JP7081121B2 - 医薬品搬送用治具 - Google Patents
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Description
上記医薬品搬送用治具は、投入装置および閉鎖装置を用いた一包化調剤に利用できる。投入装置にセットされている複数の医薬品用カップを閉鎖装置に搬送する場合、医薬品搬送用治具の支持部により複数の医薬品用カップが支持される。複数の医薬品用カップは医薬品搬送用治具の支持部に支持された状態で閉鎖装置に搬送され、閉鎖装置の台にセットされる。このように、投入装置にセットされている複数の医薬品用カップが一括して閉鎖装置に搬送されるため、一包化調剤が効率的に実施される。
複数の医薬品用カップが閉鎖装置に搬送された後、閉鎖装置における作業の邪魔にならないよう、医薬品搬送用治具が複数の医薬品用カップから離される。このとき、複数の医薬品用カップの相対的な位置関係が崩れることなく医薬品搬送用治具が複数の医薬品用カップから離れるため、投入装置における複数の医薬品用カップの相対的な位置関係が閉鎖装置の台にセットされた複数の医薬品用カップにおいても保たれる。このため、複数の医薬品用カップの搬送後に複数の医薬品用カップの相対的な位置関係の確認等の作業を省略でき、一包化調剤に関する作業効率が高められる。
このため、医薬品搬送用治具を複数の医薬品用カップから離す作業を容易に実施できる。
このため、医薬品搬送用治具に支持された医薬品用カップの姿勢が安定する。
このため、支持部の構成が簡素化される。
搬送される複数の医薬品用カップに仮蓋がセットされることにより、搬送中の医薬品用カップ内に異物が侵入することが妨げられる。
このため、仮蓋を医薬品用カップにセットする作業、および、仮蓋を医薬品用カップから取り外す作業を効率的に実施できる。
仮蓋が医薬品用カップにセットされた場合に通気部を通過して外部の空気が医薬品用カップ内に流れ、医薬品用カップ内の圧力が大気圧よりも低下しないため、真空状態が形成されない。これにより、仮蓋を医薬品用カップから容易に取り外すことができる。
このため、医薬品用カップを搬送する作業を容易に実施できる。
上記医薬品搬送用治具によれば、上記(1)の医薬品搬送用治具により得られる効果と同様の効果が得られる。
上記医薬品搬送用治具によれば、上記(5)の医薬品搬送用治具により得られる効果と同様の効果が得られる。
図1および図2に示される医薬品搬送用治具1は複数種類の薬を医薬品用カップ100(以下「カップ100」)に収容する一包化調剤に用いられる。一包化調剤の一例では、複数種類の薬をカップ100に投入する投入工程を実施するための投入装置200(図10参照)、および、そのカップ100の開口110Aを閉じる閉鎖工程を実施するための閉鎖装置300(図11参照)が用いられる。
投入装置200にセットされている複数のカップ100を閉鎖装置300に搬送する場合、医薬品搬送用治具1の支持部21により複数のカップ100が支持される。複数のカップ100は医薬品搬送用治具1の支持部21に支持された状態で閉鎖装置300に搬送され、閉鎖装置300の台310にセットされる。このように、投入装置200にセットされている複数のカップ100が一括して閉鎖装置300に搬送されるため、一包化調剤が効率的に実施される。複数のカップ100が閉鎖装置300に搬送された後、閉鎖装置300における作業の邪魔にならないよう、医薬品搬送用治具1が複数のカップ100から離される。このとき、複数のカップ100の相対的な位置関係が崩れることなく、医薬品搬送用治具1が複数のカップ100から離れるため、投入装置200における複数のカップ100の相対的な位置関係が閉鎖装置300の台310にセットされた複数のカップ100においても保たれる。このため、複数のカップ100の搬送後に複数のカップ100の相対的な位置関係の確認等の作業を省略でき、一包化調剤に関する作業効率が高められる。
上記実施形態は本発明に関する医薬品搬送用治具が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する医薬品搬送用治具は実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
10 :台
21 :支持部
21A :櫛
30 :仮蓋
32A :通気部
100 :医薬品用カップ
110 :収容部
110A :開口
120 :フランジ
200 :投入装置
300 :閉鎖装置
Claims (11)
- 複数の医薬品用カップに対するスライドが可能な状態、かつ、前記複数の医薬品用カップの開口が開放された状態において前記複数の医薬品用カップを支持する支持部と、
前記支持部につながる取手とを備え、
前記取手は作業者が把持できるように構成され、
前記支持部は前記医薬品用カップのフランジを支持する複数の櫛を備え、
前記複数の櫛は前記取手に連結される
医薬品搬送用治具。 - 前記支持部は前記複数の医薬品用カップが台に載せられた状態において前記複数の医薬品用カップの相対的な位置関係を崩すことなく前記複数の医薬品用カップから離れることができるように構成されている
請求項1に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記フランジは前記医薬品用カップの開口を閉じる蓋に対応するフランジ面を含み、
前記櫛は前記フランジ面に対して前記蓋側に位置する部分を含まないように構成される
請求項1または2に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記医薬品用カップの開口に配置されることにより前記医薬品用カップの開口を閉じる仮蓋をさらに備え、
前記仮蓋は前記医薬品用カップに収容された薬の監査に利用される監査部を含み、前記複数の医薬品用カップの開口に配置された状態と、前記複数の医薬品用カップから取り外された状態とを選択できるように前記支持部とは個別に構成され、
前記監査部は透明な樹脂材料により構成される
請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記支持部は前記支持部に対する前記仮蓋の移動を規制する壁部を含む
請求項4に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記医薬品用カップの開口に配置されることにより前記医薬品用カップの開口を閉じる仮蓋をさらに備え、
前記支持部は前記支持部に対する前記仮蓋の移動を規制する壁部を含み、
前記仮蓋は前記医薬品用カップに収容された薬の監査に利用される監査部と、前記壁部と接触するように構成される規制壁とを含み、前記複数の医薬品用カップの開口に配置され、前記壁部と前記規制壁との接触により前記支持部に対する移動が規制される状態と、前記複数の医薬品用カップから取り外された状態とを選択できるように前記支持部とは個別に構成され、
前記監査部は透明な樹脂材料により構成される
請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記仮蓋は少なくとも2つの前記医薬品用カップの開口に配置できるように構成されている
請求項4~6のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記監査部は前記医薬品用カップ内の空気を抜く通気部を備える
請求項4~7のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記複数の医薬品用カップが配置されるカップ支持部を含む台を備える
請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。 - 前記台は前記台に対する前記支持部の移動を規制する治具規制部を備える
請求項9に記載の医薬品搬送用治具。 - 作業者が持ち運びできるように軽量な材料により構成されている
請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬品搬送用治具。
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JP2017220933A JP7081121B2 (ja) | 2017-11-16 | 2017-11-16 | 医薬品搬送用治具 |
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JP2017220933A JP7081121B2 (ja) | 2017-11-16 | 2017-11-16 | 医薬品搬送用治具 |
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Family Applications (1)
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JP2017220933A Active JP7081121B2 (ja) | 2017-11-16 | 2017-11-16 | 医薬品搬送用治具 |
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- 2017-11-16 JP JP2017220933A patent/JP7081121B2/ja active Active
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