JP6906183B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
本開示は、スイッチに関し、より詳細には、抵抗素子を内蔵するスイッチに関する。
従来、抵抗素子を内蔵するスイッチが知られており、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のスイッチ装置(スイッチ)は、ハウジングと、ハウジングの貫通部から操作部が突出した移動部材と、移動部材を操作前の初期状態に復帰させる付勢部材とを備える。また、このスイッチ装置は、操作部が検出対象との当接又は非当接に応じて移動することで操作される可動接点と、可動接点と常時接触するコモン固定接点とを備える。更に、このスイッチ装置は、可動接点の移動によって可動接点との接触状態が切り替わる第1切替固定接点及び第2切替固定接点と、ハウジングから突出する2つの出力端子と、これらの出力端子間の抵抗値を得るための2つの抵抗器を備える。
ところで、上記従来例のようなスイッチでは、抵抗器(抵抗素子)を内蔵しつつ小型化を図ることが望まれている。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、抵抗素子を内蔵しつつ小型化を図ることのできるスイッチを提供することを目的とする。
本開示の第1の形態のスイッチは、ベースと、第1端子及び第2端子と、固定接点片と、操作子と、作動子と、第1抵抗素子とを備える。前記第1端子及び前記第2端子は、それぞれ前記ベースの厚さ方向に沿って前記ベースを貫通するように構成される。前記固定接点片は、前記ベースの厚さ方向に沿って前記第1端子と並んで配置され、前記第1端子に電気的に接続される。前記操作子は、前記ベースの厚さ方向に沿って移動するように構成される。前記作動子は、前記第2端子に電気的に接続され、前記操作子の移動に伴って前記固定接点片に接触する第1位置と、前記固定接点片に接触しない第2位置との間で移動するように構成される。前記第1抵抗素子は、前記第1端子と前記第2端子との間で前記固定接点片及び前記作動子からなる接点部と並列に電気的に接続される。前記第1抵抗素子は、前記作動子と前記ベースとの間の領域に配置される。
(1)概要
以下、実施形態のスイッチ100について図1を用いて説明する。本実施形態のスイッチ100は、たとえばECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)等の外部の回路に接続して用いられる。そして、本実施形態のスイッチ100は、たとえば車両のドアやボンネットの開閉を検知するために用いられる。もちろん、スイッチ100の用途を限定する趣旨ではなく、検知対象は車両のドアの開閉等に限定されない。
以下、実施形態のスイッチ100について図1を用いて説明する。本実施形態のスイッチ100は、たとえばECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)等の外部の回路に接続して用いられる。そして、本実施形態のスイッチ100は、たとえば車両のドアやボンネットの開閉を検知するために用いられる。もちろん、スイッチ100の用途を限定する趣旨ではなく、検知対象は車両のドアの開閉等に限定されない。
本実施形態のスイッチ100は、板状のベース11と、第1端子21と、第2端子22と、固定接点片3と、操作子4と、作動子5と、抵抗素子(第1抵抗素子)61とを備えている。第1端子21及び第2端子22は、ベース11の厚さ方向に沿ってベース11を貫通している。固定接点片3は、ベース11の厚さ方向に沿って第1端子21と並んで配置され、第1端子21に電気的に接続されている。
操作子4は、ベース11の厚さ方向に沿って移動するように構成されている。言い換えれば、操作子4は、外力が加わることによりベース11の厚さ方向に沿って移動するように構成されている。作動子5は、第2端子22に電気的に接続されている。作動子5は、操作子4の移動に伴って、第1位置と第2位置との間で移動するように構成されている。第1位置は、作動子5が固定接点片3に接触する位置である。第2位置は、作動子5が固定接点片3に接触しない位置である。言い換えれば、第2位置は、作動子5が固定接点片3から離れている位置である。
第1抵抗素子61は、第1端子21と第2端子22との間で接点部7と並列に電気的に接続されるように構成されている。接点部7は、固定接点片3及び作動子5からなる。本実施形態では、接点部7は、作動子5が第1位置にある(作動子5が固定接点片3に接触している)とき、オンとなる。また、接点部7は、作動子5が第2位置にある(作動子5が固定接点片3に接触していない)とき、オフとなる。
そして、第1抵抗素子61は、作動子5とベース11との間の領域に配置されている。つまり、本実施形態のスイッチ100では、限られたスペースを有効に利用して抵抗素子(第1抵抗素子61)を配置することで、抵抗素子(第1抵抗素子61)を内蔵しつつ小型化を図っている。
(2)構成
以下、本実施形態のスイッチ100の構成について詳細に説明する。以下では、図3において、操作子4と復帰ばね8(後述する)とが並ぶ方向を第1方向(上下方向)とし、復帰ばね8から見て操作子4側を上方、その逆を下方として説明する。また、図3において、第1端子21と第2端子22とが並ぶ方向を第2方向(左右方向)とし、第2端子22から見て第1端子21側を左方、その逆を右方として説明する。更に、図3において、後述する一対の挟み片(第1挟み片51及び第2挟み片52)が並ぶ方向を第3方向(前後方向)とし、第2挟み片52から見て第1挟み片51側を前方、その逆を後方として説明する。
以下、本実施形態のスイッチ100の構成について詳細に説明する。以下では、図3において、操作子4と復帰ばね8(後述する)とが並ぶ方向を第1方向(上下方向)とし、復帰ばね8から見て操作子4側を上方、その逆を下方として説明する。また、図3において、第1端子21と第2端子22とが並ぶ方向を第2方向(左右方向)とし、第2端子22から見て第1端子21側を左方、その逆を右方として説明する。更に、図3において、後述する一対の挟み片(第1挟み片51及び第2挟み片52)が並ぶ方向を第3方向(前後方向)とし、第2挟み片52から見て第1挟み片51側を前方、その逆を後方として説明する。
なお、図1〜図5、及び図8には、これらの方向(上、下、左、右、前、後)を表す矢印を示すが、これらの矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記の方向の規定は、本実施形態のスイッチ100の使用形態を限定する趣旨ではない。
本実施形態のスイッチ100は、図1〜図3に示すように、ベース11及びカバー12からなるケース1と、第1端子21と、第2端子22と、固定接点片3と、操作子4と、作動子5とを備えている。また、スイッチ100は、第1抵抗素子61と、第2抵抗素子62と、コイルばねからなる復帰ばね8とを備えている。第2抵抗素子62は、抵抗素子としての第1抵抗素子61とは異なる抵抗素子である。図1、図3は、カバー12を外した状態のスイッチ100を表している。
ケース1は、たとえばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂などの樹脂材料により形成されている。ケース1は、一面(下面)に開口を有する箱状のカバー12と、カバー12の開口を塞ぐ板状のベース11とからなる。カバー12の一面(上面)には、円形状の開口部121が設けられている。この開口部121を通して、操作子4の一部(後述する押釦411)がケース1の外部に露出している。
ベース11の一面(上面)には、上向きに突出する扁平な直方体状の台座111が設けられている。台座111の一面(上面)の中央には、上向きに突出する一対の突部112が設けられている。これら一対の突部112に復帰ばね8の第1端(下端)を嵌め合わせることで、復帰ばね8がベース11に位置決めされる。
ベース11の一面(上面)には、左右方向において台座111と並ぶ形で、上向きに突出する起立部113が設けられている。起立部113は、台座111よりも上方に突出している。また、起立部113は、固定接点片3と併せて上下方向に長い板状となるような形状に形成されている。本実施形態では、起立部113は、電気絶縁性を有する材料により形成されている。このため、起立部113は、作動子5の一対の可動接点511,521(後述する)の間を電気的に絶縁する絶縁部として機能する。このため、以下では、「起立部113」は、「絶縁部113」と称することもある。
起立部113には、それぞれ前向きに突出する第1壁131、第2壁132、第3壁133、及び第4壁134が一体に形成されている。第1壁131は、一端(下端)がベース11と一体に形成されている。第1壁131、第2壁132、台座111、及びベース11は、第1抵抗素子61が配置される搭載部(第1搭載部)141の周囲の壁を構成している。言い換えれば、第1搭載部141は、電気絶縁性を有する壁(第1壁131、第2壁132、台座111、及びベース11)に囲まれている。第2壁132、ベース11、第1壁131、及び台座111は、それぞれ第1搭載部141の上壁、下壁、左壁、及び右壁を構成している。
本実施形態では、台座111が第1搭載部141の右壁を構成している。つまり、本実施形態では、第1搭載部141は、右壁として、第2壁132と台座111とを連結する壁を有していない。このため、本実施形態では、壁を設けるためのスペースを利用して、第1端子21と第2端子22間の間隔を小さくすることで、小型化を図っている。
もちろん、第1搭載部141は、右壁として、第2壁132と台座111とを連結する壁を有していてもよい。この構成では、第1搭載部141の右壁を介して、第1抵抗素子61と復帰ばね8とが近接するので、第1抵抗素子61と復帰ばね8との間の電気絶縁性を高めることができる。
また、第1壁131は、上述のように電気絶縁性を有しており、かつ第1抵抗素子61と第2抵抗素子62とを隔てている。つまり、第1壁131は、第1抵抗素子61と第2抵抗素子62との間の電気的な絶縁を図るための隔離壁としても機能する。以下では、「第1壁131」は、「隔離壁131」と称することもある。
第3壁133は、一端(下端)がベース11と一体に形成されている。第1壁131、第3壁133、第4壁134、及びベース11は、第2抵抗素子62が配置される第2搭載部142の周囲の壁を構成している。第2搭載部142は、搭載部としての第1搭載部141とは異なる搭載部である。言い換えれば、第2搭載部142は、電気絶縁性を有する壁(第1壁131、第3壁133、第4壁134、及びベース11)に囲まれている。第4壁134、ベース11、第3壁133、及び第1壁131は、それぞれ第2搭載部142の上壁、下壁、左壁、及び右壁を構成している。
また、第4壁134は、作動子5と第2抵抗素子62との間に設けられており、かつ固定接点片3の一部を被覆している。具体的には、固定接点片3の厚さ方向(前後方向)から見て、一対の可動接点511,521の移動方向(上下方向)の延長線上に、第4壁134が設けられている。つまり、第4壁134は、作動子5が第2抵抗素子62と接触するのを防止するための被覆部としても機能する。以下では、「第4壁134」は、「被覆部134」と称することもある。
ここで、第1壁(隔離壁)131は、第4壁(被覆部)134よりも前向きに突出して設けられているのが好ましい。この構成では、第1壁(隔離壁)131による電気絶縁性を高めることができる。
本実施形態では、ベース11、台座111、一対の突部112、及び起立部113は、インサート成形により、樹脂成形品として一体に形成される。第1壁(隔離壁)131、第2壁132、第3壁133、及び第4壁(被覆部)134も同様である。
第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3は、いずれも銅合金などの金属材料により形成されている。第1端子21及び第2端子22は、それぞれベース11の厚さ方向(上下方向)に沿ってベース11を貫通するようにして設けられている。言い換えれば、第1端子21及び第2端子22がベース11を貫通する方向が、ベース11の厚さ方向となるように、第1端子21及び第2端子22が設けられている。また、第1端子21及び第2端子22は、左右方向に並んで設けられている。本実施形態では、第1端子21及び第2端子22は、いずれもインサート成形によりベース11と一体に構成されている。また、本実施形態では、第1端子21及び第2端子22は穴あきはんだ端子であるが、たとえばフォーク端子などの他の端子であってもよい。
第2端子22は、ベース11の一対の突部112の間に挿入される取付片221を有している。取付片221は、一対の突部112により位置決めされた復帰ばね8の第1端(下端)に接触することで、復帰ばね8と電気的に接続されている。つまり、第2端子22は、復帰ばね8と電気的に接続されている。
固定接点片3は、ベース11の厚さ方向(上下方向)に沿って第1端子21と並んで配置されている。固定接点片3は、インサート成形により起立部113と一体に構成されている。作動子5が移動する第1位置と第2位置との間において、固定接点片3及び起立部113は、ベース11の厚さ方向に並んでいる。固定接点片3は、作動子5の一対の可動接点511,521と接触することにより、作動子5と電気的に接続される。
操作子4は、ベース11と同様に、PBT樹脂などの樹脂材料により形成されている。操作子4は、ベース11の厚さ方向(上下方向)に沿って第2端子22と並んで配置されている。言い換えれば、操作子4は、ベース11の幅方向(左右方向)の片側(ここでは、右側)に寄せて配置されている。
操作子4は、本体部41で構成されている。本体部41は、更に、押釦411と、筒体412と、取付台413とで構成されている。押釦411は、円柱状に形成されており、筒体412の第1端(上端)に設けられている。押釦411は、図2に示すようにケース1の外部に露出しており、外力が加わることでケース1の内側に向かって(つまり、下方に向かって)押し込まれるように構成されている。
筒体412は、上下方向に長い角筒状に形成されている。筒体412には、円筒状のキャップ42が被せられている。キャップ42の一面(上面)には、円形状の開口部421が設けられている。この開口部421を通して、押釦411がキャップ42の外部に露出している。
取付台413は、一面(下面)に開口を有する箱状であり、筒体412の第2端(下端)に一体に形成されている。取付台413の内側には、復帰ばね8の第2端(上端)が取り付けられている。つまり、操作子4は、復帰ばね8を介してベース11に支持されている。また、取付台413の内側には、一対の挟み片51,52を露出させた状態で作動子5が取り付けられている。
操作子4は、ベース11の厚さ方向(上下方向)に沿って移動するように構成されている。具体的には、操作子4は、押釦411が外力を加えられて押し込まれることにより、復帰ばね8の弾性力に抗って下方に移動する。操作子4が下方に移動すると、復帰ばね8は操作子4に押されて圧縮され、弾性変形する。また、操作子4は、押釦411に外力が作用しなくなると、復帰ばね8の弾性力により上方へと移動し、元の状態に復帰する。
作動子5は、銅合金などの金属材料により形成されている。作動子5は、一対の挟み片51,52と、連結片53とで構成されている。一対の挟み片51,52は、いずれも左右方向に長い板状に形成されている。一対の挟み片51,52の各々の第1端(右端)は、平板状の連結片53に一体に形成されている。この連結片53が操作子4の取付台413の内側に取り付けられることで、作動子5が操作子4に取り付けられている。
ここで、連結片53は、復帰ばね8の第2端(上端)と接触しており、復帰ばね8と電気的に接続されている。また、復帰ばね8は、既に述べたように、第2端子22に電気的に接続されている。したがって、作動子5は、第2端子22に電気的に接続されている。
一対の挟み片51,52は、第1端(右端)を支点として前後方向に撓むように構成されている。一対の挟み片51,52は、第1端(右端)において最も間隔が広がっており、第1から第2端(左端)に向かうにつれて間隔が狭まるように構成されている(図8参照)。また、一対の挟み片51,52は、ベース11の厚さ方向(上下方向)から見て第1抵抗素子61が一対の挟み片51,52の間に位置するように互いに隔てられている。
一対の挟み片51,52のうちの第1挟み片51の第2端(左端)には、第2挟み片52と対向する面(後面)から後ろ向きに突出する半球状の第1可動接点511が一体に形成されている。また、一対の挟み片51,52のうちの第2挟み片52の第2端(左端)には、第1挟み片51と対向する面(前面)から前向きに突出する半球状の第2可動接点521が一体に形成されている。
一対の挟み片51,52は、固定接点片3又は起立部113を厚さ方向(前後方向)の両側から挟んでいる。具体的には、一対の挟み片51,52は、第1挟み片51の第1可動接点511を固定接点片3又は起立部113の前面に、第2挟み片52の第2可動接点521を固定接点片3又は起立部113の後面に接触させた状態で、固定接点片3又は起立部113を挟んでいる。
作動子5は、操作子4の移動に伴ってベース11の厚さ方向(上下方向)に沿って第1位置と第2位置との間で移動するように構成されている。第1位置は、作動子5が固定接点片3に接触する位置である。言い換えれば、第1位置は、一対の可動接点511,521によって固定接点片3を挟み込んでいる位置である(図5参照)。図5は、図1と同様に、カバー12を外した状態のスイッチ100を表している。
第2位置は、作動子5が固定接点片3に接触しない位置である。言い換えれば、第2位置は、一対の可動接点511,521によって起立部(絶縁部)113を挟み込んでいる位置である。
そして、一対の可動接点511,521は、固定接点片3又は起立部113を挟み込みながら、第1位置と第2位置との間を擦りながら動くようになっている。ここで、作動子5が第1位置から第2位置へ移動するとき、一対の可動接点511,521が固定接点片3と絶縁部113との境界を超えると、一対の可動接点511,521は、固定接点片3を挟む状態から絶縁部113を挟む状態へと瞬時に切り替わる。同様に、作動子5が第2位置から第1位置へ移動するとき、作動子5が固定接点片3と絶縁部113との境界を超えると、一対の可動接点511,521は、絶縁部113を挟む状態から固定接点片3を挟む状態へと瞬時に切り替わる。つまり、本実施形態のスイッチ100は、いわゆる摺動接点方式である。
第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、いずれもチップ抵抗器である。第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62のサイズは、たとえば1.6mm×0.8mm程度である。もちろん、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62のサイズを限定する趣旨ではなく、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62のサイズは、スイッチ100の要求される電力量(ワット数)に応じて適宜変更されてもよい。
第1抵抗素子61は、図4に示すように、一対の第1電極611,612のうちの一方の第1電極611が固定接点片3に設けられた第1接合片311に接合され、他方の第1電極612が第2端子22に設けられた接合片222に接合されている。ここで、第1接合片311及び接合片222は、図1に示すように、いずれも第1搭載部141の底面から露出している。したがって、第1接合片311及び接合片222に第1抵抗素子61を接合することで、第1抵抗素子61が第1搭載部141に配置される。
第2抵抗素子62は、図4に示すように、一対の第2電極621,622のうちの一方の第2電極621が第1端子21に設けられた接合片211に接合され、他方の第2電極622が固定接点片3に設けられた第2接合片312に接合されている。ここで、接合片211及び第2接合片312は、いずれも第2搭載部142の底面から露出している。したがって、接合片211及び第2接合片312に第2抵抗素子62を接合することで、第2抵抗素子62が第2搭載部142に配置される。
本実施形態では、抵抗素子(第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62)の接合は、銀(Ag)等の導電性粉体を含有する熱硬化性樹脂からなる接合材を用いた接着により行われる。言い換えれば、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62の各々の電極611,612,621,622は、接合材により接合対象に接合される。接合材の導電性粉体の融点は、ベース11の融点よりも高い。また、接合材の熱硬化性樹脂の分解温度は、ベース11の融点よりも高い。接合対象は、たとえば第1抵抗素子61の第1電極611,612であれば、第1接合片311及び接合片222である。
(3)回路
ここで、本実施形態のスイッチ100の回路について図4〜図6を用いて説明する。図6に示す接点部7は、「(1)概要」で既に述べたように、固定接点片3と作動子5とからなる。作動子5が第2位置にあるとき、一対の可動接点511,521が絶縁部113を挟んでいることから、作動子5と固定接点片3とは導通していない。つまり、作動子5が第2位置にあるとき、接点部7はオフとなる。一方、作動子5が第1位置にあるとき、一対の可動接点511,521が固定接点片3を挟んでいることから、作動子5と固定接点片3とが導通する。つまり、作動子5が第1位置にあるとき、接点部7はオンとなる。
ここで、本実施形態のスイッチ100の回路について図4〜図6を用いて説明する。図6に示す接点部7は、「(1)概要」で既に述べたように、固定接点片3と作動子5とからなる。作動子5が第2位置にあるとき、一対の可動接点511,521が絶縁部113を挟んでいることから、作動子5と固定接点片3とは導通していない。つまり、作動子5が第2位置にあるとき、接点部7はオフとなる。一方、作動子5が第1位置にあるとき、一対の可動接点511,521が固定接点片3を挟んでいることから、作動子5と固定接点片3とが導通する。つまり、作動子5が第1位置にあるとき、接点部7はオンとなる。
スイッチ100の回路は、第1回路C1と、第2回路C2とを有している。第1回路C1は、第1端子21、第2抵抗素子62、接点部7、第2端子22を電流が流れる回路である。より具体的には、第1回路C1は、第1端子21、第2抵抗素子62、固定接点片3、作動子5、復帰ばね8、第2端子22を電流が流れる回路である。第2回路C2は、第1端子21、第2抵抗素子62、第1抵抗素子61、第2端子22を電流が流れる回路である。より具体的には、第2回路C2は、第1端子21、第2抵抗素子62、固定接点片3、第1抵抗素子61、第2端子22を電流が流れる回路である。
第1抵抗素子61は、接点部7に並列に電気的に接続されている。第2抵抗素子62は、接点部7及び第1抵抗素子61の接続点と、第1端子21とに電気的に接続されている。そして、第1端子21と第2端子22との間に電流を流す場合、接点部7がオフであれば、第2回路C2に電流が流れ、第1回路C1には電流が流れない。一方、接点部7がオンであれば、第1回路C1に概ね電流が流れ、第2回路C2には殆ど電流が流れない。
(4)動作
以下、本実施形態のスイッチ100の動作について、車両のボンネットの開閉の検知にスイッチ100を適用した場合を一例として説明する。以下の説明では、第1端子21及び第2端子22は、たとえばECUなどの外部の回路に電気的に接続されているとする。また、第1端子21には、第1端子21から第2端子22へと電流が流れるように、一定の大きさの電流が供給されているとする。
以下、本実施形態のスイッチ100の動作について、車両のボンネットの開閉の検知にスイッチ100を適用した場合を一例として説明する。以下の説明では、第1端子21及び第2端子22は、たとえばECUなどの外部の回路に電気的に接続されているとする。また、第1端子21には、第1端子21から第2端子22へと電流が流れるように、一定の大きさの電流が供給されているとする。
車両のボンネットが開いている状態では、操作子4の押釦411は、押されている状態にある。この状態では、押釦411に外力が加わることにより、操作子4及び作動子5が下方へと移動しているため、作動子5は第1位置にある。つまり、この状態では、接点部7はオンとなっている。車両のボンネットが閉じると、操作子4の押釦411が押されなくなるため、押釦411に作用していた外力がなくなる。そして、復帰ばね8の弾性力により、操作子4及び作動子5が上方へと移動するため、作動子5は第2位置に移動する。つまり、この状態では、接点部7はオフとなる。その後、車両のボンネットを開ければ、押釦411に再度外力が加わることにより、操作子4及び作動子5が下方へと移動し、作動子5は第1位置に移動する。つまり、この状態では、接点部7はオンとなる。
ここで、図6に示すように、第1端子21と第2端子22との間の電圧を「端子間電圧V0」と称する。また、図7に示すように、時刻「0」において接点部7がオフであるとする。このとき、第1端子21と第2端子22との間に一定電流を流すと、第2回路C2に電流が流れるため、端子間電圧V0の電圧値は、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62の抵抗値により定まる「V1」となる。その後、時刻「t1」において接点部7がオンになると、第1回路C1に電流が流れるため、端子間電圧V0の電圧値は、第2抵抗素子62及び接点部7の接点抵抗の抵抗値により定まる「V2(<V1)」となる。そして、時刻「t2」において第1端子21及び第2端子22に接続されている電線が断線したとすると、第1端子21と第2端子22との間に電流が流れなくなることから、端子間電圧V0の電圧値は検出不可となる。
つまり、本実施形態のスイッチ100では、接点部7がオンの状態、接点部7がオフの状態、及び断線が発生している状態のそれぞれで端子間電圧V0の電圧値が異なる。したがって、本実施形態のスイッチ100を用いれば、端子間電圧V0の電圧値を監視することで、接点部7のオン/オフ、及び断線を検知することが可能である。
(5)効果
本実施形態のスイッチ100では、図1に示すように、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、作動子5とベース11との間の領域に配置されている。とくに、本実施形態では、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、作動子5とベース11との間の領域であって、作動子5の直下に配置されている。
本実施形態のスイッチ100では、図1に示すように、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、作動子5とベース11との間の領域に配置されている。とくに、本実施形態では、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、作動子5とベース11との間の領域であって、作動子5の直下に配置されている。
ここで、本実施形態のスイッチ100の比較例として、特許文献1に記載されているような3端子型のスイッチ(以下、「比較例のスイッチ」という)を挙げる。ここでいう3端子型のスイッチとは、外部の回路に接続するための端子(本実施形態では、第1端子21及び第2端子22)を3つ備えたスイッチである。比較例のスイッチでは、ケース内の領域を2つに分け、一方の領域を抵抗素子が配置される領域、他方の領域を接点部が配置される領域としている。比較例のスイッチでは、上述のように2つの領域に分ける必要があることから、スイッチの小型化が難しい。したがって、比較例のスイッチでは、たとえば2端子型のスイッチ(本実施形態のように、端子として第1端子21及び第2端子22だけを有するスイッチ)のモジュールまで小型化することは難しい。
一方、本実施形態のスイッチ100では、作動子5とベース11との間の領域に空きスペースがあることに着目し、このスペースに抵抗素子(第1抵抗素子61)を配置している。つまり、本実施形態のスイッチ100は、比較例のスイッチのように抵抗素子が配置される領域と、接点部が配置される領域との2つの領域に分けておらず、接点部が配置される領域に抵抗素子を配置している。言い換えれば、本実施形態のスイッチ100では、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、壁(ケース1の壁)によって仕切られた、固定接点片3及び作動子5からなる接点部7を有する領域に配置されている。より具体的には、抵抗素子(第1抵抗素子61)は、固定接点片3(又は第1抵抗素子61)の厚さ方向(前後方向)から見て、ベース11よりも作動子5側であって、作動子5の移動方向(上下方向)の延長線上の領域に配置されている。
このように、本実施形態のスイッチ100は、作動子5とベース11との間の領域という空きスペースを有効に利用して抵抗素子(第1抵抗素子61)を配置することで、抵抗素子(第1抵抗素子61)を内蔵しつつスイッチ100の小型化を図ることができる。したがって、本実施形態のスイッチ100は、比較例のスイッチとは異なり、2端子型のスイッチのモジュールまで小型化することが可能である。
<変形例>
本実施形態のスイッチ100は、ノーマリーオープン型であるが、ノーマリークローズ型であってもよい。ノーマリークローズ型であれば、スイッチ100は、たとえば固定接点片3と絶縁部113とが互いに逆の位置関係となるように構成されていればよい。
本実施形態のスイッチ100は、ノーマリーオープン型であるが、ノーマリークローズ型であってもよい。ノーマリークローズ型であれば、スイッチ100は、たとえば固定接点片3と絶縁部113とが互いに逆の位置関係となるように構成されていればよい。
本実施形態では、ベース11は板状であるが、ベース11の形状を限定する趣旨ではない。つまり、ベース11は、板状以外の形状であってもよい。
本実施形態では、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、ベース11、台座111、一対の突部112、及び起立部113のインサート成形の後に第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3に接合されているが、逆であってもよい。つまり、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62を第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3に接合した後に、ベース11、台座111、一対の突部112、及び起立部113をインサート成形してもよい。
本実施形態では、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3の厚さ方向(前後方向)の一方の側(前側)だけに配置されているが、他の構成であってもよい。たとえば、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、それぞれ第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3の厚さ方向の両側に配置されていてもよい。その他、第1端子21、第2端子22、及び固定接点片3の厚さ方向の一方の側に第1抵抗素子61が配置され、他方の側に第2抵抗素子62が配置されていてもよい。
本実施形態では、第1端子21及び第2端子22は、ベース11の長手方向(左右方向)に並ぶように配置されているが、第1端子21及び第2端子22の配置を限定する趣旨ではない。たとえば、第1端子21及び第2端子22は、ベース11の短手方向(前後方向)に並ぶように配置されていてもよい。
本実施形態では、一対の第1電極611,612がベース11の厚さ方向(上下方向)に並んで配置され、一対の第2電極621,622がベース11の厚さ方向と直交する方向(左右方向)に並んで配置されている。つまり、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、それぞれ縦向き、横向きに配置されているが、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62の配置を限定する趣旨ではない。たとえば、第1抵抗素子61及び第2抵抗素子62は、いずれも縦向きに配置されていてもよいし、いずれも横向きに配置されていてもよい。
本実施形態のスイッチ100は、断線を検知することが可能な構成であるが、断線を検知する機能を用いるか否かは、ユーザの要望に応じて任意である。
本実施形態のスイッチ100では、固定接点片3を一対の可動接点511,521で挟まない位置に絶縁部113を設けているが、当該位置に絶縁部113を設けていなくてもよい。そして、当該位置には、絶縁部113の代わりに、空隙が設けられていてもよい。この場合、作動子5は、固定接点片3を一対の可動接点511,521で挟む位置と、一対の可動接点511,521が空隙を介して対向する位置(固定接点片3を一対の可動接点511,521で挟まない位置)との間で移動可能に構成されていればよい。
本実施形態では、操作子4及び復帰ばね8は、ベース11の長手方向の一端(右端)側に寄せて配置されているが、他の配置であってもよい。たとえば、操作子4及び復帰ばね8は、ベース11の長手方向(左右方向)の中央に配置されていてもよい。
以上述べたように、第1の態様のスイッチ(100)は、ベース(11)と、第1端子(21)及び第2端子(22)と、固定接点片(3)と、操作子(4)と、作動子(5)と、第1抵抗素子(61)とを備える。第1端子(21)及び第2端子(22)は、それぞれベース(11)の厚さ方向(上下方向)に沿ってベース(11)を貫通するように構成される。固定接点片(3)は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)に沿って第1端子(21)と並んで配置され、第1端子(21)に電気的に接続される。操作子(4)は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)に沿って移動するように構成される。作動子(5)は、第2端子(22)に電気的に接続され、操作子(4)の移動に伴って第1位置と第2位置との間で移動するように構成される。第1位置は、作動子(5)が固定接点片(3)に接触する位置である。第2位置は、作動子(5)が固定接点片(3)に接触しない位置である。第1抵抗素子(61)は、第1端子(21)と第2端子(22)との間で接点部(7)と並列に電気的に接続される。接点部(7)は、固定接点片(3)及び作動子(5)からなる。第1抵抗素子(61)は、作動子(5)とベース(11)との間の領域に配置される。
この構成によると、限られたスペースを有効に利用して抵抗素子(第1抵抗素子(61))を配置することで、抵抗素子(第1抵抗素子(61))を内蔵しつつスイッチ(100)の小型化を図ることができる。
また、第2の態様のスイッチ(100)は、第1の態様において、第2抵抗素子(62)を更に備える。第2抵抗素子(62)は、第1端子(21)と固定接点片(3)とを電気的に接続するように構成される。
この構成によると、スイッチ(100)のオン時に第1端子(21)と第2端子(22)との間を流れる電流が、第2抵抗素子(62)を通って流れるため、第1端子(21)と第2端子(22)との間に過大な電流が流れるのを防止することができる。
ここで、本実施形態のスイッチ(100)は、第1抵抗素子(61)と第2抵抗素子(62)との両方を備えているが、第1抵抗素子(61)だけを備えていてもよい。この構成であっても、端子間電圧(V0)の電圧値を監視することにより、スイッチのオン/オフ、及び断線を検知することが可能である。この構成であれば、第1端子(21)と固定接点片(3)とが一体に形成されていてもよい。また、スイッチの小型化を図ることを考慮すると、第2抵抗素子(62)は、本実施形態のスイッチ(100)のように、壁(ケース(1)の壁)によって仕切られた、固定接点片(3)及び作動子(5)からなる接点部(7)を有する領域に配置されるのが好ましい。
また、第3の態様のスイッチ(100)では、第2の態様において、第2抵抗素子(62)は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)に沿って第1端子(21)と並んで配置される。
この構成によると、限られたスペースを有効に利用して抵抗素子(第2抵抗素子(62))を配置することで、2つの抵抗素子(第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62))を内蔵しつつスイッチ(100)の小型化を図ることができる。もちろん、第2抵抗素子(62)の配置を限定する趣旨ではなく、ケース(1)内に利用可能なスペースがあれば、そのスペースに第2抵抗素子(62)を配置してもよい。
また、第4の態様のスイッチ(100)では、第3の態様において、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)は、ベース(11)の厚さ方向と直交する方向(左右方向)に並んで配置される。
この構成によると、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)が作動子(5)に接触しないように考慮しつつ、スイッチ(100)の高さ方向(上下方向)の寸法を小さくすることができる。もちろん、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)の配置を限定する趣旨ではない。たとえば、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)に並んで配置されていてもよい。
また、第5の態様のスイッチ(100)では、第2〜第4のいずれかの態様において、第1抵抗素子(61)は、一対の第1電極(611,612)を有する。第2抵抗素子(62)は、一対の第2電極(621,622)を有する。一対の第1電極(611,612)と一対の第2電極(621,622)のうちの一方は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)に並んで配置され、他方はベース(11)の厚さ方向と直交する方向(左右方向)に並んで配置される。
この構成によると、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)が作動子(5)に接触しないように考慮しつつ、スイッチ(100)の高さ方向(上下方向)だけではなく幅方向(左右方向)の寸法を小さくすることができる。もちろん、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)の配置を限定する趣旨ではない。本実施形態では、一対の第1電極(611,612)が上下方向、一対の第2電極(621,622)が左右方向に並んで配置されているが、逆であってもよい。
また、第6の態様のスイッチ(100)は、第2〜第5のいずれかの態様において、隔離壁(第1壁)(131)を更に備える。隔離壁(131)は、電気絶縁性を有し、第1抵抗素子(61)と第2抵抗素子(62)とを隔てるように構成される。
この構成によると、第1抵抗素子(61)と第2抵抗素子(62)との間の距離を広げることなく、第1抵抗素子(61)と第2抵抗素子(62)との間の電気絶縁性を確保することができるので、スイッチ(100)の小型化を図ることができる。もちろん、スイッチ(100)が隔離壁(131)を備えることは必須ではなく、隔離壁(131)を備えるか否かは任意である。
また、第7の態様のスイッチ(100)では、第2〜第6のいずれかの態様において、第1抵抗素子(61)は、電気絶縁性を有する壁に囲まれた第1搭載部(141)に配置される。
この構成によると、第1抵抗素子(61)と、壁の外側にある導電性を有する部位との間の電気絶縁性を向上することができる。もちろん、第1抵抗素子(61)を第1搭載部(141)に配置する構成は必須ではなく、第1抵抗素子(61)を第1搭載部(141)に配置するか否かは任意である。
また、第8の態様のスイッチ(100)では、第2〜第7のいずれかの態様において、第2抵抗素子(62)は、電気絶縁性を有する壁に囲まれた第2搭載部(142)に配置される。
この構成によると、第2抵抗素子(62)と、壁の外側にある導電性を有する部位(たとえば、復帰ばね(8))との間の電気絶縁性を向上することができる。もちろん、第2抵抗素子(62)を第2搭載部(142)に配置する構成は必須ではなく、第2抵抗素子(62)を第2搭載部(142)に配置するか否かは任意である。
また、第9の態様のスイッチ(100)では、第2〜第8のいずれかの態様において、被覆部(第4壁)(134)を更に備える。被覆部(134)は、作動子(5)と第2抵抗素子(62)との間に設けられて、固定接点片(3)の一部を被覆するように構成される。
この構成によると、仮に作動子(5)が第1位置よりもベース(11)側(下方)に移動した場合でも、作動子(5)の移動を被覆部(134)により妨げることができるので、作動子(5)が抵抗素子(第2抵抗素子(62))に接触し難い。もちろん、スイッチ(100)が被覆部(134)を備えることは必須ではなく、被覆部(134)を備えるか否かは任意である。
また、第10の態様のスイッチ(100)では、第2〜第9のいずれかの態様において、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)の各々の電極(611,612,621,622)は、接合材により接合対象に接合される。接合材は、導電性粉体を含有する熱硬化性樹脂である。
この構成によると、たとえば第1端子(21)及び第2端子(22)を外部の回路にはんだ付けにより接合する場合に、はんだ付けにより発生する熱で第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)が接合対象から剥がれるのを防止することができる。したがって、この構成では、はんだ付けにより発生する熱を回避するために第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)を第1端子(21)及び第2端子(22)から離して配置する必要がなく、抵抗素子の配置の自由度を向上することができる。この構成は、とくに本実施形態のスイッチ(100)のように、ケース(1)内のスペースが限られている場合に有用である。
もちろん、スイッチ(100)が第1抵抗素子(61)だけを備えている場合でも、第1抵抗素子(61)の第1電極(611,612)は、上記の接合材により接合対象に接合されるのが好ましい。また、第1抵抗素子(61)及び第2抵抗素子(62)の各々の電極(611,612,621,622)が、上記の接合材により接合される構成は必須ではなく、はんだ付けにより接合されてもよい。
また、第11の態様のスイッチ(100)では、第1〜第10のいずれかの態様において、作動子(5)は、固定接点片(3)を厚さ方向の両側から挟む一対の挟み片(51,52)を有する。一対の挟み片(51,52)は、ベース(11)の厚さ方向(上下方向)から見て第1抵抗素子(61)が一対の挟み片(51,52)の間に位置するように互いに隔てられている。
この構成によると、仮に作動子(5)が第1位置よりもベース(11)側(下方)に移動した場合でも、上方から見たときに一対の挟み片(51,52)の間に第1抵抗素子(61)が位置することから、一対の挟み片(51,52)が第1抵抗素子(61)に接触し難い。言い換えれば、この構成では、作動子(5)が過度に移動した場合でも、作動子(5)が第1抵抗素子(61)に接触し難い。
以上、実施形態に係るスイッチ(100)について説明した。ただし、以上に説明した実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
11 ベース
131 第1壁(隔離壁)
134 第4壁(被覆部)
141 第1搭載部
142 第2搭載部
21 第1端子
22 第2端子
3 固定接点片
4 操作子
5 作動子
51 第1挟み片(挟み片)
52 第2挟み片(挟み片)
61 第1抵抗素子
611,612 第1電極
62 第2抵抗素子
621,622 第2電極
7 接点部
100 スイッチ
131 第1壁(隔離壁)
134 第4壁(被覆部)
141 第1搭載部
142 第2搭載部
21 第1端子
22 第2端子
3 固定接点片
4 操作子
5 作動子
51 第1挟み片(挟み片)
52 第2挟み片(挟み片)
61 第1抵抗素子
611,612 第1電極
62 第2抵抗素子
621,622 第2電極
7 接点部
100 スイッチ
Claims (11)
- ベースと、
それぞれ前記ベースの厚さ方向に沿って前記ベースを貫通する第1端子及び第2端子と、
前記ベースの厚さ方向に沿って前記第1端子と並んで配置され、前記第1端子に電気的に接続される固定接点片と、
前記ベースの厚さ方向に沿って移動する操作子と、
前記第2端子に電気的に接続され、前記操作子の移動に伴って前記固定接点片に接触する第1位置と、前記固定接点片に接触しない第2位置との間で移動する作動子と、
前記第1端子と前記第2端子との間で前記固定接点片及び前記作動子からなる接点部と並列に電気的に接続される第1抵抗素子とを備え、
前記第1抵抗素子は、前記作動子と前記ベースとの間の領域に配置されることを特徴とするスイッチ。 - 前記第1端子と前記固定接点片とを電気的に接続する第2抵抗素子を更に備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
- 前記第2抵抗素子は、前記ベースの厚さ方向に沿って前記第1端子と並んで配置されることを特徴とする請求項2記載のスイッチ。
- 前記第1抵抗素子及び前記第2抵抗素子は、前記ベースの厚さ方向と直交する方向に並んで配置されることを特徴とする請求項3記載のスイッチ。
- 前記第1抵抗素子は、一対の第1電極を有し、
前記第2抵抗素子は、一対の第2電極を有し、
前記一対の第1電極と前記一対の第2電極のうちの一方は、前記ベースの厚さ方向に並んで配置され、他方は前記ベースの厚さ方向と直交する方向に並んで配置されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のスイッチ。 - 電気絶縁性を有し、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子とを隔てる隔離壁を更に備えることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のスイッチ。
- 前記第1抵抗素子は、電気絶縁性を有する壁に囲まれた第1搭載部に配置されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のスイッチ。
- 前記第2抵抗素子は、電気絶縁性を有する壁に囲まれた第2搭載部に配置されることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のスイッチ。
- 前記作動子と前記第2抵抗素子との間に設けられて、前記固定接点片の一部を被覆する被覆部を更に備えることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のスイッチ。
- 前記第1抵抗素子及び前記第2抵抗素子の各々の電極は、接合材により接合対象に接合され、
前記接合材は、導電性粉体を含有する熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載のスイッチ。 - 前記作動子は、前記固定接点片を厚さ方向の両側から挟む一対の挟み片を有し、
前記一対の挟み片は、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1抵抗素子が前記一対の挟み片の間に位置するように互いに隔てられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のスイッチ。
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