JP7099969B2 - 負極活物質、全固体電池および負極活物質の製造方法 - Google Patents

負極活物質、全固体電池および負極活物質の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、負極活物質、全固体電池および負極活物質の製造方法に関する。
全固体電池は、正極層および負極層の間に固体電解質層を有する電池であり、可燃性の有機溶媒を含む電解液を有する液系電池に比べて、安全装置の簡素化が図りやすいという利点を有する。
一方、電池の負極層に用いられる負極活物質として、Si系活物質が知られている。例えば、非特許文献1には、Siと、NiTiとを、メカニカルミリングにより混合して得られるナノコンポジット負極材料が開示されている。また、特許文献1には、SiNiTiをコア部として有するリチウム二次電池用負極材料が開示されている。
特開2015-022964号公報
Si粒子を負極活物質として用いた場合、充電に伴う膨張が大きい。本開示は、上記実情に鑑みてなされものであり、充電に伴う膨張が小さい負極活物質を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本開示においては、複合粒子の粒子群を含有する負極活物質であって、上記複合粒子が、Si含有相と、超弾性合金相とを有し、上記複合粒子の断面において、上記超弾性合金相の全ての界面の長さをLとし、上記超弾性合金相が上記Si含有相と接している界面の長さをLとし、上記Lに対する上記Lの割合をL/Lとした場合に、上記L/Lの頻度分布において、最頻値が90%以上である、負極活物質を提供する。
本開示によれば、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有することから、充電に伴う膨張が小さい負極活物質とすることができる。
上記開示においては、上記最頻値における頻度が、10%以上であってもよい。
上記開示においては、上記超弾性合金相が、NiTi合金相であってもよい。
上記開示においては、上記Si含有相が、Si単体相であってもよい。
また、本開示においては、正極層と、負極層と、上記正極層および上記負極層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であって、上記負極層が、上述した負極活物質を含有する、全固体電池を提供する。
本開示によれば、上述した負極活物質を用いることで、充電に伴う膨張が小さい全固体電池とすることができる。
また、本開示においては、複合粒子の粒子群を含有する負極活物質の製造方法であって、超弾性合金の粒子群を覆うようにSi含有部を形成し、複合膜を得る複合膜形成工程と、上記複合膜を粉砕し、上記複合粒子の上記粒子群を得る粉砕工程と、を有する、負極活物質の製造方法を提供する。
本開示によれば、超弾性合金の粒子群を覆うようにSi含有部が形成された複合膜を作製し、その後、複合膜を粉砕することで、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有する負極活物質を得ることができる。
上記開示においては、上記複合膜形成工程において、Si源を用いたCVD法により上記複合膜を得てもよい。
本開示における負極活物質は、充電に伴う膨張が小さいという効果を奏する。
本開示における複合粒子の一例を示す概略断面図である。 本開示における効果を説明する概略断面図である。 従来のメカニカルミリング法により得られる複合粒子の一例を示す概略断面図である。 本開示における全固体電池の一例を示す概略断面図である。 本開示における全固体電池の製造方法の一例を示す概略断面図である。 実施例1で得られた複合粒子に対するSEM観察の結果である。 比較例1で得られた複合粒子に対するSEM観察の結果である。 本開示における接触率を説明する概略断面図である。 実施例1および比較例1で得られた負極活物質における接触率および頻度の関係を示すグラフである。 実施例1および比較例1、2で得られた評価用電池に対する拘束圧増加量の結果である。
以下、本開示における負極活物質、全固体電池および負極活物質の製造方法について、詳細に説明する。
A.負極活物質
本開示における負極活物質は、複合粒子の粒子群を含有する。図1は、本開示における複合粒子の一例を示す概略断面図である。図1に示す複合粒子10は、一つの粒子内に、Si含有相1と、超弾性合金相2とを有する。また、本開示における負極活物質は、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有する。ここで、「接触率」とは、図1に示すように、複合粒子10の断面において、超弾性合金相2の全ての界面の長さをLとし、超弾性合金相2がSi含有相1と接している界面の長さをLとした場合に、Lに対するLの割合(L/L)をいう。なお、超弾性合金相2がSi含有相1以外と接している界面の長さをLとした場合、L=L+Lの関係を満たす。本開示における負極活物質は、L/Lの頻度分布において最頻値が所定の値以上である。すなわち、負極活物質が、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有する。
本開示によれば、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有することから、充電に伴う膨張が小さい負極活物質とすることができる。上述したように、Si粒子を負極活物質として用いた場合、充電に伴う膨張が大きい。これに対して、本開示における複合粒子は、Si含有相に加えて、超弾性合金相を有する。超弾性合金相は、応力緩和部として機能するため、粒子全体としての膨張を抑制することができる。
具体的には、図2(a)に示すように、複合粒子10は、Si含有相1に加えて、超弾性合金相2を有する。図2(b)に示すように、充電に伴いSi含有相1が膨張すると、同時に、超弾性合金相2が収縮する。その結果、粒子全体としての膨張を抑制することができ、サイクル特性の向上を図ることができる。
さらに、本開示における複合粒子は、超弾性合金相を有するため、例えば全固体電池の製造に不可欠なプレス工程を行っても、形状を保持しやすいという利点がある。Si粒子の膨張を抑制することを目的とした場合、例えば、多孔質Siを用いる方法が想定できる。しかしながら、多孔質Siは、緻密Siに比べて脆いため、プレス工程を行うと、形状を保持できない場合がある。これに対して、超弾性合金相は、通常、緻密であるため、形状を保持しやすい。このように、本開示における負極活物質は、全固体電池に用いられる負極活物質として特に有用である。
さらに、本開示における複合粒子では、通常、複数の超弾性合金相を内包するように、Si含有相が配置される。そのため、一つの複合粒子において、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高くなる。これに対して、例えば非特許文献1には、Siと、NiTiとを、メカニカルミリングにより混合して得られるナノコンポジット負極材料が開示されている。しかしながら、メカニカルミリングでは、図3に示すように、Siの一部の表面に、NiTiが被覆した粒子が得られる。このような粒子と、図2に示すような粒子(複数の超弾性合金相を内包するようにSi含有相が配置された粒子)とは、構造的に全く異なる。なお、後述するように、メカニカルミリングのメカニズムを考えると、偶発的に、図2に示すような粒子が得られることがあり得るが、その割合は少ない。これに対して、本開示における負極活物質は、図2に示すような粒子を多く含有する。そのため、充電に伴う膨張をより小さくすることができる。
本開示における負極活物質は、複合粒子の粒子群を含有する。すなわち、負極活物質は、複数の複合粒子を含有する。さらに、複合粒子は、Si含有相と、超弾性合金相とを有する。
Si含有相は、少なくともSi元素を含有し、活物質としての機能を有する相である。Si含有相の最大体積膨張率は、例えば2倍以上であり、3倍以上であってもよく、4倍以上であってもよい。
Si含有相は、Si単体の相であってもよく、Si化合物の相であってもよい。Si化合物としては、例えば、Si合金、Si酸化物が挙げられる。Si合金は、Si元素を主成分として含有することが好ましい。Si合金中のSi元素の割合は、例えば50at%以上であり、70at%以上であってもよく、90at%以上であってもよい。Si酸化物としては、例えばSiOが挙げられる。また、Si含有相は、結晶相であってもよく、非晶質相であってもよいが、前者が好ましい。活物質としての機能が高いからである。
超弾性合金相は、超弾性合金の相である。超弾性合金とは、室温以下の温度において、外力の負荷・除荷による相変態(主にマルテンサイト変態)を起こす合金をいう。超弾性合金は、通常、一般的な金属に比べて、10倍以上の弾性域を有する。また、超弾性合金は、負極層に用いられる固体電解質よりもヤング率が小さいことが好ましい。充電に伴いSi含有相が膨張した場合に、超弾性合金が優先的に潰れることで、粒子全体としての膨張をさらに抑制できるからである。ヤング率は、例えば、ナノインデンテーション法により求めることができる。また、超弾性合金は、形状記憶合金であってもよい。また、超弾性合金は、Liと反応しないことが好ましい。サイクル耐久時に化学劣化しないからである。
超弾性合金としては、例えば、NiTi合金、Fe-Ni-Co-Ti合金、Ti-Nb-Ta-Zr-O合金が挙げられ、中でも、NiTi合金が好ましい。NiTi合金は、結晶格子レベルで蛇腹に折り畳まれる性質を有し、超弾性合金としての機能に優れているからである。NiTi合金は、Ni元素およびTi元素のみを含有する合金であってもよく、さらに他の金属元素を含有する合金であってもよい。後者の場合、NiTi合金は、Ni元素およびTi元素を主成分として含有することが好ましい。合金に含まれる全ての元素に対するNi元素およびTi元素の合計の割合は、例えば50at%以上であり、70at%以上であってもよく、90at%以上であってもよい。
NiTi合金としては、例えば、Niが48at%以上52.0at%以下であり、残部がTiである合金、Niが48.0at%以上52.0at%以下であり、Cr、Fe、Co、Mo、V、Alの少なくとも一種が0.05at%以上3.0at以下であり、残部がTiである合金、Niが36.0at%以上48.0at%以下であり、Cuが5.0at%以上12.0at%以下であり、残部がTiである合金が挙げられる。
また、複合粒子の断面において、超弾性合金相の全ての界面の長さをLとし、超弾性合金相がSi含有相と接している界面の長さをLとし、Lに対するLの割合をL/Lとする。L/Lの頻度分布において、最頻値は、通常、90%以上であり、92%以上であってもよく、94%以上であってもよい。一方、最頻値は、100%であってもよく、100%未満であってもよい。L/Lの頻度分布は、複数の複合粒子に対して、L/Lを行うことで得られる。複合粒子のサンプル数は多いことが好ましく、例えば50以上であり、100以上であってもよく、150以上であってもよい。また、最頻値における頻度は、例えば5%以上であり、7%以上であってもよく、10%以上であってもよい。
粒子群における複合粒子の平均粒径(D50)は、例えば0.5μm以上であり、1μm以上であってもよい。一方、粒子群における複合粒子の平均粒径(D50)は、例えば10μm以下であり、5μm以下であってもよい。また、複合粒子における超弾性合金相の平均粒径(D50)は、例えば30nm以上であり、50nm以上であってもよい。一方、複合粒子における超弾性合金相の平均粒径(D50)は、例えば500nm以下であり、100nm以下であってもよい。平均粒径(D50)は、例えばSEM観察により求めることができる。サンプル数は多いことが好ましく、例えば50以上であり、100以上であってもよく、150以上であってもよい。また、本開示における負極活物質は、電池に用いられ、特に全固体電池に用いられることが好ましい。
B.全固体電池
図4は、本開示における全固体電池の一例を示す概略断面図である。図4に示す全固体電池100は、正極層51と、負極層52と、正極層51および負極層52の間に形成された固体電解質層53とを有する。さらに、全固体電池100は、正極層51の集電を行う正極集電体54と、負極層52の集電を行う負極集電体55とを有する。負極層52は、上述した負極活物質を含有する。
本開示によれば、上述した負極活物質を用いることで、充電に伴う膨張が小さい全固体電池とすることができる。
1.負極層
負極層は、少なくとも負極活物質を含有する層である。また、負極層は、必要に応じて、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つを含有していてもよい。
負極活物質については、上記「A.負極活物質」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。負極層における負極活物質の割合は、例えば20重量%以上であり、30重量%以上であってもよく、40重量%以上であってもよい。一方、負極層における負極活物質の割合は、例えば95重量%以下であり、90重量%以下であってもよく、80重量%以下であってもよい。
また、負極層は、必要に応じて、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つを含有していてもよい。上記固体電解質としては、例えば、硫化物固体電解質、酸化物固体電解質、窒化物固体電解質、ハロゲン化物固体電解質等の無機固体電解質が挙げられ、中でも、硫化物固体電解質が好ましい。硫化物固体電解質としては、例えば、Li元素、X元素(Xは、P、Si、Ge、Sn、B、Al、Ga、Inの少なくとも一種である)、および、S元素を含有する固体電解質が挙げられる。また、硫化物固体電解質は、O元素およびハロゲン元素の少なくとも一方をさらに含有していてもよい。また、酸化物固体電解質としては、例えば、Li元素、Y元素(Yは、Nb、B、Al、Si、P、Ti、Zr、Mo、W、Sの少なくとも一種である)、および、O元素を含有する固体電解質が挙げられる。また、窒化物固体電解質としては、例えばLiNが挙げられ、ハロゲン化物固体電解質としては、例えばLiCl、LiI、LiBrが挙げられる。
上記導電材としては、例えば、炭素材料が挙げられる。炭素材料としては、例えば、アセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(KB)等の粒子状炭素材料、炭素繊維、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー(CNF)等の繊維状炭素材料が挙げられる。
上記バインダーとしては、例えば、ブチレンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム系バインダー、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ化物系バインダーが挙げられる。
負極層の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。負極層の形成方法としては、例えば、負極活物質および分散媒を少なくとも含有するスラリーを塗工し、乾燥する方法が挙げられる。
2.正極層
正極層は、少なくとも正極活物質を含有する層である。また、正極層は、必要に応じて、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つを含有していてもよい。
正極活物質としては、例えば、酸化物活物質が挙げられる。酸化物活物質としては、例えば、LiCoO、LiMnO、LiNiO、LiVO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等の岩塩層状型活物質、LiMn、LiTi12、Li(Ni0.5Mn1.5)O等のスピネル型活物質、LiFePO、LiMnPO、LiNiPO、LiCoPO等のオリビン型活物質が挙げられる。また、正極活物質の表面には、Liイオン伝導性酸化物を含有するコート層が形成されていてもよい。正極活物質と、固体電解質との反応を抑制できるからである。
正極活物質の形状としては、例えば、粒子状が挙げられる。正極活物質の平均粒径(D50)は、特に限定されないが、例えば10nm以上であり、100nm以上であってもよい。一方、正極活物質の平均粒径(D50)は、例えば50μm以下であり、20μm以下であってもよい。
正極層における正極活物質の割合は、例えば、20重量%以上であり、30重量%以上であってもよく、40重量%以上であってもよい。一方、正極活物質の割合は、例えば、80重量%以下であり、70重量%以下であってもよく、60重量%以下であってもよい。
正極層に用いられる、固体電解質、導電材およびバインダーについては、上記「1.負極層」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。正極層は、固体電解質として硫化物固体電解質を含有することが好ましい。
正極層の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。正極層の形成方法としては、例えば、正極活物質および分散媒を少なくとも含有するスラリーを塗工し、乾燥する方法が挙げられる。
3.固体電解質層
固体電解質層は、正極層および負極層の間に配置される層である。固体電解質層は、固体電解質を少なくとも含有し、必要に応じてバインダーを含有していてもよい。固体電解質およびバインダーについては、上記「1.負極層」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。固体電解質層は、固体電解質として硫化物固体電解質を含有することが好ましい。
固体電解質層の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。固体電解質層の形成方法としては、例えば、固体電解質を圧縮成形する方法が挙げられる。
4.その他の部材
本開示における全固体電池は、上述した負極層、正極層および固体電解質層を少なくとも有する。さらに通常は、正極層の集電を行う正極集電体、および、負極層の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えば、SUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボンが挙げられる。一方、負極集電体の材料としては、例えば、SUS、銅、ニッケルおよびカーボンが挙げられる。なお、正極集電体および負極集電体の厚さ、形状については、電池の用途に応じて適宜選択することが好ましい。また、本開示における全固体電池は、上述した負極層、正極層および固体電解質層を収納する電池ケースを有していてもよい。
5.全固体電池
本開示における全固体電池は、全固体リチウム電池であることが好ましい。また、本開示における全固体電池は、一次電池であってもよく、二次電池であってもよいが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。また、本開示における全固体電池は、単電池であってもよく、積層電池であってもよい。積層電池は、モノポーラ型積層電池(並列接続型の積層電池)であってもよく、バイポーラ型積層電池(直列接続型の積層電池)であってもよい。全固体電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型が挙げられる。
C.負極活物質の製造方法
本開示における負極活物質の製造方法の一例を示すフロー図である。図5に示すように、本開示においては、まず、超弾性合金12の粒子群を準備する(図5(a))。次に、超弾性合金12の粒子群を覆うようにSi含有部11を形成し、複合膜13を得る(図5(b))。次に、複合膜13を粉砕し、Si含有相1と、超弾性合金相2とを有する複合粒子10の粒子群を得る(図5(c))。このようにして、負極活物質20が得られる。
本開示によれば、超弾性合金の粒子群を覆うようにSi含有部が形成された複合膜を作製し、その後、複合膜を粉砕することで、超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高い複合粒子を多く含有する負極活物質を得ることができる。
1.複合膜形成工程
複合膜形成工程は、超弾性合金の粒子群を覆うようにSi含有部を形成し、複合膜を得る工程である。
Si含有部の形成方法としては、例えば、超弾性合金の粒子群に対して、Si源を用いた蒸着を行う方法が挙げられる。Si源は、少なくともSi元素を含有する物質であり、Si単体であってもよく、Si化合物であってもよい。Si化合物としては、例えば、Si合金、Si含有無機物(例えばSiCl)、Si含有有機物が挙げられる。また、蒸着としては、例えば、熱CVD、プラズマCVD等のCVD法(化学蒸着法)、スパッタリング、イオンプレーティング、抵抗加熱蒸着、電子ビーム蒸着等のPVD(物理蒸着法)が挙げられる。蒸着の回数は、特に限定されず、1回であってもよく、2回以上であってもよく、5回以上であってもよい。
複合膜の厚さは、超弾性合金の粒子群の平均粒径よりも大きいことが好ましい。超弾性合金相がSi含有相に接する接触率が高くなるからである。複合膜の厚さは、例えば0.5μm以上であり、1μm以上であってもよく、1.5μm以上であってもよい。一方、複合膜の厚さは、例えば10μm以下であり、5μm以下であってもよく、3μm以下であってもよい。
2.粉砕工程
粉砕工程は、上記複合膜を粉砕し、上記複合粒子の上記粒子群を得る工程である。粉砕方法は、特に限定されないが、例えば、ボールミル等の機械的粉砕方法が挙げられる。また、必要に応じて、粉砕した複合膜を分級する分級工程を行ってもよい。分級により、複合粒子の粒径を調整することができる。
3.負極活物質
上述した各工程により得られる負極活物質については、上記「A.負極活物質」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
また、本開示においては、上述した製造方法とは異なる、負極活物質の製造方法を提供することができる。例えば、複合粒子の粒子群を含有する負極活物質の製造方法であって、多孔質のSi含有体を準備する準備工程と、上記多孔質のSi含有体の空隙に溶融した超弾性合金を浸透させ、凝集体を形成する凝集体形成工程と、上記凝集体を粉砕し、上記複合粒子の上記粒子群を得る粉砕工程と、を有する、負極活物質の製造方法を提供することができる。
多孔質のSi含有体は、例えば、Si含有化合物に対して、金属溶湯脱成分法を行うことにより得ることができる。Si含有化合物は、Si単体であってもよく、Si化合物であってもよい。また、凝集体形成工程では、Si含有体と、超弾性合金との融点の差を利用することが好ましい。例えば、Siの融点は1414℃であり、NiTi合金の融点は1250℃である。そのため、例えば、多孔質SiおよびNiTi合金を混合し、1300℃程度に加熱することで、多孔質Siの空隙に溶融した超弾性合金を浸透させることで、凝集体を得ることができる。加熱方法としては、例えば、高周波誘導炉を用いる方法が挙げられる。
なお、本開示は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本開示における特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本開示における技術的範囲に包含される。
[実施例1]
(負極活物質の作製)
NiTiナノ粒子(純度99.9%、平均粒径D50=100nm、Ni:Ti/50:50、イーエムジャパン社製)に対して、SiClを原料とした熱CVD法により、厚膜コートを6回実施した。なお、NiTiナノ粒子は、SiCl蒸気に対して濡れ性が低いため、1回の厚膜コートのみではNiTiナノ粒子をSiで十分に被覆できなかったが、厚膜コートを繰り返すことで、高い濡れ性を有するSi同士が接着し、NiTiナノ粒子をSiで十分に被覆できた。また、各々の厚膜コートにおいて、Si:NiTi=1:1のモル比となるように、NiTiナノ粒子およびSiClの量を調整した。その後、得られた厚膜を粉砕し、分級することで、粒子群(D50=1.5μm)を含有する負極活物質を得た。
(評価用電池の作製)
得られた負極活物質、固体電解質(10LiI-15LiBr-37.5Li)、導電材(VGCF)、バインダー溶液(PVDF系樹脂を5重量%で含有する酪酸ブチル溶液)を、ポリプロピレン製容器に添加した。負極活物質および固体電解質は、負極活物質:固体電解質=55:45の重量比で添加した。当該容器を超音波分散装置で30秒間超音波処理し、振とう器を用いて30分間振とう処理することで、スラリーを得た。得られたスラリーを、アプリケーターを用いたブレード法により、負極集電体(銅箔)上に塗工し、60分間自然乾燥し、その後、100℃に調整したホットプレート上で30分間乾燥した。これにより、負極層(厚さ40μm)および負極集電体(厚さ10μm)を有する負極構造体を得た。
次に、固体電解質(10LiI-15LiBr-37.5Li)、正極活物質(LiNi1/3Co1/3Mn1/3)、導電材(VGCF)、バインダー溶液(PVDF系樹脂を5重量%で含有する酪酸ブチル溶液)を、ポリプロピレン製容器に添加した。正極活物質および固体電解質は、正極活物質:固体電解質=75:25の重量比で添加した。当該容器を超音波分散装置で30秒間超音波処理し、振とう器を用いて30分間振とう処理することで、スラリーを得た。得られたスラリーを、アプリケーターを用いたブレード法により、正極集電体(アルミニウム箔)上に塗工し、60分間自然乾燥し、その後、100℃に調整したホットプレート上で30分間乾燥した。これにより、正極層(厚さ50μm)および正極集電体(厚さ12μm)を有する正極構造体を得た。
次に、固体電解質(10LiI-15LiBr-37.5Li)、バインダー溶液(ABR系樹脂を5重量%で含有するヘプタン溶液)を、ポリプロピレン製容器に添加した。当該容器を超音波分散装置で30秒間超音波処理し、振とう器を用いて30分間振とう処理することで、スラリーを得た。得られたスラリーを、アプリケーターを用いたブレード法により、支持体(アルミニウム箔)上に塗工し、60分間自然乾燥し、その後、100℃に調整したホットプレート上で30分間乾燥した。これにより、固体電解質層(厚さ15μm)を得た。
最後に、負極構造体、固体電解質層、正極構造体をこの順に積層し、得られた積層体を130℃、200MPa、3分間の条件でプレスし、評価用電池を得た。
[比較例1]
NiTiナノ粒子(純度99.9%、平均粒径D50=100nm、Ni:Ti/50:50、イーエムジャパン社製)およびSi粒子(平均粒径D50=2μm)を、NiTiナノ粒子:Si粒子=1:1のモル比となるように混合し、遊星型ボールミルを用いて、1000rpm、24時間の条件でメカニカルミリングを行った。なお、この条件は、非特許文献1に記載されたメカニカルミリング条件(800rpm、最大10時間)よりも厳しい条件である。その後、分級することで、粒子群(D50=2.1μm)を含有する負極活物質を得た。また、得られた負極活物質を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、評価用電池を得た。
[比較例2]
Siウェハを破断し、メカニカルミリング処理を行い、分級することで、Si粒子を得た。これにより、Si粒子の粒子群(平均粒径D50=2.4μm)を含有する負極活物質を得た。また、得られた負極活物質を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、評価用電池を得た。
[評価]
(SEM観察)
実施例1および比較例1で得られた粒子の断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。その結果を図6および図7に示す。図6に示すように、実施例1で得られた粒子は、一つの粒子の中に、Si相およびNiTi合金相を有する相分離構造を有することが確認された。なお、図6において、相対的に明るい部分がSi相であり、相対的に暗い部分がNiTi合金相である。これに対して、図7に示すように、比較例1で得られた粒子は、Si粒子の表面の一部を、NiTi合金が被覆した構造を有することが確認され、相分離構造を有しないことが確認された。
(接触率)
実施例1および比較例1で得られた粒子の断面SEM画像を用いて、NiTi合金相がSi相に接触する接触率を求めた。具体的には、図8(a)、(b)に示すように、画像解析により、粒子の断面を、Si相およびNiTi合金相に色分けした。次に、NiTi合金相の全ての界面の長さ(L)と、NiTi合金相がSi相と接している界面の長さ(L)とを求め、Lに対するLの割合(L/L)を求めた。同様の操作を、異なる粒子(サンプル数=150)で行い、頻度分布を作成した。その結果を図9および表1に示す。
Figure 0007099969000001
図9および表1に示すように、実施例1で得られた粒子群では、接触率(L/L)の頻度分布における最頻値が91%と高かった。これに対して、比較例1で得られた粒子群では、最頻値が51%と低かった。また、比較例1で得られた粒子群の中には、相分離構造を有する粒子が僅かに確認されたものの、その割合は少なかった。メカニカルミリングのメカニズムを考えると、偶発的に、相分離構造を有する粒子が形成されることがあり得るが、通常の条件では、その割合は少ない。
(充電試験)
実施例1および比較例1、2で得られた評価用電池に対して、充電試験を行った。充電試験の条件は、拘束圧(定寸)5MPa、レート1C、カット電圧4.55Vとした。また、評価用電池の拘束圧をモニタリングし、4.55Vでの拘束圧を測定し、充電前の状態からの拘束圧増加量を求めた。その結果を図10に示す。図10に示すように、拘束圧増加量は、実施例1が2.8MPaであり、比較例1、2が3.3MPaであった。このように、実施例1は、比較例1、2に比べて、拘束圧増加量が約0.5MPaも減少することが確認された。その理由は、充電に伴うSi相の膨張をNiTi合金相が緩和し、粒子全体としての膨張を抑制できたためであると推測される。
1 …Si含有相
2 …超弾性合金相
10 …複合粒子
20 …負極活物質
51 …正極層
52 …負極層
53 …固体電解質層
54 …正極集電体
55 …負極集電体
100 …全固体電池

Claims (7)

  1. 複合粒子の粒子群を含有する負極活物質であって、
    前記複合粒子が、Si含有相と、超弾性合金相とを有し、
    前記複合粒子の断面において、前記超弾性合金相の全ての界面の長さをLとし、前記超弾性合金相が前記Si含有相と接している界面の長さをLとし、前記Lに対する前記Lの割合をL/Lとした場合に、前記L/Lの頻度分布において、最頻値が90%以上である、負極活物質。
  2. 前記最頻値における頻度が、10%以上である、請求項1に記載の負極活物質。
  3. 前記超弾性合金相が、NiTi合金相である、請求項1または請求項2に記載の負極活物質。
  4. 前記Si含有相が、Si単体相である、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の負極活物質。
  5. 正極層と、負極層と、前記正極層および前記負極層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であって、
    前記負極層が、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の負極活物質を含有する、全固体電池。
  6. 複合粒子の粒子群を含有する負極活物質の製造方法であって、
    超弾性合金の粒子群を覆うようにSi含有部を形成し、複合膜を得る複合膜形成工程と、
    前記複合膜を粉砕し、前記複合粒子の前記粒子群を得る粉砕工程と、
    を有する、負極活物質の製造方法。
  7. 前記複合膜形成工程において、Si源を用いたCVD法により前記複合膜を得る、請求項6に記載の負極活物質の製造方法。
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