいて、前記対象のプラントに用いる制御機器の情報を含む設備関連基本情報を生成する設備情報生成部と、前記設備関連基本情報に、前記対象のプラントに特有の設備のための、または前記対象のプラントに設置される設備に特有の機能を持たせるための特化制御機器の情報である特化設備情報を併合して、設備関連実情報を生成し、制御機器ごとにHMI画面上に表示されるオブジェクトを紐づける設備差分修正部と、前記オブジェクトを前記HMI画面上に配置したことを検出し、前記設備関連実情報の前記オブジェクトにフラグデータを付加するHMI画面情報部と、前記オブジェクトが前記HMI画面上に配置されるたびに、前記オブジェクトに紐づけられたPLC用ソフトウェアを読み出して、前記設備関連実情報のすべての前記オブジェクトに前記フラグデータが立ったときに、前記PLC用ソフトウェアのすべてを併合して前記対象のプラントのためのソフトウェアを生成するPLCソフトウェア生成部と、を備える。
本発明によれば、プラント制御システム設計者の経験によらず、制御機器等に関する情報等を漏れなく効率的にプラントシステム設計に反映させるプラントエンジニアリング支援装置が実現される。
実施形態に係るプラントエンジニアリング支援装置を例示するブロック図である。 図1のプラントエンジニアリング支援装置の一部を例示するブロック図である。 HMI設計画面の例である。 HMI画面の設計に用いる電気品の一覧を例示するテーブルである。 実施形態のプラントエンジニアリング支援装置の動作を説明するためのフローチャートの例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、実施形態に係るプラントエンジニアリング支援装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、プラントエンジニアリング支援装置100は、設備条件抽出部10と、設備情報生成部11と、設備差分修正部12と、記憶装置13と、設備情報編集部14と、HMI画面情報部15と、PLCソフトウェア生成部16と、を備える。
プラントエンジニアリング支援装置100は、同種の複数種類のプラント設計において過去から共通的に利用されている設備や機器等の情報を、機械メーカ等および電気メーカの合意の上で蓄積したデータベースに、対象のプラントのために追加される設備および特化された設備に関する情報を効率的に追加し、データベースを更新する。
プラントエンジニアリング支援装置100は、対象のプラントにおける設備等の情報を漏れなく格納したデータベースに、HMI画面上の操作用品や表示用品等の電気品のオブジェクトに紐づけられたPLC用のソフトウェアを有する。プラントエンジニアリング支援装置100は、HMI画面上に電気品を配置し、配置が完了した場合に、そのプラント設計におけるPLCのためのソフトウェアを生成する。
プラントエンジニアリング支援装置100は、HMI画面上に電気品の配置が完了したときに、配置された電気品に不足がないかをチェックし、不足がある場合に、プラントエンジニアリング支援装置100の操作者にその旨を知らせる。操作者は、たとえばプラント制御システム設計者である。
実施形態のプラントエンジニアリング支援装置100の構成について詳細に説明する。
設備条件抽出部10は、記憶装置13に接続されている。設備条件抽出部10は、設備配置情報にもとづいて、記憶装置13から設備条件情報を抽出する。
設備配置情報とは、対象のプラント設計に必要なすべての設備の構成および設備の配置に関する情報である。設備配置情報は、機械メーカ等から電気メーカに提示される。
設備条件情報とは、対象のプラント設計において、プラントを構成する設備の名称およびその設備に割り付けられた識別子を含む情報である。設備条件情報では、設備名称等は、設備ごとに割り付けられた識別子に紐づけられて管理されている。
設備情報生成部11は、記憶装置13に接続されている。設備情報生成部11は、設備条件抽出部10によって抽出された設備条件情報にもとづいて、設備マスター情報から設備関連基本情報を生成する。
設備マスター情報とは、同種で異なる複数のプラントにおいて共通的に設置される設備を動作させ、制御するのに必要な制御機器等の情報を格納したデータベースである。設備マスター情報には、設備の動作や制御等のために用いられるアクチュエータやセンサー、操作用品、インタフェース(以下、I/Fという)信号等の情報がグループ分けされて格納されている。
設備差分修正部12は、記憶装置13に接続されている。設備差分修正部12は、設備関連実情報を生成する。設備関連実情報とは、設備関連基本情報に、あらたな制御機器に関する情報等を追加することによって生成される情報である。あらたに追加される情報は、たとえば対象のプラント設計に特有に設置される特化設備に関する機器情報等である。あらたに追加される情報は、そのプラント設計に特有のものではなくても、設備マスター情報に登録されていないが、実際には共通的に用いられ得る制御機器に関する情報を含んでもよい。設備関連実情報は、たとえば、アクチュエータ、センサー、操作用品、I/F信号等にグループ分けされ、グループごとのリストとして管理される。設備差分修正部12は、対象のプラントを構成する各設備および各機器に対して付加される機器番号等の固有情報も設備配置情報にもとづいて修正する。
設備差分修正部12は、設備関連基本情報、対象プラントのための特有な設備を制御するために必要な機器、または共通設備において対象プラントにおいて特別に設ける機器に対する情報を、設備関連基本情報に補充および修正することで設備関連実情報を生成する。したがって、設備関連実情報は、構築対象のプラントに特化した設備および設備ごとに必要な制御機器に関する情報を含む。この際に、設備関連実情報では、設備関連基本情報に対し補充および修正された制御機器情報は、データベース上、テキストの色替え、特殊記号等の情報を付加すること等により、プラントエンジニアリング支援装置100の操作者以外の第三者が認識できるようにしてもよい。
これにより、設備関連実情報は、過去のプラントエンジニアリング業務において蓄積された設備関連基本情報に、対象プラントに特化および追加した情報を加えたものになり、該当するプラントエンジニアリング業務を実施するために必要十分な情報を備えることになる。
設備差分修正部12は、データベースに格納された制御機器に関する情報ごとに、HMI画面に表示される用品のためのオブジェクトを紐づける。また、このとき設備差分修正部12は、制御機器に関する情報に、それに紐づけられたオブジェクトとともに、さらにその制御機器を制御するためのPLC用のソフトウェアも紐づける。
記憶装置13は、設備条件抽出部10、設備情報生成部11、設備差分修正部12および後述する設備情報編集部14で実行されるプログラムやデータが記憶される。記憶装置13は、たとえば半導体メモリや磁気ディスク等である。
HMI画面情報部15は、操作者が入力した情報を、この例では、設備情報編集部14を介して記憶装置13に入力する。HMI画面情報部15から入力される情報は、たとえば、操作者がHMI画面上に配置する電気品等のオブジェクトである。選択され配置されるオブジェクトは、上述したとおり、設備関連実情報にリストアップされた制御機器情報のいずれかに紐づけられている。したがって、プラントエンジニアリング支援装置100は、HMI画面上に配置されたオブジェクトをチェックすることによって、設備関連実情報にリストアップされている制御機器がもれなくHMI画面上に配置されているか否かを判定することができる。
設備情報編集部14は、プラントエンジニアリング支援装置100の操作者が、設備マスター情報を記憶装置13に入力する場合に用いられる。記憶装置13が記憶した設備マスター情報は、必要に応じて随時、設備情報編集部14を介して、補充および修正等がされる。
PLCソフトウェア生成部(図1では、PLC S/W生成部と表記)16は、記憶装置13に接続されている。上述したとおり、設備関連基本情報や設備関連実情報では、これらにリストアップされている制御機器等の電気品等は、HMI画面上のオブジェクトに紐づけられているとともに、電気品を制御するためのソフトウェアも紐づけられている。PLCソフトウェア生成部16は、HMI画面上に配置されるオブジェクトが選択されると、そのオブジェクトに紐づけられたラダープログラム等のソフトウェアを選択する。PLCソフトウェア生成部16は、すべてのオブジェクトがHMI画面上に配置されると、選択されたソフトウェアを適切に結合し、併合してPLCソフトウェアを自動的に生成する。
記憶装置13内に構築されるデータベースについて詳細に説明する。
図2は、図1のプラントエンジニアリング支援装置の一部を例示するブロック図である。
図2には、記憶装置13で構成されるデータベースの一例が示されている。
図2に示すように、記憶装置13には、設備マスター情報24を有する。設備マスター情報24は、上述したとおり、同種で異なる複数のプラントにおいて共通的に設置される設備を動作させ、制御するのに必要な制御機器等の情報を格納したデータベースである。このデータベースは、機械メーカ等および電気メーカ双方のプラント構築時の経験等も協議、検討により過去からの経験も踏まえてリストアップされた制御機器等の情報が集積されている。
このデータベースに格納されている制御機器等の情報では、たとえば、アクチュエータに関する情報、センサーに関する情報、操作用品に関する情報およびI/F信号に関する情報等がそれぞれグループ分けされて格納、管理されている。設備マスター情報24の記憶装置13への登録や更新は、図1に示した設備情報編集部14を介して行うことができる。
記憶装置13では、設備条件抽出部10が設備配置情報20にもとづいて抽出した設備条件情報22を用いて、設備マスター情報24から設備関連基本情報26が生成される。
設備関連基本情報26は、設備マスター情報24から抽出された情報であり、対象のプラント設計において設置される設備等に対応する制御機器等の情報が網羅されている。設備関連基本情報26は、アクチュエータに関する情報、センサーに関する情報、操作用品に関する情報およびI/F信号に関する情報等がそれぞれグループ分けされて格納、管理されている。設備関連基本情報26に含まれる制御機器であるアクチュエータ等の電気品は、HMI画面上に配置されるオブジェクト32およびPLC用のソフトウェアに紐づけられる。
記憶装置13では、設備差分修正部12によって、設備関連基本情報26に、特化設備や特化条件を付加した設備の情報が特化設備情報28として追加される。特化設備情報28にもオブジェクト32およびPLC用のソフトウェアが紐づけられる。特化設備情報28の入力や編集は、設備情報編集部14を介して行われる。
記憶装置13では、設備情報生成部11によって、設備関連基本情報26および特化設備情報28を併合して、設備関連実情報30が生成される。このようにして、設備関連実情報30には、対象のプロジェクトのプラント設計において、共通的に必要となる設備を制御等するため制御機器等およびそのプラント設計に特有の設備用の制御機器等を網羅するデータベースが構築される。
設備関連実情報30の各要素(電気品)は、HMI画面上で用いられるオブジェクト32が紐づけられている。たとえば、HMI画面情報部15を介してオブジェクト32の選択、配置の情報が入力されると、設備関連実情報30のそのオブジェクト32に対応するフラグが立つようにされている。これによって、プラントエンジニアリング支援装置100は、設備関連実情報30に網羅された制御機器等に対応するオブジェクトが、確実にHMI画面上で利用されているか否かを判定することができる。
また、設備関連実情報30の電気品は、対応するPLC用ソフトウェアに紐づけられているので、オブジェクト32を選択し、HMI画面上に配置することによって、対応するソフトウェアを選択することができる。選択されたソフトウェアは、PLCソフトウェア生成部16によって、併合されて適切なPLCソフトウェアが生成される。
実施形態のプラントエンジニアリング支援装置100の動作について説明する。
図3は、HMI設計画面の例である。
図4は、HMI画面の設計に用いる電気品の一覧を例示するテーブルである。
図3に示すように、HMI画面150上には、操作者によって、必要な部品が選択され、HMI画面150上に順次配置される。第1ペイオフリールが“1POR”として、第2ペイオフリールが“2POR”としてHMI画面150上に配置されている。他の電気品、部品もHMI画面150上に配置されている。
図4に示すように、各電気品、部品は、設備関連実情報30のデータベースの一部として格納、管理されている。図では、この一部をテーブル200として示している。たとえば、電気品 DEVICE NO.は、設備関連実情報30の識別子に対応する。電気品 DEVICE NO.が“E03”は、図3の1PORに対応する。電気品 DEVICE NO.が“E04”は、図3の2PORに対応する。
テーブル200には、電気品 DEVICE NO.ごとにオブジェクトの有無が示されている。オブジェクト欄にチェック(〇印)があるものは電気品であり、紐づいているオブジェクトが存在する。たとえば、電気品 DEVICE NO.が“E24”は、台車であり、電気品でないため、オブジェクトが紐づけられていない。
このように、テーブル200を含む設備関連実情報30では、オブジェクトと制御機器等の電気品の情報とが相互に紐づけられているので、HMI画面情報部15がオブジェクトの選択、配置を検出することによって、そのプロジェクトのために網羅されている電気品がすべてHMI画面150上に配置されているか否かをチェックすることができる。
実施形態のプラントエンジニアリング支援装置100の一連の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図5は、実施形態のプラントエンジニアリング支援装置の動作を説明するためのフローチャートの例である。
図5に示すように、ステップS101において、設備条件抽出部10は、設備配置情報20にもとづいて設備条件情報22を抽出する。
ステップS102において、設備情報生成部11は、前のステップS101で抽出された設備条件情報22にもとづいて、設備マスター情報24から設備関連基本情報26を生成する。
ステップS103において、設備差分修正部12は、設備関連基本情報26に、そのプロジェクト特有の特化設備や特化の機能を付加した設備等の情報を追加する。
ステップS104において、HMI画面情報部15は、HMI画面に配置されたオブジェクトの情報を設備関連実情報に入力する。PLCソフトウェア生成部16は、入力されたオブジェクトに紐づけられたPLC用のソフトウェアを入力する。
ステップS105において、HMI画面情報部15は、設備関連実情報30中ですべてのオブジェクトに対応するデータにチェックされているか否かを判定する。HMI画面情報部15は、すべてのオブジェクトにチェックが入っている場合には、PLCソフトウェア生成部16に入力されているソフトウェアを併合して、適切なソフトウェアを生成する。
HMI画面情報部15は、オブジェクトの一部にチェックが入っていない場合に、操作者によってHMI画面設計完了とされたときに、“未配置部品あり”とのアラームを表示等する。
実施形態のプラントエンジニアリング支援装置100の効果について説明する。
実施形態のプラントエンジニアリング支援装置100は、HMI画面情報部15を備えており、HMI画面情報部15は、電気品のオブジェクトがHMI画面150上に配置されたことを検出して、設備関連実情報30の対応するオブジェクトにフラグを立てる。そのため、HMI画面情報部15は、設備関連実情報30中のすべてのオブジェクトにフラグが立つことによって、そのプロジェクトに用いられる制御機器等の電気品がHMI画面設計上で漏れなく用いられているか否かを判定することができる。
したがって、プラントエンジニアリング支援装置100は、操作者の経験によらず、機器情報等を漏れなく効率的にプラントシステム設計に反映させることができる。
プラントエンジニアリング支援装置100は、PLCソフトウェア生成部16をさらに備えている。PLCソフトウェア生成部16は、HMI画面情報部15と協働して、HMI画面150に配置された電気品のオブジェクトに紐づけられたPLC用ソフトウェアを入力して、これらを併合してそのプラント設計に適切なPLC用ソフトウェアを自動的に生成することができる。
プラント設計におけるPLC用ソフトウェアの設計には、従来、制御対象ごとに行われ、システム設計の完了後に全体を併合する処理が行われているが、本実施形態では、HMI画面150の配置設計の完了後に自動的に対応するソフトウェアが自動的に生成される。したがって、より効率よくプラント制御システム設計を行うことができる。
このようにして、プラント制御システム設計者の経験によらず、制御機器等に関する情報等を漏れなく効率的にプラントシステム設計に反映させるプラントエンジニアリング支援装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10 設備条件抽出部、11 設備情報生成部、12 設備差分修正部、13 記憶装置、14 設備情報編集部、15 HMI画面情報部、16 PLCソフトウェア生成部、20 設備配置情報、22 設備条件情報、24 設備マスター情報、26 設備関連基本情報、28 特化設備情報、30 設備関連実情報、32 オブジェクト、100 プラントエンジニアリング支援装置

Claims (3)

  1. 対象のプラントにおける設備の配置を表す設備配置情報にもとづいて、前記設備に割り付けられた識別子および前記識別子に紐づけられた設備名称を含む設備条件情報を抽出する設備条件抽出部と、
    過去からの経験にもとづいて選定された情報であって、複数のプラントに設置された設備を制御する複数の制御機器に関する前記情報を含む設備マスター情報から、前記設備条件情報にもとづいて、前記対象のプラントに用いる制御機器の情報を含む設備関連基本情報を生成する設備情報生成部と、
    前記設備関連基本情報に、前記対象のプラントに特有の設備のための、または前記対象のプラントに設置される設備に特有の機能を持たせるための特化制御機器の情報である特化設備情報を併合して、設備関連実情報を生成し、制御機器ごとにHMI画面上に表示されるオブジェクトを紐づける設備差分修正部と、
    前記オブジェクトを前記HMI画面上に配置したことを検出し、前記設備関連実情報の前記オブジェクトにフラグデータを付加するHMI画面情報部と、
    前記オブジェクトが前記HMI画面上に配置されるたびに、前記オブジェクトに紐づけられたPLC用ソフトウェアを読み出して、前記設備関連実情報のすべての前記オブジェクトに前記フラグデータが立ったときに、前記PLC用ソフトウェアのすべてを併合して前記対象のプラントのためのソフトウェアを生成するPLCソフトウェア生成部と、
    を備えたプラントエンジニアリング支援装置。
  2. 前記設備情報生成部は、前記制御機器の情報として、アクチュエータ、センサー、操作用品およびインタフェース信号に関する情報を生成し、それぞれをグループ化する請求項1記載のプラントエンジニアリング支援装置。
  3. 設備条件抽出部によって、対象のプラントおける設備の配置を表す設備配置情報にもとづいて、前記設備に割り付けられた識別子および前記識別子に紐づけられた設備名称を含む設備条件情報を抽出し、
    設備情報生成部によって、過去からの経験にもとづいて選定された情報であって、複数のプラントに設置された設備を制御する複数の制御機器に関する前記情報を含む設備マスター情報から、前記設備条件情報にもとづいて、前記対象のプラントに用いる制御機器の情報を含む設備関連基本情報を生成し、
    設備差分修正部によって、前記対象のプラントに特有の設備のための、または前記対象のプラントに設置される設備に特有の機能を持たせるための特化制御機器の情報である特化設備情報を併合して、設備関連実情報を生成し、制御機器ごとにHMI画面上に表示されるオブジェクトを紐づけ、
    HMI画面情報部によって、前記オブジェクトを前記HMI画面上に配置したことを検出し、前記設備関連実情報の前記オブジェクトにフラグデータを付加し、
    PLCソフトウェア生成部によって、前記オブジェクトが前記HMI画面上に配置されるたびに、前記オブジェクトに紐づけられたPLC用ソフトウェアを読み出して、前記設備関連実情報のすべての前記オブジェクトに前記フラグデータが立ったときに、前記PLC用ソフトウェアのすべてを併合して前記対象のプラントのためのソフトウェアを生成するプラントエンジニアリング支援方法。
JP2019159483A 2019-09-02 2019-09-02 プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法 Active JP7128590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159483A JP7128590B2 (ja) 2019-09-02 2019-09-02 プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159483A JP7128590B2 (ja) 2019-09-02 2019-09-02 プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021039479A JP2021039479A (ja) 2021-03-11
JP7128590B2 true JP7128590B2 (ja) 2022-08-31

Family

ID=74847031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019159483A Active JP7128590B2 (ja) 2019-09-02 2019-09-02 プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7128590B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021007868T5 (de) * 2021-06-23 2024-04-04 Mitsubishi Electric Corporation Programmierunterstützungsvorrichtung, programmierunterstützungsverfahren, programmierunterstützungsprogramm und speicherprogrammierbare steuerung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004126816A (ja) 2002-09-30 2004-04-22 Omron Corp 設計支援装置及び設計支援方法並びにプログラム製品
JP2011210029A (ja) 2010-03-30 2011-10-20 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プラントエンジニアリング支援装置及び方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02207377A (ja) * 1989-02-08 1990-08-17 Nec Corp 配置設計支援装置
JP3409112B2 (ja) * 1997-11-19 2003-05-26 富士通株式会社 統合電子部品管理システムおよびそのためのプログラム記憶媒体
JP2008003933A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Hitachi High-Tech Control Systems Corp プロセス制御プログラム作成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004126816A (ja) 2002-09-30 2004-04-22 Omron Corp 設計支援装置及び設計支援方法並びにプログラム製品
JP2011210029A (ja) 2010-03-30 2011-10-20 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プラントエンジニアリング支援装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021039479A (ja) 2021-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9411333B2 (en) Method and tool for automatic distribution of control code in a safety system
US7734357B2 (en) System for operating an installation by editing graphic objects
CN109074061A (zh) 用于生成工业过程图形的装置和方法
JP2017167653A (ja) 評価システム、評価プログラムおよび評価方法
JP7128590B2 (ja) プラントエンジニアリング支援装置およびプラントエンジニアリング支援方法
JP2013211000A (ja) 携帯型端末装置
JP5048748B2 (ja) 試験テーブル生成装置及び試験テーブル生成方法
Falkman et al. Automatic generation: A way of ensuring PLC and HMI standards
JP2006059316A (ja) 搬送装置の設計支援システム
JP4791990B2 (ja) プラントモデル開発システム
JP2019008801A (ja) インターロックチェーン可視化
JP5385837B2 (ja) プラントエンジニアリング支援装置及び方法
KR101798168B1 (ko) 고장 배제 데이터베이스 구축 제어 장치 및 방법
Khan et al. Testing and validation of safety logic in the virtual environment
JP2022152987A (ja) アラーム管理装置、アラーム管理方法およびアラーム管理プログラム
KR101639199B1 (ko) 스위치기어를 파라미터화하기 위한 엔지니어링 시스템에 대한 매크로 관리 시스템
US12066803B2 (en) Apparatus and method for iteratively and interactively planning an I/O station for an automation controller
JP5703927B2 (ja) 鉄鋼プラントの制御盤設計支援装置
JP2940586B2 (ja) プラント制御装置のシミュレーションテスト方法及びプラント制御装置用シミュレータ
JP2020087328A (ja) プラント制御装置
Koehler et al. A Novel Block-Based Programming Framework for Non-programmers to Validate PLC Based Machine Tools for Automotive Manufacturing Facilities
JP5954193B2 (ja) 鉄鋼プラントエンジニアリング支援装置
JP5741334B2 (ja) 鉄鋼プラントエンジニアリング支援装置
JP2014229079A (ja) 制御システムエンジニアリング装置
JP2023024762A (ja) 制御用ソフトウェアの自動テスト方法及び装置ならびにコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7128590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150