JP7023084B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
「座と背もたれを備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられたメッシュ材とを有して、
前記背フレームは、背支柱に前後傾自在に連結された剛体部と、着座者に介して接近・離反するように回動可能な左右の変形許容部とを有して、前記メッシュ材のテンションの変化によって前記変形許容部が回動可能であり、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、前記背フレーム材の変形許容部の回動を許容した状態で着座者の体圧を支持するように配置されている椅子であって、
着座者の体圧が前記メッシュ材に作用していない状態では、前記メッシュ材とランバーパッドとの間に間隔が空いており、着座者の体圧によって前記メッシュ材が変形してから着座者の体圧が前記ランバーパッドで支持されるようになってい」
という基本構成である。
「着座者の体圧が前記メッシュ材に作用していない状態では、前記メッシュ材とランバーパッドとの間に間隔が空いており、着座者の体圧によって前記メッシュ材が変形してから着座者の体圧が前記ランバーパッドで支持されるようになっている」
という構成になっている。
「前記背もたれは、ばね手段に抗して後傾動自在であり、前記メッシュ材の後ろに、前記ランバーパッドが、前記背もたれの後傾時に、前記背もたれと一緒に後傾動しつつ前記背もたれに対して相対的に前進するように配置されている」
という構成になっている。
「前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、前記背フレームの下端は、前記ベース部の後端又は座の後端に連結されている一方、
前記ランバーパッドは上下長手のパッドサポートに取付けられており、前記パッドサポートの上端部は、前記背フレームのうち背支柱との連結部近傍か又は前記背支柱の上端部に連結されて、前記パッドサポートの下端部は、前記背フレームの下端に連結されている」
という構成になっている。
「前記パッドサポートは、全体として側面視で前向きに突出した状態に湾曲しており、前記背フレームの側面視形状の変化を許容するように曲がり変形可能になっている」
という構成になっている。
「前記背フレームは、左右側部を構成するサイドメンバーと、上端部を構成するアッパメンバーと、下端部を構成するロアメンバーと、前記左右サイドメンバーのうちアッパメンバーよりも下方の部位に繋がったミドルメンバーとを有していて、前途ミドルメンバーは前記剛体部を構成しており、
前記サイドメンバーのうち前記ミドルメンバーとの連結部よりも下方の部位が、正面視で外向きに突出して側面視では前向きに突出した山形部となっていて、前記山形部が前記変形許容部になっており、着座者の体圧が前記メッシュ材に作用すると前記山形部が着座者の側に回動するものである一方、
前記ミドルメンバーの下端部に、前記背支柱の上端部と前記パッドサポートの上端部とが連結されている」
というものである。
「座と後傾動自在な背もたれ、及び、前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられた撓み変形可能なメッシュ材とを有しており、
前記背フレームの下端は、前記ベース部の後端又は座の後端に連結されている構成であって、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、パッドサポートを介して配置されており、前記パッドサポートの上端部は、前記背フレームのうち背支柱との連結部近傍か又は前記背支柱の上端部に連結されて、前記パッドサポートの下端部は、前記背フレームの下端に連結されている」
というものである。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、椅子の概要を、主として図1,2に基づいて説明する。本願では方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、この方向は椅子に普通に着座した人から見た状態を基準にしている。正面視は、着座者と対向した方向である。
以下、各部位を説明する。まず、座とベース部とを説明する。図2(A)から理解できるように、傾動ベース6は、固定ベース5の左右両側に位置したサイド部6aを有しており、サイド部6aの前端部が固定ベース5に連結されている。
次に、主として図6~12を参照して背もたれ2を説明する。既述のとおり、背もたれ2は、背フレーム9とメッシュ材10とを備えている。図10(B)や図2(B)に示すように、メッシュ材10の外周縁には、樹脂テープのような縁部材34が逢着等によって固定されており、縁部材34には、上下方向に飛び飛びで係合穴35が空いている。係合穴35は角形になっているが、円形なども採用できる。なお、縁部材34は複数本に分断している。
サイドメンバー11の前面には、サイドカバー39が固定されている。サイドカバー39は、基本的にはサイドメンバー11と同じ形状になっているが、山形部11aの上半分程度よりも上の部分は、内側面を外側にずらして、サイドメンバー11の幅寸法の6割程度の細幅に形成している。このように、サイドカバー39に細幅部を形成しているのは、当該サイドカバー39とサイドメンバー11との変形を容易にするためである。
例えば図7(B)に示すように、背フレーム9のロアメンバー13は、前向きに開口した樋状の形態であるが、内部に多数の補強リブを設けており、基本的には変形しない剛体構造になっている。ロアメンバー13の左右両端部には下向きのブラケット部13aが形成されており、ブラケット部13aは、図5(A)に示すように、リア座アウターシェル16cに第3軸17で連結されている。
次に、主として図13以下の図面を参照してランバーサポート装置を説明する。パッドサポート23は、樹脂製又は金属板からなっていて上下に長い帯状であり、既述のとおり、側面視で手前に向けて湾曲している。正確には、上部が湾曲している。このため、上下方向に掛かった外力によって変形し得る。パッドサポート23のうち、ランバーパッド22が上下動する部分は、側面視でほぼ直線姿勢になっている。
例えば図19,20に示すように、ランバーパッド22はエラストマーのような軟質樹脂からなっており、左右横長に形成されている。また、左右両端は丸みを帯びている。ランバーパッド22は、その後ろに配置されたランバーフレーム80に取付けられている。ランバーフレーム80は、平面視で手前に凹むように湾曲しており、左右両側の部分は開口している。従って、メガネ形になっている(なお、開口していなくてもよい。)。
更に、昇降ガイド体86の手前にはロック体89が配置されており、ロック体86は、左右のビス90により、ランバーフレーム80のガイド突部85に固定されている。ロック体86と昇降ガイド体86との間にはある程度の間隔(数mm)が空いており、ロック体89及びランバーフレーム80は、昇降ガイド体86及びパッドサポート23に対してある程度の寸法だけ前後動し得る。
2 背もたれ
5 ベース部を構成する固定ベース
6 ベース部を構成する傾動ベース
7 背支柱の傾動支点となる第1軸
8 背支柱
9 背フレーム
10 メッシュ材(身体支持材)
11 サイドメンバー
11a 変形許容部としての山形部
12 剛体部を構成するアッパメンバー
13 ロアメンバー
14 剛体部を構成するミドルメンバー
15 第2軸
16 ベース部を構成する座アウターシェル
22 ランバーパッド
23 パッドサポート
65 背支柱に設けた軸受けボス部
66 ミドルメンバーの下端部に設けた軸受け凹部
Claims (6)
- 座と背もたれを備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられたメッシュ材とを有して、
前記背フレームは、背支柱に前後傾自在に連結された剛体部と、着座者に介して接近・離反するように回動可能な左右の変形許容部とを有して、前記メッシュ材のテンションの変化によって前記変形許容部が回動可能であり、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、前記背フレーム材の変形許容部の回動を許容した状態で着座者の体圧を支持するように配置されている椅子であって、
着座者の体圧が前記メッシュ材に作用していない状態では、前記メッシュ材とランバーパッドとの間に間隔が空いており、着座者の体圧によって前記メッシュ材が変形してから着座者の体圧が前記ランバーパッドで支持されるようになっている、
椅子。 - 座と背もたれを備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられたメッシュ材とを有して、
前記背フレームは、背支柱に前後傾自在に連結された剛体部と、着座者に介して接近・離反するように回動可能な左右の変形許容部とを有して、前記メッシュ材のテンションの変化によって前記変形許容部が回動可能であり、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、前記背フレーム材の変形許容部の回動を許容した状態で着座者の体圧を支持するように配置されている椅子であって、
前記背もたれは、ばね手段に抗して後傾動自在であり、前記メッシュ材の後ろに、前記ランバーパッドが、前記背もたれの後傾時に、前記背もたれと一緒に後傾動しつつ前記背もたれに対して相対的に前進するように配置されている、
椅子。 - 座と背もたれを備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられたメッシュ材とを有して、
前記背フレームは、背支柱に前後傾自在に連結された剛体部と、着座者に介して接近・離反するように回動可能な左右の変形許容部とを有して、前記メッシュ材のテンションの変化によって前記変形許容部が回動可能であり、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、前記背フレーム材の変形許容部の回動を許容した状態で着座者の体圧を支持するように配置されている椅子であって、
前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、前記背フレームの下端は、前記ベース部の後端又は座の後端に連結されている一方、
前記ランバーパッドは上下長手のパッドサポートに取付けられており、前記パッドサポートの上端部は、前記背フレームのうち背支柱との連結部近傍か又は前記背支柱の上端部に連結されて、前記パッドサポートの下端部は、前記背フレームの下端に連結されている、
椅子。 - 前記パッドサポートは、全体として側面視で前向きに突出した状態に湾曲しており、前記背フレームの側面視形状の変化を許容するように曲がり変形可能になっている、
請求項3に記載した椅子。 - 前記背フレームは、左右側部を構成するサイドメンバーと、上端部を構成するアッパメンバーと、下端部を構成するロアメンバーと、前記左右サイドメンバーのうちアッパメンバーよりも下方の部位に繋がったミドルメンバーとを有していて、前途ミドルメンバーは前記剛体部を構成しており、
前記サイドメンバーのうち前記ミドルメンバーとの連結部よりも下方の部位が、正面視で外向きに突出して側面視では前向きに突出した山形部となっていて、前記山形部が前記変形許容部になっており、着座者の体圧が前記メッシュ材に作用すると前記山形部が着座者の側に回動するものである一方、
前記ミドルメンバーの下端部に、前記背支柱の上端部と前記パッドサポートの上端部とが連結されている、
請求項3又は4に記載した椅子。 - 座と後傾動自在な背もたれ、及び、前記背もたれを後ろから支持する後傾動自在な背支柱、並びに、前記座と背支柱とが取り付くベース部を備えており、
前記背もたれは、前後開口の背フレームと、前記背フレームに取付けられた撓み変形可能なメッシュ材とを有しており、
前記背フレームの下端は、前記ベース部の後端又は座の後端に連結されている構成であって、
前記メッシュ材を介して着座者の腰部又はその近くを支えるランバーパッドが、パッドサポートを介して配置されており、前記パッドサポートの上端部は、前記背フレームのうち背支柱との連結部近傍か又は前記背支柱の上端部に連結されて、前記パッドサポートの下端部は、前記背フレームの下端に連結されている、
椅子。
Priority Applications (1)
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JP2017213386A JP7023084B2 (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 椅子 |
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JP2017213386A Active JP7023084B2 (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 椅子 |
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