JP7050607B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、商業施設、病院等、防煙垂壁を備えた建物に関する。
例えば、調理に伴って生じた煙を排気するための排気ダクトを設ける必要のある食品フロアにおいて、天井の一部を低くし、その低くした天井の裏側に排気ダクトを配置しようとした場合に、防煙区画を設けるための防煙垂壁の存在が問題となり得る。
特開2007-24469号公報
すなわち、特定の建築物においては、一定の床面積以下に区画した防煙区画を設ける必要があるが(特許文献1参照)、そのために低い天井から垂れ下がる防煙垂壁を設けると、強い圧迫感を与え兼ねない上、死角になり易い頭上における衝突の危険性(例えば上下に向けた長尺物や大人に肩車された子供が衝突する危険性)も懸念される。
また、図2に示すように、高い天井51と低い天井52とにわたって防煙垂壁53を設ける場合には、施工的な難易度が高く、意匠性にも影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、防煙垂壁が圧迫感を与え難く、かつ、死角になり易い頭上における衝突の危険性の低減をも図れる上、施工性にも優れた建物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物は、低天井部に折り上げ部を介して隣接する高天井部を有し、前記高天井部において前記折り上げ部から離れた位置に防煙垂壁を設け、前記高天井部と前記折り上げ部と前記防煙垂壁とで囲まれる溝を、煙が滞留する空間として構成し、前記折り上げ部において前記溝を囲む位置に排煙口を設けた(請求項1)。
上記建物において、通路に沿って延びるように前記高天井部を設け、この高天井部を挟んで対向する二つの前記折り上げ部の間に一つの前記防煙垂壁を設けてもよい(請求項2)。
本願発明では、防煙垂壁が圧迫感を与え難く、かつ、死角になり易い頭上における衝突の危険性の低減をも図れる上、施工性にも優れた建物が得られる。
すなわち、低い天井からさらに垂れ下がる防煙垂壁は、圧迫感を与えるだけでなく、死角になり易い頭上における衝突の危険性(例えば上下に向けた長尺物や大人に肩車された子供が衝突する危険性)が懸念されるが、本願の各請求項に係る発明の建物では、低い天井から垂れ下がる防煙垂壁を無くすことができるので、上記の圧迫感や危険性の問題を解消することができる。
また、高い天井と低い天井とが混在する空間において、両天井にわたって防煙垂壁を設けようとすると、低い天井から垂下する部分と、折り上げ部から側方に突き出す部分とを繋いだ形状の防煙垂壁を設けなくてはならず、この場合、上記の圧迫感や危険性以外に、施工的な難易度の高さや意匠性(防煙垂壁の目立ちやすさ)もが懸念される。しかし、本発明の建物では、両天井にわたる防煙垂壁を設ける必要が無く、比較的簡易に施工することができ、高天井部のみに防煙垂壁を設けることにより、その意匠性(目立ちやすさ)においても改善を図ることができる。
仮に高天井部に排煙口を設けようとすると、高天井部の裏側(上側)に排煙ダクト等を配置するスペースが必要となり、それだけ高天井部を高くし難くなるが、請求項1に係る発明の建物では、低天井部の裏側に排煙ダクト等を配置することにより、高天井部を高くし易く、高天井部と低天井部との高低差を利用した前記溝の構築の確実化を図ることができる。
低天井部が所定面積以上連続しないように高天井部を設けて低天井部を分割するに際し、天井裏に配置する必要のあるダクト等の配置との兼ね合いで、高天井部を設ける位置やその施工性が問題となるが、請求項2に係る発明の建物では、ダクト等を設ける必要性の低い通路の天井を高天井部としつつ、この高天井部に設ける防煙垂壁を一つとすることにより、施工性の向上を図りながら、通路の上方を高天井部とすることにより、通路の歩行者に与える圧迫感を軽減することができる。
(A)及び(B)は、本発明の一実施の形態に係る建物の要部の構成を概略的に示す縦断面図及び見上げ図である。 従来の防煙垂壁の構成を概略的に示す斜視図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1(A)及び(B)に示す建物は、低天井部1に折り上げ部2を介して連なる高天井部3を有する。なお、図1(B)では薄墨部分が低天井部1である。
そして、高天井部3において折り上げ部2から離れた位置に不燃性材料で構成された防煙垂壁4を設け、高天井部3と折り上げ部2と防煙垂壁4とで囲まれる溝5を、煙が滞留する空間として構成する。すなわち、低天井部1下を漂う煙が溝5に導かれることを利用して、高天井部3だけで排煙するルートを確保することで、防煙区画を高天井部3のみで成立させ、低天井部1に防煙垂壁4を設けないようにすることができる。
ここで、本例では、低天井部1、高天井部3の天井高さ(CH)はそれぞれ2500mm、4000mmであり、防煙垂壁4は天井面から下向きに500mm延びる(上下幅が500mmとなる)ように構成されている。また、本例では、高天井部3を直天井(天井板の設けられていない天井)としてある。
而して、図2に示すように、低い天井52からさらに垂れ下がる防煙垂壁53は、圧迫感を与えるだけでなく、死角になり易い頭上における衝突の危険性(例えば上下に向けた長尺物や大人に肩車された子供が衝突する危険性)が懸念されるが、本例では、図1(A)に示すように、低い天井(低天井部1)から垂れ下がる防煙垂壁53を無くすことができるので、上記の圧迫感や危険性の問題を解消することができる。
また、図2に示すように、高い天井51と低い天井52とが混在する空間において、両天井にわたって防煙垂壁53を設けようとすると、低い天井52から垂下する部分と、折り上げ部54から側方に突き出す部分とを繋いだ形状の防煙垂壁53を設けなくてはならず、この場合、上記の圧迫感や危険性以外に、施工的な難易度の高さや意匠性(防煙垂壁の目立ちやすさ)もが懸念される。しかし、本例では、図1(A)に示すように、両天井(低天井部1及び高天井部3)にわたる防煙垂壁53を設ける必要が無く、比較的簡易に施工することができ、高天井部3のみに防煙垂壁4を設けることにより、その意匠性(目立ちやすさ)においても改善を図ることができる。
なお、防煙垂壁4を折り上げ部2からどの程度離すかは、溝5(煙を溜める部分)の体積計算等によって設定すればよく、例えば800mm以上とすることが考えられる。
また、本例では、図1(A)に示すように、折り上げ部2において溝5を囲む位置に排煙口6を設ける。ここで、仮に高天井部3に排煙口6を設けようとすると、高天井部3の裏側(上側)に排煙ダクト等を配置するスペースが必要となり、それだけ高天井部3を高くし難くなるが、本例では、低天井部1の裏側に排煙ダクト等を配置することにより、高天井部3を高くし易く、高天井部3と低天井部1との高低差を利用した溝5の構築の確実化を図ることができる。
なお、排煙口6からの排煙方式は、例えば機械排煙とすることが考えられる。また、排煙口6の位置は、排煙を有効に行える範囲で、低天井部1、高天井部3に配される梁7の配置との兼ね合い等を考慮して適宜に決定すればよい。
さらに、図1(B)の例では、大まかには、中央を高天井部3、その周囲を低天井部1としてあるが、周囲において内外に延びる通路の上方も高天井部3としてある。そして、このように通路に沿って延びる高天井部3を挟んで対向する二つの折り上げ部2,2の間に一つの防煙垂壁4を設けている。
すなわち、低天井部1が所定面積以上連続しないように高天井部3を設けて低天井部1を分割するに際し、天井裏に配置する必要のあるダクト等の配置との兼ね合いで、高天井部3を設ける位置やその施工性が問題となるが、本例では、ダクト等を設ける必要性の低い通路の天井を高天井部3としつつ、この高天井部3に設ける防煙垂壁4を一つとすることにより、施工性の向上を図りながら、通路の上方を高天井部3とすることにより、通路の歩行者に与える圧迫感を軽減することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
図1(B)の例では、中央に高天井部3、その周囲に低天井部1を配しているが、これに限らず、高天井部3、低天井部1の配置は適宜に変更可能であり、例えば高天井部3をフロアの端に寄せてあってもよい。
低天井部1が一定面積以上(500m以上)連続し、そのままでは低天井部1に防煙垂壁4を設けなければならないといった場合には、防煙垂壁4を配した高天井部3(あるいは、例えば通路に沿って延び、防煙垂壁4を挟んで並行する二つの溝5によって構成される並行溝。図1(B)参照)でその低天井部1を一定面積以下に分割することにより、低天井部1に防煙垂壁4を設けないようにすることができる。
防煙垂壁4は、不動式のものでも可動式のもの(例えば平時は収納され、火災時に煙感知器と連動して自動的に降下等するもの)でもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 低天井部
2 折り上げ部
3 高天井部
4 防煙垂壁
5 溝
6 排煙口
7 梁
51 高い天井
52 低い天井
53 防煙垂壁
54 折り上げ部


Claims (2)

  1. 低天井部に折り上げ部を介して隣接する高天井部を有し、
    前記高天井部において前記折り上げ部から離れた位置に防煙垂壁を設け、
    前記高天井部と前記折り上げ部と前記防煙垂壁とで囲まれる溝を、煙が滞留する空間として構成し
    前記折り上げ部において前記溝を囲む位置に排煙口を設けた建物。
  2. 通路に沿って延びるように前記高天井部を設け、
    この高天井部を挟んで対向する二つの前記折り上げ部の間に一つの前記防煙垂壁を設けた請求項1に記載の建物。
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