JP6961132B1 - 着磁装置 - Google Patents

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Abstract

着磁装置(1)は、第1の方向に延びるコアバック(61a)とコアバック(61a)から突出する1つ以上のティース(61b)とを有する可動子コア(61)と、可動子コア(61)に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の磁石(63)とを備えるリニアサーボモータの磁石(63)を着磁するための着磁装置(1)であって、第1の方向に延びる第1のヨークコア(2)と、第1の方向に延びるとともに、第1のヨークコア(2)と第2の方向に間隔を空けて配置された第2のヨークコア(3)と、第1のヨークコア(2)に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第1の着磁コイル(4)と、第2のヨークコア(3)に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第2の着磁コイル(5)と、を備える。第1のヨークコア(2)と第2のヨークコア(3)との間には、可動子コア(61)を配置可能な空間(S)が形成されている。

Description

本開示は、リニアサーボモータの磁石を着磁する着磁装置および着磁方法に関する。
従来、可動子と固定子とを備えるリニアサーボモータが知られている。このようなリニアサーボモータとして、可動子が可動子コアとコイルとを有し、固定子が磁石と台座とを有する構造がある。
固定子が磁石を有する構造では、可動子の可動距離を長くするために固定子の長さを長くすると、磁石の数が増えて製造コストが増大するという問題がある。一方、製造コストの増大を抑えるために、単位長さ当たりの磁石の数を減らすと、可動子の推力が低下するという問題がある。
このような問題を解決する技術として、特許文献1には、可動子コア内に磁石を設けた技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、固定子に磁石を設けないため、可動子の可動距離を長くすることによる製造コストの増加を抑制できるとともに、可動子の可動距離を長くした場合でも磁石の数を増やすことなく可動子の推力を確保できる。
特開2018−183043号公報
特許文献1に開示された技術において、可動子コア内に磁石を組み付ける前に磁石を着磁した場合には、磁石の吸引力および反発力によって可動子コア内に磁石を組み付けにくいという問題がある。一方、可動子コア内に磁石を組み付けた後に磁石を着磁した場合には、可動子コア内への磁石の組み付けは容易であるものの、着磁に必要な磁界が磁石の全体に亘って届きにくい。しかしながら、特許文献1には、着磁に必要な磁界が磁石の全体に亘って届きやすくする具体的な着磁装置について何ら開示されていない。そこで、可動子コア内への磁石の組付後でも、磁石全体の着磁が容易になる着磁装置の開発が望まれている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、可動子コア内への磁石の組付後でも、磁石全体の着磁が容易になる着磁装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる着磁装置は、第1の方向に延びるコアバックとコアバックのうち第1の方向と直交する第2の方向に沿った一端部から突出する1つ以上のティースとを有する可動子コアと、可動子コアに第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の磁石とを備えるリニアサーボモータの磁石を着磁するための着磁装置であって、第1の方向に延びる第1のヨークコアと、第1の方向に延びるとともに、第1のヨークコアと第2の方向に間隔を空けて配置された第2のヨークコアと、第1のヨークコアに第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第1の着磁コイルと、第2のヨークコアに第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第2の着磁コイルと、を備える。第1のヨークコアと第2のヨークコアとの間には、可動子コアを配置可能な空間が形成されている。第1のヨークコアは、第1の着磁コイルが配置されて第2のヨークコアの方向を向く第1の内側部と、第2の方向において第1の内側部を挟んで第2のヨークコアと反対側に設けられた第1の外側部と、を有している。第2のヨークコアは、第2の着磁コイルが配置されて第1のヨークコアの方向を向く第2の内側部と、第2の方向において第2の内側部を挟んで第1のヨークコアと反対側に設けられた第2の外側部と、を有している。第1の内側部と第2の内側部とは、磁化容易方向が第2の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されている。第1の外側部のうち第1の着磁コイルと第1の方向において一致する第1の部分は、磁化容易方向が第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されている。第2の外側部のうち第2の着磁コイルと第1の方向において一致する第2の部分は、磁化容易方向が第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されている。第1の外側部のうち第1の部分を除く部分は、等方性電磁鋼板により形成されている。第2の外側部のうち第2の部分を除く部分は、等方性電磁鋼板により形成されている。
本開示にかかる着磁装置では、可動子コア内への磁石の組付後でも、磁石全体の着磁が容易になるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる着磁装置の構成を示す図 実施の形態1にかかる着磁装置にリニアサーボモータの可動子を設置した状態を示す図 実施の形態1にかかる着磁装置によって可動子の磁石を着磁する方法を示す図 実施の形態2にかかる着磁装置の構成を示す図 実施の形態2の変形例にかかる着磁装置の構成を示す図
以下に、実施の形態にかかる着磁装置および着磁方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる着磁装置1の構成を示す図である。図2は、実施の形態1にかかる着磁装置1にリニアサーボモータの可動子6を設置した状態を示す図である。はじめに、図2を参照して、リニアサーボモータの可動子6の構成について説明する。各図には、可動子6の可動方向である第1の方向を矢印A、第1の方向と直交する第2の方向を矢印Bで示している。
可動子6は、複数の可動子コア61と、複数のモータコイル62と、複数の磁石63とを備える。各可動子コア61は、第1の方向に延びるコアバック61aと、コアバック61aのうち第2の方向に沿った一端部から突出する1つのティース61bとを有する。各可動子コア61は、第1の方向に2分割されたコア61cによって形成されている。各可動子コア61のコアバック61aおよびティース61bは、第1の方向に2分割されている。ティース61bは、第1の方向に互いに間隔を空けて複数配置されている。隣り合うティース61bの間には、スロット61dが形成されている。各ティース61bには、モータコイル62が巻き付けられている。モータコイル62は、スロット61dに配置されている。各可動子コア61において隣り合うコア61cの間には、磁石63が挟み込まれている。換言すると、磁石63は、第1の方向に分割されたコア61cによって挟み込まれている。磁石63は、第2の方向に延びており、コアバック61aからティース61bに亘って配置されている。複数の磁石63は、可動子コア61に第1の方向に互いに間隔を空けて配置されている。隣り合う可動子コア61は、第1の方向におけるスロット61dの中央部に対応する位置で分割された構造となっている。
次に、実施の形態1にかかる着磁装置1について説明する。着磁装置1は、リニアサーボモータの磁石63を着磁するための装置である。着磁装置1は、第1の方向に延びる第1のヨークコア2と、第1の方向に延びるとともに第1のヨークコア2と第2の方向に間隔を空けて配置された第2のヨークコア3とを備える。また、着磁装置1は、第1のヨークコア2に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第1の着磁コイル4と、第2のヨークコア3に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第2の着磁コイル5とを備える。第1のヨークコア2と第2のヨークコア3との間には、可動子コア61を配置可能な空間Sが形成されている。
図1に示される第1のヨークコア2および第2のヨークコア3の形状は、特に制限されないが、例えば直方体である。第1のヨークコア2および第2のヨークコア3の材料には、磁性材が用いられる。磁性材は、例えば、炭素鋼板、等方性電磁鋼板である。炭素鋼板には、例えば、SPCC(Steel Plate Cold Commercial)の炭素鋼板、S45Cの炭素鋼板が用いられる。第1のヨークコア2は、第2のヨークコア3の方向を向く第1の面21を有する。第1の面21は、第1の方向に平行な平面である。第1のヨークコア2には、複数の第1の凹部22が形成されている。複数の第1の凹部22は、第1の方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1の凹部22は、第1の着磁コイル4を収容するための部分であって、第1の面21に開口している。
第2のヨークコア3は、第1のヨークコア2の方向を向く第2の面31を有する。第2の面31は、第1の方向に平行な平面である。第2のヨークコア3には、複数の第2の凹部32が形成されている。複数の第2の凹部32は、第1の方向に互いに間隔を空けて配置されている。第2の凹部32は、第2の着磁コイル5を収容するための部分であって、第2の面31に開口している。
第1の着磁コイル4は、第1の凹部22に1つずつ配置されている。第2の着磁コイル5は、第2の凹部32に1つずつ配置されている。第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5には、銅線、アルミニウム線などの導線が用いられる。導線の形状は、例えば、丸線、平角線である。第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とは、第1の方向における位置が一致する。全ての第1の着磁コイル4と全ての第2の着磁コイル5とは、電気的に直列に接続されている。
次に、図2および図3を参照して、リニアサーボモータの可動子6の磁石63を着磁する着磁方法について説明する。着磁方法は、組立工程と、設置工程と、印加工程と、を含んでいる。図3は、実施の形態1にかかる着磁装置1によって可動子6の磁石63を着磁する方法を示す図である。なお、図3には、第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5の通電方向C1,C2と、第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2の流れを図示している。通電方向C1は、電流が紙面手前から奥へ向かう方向であり、通電方向C2は、電流が紙面奥から手前へ向かう方向である。
組立工程は、図2に示される可動子コア61と磁石63とを組み付けて可動子6を組み立てる工程である。組立工程では、各可動子コア61において2つのコア61cの間に磁石63を挟み込むように配置する。組立工程では、各可動子コア61のティース61bにモータコイル62を巻き付ける。これにより、図2に示される可動子6が組み立てられる。
設置工程は、第1のヨークコア2と第2のヨークコア3との間に可動子6を設置する工程である。設置工程では、可動子6のコアバック61aを第1のヨークコア2に向けて、かつ、可動子6のティース61bの先端部を第2のヨークコア3に向けて、着磁装置1に可動子6を設置する。設置工程では、第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5と磁石63とは、第1の方向における位置が一致する。
図3に示すように、印加工程は、可動子コア61のコアバック61a側と、可動子コア61のティース61b側との両側から、可動子コア61内の磁石63へ同時に着磁磁界D1,D2を印加して磁石63を着磁する工程である。印加工程では、図示しない電源から第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とに電力を供給する。印加工程では、第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とに通電することで着磁磁界D1,D2を発生させる。全ての第1の着磁コイル4と全ての第2の着磁コイル5とが電気的に直列に接続されているため、全ての第1の着磁コイル4と全ての第2の着磁コイル5とが同時に通電される。
印加工程では、第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とに通電することにより、第1の方向と第2の方向とに垂直な軸周りに環状の着磁磁界D1,D2を発生させる。印加工程では、隣り合う第1の着磁コイル4の通電方向C1,C2の正負は、互いに逆である。そのため、隣り合う第1の着磁コイル4から発生する着磁磁界D1,D2の向きは、互いに逆である。すなわち、第1の着磁コイル4では、時計周りの着磁磁界D1と反時計周りの着磁磁界D2とが第1の方向に交互に発生する。印加工程では、隣り合う第2の着磁コイル5の通電方向C1,C2の正負は、互いに逆である。そのため、隣り合う第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2の向きは、互いに逆である。すなわち、第2の着磁コイル5では、時計周りの着磁磁界D1と反時計周りの着磁磁界D2とが第2の方向に交互に発生する。印加工程では、第1の方向における位置が一致する第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5との通電方向C1,C2の正負は、互いに逆である。そのため、第1の方向における位置が一致する第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5のうち一方では、時計周りの着磁磁界D1が発生して、他方では、反時計周りに着磁磁界D2が発生する。印加工程を行うことにより、磁石63の全体が着磁される。
次に、本実施の形態にかかる着磁装置1の効果について説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、着磁装置1は、第1の方向に延びる第1のヨークコア2と、第1の方向に延びるとともに第1のヨークコア2と第2の方向に間隔を空けて配置された第2のヨークコア3とを備える。また、着磁装置1は、第1のヨークコア2に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第1の着磁コイル4と、第2のヨークコア3に第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第2の着磁コイル5とを備える。第1のヨークコア2と第2のヨークコア3との間には、可動子コア61を配置可能な空間Sが形成されている。これらの構成により、図3に示すように、コアバック61a側とティース61bの先端側との両側から同時に磁石63全体に着磁磁界D1,D2を印加することができる。そのため、コアバック61a側のみまたはティース61bの先端側のみから磁石63を着磁する場合に比較して、可動子コア61内への磁石63の組付後でも、磁石63全体の着磁が容易になる。特に、第1の着磁コイル4から発生する着磁磁界D1,D2と第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2とが合成されて、合成された着磁磁界D1,D2が磁石63の第2の方向に沿った中央部に印加されやすくなる。そのため、着磁磁界D1,D2の発生源である第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5から最も離れた磁石63の第2の方向に沿った中央部も着磁できる。したがって、磁石63の磁力を高めて可動子6の推力を向上させることができる。
本実施の形態では、図2に示すように、第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とは、第1の方向における位置が一致することにより、第1の着磁コイル4から発生する着磁磁界D1,D2と第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2とが合成される。そして、合成された着磁磁界D1,D2の向きが第1の方向と平行になりやすくなるため、着磁磁界D1,D2を強めることができる。なお、本明細書において平行とは、完全に平行である場合の他、厳密には平行でなく僅かに傾斜した場合も含む意味である。
本実施の形態では、図2に示すように、第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5と磁石63とは、第1の方向における位置が一致することにより、第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5のそれぞれと磁石63との距離が近くなる。そのため、第1のヨークコア2および第2のヨークコア3が着磁磁界D1,D2で磁気飽和を起こしても、着磁磁界D1,D2を磁石63に印加することができる。
本実施の形態では、図3に示すように、全ての第1の着磁コイル4と全ての第2の着磁コイル5とが電気的に直列に接続されており、第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5との通電方向C1,C2の正負が互いに逆である。このような構成と第1の方向において磁石63の両側に第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5が配置される構成との相乗効果により、疑似的にソレノイドコイルの内部に磁石63を配置したときのような強い着磁磁界D1,D2を磁石63に印加することができるため、磁石63全体の着磁がより一層容易になる。
なお、図2に示される可動子コア61は、スロット61dの部分に対応する位置で分割されず、かつ、各可動子コア61が2つのコア61cに分割されない構造であってもよい。すなわち、可動子コア61は、第1の方向に延びる単一のコアバック61aと、コアバック61aのうち第2の方向に沿った一端部から突出する複数のティース61bとを有する構造であってもよい。このような構造の場合には、コアバック61aからティース61bに亘って貫通する孔を開けて、孔に磁石63を埋め込む構成であってもよい。
本実施の形態では、図2に示される第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5とは、第1の方向における位置が一致するが、第1の方向における位置がずれてもよい。また、本実施の形態では、図2に示される第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5と磁石63とは、第1の方向における位置が一致するが、第1の方向における位置がずれてもよい。また、本実施の形態では、図2に示される全ての第1の着磁コイル4と全ての第2の着磁コイル5とが電気的に直列に接続されているが、電気的に並列に接続されてもよい。また、本実施の形態では、図2に示される第1の着磁コイル4と第2の着磁コイル5との通電方向C1,C2の正負が互いに逆であるが、互いに同じであってもよい。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、実施の形態2にかかる着磁装置1Aについて説明する。図4は、実施の形態2にかかる着磁装置1Aの構成を示す図である。本実施の形態では、第1のヨークコア2および第2のヨークコア3の一部を方向性電磁鋼板により形成した点が前記した実施の形態1と相違する。なお、実施の形態2では、前記した実施の形態1と重複する部分については、同一符号を付して説明を省略する。図4には、方向性電磁鋼板の磁化容易方向を矢印Eで示している。
第1のヨークコア2は、第1の着磁コイル4が配置されて第2のヨークコア3の方向を向く第1の内側部23と、第2の方向において第1の内側部23を挟んで第2のヨークコア3と反対側に設けられた第1の外側部24とを有する。第1のヨークコア2は、第1のヨークコア2の第2の方向に沿った中央部を境に、第1の内側部23と第1の外側部24とに分けられている。第1の内側部23には、複数の第1の凹部22が形成されている。
第2のヨークコア3は、第2の着磁コイル5が配置されて第1のヨークコア2の方向を向く第2の内側部33と、第2の方向において第2の内側部33を挟んで第1のヨークコア2と反対側に設けられた第2の外側部34とを有する。第2のヨークコア3は、第2のヨークコア3の第2の方向に沿った中央部を境に、第2の内側部33と第2の外側部34とに分けられている。第2の内側部33には、複数の第2の凹部32が形成されている。
第1の内側部23と第2の内側部33とは、磁化容易方向Eを有する方向性電磁鋼板により形成されている。第1の内側部23と第2の内側部33とは、複数の方向性電磁鋼板を第2の方向に積層することにより形成されている。磁化容易方向Eは、第1の方向と直交する方向、すなわち第2の方向と平行である。第1の内側部23のうち第1の着磁コイル4の第1の方向に沿った両側を通る着磁磁界D1,D2の向きは、第2の方向と平行である。第2の内側部33のうち第2の着磁コイル5の第1の方向に沿った両側を通る着磁磁界D1,D2の向きは、第2の方向と平行である。第1の内側部23および第2の内側部33の磁化容易方向Eは、第1の内側部23および第2の内側部33を通る着磁磁界D1,D2の向きと平行である。第1の外側部24と第2の外側部34とは、方向性電磁鋼板以外の鋼板、例えば、等方性電磁鋼板により形成されている。
本実施の形態では、第1のヨークコア2は、第1の着磁コイル4が配置されて第2のヨークコア3の方向を向く第1の内側部23を有し、第2のヨークコア3は、第2の着磁コイル5が配置されて第1のヨークコア2の方向を向く第2の内側部33を有する。また、第1の内側部23と第2の内側部33とは、磁化容易方向Eを有する方向性電磁鋼板により形成されている。これらの構成により、第1の内側部23および第2の内側部33の磁化容易方向Eを、第1の内側部23および第2の内側部33を通る着磁磁界D1,D2の向きと平行にすることが可能になる。そのため、第1の着磁コイル4から発生する着磁磁界D1,D2が第1の内側部23を通りやすくなって可動子コア61に伝わりやすくなるとともに、第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2が第2の内側部33を通りやすくなって可動子コア61に伝わりやすくなる。したがって、着磁磁界D1,D2の発生源である第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5から最も離れた磁石63の中央部にも着磁磁界D1,D2を印加しやすくなり、可動子コア61内への磁石63の組付後でも、磁石63全体の着磁が容易になる。
図5は、実施の形態2の変形例にかかる着磁装置1Bの構成を示す図である。図5に示すように、第1の外側部24および第2の外側部34の一部が方向性電磁鋼板により形成されてもよい。第1の外側部24のうち第1の着磁コイル4と第1の方向において一致する部分は、磁化容易方向Fが第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されている。以下、第1の外側部24のうち第1の着磁コイル4と第1の方向において一致する部分を第1の部分24aと称する。第2の外側部34のうち第2の着磁コイル5と第1の方向において一致する部分は、磁化容易方向Fが第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されている。以下、第2の外側部34のうち第2の着磁コイル5と第1の方向において一致する部分を第2の部分34aと称する。
第1の部分24aと第2の部分34aとは、複数の方向性電磁鋼板を第2の方向に積層することにより形成されている。第1の部分24aおよび第2の部分34aを通る着磁磁界D1,D2の向きは、第1の方向と平行である。第1の部分24aおよび第2の部分34aの磁化容易方向Fは、第1の部分24aおよび第2の部分34aを通る着磁磁界D1,D2の向きと平行である。第1の外側部24のうち第1の部分24aを除く部分と第2の外側部34のうち第2の部分34aを除く部分とは、方向性電磁鋼板以外の鋼板、例えば、等方性電磁鋼板により形成されている。
本変形例では、第1の部分24aおよび第2の部分34aの磁化容易方向Fが第1の部分24aおよび第2の部分34aを通る着磁磁界D1,D2の向きと平行である。そのため、第1の着磁コイル4から発生する着磁磁界D1,D2が第1の部分24aを通りやすくなって可動子コア61に伝わりやすくなるとともに、第2の着磁コイル5から発生する着磁磁界D1,D2が第2の部分34aを通りやすくなって可動子コア61に伝わりやすくなる。したがって、着磁磁界D1,D2の発生源である第1の着磁コイル4および第2の着磁コイル5から最も離れた磁石63の中央部にも着磁磁界D1,D2を印加しやすくなり、可動子コア61内への磁石63の組付後でも、磁石63全体の着磁が容易になる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A,1B 着磁装置、2 第1のヨークコア、3 第2のヨークコア、4 第1の着磁コイル、5 第2の着磁コイル、6 可動子、21 第1の面、22 第1の凹部、23 第1の内側部、24 第1の外側部、24a 第1の部分、31 第2の面、32 第2の凹部、33 第2の内側部、34 第2の外側部、34a 第2の部分、61 可動子コア、61a コアバック、61b ティース、61c コア、61d スロット、62 モータコイル、63 磁石、S 空間。

Claims (4)

  1. 第1の方向に延びるコアバックと前記コアバックのうち前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った一端部から突出する1つ以上のティースとを有する可動子コアと、前記可動子コアに前記第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の磁石とを備えるリニアサーボモータの前記磁石を着磁するための着磁装置であって、
    前記第1の方向に延びる第1のヨークコアと、
    前記第1の方向に延びるとともに、前記第1のヨークコアと前記第2の方向に間隔を空けて配置された第2のヨークコアと、
    前記第1のヨークコアに前記第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第1の着磁コイルと、
    前記第2のヨークコアに前記第1の方向に互いに間隔を空けて配置された複数の第2の着磁コイルと、を備え、
    前記第1のヨークコアと前記第2のヨークコアとの間には、前記可動子コアを配置可能な空間が形成されており、
    前記第1のヨークコアは、前記第1の着磁コイルが配置されて前記第2のヨークコアの方向を向く第1の内側部と、前記第2の方向において前記第1の内側部を挟んで前記第2のヨークコアと反対側に設けられた第1の外側部と、を有し、
    前記第2のヨークコアは、前記第2の着磁コイルが配置されて前記第1のヨークコアの方向を向く第2の内側部と、前記第2の方向において前記第2の内側部を挟んで前記第1のヨークコアと反対側に設けられた第2の外側部と、を有し、
    前記第1の内側部と前記第2の内側部とは、磁化容易方向が前記第2の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されており、
    前記第1の外側部のうち前記第1の着磁コイルと前記第1の方向において一致する第1の部分は、磁化容易方向が前記第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されており、
    前記第2の外側部のうち前記第2の着磁コイルと前記第1の方向において一致する第2の部分は、磁化容易方向が前記第1の方向と平行な方向性電磁鋼板により形成されており、
    前記第1の外側部のうち前記第1の部分を除く部分は、等方性電磁鋼板により形成されており、
    前記第2の外側部のうち前記第2の部分を除く部分は、等方性電磁鋼板により形成されていることを特徴とする着磁装置。
  2. 前記第1の着磁コイルと前記第2の着磁コイルとは、前記第1の方向における位置が一致することを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  3. 前記第1の着磁コイルおよび前記第2の着磁コイルと前記磁石とは、前記第1の方向における位置が一致することを特徴とする請求項2に記載の着磁装置。
  4. 全ての前記第1の着磁コイルと全ての前記第2の着磁コイルとが電気的に直列に接続されており、
    前記第1の着磁コイルと前記第2の着磁コイルとの通電方向の正負が互いに逆であることを特徴とする請求項2または3に記載の着磁装置。
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