JP7060236B2 - フィルター清掃装置 - Google Patents

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本発明は、フィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置に関するものである。
従来から、衣類等から分離したリント(糸くず)等の塵埃を捕集するフィルターが設置され、このフィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置が知られている(特許文献1)。
特許文献1のフィルター清掃装置は、同公開公報の図11及び図12に示すように、上面に、乾燥運転時に洗濯物から発生するリント(糸くず)等の塵埃を捕獲する防塵フィルターを設けたケース部材と、防塵フィルターに摺接してそれに付着したリント(糸くず)等の塵埃を除去する除塵体と、除塵体を左右に移動させるためのシャフトと、シャフトを回転させる駆動源と、ケース部材の上面でしかも防塵フィルターの両端部に近接して設けられ且つ斜め外方に突出し、除塵体のブラシ体を梳く一対のくしと、ケース部材の両側に配され、くしで梳かれた糸くずなどを収納する塵埃収納箱を有する構成となっている。
上記特許文献1のフィルター清掃装置は、防塵フィルターを設けたケース部材の両側に塵埃収納箱を配置したことによって、防塵フィルター表面をブラシ体は移動しながら糸くずを一方の塵埃収納箱に収容すると共に、逆方向に移動する際に取り残された塵埃は他方の塵埃収納箱に収容することができるものであった。
特開2008-142267号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のフィルター清掃装置は、重力によって塵埃を塵埃収納箱に落とし込んで収容する構成となっていることから、フィルター清掃装置の設置位置及び乾燥空気の通風方向が限定されると共に大型化するものとなっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、フィルター清掃装置を大型化することなく、フィルターに付着した塵埃を確実に塵埃収容部に収容することが可能なフィルター清掃装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、請求項1のフィルター清掃装置の発明は、塵埃を捕集する円弧状のフィルター体と、前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、前記通風路内に設置された回動軸と、前記回動軸に備えられると共に、前記フィルター体に回動自在に当接し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、前記清掃体の往路終端位置の近傍に開口を有する第1塵埃収容部と、前記清掃体の初期位置の近傍に開口を有する第2塵埃収容部と、を有し、前記清掃体は、前記初期位置において、前記第2塵埃収容部の開口面に対して略垂直な方向から視た場合に、前記第2塵埃収容部の開口の半分以上と重なるように、対向する位置に配置されていることを特徴としている。
請求項1の発明では、清掃体の往路側に第1塵埃収容部を設け復路側に第2塵埃収容部を設けているので、清掃体の往路で取り残した塵埃を復路で第2塵埃収容部に確実に収容することができる。また、塵埃の逆流(放出)を防止でき、フィルター体への再付着を抑制することができるため、清掃効率を高めることができる。
請求項2のフィルター清掃装置の発明は、請求項1の発明において、清掃体の先端部は、初期位置において、第2塵埃収容部の内部に位置することを特徴としている。したがって、塵埃を確実に収容することができると共に、収容されている塵埃を圧縮し収容量が増加することで、メンテナンス頻度を軽減することができる。
請求項3のフィルター清掃装置の発明は、請求項1の発明において、第2塵埃収容部の開口面は、清掃体の初期位置における長手方向に対して略平行な面であることを特徴としている。したがって、第2塵埃収容部と清掃体との間に過度な隙間が形成されるのを防ぐことができるため、塵埃の逆流を防止することができる。
請求項4のフィルター清掃装置の発明は、請求項1~3のいずれかの発明において、清掃体は、初期位置において、前記清掃体の先端部がフィルター体に当接していないことを特徴としている。したがって、清掃体の先端部に塵埃が付着することを軽減できるので、塵埃の逆流防止性能及び塵埃除去性能の低下を防ぐことができる。
請求項5のフィルター清掃装置の発明は、請求項1~4のいずれかの発明において、清掃体には通風孔が形成されていることを特徴としている。したがって、フィルター清掃装置を乾燥機に搭載した場合の乾燥運転時に清掃体に加わる抵抗を軽減させることができるので、清掃体が第2塵埃収容部の開口から外れ難くなり、塵埃の逆流を防止することができる。また、清掃体が乾燥風の流れを阻害することを低減できるので、乾燥効率を高くすることができる。
請求項1のフィルター清掃装置の発明は、清掃体の往路で取り残した塵埃を復路で第2塵埃収容部に確実に収容することができ、塵埃の逆流(放出)を防止でき、フィルター体への再付着を抑制して清掃効率を高めることができる。請求項2の発明は、塵埃を確実に収容することができると共に、収容されている塵埃を圧縮し収容量を増加させることができる。請求項3の発明は、第2塵埃収容部と清掃体との間に過度な隙間が形成されるのを防ぐことができ、塵埃の逆流を防止することができる。
請求項4の発明は、清掃体の先端部に塵埃が付着することを軽減できるので、塵埃の逆流防止性能及び塵埃除去性能の低下を防ぐことができる。請求項5の発明は、フィルター清掃装置を乾燥機に搭載した場合の乾燥運転時に清掃体に加わる抵抗を軽減させることができるので、清掃体が第2塵埃収容部の開口から外れ難くなり、塵埃の逆流を防止することができる。また、清掃体が乾燥風の流れを阻害することを低減できるので、乾燥効率を高くすることができる。
本発明に係る衣類乾燥機を示す斜視図 本発明に係る衣類乾燥機の内部構成を示す断面図 蓋体を閉じた状態の第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図 蓋体を開放した状態の第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図 第1実施形態のフィルター清掃装置を乾燥機に装着した状態を示す一部断面図 清掃体が初期位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図 清掃体が往路終端位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図 清掃体が復路終端位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図 第2実施形態のフィルター清掃装置を示す一部断面図 清掃体の他例を示す斜視図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る乾燥機を示す斜視図であり、図2は、同乾燥機の内部構造を示す断面図である。これらの図を用いて本発明に係る乾燥機について説明する。本発明に係る乾燥機20は、前面にドア20aを備え、槽体20d内に回転自在に配置され衣類などを収容する回転ドラム20b内に、送風手段(ファン)23及び加熱手段22により発生した温風を、循環ダクト21a、21b、21cを経て循環供給して衣類などを乾燥可能とするとともに、循環ダクト21a、21b、21cの槽体20dからの排気側にフィルター清掃装置10が設置されている。
符号20cは、回転ドラム20bを回転させるモータであり、このモータ20cは、乾燥処理、洗濯処理、すすぎ処理や脱水処理といった様々な処理の間、回転ドラム20bを回転させる。また、加熱手段22には、一例として、熱交換器を使用することができる。尚、熱交換器の方式として、ヒートポンプ式やヒーター式等、様々な方式を採用することができる。また、乾燥機20は、ドラム式としているが、これに限定するものではなく、例えば縦型など様々の方式を採用することができる。
図3(a)は、蓋体を閉じた状態の第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図であり、図3(b)蓋体を開放した状態の第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図である。また図4は、第1実施形態のフィルター清掃装置を乾燥機に装着した状態を示す一部断面図である。これらの図を用いて本発明に係るフィルター清掃装置の第1実施形態を以下に説明する。
第1実施形態のフィルター清掃装置10は、塵埃を捕集するフィルター面1aを備えた円弧状のフィルター体1と、このフィルター体1の上流側に備えられた通風路2と、この通風路2内に設置された回動軸3と、この回動軸3に備えられると共に、フィルター体1に回動自在に当接し、フィルター面1aに付着した塵埃を除去する清掃体4と、清掃体4の往路終端位置の近傍に開口を有する第1塵埃収容部5と、清掃体4の初期位置の近傍に開口を有する第2塵埃収容部6とを有している。第1塵埃収容部5には、塵埃圧縮用のフィルター12が設置されており、この塵埃圧縮用のフィルター12は、乾燥機の乾燥運転時に第1塵埃収容部5に風を流すことによって第1塵埃収容部5内の塵埃を圧縮する機能を有している。
清掃体4は、通風孔4aを備えており、この通風孔4aは、フィルター清掃装置10を乾燥機に搭載した状態で乾燥運転を行った際に、清掃体4に加わる抵抗を軽減させることができるので、清掃体4が第2塵埃収容部6の開口から外れ難くなり、塵埃の逆流を防止することができる。また、清掃体4が乾燥風の流れを阻害することを低減できるので、乾燥効率を高くすることができる。
フィルター清掃装置10は、フィルター体1のフィルター面1aに直交する平面を備えた上板8と底板9とを備えており、底板9には第1内壁11が、底板9に対してスライド式で取外し可能に立設されている。この第1内壁11は、前述した第1塵埃収容部5を構成しており、第1塵埃収容部5に溜まった塵埃を捨てる際には第1内壁11を取り外すことによって容易に塵埃を捨てることができる。また、フィルター清掃装置10の通風側には、蓋体7が、底板9と連結するヒンジ部7b、7bにより開閉自在に設置されている。また、蓋体7には、第2塵埃収容部6を構成する第2内壁7aが形成されている。また、蓋体7には、通風孔7cが形成されており、この通風孔7cは、前述した清掃体4の通風孔4aよりも小さいか又は略同じ大きさで形成するのが好ましい。かかる構成とすることで、清掃体4が第2塵埃収容部6の開口からより外れ難くなり、塵埃の逆流を防止できると共に、清掃体4が乾燥風の流れを阻害することをより低減できる。尚、第2内壁7aを蓋体7又は底板9に対してスライド式で取外し可能に立設する構成としてもよい。また、第1内壁11を蓋体7側に立設する構成としてもよく、第1内壁11を蓋体7に対してスライド式で取外し可能に立設する構成としてもよい。
第1実施形態のフィルター清掃装置10は、図4に示すように、第1のギア3aが回動軸3の一方の端部に連結されており、乾燥機本体側のモータ13に連結された第2のギア13aと歯合する構造となっている。尚、第1のギア3aと第2のギア13aの各々の歯には軸方向に円錐状の突起が形成されており(図示せず)、乾燥機本体へのフィルター清掃装置10の装着時には、この突起がガイドとなって円滑に歯合することを可能としている。また、モータ13としてステッピングモータを使用した場合は、モータの停止トルク等により清掃体4をロックできるため、乾燥運転時の風圧により清掃体4が第2塵埃収容部6の開口から外れることを防止できる。
また、モータ13としてステッピングモータを使用した場合は清掃体4の様々な動作制御が可能である。具体的には、清掃体4の速度を第2塵埃収容部6の開口近傍にて部分的に上げることで、清掃体4で掻き取った塵埃を第2塵埃収容部6に強く押入れ、塵埃を圧縮する効果が期待できる。また、フィルター面1a上で塵埃が堆積しやすい場所では、清掃体4の往来を複数回繰り返す動きとなるよう制御することで、塵埃の除去率を高めることができる。
図5(a)は、清掃体が初期位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図であり、図5(b)は、清掃体が往路終端位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図であり、図5(c)は、清掃体が復路終端位置の状態を示す図3(a)のA-A断面図である。これらの図を用いて第1実施形態の清掃装置の清掃動作を以下に説明する。
清掃体4が初期位置の状態では図5(a)に示すように、第2塵埃収容部の開口面に対して略垂直な方向から視た場合に、第2塵埃収容部6の開口6aと重なるように、対向する位置に配置されている。尚、第2塵埃収容部6の開口6aの半分以上と重なるように設置することが好ましく、これにより、塵埃の逆流(放出)を防止でき、フィルター体1への再付着を抑制することができるため清掃効率を高めることができる。ここで、第2塵埃収容部6の開口6aを形成する開口面は、第2内壁7aの先端からフィルター体1の一部端面の延長された壁面に垂らした垂線を含む面であって、好適には図5(a)に示す凹部平面から延びる破線で示す箇所に位置していると共に、清掃体4の初期位置における長手方向に対して略平行な面である。これにより、第2塵埃収容部6と清掃体4との間に過度な隙間が形成されるのを防ぐことができ、塵埃の逆流を防止することができる。また、乾燥運転時に第2塵埃収容部6の内部に風が入るのを防ぐことができる。
清掃体4の端部には屈曲性を備えたブレード4bが設置されており、このブレード4bの先端部には、塵埃を掻き取り引き剥がすことができる複数の突起4c、4cが形成されている。また、フィルター体1の一方の端部は凹部平面1bにて形成されており、清掃体4は初期位置の状態で、清掃体4の先端部がフィルター体1に当接していない構成としている。これにより、清掃体4の先端部に塵埃が付着することを軽減できるので、塵埃の逆流防止性能及び塵埃除去性能の低下を防ぐことができる。また、凹部平面1bがあることによってブレード4bが屈曲しないことから、ブレード4bの耐久性を向上させることができる。また、凹部平面1bから延長しているフィルター面1aに付着している塵埃を下方から掻き上げ、持ち上げるようにブレード4bが塵埃を引き剥がすので、除塵効果を高めることができる。
尚、第2塵埃収容部6の第2内壁7aの先端部長手方向の形状は、曲面形状や凹凸形状などの様々な形状を採用することができるが、対向する清掃体4の幅方向の形状に合わせることによって、塵埃の放出を抑制することができる。また、清掃体4の形状も湾曲形状やL字形状、ブレード4bのみを傾斜させた形状など様々な形状を採用することができる。例えば、フィルター面1aに当接させた際に抵抗を維持して強く掻き取ることを往路で行わせ、逆に復路ではフィルター面1aを優しく撫でるように当接させて除塵させるように、往路と復路でフィルター面1aへ当接させる強さを異なるようにすることができる。
清掃体4が往路終端位置の状態では図5(b)に示すように、清掃体4が第1内壁11に当接した状態で停止している。この状態で、第1内壁11の先端部からフィルター体1側へ延長させた面であって清掃体4の長手方向と略平行となる面が、破線で示す第1塵埃収容部5の開口5aを形成する開口面である。図5(a)の状態でフィルター面1aに付着していたリント等の塵埃14aは、第1塵埃収容部5に収容される。また、塵埃圧縮用のフィルター12に付着していた塵埃14bも第1塵埃収容部5に収容される。
リント等の塵埃14aの動きは、フィルター表面1aからブレード1bにより引き剥がされ、蛇行しながら前方の塵埃が後方の塵埃を連続的に引き剥がし、第1塵埃収容部5側に移送する。また、塵埃の形状やフィルター表面1aへの付着状況によっては、ロール状に渦を巻く場合や、そのままスライドして移送される場合も存在する。また、第1塵埃収容部5は、1日1回の乾燥運転を行った場合に、約1週間分を収容できる程度の大きさに設計することが望ましく、乾燥機本体側のスペースに応じて自由に設計することができる。
清掃体4が復路終端位置の状態では図5(c)に示すように、清掃体4が第2内壁7aに当接した状態で停止している。この状態では、清掃体4のブレード4bの一部が第2塵埃収容部6の開口6aを超えて第2塵埃収容部6の内部に位置している。これにより、往路で取り残したフィルター面1aに付着していたリント等の塵埃14cを圧縮して第2塵埃収容部6内部に押し込むことができると共に第2塵埃収容部6内の収容量を増加させることができる。尚、復路終端位置の状態を初期位置とすることもでき、その場合は常に塵埃14cを圧縮させた状態で押圧することができるため、塵埃の圧縮率が高まると共に、より塵埃の逆流を防止できる。また、清掃体4が第2内壁7aに当接する動きを複数回繰り返すよう制御することで、ブレード4b先端に付着した塵埃14cを当接時の衝撃により、第2塵埃収容部6内に飛ばすことができる。
図6は、第2実施形態のフィルター清掃装置30を示す一部断面図である。実線で描かれている第2内壁25の位置は通常状態の位置を示しており、破線で描かれている第2内壁25bの位置は、清掃体24が復路終端位置に達した際に押圧された変形状態の位置を示している。その他の構成は第1実施形態のフィルター清掃装置10と同一であるので説明は省略する。
第2実施形態のフィルター清掃装置30では、第2塵埃収容部26の第2内壁25が根元部25aで回動するヒンジ構造となっており、復路終端位置では清掃体24の側面が第2内壁25の先端部を押圧することによって第2内壁25が回動し、第2塵埃収容部26内に収容されているリント等の塵埃14cを圧縮している(破線で示す状態)。これにより、第2塵埃収容部26内に収容されるリント等の塵埃14cの収容量を増やすことができるので、メンテナンス頻度を少なくすることができる。また、圧縮されたリント等の塵埃14cは容易に舞い上がることがないので、第2塵埃収容部26からのリント等の塵埃14cの逆流を防止することができる。
尚、第2内壁25は、ヒンジ構造の他に、バネ構造や軟質部材が撓む構造とすることもできる。バネ構造を採用する場合は、例えば、ねじりばね又はねじりコイルバネの一端に第2内壁25を固定し、他端を第2塵埃収容部26に接着又は係合固定する。また、軟質部材を採用する場合は、第2内壁25をゴム系やエラストマー系の材料で形成し、第2塵埃収容部26に固定する。かかる構造により、第2内壁25は清掃体24により押圧された際(破線で示す状態)、回動又は撓みながらリント等の塵埃14cを圧縮することができると共に、その後、清掃体24が初期位置(図示しないが、清掃体24が第2内壁25から離れた位置)に戻る際、第2内壁25bは解放され開口が広げられるので、収容スペースを確保することができる。また、清掃体24の初期位置を復路終端位置の状態(第2内壁25は破線で示す状態)とすることもできる。その場合には、初期位置において第2内壁25bと清掃体24が当接しているので、第2塵埃収容部26を密閉することができ、第2塵埃収容部26からのリント等の塵埃14cの逆流をより防止することができると共に、塵埃の圧縮時間が長いため圧縮率を高めることができる。
図7は、清掃体の他例を示す斜視図である。この図に示す清掃体27は、回動軸27a、27aが左右に分離されていることから第1実施形態で示した清掃体4と比較して通風孔27bの面積を増やすことができ、フィルター清掃装置を乾燥機に搭載した場合の乾燥運転時に清掃体に加わる抵抗を一層軽減させることができると共に、回動軸にリント等の塵埃が付着するのを防ぐことができる。また、回動軸27aは連結するギア3aに対して着脱可能な構造とすることもでき、かかる場合は、左右に分離された回動軸27a、27aを通風孔27b側に傾けながら清掃体27を取り外すことで、容易に清掃することができ、除塵効率を維持することができる。
また、図7に示す清掃体27には屈曲性を備えたブレード27cが設置されている。このブレード27cは、往路側の側面に複数の突起28aが形成されており、復路側の側面に複数の突起28bが形成されている。これにより、往路時に取り残したリント等の塵埃を復路時に掻き取ることができる。ブレード27cの長手方向の中央部には切り込み28cが形成されており、ブレード27cが柔軟に撓むようにしている。さらに、ブレード27cを支持する清掃体27の基部29a、29bは、復路側の基部29bを往路側の基部29aよりも長くしている。これにより、ブレード27cに腰を持たせることができ、往路時の清掃効率を高めることができる。
本発明に係るフィルター清掃装置は、フィルターに付着した塵埃を除去するために利用されるものである。
1 フィルター体
1a フィルター面
1b 凹部平面
2 通風路
3、27a 回動軸
3a 第1のギア
4、24、27 清掃体
4a、7c,27b 通風孔
4b、27c ブレード
4c 突起
5 第1塵埃収容部
5a、6a 開口
6、26 第2塵埃収容部
7 蓋体
7a、25、25b 第2内壁
7b ヒンジ部
8 上板
9 底板
10、30 フィルター清掃装置
11 第1内壁
12 塵埃圧縮用のフィルター
13 モータ
13a 第2のギア
14、14a、14b、14c 塵埃
20 乾燥機
20a ドア
20b 回転ドラム
20c モータ
20d 槽体
21a、21b、21c 循環ダクト
22 加熱手段
23 送風手段(ファン)
25a 根元部
28a、28b 突起
28c 切り込み
29a、29b 基部

Claims (5)

  1. フィルター清掃装置は、
    塵埃を捕集する円弧状のフィルター体と、
    前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、
    前記通風路内に設置された回動軸と、
    前記回動軸に備えられると共に、前記フィルター体に回動自在に当接し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、
    前記清掃体の往路終端位置の近傍に開口を有する第1塵埃収容部と、
    前記清掃体の初期位置の近傍に開口を有する第2塵埃収容部と、を有し、
    前記清掃体は、前記初期位置において、前記第2塵埃収容部の開口面に対して略垂直な方向から視た場合に、前記第2塵埃収容部の開口の半分以上と重なるように、対向する位置に配置されていることを特徴とするフィルター清掃装置。
  2. 清掃体の先端部は、初期位置において、第2塵埃収容部の内部に位置することを特徴とする請求項1に記載のフィルター清掃装置。
  3. 第2塵埃収容部の開口面は、清掃体の初期位置において、該清掃体の略平板状の壁面に対して略平行な面であることを特徴とする請求項1に記載のフィルター清掃装置。
  4. 清掃体は、初期位置において、前記清掃体の先端部がフィルター体に当接していないことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフィルター清掃装置。
  5. 清掃体には通風孔が形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のフィルター清掃装置。
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