JP7004233B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関する。本発明は、特には、絶縁耐圧が大きく向上した半導体装置に関する。
パワー半導体は多くのパワエレ機器に用いられ、電力変換を必要とするモーター駆動や電源などの家庭から各種産業、電力用途に至る高効率の電力制御に必要不可欠となっている。ひとつひとつのパワー半導体は、各々スイッチや整流を行う役割を持ち、これらを複数まとめて制御を行うことで電力変換をなす。パワー半導体は、そのニーズに応じて高電圧用途での適用も増加してきており、6.5kV定格まで対応できるものが市販されている。
また、パワー半導体は非常にコンパクトな構造体であり、パワー半導体のチップの内部はもとより、その周辺の封止構造であっても他の電力機器に比べても極めて高い電界で使用されている。例えば百kV超の高電圧を扱う電力機器であっても、扱う電界はせいぜい十kV/mm以下であるのに対し、パワー半導体ではその一桁上の電界となる。そのため、絶縁性および信頼性の確保は非常に難易度が高い。
こうしたパワー半導体はチップの表裏に電圧が印加されるため、その端部にはチップ表裏の電圧に耐えるための構造が構成されている。図16に、従来技術に係る半導体装置の構成例を示す。図16に示す半導体装置は、半導体基板102と、半導体基板102の一方の主面に設けられた裏面電極101と、半導体基板の他方の主面に設けられた活性部103及び電界緩和構造104とから構成される半導体チップを含み、この半導体チップが、はんだなどの導電性接合材105により導電性板106に接合されている。半導体チップの側面Sは、ダイシング面が露出した構造となっている。このような従来の半導体装置において、チップおもて面の端部構造である電界緩和構造104は、半導電層が段階的に形成されることによって、端部に局部的に電界が集中するのを回避している。電界緩和構造としては従来、接合終端(JTE:Junction Termination Extension)構造や、フィールドリミッティングリング(FLR:Field Limiting Ring)構造などが知られている。
シリコン(Si)のチップではこのような電界緩和のための領域を十分に確保することができたため、エッヂの電界緩和に必要な距離を確保する事によって絶縁性を保つことができた。一方、炭化ケイ素(SiC)は、元来Siに比べて数桁高い内部の耐電界強度を備える特長を保有している。これを活かすためにチップ上面の封止構造などの周囲の絶縁構造も高電界に耐えることが求められる。さらにもうひとつのSiCの特長として、高温で安定な特性を保有しているため、これを活かすためには従来のシリコーンゲル封止では困難な200℃以上の高温条件下で高電界に耐えることが求められる。
SiCは優れた特長を有しているにもかかわらず、内在する問題としてウエハの良品率確保が難しいため、活性面積を確保する必要性が高く、より小さな端部構造幅で絶縁性能を確保することが求められている。その幅はSiに比べても格段に狭い幅で高電界に耐える構造の確保が求められている。こうした状況から、各半導体メーカにおいても、そのチップ端部の電界緩和構造を最適化することによる、チップ耐電圧に関する検討がなされている(例えば、特許文献1、2、3を参照)。
チップ端部の電界集中が厳しくなると、チップ内部は耐圧を十分確保していて問題ないが、チップ外部で絶縁破壊が発生するようになる。具体的には、チップおもて面を被覆しているコーティング材、例えばポリイミドの上面の封止材との界面、すなわち現行使われている封止材としてはシリコーンゲルやエポキシ樹脂とコーティング材であるポリイミド界面の耐圧が厳しく、絶縁破壊が生じることとなる。
特開2010-3762号公報 特開2013-251407号公報 特開2011-40431号公報
こうした状況下において、チップ表裏間に掛かる電圧に耐えるためには、チップの端部の電界緩和構造104にて非常に狭い幅で高電界に耐える必要がある。しかし現状では、チップの表裏面には電界を緩和する構造をパターンニングすることが出来るものの、チップの表裏の間の厚さ(図16のh)に相当する部位(図16のS、以下、側面とも指称する)はダイシング加工の結果として生成する面であるため、電界を緩和するパターンを形成することが難しい。仮にパターンを形成することができても、非常に加工が難しく、工程が煩雑になる場合がある。
特に問題となるのは、このチップの表裏間の厚さに相当する部位とは、ダイシング面Sが露出し、同部位は電位が不定の浮遊構造となっている点である。この浮き電位が存在すると、チップ端部に形成された電界緩和構造104の前段で印加される電圧の極性に応じて不定な電位を生じる部位が直列に存在することとなる。その結果、チップの側面が高電界を背負った場合にはチップのから絶縁破壊、すなわち部分放電破壊や全路破壊の起点が発生することとなる。電界緩和構造104のおもて面のエッヂ端部には電界が集中するため、同部位にはポリイミドや窒化膜などの封止材による絶縁性コーティング層114を簡便に施すことができる。しかし、絶縁性コーティング層114を形成した後にダイシングを行うため、チップの表裏間の厚さに相当する部位Sは、封止材が施されておらず、ダイシング面が露出してしまっていた。
よってこのチップ表裏間の厚さhに相当する部位の浮き電位がチップの絶縁上の弱点となり、絶縁破壊の大きな要因のひとつとなり得るため、信頼性の高いチップを確保するためには、同部分に対する絶縁対策を施すことが課題となっている。
本発明者は、半導体チップ表裏間の厚さに相当する部位が浮き電位を持つこと自体が弱点となると考えた。そして、これを取り除くため、浮き電位部の電位を半導体チップ裏面側の電位に固定することを考えて、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、一実施形態によれば、
[1] 半導体装置であって、半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面に設けられる活性部と、前記活性部の周囲に設けられる電界緩和構造と、前記半導体基板の他方の主面に設けられる裏面電極と、前記半導体基板の側面に設けられ、前記裏面電極と電気的に接続可能な側面導体構造とを含む。
[2] 前述の[1]の半導体装置において、前記側面導体構造が、前記裏面電極と連続的に設けられる金属膜であることが好ましい。
[3] 前述の[1]の半導体装置において、前記側面導体構造が、前記裏面電極と離間して設けられる金属膜あるいは金属線であることが好ましい。
[4] 前述の[1]の半導体装置において、前記側面導体構造が、前記半導体基板の側面に接触して設けられる角柱状導電部材であることが好ましい。
[5] 前述の[1]または[2]の半導体装置において、前記裏面電極に接する導電性接合層と、前記導電性接合層を介して前記裏面電極に接続された導電性板とをさらに含むことが好ましい。
[6] 前述の[3]の半導体装置において、前記裏面電極に接する導電性接合層と、前記導電性接合層を介して前記裏面電極に接続された導電性板とをさらに含み、前記導電性接合層が、前記側面導体構造と接触していることが好ましい。
[7] 前述の[4]の半導体装置において、前記裏面電極に接する導電性接合層と、前記導電性接合層を介して前記裏面電極に接続された導電性板とをさらに含み、前記導電性接合層が、前記側面導体構造の一部と接触しており、かつ、前記側面導体構造と前記半導体基板の側面との間、及び/または前記側面導体構造と前記導電性接合層との間に空隙が設けられることが好ましい。
[8] 前述の[1]~[7]のいずれかの半導体装置において、前記電界緩和構造を被覆する絶縁性おもて面コーティング層と、前記半導体基板の側面及び前記側面導体構造を被覆する絶縁性側面コーティング層とをさらに備えることが好ましい。
[9] 前述の[8]の半導体装置において、前記おもて面コーティング層と前記側面コーティング層とが異なる材料であることが好ましい。
[10] 前述の[8]の半導体装置において、前記おもて面コーティング層と前記側面コーティング層とが同一材料であり、かつ、連続した層を形成することが好ましい。
[11] 前述の[1]~[10]のいずれかの半導体装置において、前記半導体基板が、ワイドギャップ半導体基板であることが好ましい。
[12]本発明はまた別の実施形態によれば電子機器に関し、[1]~[11]のいずれかに記載の半導体装置を備える電子機器に関する。
本発明に係る半導体装置によれば、半導体チップ表裏間の厚さに相当する側面の浮き電位部位を無くし、浮遊電位の発生を回避できる。また、この部位に絶縁性コーティング層を設けることで、さらに半導体チップ表裏間の絶縁耐圧を大きく向上させることができる。
図1は、本発明の第1態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図2は、本発明の第1態様による半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 図3は、本発明の第2態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図4は、本発明の第2態様による半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 図5は、本発明の第3態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図6は、本発明の第3態様による半導体装置の模式的な構成を示す平面図である。 図7は、本発明の第4態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図8は、本発明の第5態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図9は、本発明の第6態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図10は、本発明の第7態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図11は、本発明の第8態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図12は、本発明の第9態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図13は、本発明の第10態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図14は、本発明の第11態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図15は、本発明の第12態様による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。 図16は、従来技術による半導体装置の模式的な構成を示す断面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。添付の図面は概念図であり、各部材の相対的な寸法等は、本発明を限定するものではない。また、以下の明細書においては、発明の説明の目的で、図面の上下に基づいて、上面、下面と指称する場合があるが、本発明の半導体装置の使用態様等との関係で上下を限定するものではない。さらに、以下の明細書において、同じ部材には同じ符号を付して説明する。
[第1実施形態:半導体装置]
本発明は第1実施形態によれば、半導体装置である。半導体装置は、半導体基板と、活性部と、電界緩和構造と、裏面電極と、側面導体構造とを含む、いわゆる半導体チップを含んで構成される。半導体装置は、前記半導体チップに加え、任意選択的に、導電性板と、前記半導体チップと導電性板との間に設けられた導電性接合層を備えていてもよい。
半導体基板は、対向する2つの主面と側面から構成される直方体の半導体材料の積層体から構成される。半導体基板は、Si(シリコン)半導体であってもよく、SiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)などのワイドギャップ半導体であってもよく、ダイオードとして構成することができる。特には、SiC、GaN半導体であることが好ましい。半導体基板は、一般的に、n型あるいはn型の基板の一方もしくは両方の主面に半導体堆積層が形成されたものであってもよい。半導体堆積層は、一般的に、n型領域、p型領域、あるいは、n型領域、n型領域、p型領域、p型領域等の1以上の積層構造あるいは部分的な積層構造や環状領域構造から構成されるが、本発明は、これらの構造については特に限定されず、任意の既知の構造であってよい。なお、n型領域とは電子が多数キャリアである領域を、p型領域とは正孔が多数キャリアである領域をいい、また、nやpに付す+および-は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
裏面電極は、半導体基板の一方の主面の実質的に全面に設けられる。裏面電極は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)においては、コレクタ電極ともいう。なお、「裏面」とは、半導体チップにおいて、活性部及び電界緩和構造が設けられる面をおもて面と定義した場合の裏面であって、裏面電極の表面は、はんだ面と指称する場合もある。裏面電極の材料としては、アルミニウム(Al)等が挙げられるが、これらには限定されない一般的な材料から形成することができる。活性部は、半導体基板の他方の主面であって、裏面電極の対向面の一部、より詳細には、他方の主面の中央部に設けられる。活性部は、電極を含むダイオードの素子構造を備えているが、特定の構造には限定されない。IGBTにおいては、活性部に、エミッタ電極及びゲート電極が設けられる。
活性部の周囲には、電界緩和構造が設けられる。電界緩和構造としては、JTE構造や、ガードリング構造が挙げられるが、これらには限定されない。特には、JTE構造を設けることが好ましい。
側面導体構造は、半導体基板の側面に少なくとも接触して設けられ、かつ、前記裏面電極と電気的に接続可能に構成されて、半導体基板側面の電位を、前記裏面電極と同電位に固定する。側面導体構造は、好ましくは、半導体基板の4つの側面のそれぞれにおいて少なくとも部分的に半導体基板に接触し、かつ、4つの側面のそれぞれにおいて少なくとも部分的に裏面電極と電気的に接続可能に構成されていることが好ましい。
導電性板は、導電性接合層を介して裏面電極と電気的に接続可能な導電性板であってよく、例えば、Cu板等が挙げられるが、特定の材料には限定されない。また、導電性接合層は、一般的にははんだ材を溶融して形成される接合層であってよいが、これには限定されず、任意の導電性材料からなる接合層であってよい。
側面導体構造の態様、側面導体構造と裏面電極との電気的接続態様、並びに半導体基板の側面と側面導体構造との接触態様は種々ある。以下に、各態様について、図面を参照して説明する。しかし、本発明は以下の構造には限定されない。
[第1態様]
図1は、本実施形態の第1態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。図1に示す半導体装置は、裏面電極1と、半導体基板2と、活性部3と、電界緩和構造4と、側面導体構造10aとを含む半導体チップと、任意選択的な構成要素である、導電性接合層5と、導電性板6から構成される。側面導体構造10a以外の各構成要素は、上記において説明したとおりであり、ここでは説明を省略する。また、図2は、第1態様による半導体装置の、活性部3及び電界緩和構造4が形成されたおもて面からの平面図である。
図1及び2を参照すると、第1態様においては、側面導体構造10aが、裏面電極1と連続的に、4つの側面にわたって形成されている。側面導体構造10aは、4つの側面のそれぞれについて、実質的に側面全体に接触して、側面を覆うように構成されることが好ましい。したがって、裏面電極1の表面(はんだ面)から電界緩和構造4の上面までに至る高さhにわたって、側面導体構造10aが形成されていることが好ましい。しかしながら、半導体基板2の側面全体に均等に側面導体構造が存在すれば、半導体基板2の側面が部分的に露出して、側面導体構造に被覆されていない面が存在してもよい。例えば、半導体基板2の側面に、格子状、網目状、あるいは縞状等の部分的かつ均一な被覆態様でパターン形成された側面導体構造が存在してもよい。
側面導体構造10aの材料は、裏面電極1と電気的に接続することができ、かつ半導体基板2の側面に安定的に接続できる導体材料であれば、特に限定されないが、例えば、アルミニウムなど、裏面電極1と同一の材料により形成することができる。例えば、側面導体構造10aは、半導体基板(ウエハ)のパターニング段階で形成することができる。この場合、側面導体構造10aの形成後にダイシングを行うことになる。あるいは、ダイシング後にスパッタリングにより、アルミニウム等の層からなる側面導体構造10aを形成することもできるが、特定の材料及び施工方法には限定されない。側面導体構造10aの厚みdは、裏面電極1の厚みと同程度であってもよく、例えば、数十nm~数μm程度であってよいが、特定の値には限定されない。なお、厚みdは、ダイシング面から側面導体構造10a表面までの最短距離をいうものとする。この厚みdは、4つの側面において略均一であってもよく、異なっていてもよい。
本実施形態の第1態様による半導体装置は、このような構成にすることにより、チップの厚さに相当する部位、すなわち半導体基板2側面の浮き電位をなくして、絶縁耐性を向上させることができる。
[第2態様]
図3は、本実施形態の第2態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。図3に示す半導体装置は、裏面電極1と、半導体基板2と、活性部3と、電界緩和構造4と、側面導体構造10bとを含む半導体チップと、任意選択的な構成要素である、導電性接合層5と、導電性板6から構成される。側面導体構造10b以外の各構成要素は、上記において説明したとおりであり、ここでは説明を省略する。図4は、第2態様による半導体装置の、活性部3及び電界緩和構造4が形成されたおもて面からの平面図である。
図3及び4を参照すると、第2態様においては、側面導体構造10bが、裏面電極1とは物理的に接触せず、離間して設けられる。そして、側面導体構造10bは、半導体基板2の側面Sの略中央部から電界緩和構造4に至るまでの領域に形成される。ここでいう中央部とは、電界緩和構造の上面と、裏面電極の表面(はんだ面)との中央部をいうものとする。そして、側面導体構造10bも、4つの側面にわたって連続的に形成されていることが好ましい。あるいは、図示する実施形態に限定されず、第1態様と同様に、側面導体構造10bも、網目状あるいは縞状に構成されていてもよい。
側面導体構造10bは、導体材料であれば、特に限定されず、任意の材料であってよく、例えば、銀ペーストなどの導電性ペーストにより形成された帯状あるいは線状のコーティングであってもよく、同様の形状をもつテープ状の導電性材料であってもよく、少なくとも部分的に半導体基板2の側面に固定された導電性ワイヤであってもよく、アルミなどの金属蒸着膜であってもよい。側面導体構造10bの厚みdは、側面導体構造10aの厚みdと同程度であってもよく、側面導体構造10aの厚みdよりも大きくてもよく、特定の値には限定されない。なお、厚みdは、ダイシング面から側面導体構造10b表面までの最短距離をいうものとする。この厚みdは、4つの側面において略均一であってもよく、異なっていてもよい。側面導体構造10bの高さhは、側面導体構造10bの下部と、裏面電極1とのあいだを、はんだなどの導電性接合層5で接合可能であり、かつ、側面導体構造10bが電界緩和構造4の側面に達する程度であることが好ましいが、特定の値には限定されない。電界緩和構造4の側面にまで至らない高さであってもよい。
本態様においては、半導体チップ単体としては、側面導体構造10bと裏面電極1とは離間しており、電気的に接続されていない。しかし、図3に示すように、半導体チップを導電性板6に実装した状態の半導体装置において、はんだ接合時に形成されるフィレットの濡れ広がりによって、側面導体構造10bと裏面電極1がはんだによって接続され、それにより電気的に接続することができる。これにより、第1態様と同様に、半導体基板2側面を、裏面電極1と同じ電位に固定することができ、半導体基板2側面Sを起点とした絶縁破壊を抑制することができる。
[第3態様]
図5は、本実施形態の第3態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。図5に示す半導体装置は、裏面電極1と、半導体基板2と、活性部3と、電界緩和構造4と、側面導体構造10cとを含む半導体チップと、任意選択的な構成要素である、導電性接合層5と、導電性板6から構成される。側面導体構造10c以外の各構成要素は、上記において説明したとおりであり、ここでは説明を省略する。図6は、第3態様による半導体装置の、活性部3及び電界緩和構造4が形成されたおもて面からの平面図である。
第3態様においては、側面導体構造10cが、裏面電極1とは物理的に接触せず、半導体基板2の側面に部分的に接触している。側面導体構造10cと半導体基板2の側面との間に空隙13aを形成する。側面導体構造10cは、導電性接合層5aによって導電性板6に接合されており、半導体基板2の側面との接触状態を保持する。導電性接合層5aと、裏面電極1と接合される導電性接合層5bは、離間して配置し、導電性接合層5a、5b、側面導体構造10cの間に空隙13bを形成する。
側面導体構造10cも、導体材料であれば、特に限定されず、任意の材料であってよく、第1態様あるいは第2態様と同様の材料であってよいが、例えば、SUS、アルミニウムおよびその合金、インジウムおよびその合金、ニッケルおよびその合金、銅および層の合金などを用いることができる。側面導体構造10cは、好ましくは、五角柱状の材料である。詳細には、四角柱の材料のひとつの角を長手方向に沿って切り落としてできる、五角柱状部材であってよい。側面導体構造10c、導電性接合層5a、5bにより囲まれた空隙13bを形成して自由度のある構造とすることで、リジッドな構造に起因しうる欠陥を防止し、長期間にわたる絶縁信頼性を得るためである。図6に示すように、4本の五角柱状部材が、半導体基板2の4つの側面に接触して配置されればよく、また、隣り合った五角柱状部材は、電気的に接続可能な程度に接触していればよい。側面導体構造10cの厚みdも、側面導体構造10aの厚みdと同程度であってもよく、側面導体構造10aの厚みdよりも大きくてもよいが、特定の値には限定されない。側面導体構造10cの高さhは、半導体チップおよび導電性接合層5bの総厚みと同程度であってよく、導電性板6と接合時に、電界緩和構造4の上面(半導体チップのおもて面)と、側面導体構造10cの上面とが略平坦になる程度の高さであることが好ましい。
本態様によれば、半導体基板2の側面の電位を、裏面電極1と同電位に固定することができる。また、同電位となる側面導体構造10c、導電性接合層5a、5bが形成する空隙13a、13bにより、自由度と絶縁性とを兼ね備えた構造とすることができる。
[第4態様]
図7は、本実施形態の第4態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第4態様による半導体装置は、第1態様による半導体装置において、側面導体構造10aにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10aの態様については、第1態様と同様であり、説明を省略する。
第4態様においては、側面導体構造10a、電界緩和構造4、及び活性部3の端部を被覆する連続的な絶縁性コーティング層14が形成される。絶縁性コーティング層14は、側面導体構造10a及び電界緩和構造4の実質的に全面を覆うように形成されることが好ましい。
絶縁性コーティング層14は、比誘電率が低い材料から形成することが好ましい。特には、絶縁性コーティング層14をさらに被覆する封止材(図示せず)よりも比誘電率が低いと、絶縁性を確保するうえで有効である。封止材としては、一般的に、シリコーンゲルやエポキシ樹脂が用いられているため、シリコーンゲルの比誘電率3.0前後、エポキシの比誘電率4.0前後よりも、比誘電率が低いポリイミドや窒化膜(窒化ホウ素など)を用いることが好ましい。また、用途に応じて、比誘電率が低く、高耐熱温度の材料を用いることができる。そのような材料としては、ガラス転移温度Tgが、140℃以上の材料、例えば、ジシクロペンタジエン樹脂が挙げられるが、特定の樹脂には限定されない。絶縁性コーティング層14の厚みd14は、例えば、表面は上層界面間の絶縁耐圧に応じて、少なくとも数μm以上であることが必要であり、側面も同様であるが、側面は施工性に応じてそれよりも数桁大きいオーダのmm単位であって良い。薄すぎると絶縁性確保の効果が十分ではなく、厚すぎると剥離しやすくなる場合がある。
本態様による半導体装置の製造においては、ダイシング後、好ましくは半導体チップを導電性板6に実装した後に、半導体チップの側面導体構造10a及び電界緩和構造4を覆うように、プリント印刷法、スクリーン印刷法などにより、絶縁性コーティング層14を形成することができる。
本態様によれば、浮き電位をなくすための側面導体構造10aと、半導体チップのおもて面及び側面を封止する絶縁性コーティング層とを組み合わせることで、半導体チップ端部の絶縁破壊を確実に抑制することが可能となる。
[第5態様]
図8は、本実施形態の第5態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第5態様による半導体装置は、第1態様による半導体装置において、側面導体構造10aにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10aの態様については、第1態様と同様であり、説明を省略する。
第5態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、異なる材料からなる絶縁性コーティング層14a、14bがそれぞれ設けられる。具体的には、電界緩和構造4及び側面導体構造10aの上面に第1の絶縁性コーティング層(絶縁性おもて面コーティング層とも指称する)14aが設けられ、側面導体構造10aの側面に第2の絶縁性コーティング層(絶縁性側面コーティング層とも指称する)14bが設けられる。第1の絶縁性コーティング層14aは、電界緩和構造4の実質的に全面を覆うように形成されることが好ましい。第2の絶縁性コーティング層14bは、側面導体構造10aの側面の実質的に全体を覆うように形成されることが好ましい。
本態様においても、第4態様と同様の観点から絶縁性コーティング層の材料、厚みd14を決定することができる。一例として、第1の絶縁性コーティング層14aとして、ポリイミド膜を、第2の絶縁性コーティング層14bとして窒化ホウ素膜を形成することができるが、これらには限定されない。
本実施態様による半導体装置は、特に、ダイシング前にスピンコート法等により第1の絶縁性コーティング層14aを形成し、実装前に印刷法等で第2の絶縁性コーティング層14bを形成する方法によって製造することができる。
[第6態様]
図9は、本実施形態の第6態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第6態様による半導体装置は、第1態様による半導体装置において、側面導体構造10aにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10aの態様については、第1態様と同様であり、説明を省略する。
第6態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、同一の材料からなる第1の絶縁性コーティング層14cと、第2の絶縁性コーティング層14dが別個に形成される。この場合には、おもて面の第1の絶縁性コーティング層14cを、側面の第2の絶縁性コーティング層14dが包含する形で塗布することが好ましい。絶縁性コーティング層の材料は、第4、第5態様と同様であってよい。一方、第6態様における第2の絶縁性コーティング層の厚みd14は、第1の絶縁性コーティング層14cの端部を確実に包みこむために、第4、第5態様と比較して、厚くすることが好ましい。本実施態様による半導体装置は、特に、ダイシング前にスピンコート法等により第1の絶縁性コーティング層14cを形成し、半導体チップの実装後に第2の絶縁性コーティング層14dを形成する方法を用いる場合の例示である。同一材料を時間的に離間した別個の工程で形成するため、継ぎ目から絶縁破壊が起きないように、後に形成される第2の絶縁性コーティング層14dの端部を、厚く形成することが好ましい。したがって、おもて面と、側面に異種材料をコーティングする場合であっても、半導体チップの実装後に絶縁性側面コーティング層を形成する施工方法とする場合は、図9に示すように、側面を厚く形成することができる。
[第7態様]
図10は、本実施形態の第7態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第7態様による半導体装置は、第2態様による半導体装置において、側面導体構造10bにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10bの態様については、第2態様と同様であり、説明を省略する。
第7態様においては、側面導体構造10b、電界緩和構造4、及び活性部3の端部を被覆する連続的な絶縁性コーティング層14が形成される。絶縁性コーティング層14による電界緩和構造4及び側面導体構造10bの被覆態様、絶縁性コーティング層14の材料、厚みd14、及び施工方法については、第4態様と同様であり、説明を省略する。側面導体構造10bの表面から、コーティング層表面までの本態様においても、側面導体構造10bをさらに絶縁性コーティング層14で被覆することにより、浮き電位をなくし、かつ絶縁性を高めることができる。
[第8態様]
図11は、本実施形態の第8態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第8態様による半導体装置は、第2態様による半導体装置において、側面導体構造10bにさらに絶縁性コーティング層14a、14bを被覆した態様である。したがって、側面導体構造10bの態様については、第2態様と同様であり、説明を省略する。
第8態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、それぞれ異なる材料からなる絶縁性コーティング層14a、14bがそれぞれ設けられる。具体的には、電界緩和構造4及び側面導体構造10bの上面に第1の絶縁性コーティング層14aが設けられ、側面導体構造10bの側面に第2の絶縁性コーティング層14bが設けられる。絶縁性コーティング層14a、14bによる電界緩和構造4及び側面導体構造10bの被覆態様、絶縁性コーティング層14a、14bの材料、厚みd14、及び施工方法については、第5態様と同様であり、説明を省略する。
[第9態様]
図12は、本実施形態の第9態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第9態様による半導体装置は、第2態様による半導体装置において、側面導体構造10bにさらに絶縁性コーティング層14c、14dを被覆した態様である。したがって、側面導体構造10bの態様については、第2態様と同様であり、説明を省略する。
第9態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、同一の材料からなる第1の絶縁性コーティング層14cと、第2の絶縁性コーティング層14dが別個に形成される。絶縁性コーティング層14c、14dによる電界緩和構造4及び側面導体構造10bの被覆態様、絶縁性コーティング層14c、14dの材料、厚み、及び施工方法については、第6態様と同様であり、説明を省略する。
[第10態様]
図13は、本実施形態の第10態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第10態様による半導体装置は、第3態様による半導体装置において、側面導体構造10cにさらに絶縁性コーティング層14を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10cの態様については、第3態様と同様であり、説明を省略する。
第10態様においては、側面導体構造10c、電界緩和構造4、及び活性部3の端部を被覆する連続的な絶縁性コーティング層14が形成される。絶縁性コーティング層14による電界緩和構造4及び側面導体構造10cの被覆態様、絶縁性コーティング層14の材料、厚みd14、及び施工方法については、第4態様と同様であり、説明を省略する。本態様においても、側面導体構造10cをさらに絶縁性材料で被覆することにより、浮き電位をなくし、かつ絶縁性を高めることができる。
[第11態様]
図14は、本実施形態の第11態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第11態様による半導体装置は、第3態様による半導体装置において、側面導体構造10cにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10cの態様については、第3態様と同様であり、説明を省略する。
第11態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、それぞれ異なる材料からなる絶縁性コーティング層14a、14bがそれぞれ設けられる。具体的には、電界緩和構造4及び側面導体構造10cの上面に第1の絶縁性コーティング層14aが設けられ、側面導体構造10cの側面に第2の絶縁性コーティング層14bが設けられる。絶縁性コーティング層14a、14bによる電界緩和構造4及び側面導体構造10bの被覆態様、絶縁性コーティング層14a、14bの材料、厚みd14、及び施工方法については、第5態様と同様であり、説明を省略する。
[第12態様]
図15は、本実施形態の第12態様による半導体装置の一方の端部を概念的に示す断面図である。第12態様による半導体装置は、第3態様による半導体装置において、側面導体構造10cにさらに絶縁性コーティング層を被覆した態様である。したがって、側面導体構造10cの態様については、第3態様と同様であり、説明を省略する。
第12態様においては、半導体チップのおもて面と側面に、同一の材料からなる第1の絶縁性コーティング層14cと、第2の絶縁性コーティング層14dが別個に形成される。絶縁性コーティング層14c、14dによる電界緩和構造4及び側面導体構造10cの被覆態様、絶縁性コーティング層14c、14dの材料、厚みd14、及び施工方法については、第6態様と同様であり、説明を省略する。
本発明の第1実施形態によれば、第1から第12態様のいずれによっても、浮き電位を裏面電極の電位と同電位に固定することができ、部分放電開始電圧を大幅に上げることができる。また、第1から第12態様のいずれかの構成を備えた半導体装置は、必要な配線を行い、封止材で封止することにより、半導体モジュールとすることができる。
[第2実施形態:電子機器]
本発明は、第2実施形態によれば、電子機器に関する。具体的には、第1実施形態による半導体装置を備える電子機器に関する。電子機器としては、インバータ、メガソーラー、燃料電池、エレベータ、冷却装置、車載用半導体装置などの電気・電力機器、特には電力変換装置が挙げられるが、これらには限定されない。
図5及び図6に示す半導体装置を製造し、部分放電開始電圧を評価した。具体的には、SUS304製で、厚みdが300μmの五角柱状部材を、半導体基板の4側面に配置し、はんだ材で導電性板に接合した。チップ上面をポリイミド樹脂にてコーティングし、側面の絶縁性コーティング層は設けることなく、その外部をシリコーンゲルからなる封止材で封止して、半導体装置を製造した。比較例として、側面を露出して、図16に示す構成とした以外は実施例と同様にして半導体装置を製造した。これらの半導体装置について、部分放電開始電圧を測定した。部分放電開始電圧は、コレクタ-エミッタ間に逆バイアスを印加して測定した。その結果、実施例の半導体装置では、比較例の半導体装置と比較して、部分放電開始電圧が2倍程度になった。このことから、本発明の側面導体構造により、絶縁性が大きく向上していることが示された。
本発明による半導体装置は、半導体モジュールの構成要素として、電子機器に用いることができる。
1 裏面電極
2 半導体基板
3 活性部
4 電界緩和構造
5 導電性接合層
6 導電性板
10a、10b、10c 側面導体構造
14 絶縁性コーティング層
S 側面(ダイシング面)
、d、d 側面導体構造の厚み
、h、h 側面導体構造の高さ

Claims (11)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の主面に設けられる活性部と、前記活性部の周囲に設けられる電界緩和構造と、
    前記半導体基板の他方の主面に設けられる裏面電極と、
    前記半導体基板の側面に設けられ、前記裏面電極と電気的に接続可能な側面導体構造と
    を含み、
    前記電界緩和構造を被覆する絶縁性おもて面コーティング層と、前記半導体基板の側面及び前記側面導体構造を被覆する絶縁性側面コーティング層とをさらに備える、半導体装置。
  2. 前記側面導体構造が、前記裏面電極と連続的に設けられる金属膜である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の主面に設けられる活性部と、前記活性部の周囲に設けられる電界緩和構造と、
    前記半導体基板の他方の主面に設けられる裏面電極と、
    前記半導体基板の側面に設けられ、前記裏面電極と電気的に接続可能な側面導体構造と
    を含み、
    前記側面導体構造が、前記裏面電極と離間して設けられる金属膜あるいは金属線である、半導体装置。
  4. 半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の主面に設けられる活性部と、前記活性部の周囲に設けられる電界緩和構造と、
    前記半導体基板の他方の主面に設けられる裏面電極と、
    前記半導体基板の側面に設けられ、前記裏面電極と電気的に接続可能な側面導体構造と
    を含み、
    前記側面導体構造が、前記半導体基板の側面に接触して設けられる角柱状導電部材である、半導体装置。
  5. 前記裏面電極に接する導電性接合層と、前記導電性接合層を介して前記裏面電極に接続された導電性板とをさらに含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記裏面電極に接する導電性接合層と、前記導電性接合層を介して前記裏面電極に接続された導電性板とをさらに含み、前記導電性接合層が、前記側面導体構造の一部と接触しており、かつ、前記側面導体構造と前記半導体基板の側面との間、及び/または前記側面導体構造と前記導電性接合層との間に空隙が設けられる、請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記電界緩和構造を被覆する絶縁性おもて面コーティング層と、前記半導体基板の側面及び前記側面導体構造を被覆する絶縁性側面コーティング層とをさらに備える、請求項3、4または6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記おもて面コーティング層と前記側面コーティング層とが異なる材料である、請求項1、2、または7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記おもて面コーティング層と前記側面コーティング層とが同一材料であり、かつ、連続した層を形成する、請求項1、2、または7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体基板が、ワイドギャップ半導体基板である、請求項1~のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の半導体装置を備える電子機器。
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