JP7048430B2 - オーバーフロー管アダプタ - Google Patents

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本発明は、貯水タンクに配設されたオーバーフロー管に取り付けるアダプタに関する。
貯水タンクは、該タンクに供給する水がタンクから溢れ出さないように、タンク内の水が所定の水位以上になったら水をオーバーフローさせるオーバーフロー管を該タンク内に立設している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-091891号公報
タンク内の水のオーバーフローは、オーバーフロー管の上端が排水口となり、排水口から水を管内に進入させ排水して、タンク内の水位が許容水位以上に上がらないようにしている。そして、オーバーフローする水は排水口の全周から管内に進入しているため、管内にエア溜まりが発生する場合があり、該エア溜まりのエアが管内から抜ける時に一瞬排水が停止し、一時的に排水量が低下してタンク内の水位が許容水位を超えてしまうという問題がある。
タンクから水を溢れさせなくするために、オーバーフロー管にエア溜まりが形成されないようにして所定の排水量を常に確保する必要があり、その対策として、オーバーフロー管の径を大きくする。しかし、タンクの容積がその分小さくなるので、必要なタンク内の容積を確保するためにタンク全体を大きくしなければならないという問題がある。
よって、タンクを大きくすることなく、かつ、エア溜まりによる排水量の低下を生じさせずに、オーバーフロー管から排水できる水の量をタンクから水を溢れさせなくするための量で常に確保して、貯水タンクの水をオーバーフローさせることができるようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、貯水タンク内に立設するオーバーフロー管の上端に取付けるオーバーフロー管アダプタであって、中心を上下に貫通する通気孔を有し該オーバーフロー管内に嵌入する筒状の嵌入部と、該嵌入部の上端に連結し該オーバーフロー管の上端で支持されるツバ部と、該嵌入部の外側面に螺旋状凹みで形成される螺旋水路と、該ツバ部に形成され該ツバ部の外面から進入し該螺旋水路に連通する進入部と、を備え、該進入部から該螺旋水路に進入した水を該オーバーフロー管の内側面に沿って螺旋状に流下させ、該オーバーフロー管内の中央を気体が通過可能とする、オーバーフロー管アダプタである。
貯水タンク内に立設するオーバーフロー管の上端に取付ける本発明に係るオーバーフロー管アダプタは、中心を上下に貫通する通気孔を有しオーバーフロー管内に嵌入する筒状の嵌入部と、嵌入部の上端に連結しオーバーフロー管の上端で支持されるツバ部と、嵌入部の外側面に螺旋状凹みで形成される螺旋水路と、ツバ部に形成されツバ部の外面から進入し螺旋水路に連通する進入部と、を備えているため、進入部から螺旋水路に進入した水をオーバーフロー管の内側面に沿って螺旋状に流下させ、オーバーフロー管内の中央を気体が通過可能とする。よって、排水時にオーバーフロー管内にエア溜まりが発生することを防ぐことで、一時的に排水量が減少する状況を防止して、常に所定の排水量でオーバーフロー管から水をオーバーフローさせることができる。
オーバーフロー管が配設された貯水タンクの一例を示す斜視図である。 オーバーフロー管アダプタが取り付けられたオーバーフロー管の一例を示す断面図である。 図3(A)は、オーバーフロー管アダプタの一例を示す縦断面図である。図3(B)は、オーバーフロー管アダプタの一例を示す平面図である。 図4(A)は、オーバーフロー管アダプタの別例を示す縦断面図である。図4(B)は、オーバーフロー管アダプタの別例を示す平面図である。
図1に示す貯水タンク1は、例えば、矩形状の底板10と、底板10の外周から一体的に+Z方向に立ち上がる側壁11とからなり、底板10と側壁11とで囲まれた空間に水を溜めることができる。
貯水タンク1の開口上方には、貯水タンク1に水を供給する水供給手段2が配設されている。水供給手段2は、例えば、貯水タンク1内に水を供給する供給パイプ20を備えており、供給パイプ20は、ポンプ等からなる水供給源21に開閉バルブ22を介して連通している。
貯水タンク1内には、水供給手段2で供給した水が所定の水位以上になることを防止するオーバーフロー管3が、供給パイプ20とずらして配設されている。オーバーフロー管3は、例えば、貯水タンク1の底板10を貫通して垂直に立設しており、円筒状の外形を備えており、その下端側は、貯水タンク1外の図示しない排水路に連通している。
図1、2に示すようにオーバーフロー管3の上端には、本発明に係るオーバーフロー管アダプタ4が取り付けられている。オーバーフロー管アダプタ4の高さ位置は、貯水タンク1に設定する最大水位を基準に定められる。
図2、及び図3(A)、(B)を用いて詳述するオーバーフロー管アダプタ4は、例えば、ステンレス等の金属、硬質プラスチック、又はゴム等で形成されており、中心を上下に貫通する通気孔400を有しオーバーフロー管3内に嵌入する円筒状の嵌入部40を備えている。該通気孔400は、後述するツバ部41の中心の貫通孔410につながっている。
嵌入部40の上端には、嵌入部40と一体的に連結し径方向外側に延出されるツバ部41が形成されており、図2に示すように、嵌入部40がオーバーフロー管3に嵌入されると、ツバ部41はオーバーフロー管3の上端面で支持される。
図2、図3(A)に示すように、嵌入部40の外側面には螺旋状凹みで下方に延びる螺旋水路42が、例えば、3本(一本のみ図示)形成されている。嵌入部40の外側面を螺旋溝状に切り欠いてなる各螺旋水路42は、その上端側が嵌入部40の上端面において、また、その下端側が嵌入部40の下端面において周方向に均等間隔を空けてそれぞれ開口している。また、3本の螺旋水路42の向きは皆同方向となっている。
ツバ部41は、例えば、ツバ部41の外面(外側面)から中心側に向かって進むように丸い窪み状に切り欠かれており、該切欠き部分は螺旋水路42の上端側に連通する進入部43となる。また、ツバ部41の中央には、嵌入部40の通気孔400とつながる貫通孔410が形成されている。進入部43は、螺旋水路42の本数に合わせて周方向に均等間隔を空けて3つ形成されている。なお、進入部43の形状、並びに螺旋水路42の本数及び進入部43の個数については、図示の例に限定されるものではない。例えば、嵌入部40の外側面において、3本の螺旋水路42の中の1本に残りの2本の螺旋水路42が合流し、該一本の螺旋水路42の下端側が嵌入部40の下端面において開口していてもよい。
図4(A)、(B)に示すオーバーフロー管アダプタ4Aは、図3(A)、(B)に示すオーバーフロー管アダプタ4の別例である。オーバーフロー管アダプタ4Aにおいては、嵌入部40の外側面には螺旋状凹みで下方に延びる螺旋水路44が、例えば、6本(2本のみ図示)形成されている。各螺旋水路44は、その上端側が嵌入部40の上端面において、また、その下端側が嵌入部40の下端面において周方向に均等間隔を空けてそれぞれ開口している。また、6本の螺旋水路44の向きは皆同方向となっている。
なお、例えば、嵌入部40の外側面において、6本の螺旋水路44の中の1本に残りの5本の螺旋水路44が合流し、該一本の螺旋水路44の下端側が嵌入部40の下端面において開口していてもよい。
嵌入部40と一体的に連結し径方向外側に延出されるツバ部45には、例えば、ツバ部45の外面(上面)から下面に向かって斜めに進むようにして、螺旋水路44に連通する進入部46が貫通形成されている。進入部46は、螺旋水路44の本数に合わせて周方向に均等間隔を空けて6つ形成されている。また、ツバ部45の中央には、嵌入部40の通気孔400につながる貫通孔450が形成されている。
次に、図1に示す貯水タンク1内の水が、オーバーフロー管アダプタ4が取り付けられたオーバーフロー管3からオーバーフローする場合について説明する。
図1に示す開閉バルブ22が開かれた状態で、水供給源21から供給パイプ20に対して水が供給され、供給パイプ20から流出した水が貯水タンク1内に溜められていく。そして、貯水タンク1内の水の水面が貯水タンク1に設定する最大水位を超えると、オーバーフローした水が、図2に示すように、オーバーフロー管アダプタ4のツバ部41に形成された各進入部43から各螺旋水路42に進入していく。
各螺旋水路42に進入した水は、嵌入部40の外側面を各螺旋水路42に沿って流下することで、螺旋水路42からオーバーフロー管3の内側面31に流出した際に螺旋状に流下する流れとなっている。そして、螺旋状に流下する水はオーバーフロー管3の内側面31に沿って押し付けられるようにさらに下方に流れていくため、オーバーフロー管3の中央に気体を通過可能とする排気路が形成される。
なお、オーバーフロー管3にオーバーフロー管アダプタ4の代わりに図4(A)、(B)に示すオーバーフロー管アダプタ4Aを取り付けている場合においても同様に、貯水タンク1内においてオーバーフローした水は、オーバーフロー管アダプタ4Aのツバ部45に形成された各進入部46から各螺旋水路44に進入し、螺旋水路44を通過することで、オーバーフロー管3の内側面31に流出した際に螺旋状に流下する流れとなっている。そのため、オーバーフロー管3の内側面31に沿って水が螺旋状に流下することで、オーバーフロー管3の中央に気体を通過可能とする排気路が形成される。
例えば、従来のように、オーバーフロー管アダプタ4、又はオーバーフロー管アダプタ4Aがオーバーフロー管3に取り付けられていないに場合には、オーバーフロー管3の上端全周から水がオーバーフロー管3内に流れ込み、管内にエア溜まりが形成されてしまい、該エア溜まりによってオーバーフロー管3内の水の流れが部分的に滞ってしまい、排水量の低下を招く場合がある。
一方、図1、2に示すように、オーバーフロー管3の上端に本発明に係るオーバーフロー管アダプタ4を取り付けていることで、ツバ部41の進入部43から螺旋水路42に進入する水をオーバーフロー管3の内側面31に沿って螺旋状に流下させ、オーバーフロー管3内の中央を気体が通過可能とする排気路を形成する。そして、排気路は嵌入部40の通気孔400に連通するため、排水時にオーバーフロー管3内のエアは、オーバーフロー管3外へ常に排気可能となる。よって、オーバーフロー管3内にエア溜まりが発生することを防ぐことで、一時的に排水量が減少する状況を防止し、常に所定の排水量でオーバーフロー管3から水をオーバーフローさせることができる。
また、既存のオーバーフロー管3に、工具不要又は簡単な工具を用いるだけでオーバーフロー管アダプタ4は取り付けすることができるため、容易に排気路を形成させ常に所定の排水量でオーバーフローさせることができる。
なお、本発明に係るオーバーフロー管アダプタ4、4Aは上記の例に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されている貯水タンク1やオーバーフロー管3等の各構成についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
1:貯水タンク
2:水供給手段 20:供給パイプ 21:水供給源 22:開閉バルブ
3:オーバーフロー管 31:オーバーフロー管の内側面
4:オーバーフロー管アダプタ 40:嵌入部 400:通気孔
41:ツバ部 42:螺旋水路 43:進入部
4A:オーバーフロー管アダプタ 44:螺旋水路 45:ツバ部 46:進入部

Claims (1)

  1. 貯水タンク内に立設するオーバーフロー管の上端に取付けるオーバーフロー管アダプタであって、
    中心を上下に貫通する通気孔を有し該オーバーフロー管内に嵌入する筒状の嵌入部と、該嵌入部の上端に連結し該オーバーフロー管の上端で支持されるツバ部と、該嵌入部の外側面に螺旋状凹みで形成される螺旋水路と、該ツバ部に形成され該ツバ部の外面から進入し該螺旋水路に連通する進入部と、を備え、
    該進入部から該螺旋水路に進入した水を該オーバーフロー管の内側面に沿って螺旋状に流下させ、該オーバーフロー管内の中央を気体が通過可能とする、オーバーフロー管アダプタ。
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