JP7053980B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本開示は、発光装置に関する。
発光ダイオード等の半導体発光素子を含む発光装置は、小型で電力効率が良く、球切れ等の心配も少ない。さらに初期駆動特性が優れ、振動やオン・オフ点灯の繰り返しに強いという特徴を有する。このような優れた特性を有するため、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード(LD)などの発光素子を用いた発光装置は、各種の光源として利用されている。特に、照明用途の白色LEDと呼ばれる発光装置は、蛍光灯に代えて広く使用されるようになってきており、今後さらに市場の拡大が期待される。また、白色LEDは、一次光源である発光素子(発光ダイオード)と蛍光体との組み合わせにより発光スペクトルが種々選択できることから、近年、高出力、高演色等に加え、各種用途にそれぞれ適した発光スペクトルを有する白色発光の発光モジュールが開発されている。
例えば、特許文献1には、優れた白色の表現を可能にする、例えば、商業施設の照明に適した発光モジュールが開示されている。この発光モジュールは、440から460nmの範囲内に発光ピークを持つ第1の発光素子と、その発光素子が発する光により励起されて、緑ないし赤色の波長範囲内に発光ピークを持つ光を発する波長変換材料と、400から440nmの範囲内に発光ピークを持つ第2の発光素子と、を有し、クリスプホワイトと呼ばれる白色を鮮やかに見せることができる白色光の発光を可能にしている。第1又は第2の発光素子は支持体上に配置されており、支持体はプリント回路基板により形成されている。また、支持体を反射性にしたり、発光ダイオードを囲む側壁部の内周面を反射性にしたりしている
特表2015-515133号公報
しかしながら、特許文献1の発光モジュールにおいて、第2の発光素子によりプリント回路基板が変色するおそれがある。このようなプリント回路基板の変色は反射率を低下させて光の取り出し効率を低下させ、発光色を変化させる。このプリント回路基板の変色は、一次光源である第1又は第2の発光素子の高出力化が進むにつれて加速される。
そこで、本実施形態は、長時間使用しても光の取り出し効率の低下及び発光色の変化が少ない発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る一実施形態の発光装置は、ピーク波長が400nm以上、420nm以下の第1の光を発光する第1発光素子と、ピーク波長が420nm以上、470nm以下でありかつ前記第1の光のピーク波長より長波長側にある第2の光を発光する第2発光素子と、前記第1の光と前記第2の光とを反射する反射構造体を含んでなる基体と、を備え、前記反射構造体は、光拡散材を含む脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物を含み、前記光拡散材は、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選択された少なくとも一種を含む。
本発明に係る一実施形態の発光装置によれば、長時間使用しても発光色の変化が少なく、光取り出し効率が高い発光装置を提供することができる。
本発明に係る実施形態の発光装置の構成を示す断面図である。 実施形態4の発光装置の構成を示す断面図である。 実施形態5の発光装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の発光装置について説明する。
図1は、実施形態の発光装置の構成を示す概略断面図である。
実施形態の発光装置は、表面実装型の発光装置であり、例えば、凹部10aを有する基体10と、互いに異なるピーク波長の光を発光する第1発光素子4と第2発光素子5とを含む。第1発光素子4は、ピーク波長が400nm以上、420nm以下の第1の光を発光する。第2発光素子5は、ピーク波長が420nm以上、470nm以下でありかつ第1の光のピーク波長より長波長側にある第2の光を発光する。基体10は、導電部材2を含むベース部20と、ベース部20の上面の発光素子が実装される実装領域を囲むようにベース部20上面に設けられた反射構造体1とを含む。ここで実装領域とは凹部10aの底面となる領域を指す。反射構造体1は、光拡散材を含む樹脂組成物が硬化されてなる。また、基体10において、導電部材2は、第1リード2aと第2リード2bとを含み、第1リード2aと第2リード2bとが絶縁分離部3によって絶縁された状態で保持されて、ベース部20が構成される。反射構造体1は、実装領域に第1リード2aの表面と第2リード2bの表面とが露出するようにベース部20上面に設けられる。
基体10の凹部10aの底面において、第1リード2aの露出した表面に第1発光素子4と第2発光素子5が載置される。第1発光素子4と第2発光素子5はそれぞれ、例えば、基板とその基板上にn型窒化物半導体層と窒化物半導体からなる活性層とp型窒化物半導体層とが積層された半導体積層体と、半導体積層体上に設けられたn側電極及びp側電極とを含んでなり、そのn側電極がワイヤ6によって第1リード2aに接続され、p側電極がワイヤ6によって第2リード2bに接続される。基体10の凹部10aには、第1発光素子4と第2発光素子5とを覆う透光性封止部材7が設けられる。透光性封止部材7は蛍光体8を含んでいても良い。蛍光体8は、粒子状であることが好ましい。発光装置において、凹部10aの側面は反射構造体1の表面を含む反射面1sである。
発光装置において、第1発光素子4及び第2発光素子5から上方に出射された第1の光と第2の光は発光面から直接出射され、さらに、第1発光素子4及び第2発光素子5から反射面1sの方向に出射された第1の光と第2の光は反射面1sにより反射されて発光面から出射される。これにより、高い光の取り出し効率が実現される。透光性封止部材7が蛍光体8を含む場合には、第1発光素子4の第1の光と、第2発光素子5の第2の光と、蛍光体8が発する第3の光とが、発光面から直接又は反射面1sにより反射された後に出射され、高い光の取り出し効率が得られる。また、実施形態の発光装置は、いずれもピーク波長が400nm以上の第1発光素子4と第2発光素子5とを含んで構成されているので、反射構造体1の反射面1sに実質的に紫外線が照射されることがなく、反射構造体1を構成する樹脂硬化物の劣化及び変色を抑えることができる。
しかしながら、上記構成において、反射構造体1を構成する樹脂硬化物の種類によっては、第1の光と第2の光により、特に第1の光により樹脂硬化物が劣化又は変色することもある。反射構造体1を構成する樹脂硬化物が劣化すると、ベース部20との接合部分が剥離したり、ベース部20との境界部分から水分が侵入したりするということもある。反射構造体1を構成する樹脂硬化物が変色すると反射面1sの反射率が低下して光の取り出し効率が低下する。また、反射構造体1に含まれる光拡散材の種類によっては、後述の実施例に示すように、第1の光と第2の光、特に第1の光に対する反射率が十分でないこともある。
そこで、本実施形態の発光装置では、光拡散材1aを分散された脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物1bを含むように反射構造体1を構成する。このように反射構造体1が、脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物1bを含むように構成することにより、反射構造体1の変色を抑えることができ、発光装置を長時間使用した場合であっても発光色の変化を少なくできる。また、反射構造体1を、脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物1bを含む樹脂構造体により構成することにより、例えば、セラミックパッケージを含んで構成される発光装置に比較して、安価にできる。
尚、反射構造体1を構成する樹脂組成物は、脂環式エポキシ樹脂組成物以外の樹脂組成物を含んでいても良いが、分子内に芳香族成分を有しないものが好ましい。例えば、樹脂硬化物は、芳香族成分が全樹脂組成物中10wt%以下であり、5wt%以下が好ましく、1wt%以下が特に好ましい。芳香族成分を所定の範囲以下とすることで、熱や光に強い反射構造体1を製造することができる。
また、本実施形態の発光装置では、樹脂硬化物1b中に分散された光拡散材1aは、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選択された少なくとも一種を含む。これにより、波長が420nm以下の可視光に対する反射構造体1の反射率を高くでき、第1発光素子4が発光するピーク波長が400nm以上、420nm以下の第1の光を凹部10aの側面により効率良く反射させることができ、第1の光の取り出し効率を高くすることができる。
以上説明したように、本実施形態の発光装置によれば、長時間使用しても発光色の変化が少なく、取り出し効率が高くかつ安価な発光装置を提供することができる。
以下、本実施形態の発光装置に含まれる具体的な構成について説明する。
尚、実施形態の発光装置は、以下の構成に限定されるものではない。
実施形態1
実施形態1の発光装置は、(a)400nm~420nmにピーク波長を有する第1の光を発光する第1発光素子4と、(b)420nm~470nmにピーク波長を有する第2の光を発光する第2発光素子5と、(c)第1発光素子4が発光する第1の光には励起されにくく、第2発光素子5が発光する第2の光により励起されて黄色の光を発光する蛍光体8と、を含み、該蛍光体8が第2の光の一部により励起されるように構成された発光装置である。
この実施形態1の発光装置は、第1の光と、第2の光と、第2の光の一部により励起された蛍光体8が発光する第3の光と、の混合により例えば白色の光を発する。
第1の光によりほとんど励起されることなく、第2の光によって励起される蛍光体として、YAl12:Ceが挙げられる。ここで第1の光によりほとんど励起されないとは、可視光領域における励起効率において50%以下のことを意味し、励起効率が0%のことを意味するものではない。
実施形態1の変形
実施形態1の発光装置では、蛍光体が第2の光の一部により励起されるように構成したが、蛍光体が第2の光の大部分により励起されるように構成しても良い。ここで第2の光の大部分とは、第2の光の80%以上の光が蛍光体に照射され、励起されることを意味する。蛍光体の励起効率が100%でないため、蛍光体で反射された第2の光もある。この場合は、第2の光が実質的に外部に放出されることはなく、第1の光と蛍光体が発光する第3の光の混色により例えば発光色が設定される。
また、第2の光の一部又は全部により励起されて第2の光とは異なりかつ互いに発光色が異なる光を発する複数種の蛍光体を含むようにしてもよい。
実施形態2
実施形態2の発光装置は、(a)400nm~420nmにピーク波長を有する第1の光を発光する第1発光素子4と、(b)420nm~470nmにピーク波長を有する第2の光を発光する第2発光素子5と、(c)第1発光素子4が発光する第1の光及び第2発光素子5が発光する第2の光により励起されて、第1の光及び第2の光とは異なる色の光を発光する複数種の蛍光体8と、を含み、各蛍光体8がそれぞれ、第1発光素子4が発光する第1の光の一部及び第2発光素子5が発光する第2の光の一部により励起されて発光する。
この実施形態2の発光装置は、蛍光体を励起することなく、若しくは、蛍光体に吸収されることなく、外部に放射される第1の光と、蛍光体を励起することなく、若しくは、蛍光体に吸収されることなく、外部に放射される第2の光と、第1の光の一部及び第2の光の一部により励起された蛍光体がそれぞれ発光する第3の光と、の混合により例えば白色の光を発する。例えば、第3の光は、緑色の光、青色の光、赤色の光のいずれかを発するものを使用することができる。
例えば、
・第1の光及び第2の光により励起されて、緑色に発光する蛍光体としては、(Si,Al)(N,O):Euが挙げられ、
・第1の光及び第2の光により励起されて、青色に発光する蛍光体としては、SrAl1425:Euが挙げられ、
・第1の光及び第2の光により励起されて、赤色に発光する蛍光体としては、CaAlSiN:Euが挙げられる。
ここで例示した蛍光体を、第1発光素子4及び第2発光素子5と組み合わせて使用することにより、演色性の良好な白色に発光する発光装置を提供することができる。
実施形態2の変形
実施形態2の発光装置では、複数種の蛍光体を含むように構成したが、一種類の蛍光体により構成してもよい。
実施形態3
実施形態3の発光装置は、(a)400nm~420nmにピーク波長を有する第1の光を発光する第1発光素子4と、(b)420nm~470nmにピーク波長を有する第2の光を発光する第2発光素子5と、(c)第1発光素子4及び第2発光素子5より長波長の光を発光する1種又は2種以上の第3発光素子と、を含み、第1発光素子4の第1の光、第2発光素子5の第2の光及び第3発光素子が発光する光、の混合により、例えば白色の光を発する。
実施形態4
図2は実施形態4の発光装置の構成を示す断面図である。
実施形態4の発光装置は実施形態1と透光性封止部材中の光反射性部材及び蛍光体の配置が異なる以外はほぼ同じである。
透光性封止部材7は、扁平状の光反射性部材9が含有されており、透光性封止部材7の表面付近の光反射性部材9の含有量よりも、基体10の凹部の底面付近の光反射性部材9の含有量の方が5倍以上多く、10倍以上が好ましく、特に20倍以上が好ましい。このように凹部の底面や側面に光反射性部材9が配置されることで基体10の劣化を抑制することができる。特に扁平状の光反射性部材9を使用することで、第1発光素子4及び第2発光素子5から直接、凹部の底面や側面に照射される光量を少なくすることができる。
光反射性部材9は第1発光素子4や第2発光素子5の近傍に配置することが好ましい。第1発光素子4等からの光の強度が高いからである。例えば、透光性封止部材7中における光反射性部材9の濃度の高い部分を凹部の側面付近、底面付近に配置することが好ましい。凹部の上方においては光反射性部材9が配置されていてもよいが、凹部の底面側に比べて劣化が少ないため、光反射性部材9の濃度を小さくすることもできる。
この透光性封止部材7中における光反射性部材9の濃度差をつける場合、例えば、透光性封止部材7よりも比重の大きい光反射性部材9を用い、光反射性部材9を沈降させることもできる。また、光反射性部材9が含有された透光性封止部材7を遠心沈降させることにより強制的に光反射性部材9を凹部の底面側に配置することもできる。
実施形態4では、光反射性部材9のみが透光性封止部材7に含有され、凹部の底面側に配置されていてもよいが、透光性封止部材7に蛍光体8を含有させても良い。透光性封止部材7の表面付近の蛍光体8の含有量よりも、基体10の凹部の底面付近の蛍光体8の含有量の方が5倍以上多く、10倍以上が好ましく、特に20倍以上が好ましい。このように凹部の底面や側面に蛍光体8が配置されることで基体10の劣化を抑制することができる。
蛍光体8は第1発光素子4や第2発光素子5の近傍に配置することが好ましい。第1発光素子4等からの光の強度が高いからである。例えば、透光性封止部材7中における蛍光体8の濃度の高い部分を凹部の側面付近、底面付近に配置することが好ましい。これにより第1発光素子4、第2発光素子5からの光が基体に直接照射されるのを低減できるとともに、蛍光体に照射される第1発光素子4、第2発光素子5からの光量を多くすることで光変換効率を高めることができる。
この透光性封止部材7中における蛍光体8の濃度差をつける場合、例えば、透光性封止部材7よりも比重の大きい蛍光体8を用い、蛍光体8を沈降させることもできる。また、蛍光体8が含有された透光性封止部材7を遠心沈降させることにより強制的に蛍光体8を凹部の底面側に配置することもできる。
蛍光体の比重は光反射性部材9の比重よりも軽く、透光性封止部材7の比重よりも大きいことが好ましい。これにより光反射性部材9を蛍光体8よりも凹部の側面側や底面側に配置することができるからである。特に光反射性部材9や蛍光体8を遠心沈降させる場合、光反射性部材9や蛍光体8が層状となりやすいためである。これにより第1発光素子4、第2発光素子5からの光が蛍光体8に照射されるとともに、第1発光素子4、第2発光素子5及び蛍光体8からの光量の大部分が光反射性部材9に照射され、基体に直接照射される光量を減らすことができる。
実施形態5
図3は実施形態5の発光装置の構成を示す断面図である。
実施形態5の発光装置は実施形態1と透光性封止部材中の光反射性部材及び蛍光体の配置が異なる以外はほぼ同じである。
透光性封止部材7において蛍光体が主に下層、光反射性部材9が主に上層となるように配置する。ここで蛍光体8及び光反射性部材9は同時に遠心沈降又は沈降されるため、2層に明確に分かれるのではなく、一部混合されている状態であり、蛍光体8の層に光反射性部材9が分散されていてもよく、光反射性部材9の層に蛍光体8が分散されていてもよい。ただし蛍光体8に光反射性部材9よりも比重の大きい部材を使用するため、蛍光体8が光反射性部材9よりも下層に配置される。また、光反射性部材9は透光性封止部材7よりも比重の大きい部材を使用する。蛍光体8及び光反射性部材9は遠心沈降又は強制沈降により配置する。
蛍光体8として、YAG系蛍光体を使用する。YAGは380nm~410nmあたりの光の大部分を反射する一方、440nm以上500nm以下の光を吸収し、異なる波長の光を放出する。そのため、YAG系蛍光体は第1発光素子4からの光の大部分を反射し、第2発光素子5からの光を吸収し、例えば黄色等を発光する。
ここでYAG系蛍光体を光反射性部材9よりも下側に配置する。光反射性部材9がYAG系蛍光体よりも下側に配置される場合に比べて、第2発光素子5からの光は先にYAG系蛍光体に照射されるため、光変換効率が高くなる。またYAG系蛍光体が基体に近い側に配置されているため、YAG系蛍光体で発生した熱が基体に伝わりやすくなり放熱性が高くなる。また、透光性封止部材7の界面で反射された光が光反射性部材9に照射され、光反射性部材9の間をすり抜けた光であってもYAG系蛍光体で反射されるため、基体に到達する光量を少なくすることができる。
以上の実施形態1~5を含む実施形態の発光装置は、いずれも400nm~420nmにピーク波長を有する第1の光を発光する第1発光素子4を含むことから、実施形態の発光装置により実現される白色光は、短波長の青色成分を含む。このような短波長の青色成分を含む白色光は、アパレル用途等で好まれる、低い色温度でラグジュラリー感を演出しつつ、ワイシャツ等に含まれる400nm付近で励起される白さを際立たせる蛍光増白剤成分も効率的に発光させる照明等に適する光源として利用することもできる。また、異なる発光色の蛍光体を適宜選択して使用する事により、発光素子からの光の発光色と蛍光体による波長変換された光との比率を調整することにより幅広い発光色を実現することができる。
以上の実施形態の発光装置では、第1発光素子4及び第2発光素子5として、基板上にn型窒化物半導体層と窒化物半導体からなる活性層とp型窒化物半導体層とが積層された半導体積層体を備え、基板とは反対側の半導体積層体側から光を出射する発光素子を用いた例を示した。
しかしながら、実施形態の発光装置では、第1発光素子4及び第2発光素子5として、基板側から光を出射する発光素子を用いてもよい。
また、実施形態の発光装置では、半導体積層体上に設けられたn側電極及びp側電極をワイヤ6によって第1リード2a及び第2リード2bに接続した例を示した。
しかしながら、実施形態の発光装置では、半導体積層体上に設けられたn側電極及びp側電極をダイボンディングにより第1リード2a及び第2リード2bに接続してもよい。
以下、実施形態の発光装置の各構成部材について詳細に説明する。
1.基体10
基体10は、例えば、第1リード2a及び第2リード2bと、反射構造体1を構成する樹脂との一体成形により作製される。基体10は、第1リード2a及び第2リード2bと樹脂との一体成形により作製した場合には、ベース部20の絶縁分離部3と反射構造体1とは同一の樹脂硬化物からなる。
(1)反射構造体1
反射構造体1は、光拡散材を含む脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物を含む。
(1-1)脂環式エポキシ樹脂組成物
脂環式エポキシ樹脂組成物は、熱硬化性樹脂であり、シクロヘキセンエポキシ化物誘導体、水素化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等を単独又は2種以上を混合し使用することが好ましく、着色のないものが好ましい。これら脂環式エポキシ樹脂組成物を用いることにより、光劣化を起こしにくい優れた反射構造体1を構成することができる。
特に、3,4エポキシシクロヘキシルメチル-3′,4′エポキシシクロヘキシルカルボキシレートに代表されるシクロヘキセンエポキシ化物誘導体を主体に、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステルや、水素化ビスフェノールAジグリシジルエーテルなどのシクロヘキサン誘導体とエピクロルヒドリンよりなるエポキシ樹脂を必要に応じて混合した脂環式エポキシ樹脂組成物を用いることが好ましい。また、ビスフェノールAジグリシジエーテルよりなる液状又は固形のエポキシ樹脂なども必要に応じ混合することができる。
また、硬化剤である酸無水物として、例えば、プロピオン酸無水物、無水コハク酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸無水物、3-メチル-1,2シクロヘキサンジカルボン酸無水物、4-メチル-1,2シクロヘキサンジカルボン酸無水物、無水フタル酸、4,4’-ビ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、水素化メチルナジック酸無水物などを用いることができる。また、ジカルボン酸として、例えば、4,4’-ビフェニルジカルボン酸、2,2’-ビフェニルジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、1,6-ヘキサンジカルボン酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、o-フタル酸、m-フタル酸、p-フタル酸などを用いることができる。これらの硬化剤は、単独もしくは、必要に応じ、混合して使用してもよい。硬化剤に酸無水物を用いることにより400nm以上440nm付近の光による反射構造体の劣化を抑制することができる。
硬化触媒としては、2-メチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、等のイミダゾール類、2,4,6-トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、ベンジルジメチルアミン等のアミン類、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等の有機リン化合物、トリフェニルエチルホスフォニウムブロマイド等に代表されるハロゲン化トリフェニルモノアルキルホスフォニウム、テトラブチルホスホニウムO,O'-ジエチルジチオホスフェート等の第4級ホスフォニウム塩、4級アンモニウム塩、有機金属塩類、およびこれらの誘導体などが挙げられる。これらの硬化剤は、単独もしくは、必要に応じ、混合して使用してもよい。
反射構造体1は、トランスファ・モールド、射出成形等、特に制限なく種々の成形方法により成形することができるが、複雑な形状の成形体を成形することができるトランスファ・モールドにより成形することが好ましい。トランスファ・モールドによれば、凹部、特に、複雑な形状の凹部を持つ基体を容易に一体成形により作製することができる。
(1-2)光拡散材1a
反射構造体1はまた、樹脂硬化物1bに分散された光拡散材1aを含む。
光拡散材1aは、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選択された少なくとも一種を含み、特に、酸化ジルコニウム及び酸化イットリウムの少なくとも1種を含むことが好ましい。汎用的なLED発光装置に光拡散材として酸化チタンが一般的に使用される。これは、酸化チタンが可視光領域において高い反射率を有していることによる。しかしながら、酸化チタンは、400nm~420nmの波長域の光に対する反射率が十分でない。
そして、さらに調査した結果、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムは、可視光領域全般及び400nm~420nmの波長域の光に対する反射率が高く、その中でも特に、酸化ジルコニウム及び酸化イットリウムは、屈折率が高く、且つ、400nm以上、可視光域全般において、高い反射率を有する事から、本実施形態の発光装置において、好適である。光拡散材1aとして、酸化ジルコニウムを用いる場合、安定化剤として、酸化ハフニウム等の酸化物を添加した部分安定化、安定化ジルコニア等のキュービックジルコニア等であっても良い。さらに、光拡散材1aとして、脂環式エポキシ樹脂組成物中での分散性の向上、樹脂成分との密着性向上等の目的で、カップリング剤、分散剤等の表面処理を施したものを用いても良い。
反射構造体1に含有される光拡散材1aは、5wt%以上60wt%以下であることが好ましく、10wt%以上50wt%以下が特に好ましく、20wt%以上45wt%以下が更に好ましい。反射構造体1に含有される光拡散材1aは10wt%以上含有することにより反射構造体1における反射率が高くなり、光反射材1aの重量を増加するに伴い反射率は更に高くなる。一方、反射構造体1に含有される光拡散材1aは、60wt%以下含有することに反射構造体1の強度を高く維持することができる。反射構造体1に含有される光拡散材1aが多くなれば反射率は高くなる一方、強度が低下するため、所定の範囲とすることが好ましい。
(1-3)その他の添加剤
脂環式エポキシ樹脂組成物又はその樹脂硬化物は、硬化触媒、可撓剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、離型剤、各種フィラー、強化材、拡散剤、顔料、蛍光体、反射性物質、遮光性物質、難燃剤からなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。これらの添加剤は、所望の特性の反射構造体1を構成するために、要求に応じて添加される。例えば、反射構造体1に蛍光体を分散させると、第1発光素子及び第2発光素子の側面若しくは底面側に出射された光を蛍光体が吸収して波長変換して出射するため、発光装置全体として所望の発光色を実現することができる。
(1-4)絶縁分離部3
ベース部20の絶縁分離部3は、反射構造体1と同様、脂環式エポキシ樹脂組成物を硬化させた樹脂硬化物により構成することが好ましい。このようにすると、絶縁分離部3の変色及び劣化(特に、機械的強度の劣化)を抑えることができ、発光色の変化を抑制できることに加え、信頼性の高い発光装置が得られる。また、絶縁分離部3は、光拡散材を含んでいてもいなくても良いが、反射構造体1と同様の光拡散材を含むことにより、高い光取り出し効率が得られ、かつ長期間使用した場合であっても光取り出し効率の低下を抑制できる。したがって、本実施形態の発光装置において、基体10は、第1リード2a及び第2リード2bと、反射構造体1及び絶縁分離部3を構成する樹脂とを一体成形することにより作製することが好ましい。
2.第1発光素子4及び第2発光素子5
実施形態の発光装置において、第1発光素子4は、ピーク波長が400nm以上、420nm以下の第1の光を発光し、第2発光素子5は、ピーク波長が420nm以上、470nm以下の第2の光を発光する。また、第2の光のピーク波長は、第1の光のピーク波長より長波長側にある。蛍光体を含む実施形態の発光装置では、主として、第2発光素子5からの光の一部又は全部が蛍光体により波長変換される。例えば、第2の光の一部により励起される蛍光体を含む実施形態の発光装置では、第1発光素子4の第1の光と、蛍光体に吸収されずに外部に出射される第2の光と、蛍光体が発する光の混色により、所望の色の光りが出射される。以上のように構成される本実施形態の発光装置は、第1発光素子4の第1の光により400nm~420nmの範囲の光の成分が補われ、優れた白色の表現が可能になる。
したがって、第2の光により励起される蛍光体を含む実施形態の発光装置では、第2発光素子5のピーク波長とその発光スペクトル分布は、主として組み合わされる蛍光体の励起波長に基づいて設定され、第1発光素子4のピーク波長とその発光スペクトル分布は、第2発光素子5の第2の光と蛍光体が発する光との混色による発光色を考慮して所望の発光スペクトルが実現できるように設定される。
本実施形態では、この第1発光素子4及び第2発光素子5として、ZnSe系、GaN系など種々の半導体を用いて構成したものを使用することができるが、本実施形態においては、蛍光体を効率良く励起できる短波長の光が発光可能な窒化物半導体(InAlGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)を用いた第1発光素子4及び第2発光素子5を用いることが好ましい。この窒化物半導体を用いた第1発光素子4及び第2発光素子5は、InGa1-aN(0<a<1)を発光層として有しており、そのInの混晶度によって発光波長を約365nmから650nmで任意に変えることができる。第1発光素子4及び第2発光素子5の構造としては、MIS接合、PIN接合やpn接合などを有するホモ構造、ヘテロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げられ、本実施形態ではいずれも用いることができるが、より高輝度のものが得られるダブルへテロ構造を採用することが好ましい。
また、活性層を量子効果が生ずる薄膜を含んで構成した単一量子井戸構造や多重量子井戸構造とすることもできる。窒化物半導体を使用した第1発光素子4及び第2発光素子5の場合、基板にはサファイヤ、スピネル、SiC、Si、ZnO等の材料を用いることができるが、結晶性の良い窒化物半導体を量産性よく形成させるためにはサファイヤ基板を用いることが好ましい。このサファイヤ基板上には、MOCVD法などを用いて窒化物半導体を形成させることができる。この際、サファイヤ基板上にGaN、AlN、GaAIN等のバッファー層を形成してその上にpn接合を有する窒化物半導体層を成長させることが好ましい。
窒化物半導体を使用したpn接合を有する発光素子の例として、サファイヤ基板上にバッファー層を形成し、そのバッファー層の上に、n型窒化ガリウムで形成した第1のコンタクト層、n型窒化アルミニウム・ガリウムで形成させた第1のクラッド層、窒化インジウム・ガリウムで形成した活性層、p型窒化アルミニウム・ガリウムで形成した第2のクラッド層、p型窒化ガリウムで形成した第2のコンタクト層を順に積層させたダブルへテロ構造の発光素子が挙げられる。
窒化物半導体は、不純物をドープしない状態でn型導電性を示すが、所望のn型窒化物半導体を形成するためには、n型ドーパントとしてSi、Ge、Se、Te、C等を適宜導入することが好ましく、p型窒化物半導体を形成するためには、p型ドーパントであるZn、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドープさせる。また、窒化物半導体は、p型ドーパントをドープしただけではp型化しにくいためp型ドーパント導入後に、炉による加熱やプラズマ照射等により低抵抗化させることが好ましい。このように所定の窒化物半導体層を順次形成した後、所定の位置に電極を形成したウエハーをチップ状にカットすることにより窒化物半導体を用いた第1発光素子4及び第2発光素子5を作製することができる。
実施形態の発光装置において、白色系の光を発光させる場合は、蛍光体からの発光波長との補色関係や透光性樹脂の劣化防止等を考慮して第2発光素子5の発光波長は420nm以上470nm以下に設定することが好ましい。第2発光素子5の発光効率を高めかつ蛍光体の励起による発光効率を向上させる点でも、第2発光素子5の発光波長は、420nm以上470nm以下に設定することが好ましい。また、人体への影響等の安全面及び透光性樹脂の劣化防止等を考慮して、第1発光素子4の発光波長は、400nm以上420nm以下に設定することが好ましい。
本実施形態では、蛍光体の種類を選択することにより、第1発光素子4の第1の光の一部と第2発光素子5の第1の光の一部とによって、蛍光体を励起するようにしても良く、第1発光素子4と第2発光素子5による波長変換率を任意に変える事が可能であり、400nm以上の波長域でピーク発光波長及び演色性を任意に設定することもできる。
サファイヤやスピネルなど絶縁性基板を用いた窒化物半導体発光素子は、通常、半導体表面側にp側及びn側の電極が形成される。この場合、p型半導体をエッチングしてn型半導体を露出させ、p型半導体層及びn型半導体層の各々にスパッタリング法や真空蒸着法などを用いて所望の形状の各電極を形成する。半導体側から光を取り出す場合、p型半導体層のほぼ全面に形成する電極は、金属薄膜から成る透光性電極とする。
3.透光性封止部材
透光性封止部材7は、400nm以上の可視域全域の光を透過できる樹脂又はガラス等からなり、好ましくは、透光性樹脂により構成される。しかしながら、本実施形態では、短波長の可視光を発光する第1発光素子4及び第2発光素子5を含むので、第1発光素子4及び第2発光素子5からの光による劣化の少ない耐光性の高い樹脂であることが好ましい。また、発光装置の製造過程又は実装時における、ダイボンディング、半田リフロー等、高温に曝される工程を経て製造及び使用されるので、高い温度に曝されても、劣化、変色等が少ないことが求められ、耐熱性の高い樹脂であることが好ましい。
具体的には、熱硬化性樹脂である、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂等の樹脂組成物などが挙げられ、更に、これらの1種以上含むハイブリッド樹脂等も使用できる。特に、ジメチルシリコーン樹脂は、400nm付近の発光素子を用いた場合でも光劣化が少なく、本実施形態の発光装置において、好適である。
また、透光性封止部材7は、樹脂添加剤である、フィラー、拡散剤、顔料、蛍光体、反射性物質、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤からなる群から、選択される少なくとも1種が含有されていてもよい。これにより透光性封止部材7に種々の機能を持たせることができる。例えば、光を拡散する作用を有する樹脂成形体を望む場合は、フィラーや拡散剤を混合する。具体的な拡散剤としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素等を好適に用いることができる。
また、波長を変換して所望の色調を有する発光装置を望む場合は、第1発光素子4及び第2発光素子5からの光を吸収し、波長変換する蛍光体8を含有させることができる。封止材層に添加する蛍光体を選択する事により、発光素子から射出される発光色と蛍光体による変換光との比率を任意に変える事ができ、これらを組み合わせた幅広い発光色を実現することができる。
透光性封止部材7は、樹脂組成物に限定されるものではなく、ガラスに代表される無機封止材等も用いることができる。
4.蛍光体8
蛍光体8としては、少なくとも第2発光素子5からの光を吸収し異なる波長の光に波長変換する種々の蛍光体を使用することができる。例えば、Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体・サイアロン系蛍光体、Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体、アルカリ土類ケイ酸塩蛍光体、アルカリ土類硫化物蛍光体、アルカリ土類チオガレート蛍光体、アルカリ土類窒化ケイ素蛍光体、ゲルマン酸塩蛍光体、又は、Ce等のランタノイド系元素で主に付活される希土類アルミン酸塩蛍光体、希土類ケイ酸塩蛍光体又はEu等のランタノイド系元素で主に賦活される有機及び有機錯体等から選ばれる少なくともいずれか1以上であることが好ましい。
具体例として、下記の蛍光体を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体としては、MSi:Eu、MAlSiN:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。また、MSi:EuのほかMSi10:Eu、M1.8Si0.2:Eu、M0.9Si0.110:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などもある。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される酸窒化物系蛍光体としては、MSi:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活されるサイアロン系蛍光体としては、Mp/2Si12-p-qAlp+q16-p:Ce、M-Al-Si-O-N(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。qは0~2.5、pは1.5~3である。)などがある。
Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体としては、M(POX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体としては、MX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体には、SrAl:R、SrAl1425:R、CaAl:R、BaMgAl1627:R、BaMgAl1612:R、BaMgAl1017:R(Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類硫化物蛍光体としては、LaS:Eu、YS:Eu、GdS:Euなどがある。
Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩蛍光体としては、YAl12:Ce、(Y0.8Gd0.2Al12:Ce、Y(Al0.8Ga0.212:Ce、(Y,Gd)(Al,Ga)12の組成式で表されるYAG系蛍光体などがある。また、Yの一部若しくは全部をTb、Lu等で置換したTbAl12:Ce、LuAl12:Ceなどもある。
その他の蛍光体としては、ZnS:Eu、ZnGeO:Mn、MGa:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
上述の蛍光体は、所望に応じてEuに代えて、又は、Euに加えてTb、Cu、Ag、Au、Cr、Nd、Dy、Co、Ni、Tiから選択される1種以上を含有させることもできる。
また、上記蛍光体以外の蛍光体であって、同様の性能、効果を有する蛍光体も使用することができる。
本実施形態の発光装置は、上記例示した蛍光体を含む種々の蛍光体の中から選択して、主として第2発光素子5の第2の光により励起されて、黄色、赤色、緑色、青色に発光スペクトルを有する蛍光体を使用することができるほか、これらの中間色である黄色、青緑色、橙色などに発光スペクトルを有する蛍光体も使用することができる。
5.光反射性部材9
光反射性部材9は、光拡散材1aと同様の材料を含むことが好ましい。具体的には、光反射性部材9は、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム及び炭酸マグネシウムからなる群から選択された少なくとも一種を含むことが好ましく、特に、酸化ジルコニウム及び酸化イットリウムの少なくとも1種を含むことがより好ましい。
実施例では、以下の実施例1~4及び比較例1に示す樹脂組成物を作製し、その樹脂組成物をトランスファ・モールド(金型温度180℃、キュア90秒)により厚さ1mmのテストピースを作製した。
実施例1
下記の材料を液温25℃以下の条件で20分間混練し、反射構造体用の樹脂組成物を作製した。酸化ジルコニウム、硫酸バリウムは、市販のものを使用した。
・エポキシ樹脂:3,4エポキシシクロヘキシルメチルカルボキシレート 100重量部,
・硬化剤:4-メチルヘキサヒドロ無水フタル酸 113重量部,
・硬化触媒:メチルトリブチルホスホニウムジメチルホスフェート 2重量部,
・可撓剤:エチレングリコール 5重量部,
・光拡散材:酸化ジルコニウム(第一稀元素化学工業製 商品名 EP酸化ジルコニウム、中心粒径0.4μm) 335重量部,
・無機充填材:溶融シリカ(中心粒径27μm) 335重量部
実施例2
光拡散材を、酸化イットリウム(中心粒径1.8μm) 335重量部とした以外は、実施例1と同条件にて作製した。
実施例3
光拡散材を、アルミナ(中心粒径1.5μm) 335重量部とした以外は、実施例1と同条件にて作製した。
実施例4
光拡散材を、硫酸バリウム(堺化学製 BB-1、0.5μm) 335重量部とした以外は、実施例1と同条件にて作製した。
比較例1
光拡散材を、酸化チタン(中心粒径 0.25μm) 335重量部とした以外は、実施例1と同条件にて作製した。
得られた実施例1~4及び比較例1各テストピースの光反射率を、高速分光色彩計(CMS-35SP、村上色彩技術研究所製)を用いて測定した。光反射率は、400nm~730nmの可視光について測定した。
測定結果を表1に示す。
表1には、第1発光素子4のピーク波長の範囲である400~420nm、第2発光素子5のピーク波長の範囲である420nm~470nm及び470nm~730nmの範囲について判定した結果を示す。
判定結果は、光反射率90%以上を○、80%以上、90%未満を△、80%以下を×として示した。
Figure 0007053980000001
表1に示すように、実施例1~4の樹脂組成物を用いて作製したテストピースは、光反射率の可視光(400nm~730nm)に対する波長依存性が小さく、波長の異なる光に対する光反射率の変化が小さい。
これに対して、光拡散材として酸化チタンを用いた樹脂組成物を用いて作製したテストピースは、光反射率の可視光(400nm~730nm)に対する波長依存性が大きく、400nm~420nmの波長の光に対する光反射率が小さくなっている。
また、光拡散材として酸化ジルコニウムを用いた実施例1及び光拡散材として酸化イットリウムを用いた実施例2の樹脂組成物を用いて作製したテストピースは、光反射率の可視光(400nm~730nm)に対する波長依存性が小さく、かつ可視光(400nm~730nm)全範囲にわたって光反射率が高くなっていることがわかる。
1 反射構造体
1a 光拡散材
1b 樹脂硬化物
1s 反射面
2 導電部材
2a 第1リード
2b 第2リード
3 絶縁分離部
4 第1発光素子
5 第2発光素子
6 ワイヤ
7 透光性封止部材
8 蛍光体
9 光反射性部材
10 基体
10a 凹部
20 ベース部

Claims (9)

  1. ピーク波長が400nm以上、420nm以下の第1の光を発光する第1発光素子と、
    ピーク波長が420nm以上、470nm以下でありかつ前記第1の光のピーク波長より長波長側にある第2の光を発光する第2発光素子と、
    前記第1の光と前記第2の光とを反射する反射構造体を含んでなる基体と、
    を備え、
    前記反射構造体は、
    光拡散材を含む脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる樹脂硬化物を含み、
    前記光拡散材は、酸化ジルコニウム又は酸化イットリウムを含み、
    前記光拡散材は、前記反射構造体に対して10wt%以上50wt%以下含有されており、
    前記基体は凹部が設けられ、
    前記凹部の底面に前記第1発光素子と前記第2発光素子とが設けられており、
    前記凹部の側面は前記反射構造体の表面を含む反射面であり、
    前記凹部内で前記第1発光素子と前記第2発光素子とを覆う透光性封止部材をさらに有し、該透光性封止部材は蛍光体及び光反射性部材を含み、
    前記蛍光体は、YAG系蛍光体であり、
    前記透光性封止部材において、前記蛍光体が主に下層、前記光反射性部材が主に上層となるように配置されており、
    前記透光性封止部材の表面付近の前記蛍光体の含有量よりも、前記基体の凹部の底面付近の前記蛍光体の含有量の方が5倍以上多いこと特徴とする発光装置。
  2. 前記透光性封止部材は、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂硬化物及び変性エポキシ樹脂硬化物からなる群から選択された少なくとも1つを含む請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記蛍光体は、窒化物系蛍光体、酸窒化物系蛍光体、サイアロン系蛍光体、アルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類硫化物蛍光体及び希土類アルミン酸塩蛍光体からなる群から選択された少なくとも一種の蛍光体を含む請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記基体は前記反射構造体と導電部材とを含み、前記凹部の底面は前記反射構造体の表面と前記導電部材の表面とを含む請求項1~3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記導電部材は第1リードと第2リードを含み、前記凹部の底面には前記第1リードの表面と前記第2リードの表面とが露出されており、前記第1発光素子と前記第2発光素子は前記第1リードの表面に載置されている請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記樹脂硬化物は、酸無水物又はジカルボン酸を含む硬化剤を加えて前記脂環式エポキシ樹脂組成物が硬化されてなる請求項1~5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記脂環式エポキシ樹脂組成物は、シクロヘキセンエポキシ化物誘導体、水素化ビスフェノールAジグリシジルエーテル及びヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステルからなる群から選択された少なくとも一種を含む請求項1~6のいずれか一項に記載の発光装置。
  8. 前記樹脂硬化物は、芳香族成分が全樹脂組成物中10wt%以下である請求項1~7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 前記透光性封止部材は、扁平状の光反射性部材が含有されており、
    前記透光性封止部材の表面付近の前記光反射性部材の含有量よりも、前記基体の凹部の底面付近の前記光反射性部材の含有量の方が5倍以上多い請求項1~8のいずれか一項に記載の発光装置。
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