JP6946834B2 - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6946834B2
JP6946834B2 JP2017152510A JP2017152510A JP6946834B2 JP 6946834 B2 JP6946834 B2 JP 6946834B2 JP 2017152510 A JP2017152510 A JP 2017152510A JP 2017152510 A JP2017152510 A JP 2017152510A JP 6946834 B2 JP6946834 B2 JP 6946834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
unit
amplitude
wave
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017152510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019032207A (ja
Inventor
岳人 原田
岳人 原田
充保 松浦
充保 松浦
優 小山
優 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017152510A priority Critical patent/JP6946834B2/ja
Priority to DE102018213077.9A priority patent/DE102018213077B4/de
Publication of JP2019032207A publication Critical patent/JP2019032207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6946834B2 publication Critical patent/JP6946834B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/93Sonar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S15/931Sonar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/02Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems using reflection of acoustic waves
    • G01S15/06Systems determining the position data of a target
    • G01S15/08Systems for measuring distance only
    • G01S15/10Systems for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves
    • G01S15/102Systems for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves using transmission of pulses having some particular characteristics
    • G01S15/104Systems for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves using transmission of pulses having some particular characteristics wherein the transmitted pulses use a frequency- or phase-modulated carrier wave
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/523Details of pulse systems
    • G01S7/526Receivers
    • G01S7/527Extracting wanted echo signals
    • G01S7/5273Extracting wanted echo signals using digital techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、物体検知装置に関するものである。
自動車に搭載されて障害物を検知する物体検知装置について、探査波として用いる超音波の周波数を時間とともに変化させて、周辺を走行中の他の自動車が送信する超音波との混信を回避する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
欧州特許第2373434号明細書
超音波センサに用いられるマイクロホンは一般的に帯域が狭いため、周波数を変化させながら送信波を生成すると、共振周波数から離れた周波数では送信波および受信波の振幅が小さくなり、受信波の周波数の検出が困難になる。このため、周波数を検出できる範囲が狭く、周波数の変化を十分にとらえることができない。
本発明は上記点に鑑みて、周波数の変化の検出が容易な物体検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、周波数が時間とともに変化するパルス信号を生成する信号生成部(2)と、信号生成部が生成したパルス信号が入力されて、該パルス信号に応じた探査波を送信する送信部(1、3、4)と、探査波の反射波を受信するための受信部(1、5、6、7)と、受信部が受信した受信波の周波数を算出する周波数算出部(11)と、周波数算出部が算出した周波数の変化と、信号生成部から送信部に入力されるパルス信号の周波数の変化との比較に基づいて、受信波が探査波の反射波であるか否かを判定する周波数判定部(12)と、周波数判定部によって受信波が探査波の反射波であると判定されたときに、送信部が探査波を送信してから受信部が探査波の反射波を受信するまでの時間に基づいて、探査波を反射した物体との距離を算出する距離算出部(13)と、を備える物体検知装置であって、受信部が受信波に応じて出力する信号をフィルタ処理するフィルタ部(9)を備え、周波数算出部は、フィルタ部の出力信号に基づいて受信波の周波数を算出し、フィルタ部のゲインは、入力される信号の周波数によって変化し、信号生成部は、生成するパルス信号の周波数を第1の値から第2の値に変化させ、探査波の振幅は、信号生成部から送信部に入力されるパルス信号の周波数に応じて変化し、フィルタ部に入力される信号の周波数が第1の値から第2の値に変化したときのフィルタ部のゲインの増減は、信号生成部から送信部に入力されるパルス信号の周波数が第1の値から第2の値に変化したときの探査波の振幅の増減と逆とされており、フィルタ部のゲイン特性を切り替える切替部(14)を備える。
このように、フィルタ部のゲイン特性が、送信部の周波数特性を補うように設定されている。これにより、探査波の周波数が共振周波数から離れていて振幅が小さいときにも、受信波に応じて受信部が出力する信号が増幅されて、受信波の周波数の変化が大きくなる。したがって、所望の周波数変化を検出可能な範囲が広がり、周波数の変化をとらえやすくなる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかる物体検知装置の構成を示す図である。 図1に示す処理部の構成を示す図である。 図1に示すマイクロホンから送信される探査波の振幅とフィルタ部のゲイン特性との関係を示すグラフである。 図2に示すフィルタ部のゲイン特性を示すグラフである。 従来の物体検知装置における受信周波数幅を示すグラフである。 第1実施形態における受信周波数幅を示すグラフである。 第2実施形態における処理部の構成を示す図である。 第2実施形態におけるフィルタ部の構成を示す図である。 第2実施形態におけるフィルタ部の構成を示す図である。 第3実施形態におけるフィルタ部の構成を示す図である。 第4実施形態における処理部の構成を示す図である。 振幅の判定結果とフィルタ特性の切り替えのタイミングとの関係を示すタイムチャートである。 他の実施形態における探査波の振幅とフィルタ部のゲイン特性との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態の物体検知装置は、いわゆる超音波ソナー装置であって、車両の周囲における物体の存在及び物体との距離などを検知するものである。
図1に示すように、物体検知装置は、マイクロホン1と、信号生成部2と、DA変換部3と、送信回路4と、受信回路5と、増幅器6と、AD変換部7と、処理部8とを備えている。
マイクロホン1は、車両の外表面に面して配置されており、物体を検知するための探査波である超音波を車両の外側に向けて送信するものである。
信号生成部2は、周波数が時間とともに変化するパルス信号を生成するものである。信号生成部2は、例えば、周波数が単調増加するパルス信号、または、周波数が単調減少するパルス信号を生成するように構成されており、物体検知装置では、必要に応じてこれらのパルス信号を切り替えて使用する。このようにパルス信号の周波数を変化させることにより、周波数が時間とともに変化するチャープ信号が含まれた探査波がマイクロホン1から送信される。信号生成部2が生成するパルス信号の周波数をfpとする。
信号生成部2が生成したパルス信号は、DA変換部3および送信回路4を介してマイクロホン1に入力される。具体的には、DA変換部3は、信号生成部2から入力されたパルス信号をD/A変換し、これにより生成された交流電圧を出力する。DA変換部3の出力電圧は送信回路4に入力され、送信回路4は、入力された交流電圧の振幅等を調整してマイクロホン1に印加する。マイクロホン1は、互いに対向する2つの電極の間に圧電膜が配置された構成の図示しない圧電素子を備えている。そして、マイクロホン1が備える2つの電極に送信回路4から交流電圧が印加されて圧電膜が変形することにより、マイクロホン1から車両の外側へ超音波が送信される。このように、マイクロホン1、DA変換部3、および、送信回路4は、信号生成部2から入力されたパルス信号に応じた探査波を送信するものであり、送信部に相当する。
また、マイクロホン1は、探査波の反射波を受信するためのものでもある。マイクロホン1は、受信した超音波の音圧に応じた電圧を出力する。具体的には、マイクロホン1が備える圧電素子の2つの電極は、受信回路5にも接続されており、超音波を受信して圧電膜が変形したときの2つの電極間の電圧が受信回路5に入力されるようになっている。
受信回路5は、入力された電圧にクランプ等の処理を施して出力するものであり、受信回路5の出力電圧は、増幅器6によって増幅された後、AD変換部7によってA/D変換される。このように、マイクロホン1、受信回路5、増幅器6、AD変換部7は、マイクロホン1で受信した超音波に応じた信号を出力するように構成されており、受信部に相当する。AD変換部7でのA/D変換により生成された信号は、AD変換部7から処理部8に入力される。
処理部8は、AD変換部7の出力信号を処理し、物体との距離の算出等を行うものである。処理部8は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って、所定の処理を実行する。
図2に示すように、処理部8は、フィルタ部9と、振幅算出部10と、周波数算出部11と、周波数判定部12と、距離算出部13と、切替部14と、振幅判定部15と、を備えている。マイクロホン1が受信した超音波に応じてAD変換部7が出力する信号は、フィルタ部9でフィルタ処理された後に、振幅算出部10および周波数算出部11に入力されるようになっている。
振幅算出部10および周波数算出部11は、それぞれ、フィルタ部9の出力信号に基づいて、直交復調を用いて、マイクロホン1が受信した超音波の振幅および周波数を算出する。
具体的には、フィルタ部9は、乗算器16と、LPF(ローパスフィルタ)17と、乗算器18と、LPF19とを備えており、フィルタ部9のゲインは、入力される信号の周波数によって変化するようになっている。
AD変換部7の出力信号は、乗算器16に入力されてsin2πf0tを掛けられた後にLPF17に入力される。また、AD変換部7の出力信号は乗算器18にも入力され、cos2πf0tを掛けられた後にLPF19に入力される。ここで、f0はマイクロホン1の共振周波数であり、tは時間である。
LPF17、LPF19のカットオフ周波数は、入力された信号から周波数が2f0以上の成分を除去するように設定されている。LPF17およびLPF19は振幅算出部10に接続されており、LPF17およびLPF19の出力信号は振幅算出部10に入力されるようになっている。振幅算出部10は、LPF17の出力信号の大きさをIとし、LPF19の出力信号の大きさをQとし、受信波の振幅をArとして、Ar=(I+Q1/2によりArを算出する。
また、LPF17およびLPF19の出力信号は周波数算出部11にも入力されるようになっている。周波数算出部11は、受信波の位相をPとして、P=atan(Q/I)によりPを算出し、受信波の周波数をfrとして、fr=1/(2π)・dP/dt+fpによりfrを算出する。周波数算出部11は、算出した周波数frに応じた信号を出力し、周波数算出部11の出力信号は、周波数判定部12に入力される。
周波数判定部12は、受信波が探査波の反射波であるか否かを判定するものである。周波数判定部12は、周波数算出部11が算出した周波数frの変化と、信号生成部2からDA変換部3に入力されるパルス信号の周波数fpの変化との比較に基づいて、受信波が探査波の反射波であるか否かを判定する。
例えば、周波数fpが時間の経過とともに増加するパルス信号が生成された場合には、受信波の周波数frが周波数fpと同様に増加しているときに、受信波が探査波の反射波であると判定される。また、例えば、周波数fpが時間の経過とともに減少するパルス信号が生成された場合には、受信波の周波数frが周波数fpと同様に減少しているときに、受信波が探査波の反射波であると判定される。周波数判定部12は、判定結果に応じた信号を出力し、周波数判定部12の出力信号は、距離算出部13に入力される。
距離算出部13は、物体との距離を算出するものである。距離算出部13は、周波数判定部12によって受信波が探査波の反射波であると判定されたときに、マイクロホン1が探査波を送信してから探査波の反射波を受信するまでの時間に基づいて、探査波を反射した物体との距離を算出する。処理部8は、図示しないECUに接続されており、距離算出部13が算出した距離に基づいて、近距離に物体があることのドライバーへの報知や、自動ブレーキング等が行われる。
なお、前述したように、LPF17、LPF19は、入力信号のうち周波数が2f0以上の成分を除去するようにカットオフ周波数が設定されているが、さらに本実施形態では、マイクロホン1の特性を補うようにゲイン特性が設定されている。すなわち、フィルタ部9に入力される信号の周波数が第1の値から第2の値に変化したときのフィルタ部9のゲインの増減は、パルス信号の周波数fpが第1の値から第2の値に変化したときの探査波の振幅の増減と逆とされている。
具体的には、図3に示すように、マイクロホン1が送信する探査波の振幅Atは、パルス信号の周波数fpに応じて変化し、fp=f0で極大値をとる。そして、フィルタ部9に入力される信号の周波数をfiとすると、フィルタ部9のゲイン特性は、fi=f0で極小値をとる。
本実施形態では、互いに異なる3つの周波数を小さい順にf1、f2、f3として、信号生成部2は、生成するパルス信号の周波数fpを、f1からf3、あるいは、f3からf1に変化させる。周波数fpがf1からf3に変化する場合には、f1、f3の値はそれぞれ第1の値、第2の値に相当する。周波数fpがf3からf1に変化する場合には、f1、f3の値はそれぞれ第2の値、第1の値に相当する。
DA変換部3に周波数f1、f2、f3のパルス信号が入力されたときの探査波の振幅をそれぞれAt1、At2、At3とすると、f1、f2、f3は、At1<At2かつAt2>At3となるように設定されている。そして、フィルタ部9の周波数f1、f2、f3の入力信号に対するゲインをそれぞれG1、G2、G3とすると、G1>G2かつG2<G3とされている。さらに本実施形態では、f1<f0<f3となるように周波数f1、f3が設定されている。
なお、G1およびG3については、G1>G3でもよいし、G1<G3でもよい。また、G1=G3でもよい。また、マイクロホン1の共振特性とフィルタ部9のゲイン特性において、極値をとる周波数が完全には一致していなくてもよい。
このようなゲイン特性は、LPF17およびLPF19のQ値によって設定することができる。LPF17、LPF19は、所定の周波数、ここでは、周波数f0を中心として周波数軸で対称なゲイン特性を有する。すなわち、LPF17、LPF19は、周波数f0を中心とした所定の範囲に含まれる周波数の信号を通過させ、他の信号を遮断する。そして、LPF17およびLPF19のQ値を所定の値よりも大きくすると、通過させる信号を増幅するようにゲイン特性が変化する。
例えば、図4の破線で示すように、Q値が小さいときにはゲイン特性のグラフは上に凸のU字型となる。そして、図4の実線で示すように、Q値が大きくなると、中心周波数の両側の部分が、通過させる信号の振幅を増加させるように上に向かって変形し、ゲイン特性のグラフがM字型になる。
このようにして、マイクロホン1の特性を補うようにゲイン特性を設定することにより、周波数算出部11に入力される信号が増幅され、チャープ信号の検出が容易になる。
ただし、信号生成部2は、周波数fpの掃引終了後には探査波の振幅Atが0に収束するようにパルス信号を生成するが、フィルタ部9のゲイン特性が常にM字型とされていると、振幅算出部10が算出する振幅Arの収束が遅れる。そして、これにより、物体との距離の算出精度が低下するおそれがある。
そこで本実施形態では、処理部8に切替部14および振幅判定部15を配置し、フィルタ部9によるゲイン補正を、振幅算出部10が算出した振幅Arの増加時にのみ用いることで、振幅の収束の遅れを低減する。
切替部14は、振幅算出部10が算出した振幅に基づいて、フィルタ部9のゲイン特性を切り替えるものである。具体的には、振幅算出部10は、算出した振幅Arの大きさに応じた信号を振幅判定部15に出力するようになっており、振幅判定部15は、振幅算出部10の出力信号に基づいて受信波の振幅が増加しているか否かを判定する。例えば、振幅算出部10が算出した振幅Arが所定時間以上増加し続けているときに、振幅判定部15は受信波の振幅が増加していると判定する。
周波数fpの掃引開始直後で周波数fpがf0から離れているときには、探査波の振幅Atは小さく、振幅Atは時間の経過とともに増加する。これに対応して、マイクロホン1が探査波の反射波を受信した直後には、受信波の振幅が小さく、受信波の振幅は時間の経過とともに増加する。そして、振幅算出部10が算出する振幅Arが増加し、振幅判定部15は受信波の振幅が増加していると判定する。
振幅判定部15は、切替部14に接続されており、受信波の振幅が増加していると判定すると、切替部14に、フィルタ部9のゲインを増加させるように切り替え指示を送信する。
振幅算出部10が算出した振幅Arが一定であるとき、または、減少しているときには、振幅判定部15は、受信波の振幅が増加していないと判定する。振幅判定部15は、受信波の振幅が増加していないと判定すると、切替部14に、フィルタ部9のゲインを受信波の振幅が増加しているときよりも小さくするように切り替え指示を送信する。そして、振幅判定部15から切り替え指示を受信すると、切替部14は、フィルタ部9にゲイン特性を切り替えるための信号を送信する。
フィルタ部9が備えるLPF17およびLPF19は、外部からの信号によってQ値が変化するように構成されており、切替部14は、振幅判定部15からの切り替え指示を受信すると、LPF17およびLPF19に信号を出力し、Q値を変化させる。
すなわち、切替部14は、振幅判定部15からフィルタ部9のゲインを増加させる切り替え指示を受信すると、LPF17およびLPF19のQ値を大きくして、フィルタ部9のゲイン特性をM字型とする。また、切替部14は、フィルタ部9のゲインを小さくする切り替え指示を受信すると、LPF17およびLPF19のQ値を小さくして、フィルタ部9のゲイン特性をU字型とする。
なお、信号を通過させる帯域を保持しつつ信号の増幅を抑えるために、LPF17およびLPF19のゲインを小さくするときには、LPF17およびLPF19のQ値を0.5よりも大きく0.8よりも小さい値とすることが好ましい。
物体検知装置の動作について説明する。物体検知装置が起動すると、信号生成部2がパルス信号の生成を開始し、このパルス信号をDA変換部3がD/A変換することにより交流電圧が生成される。そして、送信回路4が交流電圧の振幅等を調整し、マイクロホン1に交流電圧が印加されて探査波である超音波が送信される。
また、マイクロホン1が外部からの超音波を受信すると、マイクロホン1が備える圧電素子の電極間に、受信した超音波の音圧に応じた電圧が発生する。この電圧は受信回路5に入力され、クランプ等の処理が施された後、増幅器6によって増幅されて、AD変換部7に入力される。AD変換部7は、入力された電圧をA/D変換し、これにより生成された信号を処理部8に入力する。
処理部8は、入力された信号に基づいて、マイクロホン1が受信した超音波が探査波の反射波であるか否かを判定し、マイクロホン1が受信した超音波が探査波の反射波であると判定した場合には、探査波を反射した物体との距離を算出する。
具体的には、AD変換部7の出力信号が、乗算器16およびLPF17で順に処理されて振幅算出部10、周波数算出部11に入力され、また、乗算器18およびLPF19で順に処理されて振幅算出部10、周波数算出部11に入力される。そして、LPF17、LPF19の出力信号の大きさをそれぞれI、Qとして、振幅算出部10においてAr=(I+Q1/2により受信波の振幅Arが算出される。また、周波数算出部11においてP=atan(Q/I)、fr=1/(2π)・dP/dt+fpにより受信波の周波数frが算出される。また、振幅判定部15は、振幅算出部10が算出した振幅Arに基づいて、受信波の振幅が増加しているか否かを判定する。
物体検知装置の起動直後、および、車外の物体との距離が遠いとき等には、振幅Arは小さい値でほぼ一定となるため、振幅判定部15は受信波の振幅が増加していないと判定し、切替部14にフィルタ部9のゲインを小さくする切り替え指示を送信する。
そして、切替部14によって、フィルタ部9が備えるLPF17およびLPF19のゲイン特性が図4の破線で示すようにU字型に設定される。振幅算出部10および周波数算出部11は、LPF17およびLPF19の出力信号に基づいて、受信波の振幅Arおよび周波数frを算出する。
一方、近距離に物体が存在し、この物体で反射した超音波をマイクロホン1が受信して、振幅算出部10が算出する振幅Arが時間の経過とともに増加すると、振幅判定部15は、受信波の振幅が増加していると判定する。そして、振幅判定部15は、切替部14にフィルタ部9のゲインを増加させるように切り替え指示を送信する。
そして、切替部14によって、フィルタ部9が備えるLPF17およびLPF19のゲイン特性が図4の実線で示すようにM字型に設定される。探査波の反射波がマイクロホン1に到達し始めたときには、反射波の振幅が小さいため、フィルタ部9で信号を増幅しないままでは周波数の検出が困難であるが、M字型のゲイン特性によって信号を増幅することにより、周波数の検出が容易になる。
周波数算出部11は、増幅されたI成分およびQ成分に基づいて、受信波の周波数frを算出する。そして、周波数判定部12は、周波数算出部11が算出した周波数frと周波数fpとを比較し、これらが同様に変化している場合には、受信波が探査波の反射波であると判定する。周波数判定部12によって受信波が探査波の反射波であると判定されると、距離算出部13は、マイクロホン1が探査波を送信してから探査波の反射波を受信するまでの時間に基づいて、探査波を反射した物体との距離を算出する。
このように、本実施形態では、振幅Arの増加時、すなわち、反射波がマイクロホン1に到達した直後で反射波の振幅が小さいときには、マイクロホン1の共振特性とは逆の向きに増減するゲイン特性をフィルタ部9に持たせて、AD変換部7の出力信号を増幅する。
図5は、AD変換部7の出力信号をLPF17、LPF19で増幅せずに周波数算出部11に入力した場合の、周波数の変化が検出可能な範囲を示すグラフである。図6は、周波数算出部11に入力する信号を図4の実線に示すゲイン特性のフィルタで増幅した場合の、周波数の変化が検出可能な範囲を示すグラフである。図5および図6において、実線は周波数算出部11が算出した受信波の周波数を示し、破線は周波数算出部11に入力された信号の振幅を示す。図5および図6に示すように、周波数算出部11に入力される信号を増幅することによって、周波数の変化を検出できる範囲が広がる。
なお、図5および図6では、図3の実線矢印に示すように周波数fpをf3からf1まで変化させた場合について示しているが、図3の破線矢印で示すように周波数fpをf1からf3まで変化させた場合にも、同様に、周波数の変化を検出できる範囲が広がる。
以上説明したように、本実施形態では、探査波のうち周波数がマイクロホン1の共振周波数から離れていて振幅が小さい部分の反射波をマイクロホン1が受信したときに、受信波に応じて受信部が出力する信号がフィルタ部9によって増幅される。したがって、受信波の振幅が小さいときにも受信波の周波数の算出が容易になり、周波数の変化を検出可能な時間が広がり、周波数の特徴をとらえやすくなる。また、周波数による振幅の差が小さくなることで、周波数の変化を正しく検出しやすくなる。
また、本実施形態では、切替部14および振幅判定部15を配置し、フィルタ部9によるゲイン補正を受信波の振幅の増加時にのみ用いている。これにより、振幅算出部10が算出する振幅Arの収束の遅れを低減することができる。また、ゲイン補正によるノイズの増幅を低減しつつ振幅Arを大きくすることができ、より長距離の検出が可能になる。
また、本実施形態のフィルタ部9は、直交復調に用いる既存のLPFのQ値を切り替え可能にするだけで簡易に構成することができるため、フィルタ部9を配置するためのコストを低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してフィルタ部9の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態のフィルタ部9は、AD変換部7と乗算器16および乗算器18との間に配置されており、AD変換部7が出力した信号は、フィルタ部9によって処理された後に乗算器16および乗算器18に入力される。
また、本実施形態では、切替部14からの信号によってフィルタ部9の構成が変更される。具体的には、振幅判定部15から切替部14にフィルタ部9のゲインを増加させるように切り替え指示が送信されると、切替部14は、フィルタ部9が図8に示す構成となるように信号を出力する。すなわち、切替部14からの信号によって、フィルタ部9は、中心周波数付近の信号を通過させ、他の信号を遮断するBPF(バンドパスフィルタ)20と、中心周波数付近の信号の振幅を減少させるノッチフィルタ21と、増幅器22とを備える構成とされる。
BPF20とノッチフィルタ21は、中心周波数が互いに等しくされており、ここでは、BPF20とノッチフィルタ21の中心周波数はf0とされている。また、ノッチフィルタ21によって振幅が減少する周波数の範囲は、BPF20によって振幅が増加する周波数の範囲よりも狭く設定されている。そして、BPF20とノッチフィルタ21のゲイン特性が重なることによって、フィルタ部9のゲイン特性が第1実施形態と同様にM字型となる。AD変換部7の出力信号は、BPF20、ノッチフィルタ21で順に処理された後に、増幅器22で増幅され、乗算器16および乗算器18に入力される。
一方、振幅判定部15から切替部14にフィルタ部9のゲインを小さくするように切り替え指示が送信されると、切替部14は、フィルタ部9が図9に示す構成となるように信号を出力する。すなわち、切替部14からの信号によって、フィルタ部9は、ノッチフィルタ21および増幅器22を備えず、BPF20を備える構成とされる。これにより、AD変換部7の出力信号がBPF20によって処理された後に、ノッチフィルタ21および増幅器22を介さずに直接乗算器16および乗算器18に入力されるようになる。
このような構成の本実施形態においても、受信波の振幅が増加しているときに周波数算出部11に入力される信号が増幅され、周波数の変化をとらえやすくなる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対してフィルタ部9の構成を変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、振幅判定部15から切替部14にフィルタ部9のゲインを増加させるように切り替え指示が送信されると、切替部14は、フィルタ部9が図10に示す構成となるように信号を出力する。すなわち、切替部14からの信号によって、フィルタ部9は、BPF23と、BPF24と、平均値算出部25とを備えた構成とされる。
AD変換部7の出力信号はBPF23およびBPF24でそれぞれ処理される。BPF23とBPF24は互いに中心周波数が異なり、BPF23の中心周波数はf0よりも小さくされており、BPF24の中心周波数はf0よりも大きくされている。また、BPF23の中心周波数とf0との差は、BPF24の中心周波数とf0との差と等しくされており、それぞれのゲイン特性が周波数f0に対して互いに対称となるように設定されている。
平均値算出部25は、BPF23の出力信号とBPF24の出力信号との平均値を算出し、算出した平均値に応じた信号を出力する。
本実施形態では、このような構成により、フィルタ部9のゲイン特性が周波数f0を中心としてM字型とされている。
このような構成の本実施形態においても、受信波の振幅が増加しているときに周波数算出部11に入力される信号が増幅され、周波数の変化をとらえやすくなる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してフィルタ部9の特性の切り替え方法を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第1実施形態では、振幅算出部10が算出した受信波の振幅Arをリアルタイムにモニタして、振幅Arの増加時には切替部14に切り替え指示を送信してフィルタ部9の特性を切り替えるとともに、周波数をモニタしてチャープ信号の判定を行った。
これとは異なり、本実施形態では、まず、AD変換部7の出力信号を記憶するとともに、受信波の振幅を算出して振幅が増加するタイミングを記憶する。そして、記憶した振幅が増加するタイミングに基づいてフィルタ部9のゲイン特性を切り替えながら、記憶したAD変換部7の出力信号に基づいて受信波の周波数を算出する。
具体的には、図11に示すように、本実施形態の処理部8はバッファ26を備えている。バッファ26は、AD変換部7の出力信号を記憶するものであり、AD変換部7の出力信号は乗算器16および乗算器18に加えてバッファ26にも入力される。
また、処理部8は乗算器27、LPF28、乗算器29、LPF30を備えており、フィルタ部9は乗算器27、LPF28、乗算器29、LPF30で構成されている。乗算器27、LPF28、乗算器29、LPF30は、第1実施形態の乗算器16、LPF17、乗算器18、LPF19と同様の構成とされており、バッファ26に記憶されたAD変換部7の出力信号は乗算器27および乗算器29に入力されるようになっている。
そして、切替部14は振幅判定部15からの信号に応じてLPF28、LPF30のゲイン特性を切り替える。周波数算出部11は、LPF28およびLPF30の出力信号に基づいて、第1実施形態と同様に受信波の周波数frを算出する。
なお、本実施形態ではLPF17およびLPF19のゲイン特性はU字型に固定されており、振幅算出部10は、ゲイン特性が固定されたLPF17およびLPF19の出力信号に基づいて振幅Arを算出する。振幅判定部15は、振幅算出部10の出力信号に基づいて受信波の振幅が増加しているか否かの判定を行い、判定結果を記憶する。
例えば、振幅判定部15は、図12に示すように判定結果を記憶する。すなわち、時点t1で反射波がマイクロホン1に到達し、振幅算出部10が算出した振幅Arが時点t2まで増加し続けた場合、振幅判定部15は、振幅Arが増加し始めたタイミング、振幅Arの増加が終了したタイミングとして時点t1、t2を記憶する。
同様に、時点t3で次の反射波がマイクロホン1に到達し、時点t4まで振幅Arが増加し続けた場合、振幅判定部15は、振幅Arが増加し始めたタイミング、振幅Arの増加が終了したタイミングとして時点t3、t4を記憶する。また、同様に、時点t5で次の反射波がマイクロホン1に到達し、時点t6まで振幅Arが増加し続けた場合、振幅判定部15は、振幅Arが増加し始めたタイミング、振幅Arの増加が終了したタイミングとして時点t5、t6を記憶する。
このような動作を所定時間行った後、処理部8は、周波数frの算出を行う。具体的には、周波数算出部11は、バッファ26に記憶されたAD変換部7の出力信号をフィルタ部9でフィルタ処理して生成された信号に基づいて、周波数frの算出を行う。その際、切替部14は、振幅判定部15に記憶された振幅Arの増加の開始と終了のタイミングに基づいて、LPF28、LPF30のゲイン特性の切り替えを行う。
すなわち、図12に示すように、時点t1まではLPF28、LPF30のゲイン特性を通常の状態、すなわち、図4の破線で示すU字型に設定し、ゲインを小さくする。そして、時点t1でLPF28、LPF30のゲイン特性を図4の実線で示すM字型に切り替え、AD変換部7の出力信号を増幅する。その後、切替部14は、時点t2でLPF28、LPF30のゲイン特性を通常の状態に戻す。
同様に、切替部14は、時点t3でフィルタ部9のゲインを増加させ、時点t4で通常のゲイン特性に戻す。また、切替部14は、時点t5でフィルタ部9のゲインを増加させ、時点t6で通常のゲイン特性に戻す。
以上説明したように、本実施形態では、所定時間分のAD変換部7の出力信号、および、振幅Arの増加の開始と終了のタイミングを記憶し、記憶したデータに基づいてフィルタ部9のゲイン特性の切り替えおよび周波数frの算出を行う。このような本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1〜第4実施形態では、処理部8が切替部14を備え、受信波の振幅に応じてフィルタ部9の特性を切り替えているが、処理部8が切替部14を備えず、フィルタ部9の特性を切り替えずにAD変換部7の出力信号の処理を行ってもよい。また、受信波の振幅Arが増加している時間のうち一部のみにおいてフィルタ部9のゲインを大きくしてもよい。
また、探査波の振幅Atがf0以外の周波数で極大値をとる場合には、この周波数がf1より大きくf3未満となるように、周波数f1、f2、f3を設定してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、フィルタ部9の利得のグラフがM字型となるようにQ値を設定したが、フィルタ部9のゲイン特性はこれに限らず、マイクロホン1の周波数特性を補うものであればよい。例えば、周波数fpがf4からf5に変化する場合であって、図13に示すように、At4<At5である場合には、フィルタ部9のゲインがG4>G5となるように設定されていればよい。なお、At4、At5は、それぞれ、周波数がf4、f5のパルス信号が生成されたときの探査波の振幅である。また、G4、G5は、それぞれ、フィルタ部9の周波数f4、f5の入力信号に対するゲインである。この場合、f4、f5の値がそれぞれ第1の値、第2の値に相当する。
また、探査波として電磁波等を用いてもよい。
1 マイクロホン
2 信号生成部
9 フィルタ部
11 周波数算出部
12 周波数判定部
13 距離算出部

Claims (10)

  1. 周波数が時間とともに変化するパルス信号を生成する信号生成部(2)と、
    前記信号生成部が生成したパルス信号が入力されて、該パルス信号に応じた探査波を送信する送信部(1、3、4)と、
    前記探査波の反射波を受信するための受信部(1、5、6、7)と、
    前記受信部が受信した受信波の周波数を算出する周波数算出部(11)と、
    前記周波数算出部が算出した周波数の変化と、前記信号生成部から前記送信部に入力されるパルス信号の周波数の変化との比較に基づいて、前記受信波が前記探査波の反射波であるか否かを判定する周波数判定部(12)と、
    前記周波数判定部によって前記受信波が前記探査波の反射波であると判定されたときに、前記送信部が前記探査波を送信してから前記受信部が前記探査波の反射波を受信するまでの時間に基づいて、前記探査波を反射した物体との距離を算出する距離算出部(13)と、を備える物体検知装置であって、
    前記受信部が前記受信波に応じて出力する信号をフィルタ処理するフィルタ部(9)を備え、
    前記周波数算出部は、前記フィルタ部の出力信号に基づいて前記受信波の周波数を算出し、
    前記フィルタ部のゲインは、入力される信号の周波数によって変化し、
    前記信号生成部は、生成するパルス信号の周波数を第1の値から第2の値に変化させ、
    前記探査波の振幅は、前記信号生成部から前記送信部に入力されるパルス信号の周波数に応じて変化し、
    前記フィルタ部に入力される信号の周波数が前記第1の値から前記第2の値に変化したときの前記フィルタ部のゲインの増減は、前記信号生成部から前記送信部に入力されるパルス信号の周波数が前記第1の値から前記第2の値に変化したときの前記探査波の振幅の増減と逆とされており、
    前記フィルタ部のゲイン特性を切り替える切替部(14)を備える物体検知装置。
  2. 前記探査波は超音波である請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 互いに異なる3つの周波数を小さい順にf1、f2、f3とし、
    前記信号生成部は、生成するパルス信号の周波数を前記周波数f1から前記周波数f3に、あるいは、前記周波数f3から前記周波数f1に変化させ、
    前記送信部は、前記送信部に前記周波数f1、f2、f3のパルス信号が入力されたときの前記探査波の振幅をそれぞれAt1、At2、At3として、At1<At2かつAt2>At3となる特性を有しており、
    前記フィルタ部のゲイン特性は、前記フィルタ部の前記周波数f1、f2、f3の入力信号に対するゲインをそれぞれG1、G2、G3として、G1>G2かつG2<G3となるように設定されている請求項1または2に記載の物体検知装置。
  4. 前記送信部の共振周波数が前記周波数f1よりも大きく前記周波数f3よりも小さい請求項3に記載の物体検知装置。
  5. 前記フィルタ部は、所定の周波数を中心として周波数軸で対称なゲイン特性を有する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の物体検知装置。
  6. 前記受信波の振幅を算出する振幅算出部(10)を備え、
    前記切替部は、前記振幅算出部が算出した振幅に基づいて、前記フィルタ部のゲイン特性を切り替える請求項1ないし5のいずれか1つに記載の物体検知装置。
  7. 前記切替部は、前記振幅算出部が算出した振幅が増加しているとき、前記周波数算出部に入力される信号が増幅されるように前記フィルタ部のゲイン特性を切り替える請求項に記載の物体検知装置。
  8. 前記フィルタ部は、バンドパスフィルタ(20)と、前記バンドパスフィルタと中心周波数が等しいノッチフィルタ(21)とを備えている請求項1ないしのいずれか1つに記載の物体検知装置。
  9. 前記フィルタ部は、中心周波数が互いに異なる2つのバンドパスフィルタ(23、24)を備えている請求項1ないしのいずれか1つに記載の物体検知装置。
  10. 前記信号生成部は、周波数が単調増加するパルス信号、または、周波数が単調減少するパルス信号を生成する請求項1ないしのいずれか1つに記載の物体検知装置。
JP2017152510A 2017-08-07 2017-08-07 物体検知装置 Active JP6946834B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152510A JP6946834B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 物体検知装置
DE102018213077.9A DE102018213077B4 (de) 2017-08-07 2018-08-03 Objekterfassungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152510A JP6946834B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 物体検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019032207A JP2019032207A (ja) 2019-02-28
JP6946834B2 true JP6946834B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=65019908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017152510A Active JP6946834B2 (ja) 2017-08-07 2017-08-07 物体検知装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6946834B2 (ja)
DE (1) DE102018213077B4 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4406525C2 (de) * 1994-02-28 1996-10-24 Siemens Ag Verfahren zur Bestimmung der Lage eines Objekts relativ zum Hintergrund mittels Ultraschall
JP2000088942A (ja) * 1998-09-16 2000-03-31 Oki Electric Ind Co Ltd バイスタティックソーナーの左右判別方法
US7821422B2 (en) * 2003-08-18 2010-10-26 Light Vision Systems, Inc. Traffic light signal system using radar-based target detection and tracking
US7074186B2 (en) * 2003-09-23 2006-07-11 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Transmit based axial whitening
DE102008044366A1 (de) 2008-12-04 2010-06-10 Robert Bosch Gmbh Erfassungsvorrichtung und Verfahren zum Erfassen eines Umfeldes eines Fahrzeugs
JP2015184235A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 日本電気株式会社 探信装置、測定方法及びプログラム
US10031207B2 (en) * 2015-03-11 2018-07-24 Raytheon Company Wideband channel equalization for signals propagated in lossy transmission media

Also Published As

Publication number Publication date
DE102018213077B4 (de) 2021-10-21
DE102018213077A1 (de) 2019-02-07
JP2019032207A (ja) 2019-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5798150B2 (ja) 物体検出装置
US11112495B2 (en) Method for acoustic distance time of flight compensation
KR102157507B1 (ko) 음향 거리 측정용 회로
CN108291966B (zh) 物体检测装置以及物体检测方法
WO2018221255A1 (ja) 物体検出装置
US10088567B2 (en) Ultrasonic sensing device and method for vehicle
JP6888506B2 (ja) 物体検知装置
JP6086488B2 (ja) 物体検出装置
WO2018190237A1 (ja) 物体検知装置
JP2018105701A (ja) 物体検知装置
KR102159350B1 (ko) 차량용 초음파 센서의 감지 성능 향상 장치 및 방법
CN113406651B (zh) 检测系统
JP6946834B2 (ja) 物体検知装置
JP6262943B2 (ja) 物体検出装置
JP6962270B2 (ja) 物体検知装置
JP3567928B2 (ja) ノイズ抑圧装置
JP2018105702A (ja) 物体検知装置
US11754709B2 (en) Object detection device
KR102193234B1 (ko) 차량용 초음파 센서의 감지 거리 증가 장치 및 그 동작 방법
JP6151088B2 (ja) 物体検出装置
JP7230619B2 (ja) 物体検出装置
JP2014232072A (ja) 物体検出装置及び車両
KR101503125B1 (ko) 차량용 초음파 물체 감지시 오경보 방지 방법 및 오경보 방지를 위한 차량용 초음파 물체 감지 장치
KR101916935B1 (ko) 초음파 센서 구동 장치 및 이를 구비한 초음파 센서 구동 시스템 및 초음파 센서 구동 방법
JP7480637B2 (ja) 物体検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6946834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150