JP6982782B2 - 編織物 - Google Patents
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Description
あるいは、ポリエステルフィラメントの一部または全部に、衣料用繊維としてはあまり使われない単糸繊度がかなり高い特定の太い繊維を用いることで、アンダーシャツやスポーツシャツといった肌と直接接触する衣料、特に大量に発汗する場面においては、洗濯脱水後に乾燥を待つことなくすぐに着用できる技術が生み出された。(特許文献2)
(1)ポリエステルフィラメントを60質量%以上含み、シリコーン系樹脂とポリエステル系樹脂がポリエステルフィラメントに付着した編織物あって、吸水性がJIS−L−1907:2010における滴下法5秒未満且つ、バイレック法10cm以上であって乾燥性が拡散性残留水分率60分で30%以下、を特徴とする編織物。
(2)シリコーン系樹脂とポリエステル系樹脂が30:70〜70:30の割合でポリエステルフィラメントに付着した(1)に記載の編織物。
(3)セルロース系紡績糸を20質量%以上含む(1)または(2)に記載の編織物。
(4)ポリエステルフィラメントとセルロース系紡績糸とポリウレタンにより構成される編地である(1)〜(3)のいずれかに記載の編織物。
(5)目付が50〜400g/m2である(1)〜(4)のいずれかに記載の編織物。
(6)JIS−L−0849:2013(II型)における摩擦堅牢度が乾燥摩擦3−4級以上で且つ、湿潤摩擦が3級以上である(1)〜(5)のいずれかに記載の編織物。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の編織物で構成されたボトム。
JIS−L−1096:2010 滴下法またはバイレック法に準拠して、測定した。滴下法においては吸水速度が5秒未満、バイレック法においてはタテ、ヨコ共に10cm以上であれば吸水性が良いと判断した。なお、測定は加工上がり(初期)と洗濯10回後(HL10)で行った。
10cm×10cmの試験片の質量(W)を測定し、試験片に水を0.6mL滴下し、質量(W0)を測定した。標準状態(20℃、65%RH)下で吊干して、所定時間ごとの重量(Wt)を測定し、時間毎の残留水分率(%)を算出した。残留水分率(%)が30%に至るまでの時間を算出した。
残留水分率={(Wt−W)/(W0−W)}×100
60分以内であれば速乾性があると判断した。なお、測定は加工上がり(初期)と洗濯10回後(HL10)で行った。
JIS−L−0849:2013 II型に準拠して、測定した。乾燥摩擦堅牢度3−4級以上、湿潤摩擦堅牢度3級以上あれば着用場問題ないレベルであると判断した。
ポリエステル67質量%、綿紡績糸21質量%、ポリウレタン12質量%からなるトリコット編地の染色仕上がり生地の風合いを基準として、M(st)とし、(最も柔らかい)SS−S−MS−M(st)−MH−H−HH(最も硬い)の7段階で評価した。
84デシテックス36フィラメントのポリエステルウーリー糸と、綿50番手綿糸と、44デシテックスのポリウレタン糸を用い、ポリエステル67質量%、綿紡績糸21質量%、ポリウレタン12質量%からなるトリコット編地を、常法に従い編成した。その後、常法に従い、精練、過酸化漂白、蛍光染料を用いた染色、テンター乾燥を行い、白色の生地を作成した。その後、シリコーン系樹脂とポリエステル系樹脂が50:50の割合で混合されるよう、シリコーン樹脂(ユニオン化学工業株式会社製 ユニカシリコン SL−53)を編地重量に対して3.0質量%濃度で含み、かつ、ポリエステル樹脂(ユニオン化学工業株式会社製 UNIKON NSR−1081)を編み地重量に対して、3.0質量%濃度含む加工液を調製し、浸漬後、圧搾機にて圧搾率が布帛重量に対して50質量%となるように圧搾し、次いで120℃で1分間処理して乾燥した。その後、160℃で1分間キュアリング処理をして、かくして実施例1の編地を得た。吸水速乾加工を施していない比較例1よりも吸水速乾性能が向上した。また、比較例2、3に対しても優れた吸水速乾性能を示した。評価結果は表1に示す。
実施例1と同様に編成した生地を、常法に従い、黒色となるよう分散染料の反応染料を用い染色した後、ポリカチオン系の綿フィックス剤を3.0質量%の濃度で60℃20分、液流染色機にて処理した後、ピンテンター乾燥を行い、黒色の生地を作成した。その後、実施例1と同様の吸水速乾加工を施して、実施例2の編地を得た。実施例1と同様に、吸水速乾加工を施していない比較例1よりも吸水速乾性能が向上した。また、比較例2、3に対しても優れた吸水速乾性能を示した。評価結果は表1に示す。
実施例2で作成した黒色の生地へ、実施例1のシリコーン樹脂とポリエステル樹脂が30:70の割合で混合されるよう、それぞれシリコーン樹脂が編地重量に対して0.9質量%濃度、ポリエステル樹脂が編地重量に対して2.1質量%濃度含む加工液を調製し、加工液に浸漬後、実施例1と同様の吸水速乾加工を施して、実施例3の編み地を得た。実施例1、2と同様に、吸水速乾加工を施していない比較例1よりも吸水速乾性能が向上した。また、比較例2、3に対しても優れた吸水速乾性能を示した。評価結果は表1に示す。
実施例2で作成した黒色の生地へ、実施例1のシリコーン樹脂とポリエステル樹脂が70:30の割合で混合されるよう、それぞれシリコーン樹脂が編地重量に対して2.1質量%濃度、ポリエステル樹脂が編地重量に対して0.9質量%濃度含む加工液を調製し、供試編地を加工液に浸漬後、実施例1と同様の吸水速乾加工を施して、実施例4の編み地を得た。実施例1〜3と同様に、吸水速乾加工を施していない比較例1よりも吸水速乾性能が向上した。また、比較例2、3に対しても優れた吸水速乾性能を示した。評価結果は表1に示す。
実施例2で作成した吸水速乾加工を施していない黒色の生地を比較例1とした。評価結果は表1に示す。
84デシテックス36フィラメントのポリエステルウーリー糸と44デシテックスのポリウレタン糸を用い、常法に従い編成、洗練、染色、乾燥、仕上げを行い、ポリエステルフィラメント85質量%、ポリウレタン15質量%からなるトリコット編地を比較例2とした。評価結果は表1に示す。
84デシテックス36フィラメントのポリエステルウーリー糸を用い、常法に従い編成、精練、染色、乾燥、仕上げを行い、ポリエステルフィラメント100質量%からなる表鹿の子編み地を比較例3とした。評価結果は表1に示す。
Claims (4)
- ポリエステルフィラメントを60質量%以上含み、シリコーン系樹脂とポリエステル系樹脂がポリエステルフィラメントに付着した編織物であって、
吸水性がJIS−L−1907:2010における滴下法5秒未満且つ、バイレック法10cm以上、
乾燥性が拡散性残留水分率60分で30%以下であり、
セルロース系紡績糸を20質量%以上30質量%以下含み、
目付が50〜400g/m 2 、
JIS−L−0849:2013(II型)における摩擦堅牢度が乾燥摩擦3−4級以上で且つ、湿潤摩擦が3級以上であることを特徴とする編織物。 - シリコーン系樹脂とポリエステル系樹脂が30:70〜70:30の割合でポリエステルフィラメントに付着した請求項1に記載の編織物。
- ポリエステルフィラメントとセルロース系紡績糸とポリウレタンにより構成される編地である請求項1または2に記載の編織物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の編織物で構成されたボトム。
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