JP6924608B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
空気調和機の室内機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6924608B2 JP6924608B2 JP2017086732A JP2017086732A JP6924608B2 JP 6924608 B2 JP6924608 B2 JP 6924608B2 JP 2017086732 A JP2017086732 A JP 2017086732A JP 2017086732 A JP2017086732 A JP 2017086732A JP 6924608 B2 JP6924608 B2 JP 6924608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- convex portion
- air
- front panel
- indoor unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
床置型室内機は、室内の床面に直接設置されるため、筐体のサイズやデザイン上の制約を受ける。筐体のサイズやデザインの関係上、空気の流路領域を十分な空気の流路を確保することが困難であり、熱交換器表面の風速分布に偏りが発生してしまいがちである。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機の床置型室内機の外観を示す図である。図2は、上記床置型室内機の縦断面図である。なお、説明における「上、下」、「左、右」、「正面(前)、背面(後)」は各図の矢印に従う。
本発明の実施形態に係る空気調和機は、熱源側で室外(非空調空間)に設置される室外機(図示省略)と、利用側で室内(空調空間)に設置される床置型室内機1(室内機)とから構成され、冷媒液管および冷媒ガス管で繋がれている。
床置型室内機1は、室内の床面に直接設置される室内機である。
図1に示すように、床置型室内機1は、筺体としてキャビネット21と、キャビネット21の前面に配置されたフロントパネル22と、キャビネット21の底部に設置された下ベース23と、を備える。キャビネット21の下部の左右側面および裏面には、冷媒配管取入れ口24(図2参照)が形成されている。また、フロントパネル22の中央部には、空気調和機を操作するリモコン25が設置されている。
床置型室内機1は、キャビネット21下部の吸込み口34から空気を吸込み、送風機32を介してキャビネット21の上部にある熱交換器31に空気が送り込まれ、熱交換器31により熱交換された空気が吹出し口35から室内に送風される。
送風機32は、キャビネット21正面と平行な面内で回転する遠心ファン(図示省略)を備えており、遠心ファンにより発生した流れを一方向に整流するファンガイド33を有する。
床置型室内機1では、冷房運転時に、熱交換器31に結露する場合がある。この結露した水(凝縮水または結露水)を受けるために、熱交換器31の直下にはドレンパン37が設けられている。ドレンパン37は、熱交換器31の下部に取り付けられ、さらにドレンパン37の下には電気品箱38が取り付けられる。
断熱板36は、発泡プラスチック断熱材などの発泡材を材料として用いる。
図3および図4に示すように、断熱板36は、矩形形状の本体フレーム部361と、本体フレーム部361の下面側でフロントパネル22側(図3および図4の正面側)へ凸となる下面凸部362と、本体フレーム部361の上面側で熱交換器31側(図3および図4の背面側)へ凸となる上面凸部363と、を備える。
図4に示すように、断熱板36は、本体フレーム部361の枠内において下面凸部362と上面凸部363とが滑らかな曲面で連続するように形成されている。特に、下面凸部362と上面凸部363は、縦断面視して滑らかなS字形状の曲線で形成されている。
なお、本実施形態では、逃げ形状部364を下面凸部362に形成しているが、逃げ形状部364の配置位置は、フロントパネル22に埋め込まれるリモコン25の配置と、断熱板36との配置との相対位置によって変わる。例えば、リモコン25の配置位置が図1の位置より上方であれば、逃げ形状部364は、上面凸部363にかかる位置となる。逆に、リモコン25の配置位置が図1の位置より下方であれば、逃げ形状部364は、本体フレーム部361の下端側にかかる位置となる。
図2に示すように、床置型室内機1の熱交換器31は、キャビネット2内に傾けられて設置される。熱交換器31は、サイズが大きいほど熱交換率が良いことが知られている。しかし、床置型室内機1の筐体サイズは、限られているので、可能な限り大きな熱交換器31を配置した場合には、キャビネット21の背面(垂直面)と熱交換器31の表面とのなす角が鋭角になることは避けられない。
一方で、吹出し口35は、性能面からキャビネット21の上部にしか取付けることができない。
このため、図2に示すように、熱交換器31の2次側(吹き出し側)では下部に行くほど、断熱板36との距離が狭まってしまうことになる。従来例では、熱交換器の下部では十分に流路領域を確保することができず(確保することを考慮しておらず)、通風抵抗が増加していた。この理由により、熱交換器に対する風速分布が不均一となり、性能が低下してしまっていた。
図2および図3の破線囲み部Aに示すように、断熱板36は、フロントパネル22側へ凸となる下面凸部362を備えることで、熱交換器31の2次側と断熱板36の下面凸部362との間の流路領域が拡大している。本実施形態では、下面凸部362は、熱交換器31の下端近傍からフロントパネル22側へと膨らみ、その膨らみ形状が維持されたまま上面凸部363に至るまで連続している。このように、熱交換器31の2次側(吹き出し側)の下部において、熱交換器31の2次側と上面凸部363との間で大きな流路領域を確保することができる。大きな流路領域を確保することで、通風抵抗を大幅に低下させることができる。その結果、熱交換器31を通過する空気の風速分布を均一化することができる。
図3および図4の矢印aに示すように、上記流路領域拡大によって通風抵抗を下げて風速分布が均一化された熱交換器31からの風(空気)は、下面凸部362から上面凸部363の上端部363aまで、滑らかなS字形状の曲面に沿って流れる。この空気は、滑らかなS字形状の曲面に沿って流れるので、通風抵抗を下げたまま(風速を上げたまま)で上面凸部363の上端部363aまで流すことができる。
断熱板36は、熱交換器31側へ凸となる上面凸部363を備えることで、空気の流れを吹出し口35に向かうように整流させることができる。
図3および図4の矢印bに示すように、上面凸部363の上端部363a(吹出し口35の下側)付近まで流れた空気は、コアンダ効果(Coanda effect)によって、上面凸部363の上端部363aの壁面に引き寄せられ、上端部363aの壁面に沿って吹出し口35の下側付近に回り込み、吹出し口35の下側付近からフロントパネル22の正面側に流れを整流させることができる。
断熱板36は、フロントパネル22に取り付けられたリモコン25と干渉しないようにする逃げ形状部364を設ける。換言すれば、図4に示すように、逃げ形状部364以外の下面凸部362形状は、可能な限りフロントパネル22側へ広げられている。これにより、空気の流路領域を最大限確保することができる。
例えば、下面凸部362と上面凸部363の形状はどのようなものでもよい。また、下面凸部362と上面凸部363は、滑らかな曲面で連続するように形成されていることが好ましいが、多角形により形成された面であってもよい。
21 キャビネット(筺体)
22 フロントパネル
23 下ベース
24 冷媒配管取入れ口
25 リモコン
31 熱交換器
32 送風機(ファンモータ)
33 ファンガイド
34 吸込み口
35 吹出し口
36 断熱板
37 ドレンパン
38 電気品箱
39 冷媒配管
40 配管接続部
361 本体フレーム部
362 下面凸部
363 上面凸部
363a 断熱板の上端部
364 逃げ形状部
Claims (3)
- 筐体下部に設けられた空気の吸込み口と、
吸込んだ空気を下流側に送風する送風機と、
送風された空気を熱交換する熱交換器と、
前記熱交換器を通った空気を吹き出す吹出口と、
前記熱交換器の前面側に配置され、前記筺体の外装カバーであるフロントパネルと、
前記熱交換器と前記フロントパネルとの間に配置され、外気と前記筺体の内部とを断熱する断熱板と、を備え、
前記断熱板は、
下面側で前記フロントパネル側へ凸となる下面凸部と、
上面側で前記熱交換器側へ凸となる上面凸部と、を備え、
前記下面凸部から前記上面凸部の上端部まで、縦断面視してS字形状の曲面が形成されており、
前記下面凸部は、前記熱交換器の下端近傍から前記フロントパネル側へと膨らみ、前記断熱板に前記下面凸部がないとした場合に比べ、前記熱交換器の下端を含む下部において、当該熱交換器の吹出側である2次側と前記断熱板との間の流路領域を拡大している
ことを特徴とする空気調和機の室内機。 - 前記上面凸部は、前記下流側の吹出口の下側へ向かって直交するように湾曲して延びる上端部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 前記フロントパネルは、リモコンを埋め込むための凹部を備え、
前記断熱板は、
前記フロントパネルの前記凹部と干渉しないようにする逃げ形状部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017086732A JP6924608B2 (ja) | 2017-04-26 | 2017-04-26 | 空気調和機の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017086732A JP6924608B2 (ja) | 2017-04-26 | 2017-04-26 | 空気調和機の室内機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018185092A JP2018185092A (ja) | 2018-11-22 |
JP6924608B2 true JP6924608B2 (ja) | 2021-08-25 |
Family
ID=64356509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017086732A Active JP6924608B2 (ja) | 2017-04-26 | 2017-04-26 | 空気調和機の室内機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6924608B2 (ja) |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5770038U (ja) * | 1980-10-17 | 1982-04-27 | ||
JPS6343013U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | ||
JPH02161232A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 天井埋込型空気調和機 |
JP2900464B2 (ja) * | 1990-01-19 | 1999-06-02 | 松下電器産業株式会社 | 天井吊下げ型及び床置兼用型空気調和機の水受装置 |
JPH0712823U (ja) * | 1993-07-14 | 1995-03-03 | クボタトレーン株式会社 | 空気調和機 |
JP3614488B2 (ja) * | 1995-01-31 | 2005-01-26 | 三菱電機株式会社 | 床置式空気調和機 |
JP2993412B2 (ja) * | 1995-11-20 | 1999-12-20 | 三菱電機株式会社 | 吹出口及び該吹出口を備えた空気調和装置 |
JP3043150U (ja) * | 1997-05-07 | 1997-11-11 | 株式会社竹中工務店 | 床置式ファンコイルユニット |
JP3855465B2 (ja) * | 1998-06-05 | 2006-12-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
AU7900698A (en) * | 1998-06-22 | 2000-01-10 | Correa, Juan Carlos Carne | Three-way mounting of an air conditioner |
JP2004218877A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送風装置 |
JP5011427B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2012-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP2013200106A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Daikin Industries Ltd | 空気調和装置における断熱材の取付構造 |
-
2017
- 2017-04-26 JP JP2017086732A patent/JP6924608B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018185092A (ja) | 2018-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5587060B2 (ja) | ビルトイン型空気調和装置 | |
US20070256816A1 (en) | Air Conditioner | |
JP5761097B2 (ja) | 空気調和装置の室内機 | |
JP4544364B1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5919513B2 (ja) | 空気調和装置の室外ユニット | |
JP6828458B2 (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
WO2007088962A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2019178825A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2013011393A (ja) | ビルトイン型空気調和装置 | |
JP6924608B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2013249994A (ja) | 天井埋込ダクト型室内ユニット | |
JP5860752B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2005283068A (ja) | 空気調和機 | |
JPWO2018163360A1 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP4821515B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4013947B2 (ja) | 送風装置 | |
CN203823894U (zh) | 空调机室内机 | |
JP2018119713A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2018155439A (ja) | 空気調和機 | |
JP2018119714A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2018119715A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
KR102168581B1 (ko) | 천장형 에어컨의 실내기 | |
JP2000283493A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JP2013130330A (ja) | 空気調和装置、及び、熱交換器 | |
JP6878909B2 (ja) | 天井埋込型空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6924608 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |