JP6978901B2 - プレキャストコンクリート梁部材の接合構造および接合方法 - Google Patents
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Description
以下、梁端接合部10および梁端接合部20の構成について、図2各図、図3各図を参照して説明する。梁端接合部10および梁端接合部20は、プレキャストコンクリート部材製造工場において、必要なかぶり厚を確保して組み立てられた鉄筋組立体が配置された型枠内にコンクリートが打設されて製造された梁部材A、Bの梁端部に設けられたものである。
梁端接合部10は、図2各図に示すように、梁端接合部10は、梁部材Aの矩形断面からなる設計梁断面の端面(矩形梁断面)11から所定の長さL1だけ梁下部が張り出すように一体的に延長された梁受端部12を備えている。梁受端部12には下端筋(下側主筋)13と下部スターラップ筋14とが配筋されている。梁受端部12は、本実施形態では、設計梁断面の高さ約120mm、幅500mm、張り出し長(設計梁断面位置からの張り出し長:L1)1200mmに設定されている。張り出し長L1は、本実施形態では、下端筋13(鉄筋径d1)に対してL1≧40・d1に設定されている。
梁端接合部20は、図3各図に示すように、相対する第一の梁端接合部10の張り出した梁受端部の上面に載置されて、梁端接合部10と一体化して梁断面を形成するように、所定形状の切欠部を有する梁掛端部22を備えている。梁端接合部20には継手筋23と、下端筋24と、上端筋27と、上端筋28と、機械式継手26が下部に取り付けられた上部スターラップ筋25とが配筋されている。梁掛端部22は、本実施形態では、設計梁断面の高さ約370mm、幅500mm、切欠長(設計梁断面位置からの切欠長)L2は梁受端部12の張り出し長L1に等しい。
プレキャストコンクリート梁部材(ハーフプレキャスト梁部材)の接合構造Jについて、図4各図を参照して説明する。ハーフプレキャスト梁部材の接合構造Jは、図4各図に示すように、梁部材Aの梁端接合部10の梁受端部12の上面に、梁部材Bの梁端接合部20の梁掛端部22の下面を載置するとともに、上端筋28を梁部材Bのスターラップ筋15の上端内側に配筋させ機械式継手29を介して上端筋27と接合させる。これによりハーフプレキャスト部材部分の接合が完了する。その後、スターラップ筋15,30、上部スターラップ筋25および上端筋27,28を所定のかぶり厚を確保して梁部材A,Bの上部にコンクリート60を打設することで梁全部断面としての部材の一体化が図られる。接合構造Jを、より確実に機能させるために、梁端接合部10と、梁端接合部20との隙間にグラウト材を充填する。
次に、梁部材Aおよび梁部材Bの接合方法について、図5〜図6各図等を参照して説明する。図5(a)に示すように、所定階のスラブ上の所定位置に立設された柱部材P1に梁部材Aを接合する。梁部材Aを接合位置にほぼ垂直に吊り下ろして、柱部材P1の柱主筋40を梁部材Aの柱主筋貫通孔16に貫通させ梁部材Aを柱部材P1の上端41に接合する。その後、梁部材Aの梁受端部12の下端の所定位置にパイプサポート50,50,50を設置し、梁部材Aを支持させる。
図7各図に示すように、本実施形態の変形例として、梁スパンの中心がL1とL2との境界に位置する場合のプレキャストコンクリート梁部材の接合構造J1を説明する。接合部の構造は本実施形態と同じであるが、接合位置が本実施形態と異なるため、梁部材Cと梁部材Dとはほぼ同じ重量になる。従って、梁部材の運搬時に、本実施形態で使用するトレーラーより最大積載重量の小さいトレーラーが使用でき、コストを削減できる。なお、L1(L2)とL3との境界の位置は、構造計算や施工作業性を考慮して、他の位置に設けてもよい。
本実施形態の接合部の変形例として、図9(a)に示すように、梁部材A−1の梁掛端部12の上部の梁外周沿いに立上り部80を連続的に設け梁断面11とあわせて梁掛端部12の上部にグラウト材貯留部81を設けると良い。これにより、梁端接合部同士の接合が向上するので、あき重ね継手がより有効に働く。また、図9(b)に示すように、梁部材A−2の断面82に凸部83を設け、梁部材B−2の断面84に凹部85を設けることで断面82,84がより一体化する。また、図9(c)に示すように、梁部材A−3の断面86に凸部87を設け、梁部材B−3の断面88に凹部89を設けることにより、断面86,88がより一体化する。また、鉛直接合部にシャーコッターを設けて、鉛直接合部に作用するせん断力に対する抵抗力を向上させてもよい。なお、上端筋は、機械式継手29を介して接合されるのではなく、現場で適切な長さに加工されて配筋されてもよい。
11 設計梁断面の端面(矩形梁断面)
12 梁受端部
13 下端筋(第一下端筋)
14 下部スターラップ筋
15,30 スターラップ筋
16,31 柱主筋貫通孔
22 梁掛端部
23 継手筋
24 下端筋(第二下端筋)
25 上部スターラップ筋
26,29 機械式継手
27,28 上端筋
40 柱主筋
41 柱上面
60 コンクリート
J、J1 接合構造
A〜F 梁部材
P、P1、P2 柱部材
Claims (4)
- 矩形梁断面の下部が梁長手方向に所定長だけ張り出し、該張り出した範囲に梁長手方向に沿って所定間隔をあけて略U字形状をなした下部スターラップ筋の上端が上面から突出するように配筋された梁受端部が形成された第一のハーフプレキャストコンクリート梁部材と、
前記梁受端部の張り出し長さと等しい長さの切欠部を有し、該切欠部位置の部材下面が前記梁受端部の上面に載置されて接合面となり、前記梁受端部の梁断面と一体化して前記矩形梁断面に相当する梁断面が形成されるとともに、略逆U字形状をなし前記切欠部位置の部材下部に機械式継手を有するように配筋された上部スターラップ筋と、部材端から梁長手方向の所定範囲にわたる継手筋とが配筋された梁掛端部が形成された第二のハーフプレキャストコンクリート梁部材と、
を備え、
前記第一のハーフプレキャストコンクリート梁部材の前記梁受端部上に、前記第二のハーフプレキャストコンクリート梁部材の梁掛端部が載置接合され梁接合部が構築されるとともに、該梁接合部内で前記下部スターラップ筋と前記上部スターラップ筋とが前記接合面位置で前記機械式継手を介して接合されて閉鎖せん断補強筋を構成するとともに、前記継手筋が前記第一のハーフプレキャストコンクリート梁部材の梁下辺に沿って前記梁受端部内まで配筋された下側主筋との間であき重ね継手を構成することを特徴とするプレキャストコンクリート梁部材の接合構造。 - 前記継手筋の長さは、前記梁掛端部の切欠部の長さの少なくとも2倍である請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材の接合構造。
- 前記上部スターラップ筋の中間部分が、前記梁掛端部の上面から突出するように配筋され、前記上部スターラップ筋が前記梁受端部の上面から突出する部分に上端筋が配筋されている請求項1または2に記載のプレキャストコンクリート部材の接合構造。
- 矩形梁断面の下部が梁長手方向に所定長だけ張り出し、該張り出した範囲に梁長手方向に沿って所定間隔をあけて略U字形状をなした下部スターラップ筋が配筋された梁受端部を有する第一のハーフプレキャストコンクリート梁部材上に、
前記梁受端部の張り出し長と等しい長さの切欠部を有するとともに、略逆U字形状をなし前記切欠部位置の部材下部に機械式継手を有するように配筋された上部スターラップ筋と、部材端から梁長手方向の所定範囲にわたる継手筋とが配筋された梁掛端部を有する第二のハーフプレキャストコンクリート梁部材を吊り下ろし、
前記梁受端部の上面に、前記梁掛端部の切欠部を載置し、前記梁受端部と前記梁掛端部とを一体化して前記矩形梁断面に相当する梁断面の梁接合部を形成し、該梁接合部内の前記下部スターラップ筋と前記上部スターラップ筋とを前記機械式継手を介して接合するとともに、前記継手筋を、前記第一のハーフプレキャストコンクリート梁部材の梁下辺に沿って前記梁受端部内まで配筋された下側主筋との間にあき重ね継手を形成するように配置させることを特徴とするプレキャストコンクリート梁部材の接合方法。
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