JP6915910B2 - 解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラム - Google Patents

解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラムに関する。
オーケストラなど複数の楽器を使用するコンサートにおいて、各楽器の演奏者と客席との距離、会場の形状などに起因して、客席での合奏音の聴こえ方が会場によって異なる。しかしながら、客席での合奏音の聴こえ方は会場が異なる場合であっても、同一であることが望ましい。
特許文献1には、関連する技術として、右手パートと左手パートそれぞれのパート評価値を算出し、算出したパート評価値から総合評価値を求めて演奏を評価する技術が開示されている。
国際公開第2019/092784号
ところで、異なる会場において、客席での合奏音の聴こえ方をできるだけ同一にするためには、リハーサル時の練習で各楽器を演奏するタイミングを調整する必要がある。しかしながら、会場の利用時間や演奏者の都合などにより、リハーサルの回数には制限がある。
そのため、練習時に各楽器間の演奏タイミングを効率よく調整することのできる技術が求められている。
本発明の各態様は、上記の課題を解決することのできる解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラムは、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出する算出手段と、複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、前記算出手段の算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、演奏支援システムは、上記の解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラムと、前記解析装置、演奏支援システム、解析方法及びプログラムが算出した前記差を通知する通知装置と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、解析方法は、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出することと、複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定することと、を含む。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出することと、複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定することと、を実行させる。
本発明の各態様によれば、練習時に各楽器間の演奏タイミングを効率よく調整することができる。
本発明の一実施形態による演奏支援システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による音ズレ解析装置の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるズレ判定部による判定を説明するための図である。 本発明の一実施形態による通知装置が通知する楽譜の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による演奏支援システムの処理フローの一例を示す図である。 本発明の別の実施形態によるズレ判定部による判定を説明するための図である。 本発明の実施形態による音ズレ解析装置の最小構成を示す図である。 本発明の実施形態による最小構成の音ズレ解析装置の処理フローの一例を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
<実施形態>
本発明の一実施形態による演奏支援システム1は、複数の楽器を用いて演奏するコンサートのリハーサル時の合奏音を収集し、その合奏音における各楽器の音のタイミングと基準とのズレを解析して、そのズレが大きい場合にそのズレの大きい楽器の演奏者に直ちに通知するシステムである。演奏支援システム1は、図1に示すように、集音装置10、音ズレ解析装置20(解析装置の一例)、通知装置30を備える。
集音装置10は、複数の楽器による合奏音を客席で収集する装置である。集音装置10は、マイクを備える。集音装置10は、例えば、コンサートホールなどの客席に設けられ、リハーサル時に合奏音を客席で収集する。
音ズレ解析装置20は、集音装置10が収集した合奏音を楽器ごとの音に分離し、分離した音のタイミングを解析する装置である。音ズレ解析装置20は、図2に示すように、音分離部201、音解析部202(算出手段の一例)、ズレ判定部203(判定手段の一例)、通知部204(通知制御手段の一例)を備える。
音分離部201は、合奏音を楽器ごとの音に分離する。
例えば、音分離部201は、国際公開第2008/133097号に記載の音源分離方法を用いて、集音装置10が収集した合奏音を楽器ごとの音に分離する。
音解析部202は、音分離部201が分離した楽器ごとの音の立ち上がりのタイミングと、タイミングの基準とのズレを解析する。本実施形態に係るタイミングの基準は、楽器のうち任意に決定した1つの楽器の音のタイミングである。すなわち、音解析部202は、予め指揮者等によって基準となる楽器の指定を受け付け、音分離部201によって分離された楽器ごとの音のうち、指定された楽器の音のタイミングを、タイミングの基準として決定する。つまり、音解析部202は、任意に決定した1つの楽器の音のタイミングと、それ以外の楽器の音のタイミングとの差を算出する。
ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果に基づいて、各楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあるか否かを判定する。
例えば、ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果を用いて、楽譜上同一のタイミングで演奏される全楽器について、各楽器の音のタイミングと、タイミングの基準との差を算出する。そして、ズレ判定部203は、各楽器について算出した差の平均値(統計量の一例)を算出し、そのタイミングの基準に算出した差の平均値を加算したタイミングをしきい値とする。ズレ判定部203は、各楽器について、楽器の音のタイミングと、しきい値とを比較する。ズレ判定部203は、楽器の音のタイミングが、タイミングの基準としきい値との間にあると判定した場合、その楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあると判定する。また、ズレ判定部203は、楽器の音のタイミングが、タイミングの基準としきい値との間にないと判定した場合、その楽器の音のタイミングがズレの許容範囲外にあると判定する。
ここで、ズレ判定部203による判定について図3を用いて説明する。なお、本発明の各実施形態における楽譜は、通知装置30に通知される電子楽譜であり、一般的な楽譜と異なり、横軸に時間の概念を導入した楽譜である。また、楽器はバイオリン、トランペット、クラリネットであり、それらの楽器は図3におけるオリジナルの楽譜に従って演奏するものとして、ズレ判定部203による判定について説明する。
図3は、バイオリン、トランペット、クラリネットの演奏された音が客席に到達したタイミングの一例を示す図である。
図3の(a)の部分は、オリジナルの楽譜における音符o1、o2、o3を示している。図3の(b)の部分は、音解析部202による解析結果のうち、バイオリンの音のタイミングtv1、tv2、tv3を示している。図3の(c)の部分は、音解析部202による解析結果のうち、トランペットの音のタイミングtt1、tt2、tt3を示している。また、図3の(d)の部分は、音解析部202による解析結果のうち、クラリネットの音のタイミングtc1、tc2、tc3を示している。タイミングtv1、tt1、tc1のそれぞれは、音符o1に対応するタイミングである。タイミングtv2、tt2、tc2のそれぞれは、音符o2に対応するタイミングである。タイミングtv3、tt3、tc3のそれぞれは、音符o3に対応するタイミングである。
なお、タイミングの基準となる楽器は、バイオリンである。タイミングの基準tv1に対応するしきい値はtth1である。また、タイミングtv2に対応するしきい値はtth2である。また、タイミングtv3に対応するしきい値はtth3である。
また、図3に示すように、タイミングtt1とタイミングの基準tv1との差をa1、タイミングtc1とタイミングの基準tv1との差をb1、しきい値tth1とタイミングの基準tv1との差をc1とすると、差c1について(差c1)=(差a1+差b1)÷2と表すことができる。
また、同様に、図3に示すように、タイミングtt2とタイミングの基準tv2との差を−a2、タイミングtc2とタイミングの基準tv2との差をb2、しきい値tth2とタイミングの基準tv2との差をc2、タイミングtt3とタイミングの基準tv3との差をa3、タイミングtc3とタイミングの基準tv3との差をb3、しきい値tth3とタイミングの基準tv3との差をc3とする。この場合、差c2について(差c2)=(差−a2+差b2)÷2と表すことができ、差c3について(差c3)=(差a3+差b3)÷2と表すことができる。
ズレ判定部203は、タイミングtt1がタイミングtv1とタイミングtth1との間にあるか否かを判定する。ズレ判定部203は、タイミングtt1がタイミングtv1とタイミングtth1との間にあると判定した場合、ズレの許容範囲内にあると判定する。また、ズレ判定部203は、タイミングtt1がタイミングtv1とタイミングtth1との間にないと判定した場合、ズレの許容範囲外にあると判定する。なお、図3の(c)の部分に示す音符の場合、ズレ判定部203は、タイミングtt1がタイミングtv1とタイミングtth1との間にあり、ズレの許容範囲内にあると判定する。
同様に、ズレ判定部203は、タイミングtc1がタイミングtv1とタイミングtth1との間にあるか否かを判定する。また、ズレ判定部203は、タイミングtt2、tc2のそれぞれについて、タイミングtv2とタイミングtth2との間にあるか否かを判定する。また、ズレ判定部203は、タイミングtt3、tc3のそれぞれについて、タイミングtv3とタイミングtth3との間にあるか否かを判定する。
通知部204は、楽器の音のタイミングを、通知装置30を介してその楽器の演奏者に通知する。
例えば、通知部204は、WiFi(登録商標)などの無線通信やケーブルを用いた有線通信を行うことにより、図4の(a)、(b)の部分に示すように、オリジナルの楽譜と共に、タイミングの基準からのズレに応じた長さの矢印を通知装置30に表示させて、そのズレを演奏者に通知する。
このとき、通知部204は、ズレ判定部203がズレの許容範囲外にあると判定した音について、図4の(b)の部分に示すように、タイミングのズレが大きいことをわかり易くするために、音符に色を付けたり、音符を点滅させたりするなど、視覚的に目立つ表示(つまり、認識し易い表示)を通知装置30にさせる。
通知装置30は、客席におけるタイミングの基準からの演奏音のズレを通知する装置である。通知装置30は、演奏者が目視できる位置に設けられる。
次に、演奏支援システム1が行う処理について説明する。ここでは、図5に示す処理フローについて説明する。
集音装置10は、合奏音の一定時間の音(例えば0.1秒)を繰り返し収集する(ステップS1)。
音分離部201は、集音装置10が収集した合奏音を楽器ごとの音に分離する(ステップS2)。
音解析部202は、音分離部201が分離した楽器ごとの音のタイミングと、タイミングの基準とのズレを解析する。
例えば、音解析部202は、音の立ち上がりと楽譜における音符との対応付けをした上で、任意に決定した1つの楽器の音のタイミングと、それ以外の楽器の音のタイミングとの差を算出する(ステップS3)。
ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果に基づいて、各楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあるか否かを判定する。
例えば、ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果を用いて、楽譜上同一のタイミングで演奏される全楽器について、各楽器の音のタイミングと、タイミングの基準との差を算出する。そして、ズレ判定部203は、各楽器について算出した差の平均値を算出し(ステップS4)、そのタイミングの基準に算出した差の平均値を加算したタイミングをしきい値とする。ズレ判定部203は、各楽器について、楽器の音のタイミングと、しきい値とを比較する。そして、ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果に基づいて、各楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS5)。
ズレ判定部203が、楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあると判定した場合(ステップS5においてYES)、通知部204は、タイミングの基準からのズレを通知装置30に表示させる(ステップS6)。
また、ズレ判定部203が、楽器の音のタイミングがズレの許容範囲外にあると判定した場合(ステップS5においてNO)、通知部204は、タイミングの基準からのズレを目立つように通知装置30に表示させる(ステップS7)。
なお、上記ステップS1からステップS7の処理は、演奏が終了するまで繰り返し実行される。
以上、一実施形態による演奏支援システム1について説明した。
演奏支援システム1において、音解析部202は、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出する。ズレ判定部203は、複数の前記楽器についての前記差の平均値を算出し、音解析部202の算出した前記差が、前記平均値に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定する。
こうすることにより、演奏支援システム1は、楽器間の音のズレを算出することができる。そして、演奏者がそのズレを知ることにより、練習時に各楽器間の演奏タイミングを効率よく調整することができる。
また、演奏者がそのズレを考慮して演奏することにより、指揮者が楽譜の指定と異なるテンポで指揮した場合であっても、客席において各楽器の音の揃った合奏音が再現される。
上述した実施形態では、平均値をしきい値とするが、これに限られず、中央値や標準偏差に基づいてしきい値を決定してもよい。
なお、上述した実施形態では、任意の1つの楽器をタイミングの基準とし、その基準に対して他の楽器の音のズレを算出する場合を例に、演奏支援システム1について説明した。他方、他の実施形態では、演奏支援システム1は、複数の楽器のタイミングの平均のタイミングを基準としてもよい。また、本発明の別の実施形態では、演奏支援システム1は、オリジナルの楽譜をタイミングの基準とし、その基準に対して各楽器の音のズレを算出するものであってもよい。
以下に、オリジナルの楽譜をタイミングの基準とした場合の処理の例を示す。
音解析部202は、オリジナルの楽譜における各音符をタイミングの基準とし、その基準と、各楽器の音のタイミングとの差を算出する。
そして、ズレ判定部203は、音解析部202による解析結果に基づいて、各楽器の音のタイミングがズレの許容範囲内にあるか否かを判定すればよい。
ここで、図6に示すように、オリジナルの楽譜のタイミングとバイオリンの音のタイミングとの差をa4、オリジナルの楽譜のタイミングとトランペットの音のタイミングとの差をb4、オリジナルの楽譜のタイミングとクラリネットの音のタイミングとの差をc4とする。この場合、ズレ判定部203は、3つの楽器それぞれの音のオリジナルの楽譜のタイミングとのズレの平均値d4は、d4=(a4+b4+c4)÷3と算出し、算出した平均値を用いて上述した実施形態と同様の判定を行えばよい。
こうすることにより、本願の一実施形態による演奏支援システム1とは異なり、ある楽器(例えば、本願の一実施形態においてタイミングの基準となるバイオリン)が演奏されない場合であっても、この場合の演奏支援システム1は、各楽器の音のタイミングのズレを容易に算出することができる。
なお、本発明の別の実施形態では、通知装置30は、LED(Light Emitting Diode)やリストバンドであってもよい。この場合、ズレ判定部203は、楽器の音のタイミングのズレを演奏者が所持するLEDを点滅させたり、演奏者が装着するリストバンドを振動させたりして、演奏者に音のズレを通知するものであってもよい。
図7は、本発明の実施形態による音ズレ解析装置20の最小構成を示す図である。
音ズレ解析装置20は、算出手段20a、判定手段20bを備える。
算出手段20aは、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出する。
判定手段20bは、複数の前記楽器についての前記差の平均値を算出し、算出手段20aの算出した前記差が、前記平均値に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定する。
次に、本発明の実施形態による最小構成の音ズレ解析装置20による処理について説明する。
ここでは、図8に示す処理フローについて説明する。
算出手段20aは、複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出する(ステップS11)。
判定手段20bは、複数の前記楽器についての前記差の平均値を算出し、算出手段20aの算出した前記差が、前記平均値に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定する(ステップS12)。
以上、本発明の実施形態による最小構成の音ズレ解析装置20について説明した。
この音ズレ解析装置20により、練習時に各楽器間の演奏タイミングを効率よく調整することができる。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明の実施形態における記憶部、記憶装置、その他の記憶装置(レジスタ、ラッチを含む)のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、本発明の実施形態における記憶部、記憶装置、その他の記憶装置のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の演奏支援システム1、集音装置10、音ズレ解析装置20、通知装置30が備える制御装置、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図9に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の演奏支援システム1、集音装置10、音ズレ解析装置20、通知装置30が備える制御装置、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・演奏支援システム
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・集音装置
20・・・音ズレ解析装置
20a・・・算出手段
20b・・・判定手段
30・・・通知装置
201・・・音分離部
202・・・音解析部
203・・・ズレ判定部
204・・・通知部

Claims (10)

  1. 複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出する算出手段と、
    複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、前記算出手段の算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    を備える解析装置。
  2. 前記統計量は、前記差の平均値である、
    請求項1に記載の解析装置。
  3. 分離した前記楽器ごとの音に基づいて前記タイミングの基準を決定する決定手段、
    を備える請求項1または請求項2に記載の解析装置。
  4. 前記基準は、
    複数の前記楽器における任意の1つの楽器が演奏する音のタイミングである、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の解析装置。
  5. 数の前記楽器が演奏するオリジナルの楽譜によって前記タイミングの基準を決定する決定手段
    を備える請求項1または請求項2に記載の解析装置。
  6. 横軸方向の音符の位置によって当該音符に係る音の実際の立ち上がりタイミングを示す楽譜において、前記差に基づいて前記横軸方向の音符の位置を決定することで、前記差を通知させる通知制御手段、
    を備える請求項1から請求項5の何れか一項に記載の解析装置。
  7. 前記通知制御手段は、
    前記判定手段が前記範囲外にあると判定した前記差と、前記範囲内にあると判定した前記差とを異なる態様で通知する、
    請求項6に記載の解析装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の解析装置と、
    前記解析装置が算出した前記差を通知する通知装置と、
    を備える演奏支援システム。
  9. 複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出することと、
    複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定することと、
    を含む解析方法。
  10. コンピュータに、
    複数の楽器による合奏音を楽器ごとの音に分離した音のタイミングと、前記タイミングの基準との差を算出することと、
    複数の前記楽器についての前記差の統計量を算出し、算出した前記差が、前記統計量に基づいて定まる範囲内にあるか否かを判定することと、
    を実行させるプログラム。
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