JP6989384B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本発明は、2015年4月7日に出願された米国出願第62/143,904「液体表示を有する腕時計」および2015年4月7日に出願されたPCT/IB2015/000448「透明な穴部内の液体の吸収、膨張、収縮、移動のためのシステムおよび方法」を優先権としてその便益を主張し、その内容はすべて、とりわけPCT/IB2015/000448の内容はすべて、本発明の根底にある技術的課題の解消に貢献するとされ、以下に記載する特徴のいくつかはとりわけ重要性が高いため、本件で保護を求める特徴を定義するための参照として組み込まれると共に、それに依拠する。
本特許文書に開示されるものの一部には、著作権保護の対象となる資料が含まれている。出願人は、特許商標庁の記録として特許開示されている特許文書に関しては、第三者によるファクシミリ複製に異論はないが、そうでない場合はいかなる場合も、すべての著作権を留保する。また、本願に記載される第三者の特許又は記事は、先行技術を理由として、本発明がその資料を先行する権利がないことを承認するものとして考慮すべきでない。
本発明は、透明な穴部またはチャネルにおいて液体表示を有する時計などの装飾品、とりわけ腕時計のためのシステムおよび方法に関する。
純粋に機械式のシステムによって駆動される液体のメニスカスを利用して時刻を表示する高級腕時計が存在する。このような腕時計は複雑であり、そのため非常に高価である。このため、液体のメニスカスの代替となる電子手段を利用して時刻を正確に表示する低価格な腕時計へのニーズがある。
本発明は、宝飾品や、例えば、ダッシュボードのようなインジケータを装飾するのに適した装置のためのシステムを提供する。装置のための本システムは、1つまたは複数の流体を充填可能なチャネルを含んでなる。各流体は互いと混合しないことが好ましい。各流体は透明または着色されていてもよく、基板(例えば、ボアガラス(bore glass)など)と同じ屈折率を有していても、固体粒子を任意的に含有していても、導電性または非導電性であってもよいが、少なくとも1つの液体は導電性でなければならない。別の態様では、例えば、放射性トリチウムガスなどのガス気泡の移動によって表示が行われる。チャネルは閉ループまたは、その端部が貯蔵部内で終わるように形成された別の態様で形成される。導電性の液体(例えば、食塩水やイオン性液体)は、1つまたは複数の電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)によって、チャネルに沿って移動が可能となる。さらに別の態様では、第2の流体は非導電性または導電性とされ、この流体はMHDポンプで駆動される導電性液体によって押されるまたは引っ張られる。
別の態様では、MHDポンプはDCモードで駆動され、すなわち磁石によって生成された磁場は時間が経過してもその極性が変化せず、電極によって生成される電界もまたその極性は時間が経過しても変化しない。
別の態様では、MHDポンプはACモードで駆動され、すなわち磁石、とりわけ電磁石によって生成された磁場は時間の経過と共に極性が変化し、電極によって生成される電界もまた時間の経過と共に極性が変化する。磁場における極性の変化と電界における極性の変化は基本的に同期される。
別の態様では、MHDポンプは複合モードで駆動され、すなわち磁石によって生成される磁場の極性は時間が経過すると任意で変化し、電極によって生成される電界の極性もまた時間が経過すると任意で変化する。磁場における極性の任意の変化と電界における任意の変化は同期されても、同期されなくてもよい。
別の態様において、非導電性または導電性の流体が気泡として具現化された態様では、チャネル内におけるその位置は2つまたはそれ以上の流体の間で偏向する誘電体によってチャネルに沿って感知される。静電容量の感知または静電容量の変化の感知は、チャネルに沿って拡散される複数のキャパシタによって行われるのが好ましい。
また別の態様では、チャネルは時計に用いられる。MHDポンプに必要な永久または電磁石および/または電極は、使用者から視認できないように、任意的に設計/装飾要素に組み入れられるか、設計/装飾要素によって隠される。また別の態様では、永久または電磁石および/または電極は使用者から視認することができる。また別の態様では、磁石および電極は透明であってもよい。
また別の態様では、誘電体または誘電体の変化を感知するのに用いられるキャパシタはスパッタリングによって、好適にはITO(インジウム−スズ酸化物)またはFTO(フッ素ドープ酸化スズ)として得られる。
また別の態様では、チャネルはマイクロキャピラリとして形成される。
また別の態様では、チャネルは2つまたはそれ以上のガラスウェハが、好適には適切な接合工程によって相互に接続されて形成される。
また別の態様では、チャネルは2つまたはそれ以上の高分子ウェハが、好適には適切な接合工程によって相互に接続されて形成される。
また別の態様では、ウェハの間には膜が埋設される。
また別の態様では、チャネルシステムは、システムを流体で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔を有し、製造工程におけるシステムの自動充填を示唆する。1つのアクセス孔を介して流体が入れられ、もう一方のアクセス孔は周囲へのアクセス、または制御された圧力を提供する。初期充填が行われた後、アクセス孔は液密および/または気密の状態で密閉される。例えば、メンテナンスなどの理由から、アクセス孔は任意的に再び開閉されることも可能である。
また別の態様では、端部が貯蔵部内で終わるように形成された態様と同様に閉ループのシステムにおいても、流体の熱による膨張/収縮を補償するためのシステムが備えられる。これは、薄くそれ故に可撓性のウェハ、または個別のガスチャンバ、または可撓性の軟性材料からなる部品、または膜によって達成される。可撓性の軟性材料からなる部品はチャネル内、またはチャネルと流体連通された個別のチャンバ内に配置されてもよい。補償システムは使用者からは視認できないが、別の態様では使用者から視認される。不可視のシステムは可視システムの下に配置される。
本発明の目的は、閉ループを有し、可動部品をほとんど有さず、耐久性がより保証されるシステムを提供することである。
本発明の別の目的は、本発明がなければハプティックに構成されるシステムの精度を、水晶発振器または接続された時間軸によってペース調整されたフィードバック制御システムを用いて制御可能とし、これにより精度を維持しつつ様々な変数(温度、粘度、流量問題)に対応可能とすることである。
本発明の別の目的は、流体ベローズや複合マイクロポンプなどの複雑且つ高額な部品の必要性を排除することである。
本発明のまた別の目的は、スイスのHYT SAによって開発され著名となったものなどの宝飾品のための流体表示を数分の一の価格で提供し、これによりこのような時間の経過の楽しみ方がより多くの使用者に可能となることである。
本発明の略平面図である。 別の態様における本発明の略平面図である。 本発明のインジケータの流体配置の詳細図である。 本発明で使用されるMHDポンプの略斜視図である。 流体を収容する連続するキャピラリチューブを用いた、本発明で使用される別の態様のMHDポンプ構造の略斜視図である。 また別の態様における本発明の略平面図である。 本発明の流体貯蔵部の断面を示す詳細図である。 本発明の流体貯蔵部の別の態様の断面を示す詳細図である。 本発明の流体貯蔵部のまた別の態様の断面を示す詳細図である。 図8の一部品の詳細図の断面図である。 本発明の流体貯蔵部のまた別の態様の断面を示す詳細図である。 また別の態様における本発明の略平面図である。 また別の態様における本発明の略斜視図である。 連続する環状の細長いチャンバを含む、図12Aの任意的な実施態様の略平面図である。 午前または午後12時における本発明のシステムの略平面図である。 午前または午後5時59分における本発明のシステムの略平面図である。 流体チャンバのレイヤー構造の詳細を示す略平面図である。 さらなる態様における本発明の略平面図であり、図13A〜13Dは図12EのそれぞれZZ’、AA’、XX’およびBB’面に沿った断面図である。 MHDポンプが設計/装飾要素に組み込まれた/隠された状態を示した、キャピラリチューブ表示を用いた本発明の実施態様である。 メニスカスの位置または表示ドロップ(indicating drop)を制御するために用いられるフィードバック制御システムの概略図である。 タッチスクリーン型キャパシタンスセンサの機能を示した概略図である。 本発明で用いられるキャパシタンスセンサの第1配置の概略図である。 本発明で用いられるキャパシタンスセンサの第1配置の概略図である。 本発明で用いられるキャパシタンスセンサの代案的な第2配置の概略図である。 本発明で用いられるキャパシタンスセンサの代案的な第2配置の概略図である。 本発明で用いられるキャパシタンスセンサの代案的な第3配置の概略図である。 本発明のシステムを用いた例示的な腕時計の平面図である。 本発明のシステムを用いた例示的な腕時計の斜視図である。
図面に示される要素は単純化及び明確性のために開示され、必ずしも正寸で描かれていないことは、当業者には明らかである。例えば、本発明の様々な実施形態の理解をより深めるために、図面のいくつかの要素の寸法は、その他の要素に対して強調して描かれていることもある。さらに、本件で用いられる「第1」、「第2」やその類の用語は、とりわけ、類似する要素を区別するために使用され、必ずしも順次的または時系的な順番を示すものではない。また、明細書および/または請求項における「正面」、「背面」、「上面」、「底面」やその類の用語は、便宜的な目的で使用され、必ずしも限定的な相対位置を総合的に表わすものではない。上記のように用いられる用語は、例えば、本願で開示される様々な実施形態が、明確に図示又は説明される以外の構成および/または配向でも操作可能であるような、適切な状況下では置き換えられてもよいことを当業者は理解されたい。
好適な実施形態の詳細な説明
以下の説明は本質的に例示的であり、本願が出願された時点で発明者が知り得た本発明の最良の態様を説明するもので、本発明の範囲をいかなる意味でも制限するものではない。その結果として、本願で開示される例示的な実施形態におけるすべての要素の配置および/または機能は、本願発明の精神および範疇から逸脱することなく変更を加えることが可能である。
図面を参照すると、本発明の表示装置100、200、300、600、1200、1800は、少なくとも2つの非混合性の流体106、110、114、514、710、920、1206、1214、1250、1252、1316、1320、1412、1706を収容する細長い流体チャンバ116、202、402、504、702、1202、1240、1242、1244、1306、1402、1404を含み、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる特徴的な物理的特性を有し、すなわちそのような液体用の少なくとも1つのポンプ112、400、1246、1248、1506によって駆動される液体と、その液体とは異なる物理的特性を有する非混合性の流体であり、上記チャンバに収容される液体の少なくとも1つの特徴部はインジケータ408、1290、1410として用いられ、その特徴部はチャンバ内の別の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータ1802、1804の隣接するインデックス1256、1406に沿って直接的あるいは間接的にポンプによってチャンバに沿って駆動され、上記表示装置はさらに、例えば、観察者に数を表示するためなどに、上記特徴部をチャンバ内の所望の位置に移動させるようにポンプを作動するべく協働する位置センサ302、406,1600、1700、1710、1712、1714、1720、1722およびフィードバック制御部1500を含んでなる。
図1は、その両端部に貯蔵部102が備わったキャピラリチャネル116を含むシステム100の平面図である。キャピラリチャネル116は、例えば、円筒形チューブ、四角形、長方形、円形、楕円形、三角形、五角形、六角形、八角形、四方形、球状、たまご形状、円錐状、ドーム状、四角柱状、ピラミッド状などの、様々な幾何学的断面、二次元的または三次元的断面およびその他の形状または構造をとることが可能であることを理解されたい。ガス気泡を用いて達成される本態様において、キャピラリチャネル116は、実質的に導電性で任意で着色された、例えば、塩化ナトリウム溶液などの第1液体106と、導電性または非導電性の任意で着色された、例えば、シリコンオイルまたはリキッドサファイアなどの第2液体114とで充填される(本態様での使用では、いかなる液体も基板と同じ屈折率を有することが可能とされる)。もちろん、システムはより多くまたはより少ない数の流体や、異なる流体による他の組み合わせを用いることもできる。さらに、本態様は1つまたはそれ以上の電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112が備わってなる。チャネル116は、システムを流体で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔120を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が示唆される。本システムはさらにキャパシタ302が備わってなる。例えば、図1および図7〜11に提案されるように、本システムはチャネル106、116内に配置される流体106、114の熱膨張および熱圧縮を補償する。
図2は閉ループとして形成されたキャピラリチューブ202を含むシステム200の平面図である。キャピラリチャネル202は、様々な幾何学的断面、二次元的または三次元的断面およびその他の形状または構造をとることが可能であることを理解されたい。ガス気泡が用いて達成される本態様において、キャピラリチャネル202は、実質的に導電性で任意で着色された、例えば、塩化ナトリウム溶液などの第1液体106と、導電性または非導電性の任意で着色された、例えば、シリコンオイルまたはリキッドサファイアなどの第2液体114とで充填される。もちろん、システムはより多くまたはより少ない数の流体や、異なる流体による他の組み合わせを用いることもできる。さらに、本態様は1つまたはそれ以上の電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112が備わってなる。チャネル202は、システムを流体で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔120を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が示唆される。本システムはさらにキャパシタ302が備わってなる。図7〜11に提案されるように、本システムはチャネル202内に配置される流体106の熱膨張および熱圧縮を補償する。
図3はキャピラリチャネル116を含む図1のA−A断面の図である。ガス気泡を用いて達成される本態様において、キャピラリチャネル202は、実質的に導電性で任意で着色された、例えば、塩化ナトリウム溶液などの第1液体106と、導電性または非導電性の任意で着色された、例えば、シリコンオイルまたはリキッドサファイアなどの第2液体114とで充填される。もちろん、システムはより多くまたはより少ない数の流体や、異なる流体による他の組み合わせを用いることもできる。さらに、任意で着色された透明な導電性液体110に包囲されたガス気泡を用いて達成される本態様には、導電性または非導電性の、例えば、シリコンオイルやリキッドサファイアなどの流体114を押すまたは引っ張る導電性の任意に着色された液体106を駆動する、1つまたはそれ以上の電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112が備わってなる。本システムは、1つのキャパシタ、1組のキャパシタまたは3つのキャパシタの近辺の領域304における誘電体または誘電体の変化を感知するのに用いられるキャパシタ302がさらに備わってなる。上記キャパシタはスパッタリングによって、好適にはITO(インジウム−スズ酸化物)またはFTO(フッ素ドープ酸化スズ)として形成される。いくつかのキャパシタがチャネル116に沿って配置される。誘電体および/または誘電体の変化は、領域304に1つ、1組または3つのキャパシタを取り付けることで感知可能となる。
図4は電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112の斜視図である。MHDポンプ112は、N極がチャネル504に向けられた永久磁石502と、S極がチャネル504に向けられ、N極の永久磁石502と実質的に反対側に配置される永久磁石506を含む。ガス気泡を用いて達成される態様において、チャネルには、例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアまたは塩化ナトリウム溶液などの液体514が収容される。システムには、チャネル504をリフレームする1組の電極510、512が永久磁石502、506に対して実質的に90°で備わってなる。電極510、512には、正または負に分極された直流(DC)が加えられてもよい。極性が入れ替わることで液体514の流れが逆向きになる。永久磁石502、506は液体514と接触していても、液体514および/またはガスと接触していなくてもよい。電極510、512は液体514および/またはガスと接触する。
円形キャピラリサブシステム100または200およびその様々な寸法を考慮すると、通常60秒、60分または12時間という時間が円形のキャピラリサブシステム100または120を完全に充満するのに用いられる。MHDポンプ112のロバスト且つ効率的な、目的に合致した模範的な例は以下の通りである。
1. キャピラリサブシステム100または120の断面積: A=0.5mm
2. MHD平均流速: vMHD=1.895mm/秒
3. MHD流量: QMHD=57.165μL/分
1MHDマイクロポンプ−DC MHDマイクロポンプ寸法(1/4)
主な式(チャネル断面:長方形)
Figure 0006989384
Figure 0006989384
Figure 0006989384
Figure 0006989384
・Q:MHD流量(μL/分)
・J:電流密度(A/m)
・B:磁場(T)
・l:MHDモーター全長
・Rhy:液圧(N*s/m
・v:流速(mm/s)
・A:流体チャネル断面積(mm
・μ:液体粘度(Pa*s)
・L:チャネル全長(mm)
・w:チャネル幅(mm)
・h:チャネル深さ(mm)
・Qd:電力散逸(W/m)
・U:電極にかかる電圧(V)
・I:電極に流れる電流(A)
・参照:Design, Microfabrication, and Characterization of MHD Pumps and
their Applications in NMR Environments, Thesis by Alexandra Homsy, 2006
もちろん、MHDポンプ112が強力であれば強力であるほど、穴部116または202により多くの流体がより速い速度で移動する。より遅い速度での充填は、全体的な仕様や圧送の強度に応じて弱いMHDポンプ112によって達成される。
以下に示され、表1でまとめられた比較におけるその他のMHDポンプを参照すると、赤で強調された用例が、必要とされる仕様に合致することが分かる。流体移動が連続的かあるいは断続的か、穴部116または202内へより速いまたはより遅い流体移動が必要とされるかといった流体移動の要件に応じて、その他のMHDポンプも使用することができる。MHDポンプ112および穴部116または202を特徴とする円形キャピラリサブシステム100または120は、別の態様においても用いられる。サブシステム100または120の構成部品の寸法(面積、容積、幾何学的形状)の他の例も、その他の技術的特徴および操作モードを有する他のMHDポンプと組み合わされて開示され、それらは目的に合致するものもしないものもあるが、穴部116または202内での最適な流体移動には表1において赤で強調されたMHDポンプ112が好ましい。
Figure 0006989384
MHDポンプに関する以下の参考文献の一覧は、市場における様々なMHDポンプを示したもので、その全体が本特許出願に参照として組み込まれる。
1. Design, Microfabrication, and Characterization of MHD Pumps and
their Applications in NMR Environments, Thesis by Alexandra Homsy, 2006.
2. Bislug Flow in Circular and Noncircular Channels and the Role of
Interface Stretching on Energy Dissipation, Thesis by Joseph E. Hernandez,
August 2008
3. Modeling RedOx-based magnetohydrodynamics in three-dimensional
microfluidic channels, Hussameddine Kabbani et al., 2007.
(導電性という特性が作動に不要な場合にMHDポンプの代用となる)代案のポンプに関する以下の参考文献は、その全体が本特許出願に組み込まれる。
1. Micropumps – summarizing the first two decades, Peter Woias, 2001
2. Disposable Patch Pump for Accurate Delivery, Laurent-Dominique
Piveteau, 2013, p.16 and ff.

またさらなる態様において、1つまたはそれ以上のMHDポンプ112を備えた円形(または他の幾何学的構造)のキャピラリサブシステムを含むサブシステムのグループにも本発明は適応する。そのグループは、1つまたはそれ以上のMHDポンプ112とチューブ/穴部の組み合わせ、または相互に関連するサブシステムのグループを含んでなる。1つまたはそれ以上のMHDポンプ112は、各円形キャピラリサブシステム内での1つまたはそれ以上の流体の移動、あるいは直列または平行の、単体でまたはその他のMHDポンプと組み合わされた1つ以上のキャピラリサブシステムへの流体の移動を可能にし、腕時計などの単一の装置内で多くの表示機能を提供する。
次に図4Bを参照すると、代案的なMHDポンプ400の構造は、本発明で使用される流体を収容する連続するキャピラリチューブ402が使用される場合にとりわけ有利である。MHDポンプ400は直流電流によって給電される。メニスカス408の位置をそれに直接接触することなく感知するには、複数のITO/FTOセンサ406が用いられることが好ましい。設定を行うには、設定モードが起動されたら時間および/または分のディスプレイ上でメニスカス408が配置されるべき位置をタッチするだけでよいため、ITO/FTOセンサ406を用いることで時刻の設定が簡易化する。キャパシタンスの変化が感知され、メニスカス408を適切な位置に移動するようにフィードバックループ制御部1500が作動する。
図5はシステム200を備えた時計600の平面図である。システム200は閉ループとして形成されたキャピラリチャネル202を含む。ガス気泡を用いて達成される本態様では、キャピラリチューブは、例えば、塩化ナトリウム溶液などの実質的に導電性の第1液体106と、例えば、シリコンオイルやリキッドサファイアなどの導電性または非導電性で任意で着色された第2の流体114で充填される。もちろん、システムはより多くのまたはより少ない数の流体や、異なる流体の他の組み合わせを用いることもできる。さらに、本態様は4つの電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112が備わってなる。電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)は、使用者から見えないように設計/装飾要素に組み入れられるか、設計/装飾要素602、604、606、610によって隠される。
図6はシステム100またはシステム200の改良案の断面図である。チャネル702は2つのウェハ704、706から形成され、該ウェハは具体的にはガラスおよび/または高分子製とされる。ウェハ704,706は好適には適切な接合方法によって相互に固定される。チャネル702は、例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアや塩化ナトリウム溶液などの、1つまたはそれ以上の液体および/またはガス710を収容する。ウェハ706はチャネル702の領域で特に薄く、このため、チャネル702内に配置される流体710の熱膨張および熱圧縮を補償するのに十分な可撓性を有する。チャネル702は、システムを流体710で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔712を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が可能となる。
図7はシステム100またはシステム200の改良案の断面図である。チャネル702は3つのウェハ802、804、806から形成され、該ウェハは具体的にはガラスおよび/または高分子製とされる。ウェハ802、804,806は好適には適切な接合方法によって相互に固定される。チャネル702は、例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアや塩化ナトリウム溶液などの、1つまたはそれ以上の液体および/またはガス710を収容する。ウェハ806はチャネル702の領域で特に薄く、このため、チャネル702内に配置される流体710の熱膨張および熱圧縮を補償するのに十分な可撓性を有する。チャネル702は、システムを流体710で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔712を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が可能となる。
図8はシステム100またはシステム200の改良案の断面図である。チャネル702は4つのウェハ902、904、906、910から形成され、該ウェハは具体的にはガラスおよび/または高分子製とされる。本システムはより少ないまたはより多くのウェハから形成されることも可能である。ウェハ902、904、906、910は好適には適切な接合方法によって相互に固定される。チャネル702は、例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアや塩化ナトリウム溶液などの、1つまたはそれ以上の液体710を収容する。ウェハ906、910は、実質的にガス920を収容するガスチャンバ912を形成する。ガスチャンバ912およびチャネル702は細い通過通路914で相互に接続される。細い通過通路は、通常は0.5〜2mmとされるある特定の長さ916を有する。ガス920と流体710とが交わる点918は、実質的に長さ916の範囲内とされる。ガス920の圧縮性を本システムと組み合わせることで、チャネル702内に配置される流体710の熱膨張および熱圧縮を補償することが可能となる。チャネル702および/またはガスチャンバ912は、システムを流体710で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔712を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が可能となる。
図9は図8の詳細な図である。細い通過通路914が詳細に示される。流体710の捕集性を最大限にするために、細い通過通路の入口におけるウェハ906と910の間の角度1004は正、ゼロまたは負の角度であってもよい。細い通過通路914の形成は、ガス920と流体710の良好な分離を最大限に行うために、自由に選択されてもよい。ガスチャンバ912からチャネル702へのガス920の混合または移動を防ぐために、細い通過通路914の寸法および形状は流体710の粘度に応じて適応されなければならない。
図10はシステム100またはシステム200の改良案の断面図である。チャネル702は4つのウェハ1102、1104、1106、1110から形成され、該ウェハは具体的にはガラスおよび/または高分子製とされる。本システムはより少ないまたはより多くのウェハから形成されることも可能である。ウェハ1102、1104、1106、1110は好適には適切な接合方法によって相互に固定される。ガス気泡を用いて達成可能となる態様において、チャネル702は、例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアや塩化ナトリウム溶液などの、1つまたはそれ以上の液体および/またはガス710を収容する。特定の場所には、液体および/またはガス710と接触するように軟性材料1112が配置される、軟性材料1112は、チャネル702内の流体710の熱膨張および圧縮を補償する性質を有する。チャネル702は、システムを流体および/またはガス710で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔712を任意的に有し、製造工程におけるシステムの自動充填が可能となる。
図11は、閉ループとして形成されたキャピラリチューブ1202を含むシステム200の平面図である。キャピラリチューブ1202は、様々な幾何学的断面、二次元または三次元の断面およびその他の形状または構造をとることが可能であることを理解されたい。ガス気泡を用いて達成される本態様において、キャピラリチャネル1202は、実質的に導電性で任意に着色された、例えば、塩化ナトリウム溶液などの第1液体1206と、導電性または非導電性の任意に着色された、例えば、シリコンオイルまたはリキッドサファイアなどの第2液体1214とで充填される(本態様で用いられるように、いかなる液体も基板と同じ屈折率を有することが可能とされる)。もちろん、システムはより多くのまたはより少ない数の流体や、異なる流体の他の組み合わせを用いることもできる。さらに、本態様は1つまたはそれ以上の電磁流体力学ポンプ(MHDポンプ)112が備わってなる。貯蔵部1220はチャネル1202と流体連絡する特定の場所に配置される。貯蔵部1220のハウジング1222は、チャネル1202内の液体1206の熱による膨張および圧縮を補償する機能を有する。しかし、このような圧縮は2015年4月7日出願のPCT/IB2015/000448「透明穴部における液体の吸収、膨張、収縮、移動のためのシステムおよび方法」の図3に説明されるような方法でも得ることが可能となる。チャネル1202および/または貯蔵部1220のハウジング1222は、システムを流体またはガス1206、1214で初期充填することが可能となるように、1つまたはそれ以上の開口アクセス孔712を任意で有し、製造工程におけるシステムの自動充填を示唆する。
図12Aから12Eは、例えば、図2、図5、または図11で説明されるような閉ループを含むシステムの改良案である。チャネル1306は2つまたはそれ以上のウェハ1310、1312、1314を一緒に固定することにより形成され、該ウェハは具体的にはガラスおよび/または高分子製とされる。チャネル1306は流体、ガス、固形粒子またはそれらを組み合わせたもので充填されてもよい。本態様では、チャネルは例えば、シリコンオイル、リキッドサファイアまたは塩化ナトリウム溶液などの2つの異なる種類の流体1316、1320で充填される。充填される流体の少なくも1つは実質的には導電性とされる。MHDポンプ112は一体化形成され、永久磁石502、506が2つのウェハ1310、1314の間で内径および外径に沿って配置されてなる。さらに、ウェハ1310およびウェハ1314は導電性で、電極としての機能を有する。ウェハ1310、1314の導電性は好適にはITO(インジウム−スズ酸化物)またはFTO(フッ素ドープ酸化スズ)としてスパッタリングされることにより得られることが好ましい。実質的に導電性の液体1316は、永久磁石502、506によって発生した磁場1322と、直流(DC)電圧源に接続された2つのウェハ1310、1314の間で発生した電界1324が組み合わさることで生成されたロレンツ力(lorenz force)によって、前方または後方に駆動される。極性を入れ替えることで流体1316、1320の流れが逆向きになる。もちろん、上記されたように、本態様は流体の熱による膨張および/または収縮を補償する機構を含んでなる。また、図3で説明されるように、誘電体または誘電体の変化を測定するキャパシタをもちろん含んでなる。
とりわけ図12を参照すると、図12Aにおける任意的な実施態様は、上部の可視部1242と下部の隠された部分1244を有し、収容する導電性液体1252を駆動する1つまたは2つのMHDポンプ1246、1248を含む連続する環状の細長いチャンバ1240を含んでなる。液体1252を駆動することで、液体1252は例えば、ガスなどのもう一方の導電性または非導電性流体1250にその動作を伝達する。チャネルのクロスオーバまたは接続部1254によって、チャネル1240の隠された部分の内容物をチャネルの可視部へ、またその逆へと方向付ける。時刻を読みやすくするために、この場合では数字の12、3、6、9がインデックス1256として付される。チャンバ1240は、それ自身を一周回った連続するループの形状をなす。ここでは、午前または午後6:01におけるシステム300が示される。本実施例では、流体は透明な導電性液体1252と、比較的非導電性か導電性の着色されたまたは不透明の流体1250を含む。もちろん、流体の着色特徴は例示的であり、任意であることを理解されたい。図から、着色された流体1250は隠されたチャネル全体の容積の約50%を充填されるのが見受けられる。チャンバの可視部と隠された部分における流体の流れを調整するために、チャンバの隠された部分の寸法(幅および深さ)をチャンバの可視部のそれと比較して変更することは、通常の技術水準を有する設計者によって可能であることも留意されたい。
特に図12Cを参照すると、午前または午後12時におけるシステム300が開示される。図から、着色された流体1250は隠されたチャネル1244全体の容積の約25%を満たすことがわかる。
特に図12Dを参照すると、午前または午後5:59におけるシステム300が開示される。図面から、MHDポンプ1246、1248を有する隠されたチャネルの一部を含む隠されたチャネル1244を、透明な液体1252がほぼ完全に充填することが見受けられる。本発明が、MHDポンプを駆動するシステム300の能力を保証するために、導電性の液体1252がMHDポンプ1246、1248と常に接触するように設計されていることがここまでで明らかであろう。可視部1242は時刻表示のために備えられる。MHDポンプ1246、1248の間の隠されたチャンバ1244の一部1242は、上記図1および図7〜11の説明における流体膨張または収縮の装置102、802、904、1112、1220に適した位置とされる。
とりわけ図12Eを参照すると、断層ZZ’、AA’、XX’、BB’が位置する層1266,1258、1262および1264の層1266のさらなる詳細および流体チャンバ1240の構造が示される。
次に図13A〜13Dを参照すると、図12Eで配置されるシステム300の流体チャンバ1240における平面ZZ’、AA’、XX’、BB’の断面が示される。
次に図14を参照すると、(例として、図4BのMHDポンプ400が用いられることが可能な)表示のための円形キャピラリチューブ1402の可視部と、(例として、図4AのMHDポンプ112が用いられることが可能な)断面が四角形あるいは長方形の流体チャネル1404のいずれかを使用した本発明の実施態様が開示される。1つまたは複数のMHDポンプ112、400は、時刻インデックス12、3、6、9を示す設計要素1406に配置される。透明な導電性液体1252は可視されるキャピラリ1402、1404の実質的に全体に充填される。非導電性またはより低い導電性を有する(ガスではない場合、不透明または着色されることが望ましい)非混合性の流体1412の少滴または小気泡は、上記実施態様におけるメニスカス1290と同じように時間を示す。MHDポンプ1246、1248のうち少なくとも1つは常に導電性液体1252に確実に接触し、それにより導電性液体を駆動するためのシステム300の能力を保証するように、少なくとも2つのMHDポンプ1246、1248は、図示されるように上記インデックス1406に内蔵される。このような実施態様において、センサ(図示なし)はキャピラリチューブ1402の長手方向長さに沿って、キャピラリチューブ内で床部に沿うように配置され、センサはメニスカス1290または非導電性流体1250の位置を検出および制御を可能にするために、局所的な静電容量または隣接する静電容量(図17Eに示される)の差を感知するセクターを有する。代案として、キャピラリチューブ1402の床部に沿って、孔部(図示なし)を貫通して任意的に延長する複数のセンサは、必要とされる感知機能を提供し、閉フィードバックループシステム1500と、ペースまたは例えば、クォーツ式ムーブメントなどの時計ムーブメント(図示なし)といった基準/目標出力を提供する要素と共に、システム300の精度を保証する。
次に図15を参照すると、メニスカス1290および非導電性流体の表示ドロップ1410の位置、またはその他の特徴部を制御するのに用いられるフィードバック制御システム1500の概念図が開示される。複数、(良好な時間分解および制御を保証するために)好適には100個かそれ以上の電極1512が配置された流体チャンバ1510における1つまたはそれ以上のDCMHDマイクロポンプを制御する制御部1504は、バッテリー1502によって電源が供給される。キャパシタ測定電子システム1514は、複数の電極1512の静電容量を測定し、静電容量の数値を制御部1504に処理入力のために送信する。
次に図16を参照すると、タッチスクリーン式のキャパシタンスセンサ1600の機能の概略が示される。複数の電極1602が、電極またはセンサ1602の誘電体通路1610に沿った表面1606に接触する物(例えば、指1604など)による静電容量の変化を感知する。図17Aおよび17Bに示される一実施態様では、静電容量の変化は、流体チャンバ1704の壁部1702に取り付けられた2つの三角形の電極1700、1701の間の導電性の変化の静電容量を測定することで検出される。この電極1700は、使用者による通常の視認角度に対して直角に配向される。また、この電極1700はITO/FTO電極であってもよい。非導電性流体1706の配置によって、キャパシタ誘電体は(非導電性流体1706を覆う表面の改変により)改変され、これにより測定される静電容量も改変される。実験的に設定された閾値を用いることで、非導電性流体の位置をヒューリスティックに決定することができる。
図17Cおよび17Dを参照すると、代案的な実施態様では、非導電性流体1706の位置を検出するために、流体チャンバ1704の両側に位置する2つの電極マトリックス1710、1712の間で静電容量が測定される。電極1714はITOセンサであることが好ましい。このようなITOセンサ1714は流体チャンバ1704に渡って静電容量を測定し、フィードバック測定システム1716はマトリックス1710に沿った各位置で測定された静電容量C1、C2、C3、C4などを読み取る。これにより、測定値を比較することで非導電性流体1706における低静電容量位置C2が特定される。
次に図17Eを参照すると、さらなる代案的な実施態様では、非導電性流体1706の位置は2つの隣接する電極の間の静電容量を測定するか、または2つの隣接する電極の静電容量の測定値を比較することで特定できる。
中華人民共和国、大連所在のDalian HeptaChroma SolarTech Co., Ltd.やカリフォルニア州アナハイム所在のThin Film Devices Incorporatedなどの会社から、インジケータのフェース部のガラス基板に層を塗布するのに適したITO層が成膜されたガラス基板が提供されている。フィードバック制御機構に適した制御部1716は、マサチューセッツ州ノーウッド所在のAnalog Devices Inc.から型番AD7745として販売されており、+/−4fFの分解能で+/−4pFの範囲の静電容量を測定することが可能なためとりわけ適切とされる。
次に図18Aおよび図18Bを参照すると、本発明のシステム100、200、300を用いた例示的な腕時計1800が開示される。この例では、時間を示すディスプレイを有するシステムと、分を示すディスプレイを有するシステムとの2つの個別の流体制御システムが含まれることを留意されたい。
ITO/FTOセンサを用いると、タッチ感度の利用により時刻設定が簡易化され、設定モードが起動されると、時間および/または分ディスプレイ1802、1804上でメニスカスまたは非導電性の滴がそれぞれ配置されるべき場所に触れるだけで設定することが可能となる。静電容量の変化は設定モードにおいて感知され、フィードバックループ制御部がメニスカスまたは滴が適正なまたは所望の位置に移動するように操作される。
加えて、ガスが用いられる場合には、ガスは容易に着色したり、不透明にしたりできないため、表示がはっきりと見えるように、ガスを囲む背景が暗くなるようにディスプレイのコントラストが変更されることが好ましい。
有利な点としては、システムは可動部品をほとんど有さない閉ループとされることで、耐久性がより保証される。
また別の有利な点としては、システム100、200、300の精度はクオーツムーブメントによってペース調整されたフィードバック制御システム1500によって制御され、これによって時計として使用されるときには精度を保持しつつ、表示する特徴部の位置を能動的に制御することで、広い範囲の変数(温度、粘度、流量などの問題)を補償する。
別の有利な点としては、システム100、200、300は流体ベローズや複合マクロポンプなどの複雑かつ高額な部品を必要としない。
また別の有利な点としては、システム100,200、300は、例えば、スイスのHYT SAによって開発され、高いファッション性で設計されたものを含む宝飾品のための流体ディスプレイをその数分の1の価格で提供する。
本仮特許出願には、その両方が「温度駆動巻きシステム」と題された2013年3月15日出願の米国特許出願第61/787,727および2014年3月17日出願の国際特許出願第PCT/IB2014/000373の内容すべてが、本願に詳細に開示されているかのように参照として組み込まれる。
本願で用いられる「からなる」、「から構成される」やその他の同様の言い回しは、要素の非限定的な一覧を表すために用いられ、その要素一覧から構成される本発明の工程、方法、物品、構成または装置は記載される要素のみを含むわけではなく、本明細書に記載されるその他の要素を含むことも可能である。また、「を含む」、「を含んでなる」または「本質的に含む」といった言い回しは、別段に指定のない限り、列挙される要素のみに発明の範囲を限定する意図で用いられるものではない。本発明の実施に用いられる上記された要素、材料または構造の組み合わせまたは改良は、本発明の一般原則から逸脱することなく、当業者によってその他の設計に変更または適応することも可能である。 上記で挙げられた特許及び文献は、別段の記載のない限り、本開示に反しない範囲において、参照することにより本件に組み入れられる。
本発明の他の特徴および実施形態は、添付の請求項において説明される。さらに、本発明は、新規性、進歩性及び産業上の利用性を具備すると考慮される本明細書、添付の請求項及び/又は図面において説明された全ての特徴の可能な全ての組み合わせから構成されることを考慮されたい。
本発明の付加的な特徴および機能性は添付の請求項において説明される。それらの請求項は参照として本明細書にそのすべてが組み込まれ、提出された出願の一部と考慮されたい。
上述された発明の実施形態において、様々な変更及び改良を加えることが可能である。例えば、測定される異なる物理量は、好適には抵抗性または静電容量とされる。しかし、その他の特徴、例えば、透明度や粘度なども従来のセンサで感知可能であるため用いられてもよい。透明度は、チャネル内の流体を透過するLEDから発せられる光パルスを感知することで感知可能となる。そして、異なる透明度を有する2つの流体の間のメニスカスの位置を特定するために、チャネルに沿ったアレイ状の光センサが読み取られる。粘度は、プローブの基底部にピエゾ抵抗体が内蔵され、流体チャンバの長さに沿って挿入される一連のカンチレバープローブ(cantilever probes)などの粘度センサを用いることで測定可能となり、これによって相対変位が測定でき、粘度の異なる2つの流体の間のメニスカスの位置を特定することが可能となる。このようなセンサは、Measurement and Evaluation of the Gas Density and Viscosity of Pure
Gases and Mixtures Using a Micro-Cantilever Beam, by Anastasios Badarlis, Alex
Pfau and Anestis Kalfas, Laboratory of Fluid Mechanics and Turbomachinery,
Aristotle University of Thessaloniki, Thessaloniki, Greece, Sensors 2015, 15(9)において説明されており、スイスのライナッハ所在のEndress+Hauser
Flowtec AGから販売されているものなどがある。さらに、MHDポンプは使用されなくてもよく、流体を流体チャネルに駆動するために流体の物理的特徴または特性を利用する必要もなくなる。したがって、上記の説明は、MHDポンプの記載(ナノポンプまたはマイクロポンプが代用される)および推進に必要な特性として記される流体に関する「導電性」の記載を差し引いて、流体自体に導電性を必要としない代案的なポンプを参照としてそのすべてが復唱される。導電性、抵抗性および静電容量を用いた発明の特定な実施態様が開示および説明されたが、幅広い改良、変更および置換が上述の実施態様では考慮される。上記の説明には多くの特定事項が含まれるが、発明の範囲を限定するものとしてではなく、むしろ1つ又はその他の好適な実施形態の例示であると考慮されたい。場合によっては、本発明のいくつかの特徴は、対応する他の特徴を使用することなく用いられる。従って、上述の説明は広義に解釈され、単なる実例又は例示として理解され、本発明の精神及び範囲は本出願で最終的に発行される請求項によってのみ限定されるべきである。







Claims (28)

  1. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部はメニスカスであることを特徴とする表示装置。
  2. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部は相対透明度であることを特徴とする表示装置。
  3. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部は相対粘度であることを特徴とする表示装置。
  4. 上記特徴部位置センサは上記チャンバに渡り測定された物性または特性の差を入力として利用し、該入力を上記フィードバック制御部が特徴部の位置を所望の位置に移動する少なくとも1つのポンプを作動するのに利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部は、チャンバ内の流体中に、または流体の間に浮遊される物体であることを特徴とする表示装置。
  6. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記少なくとも1つの液体は着色された液体であることを特徴とする表示装置。
  7. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記少なくとも1つの液体は剛性チャンバと同じ屈折率を有することを特徴とする表示装置。
  8. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記少なくとも1つの液体は観察者から視認可能な浮遊粒子を有することを特徴とする表示装置。
  9. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部位置センサは、導電性感応膜であることを特徴とする表示装置。
  10. 上記細長い流体チャンバは実質的に環状の閉ループであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 上記流体の動作の向きは、上記MHDポンプの極性を変更することで偏向されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  12. 上記少なくとも1つの液体は、該液体の少なくとも1つの特徴部の位置を観察者が確認することを可能とする、少なくとも部分的に透明な表面を有する少なくとも1つの露出した閉ループ細長いチャンバに収容され、さらに上記表示装置は、観察者から実質的に視認できないように配置された、上記流体の熱膨張および/または収縮を吸収する機構からなり、
    上記熱膨張および/または収縮を吸収する機構は気密かつ水密な状態でチャンバを包囲し観察者の視野外に配置された薄く可撓性のウェハ、観察者の視野外に配置された個別のガス充填チャンバおよび観察者の視野外のチャンバの一部に配置された軟性可撓性材料からなる機構の1つの群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  13. 上記熱膨張および/または収縮を吸収する機構は、すくなくとも1つの液体におけるガス充填されたインジケータ気泡であることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 上記熱膨張および/または収縮を吸収する機構は、気密かつ水密な状態でチャンバを包囲し観察者の視野外に配置された薄く可撓性のウェハ、観察者の視野外に配置された個別のガス充填チャンバおよび観察者の視野外のチャンバの一部に配置された軟性可撓性材料からなる機構の1つの群から選択されることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  15. 上記熱膨張および/または収縮を吸収する機構は、観察者の視野外に位置し、上記剛性チャンバの通路部によって上記剛性チャンバの液体充填部に接続される上記剛性チャンバのガス充填されたチャンバ部であることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  16. 表示される数は時刻であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  17. 上記表示装置は時計であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  18. 上記細長いチャンバは形状が一部線形であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  19. 上記細長いチャンバは形状が非線形、好適には円形であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  20. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、すなわちその液体用の少なくとも1つのポンプによって駆動される液体と、該液体とは異なる物性を有する非混合性の流体であり、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働する特徴部位置センサおよびフィードバック制御部を含んでなり、
    上記チャンバは異なる形状の2つまたはそれ以上の材料ウェハが、好適には相互に接合されて形成されることを特徴とする表示装置。
  21. 上記材料ウェハはガラスウェハであることを特徴とする請求項20に記載の表示装置。
  22. 上記チャンバは高分子から形成されてなることを特徴とする請求項20に記載の表示装置。
  23. 上記チャンバは高分子を射出成型してなることを特徴とする請求項22に記載の表示装置。
  24. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記少なくとも1つのポンプは、上記液体がいかなる操作位置にあっても確実に圧送されるように、上記細長いチャンバに沿って配置され、
    上記特徴部はメニスカスであることを特徴とする表示装置。
  25. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記液体がいかなる操作位置にあっても確実に圧送されるように、少なくとも2つのポンプが上記細長いチャンバに沿って配置され、
    上記特徴部はメニスカスであることを特徴とする表示装置。
  26. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバからなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはそのような導電性液体用のポンプによって駆動される導電性液体で、もう一方は非混合性の比較的非導電性の流体であり、
    上記チャンバ内に収容される上記導電性液体の少なくとも1つの特徴部はインジケータとして利用され、上記特徴部はポンプによって、上記チャンバ内のもう一方の流体を介して直接的または間接的に観察者に視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、観察者に数を示すために上記チャンバ内の所望の位置に上記特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサおよび観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなることを特徴とする表示装置。
  27. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体はMHDポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記特徴部はメニスカスであることを特徴とする表示装置。
  28. 少なくとも2つの非混合性の流体を収容する細長い流体チャンバを含んでなる表示装置であって、上記流体の少なくとも1つはもう一方の流体とは異なる物性を有し、前記もう一方の流体は機械式ポンプによって駆動され、
    上記チャンバに収容される液体の特徴部の少なくとも1つはインジケータとして利用され、その特徴部は上記チャンバ内のもう一方の流体を介して、観察者から視認可能なインジケータの隣接するインデックスに沿って、直接的または間接的に少なくとも1つのMHDポンプによって上記チャンバに沿って駆動され、
    さらに上記表示装置は、特徴部の位置を検出するように流体の異なる特徴的な物理的特性を直接感知する特徴部位置センサと、観察者に示すために上記チャンバ内の所望の位置に特徴部を移動させるようにポンプを作動すべく協働するフィードバック制御部を含んでなり、
    上記ポンプは機械式であり、該機械式ポンプの操作の向きを逆にすることでチャンバ内の流量の向きを逆にし、
    上記特徴部はメニスカスであることを特徴とする表示装置。
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