JP6989308B2 - ワイヤレス送電装置およびそれを用いたワイヤレス充電器 - Google Patents

ワイヤレス送電装置およびそれを用いたワイヤレス充電器 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤレス給電技術に関する。
近年、電子機器へのワイヤレス給電が普及し始めている。異なるメーカーの製品間の相互利用を促進するために、WPC(Wireless Power Consortium)が組織され、WPCにより国際標準規格であるQi(チー)規格が策定された。Qi規格にもとづいたワイヤレス給電は、送信コイルと受信コイル間の電磁誘導を利用したものである。
図1は、Qi規格に準拠したワイヤレス給電システム10の構成を示す図である。給電システム10は、送電装置20(TX、Power Transmitter)と受電装置30(RX、Power Receiver)と、を備える。受電装置30は、携帯電話端末、スマートホン、オーディオプレイヤ、ゲーム機器、タブレット端末などの電子機器に搭載される。
送電装置20は、送信コイル(1次コイル)22、インバータ回路24、コントローラ26、復調器28を備える。インバータ回路24は、Hブリッジ回路(フルブリッジ回路)あるいはハーフブリッジ回路を含み、送信コイル22に駆動信号S1、具体的にはパルス信号を印加し、送信コイル22に流れる駆動電流により、送信コイル22に電磁界の電力信号S2を発生させる。コントローラ26は、送電装置20全体を統括的に制御するものであり、具体的には、インバータ回路24のスイッチング周波数、あるいはスイッチングのデューティ比を制御することにより、送信電力を変化させる。
Qi規格では、送電装置20と受電装置30の間で通信プロトコルが定められており、受電装置30から送電装置20に対して、制御信号S3による情報の伝達が可能となっている。この制御信号S3は、後方散乱変調(Backscatter modulation)を利用して、AM(Amplitude Modulation)変調された形で、受信コイル32(2次コイル)から送信コイル22に送信される。この制御信号S3には、たとえば、受電装置30に対する電力供給量を制御する電力制御データ(パケットともいう)や、受電装置30の固有の情報を示すデータなどが含まれる。復調器28は、送信コイル22の電流あるいは電圧にもとづいて制御信号S3を復調する。コントローラ26は、復調された制御信号S3に含まれる電力制御データにもとづいて、インバータ回路24を制御する。
受電装置30は、受信コイル32、整流回路34、平滑コンデンサ36、変調器38、負荷40、コントローラ42、電源回路44を備える。受信コイル32は、送信コイル22からの電力信号S2を受信するとともに、制御信号S3を送信コイル22に対して送信する。整流回路34および平滑コンデンサ36は、電力信号S2に応じて受信コイル32に誘起される電流S4を整流・平滑化し、直流電圧VRECTに変換する。
電源回路44は、送電装置20から供給された電力を利用して図示しない二次電池を充電し、あるいは直流電圧VRECTを昇圧あるいは降圧し、コントローラ42やその他の負荷40に供給する。
コントローラ42は、整流電圧VRECTがその目標値に近づくように、送電装置20からの電力供給量を制御する電力制御データ(コントロールエラーパケット、CEパケットとも称する)を生成する。変調器38は、電力制御データを含む制御信号S3にもとづいて受信コイル32のコイル電流を変調することにより、送信コイル22に制御信号S3を送信する。
特開2013−038854号公報 特開2014−107971号公報
Qi規格は当初、携帯電話端末、スマートホン、タブレット端末など、5W以下の低電力向けに策定された(Volume I Low Power、以下、Low Power規格という)。続いて、15Wまでの中電力(Power Class 0 Extended Power Profile、以下、Middle Power規格という)の策定の準備が進められ、将来的には120Wの大電力をサポートすることが計画されている。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、USB(Universal Serial Bus)から直流電圧を受けて動作可能な送電装置の提供にある。
本発明のある態様は、ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置に関する。ワイヤレス送電装置は、USB PD(Universal Serial Bus Power Delivery)規格に対応したレセプタクルと、送信アンテナと、送信アンテナを駆動するインバータ回路と、送信アンテナを介してワイヤレス受電装置と通信するとともに、インバータ回路を制御する第1コントローラと、レセプタクルを介して接続されるホストと、コンフィギュレーションチャネルを介して通信可能な第2コントローラと、ホストとデータラインを介して通信可能なトランシーバと、を備える。ワイヤレス送電装置は、ワイヤレス受電装置との通信の結果にもとづいた電圧レベルを有するバス電圧を、ホストに要求する。
この態様によると、供給電力に応じて、ワイヤレス送電装置に対するバス電圧の電圧レベルを最適化することができる。
ホストがUSB PD規格に対応するとき、第2コントローラを利用して、バス電圧を要求してもよい。
ホストが急速充電の規格に対応するとき、トランシーバを利用して、バス電圧を要求してもよい。
ワイヤレス受電装置は、Qi規格に対応してもよい。またワイヤレス受電装置は、Air Fuel Alliance規格に対応してもよい。「規格に対応」とは、その規格の認証試験をパスしている場合(準拠)のみでなく、認証はパスしていないが、同等の機能を提供可能な場合(compatible)も含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、USB(Universal Serial Bus)から直流電圧を受けて動作可能な送電装置を提供できる。
Qi規格に準拠したワイヤレス給電システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る送電装置を備える給電システムのブロック図である。 図2の給電システムの動作を示すフローチャートである。 図2の給電システムの動作を示すシーケンス図である。 送電装置の等価回路図である。 送電装置を備えるワイヤレス充電器を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る送電装置200を備える給電システム100のブロック図である。給電システム100は、送電装置200(TX、Power Transmitter)と受電装置300(RX、Power Receiver)と、一次電源110と、を備える。受電装置300は、携帯電話端末、スマートホン、オーディオプレイヤ、ゲーム機器、タブレット端末などの電子機器に搭載される。
一次電源110は、USBホストとして動作し、送電装置200に対してバス電圧VBUSを供給する。送電装置200は、USBケーブル112を介して一次電源110から供給されるバス電圧VBUSを電源として動作する。一次電源110は、USBアダプタであってもよいし、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレット端末など、外部機器にバスパワーを供給可能な電子機器であってもよい。一次電源110は、USB2.0、USB PD、あるいはUSBと互換性を有するその他の急速充電規格のいずれかに対応している。
送電装置200は、充電台を有する充電器に搭載される。送電装置200は、送信アンテナ201、インバータ回路204、第1コントローラ(以下、送電コントローラという)210、レセプタクル220、第2コントローラ(以下、PDコントローラという)230、USBトランシーバ240、を備える。
送信アンテナ201は、直列に接続された送信コイル(1次コイル)202および共振コンデンサ203を含む。インバータ回路204は、Hブリッジ回路(フルブリッジ回路)あるいはハーフブリッジ回路を含む。
インバータ回路204の電源端子VDDには、バス電圧VBUSが供給され、その出力には送信アンテナ201が接続される。インバータ回路204は、直流のバス電圧VBUSを交流の駆動信号S1に変換し、駆動信号S1によって送信アンテナ201を駆動する。その結果、送信コイル202に流れる駆動電流により、送信コイル202に電磁界の電力信号S2を発生させる。
送電装置200は、Qi規格に対応している。Qi規格では、送電装置200と受電装置300の間で通信プロトコルが定められており、受電装置300から送電装置200に対して、制御信号S3による情報の伝達が可能となっている。この制御信号S3は、後方散乱変調(Backscatter modulation)を利用して、AM(Amplitude Modulation)変調された形で、受信コイル302(2次コイル)から送信コイル202に送信される。この制御信号S3には、たとえば、受電装置300に対する電力供給量を制御する電力制御データ(コントロールエラーパケット、以下CEパケットともいう)が含まれる。CEパケットは、受電装置300において生成される整流電圧とその目標値との誤差を示しており、整流電圧が目標値より高いとき、CEパケットは負の値をとり、整流電圧が目標値より低いとき、CEパケットは正の値をとる。Qi規格においては送電装置200と受電装置300により、送信電力に関してPID(比例・積分・微分)制御のフィードバックループが形成される。
また制御信号S3には、受電装置300の固有の情報を示すデータ、たとえば受電装置300の受信電力の最大値(最大受信電力)PMAX_RXなどが含まれる。
送電コントローラ210は、送電装置200全体を統括的に制御可能に構成される。制御信号S3の復調機能は送電コントローラ210に内蔵されてもよい。送電コントローラ210は、送信アンテナ201が受電装置300から受信した制御信号S3を復調し、制御信号S3に含まれる電力制御データ(CEパケット)にもとづいて、受電装置300が要求する電力が送信されるように、インバータ回路204をフィードバック制御する。具体的には、送電コントローラ210は、(i)インバータ回路204のスイッチング周波数fSW、あるいは(ii)スイッチングのデューティ比、(iii)インバータ回路204がフルブリッジである場合にはスイッチングの位相、などを制御することにより、送信電力PTXを変化させる。
レセプタクル220は、USB PD(Universal Serial Bus Power Delivery)規格に対応しており、USBケーブルが着脱可能となっている。レセプタクル220は、VBUSピン、2個のコンフィギュレーションチャネル(CC:Configuration Channel)ピン、差動のデータピン(D+,D−)を備える。
USB PD規格に対応した一次電源110が接続される場合、PDコントローラ230は、コンフィギュレーションチャネルCCを介して、一次電源110と通信可能であり、PDコントローラ230と一次電源110の通信(ネゴシエーション)によって、バス電圧VBUSの電圧レベルが決定される。一次電源110がUSB PD規格に対応していない場合、PDコントローラ230による通信は発生しない。
USBトランシーバ240は、データライン(D+,D−)を介してホストである一次電源110と通信可能である。一次電源110が急速充電に関する独自規格に対応している場合、USBトランシーバ240と一次電源110の通信(ネゴシエーション)によって、バス電圧VBUSの電圧レベルが決定される。一次電源110が独自規格に対応しない場合、USBトランシーバ240を介したネゴシエーションは発生しない。
送電装置200は、ワイヤレス受電装置300の通信の結果にもとづいた電圧レベルを有するバス電圧VBUSを、ホストである一次電源110に要求する。具体的には送電装置200と受電装置300の通信によって、受電装置300が要求する電力が通知される。一次電源110には、供給可能な電圧と電流の組み合わせ(PDO:Power Data Object)が、ひとつ、または複数、規定されており、リスト化されている。送電装置200は、受電装置300に送信すべき電力に応じて、PDOのリストの中から、最適なひとつを選択して要求する。
送電装置200は、ホストである一次電源110がUSB PD規格に対応するとき、PDコントローラ230を利用して、PDOを要求する。また送電装置200は一次電源110が急速充電の規格に対応するとき、USBトランシーバ240を利用して、PDOを要求する。
以上が給電システム100の構成である。図3は、図2の給電システム100の動作を示すフローチャートである。
はじめにレセプタクル220に、USBケーブル112を介して一次電源110が接続される(S100)。続いて、一次電源110の種類が判定され、具体的には一次電源110がUSB PD規格、急速充電規格あるいはUSB2.0のいずれに対応しているかが判定される(S102)。この判定は、PDコントローラ230と一次電源110の通信、USBトランシーバ240と一次電源110の通信によって行われる。この段階では、バス電圧VBUSは初期値である5Vであってよい。
バス電圧VBUSの供給によって、送電コントローラ210が起動する(S104)。送電コントローラ210は間欠的にアナログPingを打つ(S106)。アナログPingは、受電装置300が検出されるまで繰り返される(S108のN)。
受電装置300が検出されると(S108のY)、認証・設定(Identification&Configuration)フェーズ、ネゴシエーション(Negotiation)フェーズが実行される(S112)。具体的には認証・設定フェーズにおいて、送電装置200は受電装置300を特定し、送信電力などを設定し、ネゴシエーションフェーズでは、送信電力などが再設定(reconfigure)される。
そして送電装置200は、再設定された送信電力に関して最適なバス電圧VBUSと電流の組み合わせ(PDO)を一次電源110に要求する。要求したバス電圧VBUSが供給されると、パワートランスファフェーズ(S114)に移行し、送電装置200から受電装置300に電力が供給される。
図4は、図2の給電システム100の動作を示すシーケンス図である。PSは一次電源110を、TXは送電装置200を、RXは受電装置300を表す。破線は、PSあるいはRXがシステムに組み込まれる前の状態を表す。
まず、一次電源PSが送電装置TXに接続され、5Vのバス電圧VBUSが供給される(S200)。5Vのバス電圧VBUSにより動作可能となった送電装置TXは、一次電源PSと通信し(S202)、一次電源PSの規格(種類)を判定する(S204)。この段階では送電装置TXは、バス電圧VBUSとして5Vを要求する(S206)。
続いて、送電装置TXがセレクション(Selection)フェーズに移行し(S208)、受電装置RXの有無が判定される。送電装置TXは、受電装置RXを検出すると、デジタルピング(Digital Ping)を打ち(S210)、応答を受信する(S212)。そして認証・設定(Identification&Configuration)フェーズ、ネゴシエーション(Negotiation)フェーズに移行する(S214)。
送電装置TXから受電装置RXへの送信電力が決定すると、送電装置TXは、送信電力に応じたPDO(バス電圧VBUS)を一次電源PSに要求する(S216)。一次電源PSがこの要求に応答してバス電圧VBUSの電圧レベルを変更すると(S218)、パワートランスファフェーズに移行し、送電装置TXから受電装置RXへの給電が開始する(S220)。
以上が給電システム100の動作である。
続いて、送信電力に応じた最適なPDOについて説明する。ある送信電力に対応可能なPDO(バス電圧VBUS)が複数存在するときに、いずれのPDOが最適であるかは、送電装置200の構成、仕様などに応じてさまざまであるが、ここではその一例を説明する。
図5は、送電装置200の等価回路図である。インバータ回路204はフルブリッジ回路であり、その入力電流IINの経路上には、抵抗Rが設けられる。抵抗Rは、主として入力電流IINの検出のために設けられたセンス抵抗であり、さらにUSBケーブル112の寄生抵抗を含む。
バス電圧VBUSと入力電流IINの積が、送電装置200に投入される入力電力PINであり、その一部が、送信アンテナ201から受電装置RXに供給される。
IN=VBUS×IIN
受電装置300が要求する最大電力をPRXとすると、PIN>PRXが成り立たなければならない。したがって送電装置200は、電力PRXが決定すると、一次電源110に対して、PIN>PRXを満たすようなPDOを要求する。
ここで、PIN>PRXを満たすPDOを、一次電源110が複数サポートする場合があり、この場合には、送電装置200の電力損失が最小となるようなPDOを選択することが望ましい。具体的には、選択可能なPDOのうち、バス電圧VBUSが最大のPDOが選択される。抵抗Rの損失PLOSSは、PLOSS=R×IIN であり、IIN=PIN/VBUSが成り立つから、
LOSS=R×(PIN/VBUS
となる。したがって、VBUSを高くするほど、抵抗Rにおける電力損失を低減することができる。
たとえばPRX=10Wとする。一次電源110が、以下の複数のPDO1〜PDO3をサポートするとする。
PDO1 VBUS=5V, I=3A
PDO2 VBUS=9V, I=2.25A
PDO3 VBUS=12V, I=2A
これらのPDOはいずれも10Wより大きく、いずれを選択したとしても受電装置300に電力供給が可能であるが、消費電力を低減したい場合には、VBUS=12VのPDO3が選択される。
図6は、送電装置200を備えるワイヤレス充電器400を示す図である。ワイヤレス充電器400は、充電台402、筐体404およびその内部に組み込まれた上述の送電装置200を備える。受電装置300(図6に不図示)は、充電台402の上に載置される。充電台402の直下には、送信コイル202が設けられる。レセプタクル220は、たとえば筐体404の側面に設けられ、USBケーブル112が着脱可能となっている。筐体404の内部には、インバータ回路204、送電コントローラ210、PDコントローラ230、USBトランシーバ240など(図6に不図示)が実装される。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(第1の変形例)
実施の形態では、Qi規格について説明したが、本発明は将来策定されるであろうQi規格の派生規格、あるいは別の規格団体AirFuelが策定する規格、あるいはさらに別の規格にも適用可能である。
(第2の変形例)
図3のフローチャート、あるいは図4のシーケンス図において、各処理の順序は、処理に支障が生じない範囲において入れ替えることが可能である。
(第3の変形例)
実施の形態では、複数のPDOが選択可能である場合に、最大の電圧レベルを有するPDOを選択することとしたが、送電装置200の入力電圧範囲に制限がある場合、その範囲で選択すればよい。たとえば、送電装置200の入力電圧の最大定格が15Vである場合、20Vのバス電圧VBUSは選択できないから、15Vより低い電圧範囲の中で最大の電圧を選択すればよい。
(第4の変形例)
実施の形態では、複数のPDOが選択可能である場合に、送電装置200の消費電力の観点から最適なひとつを選択する手法を説明したがその限りでない。たとえば給電システム100全体の給電効率を考慮して最適なPDOを決定してもよいし、効率以外の要素を考慮して、最適なひとつを決定してもよい。
(第5の変形例)
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…給電システム、110,PS…一次電源、112…USBケーブル、200,TX…送電装置、201…送信アンテナ、202…送信コイル、203…共振コンデンサ、204…インバータ回路、210…送電コントローラ、220…レセプタクル、230…PDコントローラ、240…USBトランシーバ、300,RX…受電装置、302…受信コイル、S1…駆動信号、S2…電力信号、S3…制御信号。

Claims (5)

  1. ワイヤレス受電装置に電力信号を送信するワイヤレス送電装置であって、
    送信アンテナと、
    前記送信アンテナを駆動するインバータ回路と、
    前記送信アンテナを介して前記ワイヤレス受電装置と通信するとともに、前記インバータ回路を制御する第1コントローラと、
    USB PD(Universal Serial Bus Power Delivery)規格に対応しており、VBUSピンと、2つのコンフィギュレーションチャネルピンと、差動のデータピンと、を有するレセプタクルと、
    前記レセプタクルを介して接続されるホストとの間で、コンフィギュレーションチャネルを介して通信可能な第2コントローラと、
    前記ホストとの間で、前記データピンを介して通信可能なトランシーバと、
    を備え、
    USB PD規格と急速充電に関する独自規格のどちらにも対応することが可能であり、
    前記トランシーバと前記ホストの間の通信により、前記ホストが前記独自規格に対応することを判定し、前記第2コントローラと前記ホストの間の通信により、前記ホストがUSB PD規格に対応することを判定し、
    前記第1コントローラは前記ホストから供給された所定のバス電圧により起動した後、前記ワイヤレス受電装置を検出し、検出された前記ワイヤレス受電装置との通信の結果にもとづいた電圧レベルを有するバス電圧を、前記ホストに要求することを特徴とするワイヤレス送電装置。
  2. 前記ワイヤレス送電装置は、選択可能なPDO(Power Data Object)のうち、最も高い電圧レベルを要求することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス送電装置。
  3. 前記ワイヤレス送電装置は、選択可能なPDO(Power Data Object)のうち、前記ワイヤレス送電装置の入力電圧の最大定格より低い範囲で最も高い電圧レベルを要求することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス送電装置。
  4. Qi規格に対応することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のワイヤレス送電装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のワイヤレス送電装置を備えることを特徴とするワイヤレス充電器。
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