JP7089697B2 - ルーフレール装置、サポートブラケット、及びルーフレール取付構造 - Google Patents
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Description
本開示は、ルーフレール装置、サポートブラケット、及びルーフレール取付構造に関する。
特許文献1には、ルーフレールが記載されている。ルーフレールは、ルーフ上に配置されて車両の前後方向に延びるルーフレール本体と、ルーフレール本体の端部を車両のルーフに対して支持する端部支持脚と、ルーフレール本体の中間部をルーフに対して支持する中間支持脚とを有している。中間支持脚は、ルーフレール本体に作用する荷重を支持する中間支持脚本体を有している。中間支持脚本体は、中間クッション材を介してルーフに取り付けられるルーフ取付面部と、ルーフレール本体の底面に取り付けられるレール取付面部とを有する金属製であり、例えば、アルミニウムダイキャスト等により形成される。ルーフ取付面部には、ボルト等の締結部材を挿通するための貫通孔が2個設けられており、この貫通孔に挿通された締結部材によってルーフに固定される。レール取付面部には、ボルト等の締結部材を挿通するための貫通孔と、上方に突出形成され、ルーフレール本体の底面に設けられた位置決め用穴に挿入される位置決め用突起部とが設けられている。そして、レール取付面部は、位置決め用突起部が前記位置決め用穴に挿入されて位置決めされた状態で、貫通孔に挿通された締結部材によってルーフレール本体の底面に固定される。ルーフレールを車両のルーフに組み付ける際には、ルーフレール本体の中間部に中間支持脚本体を組み付け、ルーフレール本体に組み付けられた中間支持脚本体を車両のルーフ上に締結部材により固定する。
特許文献1に記載のルーフレールでは、ルーフレールをルーフ(ルーフパネル)に対して固定する前に、中間支持脚本体(サポートブラケット)をルーフレール本体(ルーフレール)に対して位置決めされた状態で予め組み付けてサブアセンブリ化している。このように、ルーフレールに対してサポートブラケットをサブアセンブリ化した状態でルーフレールをルーフパネルに対して取り付ける場合、ルーフレールの前後の両端部の端部支持脚を車両のルーフパネルに対して固定すると、ルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等によって、サポートブラケットの貫通孔(取付部)の位置とルーフパネルの貫通孔(被取付部)の位置とがずれてしまい、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付け難くなってしまう可能性がある。
そこで、本開示は、ルーフレールとサポートブラケットとを予め組み付けてサブアセンブリ化した状態でも、サポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの所定の被取付位置とを容易に合わせることができ、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付けることが可能なルーフレール装置、サポートブラケット、及びルーフレール取付構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、車両のルーフパネルに対して取り付けられるルーフレール装置であって、ルーフレールとサポートブラケットとを備える。ルーフレールは、レール側組付部を有し、ルーフパネルの上方で前後方向に延びる。サポートブラケットは、ルーフレールのレール側組付部に対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられるブラケット側組付部と、ルーフパネルに対して取り付け可能な取付部とを有し、ルーフレールに対して予め組み付けられた状態でルーフパネルに対して取り付けられる。
上記構成では、サポートブラケットのブラケット側組付部がルーフレールのレール側組付部に対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられる。このため、ルーフレールとサポートブラケットとを予め組み付けてサブアセンブリ化したルーフレール装置をルーフパネルに対して取り付ける際に、ルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等によってサポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの所定の被取付位置とが上下方向と交叉する方向にずれてしまう場合であっても、上記所定の範囲内でルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等を吸収することができるので、サポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの上記被取付位置とを容易に合わせることができ、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付けることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のルーフレール装置であって、ルーフレールのレール側組付部またはサポートブラケットのブラケット側組付部の一方の組付部は、上下方向と交叉する方向に延びる被支持部を有し、ルーフレールのレール側組付部またはサポートブラケットのブラケット側組付部の他方の組付部は、上下に離間した状態で上記一方の組付部の被支持部を配置可能な空間を区画する上下の支持部を有する。上記一方の組付部の被支持部は、上記他方の組付部の空間内に配置され、上下方向と交叉する方向に上記所定の範囲で移動可能に他方の組付部の上下の支持部に支持される。
上記構成では、一方の組付部の上下方向と交叉する方向に延びる被支持部を、他方の組付部の上下の支持部によって支持するという簡易な構造で、サポートブラケットのブラケット側組付部をルーフレールのレール側組付部に対して、上下方向と交叉する方向に上記所定の範囲内で移動可能に組み付けることができる。
本発明の第3の態様は、上下方向と交叉する板状部と、板状部を上下方向に貫通するブラケット挿通孔とを有するルーフレールに対して予め組み付けられ、ルーフレールを車両のルーフパネルに対して取り付けるサポートブラケットであって、第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとを備える。第1サポートブラケットは、ルーフレールのブラケット挿通孔を挿通する挿通部と、挿通部の上端部からブラケット挿通孔の径方向外側へ向かって突出してルーフレールの板状部の上方に配置され板状部に近接又は接触する上側の支持部とを有する。第2サポートブラケットは、ルーフレールの板状部の下方に配置されて板状部に近接又は接触する下側の支持部を有し、板状部よりも下方に配置され、ルーフレールのブラケット挿通孔を挿通した状態の第1サポートブラケットの挿通部に対して固定される。第1サポートブラケットまたは第2サポートブラケットは、ルーフパネルに対して取り付け可能な取付部を有する。第1サポートブラケットの上側の支持部と第2サポートブラケットの下側の支持部とは、ルーフレールの板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持する。
上記構成では、第1サポートブラケットの挿通部をルーフレールのブラケット挿通孔に上方から挿通し、ブラケット挿通孔から下方に突出する第1サポートブラケットの挿通部に対して第2サポートブラケットを固定することによって、サポートブラケットをルーフレールに対して組み付けることができる。
また、第1サポートブラケットの上側の支持部と第2サポートブラケットの下側の支持部とは、ルーフレールの板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持する。すなわち、サポートブラケットは、ルーフレールに対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられる。このため、ルーフレールとサポートブラケットとをサブアセンブリ化した状態でルーフパネルに対して取り付ける際に、ルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等によってサポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの所定の被取付位置とが上下方向と交叉する方向にずれてしまう場合であっても、上記所定の範囲内でルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等を吸収することができるので、サポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの上記被取付位置とを容易に合わせることができ、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付けることができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様のサポートブラケットであって、第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとを固定した状態で、第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとの間には、上下方向に延びて上下の両側が開放された間隙が設けられる。
上記構成では、第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとを固定した状態で、第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとの間には、上下方向に延びて上下の両側が開放された間隙が設けられる。このため、例えば、ルーフレールのブラケット挿通孔から水が浸入しても、水が第1サポートブラケットと第2サポートブラケットとの間の間隙に流入すると、水は間隙内を下方へ流下して下側の開放端から外部へ排出される。このため、サポートブラケットの上面等への水の滞留を防止することができる。
本発明の第5の態様は、ルーフレール取付構造であって、ルーフパネルとルーフレールとサポートブラケットとを備える。ルーフパネルは、上下方向に貫通して固定部材の挿通を許容するルーフ側貫通孔を有する。ルーフレールは、上下方向と交叉する板状部と、板状部を上下方向に貫通するブラケット挿通孔とを有し、ルーフパネルの上方で前後方向に延びる。サポートブラケットは、第1サポートブラケットと、第1サポートブラケットに対して固定される第2サポートブラケットとを有し、ルーフレールに対して予め組み付けられた状態でルーフパネルに対して取り付けられる。第1サポートブラケットは、ルーフレールのブラケット挿通孔を挿通する挿通部と、挿通部の上端部からブラケット挿通孔の径方向外側へ向かって突出してルーフレールの板状部の上方に配置され板状部に近接又は接触する上側の支持部とを有する。第2サポートブラケットは、ルーフレールの板状部の下方に配置されて板状部に近接又は接触する下側の支持部を有し、板状部よりも下方に配置され、ルーフレールのブラケット挿通孔を挿通した状態の第1サポートブラケットの挿通部に対して固定される。第1サポートブラケットの上側の支持部と第2サポートブラケットの下側の支持部とは、ルーフレールの板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持する。第1サポートブラケットまたは第2サポートブラケットは、ルーフパネルのルーフ側貫通孔の上方に配置される取付部と、取付部を上下方向に貫通して固定部材の挿通を許容するブラケット側貫通孔とを有する。サポートブラケットの取付部は、ルーフ側貫通孔及びブラケット側貫通孔を挿通する固定部材によってルーフパネルに対して固定される。サポートブラケットの取付部の下面のうちブラケット側貫通孔の周囲の領域は、サポートブラケットの取付部がルーフパネルに対して固定された状態で、ルーフパネルの上面のうちルーフ側貫通孔の周囲の領域に面接触する。
上記構成では、第1サポートブラケットの上側の支持部と第2サポートブラケットの下側の支持部とは、ルーフレールの板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持する。すなわち、サポートブラケットは、ルーフレールに対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられる。このため、ルーフレールとサポートブラケットとをサブアセンブリ化した状態でルーフパネルに対して取り付ける際に、上記所定の範囲内でルーフレールやサポートブラケットの製造誤差等を吸収することができるので、サポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの所定の被取付位置とを容易に合わせて、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付けることができる。
また、サポートブラケットの取付部の下面のうちブラケット側貫通孔の周囲の領域は、サポートブラケットの取付部がルーフパネルに対して固定された状態で、ルーフパネルの上面のうちルーフ側貫通孔の周囲の領域に面接触するので、サポートブラケットの下面とルーフパネルの上面との間のシール性を確保することができ、ルーフパネルのルーフ側貫通孔への水の侵入を抑えることができる。
また、サポートブラケットは、ルーフレールに対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられるので、サポートブラケットのブラケット側貫通孔やルーフパネルのルーフ側貫通孔の径を大きくすることなく、サポートブラケットの貫通孔の位置とルーフパネルのルーフ側貫通孔の位置とを合わせることができる。このように、サポートブラケットのブラケット側貫通孔やルーフパネルのルーフ側貫通孔の径を大きくしなくてもよいので、その分だけサポートブラケットの下面とルーフパネルの上面との接触面積を大きく確保することができ、サポートブラケットの下面とルーフパネルの上面との間のシール性を確保することができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様のルーフレール取付構造であって、シール部材を備える。シール部材は、サポートブラケットの取付部の下面のうちルーフパネルの上面に面接触する上記領域の外側を全周域に亘って囲む外周領域とルーフパネルの上面との間に配置され、外周領域とルーフパネルの上面との間をシールする。
上記構成では、シール部材が、サポートブラケットの取付部の下面のうちルーフパネルの上面に面接触する領域(以下、接触領域という。)の外側を全周域に亘って囲む外周領域とルーフパネルの上面との間に配置され、外周領域とルーフパネルの上面との間をシールする。このため、サポートブラケットの取付部の下面の接触領域とルーフパネルの上面との間への水の流入を、接触領域を囲むシール部材によって防止することができ、ルーフパネルのルーフ側貫通孔への水の侵入を確実に抑えることができる。
本開示によれば、ルーフレールとサポートブラケットとを予め組み付けてサブアセンブリ化した状態でも、サポートブラケットの取付部の位置とルーフパネルの所定の被取付位置とを容易に合わせることができ、ルーフレールをルーフパネルに対して取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るルーフレール装置8は、車両1のルーフパネル2の車幅方向両端部に左右1対設けられ、ルーフパネル2の上方で前後方向に沿って延びる状態でルーフパネル2に対して取り付けられる。なお、図1には、左側のルーフレール装置8のみが図示されている。また、ルーフレール装置8は、ルーフパネル2の左右に対称的に設けられ、略同様の構成を有するため、以下では左側について説明し、右側の説明を省略する。
図2に示すように、ルーフレール装置8は、ルーフパネル2の上方で前後方向に沿って延びるルーフレール10と、ルーフレール10をルーフパネル2に対して取り付けるための複数のブラケット9とを備える。複数のブラケット9は、ルーフレール10の前後の両端部に組み付けられる前後1対の端部ブラケット5と、互いに前後に離間した状態でルーフレール10の前後の中間部に組み付けられる複数(本実施形態では2つ)の中間ブラケット(サポートブラケット)11とを有する。ルーフレール装置8は、ルーフレール10と複数のブラケット9とがサブアセンブリ化されている。本実施形態では、本開示に係るルーフレール取付構造を、ルーフレール10の中間部をルーフパネル2に対して取り付けるための取付構造に適用している。なお、複数の中間ブラケット11は、略同様の構成を有するため、以下では一つの中間ブラケット11について説明し、他方の中間ブラケット11の説明を省略する。
図3及び図4に示すように、ルーフパネル2の車幅方向外端部には、下方へ凹んだ状態で前後方向に延びる溝部3が形成される。ルーフパネル2の溝部3の底板部27には、上下方向に貫通するボルト挿通孔(ルーフ側貫通孔)4が形成され、底板部27の下面には、ボルト挿通孔4に対応する位置にナット6が固定されている。ルーフパネル2の溝部3の底板部27のボルト挿通孔4の周囲の領域及びナット6は、ルーフレール装置8を取り付けるための被取付部7(所定の被取付位置)として機能する。ルーフレール10は、ルーフパネル2の溝部3に配置され、中間ブラケット11を介してルーフパネル2に対して取り付けられる。なお、ルーフパネル2の車幅方向外端部に溝部3を設けることなく、平面状のルーフパネル2に対してルーフレール装置8を取り付けてもよい。
ルーフレール10は、前後方向に延びる略筒状に形成される。ルーフレール10の上方を区画するレール上板部12と、下方を区画するレール下板部(板状部、被支持部、レール側組付部)13とは、上下に互いに離間している。レール上板部12には、上下方向に貫通する上面視略矩形状のブラケット挿入孔14が形成され、レール下板部13には、上下方向に貫通してレール上板部12のブラケット挿入孔14よりも小さい上面視略矩形状のブラケット挿通孔(レール側組付部)15が形成される。レール上板部12のブラケット挿入孔14は、中間ブラケット11の後述する第1ブラケット16を上方からルーフレール10内に挿入可能な大きさに形成される。レール上板部12のブラケット挿入孔14とレール下板部13のブラケット挿通孔15とは、上下に互いに連通する位置に配置される。
図3~図7に示すように、中間ブラケット11は、第1ブラケット(第1サポートブラケット)16及び第2ブラケット(第2サポートブラケット)17の2つのブラケットによって構成される。
第1ブラケット16は、アルミダイキャストであって、上下方向と交叉する下板部(取付部)18と、下板部18の前端縁部から車幅方向に沿って起立する第1前板部(挿通部)19と、第1前板部19の上端部から前方へ突出する前支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)20と、下板部18の後端縁部から車幅方向に沿って起立する第1後板部(挿通部)21と、第1後板部21の上端部から後方へ突出する後支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)22と、下板部18の上面から上方へ突出する肉厚筒状の筒状部(取付部)23とを一体的に有する。
第1ブラケット16の下板部18は、ルーフレール10のレール下板部13のブラケット挿通孔15よりも小さな大きさの上面視略矩形状に形成され、その略中央部分には、上下方向に延びるボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)24が形成される。ボルト挿通孔24は、下板部18の下面25から後述する筒状部23の上面まで延びて、下板部18及び筒状部23を上下方向に貫通する。下板部18の下面25側の略中央部分には、下方へ突出する下面視矩形状の突出部26が形成される。ボルト挿通孔24の下端は、突出部26の下面25aの略中央部で開口する。下板部18の下面25のうち突出部26の下面25a(ブラケット側貫通孔の周囲の領域)は、下板部18の下面25のうち突出部26の外側(ボルト挿通孔24の径方向の外側)で突出部26を全周域に亘って囲む外周領域25bよりも僅かに下方に位置する。
第1ブラケット16の第1前板部19と第1後板部21とは、前後方向と交叉する板状に形成され、第1ブラケット16の前後に対称的に設けられ略同じ構成を有する。第1前板部19と第1後板部21とは、鉛直方向に対して僅かに傾斜し、下方から上方へ向かって前後に互いに離間する方向へ延びて相対向する。第1前板部19及び第1後板部21は、前面視(または後面視)において上方から下方へ向かって先細りする逆台形状に形成される下側領域44と、下側領域44の上端縁の車幅方向の長さよりも短い幅で下側領域44の上端縁から連続して上方へ延びる前面視(または後面視)略矩形状の上側領域45とを有する。第1前板部19の上側領域45の上端部の前面と第1後板部21の上側領域45の上端部の後面との間の前後方向の距離L1は、ルーフレール10のブラケット挿通孔15の前後方向の長さ(大きさ)L2よりも僅かに短い。第1前板部19の下側領域44の上端部及び第1後板部21の下側領域44の上端部の車幅方向の長さL3は、ルーフレール10のブラケット挿通孔15の車幅方向の長さ(大きさ)L4よりも僅かに短い。第1前板部19の上側領域45の上端部及び第1後板部21の上側領域45の上端部の車幅方向の長さL5は、下側領域44の上端部の車幅方向の長さL3よりも短く、且つルーフレール10のブラケット挿通孔15の車幅方向の長さ(大きさ)L4よりも短い。第1前板部19の下端部には、第1前板部19の前面から後方へ延びる有底筒状の第1ピン圧入孔28が形成される。第1前板部19及び第1後板部21は、第1ブラケット16をルーフレール10に組み付ける際に、ルーフレール10のブラケット挿通孔15を挿通する。第1前板部19及び第1後板部21がルーフレール10のブラケット挿通孔15を挿通した状態では、第1前板部19及び第1後板部21の上側領域45がブラケット挿通孔15内に配置される。
第1ブラケット16の前支持板部20と後支持板部22とは、上下方向と交叉する板状に形成され、第1ブラケット16の前後に対称的に設けられ略同じ構成を有する。前支持板部20及び後支持板部22の車幅方向の長さは、第1前板部19の上側領域45の上端部及び第1後板部21の上側領域45の上端部の車幅方向の長さL5と略同じ長さである。前支持板部20の前端縁と後支持板部22の後端縁との間の前後方向の距離L6は、ルーフレール10のブラケット挿通孔15の前後方向の長さ(大きさ)L2よりも長い。第1前板部19及び第1後板部21をルーフレール10のブラケット挿通孔15に挿通させた状態では、前支持板部20及び後支持板部22は、ルーフレール10のレール下板部13よりも上方に配置され、レール下板部13のうちブラケット挿通孔15の前方を区画する前端縁部13aまたはブラケット挿通孔15の後方を区画する後端縁部13bに対して上方から近接又は接触する。
第1ブラケット16の筒状部23は、上下方向に延びる筒状に形成され、第1前板部19と第1後板部21との間に配置されて下板部18の上面から上方へ突出し、内径部にボルト挿通孔24を区画する。筒状部23の前端面及び後端面は、上下方向に延びる板状の接続部46によって第1前板部19の後面または第1後板部21の前面に連結される。筒状部23の上面には薄板状のシール部材29が取り付けられる。
第2ブラケット17は、アルミダイキャストであって、上下方向に延びる略矩形筒状に形成され、内径部に第1ブラケット16の挿入を許容する内側空間36を区画する。第2ブラケット17は、前後方向と交叉する第2前板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)30と、第2前板部30から後方へ離間した位置で前後方向と交叉する第2後板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)31と、車幅方向と交叉して第2前板部30及び第2後板部31の車幅方向内端部を連結する内板部32と、車幅方向と交叉して第2前板部30及び第2後板部31の車幅方向外端部を連結する外板部33とを一体的に有する。第2ブラケット17の内側空間36は、上方からの第1ブラケット16の挿入を許容する。
第2ブラケット17の第2前板部30と第2後板部31とは、第2ブラケット17の前後に対称的に設けられ略同じ構成を有する。第2前板部30と第2後板部31とは、鉛直方向に対して僅かに傾斜し、下方から上方へ向かって前後に互いに離間する方向へ延びて相対向する。第2前板部30及び第2後板部31は、前面視(または後面視)において上方から下方へ向かって先細りする逆台形状に形成される。第2前板部30の上端部の前面と第2後板部31の上端部の後面との間の前後方向の距離L7は、ルーフレール10のブラケット挿通孔15の前後方向の長さ(大きさ)L2よりも長い。第2前板部30の下端部には、第2前板部30の前面から後方へ延びて第2前板部30を貫通する第2ピン圧入孔34が形成される。第2ピン圧入孔34は、第1ブラケット16を第2ブラケット17の内側空間36に挿入した状態で第1ブラケット16の第1前板部19の第1ピン圧入孔28に連通する位置に形成される。第2ブラケット17と第1ブラケット16とは、第2ブラケット17の内側空間36に第1ブラケット16を挿入した状態で第2前板部30の前方から第2ピン圧入孔34及び第1ブラケット16の第1ピン圧入孔28へピン35を圧入することによって互いに固定される。第2前板部30の下面43の前端部及び第2後板部31の下面43の後端部には、下方へ突出した状態で車幅方向に延びる突出部42が設けられる。第2ブラケット17と第1ブラケット16とを固定した状態で、第2前板部30及び第2後板部31の突出部42の下面43aは、第1ブラケット16の下板部18の突出部26の下面25aと略同じ高さ位置に位置する。
第2ブラケット17の内板部32は、第2前板部30及び第2後板部31の上端部同士を連結する。内板部32の上面は、第2前板部30及び第2後板部31の上面と略同一平面上に配置される。内板部32の下端縁は、第2前板部30及び第2後板部31の下端よりも上方に配置される。
第2ブラケット17の外板部33は、第2前板部30及び第2後板部31の下端部同士を連結する。外板部33の上端縁は、第2前板部30及び第2後板部31の高さ方向の略中央部に配置され、外板部33の下端縁は、第2前板部30及び第2後板部31の下端よりも僅かに上方に配置される。
第1ブラケット16と第2ブラケット17とを固定した状態では、第2ブラケット17の第2前板部30の上面及び第2後板部31の上面と、第1ブラケット16の前支持板部20の下面及び後支持板部22の下面との間にはレール挿入空間(空間)40が区画される。レール挿入空間40の上下方向の大きさ(第2前板部30の上面及び第2後板部31の上面と前支持板部20の下面及び後支持板部22の下面との間の距離)は、ルーフレール10のレール下板部13の板厚よりも僅かに大きく(長く)設定される。また、第1ブラケット16と第2ブラケット17とを固定した状態では、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間に、上下方向に延びて上下の両側が開放された複数の間隙41が設けられる。本実施形態では、複数の間隙41は、第1ブラケット16の第1前板部19の前面と第2ブラケット17の第2前板部30の後面との間の間隙41aと、第1ブラケット16の第1後板部21の後面と第2ブラケット17の第2後板部31の前面との間の間隙41bと、第1ブラケット16の下板部18の車幅方向内端縁と第2ブラケット17の内板部32との間の間隙41cと、第1ブラケット16の下板部18の車幅方向外端縁と第2ブラケット17の外板部33との間の間隙41dとである。複数の間隙41は、上方から下方への水の流通を許容し、中間ブラケット11の内部(第2ブラケット17の内側空間36の第1ブラケット16の下板部18の上方等)や、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間などへ侵入した水を、中間ブラケット11の外部へ排出するための流通路として機能する。
ルーフレール10と中間ブラケット11とをサブアセンブリ化する場合、先ず、中間ブラケット11の第1ブラケット16をルーフレール10のレール上板部12のブラケット挿入孔14からルーフレール10の内部に挿入し、更に第1ブラケット16の第1前板部19及び第1後板部21を下板部18側からレール下板部13のブラケット挿通孔15に挿通させる。次に、ルーフレール10のレール下板部13のブラケット挿通孔15から下方へ突出する第1ブラケット16の第1前板部19、第1後板部21、下板部18、及び筒状部23を第2ブラケット17の内側空間36に挿入し、第2ブラケット17の第2ピン圧入孔34及び第1ブラケット16の第1ピン圧入孔28へピン35を圧入する。これにより、第1ブラケット16と第2ブラケット17とが互いに固定された状態でルーフレール10に対して組み付けられて、ルーフレール10と中間ブラケット11とがサブアセンブリ化される。ルーフレール10と中間ブラケット11とをサブアセンブリ化した状態では、第1ブラケット16の前支持板部20の下面及び後支持板部22の下面は、ルーフレール10のレール下板部13の上面に近接又は接触し、また、第2ブラケット17の第2前板部30の上面、第2後板部31の上面、及び内板部32の上面は、ルーフレール10のレール下板部13の下面に近接又は接触する。第1ブラケット16の前支持板部20及び後支持板部22と、第2ブラケット17の第2前板部30及び第2後板部31とは、ルーフレール10のレール下板部13を上下に挟む位置に配置され、レール下板部13を上下方向と交叉する方向(前後方向や左右方向等)へ所定の範囲内で移動可能に支持する。また、第1ブラケット16の第1前板部19の前面は、ルーフレール10のレール下板部13の前端縁部13aから後方へ離間し、第1ブラケット16の第1後板部21の後面は、レール下板部13の後端縁部13bから前方へ離間する。また、第1ブラケット16の第1前板部19及び第1後板部21の上側領域45の車幅方向内端縁は、ルーフレール10のレール下板部13のブラケット挿通孔15の車幅方向内側を区画する内端縁部13cから車幅方向外側へ離間し、第1前板部19及び第1後板部21の上側領域45の車幅方向外端縁は、レール下板部13のブラケット挿通孔15の車幅方向外側を区画する外端縁部13dから車幅方向内側へ離間する。すなわち、中間ブラケット11は、ルーフレール10に対して上下方向と交叉する方向(前後方向や左右方向等)へ所定の範囲内で移動可能な状態でサブアセンブリ化される。
ルーフレール装置8をルーフパネル2に対して取り付ける場合、先ず、ルーフレール10がルーフパネル2の溝部3に沿って前後方向に延びる状態で、ルーフレール装置8を溝部3の底板部27の上方に配置する。このとき、第1ブラケット16の下板部18の下面25とルーフパネル2の底板部27の上面との間に薄板状のシール部材39を介在させる。シール部材39は、例えば、スポンジ等の多孔質材料で形成される薄板状のシール部材39であって、第1ブラケット16の下板部18の突出部26を下方へ露出させる開口(図示省略)を有する。シール部材39は、第1ブラケット16の下板部18の下面25の外周領域25bの全域と、第2ブラケット17の第2前板部30及び第2後板部31の下面43のうち突出部42以外の領域43bの全域とを下方から覆う大きさに形成される。ルーフレール装置8を溝部3の底板部27の上方に載置した状態で、第1ブラケット16の下板部18の突出部26の下面25aは、ルーフパネル2の底板部27の上面38のうちボルト挿通孔4の周囲の領域に面接触する。また、第1ブラケット16の下板部18の下面25のうち突出部26の外周領域25b、及び第2ブラケット17の第2前板部30及び第2後板部31の下面43のうち突出部42以外の領域43bと、ルーフパネル2の底板部27の上面38との間には、シール部材39が突出部26を全周域に亘って囲む状態で介在する。次に、第1ブラケット16のボルト挿通孔24の位置とルーフパネル2の底板部27のボルト挿通孔4の位置(所定の被取付位置)とを合わせ、ボルト(固定部材)37を上方から第1ブラケット16の下板部18及び筒状部23のボルト挿通孔24に挿入してルーフパネル2の下面側のナット6と螺合して、中間ブラケット11とルーフパネル2とを締結固定する。すなわち、第1ブラケット16の下板部18及び筒状部23は、ルーフパネル2に対して取り付けられる取付部として機能する。これにより、ルーフレール装置8がルーフパネル2に対して取り付けられる。
上記のように構成されたルーフレール装置8では、中間ブラケット11は、ルーフレール10に対して上下方向と交叉する方向(前後方向や左右方向等)へ所定の範囲内で移動可能な状態でサブアセンブリ化される。このため、ルーフレール装置8をルーフパネル2に対して取り付ける際に、ルーフレール10や中間ブラケット11の製造誤差等によって中間ブラケット11のボルト挿通孔24の位置とルーフパネル2のボルト挿通孔4の位置とが上下方向と交叉する方向にずれてしまう場合であっても、上記所定の範囲内でルーフレール10や中間ブラケット11の製造誤差等を吸収することができる。従って、中間ブラケット11のボルト挿通孔24の位置とルーフパネル2のボルト挿通孔4の位置とを容易に合わせることができ、ルーフレール10をルーフパネル2に対して取り付けることができる。
また、ルーフレール10のレール下板部13を、中間ブラケット11の第1ブラケット16の前支持板部20及び後支持板部22と、第2ブラケット17の第2前板部30及び第2後板部31とによって上下に挟んで支持するという簡易な構造で、中間ブラケット11をルーフレール10に対して、上下方向と交叉する方向に上記所定の範囲内で移動可能に組み付けることができる。
また、中間ブラケット11を2つのブラケット16,17によって構成するので、第1ブラケット16の第1前板部19及び第1後板部21をルーフレール10のブラケット挿通孔15に挿通し、ブラケット挿通孔15から下方へ突出する第1ブラケット16の第1前板部19に対して第2ブラケット17を固定することによって、中間ブラケット11をルーフレール10に対して容易に組み付けることができる。
また、第1ブラケット16と第2ブラケット17とを固定した状態で、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間には、上下方向に延びて上下の両側が開放された複数の間隙41が設けられる。複数の間隙41は、上方から下方への水の流通を許容し、中間ブラケット11の内部(第2ブラケット17の内側空間36の第1ブラケット16の下板部18の上方等)や、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間などへ侵入した水を、中間ブラケット11の外部へ排出するための流通路として機能する。このため、中間ブラケット11の内部等への水の滞留を防止することができる。
また、第1ブラケット16の下板部18の突出部26の下面25aは、ルーフパネル2の底板部27の上面38のうちボルト挿通孔4の周囲の領域に面接触するので、第1ブラケット16の突出部26の下面25aとルーフパネル2の上面38との間のシール性を確保することができ、ルーフパネル2のボルト挿通孔4への水の侵入を抑えることができる。
また、中間ブラケット11は、ルーフレール10に対して上下方向と交叉する方向へ所定の範囲内で移動可能に組み付けられるので、中間ブラケット11のボルト挿通孔24またはルーフパネル2のボルト挿通孔4の径を大きくすることなく、中間ブラケット11のボルト挿通孔24の位置とルーフパネル2のボルト挿通孔4の位置とを容易に合わせることができる。このように、中間ブラケット11のボルト挿通孔24またはルーフパネル2のボルト挿通孔4の径を大きくしなくてもよいので、その分だけ第1ブラケット16の下面25とルーフパネル2の上面38との接触面積を大きく確保することができ、第1ブラケット16の下面25とルーフパネル2の上面38との間のシール性を確保することができる。
また、シール部材39が、第1ブラケット16の下面25のうち突出部26の外周を全周域に亘って囲む外周領域25bとルーフパネル2の上面38との間に配置され、外周領域25bとルーフパネル2の上面38との間をシールする。このため、第1ブラケット16の突出部26の下面25aとルーフパネル2の上面38との間への水の流入をシール部材39によって防止することができ、ルーフパネル2のボルト挿通孔4への水の侵入を確実に抑えることができる。
従って、本実施形態によれば、ルーフレール10と中間ブラケット11とを予め組み付けてサブアセンブリ化した状態でも、中間ブラケット11のボルト挿通孔24の位置とルーフパネル2の底板部27のボルト挿通孔4の位置とを容易に合わせることができ、ルーフレール10をルーフパネル2に対して取り付けることができる。
なお、シール部材39は、スポンジ等の多孔質材料で形成される薄板状のシール部材39に限定されず、第1ブラケット16の下板部18の下面25とルーフパネル2の底板部27の上面38との間をシール可能であれば、他の材料や他の形状のシール部材であってもよい。或いは、中間ブラケット11の下面25,43とルーフパネル2の上面38との間にシール部材39を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、第1ブラケット16の下板部18の下面25をルーフパネル2の底板部27の上面38のボルト挿通孔4の周囲の領域に面接触させたが、下板部18の下面25をルーフパネル2の底板部27の上面38に面接触させなくてもよい。例えば、下板部18の下面25とルーフパネル2の底板部27の上面38との間の全域にシール部材を介在させてもよい。
また、本実施形態では、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間に、複数の間隙41a~41dを設けたが、間隙41はこれに限定されるものではなく、上記複数の間隙41a~41dのうちのいずれか1つの間隙41のみを設けてもよい。或いは、第1ブラケット16と第2ブラケット17との間に、間隙41を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、中間ブラケット11をルーフパネル2側に取り付けるための取付部として、第1ブラケット16に下板部(取付部)18及び筒状部(取付部)23を設けたが、取付部の形状は上記に限定されるものではなく、例えば、第1ブラケット16に筒状部23を設けることなく下板部18のみを取付部として機能させてもよい。
また、本実施形態では、ルーフパネル2に対して中間ブラケット11を取り付けるための取付部を第1ブラケット16に設けたが、これに限定されるものではなく、取付部を第2ブラケット17に設けてもよい。例えば、図8に示すように、中間ブラケット(サポートブラケット)50の第1ブラケット(第1サポートブラケット)51は、下板部18及び筒状部23に代えて第1前板部19と第1後板部21とを連結する左右1対の連結側板部53(図8には、一方の連結側板部53のみが図示されている。)を有し、第2ブラケット(第2サポートブラケット)52は、第2前板部30、第2後板部31、内板部32、及び外板部33(図8では図示省略している。)に加えて内側空間36の下方を塞ぐ底板部(取付部)54を有してもよい。第2ブラケット52の底板部54には、上下方向に貫通するボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)55が形成される。
また、本実施形態では、第1ブラケット16に第1前板部(挿通部)19、前支持板部(上側の支持部)20、第1後板部(挿通部)21、及び後支持板部(上側の支持部)22を設けたが、第1ブラケット16の挿通部及び上側の支持部はこれに限定されるものではない。例えば、第1ブラケット16の下板部18の車幅方向の両端縁に沿って起立する左右の挿通部と、該左右の挿通部の上端縁部から互いに離間する方向へ延びる上側の支持部とを、第1前板部19、前支持板部20、第1後板部21、及び後支持板部22に代えて、或いは加えて第1ブラケット16に設けてもよい。
また、本実施形態では、第2ブラケット17を上下方向に延びる略矩形筒状に形成したが、第2ブラケット17の形状はこれに限定されるものではない。第2ブラケット17は、第1ブラケット16に固定された状態でルーフレール10のレール下板部13の下面に近接又は接触する下側の支持部を少なくとも有していればよい。
また、本実施形態では、中間ブラケット11を、2つのブラケット(第1ブラケット16及び第2ブラケット17)によって構成したが、3以上のブラケットによって構成してもよい。或いは、中間ブラケット11を、複数のブラケットに分割することなく、1つのブラケットによって構成してもよい。この場合、ルーフレール10及び中間ブラケットの少なくとも一方に、中間ブラケットをルーフレール10に対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲で移動自在に組み付け可能な構造を設けてもよい。
また、本実施形態では、ルーフレール10のレール下板部(被支持部、レール側組付部)13を、中間ブラケット(サポートブラケット)11の第1ブラケット16の前支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)20及び後支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)22と、第2ブラケット17の第2前板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)30及び第2後板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)31とによって挟んで支持したが、これに限定されるものではなく、サポートブラケット側に設けた被支持部(ブラケット側組付部)を、ルーフレール10側に設けた上下の支持部(レール側組付部)によって挟んで支持してもよい。
例えば、図9に示すように、ルーフレール10のレール下板部13の所定の領域(上側の支持部、レール側組付部)61と、レール下板部13に固定される支持部材65の支持板部(下側の支持部、レール側組付部)62とによって、中間ブラケット(サポートブラケット)63の被支持部(ブラケット側組付部)64を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持してもよい。ルーフレール10のレール下板部13には、ブラケット挿通孔15に代えてボルト挿通孔67が形成され、レール下板部13のボルト挿通孔67の周囲の下面側には、複数の支持部材65(図9には2つの支持部材65が図示されている。)がビス止めや溶着等によって固定される。支持部材65は、レール下板部13の上記所定の領域61の下面から下方へ離間した位置に配置されてレール下板部13の上記所定の領域61との間に所定の空間66を区画する支持板部62をそれぞれ有する。中間ブラケット63は、上下方向に延びる筒状部(取付部)68と、筒状部68の上端部から径方向外側へ鍔状に突出する被支持部64とを有する。筒状部68には、上下方向に貫通するボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)69が形成される。中間ブラケット63の被支持部64は、レール下板部13の上記所定の領域61と支持部材65の支持板部62との間の空間66に配置される。
或いは、図10に示すように、ルーフレール10のレール下板部13の所定の領域(上側の支持部、レール側組付部)71と、レール下板部13に固定される支持部材75の支持板部(下側の支持部、レール側組付部)72とによって、中間ブラケット(サポートブラケット)73の被支持部(ブラケット側組付部)74を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持してもよい。ルーフレール10のレール下板部13には、ブラケット挿通孔15に代えてボルト挿通孔67が形成され、レール下板部13のボルト挿通孔67の下面側には、支持部材75がビス止めや溶着等によって固定される。支持部材75は、上下方向に延びる筒状部78と、筒状部78の上端部から径方向外側へ鍔状に突出する支持板部72とを有する。支持部材75の支持板部72は、レール下板部13の上記所定の領域71の下面から下方へ離間した位置に配置され、レール下板部13の上記所定の領域71との間に所定の空間76を区画する。中間ブラケット73は、底板部(取付部)77と、底板部77の外縁部から起立する複数の側板部80(図10には2つの側板部80が図示されている。)と、複数の側板部80の上端部から突出する複数の被支持部74(図10には2つの被支持部74が図示されている。)とを有する。中間ブラケット73の底板部77の中央部には、上下方向に貫通するボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)79が形成される。中間ブラケット73の複数の側板部80の間には、ルーフレール10側の支持部材75が配置される。中間ブラケット73の複数の被支持部74は、複数の側板部80の上端部からルーフレール10側の支持部材75側へ向かって突出する。中間ブラケット73の複数の被支持部74は、レール下板部13の上記所定の領域71と支持部材75の支持板部72との間の空間76に配置される。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、ルーフレール10の中間部に2つの中間ブラケット11を設けたが、ルーフレール10の中間部に1つまたは3以上の中間ブラケット11を設けてもよい。
また、上記実施形態では、本開示に係るサポートブラケットを、ルーフレール10の中間部をルーフパネル2に対して取り付けるための中間ブラケット11に適用したが、ルーフレール10の端部をルーフパネル2に対して取り付けるための端部ブラケット5に適用してもよい。
本開示に係るルーフレール装置、サポートブラケット、及びルーフレール取付構造は、ルーフレールを有する車両に広く適用することができる。
1:車両
2:ルーフパネル
4:ボルト挿通孔(ルーフ側貫通孔)
8:ルーフレール装置
10:ルーフレール
11,50,63,73:中間ブラケット(サポートブラケット)
13:レール下板部(板状部、被支持部、レール側組付部)
15:ブラケット挿通孔(レール側組付部)
16,51:第1ブラケット(第1サポートブラケット)
17,52:第2ブラケット(第2サポートブラケット)
18:下板部(取付部)
19:第1前板部(挿通部)
20:前支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)
21:第1後板部(挿通部)
22:後支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)
23,68:筒状部(取付部)
24,55,69,79:ボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)
25:下板部の下面(取付部の下面)
25a:突出部の下面(ブラケット側貫通孔の周囲の領域)
25b:外周領域
26:突出部
27:ルーフパネルの底板部
30:第2前板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)
31:第2後板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)
37:ボルト(固定部材)
38:ルーフパネルの底板部の上面(ルーフパネルの上面)
39:シール部材
40:レール挿入空間(空間)
41:間隙
54,77:底板部(取付部)
61,71:レール下板部の所定の領域(上側の支持部、レール側組付部)
62,72:支持板部(下側の支持部、レール側組付部)
64,74:被支持部(ブラケット側組付部)
66,76:空間
2:ルーフパネル
4:ボルト挿通孔(ルーフ側貫通孔)
8:ルーフレール装置
10:ルーフレール
11,50,63,73:中間ブラケット(サポートブラケット)
13:レール下板部(板状部、被支持部、レール側組付部)
15:ブラケット挿通孔(レール側組付部)
16,51:第1ブラケット(第1サポートブラケット)
17,52:第2ブラケット(第2サポートブラケット)
18:下板部(取付部)
19:第1前板部(挿通部)
20:前支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)
21:第1後板部(挿通部)
22:後支持板部(上側の支持部、ブラケット側組付部)
23,68:筒状部(取付部)
24,55,69,79:ボルト挿通孔(ブラケット側貫通孔)
25:下板部の下面(取付部の下面)
25a:突出部の下面(ブラケット側貫通孔の周囲の領域)
25b:外周領域
26:突出部
27:ルーフパネルの底板部
30:第2前板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)
31:第2後板部(下側の支持部、ブラケット側組付部)
37:ボルト(固定部材)
38:ルーフパネルの底板部の上面(ルーフパネルの上面)
39:シール部材
40:レール挿入空間(空間)
41:間隙
54,77:底板部(取付部)
61,71:レール下板部の所定の領域(上側の支持部、レール側組付部)
62,72:支持板部(下側の支持部、レール側組付部)
64,74:被支持部(ブラケット側組付部)
66,76:空間
Claims (6)
- 車両のルーフパネルに対して取り付けられるルーフレール装置であって、
レール側組付部を有し、前記ルーフパネルの上方で前後方向に延びるルーフレールと、
前記ルーフレールの前記レール側組付部に対して上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に組み付けられるブラケット側組付部と、前記ルーフパネルに対して取り付け可能な取付部とを有し、前記ルーフレールに対して予め組み付けられた状態で前記ルーフパネルに対して取り付けられるサポートブラケットと、を備えた
ことを特徴とするルーフレール装置。 - 請求項1に記載のルーフレール装置であって、
前記ルーフレールの前記レール側組付部または前記サポートブラケットの前記ブラケット側組付部の一方の組付部は、上下方向と交叉する方向に延びる被支持部を有し、
前記ルーフレールの前記レール側組付部または前記サポートブラケットの前記ブラケット側組付部の他方の組付部は、上下に離間した状態で前記一方の組付部の前記被支持部を配置可能な空間を区画する上下の支持部を有し、
前記一方の組付部の前記被支持部は、前記他方の組付部の前記空間内に配置され、上下方向と交叉する方向に前記所定の範囲で移動可能に前記他方の組付部の前記上下の支持部に支持される
ことを特徴とするルーフレール装置。 - 上下方向と交叉する板状部と、前記板状部を上下方向に貫通するブラケット挿通孔とを有するルーフレールに対して予め組み付けられ、前記ルーフレールを車両のルーフパネルに対して取り付けるサポートブラケットであって、
前記ルーフレールの前記ブラケット挿通孔を挿通する挿通部と、前記挿通部の上端部から前記ブラケット挿通孔の径方向外側へ向かって突出して前記ルーフレールの前記板状部の上方に配置され前記板状部に近接又は接触する上側の支持部とを有する第1サポートブラケットと、
前記ルーフレールの前記板状部の下方に配置されて前記板状部に近接又は接触する下側の支持部を有し、前記板状部よりも下方に配置され、前記ルーフレールの前記ブラケット挿通孔を挿通した状態の前記第1サポートブラケットの前記挿通部に対して固定される第2サポートブラケットと、を備え、
前記第1サポートブラケットまたは前記第2サポートブラケットは、前記ルーフパネルに対して取り付け可能な取付部を有し、
前記第1サポートブラケットの前記上側の支持部と前記第2サポートブラケットの前記下側の支持部とは、前記ルーフレールの前記板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持する
ことを特徴とするサポートブラケット。 - 請求項3に記載のサポートブラケットであって、
前記第1サポートブラケットと前記第2サポートブラケットとを固定した状態で、前記第1サポートブラケットと前記第2サポートブラケットとの間には、上下方向に延びて上下の両側が開放された間隙が設けられる
ことを特徴とするサポートブラケット。 - 上下方向に貫通して固定部材の挿通を許容するルーフ側貫通孔を有するルーフパネルと、
上下方向と交叉する板状部と、前記板状部を上下方向に貫通するブラケット挿通孔とを有し、前記ルーフパネルの上方で前後方向に延びるルーフレールと、
第1サポートブラケットと、前記第1サポートブラケットに対して固定される第2サポートブラケットとを有し、前記ルーフレールに対して予め組み付けられた状態で前記ルーフパネルに対して取り付けられるサポートブラケットと、を備え、
前記第1サポートブラケットは、前記ルーフレールの前記ブラケット挿通孔を挿通する挿通部と、前記挿通部の上端部から前記ブラケット挿通孔の径方向外側へ向かって突出して前記ルーフレールの前記板状部の上方に配置され前記板状部に近接又は接触する上側の支持部とを有し、
前記第2サポートブラケットは、前記ルーフレールの前記板状部の下方に配置されて前記板状部に近接又は接触する下側の支持部を有し、前記板状部よりも下方に配置され、前記ルーフレールの前記ブラケット挿通孔を挿通した状態の前記第1サポートブラケットの前記挿通部に対して固定され、
前記第1サポートブラケットの前記上側の支持部と前記第2サポートブラケットの前記下側の支持部とは、前記ルーフレールの前記板状部を上下方向と交叉する方向に所定の範囲内で移動可能に支持し、
前記第1サポートブラケットまたは前記第2サポートブラケットは、前記ルーフパネルの前記ルーフ側貫通孔の上方に配置される取付部と、前記取付部を上下方向に貫通して前記固定部材の挿通を許容するブラケット側貫通孔とを有し、
前記サポートブラケットの前記取付部は、前記ルーフ側貫通孔及び前記ブラケット側貫通孔を挿通する前記固定部材によって前記ルーフパネルに対して固定され、
前記サポートブラケットの前記取付部の下面のうち前記ブラケット側貫通孔の周囲の領域は、前記サポートブラケットの前記取付部が前記ルーフパネルに対して固定された状態で、前記ルーフパネルの上面のうち前記ルーフ側貫通孔の周囲の領域に面接触する
ことを特徴とするルーフレール取付構造。 - 請求項5に記載のルーフレール取付構造であって、
前記サポートブラケットの前記取付部の下面のうち前記ルーフパネルの上面に面接触する前記領域の外側を全周域に亘って囲む外周領域と前記ルーフパネルの上面との間に配置され、前記外周領域と前記ルーフパネルの上面との間をシールするシール部材を備えた
ことを特徴とするルーフレール取付構造。
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