JP7115523B2 - 多層フィルム及びそれよりなる包装体 - Google Patents
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Description
カール性が悪い、すなわち、包装体のフランジ部に発生するカールが大きいと、商品の見栄えが悪くなるだけではなく、ベルトコンベアーで搬送時の包装体に不良が生じたり、包装体に印刷されたラベルを貼り付ける必要がある際に、正常に貼り付けられない等の問題が生じることがあった。
本発明の目的は、成形加工された多層フィルムに中身を充填し、蓋材によりシールされるノンボイル用途の包装体に使用される多層フィルムにおいて、全層の厚さに対する、外層の厚さの比率を低くした場合でも、カール性に優れた多層フィルムを提供することにある。
前記外層が、ポリエステル系樹脂を含有し、
前記非晶性ポリアミド樹脂層が、結晶性ポリアミド樹脂60~90質量部と非晶性ポリアミド樹脂40~10質量部とを含有し、
全層の厚さが、50μm以上75μm以下であり、
全層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、30%以上37.5%以下であり、
非晶性ポリアミド樹脂層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、150%以上250%以下である多層フィルム。
[2]内層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、150%以上200%以下である、[1]に記載の多層フィルム。
[3]前記内層が直鎖状低密度ポリエチレン層である、[1]又は[2]に記載の多層フィルム。
[4][1]~[3]のいずれか一項に記載の多層フィルムを成形し、蓋材とシールしてなる包装体。
本発明の多層フィルムは、
外層、接着樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層、非晶性ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリオレフィン樹脂からなる内層、及びイージーピール層が、この順に積層された多層フィルム、又は、外層、接着樹脂層、非晶性ポリアミド樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層、接着樹脂層、ポリオレフィン樹脂からなる内層、及びイージーピール層が、この順に積層された多層フィルムであって、
全層の厚さが、50μm以上75μm以下であり、
全層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、30%以上45%以下であり、
非晶性ポリアミド樹脂層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、150%以上500%以下である多層フィルムである。
例えば、多層フィルム90は、図1に示すように、外層1、接着樹脂層21、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23、非晶性ポリアミド樹脂層24、接着樹脂層22、ポリオレフィン樹脂からなる内層25、及びイージーピール層3が、この順に積層されてなる。エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23と、非晶性ポリアミド樹脂層24とは、順序を入れ替えてもよく、図2に示す多層フィルム91のように、外層1、接着樹脂層21、非晶性ポリアミド樹脂層24、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23、接着樹脂層22、ポリオレフィン樹脂からなる内層25、及びイージーピール層3が、この順に積層されていてもよい。
以下、各層について説明する。
外層1は、包装体の見栄えや手にしたときの質感が優れるといった機能を有している。また、底材と蓋材をシールした際にフランジ部に発生するカールを抑制させる機能も有している。外層1に好適に用いられる樹脂はポリエステル系樹脂である。これにより、ポリエステル系樹脂は剛性が高いことに加え、フィルムにした際の透明性や表面光沢度が良いことから、包装体の見栄えや質感を優れたものにすることができる。
前記共重合可能な環状エステルとしては、ε-カプロラクトン等が挙げられる。
接着樹脂層21及び22は、外層1とエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23との間、非晶性ポリアミド樹脂層24とポリオレフィン樹脂からなる内層25との間、外層1と非晶性ポリアミド樹脂層24との間、又はエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23とポリオレフィン樹脂からなる内層25との間に配置される。接着樹脂層に用いられる樹脂としては、前記各層を必要な強度で接着できれば特に制限はないが、ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。
前記ポリエチレン系共重合体とは、エチレンと、エチレン以外のモノマーと、の共重合物である。
前記ポリプロピレン系共重合体とは、プロピレンと、プロピレン以外のモノマーと、の共重合物である。
前記ブテン系共重合体とは、ブテンと、ブテン以外のモノマーと、の共重合物である。
接着樹脂層の厚さは、特に限定されないが、1~15μmが好ましく、1~10μmがより好ましい。
本発明の多層フィルムは、内容物の変質を防ぐために、酸素バリアー性を有するエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)層23が配置される。EVOH層に含まれるEVOH樹脂において、共重合させたモノマーの総質量に対する、共重合させたエチレンの質量の比率は、24~44モル%であることが好ましい。24モル%以上であることにより、多層フィルムは、容器形状への加工性により優れ、また、多層フィルムが加熱水や蒸気の影響を受け難くなり、酸素バリアー性がより向上する。一方、前記比率が44モル%以下であることにより、多層フィルムの乾燥状況下における酸素バリアー性がより良好となり、内容物の変質をより抑制させることができる。
エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層の厚さは、3~20μmが好ましく、3~15μmがより好ましい。エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層が3μm以上であることにより、より良好な酸素バリアー性が得られ、20μm以下であることにより、外観がより良好となる。
非晶性ポリアミド樹脂層24は、底材と蓋材をシールした際にフランジ部に発生するカールを抑制させる機能を有する。該非晶性ポリアミド樹脂層は、非晶性ポリアミド樹脂を含有する。
本発明の多層フィルムは、ポリオレフィン樹脂からなる内層25が配置される。該ポリオレフィン系樹脂からなる内層25を、イージーピール層3に隣接するように設けることにより、ピール強度をより均一にすることができる。ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂(以下、LDPE樹脂と記載する。)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以下、LLDPE樹脂と記載する。)、中密度ポリエチレン樹脂(以下、MDPE樹脂と記載する。)、高密度ポリエチレン樹脂(以下、HDPE樹脂と記載する。)、ポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂と記載する。)等のポリオレフィン樹脂、及び、エチレン共重合体であるEVA樹脂、EMMA樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、E-EA-MAH樹脂、EAA樹脂、EMAA樹脂、ION樹脂等のポリオレフィン系樹脂が好適である。内層25は、ポリオレフィン樹脂を1種のみ含んでいてもよいし、2種以上を含んでいても良い。なかでも、LLDPE樹脂、又はION樹脂を用いることで、前記多層フィルム又は包装体の耐ピンホール性をより良好にすることができる。ここで言うLLDPE樹脂は、メタロセン触媒にて製造されたメタロセン直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(mLLDPE樹脂)も含む。また、ION樹脂の分子鎖間を架橋する金属陽イオンとしてはNa+、Zn2+等があるがいずれのタイプでも良い。
イージーピール層3は、ポリオレフィン樹脂からなる内層25に隣接して配置される。イージーピール層3を構成する樹脂は、イージーピール機能を有する樹脂であれば特に限定はなく、非相溶性の2種のポリオレフィン樹脂の混合物を用いることができる。
非相溶性の2種のポリオレフィン樹脂の混合物としては、例えば、EVA樹脂、EMMA樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、E-EA-MAH樹脂、EAA樹脂、EMAA樹脂、ION樹脂等のエチレン共重合体と、PP樹脂と、の混合物等が挙げられる。イージーピール性は、例えば、EMAA樹脂あるいはEMMA樹脂等のエチレン共重合体10~90質量部に、PP樹脂90~10質量部を含有させることで付与することができる。エチレン共重合体が10質量部以上であることにより、イージーピール性が良好となり、90質量部以下であることにより、ピール強度のばらつきが小さくなる。
本発明の多層フィルムの製造方法としては、特に限定されないが、数台の押出機により、原料となる樹脂等を溶融押出するフィードブロック法やマルチマニホールド法等の共押出Tダイ法、空冷式又は水冷式共押出インフレーション法等が挙げられる。これらのなかでも、層の厚さ精度の点から、共押出Tダイ法が好ましい。
(実施例1)
1.多層フィルムの作製
図1に示すように、外層1を構成する樹脂としてPETG樹脂(品番GN071、イーストマンケミカルジャパン(株)製)と、接着樹脂層21及び22を構成する樹脂として、接着性樹脂(品番アドマーQF551、三井化学(株)製)と、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23を構成する樹脂としてEVOH樹脂(品番J102B、(株)クラレ製)と、非晶性ポリアミド樹脂層24を構成する樹脂として、ポリアミド系樹脂〔結晶性ポリアミド樹脂(品番1030B、宇部興産(株)製)60質量部に対し、非晶性ポリアミド樹脂(品番シーラPA 3426、三井・デュポンポリケミカル(株)製)を40質量部含有した樹脂、JIS K7127に準じて測定した引張弾性率800MPa〕と、ポリオレフィン樹脂からなる内層25を構成する樹脂としてLLLDPE樹脂(品番ELITE 5220G、ダウ・ケミカル(株)製)と、イージーピール層3を構成する樹脂として、ホモポリプロピレン樹脂(品番ノーブレンFS2111DG3、住友化学(株)製)と、を用いて、共押出Tダイ法で共押出し、外層、接着樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層、非晶性ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリオレフィン樹脂からなる内層、及びシール層が、この順に積層された多層フィルム90を作製した。
得られた多層フィルム90の各層の厚さは、外層1が19.2μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が9.9μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が10.2μm、イージーピール層3が6.3μmであった。多層フィルム90の全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は32.0%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は193.9%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は188.2%であった。
2軸延伸ポリプロピレンフィルム4(OPPフィルム、厚さ30μm)と、アルミ蒸着を施した2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム5(VM-PETフィルム、厚さ12μm)と、LLDPE樹脂(品番ウルトゼックス2022L、(株)プライムポリマー製)をTダイ押出法にて製膜したLLDPEフィルム6(30μm)と、をドライラミネート法により貼り合せた多層のフィルム100(図3を参照)を蓋材とした。また、上記で得られた多層フィルム90を底材とした。そして、深絞り型全自動真空包装機(型番FV-6300、大森機械工業(株)製)を用いて、これら蓋材及び底材から、スライスハム50gをパックして包装体を作製した。ここでの真空成形時の底材の絞り深さは8mmとした。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が18.5μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が9.9μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が12.0μm、イージーピール層3が5.2μmである多層フィルム90を得た。多層フィルム90の全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は30.8%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は186.9%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は154.2%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が19.0μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が10.3μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が10.0μm、イージーピール層3が6.3μmである多層フィルム90を得た。多層フィルム90の全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は31.7%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は184.5%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は190.0%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が18.0μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が9.9μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が10.2μm、イージーピール層3が7.5μmである多層フィルム90を得た。多層フィルム90の全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は30.0%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は181.8%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は176.5%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が22.5μm、接着樹脂層21が4.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が6.6μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が11.8μm、イージーピール層3が5.7μmである多層フィルム90を得た。多層フィルム90の全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は37.5%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は340.9%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は190.7%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が16.0μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が8.9μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が10.2μm、イージーピール層3が10.5μmである多層フィルムを得た。多層フィルムの全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は26.7%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は179.8%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は156.9%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が26.8μm、接着樹脂層21が5.0μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が2.4μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が4.6μm、接着樹脂層22が3.0μm、ポリオレフィンからなる内層25が12.4μm、イージーピール層3が5.8μmである多層フィルムを得た。多層フィルムの全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は26.8%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は582.6%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は216.1%であった。
各層の厚さを変えた以外は実施例1と同様にして、外層1が19.5μm、接着樹脂層21が5.1μm、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層23が5.7μm、非晶性ポリアミド樹脂層24が10.3μm、接着樹脂層22が3.6μm、ポリオレフィンからなる内層25が9.5μm、イージーピール層3が6.3μmである多層フィルムを得た。多層フィルムの全層の厚さは60μmであり、全層の厚さに対する、外層1の厚さの比率は32.5%であり、非晶性ポリアミド層24の厚さに対する、外層1の厚さの比率は189.3%であり、内層25の厚さに対する、外層1の厚さの比率は205.3%であった。
(カール性)
スライスハムを包装した直後に、水平に設置された測定台の上で包装体の底材側を上にして置き、包装体の4隅のカール高さを測定した。各符号は、以下の通りである。なお、評価はn=10で行った。
○:4隅のカール高さの平均値が11mm未満であった。
△:4隅のカール高さの平均値が11mm以上、15mm以下であった。
×:4隅のカール高さの平均値が15mmを超えていた。
包装体20個をダンボールに入れ、ダンボールの各面を下にして1mの高さからコンクリート上に各5回、計30回ダンボールを落下させたときに包装体に発生したピンホール数を評価した。各符号は、以下の通りである。
○:全ての包装体にピンホールが発生しなかった。
×:1個以上の包装体にピンホールが発生した。
21…接着剤層
22…接着剤層
23…エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層
24…非晶性ポリアミド樹脂層
25…内層
3…イージーピール層
4…OPPフィルム
5…VM-PETフィルム
6…LLDPEフィルム
90…多層フィルム
91…多層フィルム
100…蓋材フィルム
Claims (4)
- 外層、接着樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層、非晶性ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリオレフィン樹脂からなる内層、及びイージーピール層が、この順に積層された多層フィルム、又は、外層、接着樹脂層、非晶性ポリアミド樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物層、接着樹脂層、ポリオレフィン樹脂からなる内層、及びイージーピール層が、この順に積層された多層フィルムであって、
前記外層が、ポリエステル系樹脂を含有し、
前記非晶性ポリアミド樹脂層が、結晶性ポリアミド樹脂60~90質量部と非晶性ポリアミド樹脂40~10質量部とを含有し、
全層の厚さが、50μm以上75μm以下であり、
全層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、30%以上37.5%以下であり、
非晶性ポリアミド樹脂層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、150%以上250%以下である多層フィルム。 - 内層の厚さに対する、外層の厚さの比率が、150%以上200%以下である、請求項1に記載の多層フィルム。
- 前記内層が直鎖状低密度ポリエチレン層である、請求項1又は2に記載の多層フィルム。
- 請求項1~3のいずれか一項に記載の多層フィルムを成形し、蓋材とシールしてなる包装体。
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