JP6934406B2 - 紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法 - Google Patents

紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法に関する。
例えば、投票券や宝くじ等を購入するためのマークカード(マークシート)を読み取る紙葉類取扱装置が知られている。この種の紙葉類取扱装置は、1枚から複数枚までの紙葉類が挿入口へ挿入され、紙葉類を挿入口から内部へ取り込むように構成されている。
このような紙葉類取扱装置としては、複数枚の紙葉類を挿入口へ挿入する挿入方向に交差する紙葉類の幅方向に対して紙葉類を押し込むように移動させることにより、複数枚の紙葉類を幅方向に揃える幅寄せ機構を備えるものがある。この紙葉類取扱装置では、幅寄せ機構を用いて、紙葉類の幅方向における一端側から他端側へ紙葉類を押圧することにより、重ねられた複数枚の紙葉類の幅方向を揃えることで、挿入口へ挿入された複数枚の紙葉類の取込み動作時に紙葉類が斜行することが抑えられている。
特開平10−320506号公報
上述した幅寄せ機構を備える紙葉類取扱装置では、重ねられた複数枚の紙葉類が一括して挿入口へ挿入される場合と、1枚の紙葉類のみが挿入口へ挿入される場合とがある。1枚の紙葉類が挿入口へ挿入された場合には、1枚の紙葉類を幅寄せするために要する押込み力が、複数枚の紙葉類が挿入口へ挿入された場合に複数枚の紙葉類を幅寄せするために要する押込み力よりも小さくなる。すなわち、1枚の紙葉類を幅寄せする押込み力を大きくした場合には、紙葉類を押し潰してしまうおそれがある。一方、1枚の紙葉類を幅寄せする押込み力を小さくした場合には、複数枚の紙葉類を幅寄せする押込み力が不足し、複数枚の紙葉類を適正に揃えることができないおそれがある。
したがって、幅寄せ機構は、1枚から複数枚までの紙葉類を幅寄せするために、1枚の紙葉類が押し潰されない程度の押込み力に設定されることで、紙葉類の枚数が増えるに従って押込み力が不足することになる。このため、幅寄せ機構によって複数枚の紙葉類を適正に幅寄せできる枚数が制限され、挿入口へ一括して挿入可能な紙葉類の枚数が制限される不都合がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、紙葉類の枚数に拘わらずに紙葉類を適正に幅寄せすることができる紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する紙葉類取扱装置の一態様は、複数枚の紙葉類が一括して挿入される挿入口と、前記挿入口へ挿入されて前記挿入口から進入する前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧機構と、前記押圧機構が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、前記複数枚の紙葉類を前記挿入口へ挿入する挿入方向に交差する前記複数枚の紙葉類の幅方向における前記複数枚の紙葉類の各一端に当接して前記幅方向に対して前記複数枚の紙葉類を移動させる幅寄せ機構と、前記挿入口から挿入された前記複数枚の紙葉類を搬送する搬送機構と、を備える。前記押圧機構は、前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧部材を有する。前記幅寄せ機構は、前記複数枚の紙葉類の幅方向における一端を他端側へ移動させる幅寄せ部材と、前記幅寄せ部材によって移動された前記複数枚の紙葉類の前記他端が突き当てられる突き当て部と、を有する。前記幅寄せ部材は、前記押圧部材が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、当該複数枚の紙葉類の前記一端を前記他端側へ移動させる。前記搬送機構は、前記押圧部材が前記複数枚の紙葉類を押圧すると共に前記幅寄せ部材が前記複数枚の紙葉類の前記一端に接した状態で前記複数枚の紙葉類を取り込む。
本願の開示する紙葉類取扱装置の一態様によれば、紙葉類の枚数に拘わらずに紙葉類を適正に幅寄せすることができる。
実施例の紙葉類取扱装置を示す斜視図である。 実施例の紙葉類取扱装置における押圧機構、幅寄せ機構及び規制機構を説明するための斜視図である。 実施例の紙葉類取扱装置の要部を示す平面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の要部を示す断面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の幅寄せ機構を示す斜視図である。 実施例の紙葉類取扱装置の幅寄せ機構を下方から示す斜視図である。 実施例の紙葉類取扱装置の規制機構及び押圧機構の動作を説明するための平面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の規制機構及び押圧機構の動作を説明するための断面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の幅寄せ機構の動作を説明するための平面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の幅寄せ機構の動作を説明するための平面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の搬送機構の動作を説明するための平面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の搬送機構の動作を説明するための断面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の搬送機構の動作を説明するための断面図である。 実施例の紙葉類取扱装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下に、本願の開示する紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示する紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法が限定されるものではない。
図1は、実施例の紙葉類取扱装置を示す斜視図である。図1に示すように、実施例の紙葉類取扱装置1には、1枚の紙葉類3または複数枚の紙葉類3(図2参照)が一括して挿入される挿入口4が前面部に設けられており、後述する搬送機構9によって挿入口4から取り込まれた紙葉類3が排出されるトレイ5が挿入口4の上部に設けられている。紙葉類取扱装置1は、紙葉類3を読み取る読取部10(図3B参照)と、読取部10の読み取り結果に基づいて紙葉類3に情報を印字する印字部(図示せず)と、を備える。
また、紙葉類取扱装置1の下部には、紙葉類取扱装置1と電気的に接続された制御装置2が設けられている。制御装置2は、図示しないが、紙葉類取扱装置1を制御する制御部と、紙葉類取扱装置1へ電力を供給する電源部と、を有する。図示しないが、制御装置2は、紙葉類3の取扱い結果等の各種情報を表示する表示装置(不図示)と接続されてもよい。紙葉類取扱装置1は、制御装置2が有する制御部や電源部を備えて構成されてもよい。
図1以降において、紙葉類取扱装置1の幅方向をX方向、紙葉類取扱装置1の奥行き方向をY方向、紙葉類取扱装置1の高さ方向をZ方向として示す。言い換えると、挿入口4へ挿入される紙葉類3の挿入方向をY方向、Y方向に交差する紙葉類3の幅方向をX方向として示す。なお、本実施例において、紙葉類3の挿入方向は、図中のY方向に対してZ方向へ(斜め下方へ)傾斜しているが、Z方向へ傾斜された構成に限定されるものではない。便宜上、紙葉類3の挿入方向をY方向として説明する。
紙葉類3としては、例えば、マークカードが用いられるが、マークカードに限定されるものではない。本実施例の紙葉類取扱装置1に適用される紙葉類3としては、例えば、各種の投票券、宝くじ等が用いられてもよい。また、紙葉類3として紙幣、金券等が用いられてもよい。実施例の紙葉類取扱装置1では、マークカードと、マークカードによって購入された数字選択式宝くじを取り扱うために使用される。
図2は、実施例の紙葉類取扱装置1における押圧機構6、幅寄せ機構7及び規制機構8を説明するための斜視図である。図2に示すように、紙葉類取扱装置1は、挿入口4から挿入された紙葉類3を紙葉類3の厚み方向に押圧する押圧機構6と、押圧機構6が紙葉類3を押圧した状態で、紙葉類3を紙葉類3の幅方向(X方向)に移動させる幅寄せ機構7と、挿入口4から挿入される紙葉類3の挿入を規制する規制機構8と、を備える。また、紙葉類取扱装置1は、挿入口4から挿入された紙葉類3を搬送路9aに沿って搬送する搬送機構9を備える(図3A、3B参照)。
(押圧機構の構成)
図3Aは、実施例の紙葉類取扱装置1の要部を示す平面図である。図3Bは、実施例の紙葉類取扱装置1の要部を示す断面図である。図3A及び図3Bに示すように、押圧機構6は、挿入口4へ挿入された紙葉類3を紙葉類3の厚み方向に押圧する押圧部材11と、押圧部材11を回動自在に支持する支軸12と、を有する。押圧部材11は、紙葉類3の幅方向(X方向)に沿って延びる押圧部11aが形成されており、支軸12まわりに回動することで、押圧部11aが紙葉類3を押圧する押圧位置と、押圧位置から押圧部11aが離れた退避位置とに昇降する。押圧部材11は、規制機構8が有する後述の規制部材25の回動に連動して、押圧位置と退避位置とに移動される。また、押圧部材11の押圧部11aは、幅寄せ機構7が有する後述の幅寄せピン14の移動範囲に重ならないように形成されており、幅寄せピン14と干渉しないように切り欠き部11bが形成されている。
押圧部材11には、所望の重さの重量体(不図示)が取り付けられており、押圧部材11の自重によって退避位置から押圧位置へ移動する。このように押圧部材11は、バネ等の付勢部材を用いて押圧することなく自重のみで紙葉類3を押圧することにより、紙葉類3の枚数に拘わらずにほぼ均等な押圧力で紙葉類3を押圧することが可能になる。押圧部材11の押圧部11aには、例えば、100[g]程度の重量体がX方向に沿って取り付けられている。押圧部材11は、幅寄せ機構7によって幅寄せされる紙葉類3を厚み方向に押圧することにより、紙葉類3の厚み方向に撓みが生じることが抑えられ、紙葉類3の幅方向に対する剛性が高められる。
押圧部材11の押圧部11aの先端面は、挿入口4から挿入された紙葉類3の紙面に対して傾斜して形成されており、押圧部11aが紙葉類3の幅方向(X方向)に沿って紙葉類3に線接触する(図5B参照)。このように紙葉類3に対して押圧部材11の押圧部11aが線接触することにより、押圧部材11によって押圧された状態で幅寄せ機構7によって移動される紙葉類3に生じる摩擦力が小さく抑えられている。このため、幅寄せ機構7の幅寄せ動作時に紙葉類3が変形して損傷することが抑えられ、幅寄せ動作をスムーズに行うことができる。
(幅寄せ機構の構成)
図4Aは、実施例の紙葉類取扱装置1の幅寄せ機構7を示す斜視図である。図4Bは、実施例の紙葉類取扱装置1の幅寄せ機構7を下方から示す斜視図である。図3A及び図4A、4Bに示すように、幅寄せ機構7は、紙葉類3を挿入口4へ挿入する挿入方向(Y方向)に交差する紙葉類3の幅方向(X方向)における一端3aを他端3b側へ移動させる幅寄せ部材としての幅寄せピン14と、幅寄せピン14によって移動された紙葉類3の他端3bが突き当てられる突き当て部としての突き当て壁15と、幅寄せピン14をX方向に対して往復移動させる移動機構16と、を有する。
幅寄せピン14は、挿入口4から挿入された紙葉類3を搬送する搬送路9aから退避した退避位置から、突き当て壁15に向かうX方向に対して往復移動される。幅寄せピン14は、円柱状に形成されており、紙葉類3の一端3aに線接触するように構成されている。これにより、幅寄せピン14は、幅寄せ動作時に紙葉類3が変形して損傷することが抑えられる。
さらに、幅寄せピン14は、紙葉類3の一端3aに線接触することにより、搬送機構9によって紙葉類3が搬送路9aに沿って取り込まれる際に生じる紙葉類3と幅寄せピン14との摩擦が小さく抑えられている。このため、搬送機構9は、幅寄せピン14によって幅方向に規制された状態の紙葉類3を、スムーズに取り込むことが可能とされ、取込み時の紙葉類3の損傷が抑えられる。
また、幅寄せピン14は、紙葉類3の幅方向(X方向)に直交する断面(Z―Y平面)から見たときに、押圧位置に移動した押圧部材11の押圧部11aに隣接する位置に配置されている(図5B参照)。これにより、幅寄せピン14は、紙葉類3において、押圧部11aによって厚み方向に対する変形が規制されている部分近傍を、紙葉類3の幅方向へ押込み力を加えることが可能になり、幅寄せ動作時に紙葉類3が変形して損傷することが抑えられる。
突き当て壁15は、幅寄せピン14と対向して、挿入口4から挿入された紙葉類3の他端3b側に位置しており、紙葉類3の挿入方向(Y方向)及び紙葉類3の搬送方向(Y方向)に沿って、挿入口4から連続して形成されている。突き当て壁15は、Y−Z面に沿う平面である。突き当て壁15は、平滑面に形成されており、搬送路9aに沿って送られる紙葉類3の他端3bとの摩擦が小さく抑えられている。
移動機構16は、図3A、図4A及び図4Bに示すように、駆動モータ17と、紙葉類3の幅方向に対して移動する移動部材18と、支軸19を介して移動部材18に回動可能に支持された回動部材21と、回動部材21を支軸19まわりに付勢するコイルバネ22と、回動部材21の回動位置を検知する第1の位置センサ23と、移動部材18の位置を検知する第2の位置センサ24と、を有する。回動部材21は、中央部が支軸19に支持されており、回動部材21の一端に、幅寄せピン14が固定されている。コイルバネ22は、一端が回動部材21の他端に連結され、他端が移動部材18に連結されている。
また、回動部材21の他端には、第1の位置センサ23によって検知されるフック状の検知片21aが形成されている。第1の位置センサ23は、例えば、光センサが用いられており、検知光を発する発光部23aと、検知光を受光する受光部23bと、を有する。回動部材21の回動に伴って回動部材21の検知片21aは、発光部23aと受光部23bとの間に対して進退する。
移動部材18は、図4A及び図4Bに示すように、ベース部材18a、金属板18b、ラック部材18c、テーブル18dが一体的に組み付けて構成されている。テーブル18dは、幅寄せピン14に隣接して設けられており、幅寄せピン14によって幅寄せされる紙葉類3を支持することで、幅寄せ動作中に紙葉類3が変形することが抑えられている。
また、ベース部材18aには、第2の位置センサ24によって検知される検知片18eが形成されている。第2の位置センサ24は、例えば、光センサが用いられており、検知光を発する発光部24aと、検知光を受光する受光部24bと、を有する。幅寄せピン14が退避位置に移動されたときに、ベース部材18aの検知片18eが第2の位置センサ24の検知光を遮ることによって、第2の位置センサ24によって幅寄せピン14の位置が検知される(図3A参照)。
移動機構16は、駆動モータ17によってギア群(不図示)を介してラック部材18cが移動されることで、移動部材18と共に幅寄せピン14を紙葉類3の幅方向(X方向)に対して往復移動させる。移動機構16は、幅寄せピン14が紙葉類3の一端3aに接して紙葉類3を移動させ、紙葉類3が突き当て壁15に突き当てられたときに紙葉類3と共に幅寄せピン14が停止する。幅寄せピン14が停止した後、移動部材18は、突き当て壁15側へ向かって移動を続ける。
このため、移動部材18は、コイルバネ22を弾性変形させながら幅寄せピン14から徐々に離れ、移動部材18の移動に伴って、移動部材18に対して回動部材21が支軸19まわりに回動する。回動部材21が回動することにより、検知片21aが発光部23aと受光部23bとの間に進入して検知光を遮る。これにより、第1の位置センサ23は、回動部材21の回動を検知し、駆動モータ17を停止することで移動部材18を停止させ、幅寄せ機構7の幅寄せ動作が終了する。
幅寄せ機構7によって幅寄せされた紙葉類3は、幅寄せピン14が紙葉類3の一端3aに接すると共に突き当て壁15に紙葉類3の他端3bが突き当てられた状態で、搬送機構9によって取り込まれる。これにより、挿入口4へ挿入された紙葉類3の姿勢が矯正され、搬送機構9によって送られる紙葉類3に斜行が生じることが抑えられる。つまり、挿入口4から挿入された紙葉類3は、押圧機構6によって押圧されると共に幅寄せ機構7によって幅方向(X方向)に対して規制された状態で、搬送機構9によって取り込まれる。
このように本実施例において、紙葉類3を厚み方向に押圧する押圧機構6は、幅寄せ機構7が紙葉類3を幅方向(X方向)に対して押込み力を加えたときに、幅寄せされる紙葉類3の厚み方向に生じる変形を規制する。これにより、押圧機構6は、幅寄せ機構7による紙葉類3の幅寄せ動作を補助するように機能する。
(規制機構の構成)
規制機構8は、図3A及び図3Bに示すように、紙葉類3の挿入を規制する規制部材25と、規制部材25を回動可能に支持する支軸26と、規制部材25を回動する駆動機構27と、を有する。規制部材25は、支軸26まわりに回動することで、紙葉類3の挿入を規制する規制位置と、規制位置から離れた退避位置とに昇降する。
規制部材25は、搬送路9a上に対して進退する複数の規制突部25aを有する。規制突部25aは、挿入口4から挿入される紙葉類3の幅方向に沿って間隔をあけて配置されており、挿入された紙葉類3の前端3cが突き当てられることで紙葉類3の前進を規制する。
また、規制突部25aは、押圧機構6の押圧部材11に対向して設けられており、規制突部25aが規制位置に位置するときに、規制突部25aが、押圧部材11における規制突部25aに対向する部分を支持することで、上述の押圧部材11を退避位置に支持する。規制部材25の回動に伴って規制突部25aが退避位置へ移動することにより、押圧部材11が自重で押圧位置へ移動する。
また、図3Bに示すように、規制部材25は、駆動機構27によって作動される作動部25bと、駆動機構27が有する後述の位置センサ28によって回転が検知される検知片25cと、を有する。
規制機構8が有する駆動機構27は、駆動モータ31と、規制部材25を作動させるカムギア32と、規制部材25の回動位置を検知する位置センサ28と、を有する。カムギア32は、規制部材25の作動部25bに接するカム部32aを有しており、カム部32aの回転に伴って規制部材25を昇降させる。位置センサ28は、例えば、光センサが用いられており、検知光を発する発光部28aと、検知光を受光する受光部28bと、を有する。
カムギア32は、カム部32aが規制部材25の作動部25bに当接した状態で規制部材25を規制位置に支持し、カム部32aが作動部25bから離れた状態で規制部材25を退避位置に下降させる。カムギア32のカム部32aが、規制部材25を規制位置に位置させたとき、規制部材25の検知片25cは位置センサ28の検知光を遮っている。回転されたカムギア32のカム部32aが、規制部材25を退避位置に位置させたとき、規制部材25の検知片25cが位置センサ28の検知光を透過させる位置へ移動することで、規制部材25の移動を検知し、駆動モータ31によるカムギア32の回転を停止する。
また、カムギア32は、カムギア32の回転を規制する規制突部32cを有しており、規制部材25を昇降させたカムギア32の回転が、規制突部32cがストッパ34に当接することによって規制される。
搬送機構9は、図3Aに示すように、挿入口4から挿入された紙葉類3の挿入を検知する位置センサ36を有する。位置センサ36は、紙葉類3の搬送路9aに設けられており、挿入口4から挿入された紙葉類3の挿入方向において、規制部材25の規制突部25aに対して上流側に配置されている。位置センサ36は、例えば、光センサが用いられており、図示しないが、検知光を発する発光部と、検知光を受光する受光部とを有する。発光部と受光部は、搬送路9aを間に挟んで対向して配置されており、挿入口4から挿入された紙葉類3の前端3cが検知光を遮ることで、紙葉類3の挿入を検知する。
また、搬送機構9は、図3A及び図3Bに示すように、ピックローラ41と、一対の繰り出しローラ42及び分離ローラ43と、複数対の搬送ローラ44と、これらのローラ群41〜44を駆動ギア群48a、48bを介して回転駆動する搬送モータ45(図8B参照)と、を有する。
ピックローラ41は、回転軸41aを介してローラホルダ46に支持されており、搬送モータ45によって回転駆動される。ローラホルダ46は、支軸12に回動可能に支持されている。ローラホルダ46は、ワンウェイクラッチ(不図示)を介して、支軸12まわりの一方向のみに回動可能に支持されている。また、搬送機構9は、ローラホルダ46の回転位置を検知する位置センサ47を有する。ローラホルダ46には、位置センサ47によって回転が検知される検知片46aが設けられている。
一対の繰り出しローラ42及び分離ローラ43は、挿入された紙葉類3の搬送方向において、ピックローラ41に対する下流側に配置されている。繰り出しローラ42は、支軸12に支持されており、搬送モータ45によって回転駆動される。分離ローラ43は、回転軸43aに支持されており、回転しないように固定されている。固定された分離ローラ43に対して繰り出しローラ42が回転することで、重ねられた複数枚の紙葉類3が挿入された場合、複数枚の紙葉類3のうちの最上位の紙葉類3から1枚ずつ分離して、読取部10側へ繰り出す。
搬送ローラ44は、挿入された紙葉類3の搬送方向において、一対の繰り出しローラ42及び分離ローラ43に対する下流側に配置されている。複数対の搬送ローラ44は、図3Aに示すように、搬送路9aのX方向に間隔をあけて一対ずつ配置されている。搬送ローラ44は、回転軸44aに支持されており、搬送モータ45によって回転駆動される。
(紙葉類の取込み動作)
以上のように構成された紙葉類取扱装置1において、挿入口4から挿入された紙葉類3を取り込む動作について図面を参照して説明する。図5Aは、実施例の紙葉類取扱装置1の規制機構8及び押圧機構6の動作を説明するための平面図である。図5Bは、実施例の紙葉類取扱装置1の規制機構8及び押圧機構6の動作を説明するための断面図である。
(規制機構及び押圧機構の動作)
紙葉類取扱装置1の待機状態において、図3A、3Bに示すように、規制部材25が規制位置に位置すると共に押圧部材11が退避位置に位置している。まず、図2及び図5Aに示すように、1枚の紙葉類3または複数枚の紙葉類3が一括して挿入口4から搬送路9aに沿って挿入される。規制機構8は、挿入口4から挿入された紙葉類3の前端3cが、規制部材25の規制突部25aに突き当たることで、紙葉類3の挿入を規制する。このように紙葉類3が挿入されたとき、紙葉類取扱装置1は、搬送路9a上の位置センサ36が紙葉類3の挿入を検知することで、規制機構8の駆動を開始する。
規制機構8は、図4B及び図5Bに示すように、駆動モータ31によってカムギア32が図中時計回りに回転されることで、カムギア32のカム部32aと規制部材25の作動部25bとの接触状態が解除され、カムギア32の回転に伴って規制部材25が支軸26まわりに回動する。規制部材25は、支軸26を中心として図中反時計回りに回動することで、規制位置から退避位置へ移動し、規制突部25aが搬送路9a上から退避する。これにより、紙葉類3は、搬送路9aに沿って取込み可能となる。
このように規制部材25が退避位置へ移動することで、規制部材25の検知片25cが、位置センサ28の検知光を透過させる位置へ移動し、位置センサ28の検知結果に基づいて規制機構8は、駆動モータ31の回転を停止する。また、駆動モータ31によって回転されるカムギア32は、規制突部32cがストッパ34に当接することによっても回転が規制される。
このとき、規制部材25の回動に伴って、規制部材25の規制突部25aによって支持されていた押圧部材11が支軸12まわりに回動することにより、押圧機構6が規制機構8と連動する。押圧部材11は、支軸12を中心として図中反時計回りに回動することで、押圧部11aが退避位置から押圧位置へ自重で下降し、押圧部11aが紙葉類3を厚み方向に押圧する。押圧部材11は、紙葉類3を押圧することで、紙葉類3が厚み方向に変形することを規制する。また、挿入口4は、押圧部材11が押圧位置に下降することによって閉じられる。
(幅寄せ機構の動作)
図6及び図7は、実施例の紙葉類取扱装置1の幅寄せ機構7の動作を説明するための平面図である。続いて、幅寄せ機構7は、押圧部材11が紙葉類3を押圧している状態で、幅寄せ動作を開始する。幅寄せ機構7は、図6に示すように、駆動モータ17によって移動部材18のラック部材18cが移動され、移動部材18と共に幅寄せピン14を、紙葉類3の幅方向(X方向)における一端3aに向かって移動させる。幅寄せ機構7は、幅寄せピン14を紙葉類3の幅方向における一端3aに当接させ、幅寄せピン14を更に移動させることにより、紙葉類3の他端3b側を突き当て壁15へ向かって移動させる。
図7に示すように、幅寄せピン14によって幅寄せされた紙葉類3の他端3bが突き当て壁15に突き当てられることで、紙葉類3の移動が停止する共に、幅寄せピン14の移動が停止する。このように紙葉類3の他端3bを突き当て壁15に突き当てることにより、紙葉類3の姿勢が矯正される。挿入口4から複数枚の紙葉類3が挿入された場合には、重ねられた複数枚の紙葉類3の姿勢が揃えられる。
引き続き、幅寄せ機構7は、移動部材18の移動を続けることにより、紙葉類3に接して停止した幅寄せピン14に対してラック部材18cが移動を続けて、ラック部材18cが幅寄せピン14から離れる。ラック部材18cが幅寄せピン14から離れることにより、幅寄せピン14が固定された回動部材21が支軸19まわりに回動し、回動部材21の検知片21aが、第1の位置センサ23の検知光を遮る(図7参照)。これにより、第1の位置センサ23が回動部材21の回動を検知し、幅寄せ機構7は、第1の位置センサ23の検知結果に基づいて駆動モータ17の駆動を停止し、幅寄せ動作を停止する。
(搬送機構の動作)
図8Aは、実施例の紙葉類取扱装置1の搬送機構9の動作を説明するための平面図である。図8Bは、実施例の紙葉類取扱装置1の搬送機構9の動作を説明するための断面図である。図9は、実施例の紙葉類取扱装置1の搬送機構9の動作を説明するための断面図である。次に、搬送機構9は、押圧部材11が紙葉類3を押圧すると共に、幅寄せピン14が紙葉類3の一端3aに接している状態で、紙葉類3の取込み動作を開始する。
搬送機構9は、図8Bに示すように、搬送モータ45を駆動することにより、駆動ギア群48a、48bを介して、支軸12を中心としてローラホルダ46を図中反時計方向(ワンウェイクラッチの固定解除方向)へ回動させると共にピックローラ41を回転させる。搬送機構9は、ローラホルダ46を回動させてピックローラ41を搬送路9aへ下降させることで、回転するピックローラ41を紙葉類3へ接触させ、ピックローラ41によって紙葉類3を繰り出しローラ42及び分離ローラ43へ送る。続いて、搬送機構9は、図8Aに示すように、繰り出しローラ42及び分離ローラ43によって紙葉類3を1枚ずつ搬送ローラ44へ送り、搬送ローラ44によって紙葉類3を搬送路9aに沿って読取部10へ搬送する。紙葉類取扱装置1は、搬送機構9によって内部へ取り込んだ紙葉類3の情報を読取部10で読み取り、印字部で紙葉類3に印字を行った後、所定のトレイ5へ排出する。
挿入口4から紙葉類3を取り込んだ後、搬送機構9は、搬送モータ45を逆転させることにより、駆動ギア群48a、48bを介して繰り出しローラ42を、挿入口4から紙葉類3を取り込むときの回転方向とは逆方向へ回転させる。繰り出しローラ42の回転に伴って、搬送機構9は、図9に示すように、支軸12を中心としてローラホルダ46を図中時計まわり(ワンウェイクラッチの固定方向)へ回動させることで、ピックローラ41を搬送路9aからピックローラ41を上昇させる。ローラホルダ46の回転に伴って、ローラホルダ46の検知片46aが位置センサ47の検知光を遮ることにより、位置センサ47はローラホルダ46の回動を検知する。搬送機構9は、位置センサ47の検知結果に基づいて搬送モータ45を停止し、取込み動作の待機状態となる。
また、搬送機構9によって挿入口4から紙葉類3が取り込まれることで、紙葉類3によって停止されていた幅寄せピン14は、コイルバネ22の付勢力によってラック部材18c側へ移動可能になる。このため、回動部材21は、コイルバネ22の付勢力によって支軸19まわりに回動し、幅寄せピン14がラック部材18c側へ近づくと共に回動部材21の検知片21aが第1の位置センサ23の検出光の遮断状態を解除する。幅寄せ機構7は、第1の位置センサ23が回動部材21の回動を検知することで、駆動モータ17の駆動を再開する。このように駆動モータ17の駆動を再開することで、挿入口4から紙葉類3を取り込んだ後、幅寄せ機構7は、移動部材18を突き当て壁15から離れる方向へ移動させる。これにより、幅寄せ機構7は、幅寄せピン14を搬送路9aから退避した退避位置へ戻す。幅寄せ機構7は、幅寄せピン14が退避位置へ移動したときに移動部材18の検知片18eが第2の位置センサ24の検知光を遮ることにより、駆動モータ17が停止され、待機状態となる。
次に、規制機構8は、駆動モータ31の回転を再開し、カムギア32のカム部32aによって規制部材25の作動部25bを持ち上げ、規制部材25を支軸26まわりに回動させる。規制機構8は、支軸26を中心として規制部材25を図中時計回りに回動させることで、規制部材25を規制位置へ上昇させて、待機状態となる。また、規制部材25が規制位置へ移動することにより、押圧機構6は規制機構8と連動し、規制部材25の規制突部25aによって押圧部材11が持ち上げられ、押圧部材11が支軸12まわりに回動される。押圧機構6は、支軸12を中心として押圧部材11が図中時計回りに回動することで、押圧部11aが退避位置へ移動し、待機状態となる。以上により、紙葉類取扱装置1は、挿入口4から挿入される紙葉類3の待機状態に復帰する。
(紙葉類取扱装置の制御方法)
図10は、実施例の紙葉類取扱装置1の制御方法を説明するためのフローチャートである。図10に示すように、紙葉類取扱装置1の制御方法は、挿入口4から紙葉類3が挿入され(ステップS1)、押圧機構6の押圧部材11によって、挿入された紙葉類3を押圧する(ステップS2)。続いて、この制御方法では、挿入口4から挿入された紙葉類3を、押圧機構6が紙葉類3の厚み方向に押圧しながら幅寄せ機構7が紙葉類3を幅方向へ移動させるように制御する(ステップS3)。具体的には、例えば、紙葉類取扱装置1は、制御装置2の制御部によって上述のように制御される。また、この制御方法では、押圧機構6が紙葉類3を押圧すると共に幅寄せ機構7が紙葉類3を幅方向に対して規制した状態で紙葉類3を挿入口4から取り込むように制御する(ステップS4)。
なお、実施例では、幅寄せ機構7によって幅寄せされた紙葉類3を搬送機構9が取り込む際に、押圧機構6によって押圧されると共に幅寄せ機構7によって紙葉類3が幅方向に規制された状態で搬送されるように制御されたが、紙葉類3の取込み状態が限定されるものではない。必要に応じて、幅寄せ機構7によって幅寄せされた紙葉類3を取り込む際、幅寄せ機構7による紙葉類3の幅方向の規制を解除し、押圧機構6によって押圧された状態で紙葉類3が取り込むように制御されてもよい。
上述したように実施例の紙葉類取扱装置1は、挿入口4へ挿入された紙葉類3を紙葉類3の厚み方向に押圧する押圧機構6と、押圧機構6が紙葉類3を押圧した状態で、紙葉類3の幅方向(X方向)に対して紙葉類3を移動させる幅寄せ機構7と、を備える。これにより、押圧機構6によって厚み方向の変形が規制された紙葉類3が、幅寄せ機構7によって移動されるので、紙葉類3の枚数に拘わらずに紙葉類3を適正に幅寄せすることができる。このため、実施例によれば、幅寄せ機構7によって1枚の紙葉類3から複数枚の紙葉類3までを幅寄せする際に、複数枚の紙葉類3を適正に幅寄せ可能な枚数を増やすことができるので、紙葉類取扱装置1における複数枚の紙葉類3の処理速度を高めることが可能になる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1によれば、幅寄せ機構7が紙葉類3を適正に幅寄せすることが可能になるので、挿入口4から紙葉類3を取り込むときに紙葉類3に斜行が生じることを抑えることができる。その結果、搬送機構9による紙葉類3の取り込み動作の信頼性が高められることにより、例えば、読取部10による紙葉類3の読取り精度を高めると共に、印字部による紙葉類3の印字位置の精度を高めることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1において、押圧機構6が、紙葉類3の厚み方向に押圧する押圧部材11を有しており、幅寄せ機構7が、紙葉類3の一端3aを他端3b側へ移動させる幅寄せピン14と、幅寄せピン14によって移動された紙葉類3の他端3bが突き当てられる突き当て壁15と、を有する。これにより、簡素な構成によって、紙葉類3をスムーズかつ適正に幅寄せすることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1における搬送機構9は、押圧部材11が紙葉類3を押圧すると共に幅寄せピン14が紙葉類3の一端3aに接した状態で紙葉類3を取り込む。これにより、押圧部材11によって紙葉類3を厚み方向に対して規制した状態と、幅寄せピン14によって紙葉類3を幅方向に対して規制した状態とを保ちながら、搬送機構9が紙葉類3を搬送することができるので、紙葉類3の取込み動作の安定性及び信頼性を高めることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1における押圧部材11は、紙葉類3を押圧部材11の自重で押圧する。これにより、挿入口4から挿入された紙葉類3の厚み、すなわち紙葉類3の枚数に拘わらずにほぼ均等な押圧力で紙葉類3を押圧することが可能になり、紙葉類3の押圧状態の安定性を高め、幅寄せ機構7の幅寄せ動作の信頼性を高めることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1における押圧部材11は、紙葉類3の幅方向(X方向)に沿って紙葉類3に線接触する押圧部11aを有する。これにより、押圧部材11と紙葉類3との摩擦が小さく抑えられるので、押圧部材11によって押圧されている紙葉類3を、搬送機構9が取り込むときに生じる摩擦が小さく抑えられる。このため、搬送機構9によって紙葉類3をスムーズに取り込むことが可能になり、取り込み動作時に紙葉類3が損傷することを抑えることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1における規制機構8は、規制部材25が、紙葉類3の挿入を規制する規制位置から、この規制位置から離れた退避位置へ移動する動作に連動して、押圧部材11が、紙葉類3を押圧する押圧位置から離れた退避位置から、押圧位置へ移動する。このように、押圧機構6と規制機構8とが連動することにより、紙葉類3の押圧動作を含めた取込み動作の速度を速めることが可能になり、紙葉類取扱装置1における紙葉類3の処理速度を速めることができる。
また、実施例の紙葉類取扱装置1における規制部材25は、規制位置に位置するとき、押圧部材11を押圧位置から離れた退避位置に支持する。これにより、押圧機構6と規制機構8とが連動するための構成の簡素化すると共に、規制部材25と押圧部材11とを時間的なずれが生じることなく連動させることができる。
なお、本実施例では、幅寄せ機構7が1つの幅寄せピン14を用いて紙葉類3を幅寄せしたが、例えば、紙葉類3の挿入方向に対して所望の間隔をあけて配置された複数の幅寄せピン14を用いて幅寄せするように構成されてもよい。この構成によれば、幅寄せ機構7が紙葉類3を突き当て壁15に突き当てる幅寄せ動作の信頼性を高めること可能になる。
1 紙葉類取扱装置
2 制御装置
3 紙葉類
3a 一端
3b 他端
3c 前端
4 挿入口
6 押圧機構
7 幅寄せ機構
8 規制機構
9 搬送機構
11 押圧部材
11a 押圧部
14 幅寄せピン(幅寄せ部材)
15 突き当て壁(突き当て部)
25 規制部材
25a 規制突部

Claims (7)

  1. 複数枚の紙葉類が一括して挿入される挿入口と、
    前記挿入口へ挿入されて前記挿入口から進入する前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧機構と、
    前記押圧機構が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、前記複数枚の紙葉類を前記挿入口へ挿入する挿入方向に交差する前記複数枚の紙葉類の幅方向における前記複数枚の紙葉類の各一端に当接して前記幅方向に対して前記複数枚の紙葉類を移動させる幅寄せ機構と、
    前記挿入口から挿入された前記複数枚の紙葉類を搬送する搬送機構と、を備え、
    前記押圧機構は、前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧部材を有し、
    前記幅寄せ機構は、前記複数枚の紙葉類の幅方向における一端を他端側へ移動させる幅寄せ部材と、前記幅寄せ部材によって移動された前記複数枚の紙葉類の前記他端が突き当てられる突き当て部と、を有し、
    前記幅寄せ部材は、前記押圧部材が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、当該複数枚の紙葉類の前記一端を前記他端側へ移動させ、
    前記搬送機構は、前記押圧部材が前記複数枚の紙葉類を押圧すると共に前記幅寄せ部材が前記複数枚の紙葉類の前記一端に接した状態で前記複数枚の紙葉類を取り込む、紙葉類取扱装置。
  2. 前記押圧部材は、前記複数枚の紙葉類を前記押圧部材の自重で押圧する、
    請求項に記載の紙葉類取扱装置。
  3. 前記押圧部材は、前記複数枚の紙葉類の幅方向に沿って前記複数枚の紙葉類に線接触する押圧部を有する、
    請求項1または2に記載の紙葉類取扱装置。
  4. 前記挿入口から挿入された前記複数枚の紙葉類の前端が突き当てられ、当該複数枚の紙葉類の挿入を規制する規制部材を有する規制機構を更に備え、
    前記規制部材が、前記複数枚の紙葉類の挿入を規制する規制位置から、当該規制位置から離れた退避位置へ移動する動作に連動して、前記押圧部材は、前記複数枚の紙葉類を押圧する押圧位置から離れた退避位置から、前記押圧位置へ移動する、
    請求項ないしのいずれか1項に記載の紙葉類取扱装置。
  5. 前記規制部材は、前記規制位置に位置するとき、前記押圧部材を前記押圧位置から離れた退避位置に支持する、
    請求項に記載の紙葉類取扱装置。
  6. 複数枚の紙葉類が一括して挿入される挿入口と、
    前記挿入口へ挿入されて前記挿入口から進入する前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧機構と、
    前記押圧機構が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、前記複数枚の紙葉類を前記挿入口へ挿入する挿入方向に交差する前記複数枚の紙葉類の幅方向における前記複数枚の紙葉類の各一端に当接して前記幅方向に対して前記複数枚の紙葉類を移動させる幅寄せ機構と、
    前記挿入口から挿入された前記複数枚の紙葉類の前端が突き当てられ、当該複数枚の紙葉類の挿入を規制する規制部材を有する規制機構と、を備え、
    前記押圧機構は、前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧部材を有し、
    前記幅寄せ機構は、前記複数枚の紙葉類の幅方向における一端を他端側へ移動させる幅寄せ部材と、前記幅寄せ部材によって移動された前記複数枚の紙葉類の前記他端が突き当てられる突き当て部と、を有し、
    前記幅寄せ部材は、前記押圧部材が前記複数枚の紙葉類を押圧した状態で、当該複数枚の紙葉類の前記一端を前記他端側へ移動させ、
    前記規制部材は、前記複数枚の紙葉類の挿入を規制する規制位置から、当該規制位置から離れた退避位置へ移動する動作に連動して、前記押圧部材は、前記複数枚の紙葉類を押圧する押圧位置から離れた退避位置から、前記押圧位置へ移動する、紙葉類取扱装置。
  7. 複数枚の紙葉類が一括して挿入される挿入口へ挿入されて前記挿入口から進入する前記複数枚の紙葉類を前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧する押圧機構と、前記複数枚の紙葉類を前記挿入口へ挿入する挿入方向に交差する前記複数枚の紙葉類の幅方向における前記複数枚の紙葉類の各一端に当接して前記幅方向に対して前記複数枚の紙葉類を移動させる幅寄せ機構と、を備える紙葉類取扱装置の制御方法であって、
    前記挿入口から進入する前記複数枚の紙葉類を、前記押圧機構が前記複数枚の紙葉類の厚み方向に押圧しながら前記幅寄せ機構が前記複数枚の紙葉類の前記各一端を前記幅方向へ移動させるように制御
    前記押圧機構が前記複数枚の紙葉類を押圧すると共に前記幅寄せ機構が前記複数枚の紙葉類を前記幅方向に対して規制した状態で前記複数枚の紙葉類を前記挿入口から取り込むように制御する、紙葉類取扱装置の制御方法。
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