JP6963458B2 - バルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の通路を開閉するバルブ装置に関する。
エンジンの燃料ポンプ等に使用される逆止弁のように、流体の通路を開閉する各種のバルブ装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載された燃料ポンプの逆止弁は、2つの室を連通し燃料が通過する連通路の開口部に設けられ、樹脂膜等の円形板状の可撓性材料を弁体として備えている。弁体は、中心部が支持されて外周部が揺動可能となっている。また、この弁体は、その支持部を中心に同心円上に複数並べられた開口部を開閉する構造になっている。開口部の周囲には、弁体側に突出した弁座が設けられている。弁体の両面のうち連通路とは反対側の圧力が連通路側の圧力より大きくなった場合に弁体とが弁座とが接して開口部を封鎖する。一方、弁体の連通路側の圧力が連通路とは反対側の圧力より大きくなった場合には弁体とが弁座とが離間して開口部を開放する。
特開2003−90447号公報
上記特許文献1のような可撓性材料の板材からなる弁体を有するバルブにおいては、弁体が開口した際に、弁体と弁座との間を流体が通過する。
ここで、流体にゴミ等の粒体が混入しており、弁体が閉じた際に弁体と弁座との間にこの粒体が挟まってしまった場合には、弁体が完全に開口部を封鎖することができず、漏れを発生してしまう虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粒体の混入に対しても弁体の閉止機能を維持できるバルブ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のバルブ装置は、流体の通路を開閉するバルブ装置で
あって、前記通路が形成された壁部材を有する筐体と、可撓性材料によって板状に形成さ
れ、前記壁部材に支持された弁体と、前記壁部材における通路の開口部の周囲に設けられ
、閉弁時に弁体と当接する座面に、開弁時における弁体との間での流体の通過方向の上流
側よりも下流側の側面の傾斜を緩やかにした複数の溝が形成された弁座と、を備え、前記複数の溝は、前記開口部の周囲に全周に亘って円環形状に形成されるとともに、径方向に互いに間隔を置いて配置され、前記弁座に形成されたすべての前記溝において、前記下流側の夫々の側面は前記上流側の側面よりも緩やかに傾斜していることを特徴とする。
好ましくは、弁座は、溝によって断面が鋸状に形成されているとよい。
好ましくは、バルブ装置は、弁体の両面の差圧によって弁体が撓むことで弁座から離間して開弁する逆止弁であるとよい。
好ましくは、バルブ装置は、燃料ポンプに設けられ、流体は燃料であるとよい。
本発明のバルブ装置によれば、流体に混入しているゴミ等の粒体が、閉弁時に弁体と弁座との間に挟まったとしても、当該粒体が溝内に捕捉されることにより、閉弁時における弁座と弁体との密着不良を抑制し、閉弁機能を維持することができる。
本発明のバルブ装置を採用したダイヤフラム式燃料ポンプの構造を示す縦断面図である。 本実施形態に係る燃料ポンプにおける燃料吸入状態を示す縦断面図である。 本実施形態に係る燃料ポンプにおける燃料吐出状態を示す縦断面図である。 本実施形態の第1のチェックバルブ及び第2のチェックバルブを備えたポンプボディの上面図である。 閉弁時における第1のチェックバルブの断面形状を示す縦断面図である。 開弁時における第1のチェックバルブの断面形状を示す縦断面図である。 弁座の形状を示す上面図である。 弁座の断面形状を示す拡大断面図である。 開弁時における粒体の排出状態を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明のバルブ装置を採用した燃料ポンプ1の内部構造を示す縦断面図である。
本実施形態に係る燃料ポンプ1は、燃料タンクからエンジンの燃料供給装置に燃料を供給する燃料ポンプである。
図1に示すように、燃料ポンプ1は、ダイヤフラム2を備えたダイヤフラム式燃料ポンプである。燃料ポンプ1は、ポンプボディ3、ボトムボディ4、カバー5、ダイヤフラム2、メンブレン6、第1のチェックバルブ7、第2のチェックバルブ8を備えている。なお、第1のチェックバルブ7、第2のチェックバルブ8は、逆止弁であり、本発明のバルブ装置に該当する。また、ポンプボディ3、ボトムボディ4、カバー5は、本発明の筐体に該当する。
ポンプボディ3、ボトムボディ4及びカバー5は、例えば樹脂により形成されている。ポンプボディ3は、内部に仕切り壁3a(壁部材)を備え両側面が開口した略円筒状に形成されている。ボトムボディ4はポンプボディ3の一側面に固定されて、ポンプボディ3の一側面を封止する。カバー5はポンプボディ3の他側面に固定されて、ポンプボディ3の他側面を封止する。
ダイヤフラム2及びメンブレン6は、例えばNBRゴムにより薄膜の円板状に形成されている。ダイヤフラム2は、ポンプボディ3とボトムボディ4により挟持されている。メンブレン6は、ポンプボディ3とカバー5とにより挟持されている。
ダイヤフラム2とポンプボディ3の仕切り壁3aとの間にはポンプ室9が形成されている。ダイヤフラム2とボトムボディ4との間にはパルス室10が形成されている。即ち、ダイヤフラム2は、ポンプ室9とパルス室10とを区画する。ボトムボディ4にはパルス室10へ圧力を導入するためのパルス導入口11が形成され、そのパルス導入口11を経由して図示しないエンジンの吸気マニホールドやクランク室からパルス室10内へ吸気等の脈動するパルス圧が導入される。
メンブレン6とポンプボディ3の仕切り壁3aとの間には、燃料吸入室12及び燃料吐出室13が形成されている。メンブレン6とカバー5との間には、メンブレン6を挟んで燃料吸入室12と対向する吸入側ダンパ室14と、メンブレン6を挟んで燃料吐出室13と対向する吐出側ダンパ室15とが形成されている。即ち、メンブレン6は、燃料吸入室12と吸入側ダンパ室14とを区画するとともに、燃料吐出室13と吐出側ダンパ室15とを区画する。
ポンプボディ3には、燃料吸入室12と連通する吸入口16が備えられるとともに、燃料吐出室13と連通する吐出口17が備えられている。吸入口16は図示しない燃料タンクに接続され、吐出口17はエンジンの燃料噴射弁等の燃料供給装置に接続される。
ポンプボディ3の仕切り壁3aには、燃料吸入室12とポンプ室9とを連絡する吸入側連絡通路20と、ポンプ室9と燃料吐出室13とを連絡する吐出側連絡通路21とが形成されている。なお、吸入側連絡通路20及び吐出側連絡通路21は、本発明の通路に該当する。
第1のチェックバルブ7は、ポンプボディ3の仕切り壁3aに設けられ、吸入側連絡通路20を開閉する機能を有する。第1のチェックバルブ7は、燃料吸入室12からポンプ室9へのみ燃料の通過を許可する機能を有するものである。
第2のチェックバルブ8は、ポンプボディ3の仕切り壁3aに設けられ、吐出側連絡通路21を開閉する機能を有する。第2のチェックバルブ8は、ポンプ室9から燃料吐出室13へのみ燃料の通過を許可する機能を有するものである。
第1のチェックバルブ7及び第2のチェックバルブ8は、ゴム製のグロメット22、23によってポンプボディ3に支持される。
図2は、燃料ポンプ1における燃料吸入状態を示す縦断面図である。図3は、燃料ポンプ1における燃料吐出状態を示す縦断面図である。なお、図2及び図3において記載された矢印は、燃料や吸気等の移動方向を示す。
以上のように構成した燃料ポンプ1は、エンジンが作動してパルス室10内にパルス圧が導入されて、パルス室10内が負圧になると、図2に示すように、ダイヤフラム2がボトムボディ4側、図2においては右側に移動する。これにより、ポンプ室9が負圧となり、第1のチェックバルブ7が開弁するともに第2のチェックバルブ8が閉弁して、燃料吸入室12からポンプ室9へ燃料が移動する。
パルス室10内が正圧になると、図3に示すように、ダイヤフラム2がボトムボディ4とは反対側、図3においては左側に移動する。これにより、ポンプ室9が正圧となり、第1のチェックバルブ7が閉弁するともに第2のチェックバルブ8が開弁して、ポンプ室9から燃料吐出室13へ燃料が移動する。
パルス室10内にエンジンから正圧と負圧とが繰り返されるパルス圧が供給されることで、図2及び図3で示すダイヤフラム2の移動が繰り返されて、吸入口16から燃料が吸入され吐出口17から燃料が排出される。
なお、メンブレン6は、燃料吸入室12及び燃料吐出室13の圧力の急激な変動を緩和させる。したがって、燃料ポンプ1の燃料吐出室13から安定して燃料が吐出されることになる。
次に、図4〜図9を用いて第1のチェックバルブ7の詳細について説明する。
図4は、第1のチェックバルブ7及び第2のチェックバルブ8を備えたポンプボディ3の上面図である。図5は、閉弁時における第1のチェックバルブ7の断面形状を示す縦断面図である。図6は、開弁時における第1のチェックバルブ7の断面形状を示す縦断面図である。なお、図4は、ポンプボディ3に備えられた第1のチェックバルブ7及び第2のチェックバルブ8をポンプ室9側から見た図である。図5、6は、図4中に記載されたA−A部の断面図である。また、図6において記載された矢印は、燃料の移動方向を示している。
図4、5に示すように、仕切り壁3aに設けられる第1のチェックバルブ7は、例えば樹脂板のような可撓性を有する円形薄板状の弁体7aを備えている。弁体7aは、その中心部をゴム製のグロメット22によって仕切り壁3aに支持されている。
仕切り壁3aに設けられた吸入側連絡通路20は、グロメット22を中心として同心円状に周方向に間隔をおいて複数設けられている。仕切り壁3aのポンプ室9側の壁面には、吸入側連絡通路20の外側に、円環形状に突出しその上面が座面となる弁座7bが設けられている。全ての吸入側連絡通路20の開口部及び弁座7bは、弁体7aによって覆われる。
なお、第2のチェックバルブ8についても、弁体7aと同一の材料及び形状の弁体8aを備えている。弁体8aは、弁体7aと同様に、仕切り壁3aにグロメット23によって中心部が支持される。また、吐出側連絡通路21は、吸入側連絡通路20と同様に、グロメット23を中心として同心円状に周方向に間隔をおいて複数設けられている。但し、第2のチェックバルブ8においては、弁体8a及び弁座はポンプ室9側に設けられておらず、ポンプ室9とは反対側の燃料吐出室13側に設けられている点が異なる。
図5に示すように、第1のチェックバルブ7において、燃料吸入室12よりもポンプ室9の圧力が高い場合には、弁体7aの外周部は仕切り壁3aの弁座7bに当接する。これにより、弁体7aによって全ての吸入側連絡通路20の開口部が閉じられ、ポンプ室9から燃料吸入室12への燃料の流入が阻止される。
一方、図6に示すように、ポンプ室9よりも燃料吸入室12の圧力が高い場合には、弁体7aの外周部がポンプ室9側に撓む。これにより、弁体7aの外周部は弁座7bから離間する。したがって、燃料吸入室12内の燃料は吸入側連絡通路20から弁体7aと弁座7bとの間を通過して、ポンプ室9に流入する。
図7は、弁座7bの形状を示す上面図である。なお、図7では、仕切り壁3aのポンプ室9側の壁面の形状を示している。図8は、図7のB−B部の拡大断面図である。図9は、開弁時における粒体の排出状態を示す説明図である。図9に記載された矢印は、燃料あるいは粒体の移動方向を示している。
図7、8に示すように、吸入側連絡通路20の開口部を囲む円環形状の弁座7bは、その上面に円環形状の溝30を複数備えている。溝30は、円環形状の弁座7bと同心円状に設けられており、径方向に互いに間隔をおいて配置されている。
溝30の深さは、例えば0.2〜0.4mm程度である。各溝30の断面は略三角形状になっている。したがって、複数の溝30によって、弁座7bの断面が鋸状になっている。なお、溝30の底となる角部は、R0.1〜0.2mm程度の面取りがされていてもよい。
溝30の吸入側連絡通路20側の側面、即ち内側の側面である開口部側壁面30aは、弁座7bの弁座に対して垂直になっている。溝30の吸入側連絡通路20側とは反対側の側面、即ち外側の側面である外側壁面30bは、開口部側壁面30aより60度前後傾斜させた緩やかな傾斜面となっている。また、隣り合う溝30と溝30の間には、シート性確保のため0.5mm前後のフラット面30cを確保している。
図9は、粒体の排出状態を示す説明図である。図9は、開弁時における弁座7bと弁体7aの状態を示すとともに、燃料及び粒体の移動例を矢印で示している。
ポンプ室9よりも燃料吸入室12の圧力が高くなり第1のチェックバルブ7が開弁すると、図9に示すように、燃料吸入室12内の燃料は吸入側連絡通路20から弁体7aと弁座7bとの間を弁体7aの径方向外方へ移動する。
ところで、一般的な弁座と弁体とを有するバルブ装置においては、ゴミ等の粒体が弁座と弁体との間に挟まってしまった場合には、弁座と弁体とが密着せずに、弁座と弁体との間に流体の流通経路ができてしまい、流体が漏れてしまう虞がある。上記のように燃料ポンプ1の第1のチェックバルブ7において漏れが発生すると、第1のチェックバルブ7の機能が低下して、ポンプ室9から燃料吸入室12に燃料が逆流する虞がある。これにより、燃料ポンプ1の効率が低下してしまう。
本実施形態の第1のチェックバルブ7のように、弁座7bに溝30を設けることで、閉弁時に弁座7bと弁体7aとの間にゴミ等の粒体が挟まってしまったとしても、溝30内に粒体が移動することで、弁座7bと弁体7aとの密着が保たれる。したがって、第1のチェックバルブ7の閉弁時において、粒体が挟まることによる漏れの発生を低減することができ、閉弁機能を向上させることができる。なお、弁座7bに設けられた溝30の深さは0.2〜0.4mm程度であるので、ゴミ等の粒体を溝30内に十分に捕捉することができる。
更に、本実施形態では、溝30の吸入側連絡通路20側とは反対側の側面である外側壁面30b、即ち燃料の通過方向下流側の側面を60度前後の緩やかな傾斜面としているので、溝30内に捕捉されている粒体は、外側壁面30b側に移動し易い。したがって、弁体7aが開弁した際に、弁体7aと弁座7bとの間の燃料の通過とともに溝30内の粒体を径方向外方へ移動させて弁座7bと弁体7aとの間から容易に排出させることができる。したがって、第1のチェックバルブ7の閉弁機能を維持させることができる。
また、溝30の外側壁面30bを緩やかに傾斜させていることで、弁座7bと弁体7aとの間を燃料が通過する際に径方向外方への燃料の通過を極力妨げずに、溝30を設けることによる燃料の通過速度の低下を抑制することができる。
また、溝30の吸入側連絡通路20側にある開口部側壁面30aを弁座7bの弁座に対して垂直としているので、弁座7bと弁体7aとの間における外周部側から吸入側連絡通路20側への燃料の逆流漏れを抑制することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第1のチェックバルブ7の構成を説明しているが、第2のチェックバルブ8についても、燃料吐出室13側の弁座に第1のチェックバルブ7と同様な形状の溝30を設けるとよい。
また、本実施形態は燃料の流通を制御する第1のチェックバルブ7に本発明を適用しているが、燃料以外の流体の流通を制御する逆止弁にも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、吸入側連絡通路20の開口部の周囲に設けられた円還形状の弁座7bに円環形状の溝30を設けているが、例えばリード弁のように開口部が矩形であって、可撓性材料によって形成された矩形板状の弁体を備えたバルブ装置であっても、本発明を適用することができる。この場合においても、開弁時に弁体と弁座との間を流体が一方向に通過する箇所において、弁座に溝を設けるとよい。溝の形状については、流体の通過方向に対して略垂直方向に延びるように設ければよい。
また、燃料ポンプ以外でもその他の機器に用いられる逆止弁に適用してもよい。また、逆止弁以外であっても、弁座に可撓性を有する弁体を密着させて閉弁させる構造のバルブ装置に本発明は広く適用することができる。
1 燃料ポンプ
3 ポンプボディ(筐体)
3a 仕切り壁(壁部材)
4 ボトムボディ(筐体)
5 カバー(筐体)
7 第1のチェックバルブ(バルブ装置)
8 第2のチェックバルブ(バルブ装置)
7a 弁体
7b 弁座
20 吸入側連絡通路(通路)
21 吐出側連絡通路(通路)
30 溝
30a 開口部側壁面(上流側の側面)
30b 外側壁面(下流側の側面)

Claims (4)

  1. 流体の通路を開閉するバルブ装置であって、
    前記通路が形成された壁部材を有する筐体と、
    可撓性材料によって板状に形成され、前記壁部材に支持された弁体と、
    前記壁部材における前記通路の開口部の周囲に設けられ、閉弁時に前記弁体と当接する座面に、開弁時における前記弁体と前記座面との間での流体の通過方向の上流側の側面よりも下流側の側面の傾斜を緩やかにした複数の溝が形成された弁座と、
    を備え
    前記複数の溝は、前記開口部の周囲に全周に亘って円環形状に形成されるとともに、径方向に互いに間隔を置いて配置され、前記弁座に形成されたすべての前記溝において、前記下流側の夫々の側面は前記上流側の側面よりも緩やかに傾斜していることを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記弁座は、前記溝によって断面が鋸状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ装置。
  3. 前記バルブ装置は、前記弁体の両面の差圧によって前記弁体が撓むことで前記弁座から離間して開弁する逆止弁であることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブ装置。
  4. 前記バルブ装置は、燃料ポンプに設けられ、前記流体は燃料であることを特徴とする請求項に記載のバルブ装置。
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