Patents

Search tools Text Classification Chemistry Measure Numbers Full documents Title Abstract Claims All Any Exact Not Add AND condition These CPCs and their children These exact CPCs Add AND condition
Exact Exact Batch Similar Substructure Substructure (SMARTS) Full documents Claims only Add AND condition
Add AND condition
Application Numbers Publication Numbers Either Add AND condition

フラットデッキプレート

Landscapes

Show more

JP6998170B2

Japan

Other languages
English
Inventor
裕織 安岡
Current Assignee
JFE Metal Products and Engineering Inc

Worldwide applications
2017 JP

Application JP2017192394A events
2022-02-10
Application granted
Active
Anticipated expiration

Description

この発明は、フラットデッキプレート、特に、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面に間仕切り壁を構築する際に、フラットデッキプレートのリブ部の切断が不要となるフラットデッキプレートに関するものである。
従来、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面にリブ部と直交させて、例えば、耐火間仕切り壁を構築する際には、フラットデッキプレートのリブ部と耐火間仕切り壁の上端とが干渉しないように、図11(a)、(b)に示すように、リブ部11を、溶断、サンダー切断、グラインダー等により耐火間仕切り壁12の厚さ分だけ切断し、除去する必要があった。
図11(b)において、Xは、リブ部11の縦方向の切断線を示し、Yは、リブ部11の長手方向の切断線を示す。
なお、従来のフラットデッキプレートは、図12に示すように、フランジ部13と、フランジ部13の下面に形成された複数本(この例では、2本)のリブ部11とからなり、図13に示すように、リブ部11の両端部には、リブ部11を押し潰すことによって、梁材(図示せず)に載置され、固定される載置部11aと傾斜部11bとが形成されている。
このフラットデッキプレートを連結するには、図14に示すように、一方のフラットデッキプレートAのフランジ部13に形成された折り曲げ片14を他方のフラットデッキプレートBの合せ部15内に挿入する。
上述したように、従来のフラットデッキプレートにおいては、床スラブの下面に耐火間仕切り壁12を構築する際には、フラットデッキプレートのリブ部11と耐火間仕切り壁12の上端とが干渉しないように、図11(b)に示すように、リブ部11を耐火間仕切り壁12の厚さ分だけ切断し、除去する必要があるが、切断線Yで示すように、リブ部11を長手方向に切断する場合、どうしても残り代16が残る。
この残り代16があると、耐火間仕切り壁12の構築に支障を来たすので、ハンマー等で残り代16に打撃を加えて、残り代16を水平に折り曲げる必要があった。
このように、従来、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面に間仕切り壁を構築する際には、リブ部11を耐火間仕切り壁12の厚さ分だけ切断して除去する必要があった。しかも、残り代16を水平に折り曲げる必要があるので、作業時間が長くなるとともに、構築コストが嵩むといった問題があった。
従って、この発明の目的は、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面に間仕切り壁を構築する際に、フラットデッキプレートのリブ部の切断を不要とすることによって、作業時間の短縮と、構築コストの低減を図ることができるフラットデッキプレートを提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、フラットデッキプレート型枠工法において使用される、フランジ部と、前記フランジ部の下面に配されるリブ部とからなるフラットデッキプレートにおいて、前記フランジ部と前記リブ部とは、分離可能に組み立てられ、前記リブ部の上部には、合せ部が形成され、前記フランジ部の幅方向端部には、下方に折れ曲がった折り曲げ部が形成され、前記折り曲げ部は、前記合せ部に挿入され、前記フランジ部の幅方向端部には、前記フランジ部の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本のスリットが形成されていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フランジ部には、補強リブが形成されていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記補強リブは、前記フランジ部の幅方向に沿って形成されていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記補強リブは、前記フランジ部の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本、形成されていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面に間仕切り壁を構築する際に、フラットデッキプレートのリブ部の長手方向の切断が不要となるので、作業時間の短縮と、構築コストの低減を図ることができる。
また、この発明によれば、フラットデッキプレートのフランジ部の幅方向端部に、フランジ部の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本のスリットを形成することにより、フランジ部の折り曲げ部を容易に水平に折り曲げることができるので、耐火間仕切り壁の構築が支障なく行える。
連結前の、この発明のフラットデッキプレートを示す断面図である。 連結後の、この発明のフラットデッキプレートを示す断面図である。 この発明のフラットデッキプレートのフランジ部を示す部分正面図である。 この発明のフラットデッキプレートのフランジ部を示す部分平面図である。 この発明のフラットデッキプレートのフランジ部を示す側面図である。 この発明のフラットデッキプレートのリブ部を示す部分正面図である。 この発明のフラットデッキプレートのリブ部を示す部分平面図である。 この発明のフラットデッキプレートのリブ部を示す断面図である。 この発明のフラットデッキプレートのリブ部の切断方法を示す説明図である。 この発明のフラットデッキプレートの他の形状のリブ部を示す断面図である。 従来フラットデッキプレートを示す図であり、(a)は、リブ部の断面図、(b)は、リブ部の切断線を示す正面図である。 連結前の従来フラットデッキプレートを示す断面図である。 従来フラットデッキプレートを示す部分正面図である。 連結後の従来フラットデッキプレートを示す断面図である。
この発明のフラットデッキプレートの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、連結前の、この発明のフラットデッキプレートを示す断面図、図2は、連結後の、この発明のフラットデッキプレートを示す断面図である。
図1および図2に示すように、この発明のフラットデッキプレートは、リブ部1と、フランジ部2とからなるフラットデッキプレートにおいて、リブ部1とフランジ部2とが分離可能に組み立てられる点に特徴を有している。
図3から図5に示すように、フランジ部2は、板状をなし、その幅方向端部には、下方に折れ曲がった折り曲げ部4が形成されている。折り曲げ部4は、リブ部1の合せ部3に挿入される。フランジ部2の幅方向端部には、フランジ部2の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本のスリット5が形成されている。フランジ部2には、その幅方向に沿って補強リブ6が形成されている。補強リブ6は、フランジ部2の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本、形成されている。なお、補強リブ6を、図4中、破線で示すように、フランジ部2の長手方向に沿って形成してもよい。
図6から図8に示すように、リブ部1は、断面三角形状をなし、上部に合せ部3が形成されている。リブ部1の他の形状としては、図10(a)から(e)に示すものがあるが、これらの形状に限定されない。なお、リブ部1の両側には、上述した従来フラットデッキプレートと同様に、載置部1aと傾斜部1bとが形成されている。
このように構成されている、この発明のフラットデッキプレートを連結して組み立てるには、図2に示すように、複数本(この例では、4本)のリブ部1の合せ部3にフランジ部2の折り曲げ部4をそれぞれ挿入する。
床スラブの下面にリブ部1と直交させて、例えば、耐火間仕切り壁12(図11参照)を構築する際には、図9に示すように、フランジ部2とリブ部1との間に隙間をあけ、この隙間にくさび7を打ち込む。リブ部1は、フランジ部2と一体化していないので、くさび7を打ち込むことによって、リブ部1は、フランジ部2から容易に離れる。この状態でリブ部1を、溶断、サンダー切断、グラインダー等により切断し、除去する。
このように、この発明のフラットデッキプレートを使用することによって、リブ部1を長手方向に切断する必要がなくなるので、すなわち、リブ部1を切断線Y(図11参照)に沿って切断する必要がなく、切断線X(図11参照)に沿って切断するのみで済むので、作業時間の短縮と、構築コストの低減を図ることができる。
なお、リブ部1を切断し、除去した後、フランジ部2の折り曲げ部4を水平に折り曲げれば、床スラブの下面が平坦になるので、耐火間仕切り壁12の構築が支障なく行える。この際、折り曲げ部4には、スリット5が形成されているので、折り曲げ部4の折り曲げ作業が木槌等により容易に行える。
以上、説明したように、この発明によれば、フラットデッキプレート型枠工法により、床スラブの下面に、例えば、耐火間仕切り壁を構築する際に、フラットデッキプレートのリブ部1の長手方向の切断が不要となるので、作業時間の短縮と、構築コストの低減を図ることができる。
1:リブ部
1a:載置部
1b:傾斜部
2:フランジ部
3:合せ部
4:折り曲げ部
5:スリット
6:補強リブ
7:くさび
11:リブ部
11a:載置部
11b:傾斜部
12:耐火間仕切り壁
13:フランジ部
14:折り曲げ部
15:合せ部
16:残り代

Claims (4)
Hide Dependent

  1. フラットデッキプレート型枠工法において使用される、フランジ部と、前記フランジ部の下面に配されるリブ部とからなるフラットデッキプレートにおいて、
    前記フランジ部と前記リブ部とは、分離可能に組み立てられ、前記リブ部の上部には、合せ部が形成され、前記フランジ部の幅方向端部には、下方に折れ曲がった折り曲げ部が形成され、前記折り曲げ部は、前記合せ部に挿入され
    前記フランジ部の幅方向端部には、前記フランジ部の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本のスリットが形成されていることを特徴とするフラットデッキプレート。
  2. 前記フランジ部には、補強リブが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフラットデッキプレート。
  3. 前記補強リブは、前記フランジ部の幅方向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項に記載のフラットデッキプレート。
  4. 前記補強リブは、前記フランジ部の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数本、形成されていることを特徴とする、請求項に記載のフラットデッキプレート。