JP7122426B1 - スペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法 - Google Patents

スペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】変調用信号の波形パターンを所定のクロック周期に基づくタイミングで切り替えることができるスペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供する。【解決手段】基準信号を発生する基準信号発生源10と、変調用信号を発生する変調用信号発生器20と、変調用信号で基準信号を周波数変調してSSC変調信号を発生する変調部35とを備え、変調用信号発生器20は、変調用信号の波形のパターンのフレームごとに所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウント部21と、フレーム周波数カウント部21によるカウント値に基づいて、変調用信号の波形のパターンを切り替える切替制御部25と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、基準信号のスペクトラムを拡散してスペクトラム拡散クロック信号を発生するスペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法に関する。
近年、IoTやクラウドコンピューティングの普及により通信システムは膨大なデータを扱うようになり、通信システムを構成する各種の通信機器のインタフェースは高速化とシリアル伝送化が進んでいる。例えば、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)やPCIe(登録商標)(Peripheral Component Interconnect Express)などのハイスピードシリアルバス(High Speed Serial Bus)の規格では、LTSSM(Link Training and Status State Machine、以下、「リンク状態管理機構」と称する)と呼ばれるステートマシンにより、デバイス間の通信の初期化やリンク速度の調整などが管理されている。また、上記の規格では、電磁両立性(Electro-Magnetic Compatibility:EMC)対策として、基準信号のスペクトラムを拡散したスペクトラム拡散クロック(Spread-Spectrum Clocking:SSC)によるSSC変調が採用されている。
そして、通信機器における信号の品質評価の指標の一つとして、受信データのうちビット誤りが発生した数と受信データの総数との比較として定義されるビット誤り率(Bit Error Rate:BER)が知られている。BERを測定する従来の誤り率測定装置は、パルスパターン発生装置(Pulse Pattern Generator:PPG)から規格が定める特定パターンを高速に切り替えて出力することによって、被試験対象(Device Under Test:DUT)が備えるリンク状態管理機構を制御し、特定のステートに遷移させる機能(シーケンスパターン機能)を備えている。なお、DUTをステート遷移させるパターンは規格で定められており、誤り率測定装置は、それらのパターンの出力順をシーケンスパターン機能により組み合わせて、PPGからパターンを出力するようになっている。
図9は、リンク状態管理機構のステート遷移の一例を示しており、ステートとして、L0、L0s、L1、L2、Detect、Polling、Configuration、Disabled、Hot Reset、Loopback、Recoveryが定義されている。
ここで、この種の誤り率測定装置では、DUTの誤り率測定を行う際に、スペクトラム拡散されたスペクトラム拡散クロック信号(以下、「SSC変調信号」とも称する)とデータ信号を用いて所望のパルスパターン信号を発生させてDUTに入力させる必要がある。そのため、所望のスプレッド方式でSSC変調信号を発生することができるSSC発生器やパルスパターン発生装置が要求されている。
そして、従来のSSC発生器やパルスパターン発生装置の内部では、SSC変調信号を発生させるために、所定の変調周波数を有する三角波を発生し、この三角波によって所定の基準周波数を有する基準信号を周波数掃引して周波数変調を掛けていた(例えば、特許文献1参照)。
ところで、USB4の規格においては、図9に示したLoopback(ループバック)ステートなどの定常状態と、定常状態の間の途中の遷移状態であるトレーニング中の状態とでは動作要求が異なる。
図10は、定常状態におけるダウンスプレッド方式のSSC変調信号を発生するための変調用信号の波形(三角波)の波形パターンを示しており、縦軸は基準信号の基準周波数に対する周波数偏移を表している。なお、以降では、この波形パターンを「定常状態モード」の波形パターンとも呼ぶ。この例では、基準周波数に対する周波数偏移の中心周波数は、基準周波数よりも2500ppmほど低くなっている。また、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きは、三角波の1/2周期でその正負が切り替わるが、絶対値は常に一定である。
図11(a)は、USB4のトレーニング中の状態におけるSSC変調信号を発生するための変調用信号の波形パターンを示しており、縦軸は基準信号の基準周波数に対する周波数偏移を表している。なお、以降では、この波形パターンを「周期的バーストモード」の波形パターンとも呼ぶ。周期的バーストモードの波形パターンの第0区間(時間幅dt0)から第3区間(時間幅dt3)までの時間区間における周波数偏移の傾きは、定常状態と異なり時間変動している。第0区間から第3区間までの周波数偏移によって、基準周波数に対する周波数偏移の中心周波数は、図10の定常状態の場合よりも大きく(絶対値が小さく)なっている。なお、周期的バーストモードの波形パターンの第4区間(時間幅dt4)から第8区間(時間幅dt8)までは、周波数偏移の傾きが定常状態と等しい三角波になっている。最後の第9区間(時間幅dt9)は、第8区間の最後の周波数偏移から第0区間の周波数偏移に戻すための時間区間である。周期的バーストモードの波形パターンは、第0区間から第9区間を1フレームとして繰り返される。
図11(b)は、周期的バーストモードから定常状態モードに移行するための変調用信号の波形パターンを示しており、縦軸は基準信号の基準周波数に対する周波数偏移を表している。なお、以降では、この波形パターンを「連続的モード」の波形パターンとも呼ぶ。連続的モードの波形パターンの第0区間から第3区間までの時間区間における周波数偏移の傾きは、定常状態と異なり時間変動している。第0区間から第3区間までの周波数偏移によって、基準周波数に対する周波数偏移の中心周波数は、図10の定常状態の場合よりも大きく(絶対値が小さく)なっている。なお、連続的モードの波形パターンの第4区間から第9区間までは、周波数偏移の傾きが定常状態と等しい三角波になっている。連続的モードの波形パターンは、第0区間から第9区間までが1フレームであり、第9区間に連続して、定常状態モードの波形パターンが開始される。
近年、通信システムを構成する各種の通信機器の多くは、同期用のクロック信号を伝送せず、データ信号のみを伝送するようになっており、受信側の通信機器は、受信したデータ信号からクロック信号を再生するクロック再生回路を備えている。
トレーニング前の状態において、SSC変調が掛かっていない基準信号に基づくパルスパターン信号をDUTに入力している状態から、いきなり定常状態と同等のSSC変調が掛かった基準信号に基づくパルスパターン信号をDUTに入力してしまうと、DUT内のクロック再生回路の入力周波数変動が大きくなる。このため、クロック再生回路内でロックが外れて再生クロックが出力されなくなってしまい、正しくリンクトレーニングが行えなくなる。そこで、USB4などの規格では、SSC変調が掛かっていない基準信号にまず、図11(a)及び(b)に示すような定常状態でのSSC変調よりも周波数偏移の少ないSSC変調を掛けることにより、DUT内のクロック再生回路の入力周波数変動を抑えることが要求されている。トレーニングが完了して定常状態へ移行した後は、定常状態でのSSC変調を基準信号に掛けることが可能になる。
特許第6606211号公報
トレーニングが完了して定常状態へ移行する際には、周期的バーストモードの波形パターンを連続的モードの波形パターンに切り替えて、さらに、連続的モードの波形パターンを定常状態モードの波形パターンに切り替えることになる。このとき、変調用信号の波形の周波数偏移が不連続にずれないように切り替える必要がある。
しかしながら、周波数偏移の傾きが変化するタイミングは、定常状態モードの波形パターンにおいては変調周波数により一意に決まっているが、周期的バーストモードの波形パターンにおいては、第0区間の時間幅dt0が設定により変化するなど一意に決まらない。また、連続的モードの波形パターンの終了点と定常状態モードの波形パターンの開始点が一致する必要があるために、連続的モードの波形パターンの第0区間の時間幅dt0は、周期的バーストモードの波形パターンの第0区間の時間幅dt0と通常一致しない。このため、波形パターンを切り替えるタイミングを適切に制御できるSSC発生器が望まれている。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、変調用信号の波形パターンを所定のクロック周期に基づくタイミングで切り替えることができるスペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器は、基準周波数Fcの基準信号を発生する基準信号発生源と、変調用信号を発生する変調用信号発生器と、前記変調用信号で前記基準信号を周波数変調してスペクトラム拡散クロック信号を発生する変調部と、を備え、前記変調用信号発生器は、前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの正負を表す傾き正負情報を出力する傾き正負情報出力部と、前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの絶対値を表す傾き絶対値情報を出力する傾き絶対値情報出力部と、前記傾き正負情報と前記傾き絶対値情報を乗算して得られる前記傾きを表す傾き情報を出力する乗算部と、前記傾き情報を所定のクロック周期ごとに累積加算することで、前記変調用信号を発生する累積加算部と、前記変調用信号の波形のパターンのフレームごとに前記所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウント部と、前記フレーム周波数カウント部によるカウント値に基づいて、前記傾き正負情報出力部から出力される前記傾き正負情報のパターンと、前記傾き絶対値情報出力部から出力される前記傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、前記累積加算部により発生される前記変調用信号の波形のパターンを切り替える切替制御部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器は、変調用信号の波形パターンのフレームごとに所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウント部のカウント値に基づいて、傾き正負情報出力部から出力される傾き正負情報のパターンと、傾き絶対値情報出力部から出力される傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えるようになっている。この構成により、本発明に係るSSC発生器は、変調用信号の波形パターンを所定のクロック周期に基づくタイミングで切り替えることができる。
また、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器においては、前記切替制御部は、前記フレーム周波数カウント部によるカウント値に基づいて、前記フレームの先頭を検出する先頭検出部を含み、前記切替制御部は、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示が外部から入力されたタイミング以後に、前記先頭検出部により前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器は、フレーム周波数カウント部によるカウント値に基づいて、変調用信号の波形パターンのフレームの先頭を検出する先頭検出部を備えている。この構成により、本発明に係るSSC発生器は、任意のタイミングで変調用信号の波形パターンの切替指示を受信しても、フレームの先頭のタイミングで波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えることができる。
また、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器においては、前記切替制御部は、前記変調用信号の波形のパターンを前記第1パターンから前記第2パターンに切り替えたタイミング以後に、前記先頭検出部により前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを前記第2パターンから第3パターンに切り替える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器は、変調用信号の波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えてから、再びフレームの先頭を検出したタイミングで、変調用信号の波形パターンを第3パターンに切り替えるようになっている。この構成により、本発明に係るSSC発生器は、変調用信号の波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えてから1フレーム周期分の時間が経過したタイミングで、変調用信号の波形パターンを第3パターンに切り替えることができる。
また、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生方法は、基準周波数Fcの基準信号を発生する基準信号発生ステップと、変調用信号を発生する変調用信号発生ステップと、前記変調用信号で前記基準信号を周波数変調してスペクトラム拡散クロック信号を発生する変調ステップと、を含み、前記変調用信号発生ステップは、前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの正負を表す傾き正負情報を出力する傾き正負情報出力ステップと、前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの絶対値を表す傾き絶対値情報を出力する傾き絶対値情報出力ステップと、前記傾き正負情報と前記傾き絶対値情報を乗算して得られる前記傾きを表す傾き情報を出力する乗算ステップと、前記傾き情報を所定のクロック周期ごとに累積加算することで、前記変調用信号を発生する累積加算ステップと、前記変調用信号の波形のパターンのフレームごとに前記所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウントステップと、前記フレーム周波数カウントステップによるカウント値に基づいて、前記傾き正負情報出力ステップから出力される前記傾き正負情報のパターンと、前記傾き絶対値情報出力ステップから出力される前記傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、前記累積加算ステップにより発生される前記変調用信号の波形のパターンを切り替える切替制御ステップと、を含む構成である。
また、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生方法においては、前記切替制御ステップは、前記フレーム周波数カウントステップによるカウント値に基づいて、前記フレームの先頭を検出する先頭検出ステップを含み、前記切替制御ステップは、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示が外部から入力されたタイミング以後に、前記先頭検出ステップにより前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替える構成であってもよい。
また、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生方法においては、前記切替制御ステップは、前記変調用信号の波形のパターンを前記第1パターンから前記第2パターンに切り替えたタイミング以後に、前記先頭検出ステップにより前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを前記第2パターンから第3パターンに切り替える構成であってもよい。
また、本発明に係るパルスパターン発生装置は、上記のいずれかのスペクトラム拡散クロック発生器により発生された前記スペクトラム拡散クロック信号を用いてパルスパターン信号を発生する構成である。
この構成により、本発明に係るパルスパターン発生装置は、スペクトラム拡散クロック発生器からのSSC変調信号と外部から入力されるデータ信号とから所望の繰り返しパターンによるパルスパターン信号を発生することができる。
また、本発明に係るパルスパターン発生方法は、上記のいずれかのスペクトラム拡散クロック発生方法により発生された前記スペクトラム拡散クロック信号を用いてパルスパターン信号を発生するステップを含む構成である。
この構成により、本発明に係るパルスパターン発生方法は、スペクトラム拡散クロック発生方法からのSSC変調信号と外部から入力されるデータ信号とから所望の繰り返しパターンによるパルスパターン信号を発生することができる。
また、本発明に係る誤り率測定装置は、上記のパルスパターン発生装置と、被試験対象に搭載されたリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記リンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、前記スペクトラム拡散クロック発生器の前記切替制御部に、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力する切替指示出力部と、前記被試験対象を試験するための試験信号の入力に伴って前記被試験対象から出力される被測定信号と前記試験信号とを比較して、前記被測定信号の誤り率を算出する誤り率算出部と、を備え、前記試験信号は、前記パルスパターン発生装置により発生された前記パルスパターン信号であってもよい。
この構成により、本発明に係る誤り率測定装置は、SSC変調信号により変調されたパルスパターン信号を試験信号として用いて、DUTのリンク状態管理機構が所定のステートに遷移した場合に、DUTの誤り率測定を行うことができる。
また、本発明に係る誤り率測定方法は、上記のパルスパターン発生方法と、被試験対象に搭載されたリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記リンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、前記スペクトラム拡散クロック発生方法の前記切替制御ステップに、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力する切替指示出力ステップと、前記被試験対象を試験するための試験信号の入力に伴って前記被試験対象から出力される被測定信号と前記試験信号とを比較して、前記被測定信号の誤り率を算出する誤り率算出ステップと、を含み、前記試験信号は、前記パルスパターン発生方法により発生された前記パルスパターン信号であってもよい。
この構成により、本発明に係る誤り率測定方法は、SSC変調信号により変調されたパルスパターン信号を試験信号として用いて、DUTのリンク状態管理機構が所定のステートに遷移した場合に、DUTの誤り率測定を行うことができる。
本発明は、変調用信号の波形パターンを所定のクロック周期に基づくタイミングで切り替えることができるスペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係るSSC発生器の構成を示すブロック図である。 図1に示したSSC発生器が備える変調用信号発生器により生成される、傾き正負情報、傾き絶対値情報、傾き情報、オフセット前の変調用信号、及びオフセット後の変調用信号を示すグラフである。 図1に示した切替制御部に切替指示が入力される場合のタイミングチャートである。 (a)は従来の累積加算部におけるフレームごとの出力のずれを示す説明図であり、(b)は図1に示した累積加算部におけるフレームごとの出力のずれの補正処理を示す説明図である。 図1に示したSSC発生器を用いるSSC発生方法の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る誤り率測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る誤り率測定装置が備えるパルスパターン発生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るパルスパターン発生方法及び誤り率測定方法の処理を示すフローチャートである。 リンク状態管理機構のステート遷移を示す図である。 定常状態におけるダウンスプレッド方式のSSC変調信号を発生するための三角波の波形パターンを示すグラフである。 (a)はトレーニング中の状態におけるSSC変調信号を発生するための変調用信号の波形パターンを示すグラフであり、(b)はトレーニング中の状態から定常状態に移行するための変調用信号の波形のパターンを示すグラフである。
以下、本発明に係るスペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るスペクトラム拡散クロック発生器(以下、「SSC発生器」とも称する)1は、基準信号発生源10と、変調用信号発生器20と、変調部35と、操作部40と、表示部41と、変調制御部42と、を備える。
基準信号発生源10は、基準周波数Fcの基準信号(クロック信号)を発生するようになっている。基準周波数Fcは、例えば数GHz程度の周波数である。
変調用信号発生器20は、基準信号に対してSSC変調を行うための変調用信号を発生するものであり、フレーム周波数カウント部21と、傾き正負情報出力部22と、傾き絶対値情報出力部23と、乗算部24と、切替制御部25と、累積加算部26と、オフセット加算部27と、を含む。なお、フレーム周波数カウント部21、傾き正負情報出力部22、傾き絶対値情報出力部23、乗算部24、及び累積加算部26には、所定のクロック周期Tclkを与える動作クロックが外部から入力される。
フレーム周波数カウント部21は、外部から入力される動作クロックのクロック数を変調用信号の波形パターンのフレームごとにカウントするものであり、変調制御部42から入力される変調周波数の情報に基づいて、変調用信号の波形パターンのフレームの先頭でクロック数のカウント値をリセットするようになっている。例えば、波形パターンのフレームの1周期が125μsである場合には、フレーム周波数カウント部21は、125μsに相当するカウント値を得たらカウント値を0にリセットする。なお、フレーム周波数カウント部21によりカウントされたクロック数のカウント値は、傾き正負情報出力部22、傾き絶対値情報出力部23、及び切替制御部25に入力される。
傾き正負情報出力部22は、周期的バーストモード正負切替部22aと、連続的モード正負切替部22bと、定常状態モード正負切替部22cと、セレクタ(SEL)22dと、を含む。
周期的バーストモード正負切替部22aは、図11(a)に示すような周期的バーストモードの波形パターンの周波数偏移の傾きの正負を表す、+1又は-1の値からなる傾き正負情報を出力するようになっている。具体的には、周期的バーストモード正負切替部22aは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、時間幅dt0,dt1,dt5,dt7,dt9の時間区間においては「+1」を傾き正負情報として出力し、時間幅dt2,dt3,dt4,dt6,dt8の時間区間においては「-1」を傾き正負情報として出力する。図2の1段目のグラフの1フレーム目は、周期的バーストモード時の傾き正負情報の一例を示している。
連続的モード正負切替部22bは、図11(b)に示すような連続的モードの波形パターンの周波数偏移の傾きの正負を表す、+1又は-1の値からなる傾き正負情報を出力するようになっている。具体的には、連続的モード正負切替部22bは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、時間幅dt0,dt1,dt5,dt7,dt9の時間区間においては「+1」を傾き正負情報として出力し、時間幅dt2,dt3,dt4,dt6,dt8の時間区間においては「-1」を傾き正負情報として出力する。図2の1段目のグラフの2フレーム目は、連続的モード時の傾き正負情報の一例を示している。
定常状態モード正負切替部22cは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、変調用信号の三角波の波形の1/2周期ごとに、図10に示すような定常状態モードの波形パターンの周波数偏移の傾きの正負を表す、+1又は-1の値からなる傾き正負情報を出力するようになっている。図2の1段目のグラフの3フレーム目は、定常状態モード時の傾き正負情報の一例を示している。
SEL22dは、周期的バーストモード時には周期的バーストモード正負切替部22aからの傾き正負情報を乗算部24に出力し、連続的モード時には連続的モード正負切替部22bからの傾き正負情報を乗算部24に出力し、定常状態モード時には定常状態モード正負切替部22cからの傾き正負情報を乗算部24に出力するようになっている。
傾き絶対値情報出力部23は、周期的バーストモード傾き切替部23aと、連続的モード傾き切替部23bと、定常状態モード傾き切替部23cと、セレクタ(SEL)23dと、を含む。
周期的バーストモード傾き切替部23aは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、図11(a)に示すような周期的バーストモードの波形パターンの周波数偏移の傾きの絶対値の情報(以下、「傾き絶対値情報」とも称する)を出力するようになっている。周期的バーストモード傾き切替部23aから出力される傾き絶対値情報は、ユーザによる操作部40への操作入力により指定される変調周波数や任意の時間区間ごとの周波数偏移に応じて決まる。図2の2段目のグラフの1フレーム目は、周期的バーストモード時の傾き絶対値情報の一例を示している。周期的バーストモード時の傾き絶対値情報は、周期的バーストモード時の周波数偏移の傾きを所定のクロック周期Tclkにわたって積分した値に相当する。
連続的モード傾き切替部23bは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、図11(b)に示すような連続的モードの波形パターンの周波数偏移の傾き絶対値情報を出力するようになっている。連続的モード傾き切替部23bから出力される傾き絶対値情報は、ユーザによる操作部40への操作入力により指定される変調周波数や任意の時間区間ごとの周波数偏移に応じて決まる。図2の2段目のグラフの2フレーム目は、連続的モード時の傾き絶対値情報の一例を示している。連続的モード時の傾き絶対値情報は、連続的モード時の周波数偏移の傾きを所定のクロック周期Tclkにわたって積分した値に相当する。
定常状態モード傾き切替部23cは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、図10に示すような定常状態モードの波形パターンの周波数偏移の傾き絶対値情報を出力するようになっている。定常状態モード傾き切替部23cから出力される傾き絶対値情報は、ユーザによる操作部40への操作入力により指定される変調周波数や任意の時間区間ごとの周波数偏移に応じて決まる。図2の2段目のグラフの3フレーム目は、定常状態モード時の傾き絶対値情報の一例を示している。定常状態モード時の傾き絶対値情報は、定常状態モード時の周波数偏移の傾きを所定のクロック周期Tclkにわたって積分した値に相当する。
SEL23dは、周期的バーストモード時には周期的バーストモード傾き切替部23aからの傾き絶対値情報を乗算部24に出力し、連続的モード時には連続的モード傾き切替部23bからの傾き絶対値情報を乗算部24に出力し、定常状態モード時には定常状態モード傾き切替部23cからの傾き絶対値情報を乗算部24に出力するようになっている。
乗算部24は、傾き正負情報出力部22から出力された傾き正負情報と、傾き絶対値情報出力部23から出力された傾き絶対値情報を乗算して得られる値、すなわち、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの情報(以下、「傾き情報」とも称する)を出力するようになっている。
累積加算部26は、乗算部24から出力された変調用信号の傾き情報を所定のクロック周期Tclkごとに累積加算することで、変調用信号を発生するようになっている。
オフセット加算部27は、累積加算部26により発生された変調用信号の全体を必要に応じてオフセットすることで、所望の変調用信号を出力するようになっている。例えば、オフセット加算部27は、時間幅dt0の第0区間における周波数偏移の分だけ変調用信号の全体をオフセットする。
切替制御部25は、累積加算部26により発生される変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を含む切替制御信号が外部から入力されるようになっている。切替制御信号は、切替指示のタイミングで1から0に変化する信号である。切替制御部25は、切替指示が入力された後に、変調用信号の波形のパターンを、周期的バーストモードの波形パターンから連続的モードの波形パターンを経て定常状態モードの波形パターンに切り替える。このとき、切替制御部25は、その切替タイミングを制御するための第1切替タイミング制御信号又は第2切替タイミング制御信号をSEL22d及びSEL23dに出力するようになっている。
なお、本実施形態では、周期的バーストモードの波形パターンを「第1パターン」、連続的モードの波形パターンを「第2パターン」、定常状態モードの波形パターンを「第3パターン」とも称する。ここで、切替指示は、例えば、DUTが備えるリンク状態管理機構がトレーニング中の状態から定常状態に遷移したことを示すものであり、SSC発生器1の外部から切替制御部25に入力される。あるいは、切替指示は、操作部40への操作入力により、任意のタイミングで切替制御部25に与えられてもよい。
図1に示すように、切替制御部25は、フレーム周波数カウント部21によるカウント値に基づいて、変調用信号の波形パターンのフレームの先頭を検出する先頭検出部33を含む。
先頭検出部33は、フレームの先頭を検出したときに1を出力し、フレームの先頭を検出していないときに0を出力するようになっている。ここで、先頭検出部33は、フレーム周波数カウント部21のカウント値が0になったときに、フレームの先頭を検出したと判断する。
図3に示すように、切替制御部25は、上記の切替指示が外部から入力されたタイミング以後に、先頭検出部33によりフレームの先頭が検出されたときに、第1切替タイミング制御信号を0から1に切り替えるようになっている。これにより、変調用信号の波形のパターンが第1パターンから第2パターンに切り替わる。なお、第1パターンと第2パターンのパターン周期、すなわち、第0区間から第9区間までの1フレームの長さは互いに等しい。つまり、切替制御部25は、第0区間の先頭において変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替えるようになっている。
第1切替タイミング制御信号は、傾き正負情報出力部22と、傾き絶対値情報出力部23とに入力される。傾き正負情報出力部22は、第1切替タイミング制御信号が0から1に切り替わったタイミングで、第1パターンの傾き正負情報に代えて第2パターンの傾き正負情報を出力する。また、傾き絶対値情報出力部23は、第1切替タイミング制御信号が0から1に切り替わったタイミングで、第1パターンの傾き絶対値情報に代えて第2パターンの傾き絶対値情報を出力する。
また、切替制御部25は、変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替えたタイミング以後に、先頭検出部33によりフレームの先頭が検出されたときに、第2切替タイミング制御信号を0から1に切り替えるようになっている。これにより、変調用信号の波形のパターンが第2パターンから第3パターンに切り替わる。
第2切替タイミング制御信号は、傾き正負情報出力部22と、傾き絶対値情報出力部23とに入力される。傾き正負情報出力部22は、第2切替タイミング制御信号が0から1に切り替わったタイミングで、第2パターンの傾き正負情報に代えて第3パターンの傾き正負情報を出力する。また、傾き絶対値情報出力部23は、第2切替タイミング制御信号が0から1に切り替わったタイミングで、第2パターンの傾き絶対値情報に代えて第3パターンの傾き絶対値情報を出力する。
つまり、切替制御信号が1から0に変化してから初めてのフレームの先頭で、第1切替タイミング制御信号がOFFからONに変化する。さらに、切替制御信号が1から0に変化してから2回目のフレームの先頭で、第2切替タイミング制御信号がOFFからONに変化する。
このように、切替制御部25は、フレーム周波数カウント部21によるカウント値に基づいて、傾き正負情報出力部22から出力される傾き正負情報のパターンと、傾き絶対値情報出力部23から出力される傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、累積加算部26により発生される変調用信号の波形のパターンを切り替える。ここで、「傾き正負情報のパターン」とは、第1パターンの傾き正負情報、第2パターンの傾き正負情報、及び第3パターンの傾き正負情報のいずれかを指している。また、「傾き絶対値情報のパターン」とは、第1パターンの傾き絶対値情報、第2パターンの傾き絶対値情報、及び第3パターンの傾き絶対値情報のいずれかを指している。
図1に示す操作部40は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示部41の表示画面に対応する入力面への接触操作による接触位置を検出するためのタッチセンサを備えるタッチパネルで構成される。操作部40は、ユーザが表示画面に表示されている特定の項目の位置を指やスタイラス等で触れた際に、タッチセンサが表示画面上で検出した位置と項目の位置との一致を認識することにより、各項目に割り当てられた機能を実行するための信号を変調制御部42に出力する。操作部40は、表示部41に操作可能に表示されるものであってもよく、あるいは、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されるものであってもよい。
ユーザによる操作部40への操作入力により、所望の規格に応じたスペクトラム拡散が施されたSSC変調信号を発生するために必要な設定情報として、スプレッド方式の選択、変調周波数、基準信号発生源10から出力される基準信号の基準周波数Fc、任意の時間区間ごとの周波数偏移(基準周波数Fcに対する変調の割合)などの設定を行うことが可能である。さらに、ユーザによる操作部40への操作入力により、周期的バーストモードから連続的モードを経て定常状態モードに切り替えるための切替指示を変調制御部42から切替制御部25に出力させることも可能である。
表示部41は、液晶ディスプレイやCRT等の表示機器で構成され、変調制御部42による表示制御に基づき、SSC発生器1に関する設定項目画面や、設定項目画面において各種条件を設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
変調制御部42は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、SSC発生器1を構成する上記各部の動作を制御するものである。また、変調制御部42は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移してCPUで実行することにより、変調用信号発生器20の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、変調用信号発生器20の少なくとも一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのデジタル回路で構成することも可能である。あるいは、変調用信号発生器20の少なくとも一部は、デジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
図1に示す変調制御部42は、操作部40に対する操作入力に応じて、変調用信号の波形を制御するものである。例えば、変調制御部42は、操作部40に対する操作入力に応じて、変調用信号発生器20から出力される変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンを経て第3パターンへ切り替えるようになっている。さらに、変調制御部42は、変調用信号発生器20を構成する上記各部の動作を制御するようになっている。
以下、図11(a)及び(b)に示す変調用信号の波形を決定する各種パラメータについて説明する。なお、これらのパラメータは、操作部40に対する操作入力に応じて変調制御部42に設定されるようになっている。
「SSC_Deviation」は、変調用信号の三角波の波形部分の周波数偏移の振幅を示すパラメータである。例えばUSB4の規格の要求では、「SSC_Deviation」の値には5000ppmと5600ppmと5800ppmが含まれるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「SSC_Deviation」として例えば0~7000ppmの範囲で任意の値を設定可能である。
「SSC_Frequency」は、変調用信号の波形の変調周波数を示すパラメータである。例えばUSB4の規格の要求では、「SSC_Frequency」の値には32kHzと36kHzが含まれるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「SSC_Frequency」として例えば28~37kHzの範囲で任意の値を設定可能である。なお、変調周波数とは、変調用信号における三角波の波形部分の周波数を指しており、周期的バーストモードや連続的モードの波形パターンのフレームの周波数は、変調周波数の1/4の値となる。
「Initial_Frequency」は、複数の時間区間のうちの第0区間における基準周波数Fcからの変調用信号の波形の周波数偏移を示すパラメータである。例えばUSB4の規格の要求では、「Initial_Frequency」の値には+300ppm,0ppm,-300ppmが含まれるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Initial_Frequency」として例えば-1000~1000ppmの範囲の任意の値を設定可能である。
「Minimum_SSC_Deviation」は、変調用信号の波形の周波数偏移の最小値を示すパラメータである。例えばUSB4の規格の要求では、「Minimum_SSC_Deviation」の値には-5000ppm,-4700ppm,-5300ppm,-5600ppmが含まれるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Minimum_SSC_Deviation」として例えば-7000ppmから後述する「Overshoot_Peak-Step2」ppmと「Initial_Frequency」ppmとのいずれか小さい方までの範囲で任意の値を設定可能である。
「Maximum_SSC_Deviation」は、第5区間から第8区間までの三角波の周波数偏移の最大値を示すパラメータであり、「Minimum_SSC_Deviation」と「SSC_Deviation」との和として、下記の式(1)に示すように算出される。
Figure 0007122426000002
「Overshoot_Peak」は、複数の時間区間のうちの第1区間の最後における、基準周波数Fcからの変調用信号の波形の周波数偏移を示すパラメータである。USB4の規格の要求では、「Overshoot_Peak」の値は1300ppmであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Overshoot_Peak」として例えば「Initial_Frequency」から「SSC_Deviation」までの範囲の任意の値を設定可能である。
「Step1」は、複数の時間区間のうちの第2区間における変調用信号の波形の周波数偏移を示すパラメータである。USB4の規格の要求では、「Step1」の値は1400ppmであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Step1」として例えば、0から後述する「Step2」までの任意の値を設定可能である。また、DP1.4の場合には、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Step1」として例えば、0から「Overshoot_Peak-Minimum_SSC_Deviation」までの範囲の任意の値を設定可能である。
「Step2」は、複数の時間区間のうちの第3区間における変調用信号の波形の周波数偏移を示すパラメータである。USB4の規格の要求では、「Step2」の値は2200ppmであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、「Step2」として例えば「Step1」から「Overshoot Peak-Minimum_SSC_Deviation」までの範囲の任意の値を設定可能である。なお、DP1.4の場合には「Step2」は存在しない。
「SSC_slope」は、第5区間から第9区間までの三角波の傾きを示すパラメータであり、「SSC_Deviation」と「SSC_Frequency」とを用いて、下記の式(2)により算出される。
Figure 0007122426000003
dt1は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが非線形である第1区間の時間幅を示すパラメータである。USB4の規格の要求では、dt1の値は0.5μsであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、dt1として例えば0.1~1.5μsの範囲で任意の値を設定可能である。
dt2は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが線形である第2区間の時間幅を示すパラメータである。dt2の値は、USB4の規格の要求では0.2μsであり、DP1.4の規格の要求では1.0μsであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、dt2として例えば0.1~1.5μsの範囲で任意の値を設定可能である。
dt3は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが線形である第3区間の時間幅を示すパラメータである。dt3の値は、USB4の規格の要求では0.8μsであるが、変調制御部42には操作部40への操作入力により、dt3として例えば0.1~1.5μsの範囲で任意の値を設定可能である。一方、DP1.4の場合には、dt3の値は、後述する式(5)により算出されるdt5を用いて、下記の式(3)により算出される。
Figure 0007122426000004
dt4は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが線形である第4区間の時間幅を示すパラメータであり、「Overshoot_Peak」と、「Step2」と、「Minimum_SSC_Deviation」と、「SSC_slope」とを用いて、下記の式(4)により算出される。一方、DP1.4の場合には、dt4=0である。
Figure 0007122426000005
dt5は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが線形である第5区間の時間幅を示すパラメータであり、「SSC_Frequency」を用いて、下記の式(5)に示すように算出される。
Figure 0007122426000006
dt9は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが線形である第9区間の時間幅を示すパラメータである。dt9は、周期的バーストモードの場合は、dt5と、「Initial_Frequency」と、「Maximum_SSC_Deviation」と、「SSC_slope」とを用いて、下記の式(6)により算出される。一方、連続的モードの場合には、dt9=dt5である。また、DP1.4の場合も、dt9=dt5である。
Figure 0007122426000007
dt0は、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きが0である第0区間の時間幅を示すパラメータであり、下記の式(7)に示すように、第1区間から第9区間までの時間幅の和を、変調用信号の1フレームの時間幅から減算することで得られる。
Figure 0007122426000008
ところで、累積加算部26においては、動作クロックの分解能や、使用可能なビット数の制限などによって、変調用信号の波形のフレームの先頭(若しくは最後尾)で出力が元の値に正しく戻らないことが起こり得る。このような場合、図4(a)に示すように、時間の経過とともに元の値からのずれが積算されて、周波数偏移の中心周波数が変化してしまうという問題がある。そこで、累積加算部26は、図4(b)に示すように、フレーム周波数カウント部21のカウント値に基づいて、変調用信号の波形の1フレームごとの値を所定値にリセットするようになっている。例えば、累積加算部26は、変調用信号の波形のフレームの先頭(若しくは最後尾)の値を「Initial_Frequency」の値にリセットしてもよい。
図1に示す変調部35は、変調用信号発生器20のオフセット加算部27から出力された変調用信号で基準信号発生源10から出力された基準信号を周波数変調してSSC変調信号を発生するものであり、加算器35aを含んで構成される。
加算器35aは、基準信号発生源10から入力される基準信号と、変調用信号発生器20から入力される変調用信号とを加算することにより、周波数をスペクトラム拡散したSSC変調信号を出力する。
以下、本実施形態のSSC発生器1を用いるスペクトラム拡散クロック発生方法について、図5のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、ユーザによる操作部40への操作入力により、SSC変調に関する各種パラメータとして、所望の規格、スプレッド方式、基準周波数Fc、「SSC_Deviation」、「SSC_Frequency」、「Initial_Frequency」、「Minimum_SSC_Deviation」、「Overshoot_Peak」、「Step1」、「Step2」、dt1、dt2、dt3などの情報が入力される(ステップS1)。
次に、変調制御部42は、ステップS1でユーザにより入力された各種パラメータを、基準信号発生源10や変調用信号発生器20に設定する(変調制御ステップS2)。
次に、基準信号発生源10は、基準周波数Fcの基準信号を発生する(基準信号発生ステップS3)。
次に、フレーム周波数カウント部21は、所定のクロック周期Tclkのカウントを開始する(フレーム周波数カウントステップS4)。
次に、変調用信号発生器20は、周期的バーストモード時の変調用信号(第1パターン)を発生する(変調用信号発生ステップ)。このとき、変調部35は、変調用信号発生器20から出力された周期的バーストモード時の変調用信号で基準信号発生源10から出力された基準信号を周波数変調して、SSC変調の掛かった信号(SSC変調信号)を発生する(変調ステップS5)。
次に、切替制御部25は、変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示が外部から入力されたか否かを判断する(切替制御ステップS6)。切替指示が切替制御部25に入力されていない場合には、再びステップS5以降の処理が実行される。一方、切替指示が切替制御部25に入力された場合には、引き続きステップS7の処理が実行される。
次に、先頭検出部33は、フレーム周波数カウントステップS4によるカウント値に基づいて、フレームの先頭を検出したときに1を出力し、パターン周期の先頭を検出していないときに0を出力する(先頭検出ステップS7)。先頭検出部33がフレームの先頭を検出していない場合には、再びステップS5以降の処理が実行される。一方、先頭検出部33がフレームの先頭を検出した場合には、引き続きステップS8の処理が実行される。
次に、切替制御部25は、変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替える制御を行う。これにより、変調用信号発生器20は、連続的モード時の変調用信号(第2パターン)を発生する(変調用信号発生ステップ)。このとき、変調部35は、変調用信号発生器20から出力された連続的モード時の変調用信号で基準信号発生源10から出力された基準信号を周波数変調して、SSC変調信号を発生する(変調ステップS8)。
次に、先頭検出部33は、フレーム周波数カウントステップS4によるカウント値に基づいて、フレームの先頭を検出したときに1を出力し、パターン周期の先頭を検出していないときに0を出力する(先頭検出ステップS9)。先頭検出部33がフレームの先頭を検出していない場合には、再びステップS8以降の処理が実行される。一方、先頭検出部33がフレームの先頭を検出した場合には、引き続きステップS10の処理が実行される。
次に、切替制御部25は、変調用信号の波形のパターンを第2パターンから第3パターンに切り替える制御を行う。これにより、変調用信号発生器20は、定常状態モード時の変調用信号(第3パターン)を発生する(変調用信号発生ステップ)。このとき、変調部35は、変調用信号発生器20から出力された定常状態モード時の変調用信号で基準信号発生源10から出力された基準信号を周波数変調して、SSC変調信号を発生する(変調ステップS10)。
次に、変調制御部42は、SSC変調を停止する指示が操作部40に入力されたか否かを判断する(ステップS11)。SSC変調を停止する指示が操作部40に入力されていない場合には、引き続きステップS10以降の処理が実行される。一方、SSC変調を停止する指示が操作部40に入力された場合には、変調制御部42は、上記一連のスペクトラム拡散クロック発生処理を終了する。
なお、各変調用信号発生ステップは、フレーム周波数カウントステップS4と、傾き正負情報出力ステップと、傾き絶対値情報出力ステップと、乗算ステップと、累積加算ステップと、切替制御ステップS6~S10と、を含む。フレーム周波数カウントステップS4は、変調用信号の波形のパターンのフレームごとに所定のクロック周期Tclkをカウントする。傾き正負情報出力ステップは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの正負を表す傾き正負情報を出力する。傾き絶対値情報出力ステップは、フレーム周波数カウント部21からのカウント値に基づいて、変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの絶対値を表す傾き絶対値情報を出力する。
乗算ステップは、傾き正負情報出力ステップから出力された傾き正負情報と、傾き絶対値情報出力ステップから出力された傾き絶対値情報を乗算して得られる傾きを表す傾き情報を出力する。累積加算ステップは、乗算ステップから出力された傾き情報を所定のクロック周期Tclkごとに累積加算することで、変調用信号を発生する。切替制御ステップS6~S10は、フレーム周波数カウントステップS4によるカウント値に基づいて、傾き正負情報出力ステップから出力される傾き正負情報のパターンと、傾き絶対値情報出力ステップから出力される傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、累積加算ステップにより発生される変調用信号の波形のパターンを切り替える。
以上説明したように、本実施形態に係るSSC発生器1は、変調用信号の波形パターンのフレームごとに所定のクロック周期Tclkをカウントするフレーム周波数カウント部21のカウント値に基づいて、傾き正負情報出力部22から出力される傾き正負情報のパターンと、傾き絶対値情報出力部23から出力される傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えるようになっている。この構成により、本実施形態に係るSSC発生器1は、変調用信号の波形パターンを所定のクロック周期Tclkに基づくタイミングで切り替えることができる。
また、本実施形態に係るSSC発生器1は、フレーム周波数カウント部21によるカウント値に基づいて、変調用信号の波形パターンのフレームの先頭を検出する先頭検出部33を備えている。この構成により、本実施形態に係るSSC発生器1は、任意のタイミングで変調用信号の波形パターンの切替指示を受信しても、フレームの先頭のタイミングで波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えることができる。
また、本実施形態に係るSSC発生器1は、変調用信号の波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えてから、再びフレームの先頭を検出したタイミングで、変調用信号の波形パターンを第3パターンに切り替えるようになっている。この構成により、本実施形態に係るSSC発生器1は、変調用信号の波形パターンを第1パターンから第2パターンに切り替えてから1フレーム周期分の時間が経過したタイミングで、変調用信号の波形パターンを第3パターンに切り替えることができる。
また、本実施形態に係るSSC発生器1は、操作部40への操作入力により変調用信号の各種パラメータを任意に設定することができるため、あらかじめ波形ファイルを用意することなく、用途に応じて様々な波形をその都度生成することができる。特に、本実施形態に係るSSC発生器1は、規格の要求を超えた変調用信号の各種パラメータを設定することが可能であるため、規格外のSSC変調信号に対するDUTの耐性を試験することもできる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係るパルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法について、図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図6に示すように、第2の実施形態に係る誤り率測定装置100は、DUT200から送信される被測定信号のBERを測定するものであって、パルスパターン発生装置50と、データ記憶部51と、信号受信部52と、同期検出部53と、誤り率算出部54と、操作部55と、表示部56と、制御部57と、を備える。
データ記憶部51は、RAMなどのメモリによって構成され、基準になるデータ信号(低レベル電圧:「0」と高レベル電圧:「1」のデータ)をあらかじめ記憶している。
図7に示すように、パルスパターン発生装置50は、スペクトラム拡散されたSSC変調信号を用いて所望のパルスパターン信号を発生するものであり、第1の実施形態のSSC発生器1と、パルスパターン発生部2と、を備える。
パルスパターン発生装置50は、データ記憶部51から読み込んだデータ信号を、SSC発生器1により発生されたSSC変調信号を用いて変調することにより、パルスパターン信号を生成する。そして、パルスパターン発生装置50は、このようにして生成されたパルスパターン信号を試験信号としてDUT200に送信するようになっている。このとき、DUT200は、パルスパターン発生装置50から送信されたパルスパターン信号を受信して、受信したパルスパターン信号を被測定信号として信号受信部52に送信する。
パルスパターン発生部2は、SSC発生器1により発生されたSSC変調信号と、データ記憶部51から入力されるデータ信号を入力とし、データ信号をSSC変調信号で変調した所望の繰り返しパターンによるパルスパターン信号を発生するようになっている。例えば、パルスパターン発生部2は、DUT200に入力する既知パターンのパルスパターン信号(試験信号)として、SSC変調信号により変調されたPRBS(Pseudo-Random Bit Sequence:擬似ランダム・ビット・シーケンス)パターン、繰り返し信号としての0,1の連続パターン、任意のパターンからなるプログラマブルパターンを発生する。
図6に示す信号受信部52は、DUT200から送信された被測定信号を受信し、受信した被測定信号を同期検出部53に出力するようになっている。また、信号受信部52は、判断部52aと、切替指示出力部52bとを含む。
判断部52aは、遷移トリガに基づいて、DUT200に搭載されたリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断するようになっている。ここで、この遷移トリガは、DUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したことを示すトリガであり、DUT200から送信されたものであってもよく、DUT200から送信された被測定信号に基づいて信号受信部52が生成したものであってもよい。
切替指示出力部52bは、判断部52aによりDUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、SSC発生器1の切替制御部25に、変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力するようになっている。
同期検出部53は、データ記憶部51から読み込んだデータ信号と、信号受信部52から出力された被測定信号との同期を取るようになっている。そして、同期検出部53は、同期が取れた状態の被測定信号を誤り率算出部54に出力する。
誤り率算出部54は、DUT200を試験するための試験信号の入力に伴ってDUT200から出力される被測定信号と試験信号とを比較して、被測定信号の誤り率を算出するものである。例えば、誤り率算出部54は、同期検出部53から出力された被測定信号と、データ記憶部51に記憶されているデータ信号とを順次比較することにより、被測定信号の誤りビットを検出するとともに、被測定信号のBERを算出するようになっている。
操作部55は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、第1の実施形態における操作部40と同様に構成され、ユーザによる表示部56の表示画面に対応する入力面への接触操作が制御部57に通知されるようになっている。
表示部56は、第1の実施形態における表示部41と同様に構成され、制御部57による表示制御に基づき、誤り率算出部54により算出された被測定信号のBERなどの各種表示内容を表示するようになっている。
制御部57は、第1の実施形態における変調制御部42と同様に構成され、誤り率測定装置100を構成する上記各部の動作を制御するようになっている。また、制御部57は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、誤り率算出部54の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、誤り率算出部54の少なくとも一部は、FPGAやASICなどのデジタル回路で構成することも可能である。あるいは、誤り率算出部54の少なくとも一部は、デジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
なお、本実施形態における操作部55、表示部56、及び制御部57は、それぞれ第1の実施形態における操作部40、表示部41、及び変調制御部42を兼ねていてもよい。
DUT200は、リンク状態管理機構を搭載しており、リンク状態管理機構が例えば図9に示すような任意のステートに遷移した状態で、誤り率測定装置100から入力された試験信号を誤り率測定装置100の被測定信号として出力する(折り返す)ようになっている。DUT200が対応する規格の例としては、PCIe Gen1~4、USB3.1~4、DP1.4、CEI(Common Electrical Interface)、Ethernet(登録商標)、InfiniBandなどが挙げられる。
DUT200は、信号受信部210と、信号送信部220と、を含む。さらに、信号受信部210は、クロック再生回路211と、データ抽出部212と、を含む。
クロック再生回路211は、誤り率測定装置100から送信された試験信号から再生クロック信号を生成する。データ抽出部212は、クロック再生回路211から出力される再生クロック信号を動作クロックとして使用して、誤り率測定装置100から入力された試験信号のデータを抽出し、抽出したデータを信号送信部220に出力する。例えば、データ抽出部212は、少なくとも1つの0/1判定器を有しており、各0/1判定器にクロック再生回路211からの再生クロック信号が入力されることで、誤り率測定装置100から送信された試験信号のレベルの判定を再生クロック信号のタイミングで行うことができる。
信号送信部220は、データ抽出部212により抽出された試験信号のデータを被測定信号として誤り率測定装置100に出力するようになっている。また、信号送信部220は、DUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したことを示す遷移トリガを、誤り率測定装置100の信号受信部52に送信するようになっていてもよい。
以下、本実施形態のパルスパターン発生方法及び誤り率測定方法について、図8のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、パルスパターン発生装置50のSSC発生器1は、SSC変調信号を発生する(ステップS31)。
次に、パルスパターン発生装置50のパルスパターン発生部2は、データ記憶部51から読み込んだデータ信号をSSC変調信号で変調して、所望の繰り返しパターンによるパルスパターン信号を発生する(ステップS32)。
次に、判断部52aは、DUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断する(判断ステップS33)。この判断は、DUT200から遷移トリガが送信されたか否か、あるいは、DUT200から送信された被測定信号に基づいて信号受信部52が遷移トリガを生成したか否かに基づいて行われる。
次に、切替指示出力部52bは、判断ステップS33によりDUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、スペクトラム拡散クロック発生方法の切替制御ステップS6に、変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力する(切替指示出力ステップS34)。
次に、誤り率算出部54は、DUT200を試験するための試験信号の入力に伴ってDUT200から出力される被測定信号と試験信号とを比較して、被測定信号の誤り率を算出する(誤り率算出ステップS35)。ここで、試験信号は、ステップS32により発生されたパルスパターン信号である。
以上説明したように、本実施形態に係るパルスパターン発生装置50は、SSC発生器1からのSSC変調信号とデータ記憶部51から入力されるデータ信号とから所望の繰り返しパターンによるパルスパターン信号を発生することができる。
また、本実施形態に係る誤り率測定装置100は、SSC変調信号により変調されたパルスパターン信号を試験信号として用いて、DUT200のリンク状態管理機構が所定のステートに遷移した場合に、DUT200の誤り率測定を行うことができる。
1 SSC発生器
2 パルスパターン発生部
10 基準信号発生源
20 変調用信号発生器
21 フレーム周波数カウント部
22 傾き正負情報出力部
23 傾き絶対値情報出力部
24 乗算部
25 切替制御部
26 累積加算部
27 オフセット加算部
33 先頭検出部
35 変調部
35a 加算器
42 変調制御部
50 パルスパターン発生装置
51 データ記憶部
52 信号受信部
52a 判断部
52b 切替指示出力部
53 同期検出部
54 誤り率算出部
100 誤り率測定装置
200 DUT
210 信号受信部
211 クロック再生回路
212 データ抽出部
220 信号送信部

Claims (10)

  1. 基準周波数Fcの基準信号を発生する基準信号発生源(10)と、
    変調用信号を発生する変調用信号発生器(20)と、
    前記変調用信号で前記基準信号を周波数変調してスペクトラム拡散クロック信号を発生する変調部(35)と、を備え、
    前記変調用信号発生器は、
    前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの正負を表す傾き正負情報を出力する傾き正負情報出力部(22)と、
    前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの絶対値を表す傾き絶対値情報を出力する傾き絶対値情報出力部(23)と、
    前記傾き正負情報と前記傾き絶対値情報を乗算して得られる前記傾きを表す傾き情報を出力する乗算部(24)と、
    前記傾き情報を所定のクロック周期ごとに累積加算することで、前記変調用信号を発生する累積加算部(26)と、
    前記変調用信号の波形のパターンのフレームごとに前記所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウント部(21)と、
    前記フレーム周波数カウント部によるカウント値に基づいて、前記傾き正負情報出力部から出力される前記傾き正負情報のパターンと、前記傾き絶対値情報出力部から出力される前記傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、前記累積加算部により発生される前記変調用信号の波形のパターンを切り替える切替制御部(25)と、を備えることを特徴とするスペクトラム拡散クロック発生器。
  2. 前記切替制御部は、前記フレーム周波数カウント部によるカウント値に基づいて、前記フレームの先頭を検出する先頭検出部(33)を含み、
    前記切替制御部は、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示が外部から入力されたタイミング以後に、前記先頭検出部により前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散クロック発生器。
  3. 前記切替制御部は、前記変調用信号の波形のパターンを前記第1パターンから前記第2パターンに切り替えたタイミング以後に、前記先頭検出部により前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを前記第2パターンから第3パターンに切り替えることを特徴とする請求項2に記載のスペクトラム拡散クロック発生器。
  4. 基準周波数Fcの基準信号を発生する基準信号発生ステップ(S3)と、
    変調用信号を発生する変調用信号発生ステップ(S4,S5,S8,S10)と、
    前記変調用信号で前記基準信号を周波数変調してスペクトラム拡散クロック信号を発生する変調ステップ(S5,S8,S10)と、を含み、
    前記変調用信号発生ステップは、
    前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの正負を表す傾き正負情報を出力する傾き正負情報出力ステップと、
    前記変調用信号の波形の周波数偏移の傾きの絶対値を表す傾き絶対値情報を出力する傾き絶対値情報出力ステップと、
    前記傾き正負情報と前記傾き絶対値情報を乗算して得られる前記傾きを表す傾き情報を出力する乗算ステップと、
    前記傾き情報を所定のクロック周期ごとに累積加算することで、前記変調用信号を発生する累積加算ステップと、
    前記変調用信号の波形のパターンのフレームごとに前記所定のクロック周期をカウントするフレーム周波数カウントステップ(S4)と、
    前記フレーム周波数カウントステップによるカウント値に基づいて、前記傾き正負情報出力ステップから出力される前記傾き正負情報のパターンと、前記傾き絶対値情報出力ステップから出力される前記傾き絶対値情報のパターンとをそれぞれ切り替えることで、前記累積加算ステップにより発生される前記変調用信号の波形のパターンを切り替える切替制御ステップ(S6~S10)と、を含むことを特徴とするスペクトラム拡散クロック発生方法。
  5. 前記切替制御ステップは、前記フレーム周波数カウントステップによるカウント値に基づいて、前記フレームの先頭を検出する先頭検出ステップ(S7,S9)を含み、
    前記切替制御ステップは、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示が外部から入力されたタイミング以後に、前記先頭検出ステップにより前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを第1パターンから第2パターンに切り替えることを特徴とする請求項4に記載のスペクトラム拡散クロック発生方法。
  6. 前記切替制御ステップは、前記変調用信号の波形のパターンを前記第1パターンから前記第2パターンに切り替えたタイミング以後に、前記先頭検出ステップにより前記フレームの先頭が検出されたときに、前記変調用信号の波形のパターンを前記第2パターンから第3パターンに切り替えることを特徴とする請求項5に記載のスペクトラム拡散クロック発生方法。
  7. 前記請求項1から請求項3のいずれかに記載のスペクトラム拡散クロック発生器により発生された前記スペクトラム拡散クロック信号を用いてパルスパターン信号を発生することを特徴とするパルスパターン発生装置。
  8. 前記請求項4から請求項6のいずれかに記載のスペクトラム拡散クロック発生方法により発生された前記スペクトラム拡散クロック信号を用いてパルスパターン信号を発生するステップ(S32)を含むことを特徴とするパルスパターン発生方法。
  9. 前記請求項7に記載のパルスパターン発生装置(50)と、
    被試験対象(200)に搭載されたリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断する判断部(52a)と、
    前記判断部により前記リンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、前記スペクトラム拡散クロック発生器の前記切替制御部に、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力する切替指示出力部(52b)と、
    前記被試験対象を試験するための試験信号の入力に伴って前記被試験対象から出力される被測定信号と前記試験信号とを比較して、前記被測定信号の誤り率を算出する誤り率算出部(54)と、を備え、
    前記試験信号は、前記パルスパターン発生装置により発生された前記パルスパターン信号であることを特徴とする誤り率測定装置。
  10. 前記請求項8に記載のパルスパターン発生方法と、
    被試験対象(200)に搭載されたリンク状態管理機構が所定のステートに遷移したか否かを判断する判断ステップ(S33)と、
    前記判断ステップにより前記リンク状態管理機構が所定のステートに遷移したと判断された場合に、前記スペクトラム拡散クロック発生方法の前記切替制御ステップに、前記変調用信号の波形のパターンを切り替えるための切替指示を出力する切替指示出力ステップ(S34)と、
    前記被試験対象を試験するための試験信号の入力に伴って前記被試験対象から出力される被測定信号と前記試験信号とを比較して、前記被測定信号の誤り率を算出する誤り率算出ステップ(S35)と、を含み、
    前記試験信号は、前記パルスパターン発生方法により発生された前記パルスパターン信号であることを特徴とする誤り率測定方法。
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