JP6984855B2 - 下地基板 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板を製造するための下地基板に関する。
ハイドライド気相成長法(Hydride Vapor Phase Epitaxy、 以下「HVPE法」という。)により低転位密度のGaN層を形成する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、サファイア基板上に設けたGaN膜上にマスク幅の異なる複数のマスクを形成し、それらのマスクの開口部からHVPE法でGaNを結晶成長させることにより、マスクの開口部から結晶成長した小三角ファセット構造と、小三角ファセット構造が合体した巨大三角ファセット構造とを含む厚膜のGaN層を形成し、このとき、小三角ファセット構造及び巨大三角ファセット構造によって転位の進行方向が曲げられることからGaN層の表面に到達する転位が低減されることが開示されている。
特許文献2〜4には、下地基板上に規則正しくストライプマスクパターンを形成し、それらのマスクの開口部からHVPE法でGaNを結晶成長させることにより、ファセットよりなる直線状のV溝を有するGaN層を形成し、このとき、V溝の底部に転位が集合することから、それ以外の低転位密度の領域をデバイスの重要部分に使用することが開示されている。
特開2004−193371号公報 特開2009−057276号公報 特開2006−066496号公報 特開2003−183100号公報
パワーエレクトロニクスにおけるパワーデバイス用材料としてGaNが期待されている。そして、産業用や自動車用等の高耐圧及び大電流用途でのGaN系パワーデバイスを実現する上で、従来のLED等の発光デバイスよりも低転位密度のGaN基板を作製する技術の確立が望まれている。
しかしながら、特許文献1に開示されたGaN層の形成方法では、パワーデバイス用材料に求められるような低転位密度を実現することは困難である。また、特許文献2〜4に開示された方法で得られるGaN層は、大面積の低転位密度領域を必要とするパワーデバイス用材料には不向きである。
本発明の課題は、パワーデバイス用材料として好適な低転位密度の大面積の半導体基板を製造するための下地基板を提供することである。
本発明は、半導体基板を製造するために用いられる下地基板であって、基板本体と前記基板本体上に設けられたマスクとを有し、前記基板本体上の面内において、前記マスクと前記基板本体が露出した開口部とが所定方向に交互に配設された部分を含むと共に、前記所定方向において、前記マスクの幅が10μm以上20μm以下及び前記マスクの幅に対する前記開口部の幅の比が10以上50以下であり、且つ前記マスク上に半導体の結晶成長が生じることなく、各々、前記開口部から露出する前記基板本体を底面として、前記半導体が前記所定方向に沿った断面形状が三角形となるように結晶成長した複数の三角ファセット構造を形成した後、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長して、相互に隣接する前記三角ファセット構造間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層を形成し、そして、前記第1厚膜成長層が会合すると共に、その会合部に転位が集中し、また、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長すると同時に、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの上に、前記三角ファセット構造の頂上に連続して、前記三角ファセット構造の底面と同一の結晶成長面で、且つ前記所定方向の寸法が両側に漸次拡大して前記所定方向に沿った断面形状が逆三角形となるように結晶成長して第2厚膜成長層を形成し、そして、前記第2厚膜成長層が合体して前記第1厚膜成長層を埋設すると共に、その表面において転位が分散する。
本発明によれば、基板本体上の面内において、マスクと基板本体が露出した開口部とが所定方向に交互に配設され、その所定方向において、マスクの幅が10μm以上100μm以下及びマスクの幅に対する開口部の幅の比が5以上50以下であるので、それらの開口部から、各々、所定方向に沿った断面形状が三角形となるように半導体が結晶成長した大きな複数の三角ファセット構造を所定方向に並んで配設されるように形成することができる。そして、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの斜めファセット面から、半導体が結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層を形成すると共に、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの上に、半導体が、三角ファセット構造の底面と同一の結晶成長面で結晶成長して所定方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層を形成し、最終的に複数の三角ファセット構造の上の複数の第2厚膜成長層が合体して第1厚膜成長層を埋設することにより、転位の低減及び分散効果が得られ、その結果、これらの三角ファセット構造並びに第1及び第2厚膜成長層を含む半導体層からパワーデバイス用材料として好適な低転位密度の大面積の半導体基板を製造することができる。
下地基板の斜視図である。 下地基板の平面図である。 図1BにおけるIC-IC断面図である。 マスクパターンの第1の変形例を示す平面図である。 マスクパターンの第2の変形例を示す平面図である。 マスクパターンの第3の変形例を示す平面図である。 マスクパターンの第4の変形例を示す平面図である。 三角ファセット構造形成ステップを示す斜視図である。 三角ファセット構造形成ステップを示す平面図である。 図3BにおけるIIIC-IIIC断面図である。 厚膜成長ステップの前半を示す断面図である。 厚膜成長ステップの前半の変形例を示す断面図である。 厚膜成長ステップの後半を示す断面図である。 厚膜成長ステップの後半の変形例を示す断面図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係る半導体基板の製造方法は、下地基板準備工程と半導体結晶成長工程とを備える。なお、ここではGaNを半導体とするGaN基板の製造例を示すが、特にこれに限定されるものではなく、半導体がAlGaN、InGaN、InAlGaN、InAlN、InN等であってもよい。
(下地基板準備工程)
下地基板準備工程では、半導体基板を製造するために用いられる図1A〜1Cに示すような下地基板10を準備する。
下地基板10は、基板本体11とその上にストライプ状に設けられたマスク12とを有する。
基板本体11は、マスク12間の開口部13から露出する基板表面が後に開口部13から結晶成長させるのと同一の半導体のGaNで構成されていることが好ましい。基板本体11は、GaN基板、又は、例えば、サファイア基板、ZnO基板、SiC基板等の基材表面にGaN膜が設けられたものであることが好ましい。基板表面を構成するGaNの主面は、特に限定されるものではないが、c面であることが好ましい。なお、基板本体11は、例えば、サファイア基板、ZnO基板、SiC基板等で構成されていてもよい。
マスク12は、例えば、二酸化珪素(SiO)、窒化珪素(SiNx)等で形成されている。マスク12は、基板本体11上の面内において、マスク12と基板本体11が露出した開口部13とが所定方向に交互に配設された部分を含み、且つ後述するように開口部13からGaNがその所定方向に沿った断面形状が三角形となるように結晶成長した三角ファセット構造を形成するように設けられていればよい。具体的には、ストライプ状のマスク12は、例えば、マスク幅方向、つまり、マスク12と開口部13とが交互に配設された所定方向が、開口部13から露出した基板本体11のa軸方向又はm軸方向となるように設けられていることが好ましい。
マスク幅方向において、マスク12の幅wは10μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上50μm以下、より好ましくは10μm以上20μm以下である。マスク12の幅wは長さ方向に一定であることが好ましく、また、マスク12の幅wは相互に同一であることが好ましい。開口部13の幅Wは、好ましくは100μm以上1000μm以下、より好ましくは100μm以上900μm以下、更に好ましくは100μm以上500μm以下である。開口部13の幅Wも長さ方向に一定であることが好ましく、また、開口部13の幅Wも相互に同一であることが好ましい。マスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)は5以上50以下であり、好ましくは5以上25以下、より好ましくは10以上25以下である。なお、マスク12の幅w及び開口部13の幅Wのうちの少なくとも一方が長さ方向に一定でない場合、いずれかの部分のマスク12とそれに隣接する開口部13との関係において、マスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比が5以上50以下であればよい。また、マスク12の幅w及び開口部13の幅Wのうちの少なくとも一方が相互に同一でない場合、いずれかのマスク12とそれに隣接する開口部13との関係において、マスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)が5以上50以下であればよい。
マスク12の幅w及び開口部13の幅Wの和であるマスク12の周期Pは、好ましくは100μm以上1000μm以下、より好ましくは100μm以上500μm以下である。マスク12の厚さは、好ましくは10nm以上500nm以下、より好ましくは10nm以上200nm以下である。
なお、マスク12のパターンは、基板本体11上の面内において、マスク12と基板本体11が露出した開口部13とが所定方向に交互に配設された部分を含むと共に、その所定方向において、マスク12の幅wが10μm以上100μm以下及びマスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)が5以上50以下であり、且つ開口部13からGaNが所定方向に沿った断面形状が三角形となるように結晶成長した三角ファセット構造を形成する構成であれば、上記のストライプ状のマスクパターンに限定されるものではない。マスク12のマスクパターンは、例えば、図2Aに示すように、平面視においてマスク12に任意形状の開口部13が形成されたものであってもよく、図2Bに示すように、平面視においてマスク12にハニカム状に正六角形の開口部13が形成されたものであってもよく、図2Cに示すように、平面視においてマスク12に三角格子を構成するように円形の開口部13が形成されたものであってもよく、図2Dに示すように、平面視においてマスク12に四角格子を構成するように矩形の開口部13が形成されたものであってもよい。
以上の構成の下地基板10によれば、基板本体11上の面内において、マスク12と基板本体11が露出した開口部13とがマスク幅方向に交互に配設され、そのマスク幅方向において、マスク12の幅wが10μm以上100μm以下及びマスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)が5以上50以下であるので、GaNの結晶成長条件を適宜選択すれば、後述するように、それらの開口部から、各々、マスク幅方向に沿った断面形状が三角形となるようにGaNが結晶成長した大きな複数の三角ファセット構造をマスク幅方向に並んで配設されるように形成することができる。そして、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの斜めファセット面から、GaNが結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層を形成すると共に、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの上に、GaNが、三角ファセット構造の底面と同一の結晶成長面で結晶成長してマスク幅方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層を形成し、最終的に第1厚膜成長層による相互に隣接する三角ファセット構造間の凹部の埋め込みが完了するのに続いて、複数の三角ファセット構造の上の複数の第2厚膜成長層が合体して第1厚膜成長層を埋設することにより、転位の低減及び分散効果が得られ、その結果、これらの三角ファセット構造並びに第1及び第2厚膜成長層を含むGaN層からパワーデバイス用材料として好適な低転位密度の大面積のGaN基板を製造することができる。
誘電体のマスク12には、単に基板本体11の転位の成長阻止層としての働きだけではなく、結晶成長するGaNを成長部に供給するポンプとしての働きがあるものと考えられる。そして、マスク12の幅wが10μm以上100μm以下及びマスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)が5以上50以下であれば、マスク12の上に異常な結晶成長が生じることなく、大きな三角ファセット構造を安定して形成することができるものと考えられる。
(半導体結晶成長工程)
半導体結晶成長工程では、気相成長装置を用い、気相成長法のHVPE法で、反応室で下地基板10のマスク12を設けた側の面に原料ガスを接触させることにより半導体のGaNの結晶成長を行う。原料ガスには、Ga源ガスとしてGaClガスが挙げられ、N源ガスとしてNHガスが挙げられる。また、キャリアガスとして例えばHガスやNガスが挙げられる。なお、このとき、気相成長法としてMOVPE法(有機金属気相成長法:Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)等を用いてもよい。
<三角ファセット構造形成ステップ>
GaNは、下地基板10上のマスク12により結晶成長が規制されるため、マスク12間の各開口部13からエピタキシャル成長する。従って、開口部13から基板本体11の主面がc面のGaNが露出していれば、GaNがc面成長する。このとき、図3A〜3Cに示すように、GaNは、各開口部13において、結晶成長するに従ってマスク幅方向の寸法が両側から漸次短くなった後に最終的に線状に収束した頂上を構成し、このとき、マスク幅方向に沿った断面形状が上に頂点を有する三角形の突状に構成された幅が100μm以上の大きな三角ファセット構造21を形成する。ここで、本出願における「三角形」には、3本の線分の辺で構成された三角形の他、3本の辺のうちの少なくとも1本が弓形に外向きに膨出又は内向きに没入した略三角形も含まれる。
この三角ファセット構造21は、マスク幅方向に間隔をおいて複数が並んで配設されるように開口部13毎に形成され、全体として、三角ファセット構造21とマスク12とが交互にストライプ状に設けられたGaN層20(半導体層)を構成する。つまり、この三角ファセット構造21は、各開口部13に対応して形成されたものであり、複数の開口部13において形成された複数の三角ファセット構造21が合体して形成されたものではない。
マスク幅方向において、三角ファセット構造21間の間隔は、マスク12の幅wと同一であり、好ましくは10μm以上100μm以下、より好ましくは10μm以上50μm以下、更に好ましくは10μm以上20μm以下である。三角ファセット構造21の幅(底面幅)は、開口部13の幅Wと同一であり、好ましくは100μm以上1000μm以下、より好ましくは100μm以上900μm以下、更に好ましくは100μm以上500μm以下である。三角ファセット構造21間の間隔に対する三角ファセット構造21の幅の比は、マスク12の幅wに対する開口部13の幅Wの比(W/w)と同一であり、好ましくは5以上50以下、より好ましくは5以上25以下、更に好ましくは10以上25以下である。
下地基板10に含まれていた転位dは、マスク12の対応部分では遮蔽されるが、開口部13の対応部分ではGaN層20の三角ファセット構造21に継承される。
ここで、GaNの結晶成長条件は、三角ファセット構造21の形成に好適なように適宜選択する。具体的には、Ga源ガス(GaClを生成するHClガス)流量は例えば0.4slm以上1.2slm以下であり、N源ガスの流量は例えば4slm以上24slm以下であり、及びキャリアガスの流量は典型的には例えば17.4slmである。反応室内の圧力は典型的には980kPa以上1000kPa以下であり、及び結晶成長温度は例えば1000℃以上1100℃以下である。
<厚膜成長ステップ>
三角ファセット構造21形成ステップの後、引き続きGaNを結晶成長させる。このとき、図4Aに示すように、GaNは、複数の三角ファセット構造21のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造21間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層22を形成すると同時に(第1厚膜成長ステップ)、複数の三角ファセット構造21のそれぞれの上に、その頂上に連続して、三角ファセット構造21の底面、従って、下地基板10の基板本体11におけるマスク12間の開口部13から露出する基板表面と同一の結晶成長面で結晶成長し、結晶成長に伴ってマスク幅方向の寸法が両側に漸次拡大して、成長領域の履歴であるマスク幅方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層を形成し(第2厚膜成長ステップ)、そして、三角ファセット構造21を含んで全体として単一のGaN層20(半導体層)を構成する。
また、下地基板10の構成及びGaNの結晶成長条件を選択することにより、図4Bに示すように、GaNは、複数の三角ファセット構造21のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造21間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層22を形成し(第1厚膜成長ステップ)、しかる後、第1厚膜成長層22の形成と共に、複数の三角ファセット構造21のそれぞれの上に、三角ファセット構造21の頂上から間隔をおいて、三角ファセット構造21の底面と同一の結晶成長面で結晶成長し、結晶成長に伴ってマスク幅方向の寸法が両側に漸次拡大して、成長領域の履歴であるマスク幅方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層を形成し(第2厚膜成長ステップ)、そして、三角ファセット構造21を含んで全体として単一のGaN層20(半導体層)を構成してもよい。
ここで、本出願における「逆三角形」には、3本の線分の辺で構成された逆三角形の他、3本の辺のうちの少なくとも1本が弓形に外向きに膨出又は内向きに没入した略逆三角形も含まれる。なお、三角ファセット構造21がc面成長したGaNで形成されている場合、第2厚膜成長層23もそれと同様にc面成長したGaNで形成される。
そして、第1及び第2厚膜成長層22,23におけるGaNの結晶成長が進むと、図5A(図4Aに対応)及び5B(図4Bに対応)に示すように、第1厚膜成長層22による相互に隣接する三角ファセット構造21間の凹部の埋め込みが完了し、それに続いて、複数の三角ファセット構造21の上の複数の第2厚膜成長層23が合体することにより第1厚膜成長層22を埋設し、最終的に三角ファセット構造21並びに第1及び第2厚膜成長層22,23を含んで全体として表面が平坦な単一のGaN層20(半導体層)を構成する。
三角ファセット構造21に含まれた転位dは、三角ファセット構造21のファセットにおいて伝搬方向が屈曲等して第1厚膜成長層22を伝搬し、相互に隣接する第1厚膜成長層22の会合部の凹部に集中する。しかしながら、第1厚膜成長層22が第2厚膜成長層23に埋め込まれた後の表面においては転位dが分散し、また、その表面は低転位密度化される。この転位dの分散及び低減効果は、相互に隣接する第1厚膜成長層22の会合部の凹部に集中することにより起きる転位dの対消滅と、最終的に第1厚膜成長層22が第2厚膜成長層23に埋め込まれることにより、第1厚膜成長層22の転位dの上層への伝搬が規制されると共に第2厚膜成長層23の転位dが分散することとによるものであると考えられる。
ここで、基板本体11の表面から三角ファセット構造21の頂上までの高さをL及び基板本体11の表面から三角ファセット構造21間の凹部が埋まった点、つまり、第2厚膜成長層23の合体始点までの高さをLとすると、第2厚膜成長層23の結晶成長速度が速いとLが小さくなり、第2厚膜成長層23の結晶成長速度が遅いとLが大きくなる。第2厚膜成長層23の結晶成長速度が遅いと、相互に隣接する第1厚膜成長層22の会合部の凹部への転位dの集中が促進されるので、高い転位低減効果を得ることができる一方、第1厚膜成長層22間の凹部の埋め込み成長が進みにくくなる。転位dの分散及び低減効果を高めると共に第1厚膜成長層22間の凹部の埋め込み成長を進める観点からは、Lに対するLの比(L/L)は、好ましくは1以上3.75以下、より好ましくは1.5以上3.75以下である。
厚膜成長ステップでのGaNの結晶成長条件は、第1及び第2厚膜成長層22,23の形成に好適なように適宜設定する。GaNの結晶成長条件は、三角ファセット構造形成ステップと同一であっても、異なっていても、どちらでもよい。
そして、このようにして作製したGaN層20に水平方向に亀裂を入れて分離することによりGaN基板を得ることができる。このGaN基板は、ハイブリッド自動車や電車等の高耐圧及び大電流の電力制御を行うパワーエレクトロニクスにおけるパワーデバイス用材料として好適に用いることができ、その他、これまで十分な特性を得ることができなかった緑色等の発光デバイス用材料、宇宙等の特殊用途における高付加価値が求められる太陽電池用材料としても好適に用いることができる。
以上の実施形態に係るGaN基板の製造方法によれば、各々、マスク幅方向に沿った断面形状が三角形となるようにGaNが結晶成長した幅が100μm以上の大きな複数の三角ファセット構造21をマスク幅方向に並んで配設されるように形成し、そして、それらの大きな三角ファセット構造21のそれぞれの斜めファセット面から、GaNが結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造21間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層22を形成すると共に、それらの大きな三角ファセット構造21のそれぞれの上に、GaNが、三角ファセット構造21の底面と同一の結晶成長面で結晶成長してマスク幅方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層23を形成し、最終的に第1厚膜成長層22による相互に隣接する三角ファセット構造21間の凹部の埋め込みが完了するのに続いて、複数の三角ファセット構造21の上の複数の第2厚膜成長層23が合体して第1厚膜成長層22を埋設することにより、転位dの低減及び分散効果が得られ、その結果、これらの三角ファセット構造21並びに第1及び第2厚膜成長層22,23を含むGaN層20からパワーデバイス用材料として好適な低転位密度の大面積のGaN基板を製造することができる。また、低転位密度のGaN基板でありながら、液相成長法で得られるものとは異なって残留不純物濃度が低く、更に、ドーピングにより高抵抗基板から低抵抗基板まで導電性制御を容易に行うことができる。
[実験1]
実験1では、主面がc面のサファイア基板上にMOVPE法により厚さ3μm程度のGaN膜をエピタキシャル成長させた基板本体上に、幅を2〜500μmの範囲で少しずつ広くした厚さ200nmのSiOのストライプ状のマスクを、開口部の幅が10μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を10、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を15分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。
実験1から、マスクの幅が100μmよりも広くなると、マスク上に結晶配向が異なるGaN結晶が多数形成され、マスクの幅と開口部の幅との和の周期が大きくなっても、それに対応するような大きな三角ファセット構造は形成されないことが分かった。
[実験2]
実験2-1では、実験1で用いたのと同様の基板本体上に、幅10μm及び厚さ200nmのSiOのストライプ状のマスクを、開口部の幅が200μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を60、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を540分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。また、実験2-2及び2-3では、開口部の幅をそれぞれ1000μm及び2000μmとして実験2-1と同様の操作を行った。
実験2-4では、実験1で用いたのと同様の基板本体上に、幅100μm及び厚さ200nmのSiOのマスクを、開口部の幅が900μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるようにストライプ状に設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を60、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を360分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。また、実験2-5では、マスクの幅を50μm及び開口部の幅を950μmとして、実験2-6では、マスクの幅を20μm及び開口部の幅を980μmとして実験2-4と同様の操作を行った。
実験結果を表1に示す。
Figure 0006984855
表1に示す実験2-1〜2-6の結果から、マスクの幅が小さくても、開口部の幅が大きいと大きな三角ファセット構造は形成されない一方、開口部の幅が大きくても、マスクの幅をそれに対応するように大きく調整すれば、大きな三角ファセット構造が形成されることが分かる。
[実験3]
実験3-1〜3-16では、実験1で用いたのと同様の基板本体上、又は、主面がc面のGaN基板の基板本体上に、ストライプ状のSiO又はSiNxのマスクを、マスクの幅及び開口部の幅を種々組み合わせ、マスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、反応室内の圧力を常圧とした他は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)、結晶成長温度、及び結晶成長時間を種々組み合わせた。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。
実験結果を表2に示す。
Figure 0006984855
表2に示す実験3-1〜3-16の結果から、マスクの幅に対する開口部の幅の比が5〜50の範囲である実験3-1〜3-12では、安定して大きな三角ファセット構造が形成されることが分かる。一方、マスクの幅に比べて開口部の幅が大きく、その比が100及び200である実験3-13〜3-15、また逆に、マスクの幅に比べて開口部の幅が小さく、その比が0.042である実験3-16では、三角ファセット構造が形成されないことが分かる。
[実験4]
実験4-1では、実験1で用いたのと同様の基板本体上に、幅10μm及び厚さ200nmのSiOのストライプ状のマスクを、開口部の幅が200μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を60、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を540分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。また、基板内の5点以上の基準点の測定結果を平均して平均膜厚と平均転位密度を測定し、対消滅の理論と実験結果をフッティングして求めた対消滅だけの転位低減のモデル式に基づいて求めた転位密度の計算値から平均転位密度を減じ、それの転位密度の計算値に対する転位低減効率を算出した。
実験4-2では、実験1で用いたのと同様の基板本体上に、幅20μm及び厚さ200nmのSiOのストライプ状のマスクを、開口部の幅が980μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、前半、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を60、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を360分とし、後半、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を10、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1100℃、及び結晶成長時間を360分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を蛍光顕微鏡観察することにより三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。また、実験4-1と同様、平均成長膜厚及び平均転位密度を測定し、転位密度の計算値を求めて転位低減効率を算出した。
実験4-3では、主面がc面のGaN基板の基板本体上に、幅10μm及び厚さ200nmのSiOのストライプ状のマスクを、開口部の幅が200μmとなり且つマスク幅方向がm軸方向となるように設けた試験用の下地基板を作製した。続いて、この下地基板にHVPE法によりGaNを結晶成長させた。結晶成長条件は、Ga源ガス流量に対するN源ガス流量の比(V/III)を60、反応室内の圧力を常圧、結晶成長温度を1040℃、及び結晶成長時間を360分とした。そして、得られたGaN層のa面断面を電子顕微鏡観察してカソードルミネッセンス(CL)像を得て三角ファセット構造の形成・不形成を確認した。また、実験4-1と同様、平均成長膜厚及び平均転位密度を測定し、転位密度の計算値を求めて転位低減効率を算出した。
実験結果を表3及び4に示す。また、表4には、実験4-1及び4-2について蛍光顕微鏡観察写真、並びに実験4-3についてカソードルミネッセンス(CL)像をそれぞれ示す。
Figure 0006984855
Figure 0006984855
表3及び4に示す実験4-1〜4-3の結果から、幅が200μm又は980μmの大きな複数の三角ファセット構造をマスク幅方向に並んで配設されるように形成するのに続いて、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの斜めファセット面から、GaNが結晶成長して相互に隣接する三角ファセット構造間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層を形成すると共に、それらの大きな三角ファセット構造のそれぞれの上に、主面がc面のGaNが結晶成長してマスク幅方向に沿った断面形状が逆三角形となるように第2厚膜成長層を形成し、最終的に第1厚膜成長層による相互に隣接する三角ファセット構造間の凹部の埋め込みが完了するのに続いて、複数の三角ファセット構造の上の複数の第2厚膜成長層が合体して第1厚膜成長層を埋設することにより、低転位密度のGaN層が得られることが分かる。
なお、基板本体の表面から三角ファセット構造の頂上までの高さをL及び基板本体の表面から第1厚膜成長層間の凹部が埋まった点までの高さをLとすると、実験4-1〜4-3では、Lに対するLの比(L/L)が1.8〜2.2であった。
本発明は、半導体基板を製造するための下地基板の技術分野について有用である。
10 下地基板
11 基板本体
12 マスク
13 開口部
20 GaN層(半導体層)
21 三角ファセット構造
22 第1厚膜成長層
23 第2厚膜成長層

Claims (5)

  1. 半導体基板を製造するために用いられる下地基板であって、
    基板本体と前記基板本体上に設けられたマスクとを有し、
    前記基板本体上の面内において、前記マスクと前記基板本体が露出した開口部とが所定方向に交互に配設された部分を含むと共に、前記所定方向において、前記マスクの幅が10μm以上20μm以下及び前記マスクの幅に対する前記開口部の幅の比が10以上50以下であり、且つ前記マスク上に半導体の結晶成長が生じることなく、各々、前記開口部から露出する前記基板本体を底面として、前記半導体が前記所定方向に沿った断面形状が三角形となるように結晶成長した複数の三角ファセット構造を形成した後、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長して、相互に隣接する前記三角ファセット構造間の凹部を埋め込むように第1厚膜成長層を形成し、そして、前記第1厚膜成長層が会合すると共に、その会合部に転位が集中し、また、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの斜面の斜めファセット面から結晶成長すると同時に、前記半導体が、前記複数の三角ファセット構造のそれぞれの上に、前記三角ファセット構造の頂上に連続して、前記三角ファセット構造の底面と同一の結晶成長面で、且つ前記所定方向の寸法が両側に漸次拡大して前記所定方向に沿った断面形状が逆三角形となるように結晶成長して第2厚膜成長層を形成し、そして、前記第2厚膜成長層が合体して前記第1厚膜成長層を埋設すると共に、その表面において転位が分散する下地基板。
  2. 請求項1に記載された下地基板において、
    前記所定方向が前記開口部から露出した前記基板本体のa軸方向又はm軸方向である下地基板。
  3. 請求項1又は2に記載された下地基板において、
    前記開口部から露出した前記基板本体が前記開口部から結晶成長させるのと同一の半導体で構成されている下地基板。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された下地基板において、
    前記マスクが前記基板本体上にストライプ状に設けられている下地基板。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された下地基板において、
    前記半導体がGaNである下地基板。
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