JP6987432B2 - 補強用布帛 - Google Patents
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Description
(2)高強度繊維の引張強さが、16cN/dtex以上である、前記(1)に記載の建造物補強用布帛。
(3)布帛が、二方向及び多方向布帛からなる群から選択される、前記(1)または(2)に記載の建造物補強用布帛。
(4)布帛が二方向布帛であり、該二方向布帛のたて糸及びよこ糸の密度が、8〜18本/cmである、前記(3)に記載の建造物補強用布帛。
(5)布帛が二方向布帛であり、該二方向布帛のたて糸またはよこ糸の一方が、比表面積が0.24〜0.50m2/gの高強度繊維である、前記(3)または(4)に記載の建造物補強用布帛。
(6)下記式(I)で示す布帛のカバーファクター(CF)が900〜2,300である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の建造物補強用布帛。
CF:織編物カバーファクター
Dw:たて糸繊度(dtex)
Df:よこ糸繊度(dtex)
Nw:たて糸密度(本/cm)
Nf:よこ糸密度(本/cm)
高強度繊維を5mm長で切断し、切断した試料約5gを量り取り、105℃×4時間、熱処理を行った後、24℃、55%RHで5分間放置した試料について、(株)島津製作所製細孔分布測定装置を用いて、BET比表面積法により、窒素吸収量から比表面積を求めた。
住友ゴム工業(株)製のグリップボンドGB−35(エポキシ系樹脂)を、主剤と硬化剤を仕様書に従って混合し、離型フィルムの上に布帛目付量の1.4倍の重量の樹脂を下塗りし、その上に20×20cmの布帛をのせ、幅10cmの金属ローラを用い、2kgの荷重下で3回往復させた後、放置する。樹脂は、布帛下側から表面に向かって浸み出し、シート表面が濡れたようになる。5分後にシート表面への樹脂含浸を観察し、以下の基準で判定する。
◎;シート表面への樹脂の浸み出しがシート表面の90%以上。
○;シート表面への樹脂の浸み出しがシート表面の80%〜89%。
△;シート表面への樹脂の浸み出しがシート表面の70%〜79%。
×:シート表面への樹脂の浸み出しがシート表面の69%以下。
直径0.8mmの針金で作ったフックを取り付けた重さ300gの錘を用意し、補強用布帛を、たて糸方向に20cmの長さに切り取って試験片とする。試験片のたて糸が水平になるように試験片の一片を固定して垂直に垂らし、錘のフックをたて糸とたて糸の間に差し込む。10秒間放置後、錘によって開いたたて糸間の距離を読み取り、n=5の平均値を目ずれ長さとする。
次の方法により試験片を調製し、JIS K7073「炭素繊維強化プラスチックの試験方法」に準拠して測定した。測定値は、布帛幅1mの引張強さに換算し、布帛の耐力とした。
(試験片の調製)
住友ゴム工業(株)製のグリップボンドGB−35(エポキシ系樹脂)を、主剤と硬化剤を仕様書に従って混合し、離型フィルムの上に布帛目付量と同重量の樹脂を下塗りし、その上に布帛を貼り付けて布帛に樹脂を含浸させた後、布帛の目付の4割の樹脂で上塗りして樹脂含浸試験片を作製する。室温で5日間放置し、樹脂の硬化を確認した後、離型フィルムより樹脂含浸した布帛を取出す。これを幅12.5mm、長さ200mmの試験片にカットし、つかみ間隔100mmで引っ張り試験する。
東レ・デュポン(株)製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(単糸繊度1.58dtex)の糸条(総繊度1,580dtex、フィラメント数1,000本)を用意した。糸条を構成する糸の比表面積及び引張強さは、それぞれ、表1に示すとおりであった。
この糸条を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものを、たて糸及びよこ糸として用いた。レピア織機により、表1に示す特性の4枚朱子(4×4)織物を製織した。
東レ・デュポン(株)製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(単糸繊度1.58dtex)の糸条(総繊度1,580dtex、フィラメント数1,000本)を用意した。糸条を構成する糸の比表面積及び引張強さは表1に示すとおりであった。
この糸条を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものを、たて糸及びよこ糸として用いた。レピア織機により、表1に示す特性の4枚朱子(4×4)織物を製織した。
東レ・デュポン(株)製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(単糸繊度1.67dtex)の糸条(総繊度1,580dtex、フィラメント数1,000本)に、フィブリル化処理を施した。糸条を構成する糸の比表面積及び引張強さは表1に示すとおりであった。
この糸条を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものを、たて糸及びよこ糸として用いた。レピア織機により、表1に示す特性の4枚朱子(4×4)織物を製織した。
実施例2と同じ仕様の糸を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものを、たて糸及びよこ糸として用い、レピア織機により、表2に示す特性の4枚朱子(2×2)、平織織物を製織した。
実施例3と同じ仕様の糸を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものをよこ糸として用い、たて糸は、東レ・デュポン(株)製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(単糸繊度1.58dtex)の糸条(総繊度1,580dtex、フィラメント数1,000本)を2本引き揃えた糸条に50(回/m)の撚りを加えたものを用いた。レピア織機により、表2に示す特性の綾織織物を製織した。
Claims (6)
- 比表面積が0.24〜0.50m2/gである、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維及びポリベンゾビスオキサゾール繊維からなる群から選択される少なくとも1種の高強度繊維を用いた織布または編布からなる、建造物補強用布帛。
- 高強度繊維の引張強さが、16cN/dtex以上である、請求項1に記載の建造物補強用布帛。
- 布帛が、二方向及び多方向布帛からなる群から選択される、請求項1または2に記載の建造物補強用布帛。
- 布帛が二方向布帛であり、該二方向布帛のたて糸及びよこ糸の密度が、8〜18本/cmである、請求項3に記載の建造物補強用布帛。
- 布帛が二方向布帛であり、該二方向布帛のたて糸またはよこ糸の一方が、比表面積が0.24〜0.50m2/gの高強度繊維である、請求項3または4に記載の建造物補強用布帛。
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-
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