JP7123653B2 - Rfidタグ用フィルタリング装置 - Google Patents

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本発明は、リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報より移動しているタグ情報を抽出するRFIDタグ用フィルタリング装置に関する。
近年、UHF帯のRFID(Radio Frequency Identification)技術を用いたRFIDタグ用チップの性能向上に伴い、遠距離に位置する多数のRFIDタグを一括して瞬時に読取ることが可能となってきていることから、用途が拡大し、例えば製品管理等に使用されるようになってきている。
例えば、製品管理でRFIDタグを製品ごとに付帯させて利用する場合に、リーダとRFIDタグとが遠距離(例えば10mの範囲)で通信されることから、多数の製品の搬入、搬出に際して、静止及び移動している総ての製品(RFIDタグ)に対して時系列で通信状態とすると例えば1秒間で約2,000件にも達するタグ情報を処理することが必要となる。
そこで、処理負荷を軽減させるために一度の通信状態でタグ情報をリーダで受信した後に2度目に応答させないこともプログラム上可能であるが、一度だけの通信状態とすることは、静止しているRFIDタグのタグ情報と移動しているRFIDタグのタグ情報とを区別することができず、移動しているRFIDタグのタグ情報を把握することができない。
従来、静止しているRFIDタグのタグ情報と移動しているRFIDタグのタグ情報とを区別する技術が特許文献1により知られている。特許文献1には、RFIDリーダによって移動RFIDタグ及び静止RFIDタグを含む複数のRFIDタグの時系列読取データを取得し、読取った複数のRFIDタグの情報から、チラ読みフィルタ、RSSI絶対値フィルタ、RSSI非連続上昇フィルタ、RSSI谷型フィルタ、過読フィルタ、位相振れ少フィルタ、垂直方向移動フィルタのうち少なくとも一つ以上の個別静止RFIDタグフィルタを用いて静止RFIDタグと移動RFIDタグとを識別して移動RFIDタグを認識するもので、上記個別静止RFIDタグフィルタがコンピュータ装置又はRFIDリーダに備えられる技術が記載されている。
特許第5665695号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、上記個別静止RFIDタグフィルタをRFIDリーダに備えさせることはメモリ容量が少ないため、RFIDタグ読取処理とフィルタリング処理を並行した場合に処理能力が低下する一方、コンピュータ装置に当該個別静止RFIDタグフィルタを備えさせることはフィルタリング処理にCPUリソースが多く必要であることから、移動しているRFIDタグが20枚を超えるような場合に処理能力が低下し、1度に読取れるRFIDタグの枚数が少なくなるという問題がある。
このような場合にRFIDタグリーダやコンピュータ装置の処理性能を高めたものとすればよいが、そうすると既存のRFIDタグリーダやコンピュータ装置を使用することができず、システム全体のコスト高を招くこととなる。
また、RFIDタグが付されている物品が、例えば所定数ずつそれぞれコンテナ等に集積され、これらコンテナ等にもRFIDタグが付されるような物品と異なる対象物に付されたRFIDタグをもRFIDリーダによる読み取る場合には、物品に付されたRFIDタグとコンテナ等に付されたRFIDタグとをRFIDリーダによる読み取りにおいて識別することができず、一律的なフィルタリング処理では受信信号強度等の違いから静止RFIDタグと移動RFIDタグとが混在してしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、複数のRFIDタグに対する既存のリーダ及び処理装置に適用可能として低コスト化を図ると共に、複数種類の対象に付されたRFIDタグのタグ情報を確実に認識可能とするRFIDタグ用フィルタリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報より移動しているタグ情報を上位システムで取りまとめて記録させるに際して、当該リーダと当該上位システムとの間に接続されるRFIDタグ用フィルタリング装置であって、前記リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報のうち、移動体検知フィルタにより移動しているタグ情報を抽出する移動体検知フィルタを備える移動体検知手段を有する構成とする。
請求項2、3の発明では、「前記移動体検知フィルタは、前記リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報のうち、前記リーダで読み込まれた際の受信信号強度の変化量に基づいて移動しているタグ情報を抽出する受信信号強度変化量フィルタを少なくとも備える」構成とし、
「前記リーダに対する前記上位システムからの接続形態を整合させるブリッジ機能手段を備える」構成とする。
請求項1の発明によれば、リーダと上位システムとの間に接続されるRFIDタグ用フィルタリング装置であり、複数種類の移動体に対する種類ごとの識別情報を含むタグ情報を備えたRFIDタグが用いられてその種類ごとにそれぞれ異なる受信信号強度の閾値が設定された移動体検知フィルタを備え、リーダで読み込まれたタグ情報をID分別手段で識別情報ごとに分別し、識別情報に応じた移動体検知フィルタにより移動しているタグ情報を移動体の種類毎に抽出する移動体検知手段を備えさせる構成とすることにより、リーダより複数のRFIDタグのタグ情報を得て移動しているRFIDタグのタグ情報のみを上位システムに提供する単独の装置としてフィルタリング処理能力を向上させることが可能となって既存のリーダ及び上位システムに適用させることができ、システム全体としてコスト低減を図ることができると共に、複数種類の対象に付されたRFIDタグのタグ情報を確実に認識可能とするものである。
請求項2の発明によれば、移動体検知手段に備えられる移動体検知フィルタが、リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報のうち、当該リーダで読み込まれた際の受信信号強度の変化量に基づいて移動しているタグ情報を抽出する受信信号強度変化量フィルタを少なくとも備える構成とすることにより、複雑なフィルタリング処理を行うことなく移動しているRFIDタグのタグ情報を抽出させることができるものである。
請求項3の発明によれば、リーダに対する上位システムからの接続状態を整合させるブリッジ機能手段を備えさせることにより、既存のリーダと既存の上位システムとの通信形態のプロトコルが異なっても容易に接続可能とさせることができるものである。
本発明に係るRFIDタグ用フィルタリング装置が適用されるシステム全体の説明図である。 図1のRFIDタグ用フィルタリング装置のブロック構成図である。 RFIDタグリーダライタからのタグ情報の説明図である ID分別手段によるタグ情報分別の説明図である。 移動体検知フィルタによる図4(A)の第1タグ情報に対するフィルタリング処理の説明図(1)である。 移動体検知フィルタによる図4(A)の第1タグ情報に対するフィルタリング処理の説明図(2)である。 移動体検知フィルタによる図4(B)の第2タグ情報に対するフィルタリング処理の一部の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係るRFIDタグ用フィルタリング装置が適用されるシステム全体の説明図を示す。図1(A)において、RFIDタグ用フィルタリング装置(以下、単にフィルタリング装置とする)11は、RFIDタグリーダライタ12と、上位システム(ここではコンピュータとする)13との間に単独の装置として接続される。接続形態は、有線、無線を問わないが、大量データの転送には有線であることが好ましい。
上記フィルタリング装置11の詳細は図2で説明する。上記RFIDタグリーダライタ12及び上位システム13は、既存のもので特に高処理能力機能のものでなくともよい。すなわち、RFIDタグリーダライタ12は、通信用アンテナを備え、RFIDタグと交信してタグ情報を受信して外部に送信するリーダとしての機能を少なくとも有すればよく、また、上位システム13は、パーソナルコンピュータやサーバとして入力したタグ情報を取りまとめて記録するソフトウエア及びハードウエアを備えて処理する能力を有すれば十分である。
フィルタリング装置11には、外部機器14が接続される。当該外部機器14としては、ここでは入出力接点を有する既存のDIOユニット15及び表示灯16であり、DIOユニット15にはセンサ17が接続される。
上記のようなシステムを製品搬出の製品管理に適用させた一例として、図1(B)において、搬送収納体22に収納された移動体である所定数の製品に個別毎の第1RFIDタグ22Aが付帯されると共に、他の移動体である搬送コンテナ23に第2RFIDタグ23Aが付帯され、当該搬送コンテナ23に所定数の当該搬送収納体22が積まれた場合を示している。この場合、第1RFIDタグ22Aと第2RFIDタグ23Aとはそれぞれのタグ情報に識別情報(ID)を含ませている。なお、本実施形態では、2種類の移動体に対する移動しているタグ情報を読み取る場合を示すが、3種類以上であっても同様である。
そして、図1(C)に示すように、所定数の搬送収納体22が積まれた搬送コンテナ23が搬送路21上を移動されるもので、当該搬送路21の所定位置の上方にRFIDタグリーダライタ12が配置され、当該RFIDタグリーダライタ12の搬送路上流側にセンサ17が配置される。
例えば、搬送路21の両側には、図1(B)に示すような所定数の搬送収納体22が積まれた複数の搬送コンテナ23が待機され、一の搬送コンテナ23が順次搬送路21上を移動する。そして、搬送路21上を移動されてくる搬送コンテナ23に対して当該搬送コンテナ23に付された第2RFIDタグ23A及び所定数の搬送収納体22に収納された製品に付帯されたそれぞれの第1RFIDタグ22Aがセンサ17により検知されることでRFIDタグリーダライタ12により当該搬送収納体22内の製品に付帯された個別毎の第1RFIDタグ22A及び搬送コンテナ23に付帯された第2RFIDタグ23Aと交信し、読み込まれたタグ情報を順次フィルタリング装置11に送信するものである。
ここで、図2に、図1のRFIDタグ用フィルタリング装置のブロック構成図を示す。図2(A)において、フィルタリング装置11は、CPU31、ROM32、RAM33、ブリッジ機能手段34、移動体検知手段35及びインタフェース36を備える。
上記CPU31は、この装置全体を統括的に処理制御する物理的な中央処理装置であり、ROM32に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM33は、各フィルタによるフィルタリング処理するプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成される。
上記ブリッジ機能手段34は、RFIDタグリーダライタ12に対する上位システム13からの接続形態に応じたプロトコルを整合させるプロトコルコンバータとしての機能を有するもので、当該上位システム13にRFIDタグリーダライタ12を接続状態とするための制御コマンドを当該RFIDタグリーダライタ12のプロトコルに合致させて送信する。なお、当初よりプロトコルが合致していればスルー状態とする。
上記移動体検知手段35は、図2(B)に示すように、ID分別手段44、識別情報(ID)で区別された種類ごとのRFIDタグに対応した移動体検知フィルタ40A,40B,・・・及び出力手段45を備える。ここでは、上記第1RFIDタグ22Aに移動体検知フィルタ40Aを対応させ、第2RFIDタグ23Aに移動体検知フィルタ40Bを対応させた場合として示す。
上記ID分別手段44は、RFIDタグリーダライタ12により読み取られた第1RFIDタグ22A及び第2RFIDタグ23Aの全タグ情報を入力し、これらタグ情報のIDを識別して、IDごとに割り当てられた移動体検知フィルタ40A,40Bに出力する電子回路乃至プログラムである。上記出力手段45は、各移動体検知フィルタ40A、40Bより得られた移動している各移動体のタグ情報を識別情報(ID)ごとに上位システム13に出力する電子回路乃至プログラムである。
上記移動体検知フィルタ40A,40Bは、RSSI(受信信号強度インジケータ)41、出現回数フィルタ42及びRSSI変化量フィルタ43を備える。全体的には、RFIDタグリーダライタ12で読み込まれた同一IDの複数のRFIDタグの総てのタグ情報をRFIDタグリーダライタ固有のデータフォーマットで入力し、当該タグ情報のうち、移動しているタグ情報を抽出するもので、抽出したタグ情報を上位システム13の指定するデータフォーマット若しくはRFIDタグリーダライタ固有のデータフォーマットで送信する。
上記移動体検知フィルタの一部を構成するRSSI値フィルタ41は、指定期間内に読み込まれたRSSI値が閾値以上のタグ情報を抽出するもので、RFIDタグリーダライタ12のアンテナから遠い位置にあるRFIDタグのタグ情報を除外する。例えば、移動体検知フィルタ40AのRSSI値フィルタ41はRSSI値が第1閾値以上のタグ情報を抽出し、移動体検知フィルタ40BのRSSI値フィルタ41はRSSI値が第2閾値以上のタグ情報を抽出する。すなわち、タグ情報のIDごとに備えられた移動体検知フィルタのRSSI値フィルタ41ごとに対応の閾値が設定されるもので、これによって異なる移動体に付帯されたRFIDタグの情報が混在されることなく移動しているRFIDタグのタグ情報を確実に抽出させることがきでるものである。
上記移動体検知フィルタ40A,40Bの一部を構成する出現回数フィルタ42は、指定期間内のRFIDタグの読取回数が第3閾値以上のタグ情報を抽出して、RFIDタグリーダライタ12において金属体による反射によって読み込まれたRFIDタグのタグ情報を除外する。
上記移動体検知フィルタ40A,40Bの一部を構成するRSSI変化量フィルタ43は、RFIDタグリーダライタ12で読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報のうち、当該RFIDタグリーダライタ12で読み込まれた際の受信信号強度の変化量に基づいて移動しているタグ情報を抽出するもので、具体的には、指定期間内に読み込まれたタグ情報のRSSI変化総量が第4閾値以上のデータを抽出して、静止しているRFIDタグのタグ情報を除外するものである。
なお、移動体検知フィルタ40A,40Bで移動しているRFIDタグのタグ情報を抽出するに際して、上記RSSI変化量フィルタ43のみで移動しているRFIDタグのタグ情報を抽出することは可能であるが、上記RSSI値フィルタ41及び出現回数フィルタ42を用いることで、当該RSSI変化量フィルタ43による処理負荷を軽減させることができるものである。また、RSSI値フィルタ41、出現回数フィルタ42による処理を行わせないオンオフ機能を備えさせてもよい。
上記インタフェース36には外部機器14のDIOユニット15の出力端子が接続されると共に、RFIDタグリーダライタ12の汎用入出力ポート(GPIO)に接続される。すなわち、センサ17で読取対象の第1RFIDタグ22A及び第2RFIDタグ23Aを検知したときに、DIOユニット15を介して検知信号をトリガとしてRFIDタグリーダライタ12に送信して、当該RFIDタグリーダライタ12によるRFIDタグに対するタグ情報読み込みを開始させるもので、RFIDタグリーダライタ12に予め設定した指定期間内で当該読み込みが時系列で行われる。なお、上記センサ17からの検知信号に応じてDIOユニット15を介して表示灯16を読み込み開始として点灯させるものである。
なお、上記外部機器14(DIOユニット15、表示灯16)及びセンサ17をRFIDタグリーダライタ12側に接続することとしてもよく、この場合には、インタフェース36は不要となる。
ここで、図3にRFIDタグリーダライタからのタグ情報の説明図を示すと共に、図4にID分別手段によるタグ情報分別の説明図を示す。上記ID分別手段44には、図1(C)に示す搬送路21上を移動する搬送コンテナ23及び積まれている搬送収納体22に対してRFIDリーダライタ12がセンサ17で読み取った第1RFIDタグ22A及び第2RFIDタグ23Aに対する総てのタグ情報(第1移動タグ、第1静止タグ、第1反射、第2移動タグ、第2静止タグ、第2反射)を取得する。すなわち、図3に示されるように経過時間に対するRSSI値のタグ情報がIDを含んでRFIDタグリーダライタ12よりID分別手段44に入力される。
ID分別手段44では、入力されたIDを認識して識別し、第1RFIDタグ22Aに対する図4(A)に示す第1タグ情報と、第2RFIDタグ23Aに対する図4(B)に示す第2タグ情報とを分別し、第1タグ情報を移動体検知フィルタ40Aに出力し、第2タグ情報を移動体検知フィルタ40Bに出力する。
そこで、図5及び図6に、移動体検知フィルタによる図4(A)の第1タグ情報に対するフィルタリング処理の説明図を示す。上記図4(A)に示す総ての第1タグ情報に対して、移動体検知フィルタ40Aにおいて、図5(A)に示すように、RSSI値フィルタ41が、指定期間内に読み込まれたRSSI値に対して第1閾値以上の第1タグ情報を抽出してRFIDタグリーダライタ12のアンテナから遠い位置にあるRFIDタグのタグ情報を除外する。
また、図5(B)に示すように、出現回数フィルタ42が、RSSI値が第1閾値以上のタグ情報のうち、指定期間内のRFIDタグの読取回数が第3閾値以上の第1タグ情報を抽出して、RFIDタグリーダライタ12において金属体による反射によって読み込まれた第1RFIDタグ22Aの第1タグ情報を除外する。なお、上記RSSI値フィルタ41及び出現回数フィルタ42の処理は、その順序を問わない。
続いて、図5(B)に示すように、RSSI変化量フィルタ43が、RFIDタグリーダライタ12で読み込まれた複数の第1RFIDタグ22Aの総ての第1タグ情報から、RSSI値フィルタ41でRFIDタグリーダライタ12のアンテナから遠い位置にある第1RFIDタグ22Aの第1タグ情報が除外され、出現回数フィルタ42で金属体による反射によって読み込まれた第1RFIDタグ22Aの第1タグ情報が除外された第1タグ情報のうち、当該指定期間内に読み込まれた第1タグ情報のRSSI変化総量が第4閾値以上のデータを抽出して、静止している第1RFIDタグ22Aの第1タグ情報を除外する。
すなわち、図5(B)に示す第1RFIDタグ22Aのうちの所定の第1タグ情報のRSSI変化量a(x)の総量と他の第1タグ情報のRSSI変化量b(x)の総量が第4閾値以上か否かを判別し、第4閾値以下のRSSI変化量b(x)の第1タグ情報を除外して、図6に示す第4閾値以上のRSSI変化量a(x)に対応する第1タグ情報を移動している第1RFIDタグ22Aのものとして抽出するものである。
次に、図7に、移動体検知フィルタによる図4(B)の第2タグ情報に対するフィルタリング処理の一部の説明図を示す。図7は図4(B)に対応させた図である。すなわち、上記図4(B)に示す第2RFIDタグ23Aについての総ての第2タグ情報に対して、移動体検知フィルタ40Bにおいて、図7に示すように、RSSI値フィルタ41が、指定期間内に読み込まれたRSSI値に対して第2閾値以上の第2RFIDタグ23Aの第2タグ情報を抽出してRFIDタグリーダライタ12のアンテナから遠い位置にある第2RFIDタグ23Aの第2タグ情報を除外する。
すなわち、上記搬送コンテナ23に付帯されている第2RFIDタグ23Aは、搬送収納体22内の第1RFIDタグ22Aに比べてセンサ17に近い距離となって受信信号強度が異なるため、移動体検知フィルタ40A,40BのRSSI値フィルタ41で同じ閾値でフィルタリングすると、何れかのタグ情報に移動しているものと静止しているものとが混在してしまうこととなる。そのため受信信号強度に応じた閾値を個別に設定させることで混在を防ぐことができるものである。
なお、移動している第2RFIDタグ23Aの第2タグ情報を抽出するフィルタリング処理は、図5(B)及び図6と同様の処理であり、省略する。
このように、RFIDタグリーダライタ12より複数のRFIDタグのタグ情報を得て移動しているRFIDタグのタグ情報のみを上位システム13に提供する単独の装置としてフィルタリング処理能力を向上させることが可能となって既存のRFIDタグ用のリーダやリーダライタ及び上位システム13に適用させることができ、システム全体としてコスト低減を図ることができると共に、複数種類の対象に付されたRFIDタグ(第1RFIDタグ22A、第2RFIDタグ23A)のタグ情報(第1タグ情報、第2タグ情報)を確実に認識可能とするものである。
また、移動体検知フィルタ(特にRSSI変化量フィルタ43)により複雑なフィルタリング処理を行うことなく移動しているRFIDタグ(第1RFIDタグ22A、第2RFIDタグ23A)のタグ情報(第1タグ情報、第2タグ情報)を抽出させることができるものである。さらに、ブリッジ機能手段34により既存のRFIDタグ用のリーダやリーダライタ及び上位システム13との通信形態のプロトコルが異なっても容易に接続可能とさせることができるものである。
本発明のRFIDタグ用フィルタリング装置は、RFIDタグのタグ情報を取りまとめて記録させるシステムの製造、販売、使用等の産業分野に利用可能である。
11 RFIDタグ用フィルタリング装置
12 RFIDタグリーダライタ
13 上位システム
14 外部機器
15 DIOユニット
16 表示灯
17 センサ
21 搬送路
22 搬送収納体
22A 第1RFIDタグ
23 搬送コンテナ
23A 第2RFIDタグ
34 ブリッジ機能手段
35 移動体検知手段
36 インタフェース
40A,40B 移動体検知フィルタ
41 RSSI値フィルタ
42 出現回数フィルタ
43 RSSI変化量フィルタ
44 ID分別手段
45 出力手段

Claims (3)

  1. 複数種類の移動体に対する種類ごとの識別情報を含むタグ情報を備えたRFIDタグが用いられ、リーダで読み込まれた当該RFIDタグのタグ情報より移動しているタグ情報を上位システムで取りまとめて記録させるに際して、当該リーダと当該上位システムとの間に接続されるRFIDタグ用フィルタリング装置であって、
    前記リーダで読み込まれたRFIDタグのタグ情報を前記識別情報で区別される前記種類ごとに分別するタグ情報分別手段と、
    前記移動体の種類ごとにそれぞれ異なる受信信号強度の閾値が設定された移動体検知フィルタを備え、前記タグ情報分別手段で分別された識別情報に応じた移動体検知フィルタにより移動しているタグ情報を前記移動体の種類毎に抽出する移動体検知手段と、
    を有することを特徴とするRFIDタグ用フィルタリング装置。
  2. 請求項1記載のRFIDタグ用フィルタリング装置であって、前記移動体検知フィルタは、前記リーダで読み込まれた複数のRFIDタグのタグ情報のうち、前記リーダで読み込まれた際の受信信号強度の変化量に基づいて移動しているタグ情報を抽出する受信信号強度変化量フィルタを少なくとも備えることを特徴とするRFIDタグ用フィルタリング装置。
  3. 請求項1又は2記載のRFIDタグ用フィルタリング装置であって、前記リーダに対する前記上位システムからの接続形態を整合させるブリッジ機能手段を備えることを特徴とするRFIDタグ用フィルタリング装置。
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