JP6963039B2 - 移動体の利用管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、利便性の高いパーソナルな交通手段を利用者に提供するとともに、パーソナルな交通手段をあたかも公共交通機関のように利用できる移動体の利用管理システムに関する。
郊外では、自宅が鉄道駅から徒歩圏にない鉄道利用者も多く、そのような利用者は駅まで自転車やバス、自家用車を使うケースが多い。鉄道と車両とを組み合わせて利用する際の利便性を向上させるための技術が特許文献1などに提案されている。
特開2017−199236号公報 特開2017−167612号公報
しかしながら、バスは、定時性が比較的低く、特に通学・通勤時や帰宅時の利用集中時には定時性が一層低下する懸念がある。また自家用車は交通集中による渋滞の懸念があり、駅周辺に駐車場を確保する必要もある。自転車は簡便だが長距離には不向きであり、またその運動量ゆえ夏季には不向きである。
また、自動二輪や自家用車はその初期コストが高く、しかも、それらを通勤手段として用いたとしても、そのための交通費が支給されるケースも多くない。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、利用者に利便性の高いパーソナルな交通手段を利用者に提供するとともに、そのパーソナルな交通手段をあたかも公共交通機関のように利用できる移動体の利用管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、ユーザが乗車する移動体と、
識別情報と、該識別情報と関連付けられた、予め定めた経路を含む契約情報と、移動体の移動情報を記憶できる記憶媒体と、
情報処理装置と
を含む移動体の利用管理システムであって、
前記移動体は、
前記記憶媒体からの情報の取得と前記記憶媒体への情報の記録を行うリーダライタ手段を有しており、
前記移動体の使用を開始する第1のタイミングにおいて前記リーダライタ手段により前記識別情報を取得すると前記移動体の移動情報の記録を開始し、
前記経路から逸脱している場合には前記移動情報を記録し、
前記移動体の使用を終了する第2のタイミングにおいて前記リーダライタ手段により前記識別情報を取得すると、記録された前記移動情報を前記リーダライタ手段により前記記憶媒体に書き込み、
前記情報処理装置は、
前記記憶媒体からの情報の取得と前記記憶媒体(250)への情報の記録を行うリーダライタ手段を有しており、
前記記憶媒体から前記移動情報を取得すると、前記識別情報に関連付けられたユーザに、前記移動情報に基づいて追加課金することを特徴とする。
本発明によれば、利用者に利便性の高いパーソナルな交通手段を利用者に提供するとともに、そのパーソナルな交通手段をあたかも公共交通機関のように利用できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
図1は、本実施形態の移動体の利用管理システムの一例の概観を示す図である。 図2Aは、本実施形態のEV二輪車の制御構成例を示す図である。 図2Bは、磁気定期券またはICカード定期券が保持する情報の例を示した図である。 図3は、実施形態の自動改札機の構成例を示した図である。 図4は、第一実施形態のEV二輪車におけるチェックイン処理手順のフローチャートである。 図5は、第一実施形態のEV二輪車における走行中の定期処理手順のフローチャートである。 図6は、第一実施形態のEV二輪車におけるチェックアウト処理手順のフローチャートである。 図7Aは、第一実施形態の自動改札機による決済処理手順のフローチャートである。 図7Bは、第一実施形態の自動改札機による決済処理手順のフローチャートである。 図8は、第二実施形態のEV二輪車におけるチェックイン処理手順のフローチャートである。 図9は、第二実施形態のEV二輪車におけるチェックアウト処理手順のフローチャートである。
●移動体の利用管理システムの概略
図1に、実施形態に係る移動体の管理システムの利用例を示す。なお本システムでは、移動体として電動二輪車(EV二輪、EVと略称する)を用いるものとして説明するが、その移動状態を記録する機能を有するのであれば、移動体の種類はどのようなものであってもよい。望ましくは、EVは簡易ではあっても屋根を備えたものが望ましい。図1において、ユーザは例えば鉄道会社からEV101を借り受け、自宅102と鉄道駅103との間の通勤に利用する。充電施設は自宅102または駅103などに用意されている。ユーザはEV利用時に、乗車に際して利用開始のタイミングで定期乗車券(以下、定期または定期券と呼ぶ。)を用いたチェックイン操作を行い、降車時にはチェックアウト操作を行う。自宅102から駅103に到着したユーザは、駐車スペースにEV101を停め、駅103に備えられた自動改札機に定期券を通して鉄道に乗車し、また目的地にて降車する。帰宅時にはこの逆の経路となる。ここで、EV101のレンタル料は、利用者がEV101のための定期券(EV定期とも呼ぶ。)を購入することで支払う。EV定期は、たとえば鉄道定期券と同じカードに収容されている。またたとえば、EV定期は自宅102と駅103との間の距離等に応じてその価格が決められる。EV定期では、EVの利用条件が定められており、その利用条件を逸脱してEV101が使用された場合、ユーザに追加料金が課せられる。追加料金の精算は、たとえば、駅103に備えられた自動改札機にICカードなどの定期券を通した際に、自動改札機がEV定期の情報を読み取って実行する。精算はたとえば、定期券に保存された電子マネーからの支払いによって実現される。あるいは提携クレジットカードから一括して支払うこともできる。なお精算の処理は自動改札機ではなく、自動改札機を通してEV定期の情報を受信したサーバが行ってもよい。
[第一実施形態]
上述した移動体の利用管理システムを実現するための各構成要素について以下に説明する。
●EV制御部
図2Aは、EV101が備えるEV制御部200の構成の一例を示すブロック図である。EV制御部200では、CPU211がメモリ212等に展開したプログラムを実行することでその全体が制御される。メモリ212にはプログラムのほか、EVに走行中に記憶する移動状態(あるいは移動情報とも呼ぶ)の記憶領域が確保される。ストレージ213は例えばフラッシュ(登録商標)メモリなど不揮発性記憶であり、そこにはEV101に固有の識別情報であるEVID2131が記憶されている。また、ストレージ213は、後述するICカード250に記憶されたEV定期固有情報などを複製したり、あるいは追加料金の基となる移動情報などを記憶するための一時記憶2132を有する。CPU211、メモリ212など共にバス210に接続された入出力インタフェース(IOインタフェース)214には、さらにGPS2011a、電子式の走行距離計2011b、ICカード250からデータを読み、またデータを書くためのICカードリーダライタ(ICカードR/W)2011cが接続されている。また、IOインタフェース214には、ユーザが入出力操作を行うためのユーザインタフェース(UI)2141が接続される。なおUI2141は備えられていなくともよい。バス210にはさらに、EV101の駆動モータ215aを制御する車両コントローラ215が接続されている。車両コントローラ215は、不図示のスロットル操作に応じて、CPU211の制御ものとで駆動モータ215aの動作を制御し、またCPU211からの駆動モータ215aの電源のオンまたはオフを制御する。
●ICカード
図2Bは、定期乗車券として用いられるICカード205に記憶される情報を示すブロック図である。このICカード250はたとえばSuica(登録商標)などに利用されるFelica(登録商標)であり、書き換え可能な不揮発性メモリを有する。さらに、CPUやICカードR/W2011cなどのICカードR/Wと通信するための通信アンテナ、電磁誘導によって電源を得るための電源部なども備えているが、ICカードの本質はそこに記憶した情報にあるため、ここではそれらについては省略した。
ICカード250には、ICカードを固有に識別するためのカードID251が保持されている。また電子マネーの残高などを示す電子マネー情報252、鉄道の定期乗車券などの情報を含む鉄道会社固有情報253、EVの定期乗車券の情報を含むEV定期固有情報254も保持されている。自動改札機にICカード250を通すと、鉄道会社固有情報253に保持された鉄道定期に関する情報に基づいて定期券による乗車であることが識別され、定期券の区間外の乗車により生じる料金の精算などが行われる。
EV定期固有情報254には、EV定期の区間及び必要であれば経路を示す区間情報2541、EV定期の有効期間2542、EV定期の固有の識別情報であるEVID2543を含む。経路が必要である場合とは、たとえば第一実施形態のようにEV定期の条件として所定の経路で走行することが定められている場合である。経路が条件になっていない場合には必要ない。さらにEV定期固有情報254には、EV101を利用する区間について代替交通機関が認められている場合の経路を示すEV代替経路2544、即時決済やあるいは月次などの決済時期を示す決済時期2545、EV制御部200と自動改札機301との間の移動情報などの情報交換のために利用される一時記憶2546を含む。EV定期固有情報254を含むICカードをEV定期、鉄道会社固有情報(定期券情報を含む)を含むICカードを鉄道定期と呼ぶことにする。したがって図2BのICカード250はEV定期であり、かつ、鉄道定期である。本実施形態では、EV101から鉄道へと乗り換える例を示すためにICカード250はEV定期かつ鉄道定期としているが、EV定期のみであってもここで説明する利用管理システムを実現できる。なおICカード250は、EV定期固有情報を納めることができるのであれば、どのようなものであってもよく、磁気定期券やスマートフォンなどの端末に内蔵したものなどであってもよい。
●自動改札機
図3には、鉄道駅103に備えられた自動改札機301の構成例を示す。CPU3011メモリ3012、ストレージ3013、ネットワークインタフェース3014などは一般的な情報処理装置と共通する構成である。ネットワークインタフェース3014にはサーバ310が接続されている。サーバ310は一般的なサーバコンピュータの構成を有するために、その構成に説明は省略する。ICカードR/W3015、ゲートコントローラ3016は自動改札機に特有の構成要素である。ICカードR/W3015はICカード250にデータを読み書きするためのデバイスであり、ICカードR/W2011cと同じ機能を有する。ゲートコントローラ3016は、切符が不適切であったり、電子マネーの残高が不足しているために利用料金が支払われない場合に利用者の通行を妨げるゲートの開閉を制御する。このように自動改札機301はそれに特有の構成を有する情報処理装置ということもできる。なおストレージ3013には、EV定期を持つユーザごとに上限走行距離3013bまたは上限走行時間3013aが保持されるが、これは後で説明する第二実施形態のためのもので、本実施形態では特に必要ない。
さて、前述した構成を有するシステムにより、図4乃至図7Bに説明する処理が実行され、本実施形態に係るEVの利用管理システムが実現される。その前にまずEV定期の発行処理について説明する。EV定期の発行には、鉄道定期などと異なり、レンタルされるEV101の手配が必要である。そこでレンタル元(本例では鉄道会社)は、EV定期の発行時に、レンタル対象のEV101を手配し、そのEV制御部200のストレージ213に、EVID2131を登録する。また、EV101を利用するユーザのICカード250に、EV定期の契約の条件となるEV定期固有情報254を書き込む。そこに含まれる区間情報2541や有効期間2542、EV代替経路2544、決済時期2545は、EV定期発行時に、ユーザと鉄道会社との間で取り決められた契約によって定めた条件を示す契約情報である。またEVID2543には、レンタルされるEV101のEVID2131が記録される。これによりEV101とICカード250との紐づけを行う。このEV定期に対してユーザは、その利用区間及び利用期間といった利用条件に応じた料金を支払う。さらに後述のように、利用条件外のEVの利用に対しては、ユーザは追加料金を支払う。
●チェックイン処理
次に、EV制御部200により実行されるチェックイン処理について説明する。図4にチェックイン処理のフローを示す。この処理はEV制御部200、特にCPU211により実行される。チェックインとは、利用状態にないEV101のICカードR/W2011により、上述した要領で発行されたEV定期を読み取って使用開始の登録をすることである。そのために、EV101では、ユーザによる電源オン操作でEV制御部200に対する電力供給が行われ、その後チェックインを受け付ける。この段階では駆動モータへの電力供給はされず、チェックインが完了するまでEV101を利用することはできない。EV101の電源を投入した後でICカード250をICカードR/W2011にかざすと、ICカード250に電力が供給されてICカードR/W2011との間の通信が開始される。CPU211は、まずICカード250からEV定期固有情報254を取得する(S401)。このとき、ファイルのロック解除などの処理を行ってもよい。EV定期固有情報254がなければ取得できないので、その場合にはその旨のメッセージをUI2141に出力してもよいし、そのまま何もすることなくチェックインを終了してもよい。
EV定期固有情報254が取得できたなら、そこに含まれたEVID2543と、ストレージ213に保持しているEVID213とを比較し(S403)、一致していればEV101の利用を許す。その場合には、現在の日付がEV定期の有効期間2542内であるか判定する(S405)。現在の日付はGPS2011aで取得してもよいし、不図示のリアルタイムクロックで取得してもよい。現在が有効期間内でなければステップS409に分岐する。現在が有効期間内であると判定した場合には、GPS2011aにより取得した現在位置が、区間情報2541に設定された経路上であるか判定する(S407)。経路はたとえばさほど厳密に設定されていなくともよく、経路を含むおおよその範囲で示されていてよい。たとえば、自宅と駅との間の経路上の交差点などを示す座標点を特定し、その座標点間を繋ぐ直線を中心とした所定幅の領域を経路としてよい。もっと簡単に、たとえば自宅と駅とを結ぶ直線を中心として、実際の経路を含む所定幅の領域を経路としてもよい。これによりGPSの精度の低さや、経路選択が許容される。
現在位置が経路上であると判定した場合、ステップS411に分岐する。一方、現在位置が経路上でなければ、あるいは有効期間外であれば、不図示のタイマを用いて計時を開始する。そして計時開始時点の位置と時刻とを記録しておく。この計時は、EV定期の条件を逸脱した位置を走行している時間を測定するためのものである。またその開始位置と開始時刻とは、追加料金の明細を示すために記録される。そしてEV定期固有情報254を、後の参照のために一時記憶2132に複製する(S411)。ただし、メモリ212にEV定期固有情報254を保持し続けるのであればこの複製は不要である。最後に、現在位置および時刻を、チェックインした位置および時刻としてICカード250の一時記憶2546に記録する(S413)。チェックイン後には、ICカード250をICカードR/W2011cから離すことができる。またチェックインが完了した場合には、たとえばUI2141にランプを点灯するなどしてチェックイン中であることを示してもよい。チェックインが成功すると、駆動モータ215aの電源をオンとしてEV101を利用することができる(S415)。
以上の手順によって、EV定期が有効であり、かつ条件に従っていれば何事もなくチェックインを許す。しかし、有効期限が切れていたり、あるいは契約の条件から逸脱していると、EV定期の利用ではないと判定し、追加料金を課金するため、条件外の時間を計測する。なお、EVとユーザとを紐づけず、レンタル対象のどのEVでも利用を許す場合には、EV定期固有情報254の取得が成功したならステップS403をスキップしてステップS405を実行すればよい。
●走行時定期処理
さてチェックイン成功後にはEV101の走行が可能となる。走行中は、EV制御部200は図5の処理を定期的に行う。実行の間隔は、たとえば1秒から数秒程度でよい。まずEV定期が有効であるか、すなわち現在が有効期間内であるか判定する(S500)。有効期間中でないなら処理は終了する。一方、有効期間中であれば、現在位置をGPS2011から取得する(S501)。そして経路外か判定する(S503)。この判定は、ステップS407と同じ要領でよい。経路内と判定した場合には、現在、条件を逸脱した時間の計時中か判定し(S505)、計時中であれば、条件を満たす位置へと戻ったので計時を終了してこの時点における位置と時刻とを記録する(S507)。そして、計測した時間を、たとえばメモリ212やストレージ213の確保した条件外時間に加算する(S509)。なおこの値の初期値は0である。一方、ステップS503で経路外と判定した場合には、やはり計時中であるか判定し(S511)、計時中でなければ計時を開始して、位置と時刻とを記録する(S513)。計時中であれば処理を終了する。この手順によって、有効なEV定期を利用してEV101で走行している間に、契約で定めた条件を逸脱した時間を積算することができる。図5の手順で例えばメモリ212や一時記憶2132などに記録された情報は契約外の移動に関する移動情報に相当する。
●チェックアウト処理
次にEV101の利用を終了する際に行うチェックアウト処理について図6を参照して説明する。この処理はEV制御部200、特にCPU211により実行される。チェックアウトとは、利用状態のEV101のICカードR/W2011によりEV定期を読み取って使用終了の登録をすることである。電源が投入された状態のEV101のICカードR/W2011にICカード250をかざすと、ICカード250に電力が供給されてICカードR/W2011との間の通信が開始される。CPU211は、まずICカード250からEV定期固有情報254を取得する(S601)。EV定期固有情報254が取得できたなら、そこに含まれたEVID2543と、ストレージ213に保持しているEVID213とを比較し(S603)、一致していれば条件外利用の計時を終了し、現在の位置と時刻とを記録する(S605)。計時中でなければステップS605をスキップする。
次に計測した時間を条件外時間に加算した後、ストレージ213またはメモリ212に記録された条件外時間の累積値と、そのつど記録されてきた計時の開始位置及び開始時刻と、終了位置及び終了時刻とをICカード250の一時記憶2546に複製する(S609)。すなわち契約外の移動に関する移動情報をICカード250に複製する。このとき、複製した情報をストレージ213に記録している場合には、それを消去する。メモリ212に記憶していれば電源オフと共に消えるので放置してもよい。またストレージ213に複製したEV定期固有情報を消去する(S611)。そして現在位置及び時刻をチェックアウト位置及び時刻としてICカード250に記録する(S613)。最後に駆動モータ215aを含めて主電源をオフにする(S615)。ステップS603でEVIDが不一致ならなにもしないが、エラーを表示してもよい。この手順によって、チェックイン、チェックアウトの位置と時刻と、その間に走行した条件外時間の累積値とをICカード250に保存することができる。なおチェックアウトしてからチェックインするまでは、利用条件である経路を外れていても課金しないものとする。
●改札処理
さて、図4乃至図6の手順によって、ICカード250には、EV定期の条件外時間が記録されている。この条件外時間は、ユーザが鉄道を利用するために自動改札機301にICカード250を通した時に料金に換算され、決済時期に精算される。図7Aおよび図7Bにその手順を示す。図7A及び図7Bの手順は自動改札機301、特にCPU3011により実行される。ユーザがICカード250を自動改札機301のICカードR/W3015に接近させると、自動改札機301は、EV定期固有情報があれば(S701−Y)、それを取得する(S703)。そしてその決済時期2545を参照して現在が決済のタイミングでるか判定する(S707)。決済時期でなければステップS717に分岐する。たとえば決済時期が即時であれば、ステップS707では必ず決済時期であると判定される。また決済時期として指定日が設定されていれば、現在の日付が存指定日に該当するか判定され、該当すれば決済時期と判定される。
一方決済時期である場合には、条件外時間を条件外料金に換算する(S709)。換算には、例えば時間単価をあらかじめ決めておき、その時間単価を条件外時間に乗ずればよい。次に電子マネー情報252を取得し、ステップS709で算出した料金を支払う十分な金額が電子マネーに残っているか判定する(S711)。残っていれば電子マネー情報252から条件外料金を減算し、一時記憶2546に記録した条件外時間を消去する(S713)。さらに、ICカード250に記録されているチェックイン、チェックアウト位置及び時刻、精算した条件外料金、条件外と判定した位置及び時刻といった明細を、サーバ310に送信する(S715)。サーバはそれを一定期間保持する。一方、ステップS71で電子マネーの残高が不十分であれば、残高不足の警告を出力する(S723)。この場合、改札のゲートは開かず、精算までゲートを通れない。
さて、EV定期の精算が終わったなら、あるいは決済時期でないなら、鉄道定期の処理を行う。ただし本実施形態では、EVの代替経路を認めている場合があり、そのための処理を行う。まず鉄道会社固有情報を取得する(S717)。現在の自動改札機301が、有効な鉄道定期で利用できる経路上の駅に設置されたものか判定する(S719)。そうであれば、特に追加課金をすることなく鉄道定期の処理を行う(S721)。一方、ステップS719で該当しないと判定された場合には、EV定期固有情報254のEV代替経路2544を読み、現在の駅がEV代替経路上の有効な駅であるか判定する(S725)。そうであれば、ステップS721に分岐し、追加料金なしで乗車を許す。しかし現在の駅がEV代替経路上の駅でなければ、追加料金が課金される定期券処理を行う(S727)。なおステップS727には、鉄道定期が設定されていない場合の処理も含む。その場合には乗車区間全体に対して課金が発生する。また、S727では、EV代替経路については課金しないように追加料金が設定される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、電車やバスの定期券と同様に、利用する区間及び期間に応じて設定された料金を支払って定期乗車券を購入し、電動二輪車を利用することができる。また、条件外の利用については、利用を制限せずに追加料金の課金で対応するため、EVの利便性を損なうことがない。なお図5の処理において取得した位置は、経路内か否かの判定のために用いているが、ログとして記録しておき、チェックアウト処理においてICカード250に複製してもよい。またログとして記録する情報は位置のみではなく、その位置における時刻も併せて記録してもよい。このようにすることで、EV101を用いて走行した経路や時刻を記録し、超過料金の明細を明示することができる。また、本実施形態では、超過料金の精算を自動改札機301で行っているが、たとえば自動改札機301はEV定期に関する情報をサーバ310に送信し、サーバ310により図7A及び図7Bの処理を実行してもよい。
またEV代替経路として、たとえばEV定期の提供元と提携した商業施設などを経由した経路を設定してもよい。この様に設定することで、提携商業施設への寄り道については追加料金が課金されないため、販売促進の効果が期待できる。またこのために予め経路を決めず、その施設に立ち寄りさえすれば課金を免れるよう構成してもよい。そのためにはたとえば、条件外時間を図るタイマを起動しても、予め定めた施設の位置に停止した場合(所定の位置において一定時間経過した場合)、計測した条件外時間を破棄することを示すフラグ等をセットしておく。そして、条件外時間を確定する際(S507、S607など)にはそのフラグを参照し、セットされていれば計測した条件外時間を破棄する。このようにすれば、経路に関係なく、予め定めた施設への立ち寄りについては追加料金を免除することができる。
[第一実施形態の変形例]
第一実施形態では、経路に沿った走行を利用条件のひとつとし、そこから逸脱した時間に応じて追加料金を課した。しかしながら、たとえば図4のステップS409および図5のステップS513において、計時開始の代わりに走行距離計2011bの値を読み取って記憶しておく。そして、図5のステップS507及び図6のステップS607において、計時終了の代わりに走行距離計2011bの値を読み取り、そこから記憶しておいた走行距離を差し引く。こうすることで、経路外を走行した時間ではなく、経路外を走行した距離を特定できる。そして図7AのステップS709においては、条件外時間に代えて、経路外を走行した距離を料金に換算する。このようにすることで、移動情報として条件外の走行距離を記録し、それに基づいて追加料金を決めることができる。
なお、追加料金の支払いは、電子マネーでするものとしたが、他の方法であってもよい。たとえばICカード定期乗車券がポイントカード機能を有している場合には、ポイントを差し引いて追加料金を支払ってもよい。また、たとえば定期乗車券の自動販売機や窓口などで、クレジットカードや現金、仮想通貨などで精算することを許してもよい。また、チェックイン処理においてEVIDの一致を検証せず、EVレンタルのユーザであることの認証を受けるようにしてもよい。その認証はたとえばICカードにEVレンタルのユーザであることを示す情報を記録しておき、EV制御部200ではそれを参照してユーザであることを認証し、成功した場合に、EVの電源をオンにして利用を許す。これにより、レンタル対象のEVであれば、ユーザは自由に利用することができ、EVのシェア利用も実現でき、レンタルに供したEVのコスト回収をより短期間で実現できる。
[第二実施形態]
次に第二の実施形態について説明する。EVの利用管理システムの各構成要素や全体の構成は第一実施形態と同様である。第一実施形態と異なるのは、図4及び図6がそれぞれ図8及び図9に置き換わり、EV走行中に行われていた図5を実行しない点にある。本実施形態では、走行時の経路を管理せず、距離のみを管理する。
●チェックイン処理
図8に本実施形態のチェックイン処理を示す。この処理はEV制御部200、特にCPU211により実行される。CPU211は、まずICカード250からEV定期固有情報254を取得する(S401)。EV定期固有情報254が取得できたなら、そこに含まれたEVID2543と、ストレージ213に保持しているEVID213とを比較し(S403)、一致していればEV101の利用を許す。その場合には、現在の日付がEV定期の有効期間2542内であるか判定する(S405)。現在が有効期間内でなければ終了する。現在が有効期間内であると判定した場合には、走行距離計2011bを読み、チェックイン時距離として記録しておく(S801)。最後に、現在位置および時刻を、チェックインした位置および時刻としてICカード250の一時記憶2546に記録する(S413)。なお本実施形態では、経路を管理しないためにEV制御部200にGPS2011aを持たなくともよい。そこでGPS2011aを持たない場合には、ステップS413では時刻のみを記録する。チェックインが成功すると、駆動モータ215aの電源をオンとしてEV101を利用することができる。以上の手順によって、EV定期が有効であればチェックインを許す。
●チェックアウト処理
次にEV101の利用を終了する際に行うチェックアウト処理について図9を参照して説明する。この処理はEV制御部200、特にCPU211により実行される。CPU211は、まずICカード250からEV定期固有情報254を取得する(S601)。EV定期固有情報254が取得できたなら、そこに含まれたEVID2543と、ストレージ213に保持しているEVID213とを比較し(S603)、一致していれば走行距離計2011bを読み、その値から記録されているチェックイン時距離を減算して走行距離を得る(S901)。そしてその走行距離をICカード250記録する(S902)。S902で記録される情報が、本例における移動情報に相当する。そして現在位置及び時刻をチェックアウト位置及び時刻としてICカード250に記録する(S613)。最後に駆動モータ215aを含めて主電源をオフにする(S615)。
そして、図7Aの改札処理においては、ステップS709で、ステップS901で記録した走行距離が、EV定期の利用条件として予め定めたチェックインからチェックアウトまでの走行距離(図3に示す上限走行距離3013b)を超過しているか判定し、超えていたなら超えた距離を追加料金に換算する。予め定めた上限走行距離3013bは、ICカード250に記録しておいてもよい。自動改札機301で記憶する場合には、ユーザごとに設定された上限走行距離3013bを記憶しておく。この様な構成により本実施形態では、走行経路を監視することなく、より簡便にEV定期によるEVの利用を管理することができる。
[第二実施形態の変形例1]
第二実施形態では、EV定期の利用条件としてチェックインからチェックアウトまでの走行距離を定めておき、それを超えた距離に対して追加料金を課金した。これを、チェックインからチェックアウトまでの走行時間を定めておきそれを超えた超過時間に対して追加料金を課金してもよい。この場合には超過時間が移動情報に相当する。そのためには、図8、図9で走行距離計2011bを読み代わりに時計やタイマを読み、チェックインからチェックアウトまでの時間を求める。そしてその時間が予め定めた時間(図3の上限走行時間3013a)を超えたなら、超えた時間に対して課金すればよい。
[第二実施形態の変形例2]
第二実施形態では、EV定期の利用条件としてチェックインからチェックアウトまでの走行距離を定めておき、それを超えた距離に対して追加料金を課金した。これに対して、一定期間内の走行距離の上限をEV定期の利用条件として定めておき、一定期間内の積算走行距離がその上限を超えたなら、超えた距離に対して課金してもよい。そのためには、EV制御部200は、チェックインやチェックアウトでは距離計2011bを読まず、予め定めた一定期間の開始の日であることを判定し、該当するのであれば、期間初日の走行距離を走行距離計2011bから読む。また、読み取った期間初日の走行距離から、既に記憶されている前回の期間初日の走行距離を減算し、その距離をストレージに記憶しておく。あわせて、読み取った走行距離も、次の期間の期間初日の走行距離としてストレージに記憶しておく。そしてその後の最初のチェックアウト時に、求めて走行距離をICカード250に複製する。この場合にはこの走行距離が移動情報に相当する。自動改札機301は、その走行距離が、EV定期の利用条件として定めた距離を超えていれば、超えた距離に応じた料金をユーザに課金し、たとえば電子マネーで精算する。もちろん精算の方法は電子マネーに限らず、改札ではない例えば定期乗車券の自動販売機で、現金やカード、あるいは仮想通貨などで精算してもよい。
このように構成したことで、本実施形態の変形例によれば、EV定期の利用条件を緩和し、ユーザはより柔軟なEV利用が可能となる。また本実施形態ではEVのシェア利用のためには、ユーザごとの積算走行距離の記憶が必要となる。そこで、積算走行距離を、チェックアウトする都度EV制御部20からICカード250に複製し、チェックインの都度、ICカード250からEV制御部200に書き戻す様に構成してもよい。このようにすれば、積算走行距離をユーザごとに管理し、併せてひとつのEVを複数のユーザにより共有できる。
●実施形態のまとめ
以上説明した本実施形態をまとめると以下のとおりである。
(1)第一の態様は、ユーザが乗車する移動体と、
識別情報と、該識別情報と関連付けられた契約情報と、移動体の移動情報を記憶できる記憶媒体と、
情報処理装置とを含む移動体の利用管理システムであって、
前記移動体は、
前記記憶媒体からの情報の取得と前記記憶媒体への情報の記録を行うリーダライタ手段を有しており、
前記移動体の使用を開始する第1のタイミングにおいて前記リーダライタ手段により前記識別情報を取得すると前記移動体の移動情報の記録を開始し、
前記移動体の使用を終了する第2のタイミングにおいて前記リーダライタ手段により前記識別情報を取得すると、記録された前記移動情報を前記リーダライタ手段により前記記憶媒体に書き込み、
前記情報処理装置は、
前記記憶媒体からの情報の取得と前記記憶媒体への情報の記録を行うリーダライタ手段を有しており、
前記記憶媒体から前記契約情報と前記移動情報とを取得すると、前記識別情報に関連付けられた前記契約情報と前記移動情報とを照合して前記移動情報が前記契約情報で示される条件を満たすか否かを判定し、
満たしていなければ前記ユーザに追加課金することを特徴とする。
この構成により、契約情報に定めた条件で移動体の利用を許し、条件が満たされていなければ追加の料金を課金することができ、乗車定期券による移動体の利用を可能とする。ここで課金は現金とは限らず、通貨に相当するカードやポイントなどのほか、仮想通貨などを含む様々な方法で支払いが可能である。
(2)第二の態様は、第一の態様の利用管理システムであって、
前記条件は、有効期間と経路とを含み、
前記移動情報は、前記移動体が前記予め定めた経路から逸脱した時間を含む
ことを特徴とする。
この構成により、有効期間と経路とを定めた乗車定期券による移動体の利用を可能とし、追加の料金を、条件に反して走行した時間に応じて課金できる。
(3)第三の態様は、第一の態様の利用管理システムであって、
前記条件は、前記経路が予め定めた経路であり、
前記移動情報は、前記移動体が前記予め定めた経路から逸脱した距離を含む
ことを特徴とする。
この構成により、有効期間と経路とを定めた乗車定期券による移動体の利用を可能とし、追加の料金を、条件に反して走行した距離に応じて課金できる。
(4)第四の態様は、第一の態様の利用管理システムであって、
前記条件は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの所要時間が予め定めた時間内となることであり、
前記移動情報は、前記所要時間を含むことを特徴とする。
この構成により、有効期間と経路とを定めた乗車定期券による移動体の利用を可能とし、追加の料金を、超過した時間に応じて課金できる。
(5)第五の態様は、第一の態様の利用管理システムであって、
前記条件は、前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの移動距離が予め定めた距離内であること、または、所定期間に累積した前記移動距離が予め定めた距離内であることであり、
前記移動情報は前記移動距離を含むことを特徴とする。
この構成により、有効期間と経路とを定めた乗車定期券による移動体の利用を可能とし、追加の料金を、超過した距離に応じて課金できる。
(6)第六の態様は、第一乃至第五の態様の利用管理システムであって、
前記情報処理装置は自動改札機であることを特徴とする。
この構成により、自動改札機を通るときに、移動体の利用に係る追加料金の精算が可能となる。
(7)第七の態様は、第一乃至第五の態様の利用管理システムであって、
前記情報処理装置は自動改札機に通信で接続されたサーバであることを特徴とする。
この構成により、自動改札機ではないサーバの機能として移動体の利用に係る追加料金の精算が可能となる。
(8)第八の態様は、第一乃至第七の態様の利用管理システムであって、
前記追加課金の決済のタイミングをユーザが選択できることを特徴とする。
この構成により、移動体の利用に係る追加料金の決済を、ユーザが選択したタイミングで行える。
(9)第九の態様は、第一乃至第八の態様の利用管理システムであって、
前記記憶媒体は、磁気定期券またはICカード定期券またはユーザが所有するユーザ端末であることを特徴とする。
この構成により、移動体の利用を、定期券やユーザ端末を用いて管理することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本願は、2018年1月31日提出の日本国特許出願特願2018−015456を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims (7)

  1. ユーザが乗車する移動体(101)と、
    識別情報(251)と、該識別情報と関連付けられた、予め定めた経路を含む契約情報(254)と、移動体の移動情報を記憶できる記憶媒体(250)と、
    情報処理装置(301)と
    を含む移動体の利用管理システムであって、
    前記移動体は、
    前記記憶媒体(250)からの情報の取得と前記記憶媒体(250)への情報の記録を行うリーダライタ手段(2011c)を有しており、
    前記移動体(101)の使用を開始する第1のタイミングにおいて前記リーダライタ手段(2011c)により前記識別情報(251)を取得すると前記移動体(101)の移動情報の記録を開始し、
    前記経路から逸脱している場合には前記移動情報を記録し、
    前記移動体(101)の使用を終了する第2のタイミングにおいて前記リーダライタ手段(2011c)により前記識別情報(251)を取得すると、記録された前記移動情報を前記リーダライタ手段(2011c)により前記記憶媒体(250)に書き込み、
    前記情報処理装置(301)は、
    前記記憶媒体(250)からの情報の取得と前記記憶媒体(250)への情報の記録を行うリーダライタ手段(3015)を有しており、
    前記記憶媒体(250)から前記移動情報を取得すると、前記識別情報(251)に関連付けられたユーザに、前記移動情報に基づいて追加課金することを特徴とする利用管理システム。
  2. 請求項1に記載の利用管理システムであって、
    前記移動情報は、前記移動体が前記経路から逸脱した時間を含む
    ことを特徴とする利用管理システム。
  3. 請求項1に記載の利用管理システムであって、
    前記移動情報は、前記移動体が前記予め定めた経路から逸脱した距離を含む
    ことを特徴とする利用管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の利用管理システムであって、
    前記情報処理装置は自動改札機であることを特徴とする利用管理システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項記載の利用管理システムであって、
    前記情報処理装置は自動改札機に通信で接続されたサーバであることを特徴とする利用管理システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項記載の利用管理システムであって、
    前記追加課金の決済のタイミングをユーザが選択できることを特徴とする利用管理システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項記載の利用管理システムであって、
    前記記憶媒体は、磁気定期券またはICカード定期券またはユーザが所有するユーザ端末であることを特徴とする利用管理システム。
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