JP6905517B2 - 異常検知装置及び報知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、異常検知装置及び報知装置に関し、特に、ライトの異常を検知する異常検知装置及び報知装置に関する。
家庭における照明装置や車両におけるヘッドライト等、世の中には様々なライトが存在する。これらのライトの異常検知は、主に人間の目視によって行なわれている。しかしながら、人間の目視によって、ライト点灯中における光の微妙な変化を認識することは困難である。したがって、人間の目視によって、ライトが故障する前にライトの異常を検知することは難しく、その結果、ライトが故障する前にライトを交換することも難しい。
特開2007−265287号公報(特許文献1)は、LED(Light Emitting Diode)照明の異常を検知する監視システムを開示する。この監視システムは、カメラと、LED照明とを備える。この監視システムによれば、LED照明の発光時にカメラにより撮影される特定文字パターンの輝度を認識することによって、LED照明の異常を検知することができる。
特開2007−265287号公報
上記特許文献1に開示される監視システムにおいては、ライト(LED照明)の異常を検知するためのカメラ撮影は夜間に行なわれる。したがって、カメラにより撮影される画像の輝度は主にライトの光に依存し、ライト以外の光(たとえば、太陽光)の影響は比較的小さい。
しかしながら、ライトの異常検知は必ずしも特定の時間帯に行なわれるわけではない。時間帯や周囲の環境によっては、ライト以外の光の影響が大きくなる可能性もある。この場合には、上記特許文献1に開示される方法によっては、ライトの異常を正確に検知することができない場合が起こり得る。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライトの異常を検知することができる異常検知装置及び報知装置を提供することである。
この発明のある局面に従う異常検知装置は、ライトの異常を検知する。異常検知装置は、センサと、メモリと、制御部とを備える。センサは、ライトに関する物理量を検知する。メモリは、ライトの異常を検知するための基準を記憶する。制御部は、ライトの点灯中にセンサにより検知された物理量と、ライトの消灯中にセンサにより検知された物理量との差、及び上記基準に基づいてライトの異常を検知する。
ライトの点灯中にセンサにより検知された物理量とライトの消灯中にセンサにより検知された物理量との差は、ライトの点灯中にセンサにより検知された物理量から、ライト以外の光の影響を除去した値に相当する。すなわち、この異常検知装置においては、ライト以外の光の影響を除去した値に応じてライトの異常が検知される。したがって、この異常検知装置によれば、ライトの異常検知に関してライト以外の光の影響を低減することができるため、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライトの異常を検知することができる。
好ましくは、異常検知装置において、センサは、ライトの点灯中に物理量を継続的に検知する。制御部は、ライトの点灯開始時にセンサにより検知された物理量と、ライトの点灯中にセンサにより継続的に検知された物理量との差に基づいてライトの異常を検知する。
より好ましくは、異常検知装置において、制御部は、ライトの点灯開始時にセンサにより検知された物理量と、ライトの点灯中にセンサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を上回った場合にライトの異常を検知する。
この異常検知装置においては、ライトの点灯開始時にセンサにより検知された物理量と、ライトの点灯中にセンサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を一度でも超えた場合にライトの異常が検知される。したがって、この異常検知装置によれば、ライトの異常に関して少しでも疑いがある場合に、ライトの異常を検知することができる。
より好ましくは、異常検知装置において、制御部は、ライトの点灯開始時にセンサにより検知された物理量と、ライトの点灯中にセンサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度を超えた場合にライトの異常を検知する。
この異常検知装置においては、ライトの点灯開始時にセンサにより検知された物理量と、ライトの点灯中にセンサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を一度超えただけではライトの異常が検知されず、その頻度が所定頻度を超えた場合に初めてライトの異常が検知される。したがって、この異常検知装置によれば、ライトに異常が生じている可能性が高まってからライトの異常を検知することができる。
好ましくは、異常検知装置において、センサは照度センサであり、物理量は照度である。
好ましくは、異常検知装置において、センサはカラーセンサであり、物理量は色情報である。
この発明の別の局面に従う異常検知装置は、ライトの異常を検知する。異常検知装置は、照度センサと、カラーセンサと、制御部とを備える。照度センサは、ライトの照度を検知する。カラーセンサは、ライトの照度及び色情報を検知する。制御部は、照度センサにより検知された照度又はカラーセンサにより検知された色情報に基づいてライトの異常を検知する。そして、制御部は、照度センサにより検知された照度と、カラーセンサにより検知された照度との差が第2の所定値を上回った場合に照度センサ又はカラーセンサが異常であると判定する。
照度センサ又はカラーセンサを用いてライトの異常を検知する場合、照度センサ又はカラーセンサに異常が生じているとライトの異常を正確に検知することができない。仮に照度センサ及びカラーセンサが正常であるとすると、照度センサにより検知される照度とカラーセンサにより検知される照度とはほぼ同一になるはずである。この異常検知装置においては、照度センサにより検知された照度と、カラーセンサにより検知された照度との差が第2の所定値を超えた場合に照度センサ又はカラーセンサが異常であると判定される。したがって、この異常検知装置によれば、照度センサ又はカラーセンサの異常を検知することができ、結果的に、ライトの異常を正確に検知することができる。
この発明によれば、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライトの異常を検知することができる異常検知装置及び報知装置を提供することができる。
実施の形態1に従う異常検知装置が適用される異常検知システムの全体構成図である。 ライトの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。 ライトが継続的に点灯することによる照度の変化を示す図である。 ライトの異常が検知される場合の照度変化の他の一例を示す図である。 報知部の報知処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例におけるライトの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に従う異常検知装置が適用される異常検知システムの全体構成図である。 L*a*b*表色系の座標空間を示す図である。 ライトの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例におけるライトの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に従う異常検知装置が適用される異常検知システムの全体構成図である。 照度センサ又はカラーセンサの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組み合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
[異常検知システムの全体構成]
図1は、実施の形態1に従う異常検知装置が適用される異常報知システムの全体構成図である。図1を参照して、異常報知システム10は、異常検知装置100と、ライト200と、報知部300と、システム起動スイッチ350と、ライト点灯スイッチ360とを含む。
異常報知システム10においては、異常検知装置100によってライト200の異常が検知される。ライト200の異常が検知されると、異常検知装置100は、ライト200の交換又は修理をユーザに促すための報知を行なうように報知部300を制御する。異常報知システム10によれば、ユーザは、ライト200の故障前にライト200の交換又は修理の必要性を認識することができる。
ライト200は、不図示の電源から電力の供給を受けることにより発光する光源である。ライト200は、たとえばLED照明や車両のヘッドライト等である。
報知部300は、ライト200の交換又は修理をユーザに促すための報知を行なう。報知部300は、異常検知装置100によってライト200の異常が検知された場合に、異常検知装置100から指示を受けて上記報知を行なう。報知部300は、たとえばディスプレイやスピーカである。たとえば、報知部300がディスプレイである場合には、ライト200の交換又は修理をユーザに促す画面がライト200の異常時にディスプレイに表示される。
システム起動スイッチ350は、異常報知システム10を起動又は停止するためのスイッチである。ユーザは、システム起動スイッチ350を操作することにより、異常報知システム10を起動又は停止することができる。システム起動スイッチ350は、たとえばプッシュ式のスイッチやスライド式のスイッチであってもよい。たとえば異常報知システム10が車両である場合には、システム起動スイッチ350は、車両のスタートスイッチやイグニッションキーであってもよい。
ライト点灯スイッチ360は、ライト200を点灯又は消灯するためのスイッチである。ユーザは、ライト点灯スイッチ360を操作することにより、ライト200を点灯又は消灯することができる。ライト点灯スイッチ360は、たとえばプッシュ式のスイッチやスライド式のスイッチであってもよい。
異常検知装置100は、照度センサ110と、メモリ120と、コントローラ130とを含む。
照度センサ110は、ライト200の照度(ライト200に関する物理量の一例)を検知する。照度センサ110は、ライト200の光を受光できる位置に配置される。
メモリ120は、ライト200の異常を検知するための基準となる基準照度(基準量の一例)を記憶する。基準照度については後程詳しく説明する。メモリ120は、たとえばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。
コントローラ130は、照度センサ110により検知されたライト200の照度、及び、メモリ120に記憶された基準照度に基づいて、ライト200の異常を検知する。コントローラ130によるライト200の異常検知方法については後程詳しく説明する。
[時間帯や周囲環境に依存しないライト異常検知]
上記のような構成の異常報知システム10において、照度センサ110は、ライト200から発せられる光のみではなく、太陽光等の外光も受光する。したがって、照度センサ110により検知される照度は、ライト200の光及び外光に起因する照度である。ライト200の異常検知が外光の明るさがほぼ同一の状況で常に行なわれるのであれば、単純に照度センサ110により検知される照度を監視することによって、ライト200の異常を検知することができる。
しかしながら、ライト200の異常検知は必ずしも外光の明るさが同一の状況で行なわれるわけではない。時間帯や周囲の環境によっては、外光の影響が大きくなる可能性もある。この場合には、単純に照度センサ110により検知される照度を監視するだけではライト200の異常を検知することができない。
そこで、この実施の形態1に従う異常検知装置100において、コントローラ130は、ライト200の点灯中に照度センサ110により検知された照度とライト200の消灯中に照度センサ110により検知された照度との差、及び基準照度に基づいてライト200の異常を検知する。より具体的には、コントローラ130は、ライト200の点灯中に照度センサ110により検知された照度とライト200の消灯中に照度センサ110により検知された照度との差が基準照度を下回った場合にライト200の異常を検知する。基準照度としては、たとえば、ライト200の新品時の照度(外光の影響なし)の80%の値が設定される。
ライト200の点灯中に照度センサ110により検知された照度と、ライト200の消灯中に照度センサ110により検知された照度との差は、ライト200の点灯中に照度センサ110により検知された照度から、ライト200以外の光の影響を除去した値に相当する。すなわち、この異常検知装置100においては、ライト200以外の光の影響を除去した値が基準照度を下回った場合にライト200の異常が検知される。したがって、この異常検知装置100によれば、ライト200の異常検知に関してライト200以外の光の影響を低減することができるため、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライト200の異常を検知することができる。
[ライト異常検知の処理手順]
図2は、ライト200の異常検知の処理手順を示すフローチャートである。図2を参照して、このフローチャートにより示される処理は、異常報知システム10の作動中にコントローラ130において不図示のメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
コントローラ130は、システム起動スイッチ350を通じてユーザから異常報知システム10の起動指示を受けたか否かを判定する(ステップS100)。なお、コントローラ130のうち異常報知システム10の起動指示を受けるブロックは、異常報知システム10の停止中にも作動している。
異常報知システム10の起動指示を受けていないと判定されると(ステップS100においてNO)、処理はメインルーチンに戻される。一方、異常報知システム10の起動指示を受けたと判定されると(ステップS100においてYES)、コントローラ130は、ライト200消灯中に照度センサ110で検知されたセンサデータ(照度情報)をメモリ120に記憶させる(ステップS110)。上述の通り、このセンサデータは、ライト200点灯中の照度センサ110のセンサデータに含まれるライト200以外の光の影響を除去するために用いられる。
その後、コントローラ130は、ライト点灯スイッチ360を通じてユーザからライト200の点灯指示を受けたか否かを判定する(ステップS120)。ライト200の点灯指示を受けていないと判定されると(ステップS120においてNO)、処理は再びステップS110に移行し、コントローラ130は、メモリ120に記憶されたライト200消灯中のセンサデータを更新する。
一方、ライト200の点灯指示を受けたと判定されると(ステップS120においてYES)、コントローラ130は、ライト200点灯開始時(ライト200点灯直後)に照度センサ110で検知された照度情報をメモリ120に記憶させる(ステップS130)。なお、照度情報をメモリに記憶させるタイミング(ライト200点灯開始時)は、必ずしもライト200点灯直後である必要はなく、たとえばライト200の点灯開始から所定時間経過後であってもよい。
その後、コントローラ130は、メモリ120にアクセスすることにより、ライト200点灯開始時に照度センサ110で検知された照度と、ライト200消灯中に照度センサ110で検知された照度との差D1を演算する(ステップS140)。具体的には、コントローラ130は、ライト200点灯開始時の照度からライト200消灯中の照度を差し引く演算を実行する。差D1は、ライト200点灯中の照度センサ110のセンサデータからライト200以外の光の影響が除去された値に相当する。
差D1が演算されると、コントローラ130は、差D1がメモリ120に記憶されている基準量(基準照度)を下回っているか否かを判定する(ステップS150)。基準照度は、上述の通り、たとえばライト200の新品時の照度(外光の影響なし)の80%の値である。すなわち、ステップS150においては、ライト200の照度が新品時から所定以上低下しているかが判定されている。
演算された差D1が基準照度を下回っていると判定されると(ステップS150においてYES)、ライト200の故障時期が近づいている可能性が高いため、コントローラ130は、ライト200の異常を検知し、異常検知信号を報知部300に出力する(ステップS190)。異常検知信号を受けた後の報知部300における処理については後程詳しく説明する。
一方、演算された差D1が基準照度以上であると判定されると(ステップS150においてNO)、少なくともライト200の点灯直後の時点においてはライト200に異常が生じていない可能性が高い。この場合には、その後の継続的な点灯中にライト200に異常が生じた時にも異常検知を行なえるようにするために、コントローラ130は、ライト200が消灯されるまでステップS160〜S180の処理を繰り返し実行する。
すなわち、コントローラ130は、まず、ライト200点灯開始時に照度センサ110で検知された照度と、照度センサ110で現在検知された照度との差D2(絶対値)を演算する(ステップS160)。具体的には、コントローラ130は、ライト200点灯開始時の照度と現在の照度との差の絶対値を演算する。その後、コントローラ130は、ステップS160において演算された差D2が第1の所定値を上回ったか否かを判定する(ステップS170)。ステップS160,S170における処理の趣旨を次に説明する。
図3は、ライト200が継続的に点灯することによる照度の変化を示す図である。図3を参照して、横軸は時間を示し、縦軸はライト200の照度を示す。実線で示される照度変化L1は、ライト200が正常である場合の照度変化を示す。一方、一点鎖線で示される照度変化L2は、ライト200の点灯中に異常が検知される場合の照度変化を示す。ライト200の点灯開始時である時刻t0において、ライト200の照度は、L1,L2共にlu1である。
照度変化L1の変化からも分かるように、ライト200が正常であったとしても、ライト200の照度はノイズにより多少変動する。この実施の形態1においては、点灯開始時からのライト200の照度の変動量が第1の所定値を上回る場合に、照度の変動が単なるノイズの影響とはいえないため、ライト200の異常が検知される。第1の所定値としては、ノイズによる照度の変動がライト200の異常と誤検知されないような値が予め定められる。第1の所定値を示す情報は、たとえばメモリ120に記憶されている。時刻t1において、照度変化L2が示す照度と点灯開始時の照度(lu1)との差D2は、第1の所定値を上回る。これにより、ライト200の異常が検知される。すなわち、異常検知装置100によれば、ライト200点灯中の照度変化を監視するだけで、ライト200の異常を検知することができる。
なお、ライト200の異常が検知される場合のライト200の照度変化は、図3に示されるような、照度が時間の経過と共に徐々に低下する例に限られない。図4は、ライト200の異常が検知される場合の照度変化の他の一例を示す図である。図4を参照して、横軸は時間を示し、縦軸はライト200の照度を示す。実線で示される照度変化L10は、ライト200が正常である場合の照度変化を示す。一方、一点鎖線で示される照度変化L20は、ライト200の点灯中に異常が検知される場合の照度変化を示す。照度変化L20は、照度変化L10と比較して、振幅が大きく変化する。ライト200の点灯開始時である時刻t10において、ライト200の照度は、L10,L20共にlu10である。そして、時刻t11の時点で、照度変化L20が示す照度と点灯開始時の照度(lu10)との差D2は、第1の所定値を上回る。したがって、時刻t11の時点でライト200の異常が検知される。
再び図2を参照して、ステップS170において、差D2(ステップS160において演算)が第1の所定値を上回ったと判定されると(ステップS170においてYES)、ライト200の故障時期が近づいている可能性が高いため、コントローラ130は、ライト200の異常を検知し、異常検知信号を報知部300に出力する(ステップS190)。
一方、差D2が第1の所定値以下であると判定されると(ステップS170においてNO)、コントローラ130は、ライト200が消灯されたか否かを判定する(ステップS180)。ライト200が消灯されていないと判定されると(ステップS180においてNO)、処理は再びステップS160に移行する。一方、ライト200が消灯されたと判定されると(ステップS180においてYES)、処理はメインルーチンに戻される。
以上のように、実施の形態1に従う異常検知装置100において、コントローラ130は、ライト200の点灯中に照度センサ110により検知された照度(物理量の一例)とライト200の消灯中に照度センサ110により検知された照度との差D1が基準照度(基準の一例)を下回った場合にライト200の異常を検知する。この異常検知装置100によれば、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライト200の異常を検知することができる。
また、実施の形態1に従う異常検知装置100において、コントローラ130は、ライト200の点灯開始時に照度センサ110により検知された照度(物理量の一例)とライト200の点灯中に照度センサ110により継続的に検知された照度との差D2に基づいてライト200の異常を検知する。この異常検知装置100によれば、ライト200の点灯中の照度変化を監視するだけでライト200の異常を検知することができる。
[報知処理手順]
図5は、報知部300の報知処理手順を示すフローチャートである。図5を参照して、このフローチャートに示される処理は、異常報知システム10の作動中に報知部300(たとえば報知部300がディスプレイである場合には、ディスプレイに含まれるコントローラ)において不図示のメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
報知部300は、コントローラ130から異常検知信号を受信したか否かを判定する(ステップS200)。異常検知信号を受信していないと判定されると(ステップS200においてNO)、処理はメインルーチンに戻る。一方、異常検知信号を受信したと判定されると(ステップS200においてYES)、報知部300は、ライト200の交換又は修理をユーザに促すための報知を行なう(ステップS210)。たとえば報知部300がディスプレイである場合には、ディスプレイは、ライト200の交換又は修理をユーザに促す画面を表示する。その後、処理はメインルーチンに戻る。
以上のように、この実施の形態1に従う異常報知システム10においては、外光の影響を除去したデータがライト200の異常検知に用いられるため、異常検知装置100は、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライト200の異常を検知し、ライト200の交換又は修理をユーザに適切に促すことができる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1においては、図2のステップS170,S190で、ライト200点灯開始時の照度と現在の照度との差が一度でも第1の所定値を超えるとライト200の異常が検知された。これにより、実施の形態1に従う異常報知システム10によれば、ライト200の異常に関して少しでも疑いがある場合に、ライト200の異常を検知することができる。
この実施の形態1の変形例においては、ライト200点灯開始時の照度と現在の照度との差が第1の所定値を一度超えただけではライト200の異常が検知されず、差が第1の所定値を超える頻度が所定頻度を超えた場合にライト200の異常が検知される。この変形例に従う異常検知装置100によれば、差が第1の所定値を一度超えただけではライト200の異常が検知されないため、ライト200に異常が生じている可能性が高まってからライト200の異常を検知することができる。また、ノイズ等による誤検出も防止することができる。
図6は、実施の形態1の変形例におけるライト200の異常検知の処理手順を示すフローチャートである。図6を参照して、このフローチャートは、図2のフローチャートに対してステップS175の処理を加えたものである。ここでは、主に実施の形態1と異なる点について説明する。なお、図6に示されるフローチャートの処理は、異常報知システム10の作動中にコントローラ130において不図示のメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
ステップS170において、ライト200点灯開始時に照度センサ110で検知された照度と、照度センサ110で現在検知された照度との差D2が第1の所定値を上回ったと判定されると(ステップS170においてYES)、コントローラ130は、差D2が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度以上か否かを判定する(ステップS175)。たとえば、コントローラ130は、直近の数サイクルにおいて差D2が第1の所定値を上回った回数が所定回数以上か否かを判定する。
差D2が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度以上であると判定されると(ステップS175においてYES)、コントローラ130は、ライト200の異常を検知し、異常検知信号を報知部300に出力する(ステップS190)。一方、差D2が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度未満であると判定されると(ステップS175においてNO)、処理はステップS180に移行する。
この変形例に従う異常検知装置100においては、差D2が第1の所定値を一度超えただけではライト200の異常が検知されず、差D2が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度以上となった場合にのみライト200の異常が検知される。したがって、この変形例に従う異常検知装置100によれば、ライト200に異常が生じている可能性が高まってからライト200の異常を検知することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、物理量として照度センサ110で検知される照度を用いる例について説明した。実施の形態2においては、物理量としてカラーセンサ110Aで検知される色情報を用いて、ライト200の異常を検知する例について説明する。
[異常検知システムの全体構成]
図7は、実施の形態2に従う異常検知装置が適用される異常検知システムの全体構成図である。図7を参照して、異常報知システム10Aは、実施の形態1における異常検知装置100に代えて、異常検知装置100Aを含む。他の構成については、実施の形態1と同様である。
異常検知装置100Aは、ライト200の異常を検知する。異常検知装置100Aは、カラーセンサ110Aと、メモリ120Aと、コントローラ130Aとを含む。
カラーセンサ110Aは、ライト200から発せられる光の色情報(ライト200に関する物理量の一例)を検知する。また、カラーセンサ110Aは、ライト200の照度も検知することができる。カラーセンサ110Aにより検知される色情報は、たとえばL*a*b*表色系における座標情報を用いて表現される。カラーセンサ110Aは、ライト200の光を受光できる位置に配置される。
メモリ120Aは、ライト200の異常を検知するための基準となる基準距離(基準の一例)を記憶する。たとえば、色情報がL*a*b*表色系の座標情報を用いて表現される場合、基準距離には、たとえば、新品のライト200点灯時の座標と新品のライト200消灯時の座標との距離(色差)の80%の値が設定される。この基準距離は、実施の形態1における基準照度と同様、カラーセンサ110Aのセンサデータからライト200A以外の光の影響を除去するために用いられる。メモリ120Aは、たとえばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。
コントローラ130Aは、カラーセンサ110Aにより検知されたライト200の光の色情報、及び、メモリ120Aに記憶された基準距離に基づいて、ライト200の異常を検知する。
[カラーセンサを用いたライト異常検知]
図8は、L*a*b*表色系の座標空間を示す図である。図8を参照して、L*軸は明度を示し、a*軸及びb*軸は色度(色相及び彩度)を示す。座標C_OFFは、ライト200消灯中にカラーセンサ110Aにより検知される色情報が示す座標の一例である。座標C_ON1は、ライト200の点灯開始時(点灯直後)にカラーセンサ110Aにより検知される色情報が示す座標の一例である。座標C_ON2及びC_ON3は、ライト200の継続的な点灯中にカラーセンサ110Aにより検知される色情報が示す座標の一例である。
実施の形態2に従う異常検知装置100Aにおいては、ライト200の異常を検知するために、ライト200の点灯開始時にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示す座標(C_ON1)と、ライト200の消灯中にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示す座標(C_OFF)との距離Δが演算される。この距離Δは、たとえば、ライト200の点灯開始時にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示すベクトルと、ライト200の消灯中にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示すベクトルとの差の絶対値ということもできる。演算された距離Δは、ライト200点灯中のカラーセンサ110Aのセンサデータからライト200以外の光の影響が除去された値に相当する。
実施の形態2においては、演算された距離Δが基準範囲(基準距離±α)に収まらない場合に、ライト200の異常が検知される。すなわち、この実施の形態2においては、ライト200の点灯開始時にライト200により発せられる光の色が新品時から所定以上変化した場合に、ライト200の異常が検知される。
異常検知装置100Aによれば、実施の形態1に従う異常検知装置100と同様、ライト200の異常検知に関してライト200以外の光の影響を低減することができるため、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライト200の異常を検知することができる。
また、異常検知装置100Aにおいては、ライト200の点灯中にカラーセンサ110Aにより検知される色情報が示す座標(C_ON2又はC_ON3)が、ライト200の点灯開始時にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示す座標(C_ON1)を中心とする半径r1の球内に存在するか否かが判定される。すなわち、異常検知装置100Aにおいては、ライト200点灯開始時の光の色と、現在の光の色とが所定の類似度を有するか否かが判定される。これは、ライト200の継続的な点灯中にライト200に異常が生じた時にも異常検知を行なうためである。
ライト200が正常であったとしても、実施の形態1におけるライト200の照度と同様、ライト200の色情報が示す座標はノイズにより多少変動する。この実施の形態2においては、ライト200の点灯開始時にカラーセンサ110Aにより検知された色情報が示す座標(C_ON1)と、カラーセンサ110Aにより現在検知された色情報が示す座標(C_ON2又はC_ON3)との距離(距離r)が第1の所定値(距離r1)を上回った場合(距離rが半径r1の球内に存在しない場合)に、座標の変動が単なるノイズの影響とはいえないため、ライト200の異常が検知される。第1の所定値としては、ノイズによる座標の変動がライト200の異常と誤検知されないような値が予め定められる。第1の所定値を示す情報は、たとえばメモリ120Aに予め記憶されている。なお、第1の所定値は、実施の形態1における第1の所定値とは異なるものである。
たとえば、カラーセンサ110Aにより現在検知された色情報が示す座標がC_ON2である場合には、座標C_ON1と座標C_ON2との距離が第1の所定値(距離r1)よりも小さいため、ライト200の異常は検知されない。一方、カラーセンサ110Aにより現在検知された色情報が示す座標がC_ON3である場合には、座標C_ON1と座標C_ON3との距離が第1の所定値(距離r1)を上回るため、ライト200の異常が検知される。すなわち、異常検知装置100Aによれば、ライト200点灯中の色情報の変化を監視するだけで、ライト200の異常を検知することができる。
[ライト異常検知の処理手順]
図9は、実施の形態2における、ライト200の異常検知の処理手順を示すフローチャートである。図9を参照して、このフローチャートは、一部のステップにおいて、図2に示されるフローチャートと共通する。実施の形態2においては、実施の形態1において実行された図2のステップS110,S130〜S170に代えて、ステップS110A,S130A〜S170Aがそれぞれ実行される。ここでは、主に実施の形態1と異なる点について説明する。なお、図9に示されるフローチャートの処理は、異常報知システム10Aの作動中にコントローラ130Aにおいて不図示のメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
ステップS100において、異常報知システム10Aの起動指示を受けたと判定されると(ステップS100においてYES)、コントローラ130Aは、ライト200消灯中にカラーセンサ110Aで検知されたセンサデータ(L*a*b*表色系の座標情報を用いて表現される色情報)をメモリ120Aに記憶させる(ステップS110A)。
その後、ステップS120において、ライト200の点灯指示を受けていないと判定されると(ステップS120においてNO)、処理は再びステップS110Aに移行し、コントローラ130Aは、メモリ120Aに記憶されたライト200消灯中のセンサデータを更新する。一方、ステップS120において、ライト200の点灯指示を受けたと判定されると(ステップS120においてYES)、コントローラ130Aは、ライト200点灯開始時にカラーセンサ110Aで検知された色情報をメモリ120Aに記憶させる(ステップS130A)。
そして、コントローラ130Aは、メモリ120Aにアクセスすることにより、ライト200点灯開始時にカラーセンサ110Aで検知された色情報と、ライト200消灯中にカラーセンサ110Aで検知された色情報との色差(L*a*b*表色系における座標間距離L1)を演算する(ステップS140A)。座標間距離L1が演算されると、コントローラ130Aは、座標間距離L1がメモリ120Aに記憶される基準範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS150A)。
座標間距離L1が基準範囲に収まっていないと判定されると(ステップS150AにおいてNO)、コントローラ130Aは、ライト200の異常を検知し、異常検知信号を報知部300に出力する(ステップS190)。一方、座標間距離L1が基準範囲に収まっていると判定されると(ステップS150AにおいてYES)、コントローラ130Aは、ライト200点灯中にライト200に異常が生じないかを継続的に検知するために、ライト200点灯開始時にカラーセンサ110Aで検知された色情報と、カラーセンサ110Aで現在検知された色情報との色差(座標間距離L2)を演算する(ステップS160A)。
その後、コントローラ130Aは、座標間距離L2が第1の所定値を上回ったか否かを判定する(ステップS170A)。座標間距離L2が第1の所定値を上回ったと判定されると(ステップS170AにおいてYES)、コントローラ130Aは、ライト200の異常を検知し、異常検知信号を報知部300に出力する(ステップS190)。一方、演算された差が第1の所定値以下であると判定されると(ステップS170AにおいてNO)、コントローラ130Aは、ライト200が消灯されたか否かを判定する(ステップS180)。ライト200が消灯されていないと判定されると(ステップS180においてNO)、処理は再びステップS160Aに移行する。一方、ライト200が消灯されたと判定されると(ステップS180においてYES)、処理はメインルーチンに戻される。
以上のように、実施の形態2に従う異常検知装置100Aにおいて、コントローラ130Aは、ライト200の点灯中にカラーセンサ110Aにより検知された色情報(物理量の一例)とライト200の消灯中にカラーセンサ110Aにより検知された色情報との色差(座標間距離L1)が基準範囲(基準の一例)に収まらない場合にライト200の異常を検知する。この異常検知装置100Aによれば、時間帯や周囲の環境に拘わらず、ライト200の異常を検知することができる。
また、実施の形態2に従う異常検知装置100Aにおいて、コントローラ130Aは、ライト200の点灯開始時にカラーセンサ110Aにより検知された色情報(物理量の一例)とライト200の点灯中にカラーセンサ110Aにより継続的に検知された色情報との色差(座標間距離L2)に基づいてライト200の異常を検知する。この異常検知装置100Aによれば、ライト200の点灯中の色差変化を監視するだけでライト200の異常を検知することができる。
(実施の形態2の変形例)
実施の形態2においては、ライト200の点灯開始時(点灯直後)の異常検知(図9のステップS100〜S150Aに対応)、及び、ライト200点灯中の異常検知(図9のステップS160A〜S180に対応)の両方の異常検知において色情報が用いられた。この実施の形態2の変形例においては、ライト200の点灯中の異常検知においては色情報が用いられるが、ライト200の点灯開始時の異常検知においてはライト200の照度(実施の形態1に対応)が用いられる。
図10は、実施の形態2の変形例におけるライト200の異常検知の処理手順を示すフローチャートである。図10を参照して、このフローチャートは、図9のフローチャートのステップS110A,S130A〜S150Aを図2のフローチャートのステップS110,S130〜A150にそれぞれ置き換えたものである。この実施の形態2の変形例に従う異常検知装置100Aによれば、ライト200の点灯開始時にはライト200の照度に基づいてライト200の異常を検知することができ、ライト200の点灯中には色差変化に基づいてライト200の異常を検知することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1に従う異常検知装置100においては、照度センサ110を用いることによって、ライト200の異常が検知された。実施の形態2に従う異常検知装置100Aにおいては、カラーセンサ110Aを用いることによって、ライト200の異常が検知された。この実施の形態3に従う異常検知装置100Bにおいては、照度センサ110を用いたライト200の異常検知と、カラーセンサ110Aを用いたライト200の異常検知との両方が行なわれる。照度センサ110,カラーセンサ110Aを用いたライト200の異常検知の方法は、実施の形態1,2におけるライト200の異常検知の方法とそれぞれ同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
実施の形態1,2におけるライト200の異常検知方法を採用した場合、照度センサ110又はカラーセンサ110Aに異常が生じるとライト200の異常を正確に検知することができない。そこで、この実施の形態3に従う異常検知装置100Bにおいては、実施の形態1,2におけるライト200の異常検知に加えて、照度センサ110又はカラーセンサ110Aに異常が生じた場合に、その異常を検知する。以下、実施の形態1,2と異なる点を中心に説明する。
[報知装置の全体構成]
図11は、実施の形態3に従う異常検知装置が適用される異常検知システムの全体構成図である。図11を参照して、異常報知システム10Bは、実施の形態1に従う異常検知装置100又は実施の形態2に従う異常検知装置100Aに代えて、異常検知装置100Bを含む。他の構成については、実施の形態1,2と同様である。
異常検知装置100Bは、ライト200の異常を検知する。異常検知装置100Bは、照度センサ110と、カラーセンサ110Aと、メモリ120Bと、コントローラ130Bとを含む。
照度センサ110は、ライト200の照度を検知する。カラーセンサ110Aは、ライト200から発せられる光の色情報を検知する。上述のように、この実施の形態3においては、照度センサ110により検知されるライト200の照度を用いた異常検知と、カラーセンサ110Aにより検知されるライト200の光の色情報を用いた異常検知との両方が行なわれる。
カラーセンサ110Aは、色情報の他に照度も検知することができる。この実施の形態3においては、カラーセンサ110Aにより検知された照度の情報を用いることによって照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常が検知される。照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常検知方法については後程詳しく説明する。
メモリ120Bは、ライト200の異常を検知するための基準となる基準照度及び基準距離を記憶する。基準照度は、実施の形態1と同様に照度センサ110を用いたライト200の異常検知に用いられ、基準距離は、実施の形態2と同様にカラーセンサ110Aを用いたライト200の異常検知に用いられる。
コントローラ130Bは、照度センサ110により検知された照度と、カラーセンサ110Aにより検知された照度とを用いて照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常を検知する。仮に照度センサ110及びカラーセンサ110Aの双方が正常であるとすると、照度センサ110により検知される照度とカラーセンサ110Aにより検知される照度とはほぼ同一になるはずである。
そこで、コントローラ130Bは、照度センサ110により検知された照度と、カラーセンサ110Aにより検知された照度との差が第2の所定値を上回った場合に照度センサ110又はカラーセンサ110Aが異常であると判定する。すなわち、コントローラ130Bは、照度センサ110及びカラーセンサ110Aの相互監視を行なう。なお、第2の所定値としては、たとえば照度センサ110及びカラーセンサ110Aの個体差等により生じる検知結果の違いが照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常と誤検知されないような値が予め定められる。
これにより、異常検知装置100Bによれば、照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常を検知することができる。次に、照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常検知の具体的処理手順について説明する。
[照度センサ又はカラーセンサの異常検知処理手順]
図12は、照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常検知の処理手順を示すフローチャートである。図12を参照して、このフローチャートにより示される処理は、異常報知システム10Bの作動中にコントローラ130Bにおいて不図示のメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
コントローラ130Bは、照度センサ110を用いたライト200の異常検知を行なう(ステップS300)。これは、実施の形態1において説明したライト200の異常検知である。上述の通り、照度センサ110を用いたライト200の異常検知の過程で、ライト200の照度情報が取得される。なお、この実施の形態3においては、ステップS300においてライト200の異常が検知されたとしても、処理はメインルーチンに戻らずにステップS310に移行する。
その後、コントローラ130Bは、カラーセンサ110Aを用いてライト200の異常検知を行なう(ステップS310)。これは、実施の形態2において説明したライト200の異常検知である。カラーセンサ110Aを用いたライト200の異常検知の過程で、ライト200の照度情報が取得されるものとする。なお、この実施の形態3においては、ステップS300においてライト200の異常が検知されたとしても、処理はメインルーチンに戻らずにステップS320に移行する。
コントローラ130Bは、ステップS300において照度センサ110により検知された照度と、ステップS310においてカラーセンサ110Aにより検知された照度との差I1を演算する(ステップS320)。
そして、コントローラ130Bは、差I1が上述の第2の所定値を上回ったか否かを判定する(ステップS330)。差I1が第2の所定値を上回ったと判定されると(ステップS330においてYES)、差I1が照度センサ110及びカラーセンサ110Aの個体差等によるものとはいえないため、コントローラ130Bは、照度センサ110又はカラーセンサ110Aに異常が生じていると判定する。一方、差I1が第2の所定値以下であると判定されると(ステップS330においてNO)、コントローラ130Bは、照度センサ110及びカラーセンサ110Aの両方が正常であると判定する(ステップS350)。その後、処理はメインルーチンに戻される。
以上のように、この実施の形態3に従う異常検知装置100Bにおいて、コントローラ130Bは、照度センサ110により検知された照度と、カラーセンサ110Aにより検知された照度との差が第2の所定値を上回った場合に照度センサ110又はカラーセンサ110Aが異常であると判定する。この異常検知装置100Bによれば、照度センサ110又はカラーセンサ110Aの異常を検知することができ、結果的に、ライト200の異常を正確に検知することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、この発明の実施の形態として実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、この発明は必ずしもこの実施の形態1〜3に限定されない。ここでは、他の実施の形態の一例について説明する。
実施の形態1,2において、基準量及び第1の所定値としては、予め定められた固定値が用いられることとした。しかしながら、基準量及び第1の所定値は、必ずしも固定値としなくてもよい。たとえば、インターネットを通じて基準量及び第1の所定値が更新されるような構成としてもよい。たとえば、インターネットを通じて取得される基準量及び第1の所定値は、ビッグデータを用いて生成される。異常報知システム10,10Aにおけるライト200故障時の多数のデータがインターネットを通じて収集され、収集された多数のデータに基づいて最適な基準量及び第1の所定値が順次更新される。異常報知システム10,10Aは、適宜、最新の基準量及び第1の所定値を取得することで、より正確にライト200の異常を検知することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B 異常報知システム、100,100A,100B 異常検知装置、110 照度センサ、110A カラーセンサ、120,120A,120B メモリ、130,130A,130B コントローラ、200 ライト、300 報知部、350 システム起動スイッチ、360 ライト点灯スイッチ。

Claims (7)

  1. ライトの異常を検知する異常検知装置であって、
    前記ライトに関する物理量を検知するセンサと、
    前記異常を検知するための基準を記憶するメモリと、
    前記ライトの点灯中に前記センサにより検知された物理量と、前記ライトの消灯中に前記センサにより検知された物理量との差、及び前記基準に基づいて前記異常を検知する制御部とを備え
    前記センサは、前記ライトの点灯中に前記物理量を継続的に検知し、
    前記制御部は、前記ライトの点灯開始時に前記センサにより検知された物理量と、前記ライトの点灯中に前記センサにより継続的に検知された物理量との差に基づいて前記異常を検知する、異常検知装置。
  2. 前記制御部は、前記ライトの点灯開始時に前記センサにより検知された物理量と、前記ライトの点灯中に前記センサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を上回った場合に前記異常を検知する、請求項に記載の異常検知装置。
  3. 前記制御部は、前記ライトの点灯開始時に前記センサにより検知された物理量と、前記ライトの点灯中に前記センサにより継続的に検知された物理量との差が第1の所定値を上回る頻度が所定頻度を超えた場合に前記異常を検知する、請求項に記載の異常検知装置。
  4. 前記センサは照度センサであり、前記物理量は照度である、請求項1〜のいずれか1項に記載の異常検知装置。
  5. 前記センサはカラーセンサであり、前記物理量は色情報である、請求項1〜のいずれか1項に記載の異常検知装置。
  6. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載の異常検知装置と、
    前記ライトの交換又は修理をユーザに促すための報知を行なう報知部とを備え、
    前記報知部は、前記制御部により前記異常が検知されるのに応じて前記報知を行なう、報知装置。
  7. ライトの異常を検知する異常検知装置であって、
    前記ライトの照度を検知する照度センサと、
    前記ライトの照度及び色情報を検知するカラーセンサと、
    前記照度センサにより検知された照度又は前記カラーセンサにより検知された色情報に基づいて前記ライトの異常を検知する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記照度センサにより検知された照度と、前記カラーセンサにより検知された照度との差が第2の所定値を上回った場合に前記照度センサ又は前記カラーセンサが異常であると判定する、異常検知装置。
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