JP7010172B2 - 広告制御装置、広告システム、広告制御方法及び広告制御プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、広告制御装置、広告システム、広告制御方法及び広告制御プログラムに関する。
特許文献1では、交差点を通過するときのウィンカー情報が進入リンクと脱出リンクの接続関係に一致するか否かを判定し、一致していないと判定されたときに、誤り情報を記録する技術が提案されている。
本発明は、広告情報が示す場所に向かう車両のユーザに対して、当該場所の案内情報を提示する技術の提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告制御装置である。
本発明の第2の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させる広告制御装置と、前記道路を走行する車両内に備えられる端末とを有する広告システムであって、
前記端末が、
前記車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報を前記広告制御装置へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記広告制御装置が、
前記表示装置に前記広告情報を表示させることと、
前記端末から前記行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告システムである。
本発明の第3の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を制御部が実行する広告制御方法である。
本発明の第4の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
をコンピュータに実行させるための広告制御プログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告制御装置である。
本発明の第2の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させる広告制御装置と、前記道路を走行する車両内に備えられる端末とを有する広告システムであって、
前記端末が、
前記車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報を前記広告制御装置へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記広告制御装置が、
前記表示装置に前記広告情報を表示させることと、
前記端末から前記行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告システムである。
本発明の第3の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を制御部が実行する広告制御方法である。
本発明の第4の態様は、
表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
をコンピュータに実行させるための広告制御プログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
本発明によれば、広告情報が示す場所に向かう車両のユーザに対して、当該場所の案内情報を提示する技術を提供することができる。
デジタルサイネージの普及に伴い、車両で走行している際に、沿道に設置されたデジタルサイネージを見る機会が増えている。しかしながら、沿道に設置されたデジタルサイネージは、一方的に広告を発信するだけであり、必ずしも車両の乗員にとって有用な広告が表示されるとは限らない。
例えば、店舗や施設等の広告は、通勤など、他の目的を持って車両に乗っている乗員にとって、直ぐに必要な情報ではないので、この近くに当該店舗や施設が存在していることが分かる程度に店舗名やキャッチフレーズ等が簡潔に示されているものが望ましい。これに対し、広告を見て、その店舗や施設等へ向かう乗員に対しては、当該店舗や施設までの経路や所要時間、駐車場の有無等を案内する詳細なものが望ましい。しかし、これらの情報を全て一度に表示すると、広告内容が複雑になり過ぎ、走行する車両からでは、充分に内容を把握できないことがある。なお、ユーザが操作できる位置に設置されたデジタルサイネージであれば、表示する広告をユーザに選択させることも考えられるが、沿道に設置されたデジタルサイネージでは、車両の乗員が広告を選択することができない。
上記を考慮して、本実施形態は、広告情報が示す場所に向かうと判定した車両のユーザ
に対して、当該場所の案内情報をデジタルサイネージに表示させる広告制御装置(コンピュータ)を提供する。本実施形態において、デジタルサイネージは、広告情報を表示する表示装置であり、以下単に、表示装置とも称す。
に対して、当該場所の案内情報をデジタルサイネージに表示させる広告制御装置(コンピュータ)を提供する。本実施形態において、デジタルサイネージは、広告情報を表示する表示装置であり、以下単に、表示装置とも称す。
広告制御装置は、道路に表示面を向けて沿道に設置された表示装置、換言すると道路を走行する車両の乗員に対して表示を行う表示装置に広告情報を表示する。本実施形態において、車両は、乗用車、バス、タクシー等、表示装置を見ることが想定される人が乗車し、道路上を移動する移動手段であればよい。車両は、例えば、自転車、二輪自動車、路面電車等の移動手段を含んでもよい。また、本実施形態において、乗員は、車両に乗っている人であればよく、運転者や乗務員に限定されない。
広告制御装置は、道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得し、当該行動情報に基づき、広告情報が示す場所(被広告場所とも称す)に前記車両が向かうか否かを判定する。例えば、当該車両の乗員が、広告情報に示される場所へ向けて車両の進路を変更するように運転した場合や、被広告場所へ行く旨の発言をした場合に、被広告場所へ向かうと判定する。
そして、広告制御装置は、被広告場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記被広告場所の案内情報を表示装置に表示させる。ここで案内情報を表示させる表示装置は、広告情報を表示させた表示装置と同じものであっても、別のものであってもよい。
広告情報は、飲食店、娯楽施設等の広告の他、観光情報、災害の警報や避難勧告等の情報(以下、災害情報とも称す)といった各種情報であって、特定の場所について広告する情報である。また、案内情報は、被広告場所について案内する情報であり、例えば被広告場所までの経路や所要時間、駐車場の有無、被広告場所でされるサービスに関する情報、当該サービルを受けるまでの待ち時間等が挙げられる。
このように本実施形態の広告制御装置は、被広告場所に向かう車両の乗員に対して、被広告場所に係る案内情報を表示させることができる。
<第一実施形態>
(システム概要)
図1は、第一実施形態に係る広告システムの構成を示す図である。図1の例において、広告システム100は、広告制御装置1や、複数の表示装置2を備えている。広告制御装置1は、表示面を道路50に向けて沿道に設置された表示装置2に、広告情報を表示させ、当該道路50を走行する車両の乗員に対して広告を行う。広告制御装置1は、道路50を走行する車両7の乗員による行動を示す情報(行動情報)を取得し、被広告場所に車両7が向かうと判定した場合に、被広告場所の案内情報を表示装置2に表示させる。例えば、広告制御装置1は、車両7を撮影するカメラ3を有し、当該カメラ3による撮影画像を解析して、車両7の乗員の行動情報を取得する。
(システム概要)
図1は、第一実施形態に係る広告システムの構成を示す図である。図1の例において、広告システム100は、広告制御装置1や、複数の表示装置2を備えている。広告制御装置1は、表示面を道路50に向けて沿道に設置された表示装置2に、広告情報を表示させ、当該道路50を走行する車両の乗員に対して広告を行う。広告制御装置1は、道路50を走行する車両7の乗員による行動を示す情報(行動情報)を取得し、被広告場所に車両7が向かうと判定した場合に、被広告場所の案内情報を表示装置2に表示させる。例えば、広告制御装置1は、車両7を撮影するカメラ3を有し、当該カメラ3による撮影画像を解析して、車両7の乗員の行動情報を取得する。
通信回線Nは、有線又は無線の通信回線であり、例えば、インターネット等の公衆通信網や、WAN(Wide Area Network)等の通信網が採用されてもよい。また、通信回線N
は、携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。
(装置構成)
広告制御装置1は、例えば、コンピュータによって構成される。かかるコンピュータは、プロセッサ11、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の主記憶部12、EPROM、ハードディスクドライブ(HDD)、リムーバブルメディア等の補助記憶部13、表示装置2、カメラ3、あるいはその他の装置と通信するための通信部14を備える。
は、携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。
(装置構成)
広告制御装置1は、例えば、コンピュータによって構成される。かかるコンピュータは、プロセッサ11、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の主記憶部12、EPROM、ハードディスクドライブ(HDD)、リムーバブルメディア等の補助記憶部13、表示装置2、カメラ3、あるいはその他の装置と通信するための通信部14を備える。
プロセッサ11は、制御部の一形態である。プロセッサ11は、CPUとも呼ばれる。プロセッサ11は、単一のプロセッサに限定されるものではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、プロセッサ11は、マルチコア構成であってもよい。
補助記憶部13は、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等を格納している。また、本実施形態の補助記憶部13は、広告情報や、後述の広告情報テーブルを格納している。
プロセッサ11が、補助記憶部13に格納されたプログラムを主記憶部12の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等を制御することによって、後述するような、所定の目的を果たす各機能部を実現することができる。ただし、一部または全部の機能部はASICやFPGAのようなハードウェア回路(制御部)によって実現されてもよい。広告制御装置1は、単一のコンピュータによって構成される場合に限られず、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
(機能構成)
図2は、情報処理装置の機能構成を例示する図である。広告制御装置1は、プロセッサ11が、補助記憶部13に記憶されたアプリケーションプログラム(広告制御プログラム)を実行することによって、図2に示す機能を実現する。すなわち、広告制御装置1は、取得部101、判定部102、表示制御部103を含む。
図2は、情報処理装置の機能構成を例示する図である。広告制御装置1は、プロセッサ11が、補助記憶部13に記憶されたアプリケーションプログラム(広告制御プログラム)を実行することによって、図2に示す機能を実現する。すなわち、広告制御装置1は、取得部101、判定部102、表示制御部103を含む。
取得部101は、道路50を走行する車両7の乗員による行動を示す行動情報を取得する。本実施形態では、乗員が、例えば車両7の方向指示器を動作させる、車速を落とす、車線を変更する等の行動(運転)を行ったことによる車両7の走行状況を示す方向などの情報を行動情報として取得する。
判定部102は、取得部101で取得した行動情報に基づき、被広告場所に前記車両7が向かうか否かを判定する。例えば、被広告場所に車両7が向かうか否かの判定条件を広告情報毎に設定しておき、車両7の走行状況が判定条件を満たしている場合に、被広告場所に車両7が向かうと判定する。具体的な判定手法については後述する。
表示制御部103は、判定部102で、被広告場所に車両7が向かうと判定された場合に、被広告場所の案内情報を表示装置2へ表示させる。例えば、広告情報と、この被広告場所の案内情報とを対応付けて広告情報テーブルに登録しておき、表示制御部103は、この広告情報テーブルを参照して、被広告場所の案内情報を特定し、表示装置2に表示させる。
図3は、広告情報テーブルの一例を示す図である。なお、図3では、説明の便宜上、各項目の値を人が用いる言語で示したが、広告制御装置1が処理可能な形式であればよく、例えばバイナリデータで示してもよい。図3の例では、広告情報を表示させる順序を示す広告順序41と、広告情報の識別情報(広告情報ID)42と、被広告場所43と、当該被広告場所43へ車両7が向かっているか否かを判定するための判定条件44と、被広告場所43について案内する案内情報の識別情報(案内情報ID)45と、案内情報を表示させる表示装置2の識別情報(表示装置ID)46とが対応付けて記憶されている。
(広告制御方法)
図4は、広告制御装置1が実行する広告制御方法の処理手順を示す図である。図4に示す処理は、例えば、広告制御装置1の電源が投入されたことや、広告制御装置1の管理者によって処理の開始操作が行われたことを契機として開始される。
図4は、広告制御装置1が実行する広告制御方法の処理手順を示す図である。図4に示す処理は、例えば、広告制御装置1の電源が投入されたことや、広告制御装置1の管理者によって処理の開始操作が行われたことを契機として開始される。
ステップS10にて、広告制御装置1は、表示面を道路50に向けて設置された表示装置2へ、通信回線Nを介して広告情報を送信して表示させる。例えば、広告制御装置1は、広告情報テーブルを参照し、所定の順序(広告順序)で広告情報IDを取得し、当該広告情報IDで特定される広告情報を補助記憶部13から読み出し、表示装置2へ送信して表示させる。
ステップS20にて、広告制御装置1は、道路50を走行する車両7の走行状況を行動情報として取得する。例えば、カメラ3による撮影画像から、パターンマッチングによって車両7の画像を抽出し、車両7の方向指示器が示す方向や、車両7の走行速度(車速)、車両7の走行する車線等を示す情報を取得する。具体的には、当該車両7の画像において、車両7の左側部分又は右側部分で橙色の灯火が点滅している場合、点滅している方向へ左折又は右折することを示す方向指示器の情報として取得する。また、車両7の画像が、撮影画像内で所定時間内に進んだ距離から当該車両7の車速を算出する。更に、道路50が、片側に複数車線を有する場合、車両7の画像が複数車線のうちの何れに位置しているか、即ち、何れの車線を走行しているかを示す情報を取得する。この場合、広告情報を表示した後、所定期間内に走行車線を変更したか否かを示す情報を取得してもよい。また、当該道路50において右折専用車線や左折専用車線等の位置を示す属性情報を取得し、車両7が右折専用車線に車線変更したことや、左折専用車線に車線変更したことを示す情報を取得してもよい。
ステップS30にて、広告制御装置1は、ステップS20で取得した走行状況(行動情報)に基づいて、被広告場所に車両7が向かうか否かを判定する。例えば、広告制御装置1は、広告情報テーブルを参照し、ステップS10で表示させた広告情報と対応する判定条件を求め、ステップS20で取得した走行状況が、この判定条件を満たすか否かを判定する。具体的には、行動情報として、車両7の方向指示器が示す方向を取得し、当該方向指示器が示す方向が、当該車両の現在位置から広告情報が示す場所(例えば店舗A)に向かう方向と一致する場合に、判定条件を満たす(肯定判定)と判定し、一致しない場合に判定条件を満たさない(否定判定)と判定する。
ステップS30で否定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS35へ移行し、ステップS30の判定を繰り返すか否かを判定する。例えばステップS10で広告情報を表示させた時点からの経過時間が所定値未満の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値未満の場合に、ステップS30の処理を繰り返すと判定(肯定判定)する。また、経過時間が所定値以上の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値以上の場合に、ステップS30の処理を繰り返さないと判定(否定判定)し、図4の処理を終了する。
ステップS30で肯定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS40へ移行し、ステップS10で表示した広告情報と対応する案内情報IDを広告情報テーブルから求めて、この広告情報IDで特定される広告情報を補助記憶部13から取得する。
ステップS50にて、広告制御装置1は、ステップS40で取得した広告情報を表示装置2へ送信して表示させる。本実施形態の広告制御装置1は、広告情報テーブルを参照して、案内情報を表示させる表示装置2の表示装置ID46を取得し、この表示装置ID46で特定される表示装置2に案内情報を表示させる。例えば、図1において広告制御装置1が制御する表示装置2A~2Dのうち、広告情報テーブルに設定された表示装置2Dに案内情報を表示させる。これにより例えば、車両7が広告情報に示される場所に向かう際、当該車両7から見やすい位置に設置されている表示装置2Dにのみ案内情報を表示させ、その他の表示装置2A~2Cには案内情報を表示させず、ステップS10で表示させた広告情報の表示を継続させることができる。即ち、案内情報が表示される表示エリアを、
表示装置2Dが表示対象とする範囲に限定できる。このように本実施形態では、案内情報毎に表示させる表示装置が定められ、これにより案内情報の表示エリアが定められている。
表示装置2Dが表示対象とする範囲に限定できる。このように本実施形態では、案内情報毎に表示させる表示装置が定められ、これにより案内情報の表示エリアが定められている。
なお、表示装置IDで示される表示装置2にのみ案内情報を表示させることは、必須ではなく、例えば、広告制御装置1が制御する全ての表示装置2A~2Dに案内情報を表示させてもよい。この場合、案内情報テーブルへの表示装置IDの登録を省略してよい。
ステップS60にて、広告制御装置1は、案内情報の表示が終了したか否かを判定する。例えば、案内情報の表示を開始させてから所定時間が経過した場合に、表示が終了したと判定する。
ステップS60で肯定判定の場合、広告制御装置1は、図4の処理を終了する。なお、広告制御装置1は、電源が遮断されるまで、又は、管理者によって停止操作が行われるまで、図4の処理を繰り返し実行する。また、広告制御装置1は、図4の処理を繰り返し、ステップS10で広告情報を表示させる際、広告情報テーブルの広告順序に基づき、前回の処理で表示した広告情報の次の広告情報を取得することとし、広告情報を順番に表示させる。
(作用効果)
本実施形態の広告制御装置1は、行動情報として、車両7の走行状況を取得する。広告制御装置1は、この行動情報(走行状況)に基づいて、車両7が広告情報に示される場所に向かうか否かを判定し、車両7が被広告場所に向かうと判定し場合に、案内情報を表示装置2に表示させるので、被広告場所へ向かう車両の乗員に対して的確に案内情報を表示させることができる。
本実施形態の広告制御装置1は、行動情報として、車両7の走行状況を取得する。広告制御装置1は、この行動情報(走行状況)に基づいて、車両7が広告情報に示される場所に向かうか否かを判定し、車両7が被広告場所に向かうと判定し場合に、案内情報を表示装置2に表示させるので、被広告場所へ向かう車両の乗員に対して的確に案内情報を表示させることができる。
例えば広告制御装置1は、広告情報として、店舗名やキャッチフレーズと共に、「信号右折」等のように店舗等の場所を示す簡潔な情報を表示する。車両7の乗員は、例えば、この広告情報を見て、被広告場所へ向かうために、方向指示器を操作して右折の合図を出す。この場合、広告制御装置1は、カメラ3の撮影画像から、この方向指示器の情報を取得し、この方向指示器の情報が被広告場所へ向かう方向と一致し、判定条件を満たした場合、車両7が被広告場所に向かうと判定し、被広告場所までの経路を示す地図や所要時間、駐車場の空き状況など、詳細な案内情報を表示する。
これにより、本実施形態の広告制御装置1は、道路を走行する一般の車両の乗員に対して表示する広告情報を把握し易い簡潔な情報とし、被広告場所へ向かう車両の乗員に対して表示する案内情報を詳細な情報とし、状況に応じて適切な情報を提供できる。また、被広告場所へ向かう車両の乗員にとっては、ナビゲーション装置がなくても被広告場所の案内情報を得ることができ、被広告場所へ向かう際の利便性が向上する。
(変形例)
前述の実施形態では、広告情報が示す一つの被広告場所43に対して一つの案内情報を表示する例を示したが、これに限らず、本変形例では、一つの被広告場所43に対して複数の案内情報を表示する。この他の構成は、前述の実施形態と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
前述の実施形態では、広告情報が示す一つの被広告場所43に対して一つの案内情報を表示する例を示したが、これに限らず、本変形例では、一つの被広告場所43に対して複数の案内情報を表示する。この他の構成は、前述の実施形態と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
図5は、変形例に係る広告情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、本変形例の広告情報テーブルは、一つの被広告場所43に対して、案内情報ID45と表示装置ID46と表示エリアID47とを複数対応付けて記憶している。表示エリアID47は、表示エリアを識別するための情報である。表示エリアは、表示装置2が表示対象と
するエリアであり、換言すると車両7の乗員が当該表示装置2に表示された広告情報や案内情報を見ることができるエリアである。表示エリアは、例えば、表示装置2の設置位置から所定の範囲や、地図情報のノード番号で示される交差点から所定の範囲、地図情報のリンク番号で示される道路のうち所定の範囲である。本変形例では、各表示装置2の表示エリアを夫々撮影するカメラ3を設け、各カメラ3の撮影範囲を各表示エリアと対応させている。即ち、カメラ3で撮影する範囲が表示エリアとなっている。そして、これらカメラ3の識別情報を表示エリアIDとしている。
するエリアであり、換言すると車両7の乗員が当該表示装置2に表示された広告情報や案内情報を見ることができるエリアである。表示エリアは、例えば、表示装置2の設置位置から所定の範囲や、地図情報のノード番号で示される交差点から所定の範囲、地図情報のリンク番号で示される道路のうち所定の範囲である。本変形例では、各表示装置2の表示エリアを夫々撮影するカメラ3を設け、各カメラ3の撮影範囲を各表示エリアと対応させている。即ち、カメラ3で撮影する範囲が表示エリアとなっている。そして、これらカメラ3の識別情報を表示エリアIDとしている。
また、本変形例では、広告情報テーブルが、広告情報IDで特定される広告情報と、当該広告情報の表示エリアから当該広告情報が示す被広告場所43までの経路において異なる位置に設置された複数の表示装置2と、当該表示装置の表示エリアとを対応付けて記憶している。このように本変形例では、当該経路に、複数の表示エリアが互いにエリアを異ならせて設定されてる。
図6は、変形例における表示装置2及びカメラ3の配置を示す図である。図6に示すように、本変形例では、複数の道路50A~50Hに、それぞれ表示装置2A~2H及びカメラ3A~3Hを備えている。各表示装置2A~2Hは、表示面を各道路50A~50Hへ向けて沿道に配置され、各道路を走行する車両7の乗員に対して広告情報又は案内情報を表示する。また、各カメラ3A~3Hは、各道路50A~50Hを走行する車両7を撮影する。
図7は、本変形例に係る広告制御方法を示す。なお、図7の開始からステップS35までの処理は前述の図4と同じである。本変形例において、ステップS30の判定条件は、複数の案内情報を表示させる処理(ステップS40~S70)を実行させるか否かを判定する条件であり、以下第一判定条件とも称する。
ステップS30で肯定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS40Aへ移行し、ステップS10で表示させた広告情報と対応する複数の案内情報IDから所定の順序で一つを選択し、当該案内情報IDで特定される案内情報を補助記憶部13から読み出して取得する。
ステップS45にて、広告制御装置1は、広告情報テーブルを参照し、ステップS40で取得した案内情報と対応する表示エリアIDを取得し、この表示エリアIDで特定される表示エリアに車両7が到達したか否かを第二判定条件として判定を行う。ここで、表示エリアに達したか否かの判定は、例えば、車両7が被広告場所に向かい、且つ表示装置IDで特定される表示装置2に表示された案内情報を見ることができるエリアに到達したか否かを判定する。本変形例では、表示装置2D~2Hが表示対象としている道路50D~50Hをカメラ3D~3Hで撮影し、この撮影画像から、ステップS30で被広告場所へ向かっていると判定された車両7と同じ車両7の画像が抽出された場合、表示エリアに車両7が到達したと判定(肯定判定)する。
ステップS45で否定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS47へ移行し、ステップS45の判定を繰り返すか否かを判定する。例えばステップS40で案内情報を取得した時点からの経過時間が所定値未満の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値未満の場合に、ステップS45の処理を繰り返すと判定(肯定判定)する。また、経過時間が所定値以上の場合やステップS45の繰り返し回数が所定値以上の場合に、ステップS45の処理を繰り返さないと判定(否定判定)し、図7の処理を終了する。
一方、ステップS45で肯定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS50へ移行し、広告情報テーブルを参照してステップS40で取得した案内情報と対応する表示装置I
Dを取得し、当該案内情報を表示装置IDで特定される表示装置2へ送信して表示させる。ステップS60にて、広告制御装置1は、ステップS50で表示させた案内情報の表示が終了したか否かを判定する。例えば、案内情報の表示を開始させてから所定時間が経過した場合に、表示が終了したと判定する。
Dを取得し、当該案内情報を表示装置IDで特定される表示装置2へ送信して表示させる。ステップS60にて、広告制御装置1は、ステップS50で表示させた案内情報の表示が終了したか否かを判定する。例えば、案内情報の表示を開始させてから所定時間が経過した場合に、表示が終了したと判定する。
ステップS60で肯定判定の場合、広告制御装置1は、ステップS70へ移行し、ステップS10で表示させた広告情報と対応する案内情報の表示が全て終了したか否かを判定する。ステップS70で否定判定の場合、即ち表示すべき案内情報が残っている場合、広告制御装置1は、ステップS40Aへ戻って、まだ表示していない案内情報を順次取得し、以降の処理を繰り返す。
そして、ステップS70で肯定判定の場合、広告制御装置1は、図7の処理を終了する。なお、広告制御装置1は、電源が遮断されるまで、又は、管理者によって停止操作が行われるまで、図7の処理を繰り返し実行する。
このように本変形例の広告制御装置1は、複数の案内情報を順次表示させる。例えば、広告制御装置1は、「店舗A、信号右折」等のように、表示装置2A~2H(図6)に広告情報を表示させ(ステップS10)、車両7が道路50Aで右折の合図を出した場合に、この車両7が被広告場所(店舗A)へ向かうと判定する(ステップS30,Yes)。そして、広告制御装置1は、案内情報GA11として、店舗Aまでの経路を示す地図と、「500m直進して○○交差点右折」のように次の分岐点までの経路を示すメッセージを表示装置2Dに表示させる。
車両7が、○○交差点を右折して道路50Eまで走行すると、広告制御装置1は、カメラ3Eの撮影画像に基づいて、車両7が表示装置2Eの表示エリアに到達したと判定し(ステップS45,Yes)、次の案内情報GA12を表示装置2Eに表示させる。案内情報GA12は、例えば、「300m先、T字路を左折」のように更に次の分岐点までの経路を示すメッセージである。
そして、車両7が、道路50Fまで走行すると、広告制御装置1は、カメラ3Fの撮影画像に基づいて、車両7が表示装置2Fの表示エリアに到達したと判定し(ステップS45,Yes)、次の案内情報GA3を表示装置2Fに表示させる。案内情報GA3は、例えば、「50m先、左側赤い建物が店舗Aです。」のように、店舗Aまでの経路を示すメッセージを表示装置2Fに表示させる。
このように本変形例によれば、車両7の走行位置に応じて、案内情報を順次表示させることができ、被広告場所(図6の例では店舗A)まで分かりやすく案内することができる。このため、車両7が、ナビゲーション装置を備えていなくても、車両7の乗員は、被広告場所まで容易に運転できる。
<第二実施形態>
前述の第一実施形態及び変形例では、広告制御装置1が、カメラ3の撮影画像から行動情報を取得する構成としたが、これに限らず、車両7から乗員の行動情報を取得する構成としてもよい。第二実施形態では、車両7が、車載装置(端末)70を備え、広告制御装置1Aが車載装置70から行動情報を取得する。なお、この他の構成は、前述の変形例と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
前述の第一実施形態及び変形例では、広告制御装置1が、カメラ3の撮影画像から行動情報を取得する構成としたが、これに限らず、車両7から乗員の行動情報を取得する構成としてもよい。第二実施形態では、車両7が、車載装置(端末)70を備え、広告制御装置1Aが車載装置70から行動情報を取得する。なお、この他の構成は、前述の変形例と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。
図8は、第二実施形態に係る広告システムの構成を示す図である。図8の例において、広告システム100Aは、広告制御装置1Aや、複数の表示装置2、車載装置70を備えている。車載装置70は、車両7の車速や、方向指示情報、位置情報の他、乗員の視線方
向や動作、音声等の情報を行動情報とし、広告制御装置1Aへ送信する。
向や動作、音声等の情報を行動情報とし、広告制御装置1Aへ送信する。
広告制御装置1Aは、表示面を道路50に向けて沿道に設置された表示装置2に、広告情報を表示させ、当該道路50を走行する車両の乗員に対して広告を行う。また、広告制御装置1Aは、道路50を走行する車両7の乗員による行動を示す情報(行動情報)を車載装置70から取得し、被広告場所に車両7が向かうと判定した場合に、被広告場所の案内情報を表示装置2又は車載装置に備えられた表示装置に表示させる。
(装置構成)
車載装置70は、例えば、コンピュータによって構成される。かかるコンピュータは、プロセッサ71、主記憶部72、補助記憶部73、通信部74を備える。主記憶部72は、例えば、読み込み専用メモリ(ROM)や、ランダムアクセスメモリ(RAM)を有する。補助記憶部73は、例えば、EPROM、ハードディスクドライブ(HDD)、SSD(solid state drive)、リムーバブルメディアを有する。通信部74は、測位装置7
5や表示装置76、カメラ77、マイク78、センサ79或はその他の装置と通信するための通信インタフェイスである。
車載装置70は、例えば、コンピュータによって構成される。かかるコンピュータは、プロセッサ71、主記憶部72、補助記憶部73、通信部74を備える。主記憶部72は、例えば、読み込み専用メモリ(ROM)や、ランダムアクセスメモリ(RAM)を有する。補助記憶部73は、例えば、EPROM、ハードディスクドライブ(HDD)、SSD(solid state drive)、リムーバブルメディアを有する。通信部74は、測位装置7
5や表示装置76、カメラ77、マイク78、センサ79或はその他の装置と通信するための通信インタフェイスである。
プロセッサ71は、制御部の一形態である。プロセッサ71は、CPUとも呼ばれる。プロセッサ71は、単一のプロセッサに限定されるものではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、プロセッサ71は、マルチコア構成であってもよい。
補助記憶部73は、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等を格納している。
プロセッサ71が、補助記憶部73に格納されたプログラムを主記憶部72の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等を制御することによって、後述するような、所定の目的を果たす各機能部を実現することができる。ただし、一部または全部の機能部はASICやFPGAのようなハードウェア回路(制御部)によって実現されてもよい。車載装置70は、単一のコンピュータによって構成される場合に限られず、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
(機能構成)
図9は、車載装置70の機能構成を例示する図である。車載装置70は、プロセッサ71が、補助記憶部73に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することによって、図9に示す機能部を実現する。すなわち、車載装置70は、取得部701、送信部702、表示制御部703を含む。
図9は、車載装置70の機能構成を例示する図である。車載装置70は、プロセッサ71が、補助記憶部73に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することによって、図9に示す機能部を実現する。すなわち、車載装置70は、取得部701、送信部702、表示制御部703を含む。
取得部701は、車両7の乗員による行動を示す行動情報を取得する。取得部701は、例えば、乗員が、車両7の方向指示器を動作させる、車速を落とす、車線を変更する等の行動(運転)を行ったことによる車両7の走行状況を示す情報をセンサ79で取得し、行動情報とする。
取得部701は、車内を撮影するカメラ77による撮影画像から、乗員の画像を抽出し、乗員が表示装置2の方向に視線を向けたことや、乗員が指で表示装置2の方向を指したこと、及びその時刻等の情報を行動情報として取得してもよい。取得部701は、マイク78から、乗員が発した音声を示す情報(音声情報)を行動情報として取得してもよい。
また、取得部701は、GPS(Global Positioning System)等の測位装置75から
、車両7が位置している場所の位置情報(例えば緯度・経度)を行動情報として取得してもよい。
、車両7が位置している場所の位置情報(例えば緯度・経度)を行動情報として取得してもよい。
なお、取得部701は、音声データや位置情報をそのまま行動情報とすることに限定されない。例えば、広告制御装置1Aから判定条件を取得し、音声データや位置情報が、この条件を満たしたか否かを判定し、この判定結果を示す情報を行動情報としてもよい。
送信部702は、取得部701で取得した行動情報を広告制御装置1Aへ送信する。表示制御部703は、広告制御装置1Aから案内情報を取得した場合に、車内に設けられた表示装置76に案内情報を表示させる。
図10は、広告制御装置1Aの機能構成を例示する図である。広告制御装置1Aは、図2と同様の取得部101、判定部102、表示制御部103に加え、条件送信部104を含む。
条件送信部104は、広告情報が示す場所に車両7が向かっているか否かを判定するための判定条件(第一判定条件及び第二判定条件)を車載装置70へ送信する。
例えば、条件送信部104は、広告情報テーブルを参照して、「音声情報に、『店舗A』、『パスタ』、『食べたい』等のキーワードが含まれているか」「表示装置2の方向を指でさした時刻の音声情報に『いいね』、『行こうよ』又は『食べたい』といったキーワードが含まれているか」等の第一判定条件を車載装置70へ送信する。
また、条件送信部104は、広告情報を表示する表示装置2が表示対象とする表示エリアに車両7が到達したこと、即ち案内情報を見ることができる場所に車両7が到達したことを第二判定条件とし、車両7の車載装置70へ送信する。本実施形態では、表示エリアIDとして、カメラ3の識別情報に加え、地図情報を用いる。ここで地図情報は、交差点等の結節点(分岐点)をノード、各ノードの間をつなぐ道路をリンクとし、各ノードの位置や各リンクの形状、各ノードの識別情報(ノード番号)、各リンクの識別情報(リンク番号)等の情報を有する。例えば、本実施形態の広告情報テーブルは、各案内情報IDと対応付けて、各表示エリアを示すリンク番号を記憶する。そして車載装置70は、このリンク番号で示される道路(表示エリア)に到達したか否かを判定する。また、表示エリアは、ノード番号で示されてもよい。この場合、車載装置70は、指定されたノード番号の分岐点から所定距離(例えば30m)以内に到達したか否かを判定する。
(広告制御方法)
図11は、第二実施形態において、広告制御装置1Aが実行する広告制御方法の処理手順を示す図である。ステップS10にて、広告制御装置1Aは、補助記憶部13から広告情報を取得し、通信回線Nを介して広告情報を表示装置2へ送信して表示させる。
図11は、第二実施形態において、広告制御装置1Aが実行する広告制御方法の処理手順を示す図である。ステップS10にて、広告制御装置1Aは、補助記憶部13から広告情報を取得し、通信回線Nを介して広告情報を表示装置2へ送信して表示させる。
ステップS15にて、広告制御装置1Aは、広告情報が示す場所に車両7が向かっているか否かを判定するための判定条件(第一判定条件及び第二判定条件)を車両7の車載装置70へ送信する。
ステップS20Bにて、広告制御装置1Aは、道路50を走行する車両7の車載装置70から行動情報を取得する。例えば、広告制御装置1Aは、車両7の方向指示器が示す方向や、車両7の車速、車両7が走行する車線を示す情報、前記乗員の視線方向、又は前記乗員の音声を示す情報を車載装置70から取得する。なお、車載装置70から行動情報を取得できない車両7については、前述の変形例と同様に、カメラ3による撮影画像から、パターンマッチングによって車両7の画像を抽出し、車両7の方向指示器が示す方向や、車両7の走行速度(車速)、車両7の走行する車線等を示す情報を取得する。また、広告制御装置1Aは、車載装置70を備えた車両7についても、車載装置70からの行動情報
に加えて、カメラ3の撮影画像から行動情報を取得してもよい。例えば、広告制御装置1Aは、方向指示器の情報や車速等の情報を車載装置70から取得し、車両7が走行している車線や車線変更等の情報をカメラ3の撮影画像から取得してもよい。
に加えて、カメラ3の撮影画像から行動情報を取得してもよい。例えば、広告制御装置1Aは、方向指示器の情報や車速等の情報を車載装置70から取得し、車両7が走行している車線や車線変更等の情報をカメラ3の撮影画像から取得してもよい。
ステップS30にて、広告制御装置1Aは、ステップS20Bで取得した行動情報に基づいて、被広告場所に車両7が向かうか否かを判定する。例えば、広告制御装置1Aは、広告情報テーブルを参照し、ステップS10で表示させた広告情報と対応する判定条件を求め、ステップS20で取得した走行状況が、この判定条件を満たすか否かを判定する。なお、広告制御装置1Aは、車載装置70から取得した行動情報が、車載装置70による判定結果を示す情報の場合、車載装置70の判定結果が肯定判定であればステップS30の判定結果も肯定判定とし、車載装置70の判定結果が否定判定であればステップS30の判定結果も否定判定とする。
ステップS30で否定判定の場合、広告制御装置1Aは、ステップS35へ移行し、ステップS30の判定を繰り返すか否かを判定する。例えばステップS10で広告情報を表示させた時点からの経過時間が所定値未満の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値未満の場合に、ステップS30の処理を繰り返すと判定(肯定判定)する。また、経過時間が所定値以上の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値以上の場合に、ステップS30の処理を繰り返さないと判定(否定判定)し、図11の処理を終了する。
ステップS30で肯定判定の場合、広告制御装置1Aは、ステップS40Bへ移行し、ステップS10で表示させた広告情報と対応する複数の案内情報から所定の順序で一つを選択し、当該案内情報IDで特定される案内情報を補助記憶部13から読み出して取得する。
ステップS42にて、広告制御装置1Aは、車両7の車載装置70から第二判定条件の判定結果である行動情報を取得する。なお、車載装置70を備えていない車両7については、前述の変形例と同様に、カメラ3による撮影画像から行動情報を取得する。
ステップS45Bにて、広告制御装置1Aは、ステップS42で取得した行動情報に基づいて、車両7が表示エリアに到達したか否か、即ち第二判定条件を満たしているか否かを判定する。例えば、ステップS42で車載装置70から判定結果を取得した場合には、この判定に従って判定する。即ち、広告制御装置1Aは、車載装置70から取得した行動情報(判定結果)が、肯定判定であればステップS45Bの判定結果も肯定判定とし、否定判定であればステップS45Bの判定結果も否定判定とする。
また、車載装置70を備えていない車両7の場合、広告制御装置1Aは、図7のステップS45と同様に判定する。例えば、表示装置2D~Hが表示対象としている道路50D~50Hをカメラ3D~3Hで撮影し、この撮影画像から、ステップS30で被広告場所へ向かっていると判定された車両7と同じ車両7の画像が抽出された場合、表示対象としている道路に当該車両7が到達したと判定(肯定判定)する。また、同じ車両7の画像が抽出されない場合、表示対象としている道路に車両7が到達していないと判定(否定判定)する。
ステップS45Bで否定判定の場合、広告制御装置1Aは、ステップS47へ移行し、ステップS45Bの判定を繰り返すか否かを判定する。例えばステップS40で案内情報を取得した時点からの経過時間が所定値未満の場合やステップS30の繰り返し回数が所定値未満の場合に、ステップS45の処理を繰り返すと判定(肯定判定)する。また、経過時間が所定値以上の場合やステップS45の繰り返し回数が所定値以上の場合に、ステップS45の処理を繰り返さないと判定(否定判定)し、図11の処理を終了する。
一方、ステップS45で肯定判定の場合、広告制御装置1Aは、ステップS50Bへ移行し、ステップS40で取得した案内情報を表示装置2及び車載装置70へ送信して表示させる。ステップS60,S70の処理は、前述の図7の処理と同じである。
図12は、第二実施形態において、車載装置70が実行する広告制御方法の処理手順を示す図である。
ステップS110にて、車載装置70は、センサ79を介し、例えば方向指示器の情報や車速の情報等を行動情報として取得する。
ステップS120にて、車載装置70は、広告制御装置1Aが図11のステップS15で送信した判定条件(第一判定条件及び第二判定条件)を取得する。
ステップS130にて、車載装置70は、ステップS120で取得した判定条件に基づいて判定を行い、この判定結果を含む行動情報を生成する。例えば、車載装置70は、ステップS120で取得した第一判定条件に基づき、カメラ77で撮影した撮影画像やマイク78で取得した音声情報が、この条件を満たしているか否かを判定し、この判定結果や、判定条件の識別情報、判定時刻等を行動情報とする。具体的には、「音声情報に、『店舗A』、『パスタ』、『食べたい』等のキーワードが含まれているか」、「乗員の視線が所定時間以上表示装置2の方向へ向いたか」、「表示装置2の方向を指でさした時刻の音声情報に『いいね』、『行こうよ』又は『食べたい』といったキーワードが含まれているか」といった判定を行い、この判定結果を含む行動情報を生成する。
また、車載装置70は、ステップS120で取得した第二判定条件に基づき、測位装置75から取得した自車両7の位置が、表示エリアに到達しているか否かを判定し、この判定結果や、判定条件の識別情報、判定時刻等を行動情報とする。
ステップS140にて、車載装置70は、ステップS110で取得した行動情報及びステップS130で生成した行動情報を広告制御装置1Aへ送信する。
ステップS150にて、車載装置70は、広告制御装置1Aが図11のステップS50Bで送信した案内情報を受信し、表示装置76に表示させる。
ステップS160にて、車載装置70は、案内情報の表示が終了したか否かを判定する。例えば、車載装置70は、ステップS120で取得した判定条件と対応する全ての案内情報を表示させた場合に肯定判定し、図12の処理を終了する。
車載装置70は、ステップS160で否定判定の場合、ステップS130へ戻り、次の表示エリアに到達したかを判定して行動情報を生成する。一方、ステップS160で肯定判定の場合、車載装置70は、図12の処理を終了する。
このように本実施形態によれば、車両7の走行位置に応じて、案内情報を順次表示させることができ、例えば図6と同様に被広告場所まで分かりやすく案内することができる。このため、車載装置70が、ナビゲーション機能を備えていなくても、案内情報を車載装置70の表示装置76に表示させることができ、車両7の乗員は、被広告場所まで容易に運転できる。更に、車載装置70が、ナビゲーション機能を備えている場合でも、車両7の乗員は、停車して目的地を設定するといった手間をかけずに、被広告場所まで容易に運転できる。
なお、本実施形態は、車載装置70から乗員の行動情報を取得する構成以外を前述の変形例と同様にしたが、当該構成以外を第一実施形態と同様に構成してもよい。即ち、一つの広告情報に対して一つの案内情報を提供する構成としてもよい。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
また、本開示において説明した構成や処理は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1,1A :広告制御装置
2 :表示装置
3 :カメラ
7 :車両
50 :道路
70 :車載装置
75 :測位装置
76 :表示装置
100,100A:広告システム
101 :取得部
102 :判定部
103 :表示制御部
104 :条件送信部
701 :取得部
702 :送信部
703 :表示制御部
2 :表示装置
3 :カメラ
7 :車両
50 :道路
70 :車載装置
75 :測位装置
76 :表示装置
100,100A:広告システム
101 :取得部
102 :判定部
103 :表示制御部
104 :条件送信部
701 :取得部
702 :送信部
703 :表示制御部
Claims (9)
- 表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告制御装置。 - 前記行動情報が、前記車両の方向指示器が示す方向、前記車両の車速、前記車両が走行する車線を示す情報、前記乗員の視線方向、又は前記乗員の音声を示す情報である請求項1に記載の広告制御装置。
- 前記制御部は、前記行動情報として、前記車両の前記方向指示器が示す方向を取得し、当該方向指示器が示す方向が、前記車両から前記広告情報が示す場所に向かう方向と一致する場合に、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定し、前記車両の位置から前記広告情報が示す場所までの経路を示す前記案内情報を表示させる請求項2に記載の広告制御装置。
- 前記案内情報毎に表示エリアが定められ、前記制御部は、前記案内情報を当該案内情報の前記表示エリアに存在する前記表示装置に表示させる請求項1~3の何れか一項に記載の広告制御装置。
- 前記広告情報の前記表示エリアから当該広告情報が示す場所までの経路に、複数の前記案内情報の前記表示エリアが互いにエリアを異ならせて設定され、
前記制御部が、前記行動情報として、前記車両の位置情報を取得し、当該車両が前記表示エリアに到達したと判定した場合に、当該表示エリアに設定された前記案内情報を当該表示エリアを表示対象とする前記表示装置に表示させる請求項4に記載の広告制御装置。 - 表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させる広告制御装置と、前記道路を走行する車両内に備えられる端末とを有する広告システムであって、
前記端末が、
前記車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報を前記広告制御装置へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記広告制御装置が、
前記表示装置に前記広告情報を表示させることと、
前記端末から前記行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を実行する制御部を備える、広告システム。 - 前記端末が、表示装置を備え、
前記広告制御装置の前記制御部が、前記案内情報を前記端末へ送信することで、当該案内情報を前記端末の前記表示装置に表示させる請求項6に記載の広告システム。 - 表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
を制御部が実行する広告制御方法。 - 表示面を道路に向けて設置された表示装置に、広告情報を表示させることと、
前記道路を走行する車両の乗員による行動を示す行動情報を取得することと、
前記行動情報に基づき、前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうか否かを判定することと、
前記広告情報が示す場所に前記車両が向かうと判定した場合に、前記広告情報が示す場所の案内情報を前記表示装置又は前記表示装置と異なる表示装置に表示させることと、
をコンピュータに実行させるための広告制御プログラム。
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